ハンジ分隊長と愉快な仲間たちが
サネスを調教して
とっても仲良しになる
心あたたまる崩壊スレ
ハンジ「さあサネス!君の拷問……改め調教を開始するよ!」
サネス「くっ…!殺せ!」
ペトラ「ぐへへ」
ペトラ「……ってちょっと待ってください!どうして私なんですか!?」
ペトラ「というか私は死んだはずじゃ……」ペタペタ
ハンジ「細かいことはいいじゃない」
ペトラ「細かくありません!」
ハンジ「いやだってさ、リヴァイがサネスを調教して誰が得するのかなーと思って……」
ハンジ「やるなら若い女の子のほうがいいじゃない?」
ペトラ「いえ、この方の調教自体誰が得するんでしょうか」
ハンジ「えっサネスじゃ得しないの?サネスの泣き顔って良いと思うんだけどなー」
ペトラ「得なんてしません!泣き顔が良いとも思いませんよ!」
サネス「そうだその娘の言うとおりだ!調教自体が嫌に決まっているだろう!」
ハンジ「おっかしーなー、サネスが泣きながらこんな風に……」
“サネス「くっ……!どんなに汚れても心だけは……王の物だ!」ビクンビクン”
ハンジ「いいと思わない?」
ペトラ「思いません」
サネス「話がわかるな小娘」
ペトラ「“小娘”?」ピクッ
ペトラ「調教もいいかもしれませんねハンジ分隊長!」
ハンジ「でしょ?」パアア
サネス(ひっ……!)
ハンジ「ちなみに君の仲間もすでにこんな状態だ」
ハンジ「ラルフくんお手!」
ラルフ「わんわん!」ヴヴヴヴヴ
サネス「……!!!」ビクッ
ハンジ「……さて前置きはこれくらいにして、早速始めよっか!!>>5」
ハンジ「あ、やめるのもアリだから」
サネス「ならやめておけ」
※切断・内臓を傷つけるような内容・自殺・殺害は無効
24hぶっ通しジャイアンリサイタル
ハンジ「24hぶっ通しジャイアンリサイタルから始めよう!」
ハンジ「ジャイアーン!」
ジャイアン「おう!呼んだかハンジ!」
ハンジ「やあ久しぶりだねえジャイアン!妹さんは元気かい?」
ジャイアン「ああ!お前も元気そうだな!」
ハンジ「まあね~最近色々大変だけどね~」
ペトラ「誰ですかこの人」
ジャイアン「俺の名は剛田剛だ!あだ名はジャイアン!将来大物歌手になる男だ!」ドーン
サネス「フン……こんなガキが何だと言うんだ。馬鹿馬鹿しい。茶番もいいところだな」
ジャイアン「なにをーっ!」バキッ!!
サネス「ぐはっ!!」
ハンジ「こらこら手を出しちゃいけないよジャイアン」
ジャイアン「だってよぉハンジィ!」
ハンジ「めっ!」
ジャイアン「ちぇっ……」
ハンジ「ジャイアン、このおじさんはね、将来大物歌手になる君の歌が聴きたいんだって」
ジャイアン「本当か!!」
サネス「嘘だ」ボソッ
ハンジ「ああ、それはもう1日中聴いてみたいくらい彼は君の歌を切望しているらしい」
ジャイアン「へえ~おじさんセンスあるじゃねえか!この俺様の才能を見抜くなんてよ!はっはっは!」バンバン
サネス「馴れ馴れしくするな」
ジャイアン「……では今日は特別に!俺様のリサイタルを開催してやるぜ!」
ハンジ「はいマイク」サッ
ジャイアン「おう!サンキュー!」
ハンジ「ペトラ」
ペトラ「はい?」
ハンジ「君は耳栓つけて」
ペトラ「は、はあ……」キュキュッ
ハンジ「私も耳栓を……っと」キュキュッ
ジャイアン「じゃあ俺様のリサイタル!開幕だぜ!!」
♪お~れ~はジャイア~ン♪
ペトラ「!?」ビクッ
サネス「ぐああああああああ゛ぁあ゛ぁあああああああああああああああ!!!!」ビリビリ
サネス(な、なんだこの鼓膜を裂くような怪音は!!!)
