坂本「バルクホルンは軍人として非常に優れているな」 (79)

ダレモミテナクテモカクンダナ


バルクホルン「い、いきなりどうしたんだ、少佐///」

坂本「いや、501の皆を見て思ったんだ」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1397655007

珍しいカップリングっすね 期待

坂本「皆魔女として優れた力を持っている・・・が、軍人として優れているのはお前だ」

バルクホルン「そ、そうか///しかし、そんなことは無いと思うぞ」

バルクホルン「ミーナの方が私より優れた軍人だと思うし、少佐もそうだと思う」

坂本「謙遜することは無いさ。ミーナは少々甘すぎる節がある・・・私もな」

坂本「501の隊員が軍紀違反を起こしてばかりなのはそのせいかもしれんな」

坂本「はっはっは」

坂本「甘やかしてはならんのは分かっているんだがなあ。魔女として飛べない私でも出来ることがあると思っていたが」

バルクホルン「謙遜しているのは少佐の方だ!あなたほど優れた教官もそういない」

バルクホルン「少佐から直接指導してもらった宮藤やリーネは短期間で立派なエースになった・・・あなたの指導の賜物だ」

坂本「そ、そうか///しかし、それはあの2人が努力をした結果であってだな・・・」

バルクホルン「それも大きいが、やはり少佐の指導も大きいと私は思うぞ」

バルクホルン「それに、甘いのは私の方だ・・・いや、甘いだけではない」

バルクホルン「どうも人を贔屓してしまう。長らく共にいるハルトマンにはどうも厳しくできないのに、リベリアンなどにはついきつく当たってしまう」

坂本「気にしていたのか?別にそんな事はないだろう」

坂本「誰に対しても同じように接する事が出来る者などいないさ。それに、お前はシャーリーよりハルトマンの方がずっと大切なのか?」

バルクホルン「そんな事は・・・!リベリアンの前では言いたくないが、私は501の皆の事を等しく大切に思っている」

坂本「なら贔屓などしていない、そうだろう?」

坂本「それに、ハルトマンとシャーリーは違うんだ。接し方が変わるのもおかしいことじゃないさ」

バルクホルン「そう、なのかもしれないな」

バルクホルン「少佐・・・ありがとう」

坂本「おいおい、どうしたいきなり///」

バルクホルン「・・・」

坂本「・・・」

坂本・バルクホルン(何か話す事は無いだろうか・・・)

バルクホルン「ま、まぁいい。それでは、失礼させて貰う」ガチャリンコ

坂本「あ、あぁ、そうか」

バルクホルン(ど、どうしたんだ、少佐は)

バルクホルン(私が軍人として優れているだと・・・少佐の方が優れた方だ)

バルクホルン(少佐は優れた指導力で宮藤達を立派な魔女に育てた)

バルクホルン(しかし私はどうだ?もし私が少佐のように優れていたら、JG52を上手くまとめ上げる事もできたのではないか?)

バルクホルン(マルセイユがよく私に歯向かっていたのも、今考えると納得かもしれん)

