冴島清美「天使と悪魔とプロデューサー」 (23)
清美「今日もお疲れ様ですプロデューサー!」
清美「撮影は恙無く終わりましたよ、ご心配なく」
清美「学園生活は学びの礎です。浮かれることなく、アイドルとしてビシバシいかないと」
清美「その役目を与えてくれたプロデューサーには、感謝の言葉もありませんよ!」
清美「あ、教室見ていきますか? 掃除が終わったところなんです」
清美「よりよい風紀作りのために、ぜひアドバイスが欲しいんです」
清美「さあさあ、遠慮なくどうぞ?」
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清美「ふふ、私の席はここですよ」
清美「一番前じゃなくてびっくりしてますか?」
清美「実は、真ん中の端っこくらいが、教室中を見渡せて便利なんです!」
清美「居眠り、私語、早弁……何一つ見過ごしません!」
清美「プロデューサーはもちろん、そんなことしませんよね?」
清美「……え!? 学生の頃はしてたんですか!?」
清美「むむ、これは超☆風紀委員として詳しく聞かなくてはいけませんね……」
清美「い、言っておきますけど! 別にプロデューサーの学生時代を知りたいとか、そういうのじゃありませんから!」
清美「ましてやプロデューサーのこともっと知りたいなとか、微塵も思ってませんからね!」
清美「あくまで参考のためです、ええ!」
早えーよホセ
清美「ふむふむ……学生時代は意外と不真面目だったんですね」
清美「今の姿からは想像も出来ません。少なくとも私から見て、プロデューサーはしっかりしてますから」
清美「なるほど、昔は寝坊があったんですね。これは周りの生徒でもよく見かけますね」
清美「まず寝坊は、普段の生活がたるんでいる証拠です! 規則正しい生活をしていれば、まず治せます!」
清美「な……なんなら、プロデューサーを毎朝起こしに行ってあげても……か、構いませんけど?」
清美「あ、い……今は治ってるんでしたね! いえ、再発の危険が! 超☆再発するかも!」
はえーよ、さっき漫画上がったとこだろww
支援
清美「ま……まあ、これからはモーニングコールで様子見といきましょう!」
清美「生活を超☆風紀委員の私とシェアすれば、自ずと清く美しい生活が実現します!」
清美「次に居眠りですが……プロデューサーは午後の授業に弱かったんですね」
清美「分からなくはありませんよ? ご飯を食べた後はどうしても眠くなってしまうというものです」
清美「そういえば、今日の午後の撮影、ちょっと眠そうにしていませんでしたか?」
清美「まさか昼食を食べて、ちょっぴりウトウしていたんじゃありませんか……?」
清美「いけませんよ! プロデューサーたる者、常に自分のアイドルの姿を目に焼き付けておかなくては!」
清美「せ、せっかくあんなに可愛い衣装を着ているのに……も、もったいないじゃないですか!」
清美「そもそもプロデューサーが着て欲しいと頼み込むから、私は超☆アイドルとしてですね、その……」
支援
───。
超☆天使「プロデューサーはプロデューサーだから、ああ言ってるんですよ!」
超☆悪魔「違う違う、プロデューサーは清美に気があるんですよ!」
超☆天使「違います! あくまでお仕事なんです!」
超☆悪魔「フフフ。悪魔のお仕事なら、もっと風紀を乱してもいいんですよ?」
───。
清美「ごほんごほん! えっと、プロデューサーは早弁もしていたんですよね?
