李衣菜「VANISING POINT」 (28)
シンデレラガールズSSです。
多田李衣菜、木村夏樹メインです。
この物語はフィクションであり、実在の人物・団体とは 一切関係 ありません。
あとURL張っています、気になる方は注意してください。(動画です)
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1375373454
冬
P「お~い、夏樹っ」
夏樹「んーどうしたPさん」
P「映画見に行かないか、来週末なんだけど」
夏樹「映画~?この時期にPさんが見たがるような映画なんてあったっけ」
P「ふっふっふ、こいつだよこいつ」
夏樹「そ、それはっ!」
夏樹「マジか~、その映画のチケット取れたのかぁ~」
P「おうっ!」ニコニコ
夏樹「ぜひアタシも連れてってくれよ、雑誌で見て気になってたんだよ~」
P「当然だろ!仕事も絶対に入れないようにするぜ!!」
夏樹「いや、それはプロデューサーとしてはどうなんだ」
李衣菜「なつきち、Pさん、こんちゃーっす!!」
夏樹「よう、だりー」
P「うっす、李衣菜」
李衣菜「二人して何話してたのー?」
夏樹「ああ、Pさんが来週映画を見に行こうって誘ってきて」
李衣菜「えっ!!Pさんとなつきちデートっ!?」
ザワッ… ザワザワッ… ザワッ… ザワワッ…ザワワッ…
夏樹「お、おいっ!いきなり何言い出すんだよっ!!」
夏樹(殺気を帯びた視線が怖い)
P「なーにを言っとる、お前は」ゲンコツグリグリ
李衣菜「痛い痛い痛いっ!!」
P「この映画のチケットが3枚手に入ってな、趣味が合いそうなのが夏樹位だから誘ったんだよ」
李衣菜「普段映画をまったく見ないPさんがなつきちを誘うような映画…」
李衣菜(…!多分凄くロックな映画だっ)
李衣菜「ねぇPさん~、私もその映画見に行きたいなぁ~」
P「ほぅ、流石自称ロッキンガール、目の付け所が違うな」
李衣菜「自称言うなっ!」
P「涼でも誘おうと思ったんだが、まぁいいや。ほらやるよ」
李衣菜「うっひょーーー!!」
P「その口癖やめなさい」
夏樹「しかし、なんで3枚買ったんだ?」
P「映画館で一回こっきりだったからな、取れないのが嫌で予約してたら全部取れた」
李衣菜「で、なんの映画なの?このVANISHING POINTって」
P「ロックなアイドルを目指すっていうなら絶対に見ていたほうがいいドキュメント映画だと思う」
夏樹「思うって」
P「仕方ないだろ、前情報は可能な限り仕入れないようにしてるんだから」
李衣菜「へぇー!ロックな私としては見逃せない映画だね!!」
P「ソウダナ」
李衣菜「何その棒読みっ!!」
夏樹「楽しみだなぁー」
上映当日
映画館
P「うぉぉぉ、き、緊張する…」
夏樹「おいおい、それはどうなんだ」
P「いやだって、ブランキーの映画だぜ」
夏樹「ホント、Pさんブランキー好きだな」
P「高校のときブランキー聞いていなかったら多分この業界にはいなかったわ」
李衣菜「そこまでっ!?」
夏樹「そんなに好きだったのか…」
P「よーし、まずはパンフレット買いに行こーっと」
李衣菜「私はポップコーンでも買いに行こー」
夏樹「だりー、アタシも行くよ」
夏樹「!!おい、Pさんっ」
P「んー、なんだー?」
夏樹「これを見ろよっこれをっ」
P「こ、これはっ!」
李衣菜「なになに?」
P「これください」
P夏樹「「D・I・Jセット」」
P「やべーマジやべー、これ企画した人マジわかってる」
P「マジこれさえあれば生きていける」
夏樹「Pさんケツが青いのか」
P「おう、最新型のピストルだからな」
P「魅力的なおまえたちの足にぶっかけてやろうか?」
夏樹「Pさん、セクハラ」
李衣菜「???」
P「さー中に入ろうか」
李衣菜(なんでメロンソーダとチリドッグでこんなに盛り上がってるんだろ)
P「連番か、まぁそりゃそうか」
李衣菜「いやー、この映画の始まる前って凄くドキドキするよねっ」
夏樹「ドキドキしすぎて顔が強張ってる人もいるしな」
P「う、うるさいっ」
夏樹「チリドッグうまいな」
李衣菜「うーっ、私もそれにすればよかった~」
P「さ、始まるぞ」
上映中
作中歌
Salinger
ttp://www.youtube.com/watch?v=iwchi7Jc550
いちご水
ttp://www.youtube.com/watch?v=gIMObEl9LIo
ガソリンの揺れかた
ttp://www.youtube.com/watch?v=vSvtI-6LEHg
ディズニーランドへ
ttp://www.youtube.com/watch?v=fr4xxV_rz44
上映後
ED 綺麗な首飾り
http://www.youtube.com/watch?v=jDykd7mLLic
P「…」
夏樹「…」
李衣菜(…凄かったっ)
映画館の外
P「さいっっっっこうだったなっ!!!」
夏樹「ああ!凄く良かったっ!」
P「夏樹っ!!」
夏樹「Pさんっ!!」
ウッウーハイターチッ!! イェイ!!
李衣菜「本当、凄かった…」
夏樹「どうだった、李衣菜」
李衣菜「凄い、凄すぎるよ!特にさっ!」
P「まぁその辺は飯食いながら話そう」
夏樹「ん、そうだな」
P(あんまり目立つのもな、まぁ見た人はそれどころじゃないんだろうけどな!)