ところ変わって執務室

坂本「むぅ・・・かえって思い詰める事になってしまったかもな」

坂本「ところでそこに隠れているのは分かっている。出てきたらどうだ?」

ミーナ「あら、美緒。気づいてたの?」ヒョコッ

エーリカ「バレちゃったかぁ~」ヒョコッ

坂本「飛べなくなっても侍さ。見くびらんでほしいな。はっはっは」

エーリカ「そっか・・・ねぇ、少佐。どうしていきなりあんな事話したの?」

坂本「別にいきなりでは無いさ。前から話そうと思っていた」

坂本「バルクホルンは自分を殺している気がしてな。優れた力を持っていながらそれでは勿体ないと思ったんだ」

坂本「どうも私がいるからと宮藤達の訓練にも積極的でない」

坂本「しかし私はもう飛べない。だからアイツに空戦の訓練を任せたいんだ」

ミーナ「成る程・・・それであんな話を」

坂本「こういう事は回りくどい事をせず直接言った方が良かったかもしれんな」

エーリカ「多分トゥルーデは原隊にいた時の事が引っかかってるのかもね。あの頃はよくハンナと喧嘩してたし」

エーリカ「自分には隊長として皆を引っ張る力が無いと思ってるんだよ、きっと」

坂本「そうか・・・しかし空戦技術の指導に当たって奴以上の適任者はいない。やはり直接頼んでみよう」

ところ変わってバルクホルンの部屋

坂本「二度もすまんな・・・ちょっといいか?」

バルクホルン「別に構わん、暇だからな。どうかしたのか?」

坂本「いや、実はお前に宮藤達に空戦を教える担当をやってもらいたくてな」

バルクホルン「そんな事か・・・今までのように少佐が教えるのがベストだ。私が出る幕は無い」

坂本「私はもう飛べない。それにお前の空戦技術はハルトマンと並んで世界中の魔女の中でもトップクラスに入る」

坂本「カールスラントのエースの飛行技術を教えてやってくれ」

バルクホルン「・・・少し、考えさせてくれ」

坂本「あぁ、良い返事を期待しているぞ」ガチャリンコ

ところ変わって食堂

バルクホルン「いかん・・・少佐への返事を考えていたら食事の時間に気付かなかった」

バルクホルン「食事の時間も守れないようではカールスラント軍人失格だな」

シャーリー「よぉ、堅物。遅かったな。まだ食ってないのは私とお前だけだぞ」モグモグ

バルクホルン「リベリアンか。貴様と二人とはな」

シャーリー「あぁ、私はユニットの整備をしていたら遅れたんだ・・・ところで、あの話、聞いたよ」

バルクホルン「・・・私が少佐から、教官の任を受けた話か?」

シャーリー「あぁ。どうして受けないんだ?」

バルクホルン「少佐の方が適しているから・・・というのは言い逃れだな。あの少佐の判断だ、正直間違っているとは思えん」

バルクホルン「原隊にいた頃、上手くやれなくてな。その頃の事をまだ引きずっている」

シャーリー「そうか・・・私はそんな経験してないから分かんないけどさ」

シャーリー「今のお前なら、ちゃんとやれると思うよ」

シャーリー「昔のお前の事は知らない。でもきっとお前は変わったんじゃないか?」

シャーリー「それに、気付いたんだろう?501に来てからさ」

バルクホルン「そうか・・・そうだな。私は守るべき者のために・・・」

バルクホルン「やってみよう。今から少佐に返事をしてくる」

シャーリー「そっか・・・ま、気負う事は無いさ。頑張れよ」

バルクホルン「あぁ、そうだな・・・」

バルクホルン「そ、それとリベ・・・シャーリー、ありがとう///」

バルクホルン「そして、すまなかったな。これからはもう少し、その、キツイ言い方は控えてみよう」

バルクホルン「そ、それでは失礼する!」バタリンコ!

シャーリー「お、おう///何だよいきなり」

バルクホルン(少しずつでも・・・変わっていかないとな)

ところ変わってまた執務室

バルクホルン「失礼する!坂本少佐はいるか?」バタリンコ!

坂本「バルクホルンか。返事は・・・その顔を見れば聞かずとも分かるか」

バルクホルン「あぁ、私なりに頑張ってみよう」

エーリカ(トゥルーデ・・・ちょっと吹っ切ったみたいだね)コソコソ

ミーナ(えぇ、これからあの子、きっとますます強くなるわ)コソコソ

バルクホルン「・・・ところでエーリカ、そこにいるんだろう?お前には教官補佐を担当して貰うぞ」

坂本「おお、それは良いな!ハルトマンも将来、教官になる時のために勉強しておくといい!」

エーリカ「ええー!イヤだー!メンドくさいー!」ジタバタ

バルクホルン「ダメだ!ミーナもそれで良いな?」

エーリカ「ミーナぁ!何とか言ってやってよ!」

ミーナ「まぁ、良いんじゃないかしら?しっかり経験積んでね?フラウ」

坂本「なに、やってみれば案外楽しいぞ!はっはっは」

エーリカ「イヤだー!助けてくれー!うわーーん!」

バルクホルン「おい、ハルトマン!うるさいぞ!」



こうしてカールスラントのWエースによる訓練が始まったとか始まってないとか・・・

これでおしまい。

思ってたよりずっと短かったな・・・。あとあんまし会話を掘り下げられなかったのが無念。

バルクホルンと坂本少佐はどっちも努力と根性の人って感じがしたから思いつきで書いてみた、反省はしてない。

シャーゲルも良いけどエーゲルも悪くないと思う今日この頃。あんまり上手いシャーゲル書けなかったのも無念。

作者なんだけども・・・

スレタイの話はこれでおしまいだけどあんまし短すぎるので続きの話を書くかもしれん。

(需要があればね)

