提督「俺の好きな艦娘、10人当てるまで帰れま10」(57)

誰か頼んだ

神通ちゃん可愛い

乗っ取っても凄い偏った話になりそう

金剛「提督ぅ、of courceワタシは入ってますよネ!!」

提督「入ってないよ。お前うるさいし」

金剛「No!ワタシはNoisyじゃなくCheerfullyでショーッ!」

比叡「大丈夫ですお姉さま!私の中のランキングではトップですから!」

赤城「戦艦娘それ自体は10人の中に入っているのですか?」

長門「まさか入って居ないということはないだろう。何故なら私が居るからな!」

加賀「長門さんということは、やっぱり7位なのかしらね」

長門「…? 何故だ?」

陸奥「あらあら、ひょっとしてビッグ7だからかしら?」

扶桑「ブフッ!」

山城「キャアっ!扶桑姉さまがお茶を吹き出したわ!どうしたのですか姉さま!」

伊勢「あらら、どうしたの扶桑?」

扶桑「ゲホッゲホッ……ごめ、な、何でもないわ、大丈夫……」

長門「そうか?では続けるぞ、いいな?」

扶桑「ええ、ええ。いいわ……続けて」

翔鶴「では改めて、結局長門さんは7位なんですか?」

長門「待て。何故7位と決めつける」

翔鶴「え、だって先ほど加賀さんがそう仰ってましたし。ねえ瑞鶴」

瑞鶴「えっ?いやね翔鶴姉、さっきのは違くて」

飛鷹「何々、何の話?」

陸奥「それが聞いてよ。さっき加賀さんがね」

加賀「も、もういいですから!」

長門「おい皆、だからさっきから何を言って……」

武蔵「まあまあ落ち着け長門、今大事なのはそちらでは無いだろう?」

長門「ああそうだったな、すまない」

武蔵「フッ、気にするな」

長門「それでは提督、改めて聞かせてもらうが当然私はそのらんきんぐとやらに入っているんだろうな?」

提督「…………いえ」

長門「……っ!っ!!」

武蔵「ま、まあその……そう気を落とすな……」

飛龍「こうなるとやっぱり戦艦の人は入ってないの?」

提督「いや、そんなことは無いぞ?ちゃんと入ってるよ戦艦」


金剛「誰デスかー!?ワタシや長門を差し置いて提督の寵愛を授かっているのはーっ!!」

Bismarck(ドキドキ)