清美「正しい食生活には食べる種類と、量、時間が大切なんです。それを乱すといくら食べても健康にはなれません」
清美「あ、そういえば。お昼は私のお弁当、食べてくれましたか?」
清美「プロデューサーは、いつも不健康な食事ばかりしていましたからね。私の食生活、見習ってもらえましたか?」
清美「……あれ、なんで目を逸らすんですか? あの……もしかして美味しくありませんでした……?」
清美「……」
清美「……塩と砂糖を間違えてた?」
清美「…………」
清美「す……すす、すみません! なんて初歩的なミスを!?」
清美「不味かったですよね! お、お弁当箱見せてください!」
清美「……え? カラだ……」
清美「あの……お塩とお砂糖を間違えてたんですよね?」
清美「食べられるような味じゃなかったと思うんですけど……」
清美「わ、私が作ったお弁当だから、ですか……?」
清美「……」
清美「あの、ありがとう……ございます……」
───。
超☆天使「これはプロデューサーの気遣いに過ぎないわ。鵜呑みにしちゃダメ」
超☆悪魔「何を言ってるんです。これはプロデューサーからのアプローチですよ!」
超☆天使「そんなはずがありません! こんな失敗をする女の子なんて……」
超☆悪魔「プロデューサーは、そんな清美が大好きかもしれないでしょう?」
超☆天使「プロデューサーが好きなのは、超☆風紀委員である清美のはずです!」
───。
清美「そ、そういえば! プロデューサーは私語もたくさんしてたそうですね!」
清美「確かに、日ごろの会話とコミュニケーションは大切です……」
清美「しかし! お仕事中に私語は慎むべきです!」
清美「私が撮影をしている最中に、お喋りに夢中になっていましたよね!?」
清美「まあ、あれぐらい綺麗な女性を見ると声を掛けたくなるのも、分からなくはありませんけども……」
清美「大事なアイドルが頑張っているのに……余所見は許せません!」
清美「……仕事の打ち合わせ? 新しい衣装の? むしろ飲みのお誘いを断った、って……」
清美「あ、あの。そこまでしなくても……別に私は、仕事中にちゃんと見てもらえるだけで、その」
清美「……は、はい。私もプロデューサーとお話したかったです」
清美「う……嬉しい、です。プロデューサー……」
───。
超☆天使「言っておきますけど、アイドルとして手が掛かるってだけですからね!」
超☆悪魔「いいえ、ちゃんと女の子として扱ってくれているんです!」
超☆天使「そんなはずがありません! プロデューサーはもっと女の子らしい子が好きなんです!」
超☆悪魔「だったら、女の子らしいところを見せてアピールしていきましょう?」
───。
清美「と、ところで! プロデューサーは……どんな女の子が、えっと、好き……なんですか?」
清美「いえ特に意味はなくて! ただ気になったというか、興味があるというか!」
清美「あ、き、興味といっても別にプロデューサーの好みが知りたいとか、そういう意味じゃないですからね!」
清美「ほら、千奈美さんとかプロデュースしてますから!」
清美「ああいう人が好みなのかなって!」
清美「つまり……ええと」
清美「プロデューサーの好きな、アイドルのこと……教えて欲しいかな、と」
清美「第一印象は……堅物だったんですか?」
清美「女の子なのに、それは珍しいですね。よほど生真面目な女の子なんですね」
清美「メガネでおさげで地味な……ふふ。私が言うのも変ですが、アイドルには向いてなさそうです」
清美「肩肘張ってて……面倒くさそうな子だったんですね」
清美「こう言うと怒るかもしれませんけど、よくそんな子をプロデュースする気になれましたね……」
清美「でも、そんな子がアイドルになれたのは、他でもない、プロデューサーのおかげですね!」
清美「大丈夫です、きっとその子はプロデューサーに感謝してるはずですよ!」
清美「だって、こんなに素敵な世界を見せてもらえるんですから。超☆幸せ者、です。ふふっ」
清美「……あ、もうこんな時間に?」
清美「プロデューサーと雑談するのも結構楽しいものですね!」
頑張れ悪魔
───。
超☆悪魔「どう? ずっと二人きりでお話していたいでしょう?」
超☆天使「何言ってるの? 自ら風紀を乱すなんて許さないわ!」
「何にしても強気でね! ガンガン押してリードする!」
超☆悪魔「え? でも相手はプロデューサー……」
「関係ないわ! 手綱はこっちが握るべき!」
超☆天使「なるほど……」
超☆全員「あれっ千奈美さん!?」
───。
清美「そこかッ!」
千奈美「あらっ」
清美「ぬ、盗み聞きなんて風紀違反です!」
千奈美「いや~良い雰囲気だったから、つい」
清美「つい、じゃありません!」
千奈美「そ・れ・に~……」
清美「な……なんですかっ」
千奈美「風紀が乱れそうな雰囲気だったから、ちょっとお手伝いしようかと……」
清美「ど、ど、どこがですかー!?」
千奈美「超☆アイドルが、Pさんと超☆風紀違反……皆に伝えちゃおうかしら」
清美「ち、千奈美さんっ! もう、プロデューサー! 笑ってないで千奈美さん捕まえるの手伝ってください!」
千奈美「うふふ。できるのかしらね?」
清美「風紀を乱す人は、この冴島清美が許しません!」
清美「超☆アイドルと、超☆プロデューサーですから! そうですよね、プロデューサー!」
おしまい
超☆SR可愛い
かわいい
かわいい
教えてくれ五飛、俺は後何回回せばいい?後何人、菲菲や765Rを移籍させればいいんだ?!ちひろは何も答えてくれない…教えてくれ!五飛!
ディ・モールト・ベネ!
清美ちゃんかわいい!
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