男「地獄に落ちた」
女「こんちゃー」
男「あ、こんにちは。ここって地獄なんですよね?」
女「そうだよ、ほら案内板に書いてあるじゃん」
男「いや、ドッキリかなにかかと」
女「あっはっはー。どんまい」
男「軽いっすね」
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男「ここは地獄なのに、お気楽ですね」
女「いやー、忙しい時こそ元気に行こうかなっと」
男「忙しいって……もしかして、今も罰の真っ最中ですか!?」
女「うんや、罰の方はちょっと代わってもらったとこ」
男「あ、代わってもらえたり出来るシステムなんですね」
女「お兄ちゃんは何をやらかしちまったんだい?」
男「それが……記憶が無いんです」
女「あらー、それは残念だね」
男「残念というか、まあ多分地獄に落ちるくらい悪いやつなら記憶なんて無い方がいいかもしれません」ハハッ
女「でも、罪を裁けないからこれから地獄に永住かもよ」
男「まじで」
男「あ、ごめんなさい、つい……」
女「いいっていいって、タメ語の方が楽だしさ」
男「えっと、じゃこれでいいかな?」
女「そそ、敬語なんて堅苦しいしさ」
男「ところで僕はこれからどうすればいいんだろう?」
女「んー、まずはあっちの役所に行って登録地獄かな」
男「役所あるの!?」
女「いや、役所なかったら大変じゃん。1日に何人地獄に来ると思ってるのさ」
男「正論だけど……」
女「住民登録に健康保険、地獄年金とー……まあ今やるのはそれくらいかな」
男「いや、地獄年金ってなに!? 健康保険も気になるけど!」
女「あと結婚する時も役所でな」
男「地獄で結婚出来んの!?」
保留荘の奴らみたいな展開だな
鬼灯「呼ばれた気がしてやって来ました」
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