Z1「どうしたのビスマルク?さっきから落ち着きがないみたいだけど」

Bismarck「な、何でもないわっ!!」

敷波「好きな艦娘、ね。どうせこんなでしょ」

1位:愛宕
2位:高雄
3位:千歳
4位:千代田
5位:あきつ丸
6位:浜風
7位:蒼龍
8位:五十鈴
9位:伊19
10位:潮

黒潮「何やえらい片寄った人選やなぁ」

満潮「どこみて決めてるのよ……」

龍驤「なっ!こらぁ助平すぎるでキミィ!」

提督「違っ…!冤罪だ!」

敷波「取り乱すとかますます怪しいじゃん、フンッだ」

提督「いや、あっ、だが……」

龍驤「何や?挙げた内の誰かがビンゴやったんか?もしかしてウチ?」

黒潮「あんさん挙がっとらんやろう」

龍驤「ちょっ、ウチにだって夢見さしてぇな」

敷波「何なのさこのコント」

龍驤「まぁまそう卑屈にならんで『もしかしたら自分が』って前向きに行こうや。黒潮ちゃんもそう思うやろ?」

黒潮「へ?これそういう良い話的なオチなん?」

龍驤「そこは話合わそうや」

千代田「さっき挙げた10人、千歳お姉が入ってるじゃない!提督なんかにお姉は渡さないんだから!」

提督「安心しろ、千歳は違うから」

千代田「千歳お姉に魅力が無いって言うの!?」

提督「俺にどうしろと」

千歳「それで提督、逆に千代田が入ってたりとかはするのかしら?」

千代田「ち、千歳お姉なに言って……そんなワケないじゃない!」

千歳「あら千代田ったら、そんなに取り乱しちゃって」

千代田「そんなんじゃないったらー!提督からもお姉に言ってやってよ!」

提督「ああそうだな。千代田も違うぞ」

千歳「あら残念」

千代田「そうスパッと言われると何か、何かー…!」

提督「俺にどうしろと」

深雪「それでさ、結局さっき敷波があげた内の誰が好きな艦娘10人に入ってるのさ?」

不知火「言いたくないのなら残り8人を順に聞いていくだけですが……」

提督「よろしい。では、栄えある俺の好きな艦娘10人のまず1人目を発表します……ジャカジャカジャカジャカ」

千代田「自分で『栄えある』とか言っちゃうんだ……」

深雪「じれったいぞ司令官ー、早よ言えー」

提督「ジャカジャカジャカジャカ……ジャーン!蒼龍です!」

飛龍「あら」

赤城「まあ」

蒼龍「………えっ、何ですか?呼びました?」

加賀「おめでとう」

蒼龍「えぁっ加賀さん?ありがとうございます……ねえ飛龍、これ何の話?」

飛龍「よかったね蒼龍、提督のお気に入りだって!」

蒼龍「誰が?私が?どういうこと?」

提督「うんうん、そのちょっと抜けてる所も良いよね」

蒼龍「ちょっともう、止めてくださいって!何なんですか!」

青葉「それでそれで、蒼龍さんのどんな所がお気に入りなんですかっ!ってもう言っちゃいましたかね」

提督「いやいや、チャームポイントが1つとは限らないだろう?」

青葉「それもそですね!では今一度『蒼龍さんのどこが好きですか!』」

提督「まずは……そうだなあ」

蒼龍「ちょっとちょっと!もういいですってばぁ!!」

提督「搭載数が他の正規空母よりやや少ないのも、何と言うか応援したくなるよね」

加賀「そう……」

蒼龍「加賀さーん!!ホントもう何言ってるんですか提督のバカー!」

提督「というか今の慌てっぷりも凄く……良いよね!」

青葉「なるほどぉ~、確かにそうですねー」

蒼龍「ホントこの、もうっ!もうっ!」

提督「まあ一番の決め手はやっぱりあれだよね。『九九艦爆が~』ってあれ」

青葉「なるほど。では蒼龍さん、ここでその台詞を」

蒼龍「言いませんっ!!」

五月雨「蒼龍さん………5位、っと」

叢雲「今まで否定された人達の名前も書き出しておいた方が良いのかしら?」

漣「あー、その方が便利ですかねー」

電「ええと、でもそれは」

吹雪「何というか、惨い……」

叢雲「……そうね」

漣「てなワケで五月雨さん、ホワイトボードに敗者の名を挙げつらうのストーップ」

五月雨「え、そうなんですか?じゃあ消しちゃいますよ?」

電「はわわ、ランキングまで全部消しちゃダメなのです」

暁「あなた達余裕ね。やっぱり初期から居るからにはお気にに挙げられる自信満々なのかしら」

吹雪「いえ、そういうのじゃないんです」

漣「というかそもそも気に入られて嬉しいかー、と言われますと」

蒼龍「胴上げとかいいですってば!おーろーしーてー!!」

電「ちょっと恥ずかしいのです……」

五月雨「でもでも、お気に入りに選ばれたら嫌ーってことでも無いですよ?」

漣「ウェヒヒ……まあそうですけどね」

暁「ふーん………そう。じゃ、じゃあ折角だし私が皆のこと聞いてきてあげるわ」

吹雪「わー!待ってください!」

電「ま、まだ心の準備が……」

叢雲「というか、自分が気になるからって出しに使うの止めなさいっての!」