何か適当にキャラ書いてくれたら無理矢理登場させます。ワールドウィッチーズも持ってるので他の部隊の隊員でもOKです。でもできるだけキャラの呼称が公式で決まってるキャラがいいです。

面白かったので期待して待ってる
ストパンSSもっと増えて欲しいんだが公式から何かないと無理だよなー

ペリーヌ出して

続き書きます。ペリーヌ了解です。



~訓練が始まって数日~

バルクホルン「・・・と、いうわけで今日の訓練はここまでだ」

エーリカ「お疲れ~」

宮藤「お疲れ様でした!リーネちゃん、お風呂行こっ!」ワイワイキャッキャ

エーリカ「トゥルーデぇ、私たちもお風呂行こうよ」

バルクホルン「いや、今日の反省をしてからだ。来い、ハルトマン」

エーリカ「えー・・・」

坂本(・・・ふむ)

~次の日~

バルクホルン「・・・と、いうわけで今日の訓練はここまでだ」

エーリカ「お疲れ~」

宮藤「・・・ふぅ、お疲れ様でした。リーネちゃん、お風呂行こう」

バルクホルン「あ、ちょっと待て、宮藤」

宮藤「何ですか?」

バルクホルン「今日の最後の模擬戦で、お前はリーネに弾を当てるチャンスが4回あったが、全て見逃していたようだな。気付いたか?」

宮藤「えっ・・・いえ、全然気付かなかったです」

バルクホルン「そうか、集中力が足りていないぞ。それとリーネ」

リーネ「は、はいっ」

バルクホルン「今日のお前はハルトマンの後ろに付いているだけでほとんど何もしてなかったな」

バルクホルン「今日の機動はそれほど複雑な物では無かった筈だ。やはりお前も集中力が足りないぞ」

リーネ「はい・・・すいません」

バルクホルン「まぁいい。明日はしっかりするように」

~数日後~

バルクホルン「・・・と、いうわけで今日の訓練はここまでだ」

エーリカ「お疲れ~」

宮藤「・・・お、お疲れ様でした。リーネちゃん、お風呂」

バルクホルン「おい、宮藤。この程度で音を上げているようでは・・・」

エーリカ「まぁまぁまぁまぁ~。宮藤にリーネ、私もお風呂行くよ」

バルクホルン「・・・」

ミーナ(トゥルーデ・・・あんまり上手くやれてなさそうね)コソコソ

シャーリー(でも可笑しいですね。少佐がしてた時と比べて特別きつくなったわけじゃあなさそうなのに)コソコソ

ミーナ(そうね・・・なのに宮藤さん達が酷く疲れているように見えるわ)コソコソ

ところ変わって食堂

バルクホルン「いかんな・・・指導プランを立てていたら食事に遅れてしまった・・・って」

バルクホルン「ペリーヌか」

ペリーヌ「こんばんは、大尉。訓練に随分と苦労されているようですわね」

バルクホルン「あぁ、私もまだまだだな」

ペリーヌ「あ、別に今のは皮肉ではありませんのよ。純粋に心配しているのですわ」

バルクホルン「そうか、ありがとう・・・」

ペリーヌ「・・・」

ペリーヌ(大尉と2人というのもあまりありませんし、何を話せばよいのか分かりませんわね)