ガ~キ大将~♪
サネス「や……やめろおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!」ビリビリビリ
ハンジ「いやあ相変わらず凄まじいね彼は」ハハハ
ペトラ「す、すごい音声ですね……!」
モブリット「記録します(耳栓装着済)」カキカキ
サネス「うわああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」ビリビリビリビリ
23h50m経過―――
ジャイアン「あsdfghjkl~♪」
サネス「はあ……はあ……」フラフラ
サネス「なんて……醜い不協和音だ……音が人を殺すのか……」
ハンジ「ジャイアン、そろそろラストだよ」
ジャイアン「えっもうかよ?」
ハンジ「最後にとっておきを披露してあげてよ!」
ジャイアン「おうよ!!」
サネス(びくっ!!)
サネス(……とっておきだと……!?な、何をやるつもりだ……!!)ハアハア……
ジャイアン「(スウゥ……)」
♪悲しい~時には~町の~はずれで~♪電信柱の明かり見てた~♪
(武田鉄矢『少年期』)
サネス「ぐあああああああああ!!」ビリビリ
♪ななつの僕には~不思議だった♪
サネス「……?」
サネス(な、なんだこの歌は……相変わらず不快な声だが)
♪夕闇にひとり、夢見るようで♪叱られるまでたたずんでいた♪あ~あああ~♪
サネス(優しいメロディ……それにどことなく郷愁感を誘うような歌詞だ……)
♪ああ 僕はどうしておとなになるんだろう~♪
サネス「うわああああああああああああああああああああああああ!」ビリビリ
サネス(こ、声は不快なのに……泣ける……っ!!!)
ハンジ「苦しいだろうサネス」
サネス「ふ……フン……く、苦しくなど……」ハアハア
♪ああ 僕はいつごろおとなになるんだろう~♪
サネス「ぐうっ!」ビクビク
ハンジ「フフフ、胸に染みるんじゃないかい?」
サネス「こっ……こんな醜い声で感動などするものかっ……!!お前たちの思い通りになんかさせな……!」
夢の中では青い空を
自由に歩いていたのだけれど
夢から覚めたら飛べなくなって
夕焼け空があんなに遠い
サネス「ぐうぅっ……!!」ビクッビクッ
サネス「ううっ……ううっ……!」グスグス……
サネス(ま、まるで今の俺を歌っているようだ……!)
サネス(俺は何故、こんなところまで来てしまったんだ……)
サネス(いったいどこで、何を間違えて……)
ハンジ「おやあ?泣いてるじゃないかサネス。苦しそうだよ?」
サネス「こ、こんな歌で……泣くものか!!」
ああ
僕はどうして
おとなに なるんだろう
サネス「ああっ!!」ビクンビクン
ハンジ「フフフ」
サネス(仲間とともに……まっすぐ歩んできたつもりだった……)ハアハア
サネス(未来は、いつも光輝いているはずだった……!)
サネス(『人のために、人類のために……!』)
サネス(そう信じて……、俺は人を傷つけ……!!)
ああ
サネス(ああ……)
僕は
サネス(少年のころ、友と夢を語り合いながら眺めた夕日の空が……)
いつごろ
サネス(今は、こんなに……)
おとなに なるんだろう
サネス(……遠い……)ガクリ……
ジャイアン「ふーっ!!たっぷり歌ったぜ!」
サネス「はあ……はあ……ぐすっ……ううう……」
ハンジ「いや~いい歌だねえ~」グスッ
ペトラ「少し泣けました」グスッ
モブリット「……」カキカキ
ジャイアン「おうおっさん!!どうだったよ俺のリサイタルは!!」
サネス「……最後だけ良い歌だった……」グスグス
ジャイアン「そうだろうそうだろう!!天才の俺様が歌う歌だからな!」
ジャイアン「なんならまた歌いにきてやるぜ!!」
サネス「……いや、原曲のCDかMP3をくれないか」
ジャイアン「水くせえぞおっさん!この俺様が歌いにきてやるって言ってんのに!」
サネス「いや、貴様の歌は要らんから、原曲をくれ」
ジャイアン「なにを―――っ!!!」
バキッ!!
サネス「」
ジャイアン「おい!次は何するんだハンジ!」ボキッボキッ
ハンジ「そうだねえ……>>20」
耳元で、ジャイアンリサイタルと全身くすぐり。
なぜか深く感動した…!
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このSSまとめへのコメント
未完で高評価って意味不明