暁「そ、そういうワケじゃないんだから!聞きづらいのかなっていう……そう!タダの親切心だもん!」

吹雪「今思い付いたみたいな『そう!』って……」

球磨「ようやく1人目かクマ。早く自室に戻りたいクマー」

多摩「あと9人……ヒント欲しいにゃ」

提督「ヒントか。そうだな……今回はとりあえず各艦種から1人以上は選んだよ」

球磨「各艦種クマ…?」

あきつ丸「…!」

明石「…!」

提督「あっいや……スマン、2人は……」

球磨「残念、違うみたいだクマ」

多摩「にゃあ、そもそもさっきあきつ丸は名前が出てたにゃ」

天龍「何の順番付けだか知らねえが、この天龍様はもちろん入ってるんだろうな」

龍田「天龍ちゃん、ここに来てまだ何の話か分かってないの~?」

天龍「あたぼうよ!常に天辺取ってりゃその度に何で競ってるかなんて気にする必要ないからな!」

長門「その意気や良し!さあ提督、天龍はらんきんぐに入っているのか!?」

提督「入ってない」

天龍「なんだとぉ!やいやい、オレが一体何の番付から漏れたのか聞かせな!」

龍田「天龍ちゃん、そういうの二度手間っていうのよ?」

提督「『俺の好きな艦娘トップ10』だが」

天龍「は?」

提督「だから『俺の好きな』」

天龍「はぁー……なんだそりゃ?提督お前そんなもの考えてたのかよ」

提督「まあ」

天龍「そんな話なら別に入ってなくていいや。行くぞ龍田」

龍田「ええ。それじゃあ提督、おいとまさせてもらうわね」

天龍「っとそうだ。一応聞いとくと龍田は入ってるのか?その好きな艦娘っての」

龍田「も~う。私が選ばれたりなんてするワケないでしょ?天龍ちゃんったらぁ」

提督「入ってるよ」

龍田「あらぁ?」

吹雪「龍田さん9位、と」

天龍「良かったじゃねえか龍田!姉妹艦としてオレも鼻が高いぜ!」

球磨「今姉妹艦は関係あるのかクマ?」

龍田「て、天龍ちゃんさっき別に入ってなくてもって……」

天龍「言ったけどよ。入ってて嫌ってヤツでもないし、挙げられるに越したことは無いだろ?」

龍田「そ、そうかな~。でも天龍ちゃんが喜んでくれるなら、まあ良いかな?」

金剛「Whyなんでヨー!ワタシなら過度なスキンシップにもlittle応じるのにー!!」

吹雪「でも少しなんですね」

提督「龍田さんわね、声が良いのよ声が」

龍田「声、ですか?」

青葉「ほうほう。他には!?」

提督「そうだな、あとは今だと龍田さんの貴重な困り顔が見れてすごい興奮するよね」

龍田「あらぁ私、ひょっとしてからかわれてるのかしらぁ?」

提督「その格好も中々そそるものがあるよね」

龍田「これ、実は公にセクハラしたいだけとかだったりするのかしら?そろそろ怒りますよ~?」

天龍「まあまあ、褒めてくれてるんだし大目に見てやろうぜ?」

龍田「天龍ちゃんがそういうなら、しょうがないなぁ…」

天龍「つーワケで今度こそじゃあな……ん、何だ?扉開かねえぞ?」

球磨「そうなんだクマ…今この食堂は外からは入れるのに中から出られないよう細工されてるんだクマ」

天龍「おいおい誰がそんなことしたんだよ」

多摩「提督にゃ」

天龍「………」

提督「『俺の好きな艦娘、10人当てるまで帰れま10』キャピッ☆」

天龍「龍田」

龍田「天龍ちゃんが言うんだもの、叩きのめされても文句言いっこなしですよ~?」

提督「そのブレない一途なところも良いよねっウギャアッ!!」

龍田「まだ言うか~、ウフフフフ」

川内「これじゃ夜戦できないー!」

伊401「運河行きたいよー!」

不知火「既に方々から不満の声が漏れ始めて……」

陸奥「あらあら、まだ2人しか挙がってないのにねえ」

天龍「あの辺はいつもあんなじゃねーか?」

長門「このままでは鎮守府内の警備がザルになってしまう。早くここから出なくては……」

天龍「鍵とかあんだろ?オラッ出しやがれ!」

提督「執務室に置いてきちゃった……」

多摩「酷い話にゃ…」

龍田「本人に好きな娘全員の名前吐いてもらえば良いんじゃないの?」

提督「も、もうちょっと企画を楽しもうって気は無いのかお前ら!」

球磨「酷い話だクマ…」

提督「良いじゃないか!『そういうのもアリかな?』って気持ちを我慢してトイレやお風呂には行けるようにしたんだから!」

金剛「提督ぅ……それは当然あるべきmatterネー…」

漣「やってたらドン引きですよ、ご主人様」

叢雲「もう司令官は放っておいて早く10人挙げて終わりにしましょう」

天龍「まあそうだな、このまま手をこまねいててもしょうがないか」

不知火「全員が一度ずつ『自分の事を好きか』と尋ねるという作戦はどうでしょうか?」

長門「しらみ潰しということか……まどろっこしく考えるより単純でいいな!」