バルクホルン「ペリーヌ・・・お前は、立派だな」

ペリーヌ「・・・へ?いきなり何を仰いますの?」

バルクホルン「いや、そのままさ。ガリア復興の第一人者としてのお前の働きや、その身分がありながらもこうして共に戦ってくれていることなどな」

ペリーヌ「そんな・・・大尉には及びませんわ」

バルクホルン「いや、そんなことはない・・・なぁ、ペリーヌ、ちょっと良いか?」

ペリーヌ「えぇ、何ですの?」

バルクホルン「あぁ。訓練の事なんだがな。宮藤達の負担にならないようしてきたつもりだったが、実はそう上手くいってないんだ」

ペリーヌ「あら・・・その事でしたの」

ペリーヌ「大尉の訓練のご様子は時折拝見させて頂いておりますわ」

バルクホルン「そうか・・・はっきり言ってくれて構わないぞ。今は階級は気にするな」

ペリーヌ「では・・・」ゴニョゴニョ

バルクホルン「成る程、確かにそういう事も大事かもしれないな」

ペリーヌ「あの坂本少佐の役目を引き継いでいるのだから、しっかり頑張ってくださいな」

バルクホルン「ふ・・・そうだな。あぁ、そうだ、ペリーヌ」

ペリーヌ「?」

バルクホルン「やはりお前は立派な奴だ。もし祖国カールスラントの奪還を果たしたら、私もガリア復興の手伝いをしたい」

バルクホルン「お前の思い描く美しいガリアの為に、私の力を使ってくれ」

バルクホルン「それでは失礼するぞ」バタリンコ

ペリーヌ「あらあら・・・大尉が照れもせずにそのような事を言うだなんて・・・」

~次の日~

バルクホルン「・・・と、いうわけで今日の訓練はここまでだ」

エーリカ「お疲れ~」

バルクホルン「・・・と、時に宮藤とリーネ、良かったら、その、今から風呂でもどうだ?」

エーリカ「え、トゥルーデ反省会しないの?」

バルクホルン「あぁ、後でする。どうだ?2人とも」

宮藤「全然良いですよ!行きましょう、ハルトマンさんも」

ところ変わって浴場

宮藤「ふぅ~、やっぱ訓練の後はお風呂に限るなぁ」

宮藤(今日はリーネちゃんだけじゃなくて、バルクホルンさんもいるからね)ハァハァ

バルクホルン「み、宮藤。良かったら、その、背中を流してやろうか?」

宮藤「えええっ!どうしたんですかいきなり。バルクホルンさんにそんな事してもらうだなんて、申し訳ないですよ!」

バルクホルン「良いんだ、風呂では階級は気にしないものだろう?それに、毎日頑張ってるからな、お前達は」

宮藤「じゃ、じゃあお願いします。あっ、後で私もバルクホルンさんのお背中、流しますよ!」

バルクホルン「そうか・・・ありがとう」

エーリカ(ほほう、トゥルーデも労いを覚えたか)

エーリカ「じゃあ私はリーネの背中を流してあげるよ~」

エーリカ「ごしごし~、えーい」モミモミ

リーネ「ひいいっ!?は、ハルトマン中尉・・・///」

宮藤「リーネちゃん、後で私も洗ってあげるよ」

宮藤(なんと羨ましい、ハルトマンさん)

バルクホルン「・・・ところで宮藤」

宮藤「何ですか?」

バルクホルン「すまなかったな。上手くやれなくて」

宮藤「そんな事ないですよ!バルクホルンさんの訓練、すっごくキツいですけど、頑張れますから」

バルクホルン「そうか・・・ありがとう」

エーリカ「あははっ、トゥルーデさっきからお礼言ってばっかりだね」

ところ変わって脱衣所

ペリーヌ(大尉・・・良かった)