提督「キミ達ホントさぁ……」

赤城「とりあえず、いままでに得た提督の発言をまとめてみましょう」

五月雨「龍田さんが9位で蒼龍さんが5位です!」

蒼龍「それはもういいから……」

敷波「えっと『各艦種から1人以上』だっけ?」

満潮「そんなこと言ってたわね。他には?」

比叡「えーっと……何かヒントになりそうなこと言ってましたっけ?」

電「はわわ……これだけなのです」

瑞鶴「人数がそう多くない艦種なら適当に当たりを付ければなんとかなるかも?」

日向「航空戦艦は戦艦と別艦種なのか?」

提督「……あっ」

伊勢「あー!今提督『あっ』とか言ったー!」

加賀「派生形と言えるような艦種は元の艦種に含んだ方が良さそうね」

吹雪「航空戦艦と航空巡洋艦、重雷装巡洋艦に……」

千代田「あ、あれ?そうなると私達は水上機母艦になるの?」

千歳「いや私達はそもそも既に……でもそうね、軽空母と正規空母はいっしょくたなのかしら?」

敷波「何か、余計にややこしく……」

あきつ丸「あ、あのっ!ここで一つ自分に提案があるであります!」

五月雨「あきつ丸さんは……船?」

あきつ丸「そこからでありますか!?」

武蔵「それで、提案とは何だ?」

あきつ丸「は、はい!ここは一度視点を変えてみては如何でありましょうか!」

暁「視点?」

あきつ丸「そうです。例えば蒼龍殿や龍田殿にあって……自分に無い…ものの差から提督殿の嗜好を推測してみる、とか」

蒼龍「私達にあって……」

長門「我々にはないもの……」

黒潮「なんやろなぁ…?2人はどこ評価されて好かれたんやったっけ?」

龍田「声が良いって言われたわ~」

蒼龍「私、少し抜けてる所が良いとか言われたような…」

加賀「蒼龍さんは応援したくなる、と言ってましたね」

暁「それなら龍田さんは一途な所も良いって言ってたわ」

金剛「そういえばワタシ、うるさいからNoGoodて言われたネ……」

飛鷹「静かな人が好みってことかしら?」

球磨「うーんクマ……」

?「みんな難しい顔してどうしたの?もっとシャキッとしなきゃ!」

暁「あら、雷。それに響も」

響「やあ」

電「もう遠征から戻ったのです?」

雷「そうよ。それよりみんな、一体どうしたの?」

赤城「えっと、それはね……」

青葉「もう遠征に行っていた艦隊が戻ってくる時間なんですねー」

武蔵「となると演習に出ている大和たちもそろそろ帰投する頃合いか…」

比叡「デイリー任務に当たってる榛名や霧島たちもそろそろ帰ってくるんじゃ……」

飛鷹「そうなると不味いわね……」

伊勢「確かに、これ以上食堂に人が集まると」

敷波「集まると…?」

<やーせーんーっ!
<かわ……川内うるさーい!
<こ~ら、喧嘩しちゃダメよ瑞鶴

武蔵「いよいよもって収集が着かなくなってくるな」

深雪「…………………あれっ、それだけ?」

長門「よし、なるべく早急に残りの8人を当てて終わらせてしまうぞ」
<那珂ちゃんが帰ってきたよー!キャハッ☆
赤城「そうね。やりますよ皆さん!」
<いっちばーん!
雷「よーし、張り切っちゃうわよー!」
<おっそーい!
千歳「とは言うけど、これはちょっと」
<の、呑んでなんかないよ~素面だよぉ
飛龍「既に随分混んじゃって」
<何かヌメヌメするーっ!
深雪「おっとと。電、大丈夫か?」
<少し寝かせて~……
電「転んじゃったのです、すみません……」
<駆逐艦、若葉だ
響「2人とも、怪我は無い?」
<あら~、自己紹介まだでしたか?
深雪「おう!」電「はいなのです」
<うーちゃん、ただいまだっぴょん!
山城「あの、扶桑姉様見ませんでした…?」
<今日はどんな日かなぁ
伊勢「あちゃ~早速流されちゃったかー…」

<衝突禁止!
天龍「にしてもよぉ」
<駆逐艦?あぁウザい…
比叡「今日はまた一段と混んでるような…」
<クソ提督ーっ!
あきつ丸「それはそうでありますよ」
<ひっ!あぁあぁぁぁっ!
蒼龍「えっ、今日何かあるんだっけ?」
<格納庫まさぐるの止めてぇ!
飛鷹「ああ……そういえば今朝食堂に集まるよう号令が出ていたような…」
<さあ、華麗に踊りましょう!
金剛「………提督ぅ?」<勝負ならいつでも受けて立つ覚悟です
龍田「提督?おイタが過ぎるようなら、その身がどうなっても知りませんよ?」
<榛名で良ければお相手しましょう!
提督「だって、寂しいから……」
<カタパルトが不調じゃと!?
加賀「………」
<空はあんなに青いのに……
提督「ごめーんね?」
<タウイタウイのみんな、元気かなぁ
長門「提督」
<五十鈴には丸見えよ?
提督「おお長門、お前は分かってくれるか!」
<北上さん…どこ?声が聞こえないわ…
長門「誰かこの阿呆が逃げないようふん縛っておけ」
<大井さん、落ち着いてクマ……りんこっ☆ <球磨さんじゃない!?
提督「ああ酷いっ!」

長門「………と、事情はそういうワケだ」

青葉「題して『提督の好きな艦娘10人当てるまで帰れま10』だそうですっ!」

摩耶「提督お前本当さぁ……」

霞「馬っ鹿じゃないの!!」

高雄「2人とも、そういうこと言うんじゃありません!」

明石「任務消化中に怪我した人が居たら私が修理しますよーっ!」

夕立「ねえねえ、ごはんはカウンターに行けば間宮さんが出してくれるっぽい?」

祥鳳「ええ。でもこの人数なので注文してから出てくるまでに少し時間がかかるけど、我慢してね?」

鳳翔「手持ちぶさたな人が居たら、間宮さんや明石さんを手伝ってあげましょうか」

金剛「先にbath timeという人はどれくらい居マースかー!oh、結構いるネー」

伊168「何班かに分かれて、順番にシャワー室を使いましょっ」

鈴谷「はーい、そんじゃお風呂組集まってー。班決めジャンケンするよー」

電「何だか催し物をしてるみたいで…少し楽しいのです」

提督「でしょ?これも俺のお陰だよね!だからさ電ちゃん、この縄ほどいて!」

叢雲「アンタは少し黙ってなさい」

長良「対司令官の会議はこっちのテーブルでやるわよーっ!」

瑞鶴「まあ『我こそは~!』って人は提督の下に直行して好きかどうか聞いても良いけど」

雷「今までお気に入りに選ばれたのはこの2人よ!ジャーン!」

龍田「やっほ~」

蒼龍「もう帰りたい……」

雷「蒼龍さんは良いじゃない!私は……お気に入りじゃないって言われちゃったわ…」

蒼龍「わわわ、雷ちゃんそんな……よーしよーし雷ちゃんも良い子だよー」

雷「ううっ、この優しさが司令官に気に入られる秘訣…?」

蒼龍「たはは……」

霧島「提督、あんな小さな子落ち込ませてあなたって人は……」

提督「だ、だって!『駆逐艦娘大好き』ってのも問題あるでしょ!」

妙高「提督、問題はそこではありません。そもそもですね……」

漣「これはなんというステレオお説教。心に罪悪感を感じますね、ご主人様が」

龍驤「ほんで、今までの提督の発言をまとめるとやなー」

黒潮「この話さっきもやらんかった?」

龍驤「そらそーなんやけどそれは言いっこなしやで黒潮ちゃん」

伊8「潜水艦娘、6人しか居ないよね」

伊19「提督のお気にはイクに決まってるなのね!ねーぇ提督ー!」

まるゆ「イムヤさんがお風呂から戻ってくるのを待たなくて良いんでしょうか…?」

伊58「ふふんっ、居ない方が悪いでちー」

伊401「まるゆちゃんも、行こ?」

まるゆ「でもでも、まるゆなんかが~……」

伊19「何してるのね行くなのねー!」

伊58「ゴーヤ、曳航しまーす!そーれでちー!」

まるゆ「うひゃあ~!」

伊168「あーっ!置いてけぼりなんてヒドいじゃない!」

伊19「さぁて提督、この中の誰がお気にの潜水艦娘なのか、白状するなのね!」

伊8「提督…」

伊401「ちょっと緊張するね」

まるゆ「た、隊長……」

伊58「どきどき」

青葉「えーそれでは提督。好きな潜水艦娘の方、発表お願いします!ジャカジャカジャカジャカ……」

提督「ジャジャン!伊58、ゴーヤです!!わーパチパチパチ~」

伊58「ホント!?ホントにゴーヤ!?やったー!提督、大好きでち!」

伊168「そっか。ゴーヤ、おめでと」

伊19「ううぅ、イクじゃなかった…ショックなのね……」

まるゆ「まるゆは、まるゆはそれでも隊長のことが~」

提督「待て待て、別に他の子が嫌いってワケじゃないから」

伊8「……本当?」

提督「モチのロンだよ!!」

伊401「そうやってみんなに良い顔しちゃって~」

伊168「ツーン、プイッ」

提督「まあま、そう拗ねるなって」

青葉「やはり提督はスク水、と。メモメモ……」

提督「『やはり』って何だ」

青葉「特に旧スクが好きということで良いんでしょうか!?」

提督「うーんそうだなぁ…ってオイ!」

五月雨「ゴーヤさん8位、と」

吹雪「あ、そこは一応伊58さんと書いておいた方が良いかもです」

五月雨「分かりました。ええっと、ゴーヤさん58位……あれ?」

青葉「えー…それでは提督、ゴーヤさんの魅力をぜひお聞かせください!」

伊58「えへへ、ゴーヤも聞きたいな」

提督「おう、任せておけ!じゃあまず見た目の話から」

青葉「見た目というとスク水の話ということでしょうか?」

提督「いやいやそうではなく。ゴーヤ、ちょっとこっち来い」

伊58「んー、何でち?」

提督「潜水艦娘はみんなそれぞれにチャームポイントがあるんだがな、ゴーヤの場合はここ、お腹だと俺は思うんだ」

伊58「ひゃうっ」

提督「何だろうな、ジッと見てると撫でたく、いや頬擦りとかしてみたくなるんだよな」

伊58「提督ぅ、くすぐったいよぉ」

提督「ほら、青葉もどうだ?見てたら触ってみたくみたくなっただろう?」

青葉「えっいえ青葉は別に。でも折角ですから触ってみちゃいましょうか!失礼しま~す…」

伊58「ひゃふっ」

青葉「おや」

伊58「ふひゅひゅ」

提督「うむ」

伊58「ちょ…と、もうやめぇ………でちっ」

青葉「おっとすみませんねゴーヤさん、反応が面白くてつい」

提督「なっ!青葉、なっ!」

青葉「落ち着いてください提督。さて、たしかに今のゴーヤさんはかわいらしかったですが」

伊19「イクだってそれくらい、いいやもっとできるなのね!提督、イクとも触りっこするのね~!」