ペリーヌ「本当に良かったですわ・・・大尉が宮藤さん達の訓練を積極的にして下されば、私はこうして・・・」

坂本「ん?何か言ったか、ペリーヌ」

ペリーヌ「いえ、何も言ってませんわ」

ペリーヌ(以前より坂本少佐にお近づきする機会が増えましたもの)ニヤニヤ

チュウトハンパダケドコレデオシマイナンダナ

見てくれた人ありがとう~

ペリーヌにしか出来ない事をさせてあげられなかったのが残念だった。この役回りだとシャーリーとかのがしっくりするのに無理矢理突っ込んだ感じがしてしまう。

一応補足しておくと、ペリーヌは宮藤と坂本が二人で居る時間が減ったから、その分坂本と二人になるチャンスが増えた、という解釈でオナシャス。


エーゲル見たいね

乙乙

続けるのなら続きが見たい作品だな、これ

>>35
>>37

続き書きたいし書くつもり(エーゲルで)だけどもうちょっと時間掛かりますな。

エーゲル出来たから21日の9時頃投下します。

相変わらず短いです。

9時頃って言ったのは21時ということです

今更ながら申し訳ない。

ちょっと遅れて9時過ぎに投下開始します。

続き書きます



バルクホルン「よし、今日の訓練は終了だ」

エーリカ「お疲れ~」

バルクホルン「あと、ここ最近出撃が続いたからな。明日は訓練無しだ」

宮藤「休みですか!やったー!」

宮藤「リーネちゃん!お風呂入ろ!」

バルクホルン「エーリカ、私たちも入るか」

エーリカ「行く行く~」

浴場

宮藤「お先上がりますね」

リーネ「失礼します」

バルクホルン「・・・」

エーリカ「いや~お風呂はいいね。私もここ最近はマジメに訓練してたから特にそう思っちゃうよ~」

バルクホルン「・・・」

エーリカ「?どったのトゥルーデ、ぼーっとしてるよ。のぼせた?」

バルクホルン「・・・ん、何か言ったか?」

エーリカ「いや、のぼせたのかなって。何かぼーっとしてるからさ」

バルクホルン「いや、そんな事は無いぞ。明日は訓練無しだからな。綿密にプランが練れると思っていただけだ」

エーリカ「私も久しぶりにゆっくりできそうだよ。明日の朝は起こさないでね」

バルクホルン「そうだな・・・」

エーリカ「そうだよ~・・・え?」

バルクホルン「ん?何か変な事を言ったか?」

エーリカ「い、いや、何も」

バルクホルン「そうか」

エーリカ(今日のトゥルーデ、何か変かな?)

バルクホルン「ふむ、これ以上入っていたらそれこそのぼせてしまう。私は先に上がるぞ」

エーリカ「あ、私も~」

脱衣所

バルクホルン「む、そろそろ夕食の時間だな。エーリカ、先に行っておいてくれ」

バルクホルン「私は一度部屋に戻る」

エーリカ「おっけ~、早く来ないとトゥルーデの分も食べちゃうからね!」

バルクホルン「いや、ちゃんと残しておけよ?」

エーリカ「・・・う、うん」

エーリカ(おかしい。いつもならそんな事するなとかカールスラント軍人はなんたらとか言うのに)

エーリカ(そういえば訓練の時から覇気が無かったな~。今日の模擬戦は私が勝ったけど、心ここにあらずって感じであっさりやられちゃったし)

エーリカ(もしかして、調子悪いのかな)

バルクホルン自室

バルクホルン「・・・」

バルクホルン(ね、眠い。眠すぎるっ!)

バルクホルン「ここ1週間、いやそれ以上か。宮藤とリーネの訓練の内容を考えていたせいで徹夜続きだったせいなのか」

バルクホルン「さっき風呂場でエーリカと話した内容が良く思い出せんな、どうでも良い事なら良いんだが」

バルクホルン「少し寝てから行くか。飯は・・・多少冷めるのは仕方あるまい」

バルクホルン「しかし、カールスラント軍人たるもの、眠って食事に遅刻するようでは健康管理に欠ける」

バルクホルン「食事を取ったら寝よう・・・まずは、そうだな、顔でも洗って・・・」フラフラ


バタンッッッ


バルクホルン「・・・」zzz

数刻後

バルクホルン「・・・はっ、いかん、つい寝てしまった」

バルクホルン「くそっ、丁度皆が食事を終えたくらいの時間か」

バルクホルン「最近食事に遅刻してばかりだな」

食堂

バルクホルン(少しだけだが眠ったというのに、まだ眠いな)

バルクホルン「ん?エーリカ、まだ食い終わってなかったのか」

エーリカ「あ~、トゥルーデ遅いー!もう冷めちゃってるよ。早く食べよっ」

バルクホルン「あぁ・・・すまんな。もしかして待っててくれたのか?」

バルクホルン(エーリカの奴・・・全く更に手を付けていないみたいだが)

エーリカ「まさか~、偶然私も遅れたんだよ。それより早く座りなよ」

バルクホルン「そうだな」

エーリカ「ね、トゥルーデ。やっぱり今日ぼーっとしてるよ?訓練の時からずっと」

バルクホルン「いや、そんなことは・・・」

エーリカ「あるよ」

バルクホルン「・・・」

エーリカ「何か悩んでるんだったら話してみてよ」

エーリカ「それとも、私には言えない悩み?」

バルクホルン「あ、いやそんな事は」

バルクホルン(心配してくれるのか、エーリカ)

バルクホルン(しかし、上官である私がこうでは示しが付かないな)

バルクホルン「いや、ちょっと疲れていてな、眠いだけだ」

エーリカ「ふ~ん、それだけなら良いんだけど」

バルクホルン「あぁ、それだけだ・・・ごちそうさま」

エーリカ「あ、私もごちそうさま。トゥルーデっ、お皿片づけておくよ」カチャカチャ

バルクホルン「すまんな」

バルクホルン(エーリカに余計な心配をさせてしまったな)

バルクホルン(とにかく、今日は部屋に戻って疲れを取らなければ・・・)

バタンッ!

バルクホルン「・・・」zzz

バルクホルン自室

バルクホルン「ううん・・・ここは、私の部屋か」

バルクホルン「確か食堂でエーリカを待っていて、そのまま倒れたのか?」

エーリカ「あ、トゥルーデ起きた?」

エーリカ「戻ってきたら机に突っ伏してるんだもん、ビックリしたよ」

エーリカ「あのね、疲労だってさ。トゥルーデ、毎日訓練してたし、夜遅くまで起きていろいろしてたんでしょ?」

バルクホルン「少し眠いくらいで何だ。サーニャはいつも眠そうだろう。しかしアイツは休まずに毎晩飛んでいるぞ」

エーリカ「そりゃそうだけどさ。でもさーにゃんは生活リズムが違うからあんな感じなんじゃないの?」

エーリカ「トゥルーデの場合は、単なる働き過ぎ。少しは休みなよ。体調管理も軍人の仕事の内だよ?」

バルクホルン「お前に軍人について教わるとはな」

エーリカ「酷い事言うなあ~。まぁ良いけど」

エーリカ「もう少し寝てなよ。看病は私がしたげる!」

バルクホルン「そうか・・・すまないな」

バルクホルン「・・・」zzz

数日後

バルクホルン「大分疲れも取れた。エーリカ、ありがとうな」

エーリカ「かしこまっちゃって~。でも、今度からは気を付けてね?」

エーリカ「やっぱりトゥルーデはちょっと五月蠅いくらいが丁度良いよ!」

バルクホルン「な・・・五月蠅いとは何だ!大体おまえは・・・」クドクド

エーリカ「やっぱり五月蠅いじゃん!すぐこれなんだから~」

エーリカ「ま、弱々しいトゥルーデも悪くなかったけどね」ニヒヒ

バルクホルン「な、何を言うか!?」

エーリカ「カールスラント軍人が弱みを見せるとはね」

バルクホルン「ッッッ!く、訓練だ!早く行くぞ!」

バルクホルン「遅れるなよハルトマン!」

エーリカ「ほいほ~い」

エーリカ(良かった良かった)

エーリカ「やっぱりトゥルーデはこうでなくっちゃね」

これで終わりです。

短いのは展開早すぎて間にちょいちょい何か挟む事のできなかった>>1の実力不足。3編書いて50はどうなのか...