青葉「との申し開きがイクさんからですね」

提督「ありがとうイク、あとで執務室へ来るように」

伊19「はいなのね!」

伊58「てーとくー…」

提督「おっとそうだ、今はゴーヤの話だったな。俺がゴーヤを選んだのにはもう一つポイントがあってな」

青葉「と言いますと?」

提督「ゴーヤといえばそのしゃべり方も結構特徴的だろ?」

伊58「そうでちか?」

伊8「…ちょっと」

提督「でもそれもいつもというワケじゃないんだ」

伊58「そうでちか?」

伊401「そうだね」

提督「俺はな、そのふとした時に出る素、みたいなものに何かトキメキのようなものを感じた。だからゴーヤを選んだんだ」

青葉「なるほどー。ギャップ萌えというやつですかね?」

漣「あのー青葉さん、ご主人様?お話が盛り上がってるところ大変恐縮なのですが……」

提督「ん?どうした」

漣「周りを見てみてください、食堂中ドン引きです」

提督「えっ」

曙「こ、こっち見んなクソ提督!!」

提督「あの」

羽黒「ご、ごめんなさいっ」

提督「……………そんな……」

天龍「……その辺はいつもそんなもんじゃねえか?いや俺も提督にゃ引いてるけどさ」

青葉「えーっとそれじゃあですね、提督が立ち直るまでみなさんのご様子を見てみましょうか。会議卓前の衣笠さーん?」

衣笠「はーい衣笠さんよ!私は今提督の好きな艦娘予想会議をしているテーブルにお邪魔してるわ」

青葉「なるほどーこちらかも良く見えますー。それで現在そちらの卓では何か変化はありましたか?」

衣笠「そうね、提督のはっちゃけの影響で比叡さんが金剛さんの目を覆う等若干の混乱は見られるけど……」

金剛「比叡ぃー、真っ暗ヨー」

比叡「ダメですお姉様、あんな人視界に入れたら目に毒です!」

衣笠「他はおおむね飽きれムードに包まれているのかさほど大事とは捉えられてないってとこかしら?」

金剛「比叡ぃー、もうそろそろワタシをReleaseするネー」

比叡「リ、リ…?」

榛名「離して欲しいんだと思います」

比叡「ああ成程!ってダメです!」

金剛「比叡ぃー……」

衣笠「今から会議卓を取りまとめる球磨さんにお話を聞くわ!」

青葉「おや、球磨さんがまとめてるですか?」

球磨「ふふーん、そうだクマ。以外に優秀だからなクマー」

青葉「これは失礼かもですが、長門さんや赤城さんの方がそういうのに適してるんじゃ…」

球磨「クマー。長門さんなら『こういうは分からん』って食堂内でトラブルが起きないように巡回してるクマ」

大井「陸奥さんも長門さん1人では心配だから、と付き添って行ってしまいいました」

北上「赤城さんは長丁場を想定して先に加賀さんとご飯食べてくるってさ」

衣笠「だってさ青葉」

青葉「球磨さんは繰り上がり当選みたいな感じなんですかね?」

北上「あーうん、そんなか感じ」

青葉「成程、ありがとうございました」

衣笠「会議の方は進展あった?」

球磨「とりあえず空母、軽巡、それと潜水艦から1人出たからそれ以外の艦種で予想を立てることにしたとこだクマ」

霧島「戦艦が数もそう多くないので狙い目でしょう」

大井「とは言っても提督の好みなんて知りませんからね」

阿武隈「いっそテキトーに当たりを付けて聞いてみたらいいのよ」

球磨「というワケで今多数決で誰から聞いてみるか決めてた所だクマ」

衣笠「で、結果は…?」

提督「ああ、ビンゴ。第3位だ」

球磨「やっぱりかクマー」

大井「まあ、満場一致でしたからね」

金剛「ほら、もっと胸をはるデース」

蒼龍「急に言われるとやっぱり固まるよね、うん」

龍田「はぁい、お気に入りメンバーに1名様追加のよ~」

伊58「おめでとうでち!」



榛名「………あ、ありがとうございます」

榛名「でも良いのでしょうか、榛名がそんな」

提督「もうキミは王道みたいなもんだからいーのいーの」

榛名「は、はあ……」

青葉「榛名さん、提督の好きな艦娘第3位に選ばれての感想、一言お願いします」

榛名「えっ…と感想…そうですね、選んで頂き光栄です。提督、ありがとうございます」

金剛「戦艦娘から誰がchoiceされるのか気になっていましたが、榛名なら納得デースネー」

榛名「お姉様…」

金剛「でも見てるネ!いつかワタシの方が気に入られてみせマースからね!」

榛名「は、はい!受けて立ちます!」

北上「でも上にあと2人居るんだよね?」

球磨「まーまー今は、だクマ」

比叡「榛名が提督の魔の手に~……」

霧島「まあまあ姉様、別に気に入られたからどうこうというワケでもありませんから」

比叡「でも、お気に入りってことは提督のセクハラ被害を受けることが多いんじゃ……」

榛名「比叡姉様、榛名は(変なことはされていないので)大丈夫です!」

比叡「っ!榛名、やっぱり我慢してるの!?」

榛名「??」

金剛「提督ー!榛名がquietだからって何をしてるネーっ!!」

提督「えっちょっ待っ」

榛名「あれっ?お、姉様方どうしたの?」

霧島「えーっとね、榛名姉様……」

青葉「提督は大破されてしまいました。回復を待つ間にみなさんの様子を見てみましょう。泊地修理実施中の明石さんについてる加古さーん?」

叢雲「……………返事が無いみたいだけど?」

青葉「あれー?加古さーん、おーい」

弥生「あの……」