あとスレタイから大分かけ離れてるな...なんかタイトル詐欺で申し訳ない。


エーゲル良すぎてニヤニヤしてしまった。続きも期待

乙乙

>>1ですどうも。

明日夜に完結編を書きます。今日は別に立てて作ろうと思ってるスト魔女SSを書くので。

坂本×バルクホルンで固定だけどリクあれば他キャラも出すかも。

今夜には完結編は書けなさそう。

近いうちに完成させます。

一週間もかかってしまったのは単純にネタが思いつかなかったからです。申し訳ない。

続き書きます。



浴場 


バルクホルン(宮藤達の訓練を初めて見てそこそこの日にちが経った)カポーン

坂本「はっはっは...ってバルクホルンか。ちょうど良かった」ガラッ

バルクホルン「ちょうどよかったとは、2人で話したい事でもあったのか?少佐」

坂本「ああ。訓練の事だが、もう大分慣れているようだな」

バルクホルン「まぁ、元々コレが初めてではないからな。」

坂本「そうか...ところで本題に入らせて貰うが。教官という...何だ、役目?についてだな」

バルクホルン「訓練の指導についてか?」

坂本「もっと精神的な面だ...ちょっとマジメな話になるぞ。いいか?」

バルクホルン「もともとあなたは冗談を言う人ではあるまい。続けてくれ」

坂本「バルクホルン、お前もそう遠くない内にアガリを迎える。分かっているな?」

バルクホルン「...そうだな。出来ればその前に祖国カールスラントを奪還したいが」

坂本「アガリを迎えたらで良い、教官をやってみてはどうだ?」

坂本「アガリを迎えてからも魔女としてやれる事はある。扶桑にはテストパイロットとして飛んでいる人もいるが」

坂本「アガった後はどうするつもりだ?」

バルクホルン「かつては祖国奪還のために最後まで戦うつもりだったが、私はエイラのようにシールド無しで戦えるわけではないからな」

バルクホルン「あまり考えてはいない」

坂本「そうか...もし扶桑で教官などしようと思ったら一声かけてくれ。宮藤も喜ぶぞ?お前が扶桑に来るとなれば」

バルクホルン「流石に扶桑まで行くかは...」

坂本「それもそうか。はっはっは」

サウナ

ミーナ「美緒ったらトゥルーデと何話してるのかと思えば」

エーリカ「教官かー。ミーナは誘われなかったの?」

ミーナ「えぇ...もう、美緒ったら」ビキビキ

エーリカ(ヤバいよ少佐ー!)

エイラ「ていうか、何で2人の話してる内容が分かるんだ?」

エーリカ「ミーナの固有能力と読唇術を使ってだね」

エイラ「そんな事できるのかよっ!?てか、魔法力の無駄遣いダナ」

エーリカ「エイラはアガリ迎えたらどうすんの?」

ミーナ「そうね、エイラさんはシールド張れなくても戦えるから、前線でなければ...」

エイラ「勘弁してくれ...ま、サーニャが引退するまでは戦うけど」

エーリカ「ふーん、さーにゃんも幸せ者だね。でもトゥルーデはどうするのかな?」

ミーナ「さぁ...ただ、トゥルーデは本国からテストパイロットとしての技術を評価されてるし」

ミーナ「でもあの空戦技術を放っておくような事も考えにくいわね」

エイラ「何でもできる奴って面倒くさいなー、でも空戦技術はテストでも活かされるダロ。やっぱりテストじゃないのか?」

エーリカ「それお前が言うなって奴だね」

バルクホルン自室

バルクホルン「ふーむ教官か」

エーリカ「ねぇねぇトゥルーデ、テストパイロットとかはどう?」

バルクホルン「それも良いな。何にせよ、直接でなくとも戦う力を活かせるのが良い。飛べればなお良し」

エーリカ「少佐の空飛びたい病が...」

バルクホルン「まぁ、気心知れた宮藤とリーネだから教官も出来たのだ。まだまだ学んでから決めるさ」

バルクホルン「それに、教官とテストパイロット、どちらか一方、でなくとも良いだろう」

エーリカ「うへぇ...」

次の日 浴場


バルクホルン「訓練後の風呂は良い。これは全部隊に常設にしよう。アフリカのような水のない土地のネウロイを早急に全滅させて...」

バルクホルン「まったくマルセイユは何をしているんだ...」

エーリカ(無茶言うな。てか、あらゆる面で少佐に似てきたね...その内烈風丸みたいなのを作るんじゃ)

坂本「はっはっはー!ん?バルクホルンにハルトマンじゃないか。奇遇だな」ガララッ

エーリカ「話をすれば、少佐じゃん」

坂本「ん?私の話をしていたのか?」

バルクホルン「いや、風呂の話をしていた」

エーリカ「あぁー...まぁ、風呂といえば少佐!って感じで」

坂本「はっはっは、まぁそうだな」

バルクホルン「それで納得するのか...ところで少佐、昨日の件だが」

坂本「おお、どうするんだ?」

バルクホルン「保留だ。テストパイロットをするか、教官をするか、或いはどちらもするか」

坂本「そうか。まぁそう答えを急ぐものでもあるまい。シールド張れなくなってから考えれば良いさ。はっはっは!」

エーリカ「その行き当たりばったり思考が恐ろしいよ...」ボソッ

バルクホルン「お前の方がよっぽど行き当たりばったりだ」

またまた次の日

バルクホルン「宮藤、リーネ。明日の訓練は休みだ」

宮藤「やったー!リーネちゃん、お風呂行こっ!」

バルクホルン「さて、私も行くか。エーリカ、お前はどうする」

エーリカ「もちろん行くよ~」

浴場

宮藤「それにしても、バルクホルンさんとハルトマンさん、すっごいですね」

バルクホルン「何がだ?」

リーネ「やっぱりカールスラントの二大エースですから...」

バルクホルン「まぁ、私とて最初はヒヨっ子だった。2人とも、これからも努力を欠かさず行えば私を超えるだろう」

バルクホルン「いずれは中隊指揮のノウハウなども教えてやる。サバイバルなど、どこででも生きていけるよう幅広い訓練もだな...」

エーリカ「付き合わされるこっちの身にもなって!」

宮藤「指揮官かー、あんまりイメージ湧かないかも」

リーネ「私も」

バルクホルン「何を言うか。お前達も飛行技術、人間性ともに成長した。指揮官としても優秀になるぞ」

食堂

バルクホルン「いかん、カールスラント軍人ともあろう者がちょっとした事で食事に遅れるとは」

バルクホルン「む、少佐。一人か?」

坂本「そうだ。やけに遅かったな」

バルクホルン「あぁ。そうそう少佐。教えるというのは良いことだな」

坂本「どうしたいきなり。いや、いきなりでも無いか?」

バルクホルン「自分の積み上げたものを、後の者が受け継いでくれるんだ」

バルクホルン「私はそうやって成長してきたし、誰もがきっとそうする事で強くなれる」

坂本「うむ、良い事を言うな」

洗い場

ミーナ「あの2人、仲良いわね~、良い事だわ」

ミーナ「ホント、美緒ったら」ビキビキ

エイラ「ソ、ソウダナ~、ナカイイナ~」アセアセ

エイラ(大尉の未来が心配ダナ。一応後で占っておいてやるか)

ミーナ「ね、エイラさん?そう思うわよね?」

エイラ「ン!?ま、まぁナ。仲良いのは良いことだと思うゾ?」

ミーナ「でも、特定の隊員を依怙贔屓するのは良くない事だと思うわ」

エイラ「ソ、ソウダナ」

エイラ(怖っ!ってか、それウチのほぼ全員に言える事ダロ...アンタ含めて)

次の日

バルクホルン「さ、今日の訓練を始めるぞ」

エーリカ「がんばろー」

バルクホルン「今日は対正面射撃の訓練を行う。お前達も初めてで無いから分かっているだろうが、実戦で使うには非常に危険だが、高い攻撃力を持っている」

バルクホルン「リーネは狙撃手だから使う機会はほとんど無いだろうから、ハルトマン、頼むぞ」

エーリカ「リーネは別の訓練しよっか」

バルクホルン「ストライカーの準備は良いか?」

宮藤・リーネ「はいっ!」

坂本(やはり私の目に狂いは無かったな)

坂本「はっはっは!」

ミーナ「ちょ、いきなりどうしたの美緒!?」ビクッ


おしまい

これでおしまいです、オマケ書く予定は無し。
短編ながら結構長くかかってしまったけど無事終えられて>>1は満足です。

見て下さった方ありがとうございました。

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