青葉「おや、弥生さん」

弥生「加古さんは……明石さんが…修理を始めて、すぐに……」

叢雲「すぐに?」

弥生「眠って……しまいました……」

青葉・叢雲「「あー…」」

卯月「えーえーこちらー加古さんに代わって、うーちゃんだぴょん!こっちの状況伝えるぴょん!」

夕張「シーッ、静かに。寝てる人多いんだから、ね?」

加古「zzz……」

川内「zzz……」

初雪「zzz……」

望月「んあ…?」

卯月「あちゃー、ごめんなさいだっぴょん!」

夕張「いや、だからね…」

卯月「分かってるぴょん!みんな戦ってお疲れさまなんだぴょん!ゆっくりお休みするぴょん!」

夕張「だーかーらー、少しとはいえ怪我してる人達なんだから、騒いじゃダメだってば!」

明石「あーいや、その辺の子たちはー…」

卯月「ぴょん?」

明石「その辺の子たちはただ寝に来てるだけなんで、そこまで気を使わなくても大丈夫、かなぁ…?」

夕張「……そうだったんだ。ごめん」

卯月「ぴょん!」

多摩「むにゃむにゃにゃ…」

卯月「この人もおねむりしに来てるぴょん?」

多摩「にゃぁ?多摩は起きてるにゃ」

夕張「ならもう何でここに居るんだか…」

五月雨「あっ、夕張さん」

夕張「あれ、五月雨ちゃん?さっきまで食堂の真ん中辺りで記録取ってなかったかしら?」

五月雨「叢雲さんにそそっかしいから休んでなさいって言われちゃって…」

多摩「五月雨も寝に来たにゃ?」

五月雨「いえ、何だかただ休んでるのも落ち着かなくてこちらにお手伝いに」

夕張「こっちとしては助かるけど、休まなくて平気なの?」

五月雨「はい、私はまだまだ大丈夫です!」

卯月「五月雨ちゃん頑張り屋さんぴょん!多摩さんもー、丸くなってるだけでいいっぴょん?」

多摩「お休みするのも仕事のウチにゃ」

提督「休むのも仕事、多摩は良いことを言うな」

夕張「提督もお休みになりに…って、どうしたんですかそのお怪我?」

五月雨「わわっ、提督!私救急箱取ってきますね!」

夕張「慌てて転ばないようにねー」

多摩「提督、また何かしたにゃ?」

提督「いやぁハッハッハ、大戦艦級の壮絶な誤解を受けてな」

利根「提督よ、普段の行いが悪いからあらぬ誤解なぞ受けるのじゃろう?」

提督「これは利根さん、手厳しい」

卯月「利根さんもおねむりぴょん?」

筑摩「いいえ、姉さんは損傷の修理ですよ」

卯月「筑摩さんは……利根さんの枕ぴょん」

筑摩「妹ですから」

卯月「成程ぴょん!」

夕張「いや、姉妹ってそういうものだったかしら…?」

卯月「弥生ちゃ~ん、うーちゃんが膝枕してあげるっぴょーん!」

弥生「え、いい……何で…?」

陽炎「ねえ不知火、私も膝枕して欲しいな~」

不知火「………」

陽炎「なーんて、冗だn」

不知火「どうぞ」

陽炎「えっ?じょ、冗談よ…?」

不知火「どうしました陽炎。膝枕、良いですよ?」

陽炎「いやだからね」

不知火「さあ」

陽炎「…………う…ん、ありが、と。じゃあしばらく、横になるわ…ね?」

提督「微笑ましい光景だなあ」

利根「うむ、そうじゃのぅ」

筑摩「皆さんが仲良くなるのに貢献できたのなら、私も嬉しいですね」

利根「仲良きことは美しき哉、戦いの無い時くらいはこうして誰かとのんびり過ごすのも善いものじゃ」

提督「だよね!俺もね、今日は皆と楽しく過ごそう!って」

利根「お主のはちぃとやり過ぎじゃよ」

提督「てへっ」

筑摩「提督。折角の利根姉さんのお言葉、もう少し反省してくださいな」

提督「こ、これでも心の中じゃ反省してるもん!ほら利根と話してると何か頑張ろうって気になるし!」

筑摩「それはそうですけれど」

提督「それに、利根はすっごい相談しやすいからつい情けない姿を見せることが多いってだけで俺頑張って」

筑摩「はい、はい。分かりましたから」

利根「ハハハッ、頼られておるようで何よりじゃな!」

筑摩「でも提督、あまり利根姉さんに甘えられても困りますからね」

利根「そう言うな筑摩よ。吾輩はお姉さんだからな、少し甘えてくるくらいが心地良いのじゃ」

提督「そうしてさりげなく支えてくれるところがまたありがたいよなぁ……」

筑摩「もう姉さんったら。利根姉さんは私の姉さんなのに…」

夕張「………」

利根「ん?夕張、何か考え事か?」

夕張「えっああいや何でも」

筑摩「何か悩み事ですか?」

提督「どうした?折角だ、話だけでも聞くぞ?」

夕張「違いますって!そうじゃなくて提督、随分利根さんの事を気に入ってらっしゃるなーと」

筑摩「…!」

利根「そうかのぅ?」

提督「何だ夕張、焼き餅かー?」

夕張「違いますぅ!もーう……」

筑摩「提督っ!」

提督「うおっどうした筑摩!?」

筑摩「利根姉さんは“私の”姉さんです。あなたには渡す気はありませんからね…!」

利根「何じゃ筑摩、まだまだ甘えたい盛りか?姉冥利に尽きるというものじゃな」

夕張「私にはもっと真に迫る何かがあるように見えるんだけど……」

多摩「ところでにゃ」

夕張「わっ!」

提督「うおっ!」

多摩「………何にゃ?」

筑摩「すみません騒がしくて」

多摩「それは別にいいにゃ」

利根「それで多摩よ、どうしたのじゃ?」

多摩「みんな今何をしている所なのかそろそろ思い出すにゃ」

夕張「今…?」

提督「あっ」

利根「ああ…」

筑摩「利根姉さんについてを皆さんと語っていたのでしたっけ…?」

多摩「違うにゃ…」

利根「さてでは、吾輩が直々に聞いてやろうか」

多摩「頼むにゃ」

利根「ずばり提督よ、吾輩はお主のお気に入り第何位になるのじゃ?」

夕張「ああっ!」

筑摩「…!」

提督「毎回魅力を語ってたせいで、つい当てられる前からボロを出しちゃったかー…」

利根「よしよし、多摩は利口じゃな」

多摩「んぅ……くすぐったいにゃぁ」

筑摩「それで、提督?利根姉さんは……」

提督「筑摩さん?何か怖いよ?落ち着こう?ね…?」

五月雨「提督ー!救急箱持ってきましたよー!ってあれ、皆さん何かあったんですか?」

叢雲「それじゃ、利根さんが4位なのね?」

五月雨「はい!」

叢雲「………」

五月雨「あ、あの………ごめんなさいっ!」

叢雲「はぁ?何で謝るのよ?アンタまさかまた何かしでかしたの?」

五月雨「だ、だって……役に立たないから大人しくしてろて言われたのに、私…」

叢雲「ちょっ、ちょっと待ちなさい!私そんなこと言った覚えないわよ!!」

漣「いやー、それはどうでしょうかねー……」

五月雨「えっでも…さっき…」

叢雲「だから違うっての!!」

漣「やれやれですねー。五月雨さん五月雨さんちょいとこちらへ」

五月雨「…?」

五月雨「うぅ……漣さん、何ですか…?」

漣「まぁま五月雨さん、そう気を落とさないでくださいな」

五月雨「だけど私、何かまた叢雲さんのこと怒らせて…」

漣「いやぁあれは元々あんなんなだけですから」

叢雲「何よ!」

漣「それでですね、五月雨さん。あなたはどうやら誤解しています」

五月雨「誤解…?」

漣「ええそうです。叢雲さんが何て言ったか、覚えてますか?」

五月雨「えっと…『そそっかしいから休んでなさい』って」

漣「そうですね。さてここで吹雪さん!特I型として付き合いの長いあなたなら叢雲さんのこの言葉どう受け取りやがりますか!?」

吹雪「えぇ私!?」

漣「これも五月雨さんのためですから」

吹雪「『そそっかしいから休んでなさい』だから……『無理せずに休んでくださいね?』みたいな感じかな?」

五月雨「叢雲さん!本当っ!?」

叢雲「えっ何!アンタ達何この子に吹き込んだのよ!」

漣「心配しなくとも別に変なことは言ってないですよ」

五月雨「心配しててくれたんですかーっ!」

叢雲「そんなんじゃないってーの!」

五月雨「漣さぁん……そんなんじゃないって…」

叢雲「いや違っ、だから…」

漣「うぷぷ、ツンデレ乙っ!」

叢雲「だだだ誰がツンデレですって!!吹雪そいつ押さえてて、酸素魚雷ブチ込んであげるわ!!」

吹雪「そんなことしたら私も巻き込まれちゃうからーっ!」

五月雨「わーん叢雲さん落ち着いてーっ!」

漣「ああっ顔は止めてボディにしてボディ…おぶっ」

朧「ねえ潮」

潮「なぁに朧ちゃん…?」

朧「曙もよく言われてるけどさ……ツンデレって何?」

潮「えっ!!」

朧「その反応、やっぱり潮も知ってるんだよね?」

潮「えと…うん。でも、その…」

那珂「おやぁ潮ちゃんお困りかなっ?」

潮「那珂さん…!あっ、あの……」

那珂「………」

潮「………那珂ちゃん…」

那珂「はぁい!那珂ちゃんだよぉ!」

朧「那珂ちゃんさんはツンデレって何か知ってますか?」

潮「『那珂ちゃんさん』…っ!?」

那珂「もっちろーんっ!」

潮「返事しちゃうんですか!?」

朧「出来ればどういう意味なの教えてもらえませんか?」

那珂「うん、おっけー!那珂ちゃんがー教えてあげるねっ!」

朧「よろしくお願いします」

那珂「まずえっとー、ツンデレが属性……性格を指す言葉だっていうのは分かるかなー?」

朧「性格……この言葉が使われてた場面を思い返せば何となく」

潮「場面?」

朧「提督が誰かに怒られた後とかに『誰ちゃんはツンデレだからなー』って」

那珂・潮「「あー…」」

朧「実際ツンデレってどんな性格なんですか?怒りっぽい人…とか?」

那珂「それだとツンだけになっちゃうかなー」

潮「あの……曙ちゃんも言葉はちょっと乱暴だけど、本当はすごく良い子だから…」

朧「そうか曙だからー……素直じゃないみたいな?」

那珂「その中でもとりわけ激昂して本音を隠す子のことを言うのが多いかなー?」

曙「………アンタ達はさっきっから聞いてれば人のことをやれ何だってのよ!」

潮「曙ちゃん!?」

那珂「曙ちゃんおっはーっ!」

朧「ご飯食べにカウンターの方に移ったんじゃなかったの?」

曙「混んでたから食事だけ受け取って戻って…ってそこはどうでも良いでしょ!」

潮「あっ、じゃあ私椅子取って来るねっ」

曙「いいわよそれくらい自分でやるっての。それより潮と朧も食事まだでしょ?
 多めにもらってきたからアンタ達も……じゃなくて!」

朧「那珂ちゃんさん、今のこれはツンデレに…」

那珂「これはちょっと違うかなー」

曙「本人前にしてまだ言うかっ!!」

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2018年08月10日 (金) 14:42:57   ID: QW_Izo3K

まだ終わってないよ…帰れないよ…?

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