映画館近くレストラン
P「今日は俺のおごりだ!好きなモノ食え!」
夏樹「流石Pさんっ、太っ腹ー」
李衣菜「やったー!」
テンインサーン
コレトコレトコレトコレトコレネー!
ンジャアタシハコレトコレトコレデ
P(こいつらマジ容赦ないわ)
夏樹「で、どうだっただりー。初ブランキーは」
李衣菜「すごかった!」
P「幸せ者だなお前は、初めて見て聞いたブランキーがこの映画って」
夏樹「そういやPさん高校から聞いていたって言ってたけど、ブランキーのライブ行ったことあるの?」
P「ないよ、俺が高校のときにはもう解散してたからな」
夏樹「あーやっぱそうなんだ」
P「名前だけは知っててな、高校のときなんとなくアルバム借りて聞いたらドはまりした」
李衣菜「へぇー!!」
P「JUDEとかソロになってからは行っているんだが、ブランキーのライブはDVDでしか見たことないな」
李衣菜「PさんPさん!」
P「おーぅ?どうした李衣菜」
李衣菜「私にアルバムとかDVDとか貸してよ!」
P「…李衣菜、お前」
李衣菜「すごかった!かっこよかった!ロックだった!」
P「よし明日俺の持ってるアルバムDVD全部持ってきてやるから全部聞け!」
李衣菜「やったー!」
夏樹「アタシも借りていいか?」
P「おう、どんどん聞いてくれ」
夏樹「アタシもアルバムまでは聞いてたんだけどライブDVDまでは見たことなくて」
P「ブランキーの真骨頂はライブだからな!」
P「いやしかし、終わりに向けて全力で走り出す、こんなに力強くて儚げで」
P「色々な葛藤があった上でのLAST DANCEだったんだなぁ…」
夏樹「アタシも正直そこまで3人のことを知らなかったけど、共感出来るところもあった」
李衣菜「私だただた圧倒されてたよ、とにかく間に入るライブが凄くって!」
夏樹「スリーピースバンドであの音圧は凄いよなっ」
李衣菜「あれがロックだよっロックっ!」
P(うーん、女子高生アイドルがブランキーについて語っている、天国か)
月日が流れ、春
P「夏樹!お前のフェスへの出演が決まったぞ!!」
夏樹「!!!マジかっ!?」
P「マジだっ!!!やったな!夏樹!!」
夏樹「うおぉぉぉぉ!!燃えてくるぜっ!!」
李衣菜「Pさん、Pさんっ!アタシはー?」
P「それでだな、夏樹。今後の打ち合わせなんだが…」
李衣菜「無視するなーーー!!!」
リーナキーック
P「げはっ!!痛いだろっ、李衣菜」
李衣菜「私を無視するからだよーっだ!」イー
P「そんなことする奴には出演依頼断ってこようかな~」
李衣菜「えっ!?ちょ、Pさんっ?!いや、P様っ!!」
P「ん~?聞こえんなぁ~?」
李衣菜「私が悪かったです、お願いします出演させてください」ドゲザー
夏樹「だりー…」
P「冗談だっつーの、そんな簡単にそんなことするなっ」
李衣菜「うぅ~、だって~」
P「最初は本当に夏樹だけだったんだけどな、最近頑張ってるしお前もお願いしてきたよ」
李衣菜「Pさん…Pざぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ん”」
P「泣くな泣くな」
夏樹「Pさん、そういやフェスはいつあるんだ?」
P「8月中旬だな、時期的にはお盆前かな」
夏樹「どういうスタイルでいくんだ?」
P「まぁ夏フェスだからな、基本バンドだろ。他の演者もバンドばっかりだし、ほれ今決まってる演者リスト」
李衣菜「うっひょー!私も知ってるようなバンドばっかり!」
夏樹「おぉ~、これは凄いな。有名どころから若手までそろってるし」
夏樹「その中にアタシ達がいるのか…うぉぉぉぉ!!ますます燃えてきたぜっ!!」
李衣菜「私もだよ!なつきちっ!」
P「よしよし、やる気十分だな」
李衣菜(フェスかー!凄いなー…あ、そうだ)
李衣菜「あのー、Pさん?」
P「ん、どうした李衣菜」
李衣菜「私、1曲歌いたい曲があるだけど」
P「ん?Twilight Skyか?それなら当然…」
李衣菜「んーん、違うよ。この曲」ヘッドホン渡し
P「あーん?…!?」
李衣菜「…ダメ、かな?」
P「いや、やれ、必ず許可を取ってくるから」
李衣菜「ホント?」
P「ああ、必ずだ。その代わり中途半端なことしたら承知しないぞ」
夏樹「何の曲だ?」
李衣菜「これだよ」ヘッドホン渡し
夏樹「…!!おまっ、これを歌う気かっ」
李衣菜「うん、凄く好きな曲なんだ」
夏樹「まぁ、お祭りだしな!Pさん、アタシにギターやらせてくれよ」
P「おう!やってやれ!グレイトフル・サウンドにナツキ&リーナ旋風を巻き起こしてやれ!」
李衣菜夏樹「「おーーー!!」」
李衣菜夏樹「「ってグレイトフル・サウンドーーーーーー!!?」」
夏
フェス当日
バックステージ
李衣菜「きききききききき緊張してきた…」
夏樹「おいおい、大丈夫かよだりー」
ウワァァァァァ
ネクストステージ ナツキ&リィィィィィナ!!
夏樹「お、終わったか。よし、次は私たちだなっ」
李衣菜「…うんっ!」
前バンドA「次、頑張ってな」
前バンドB「盛り上げておいたぜ、お二人さん」
前バンドC「頑張ってね、ナツキちゃん、リーナちゃん」
夏樹「はいっ!ありがとうございます!」
李衣菜「頑張ります!」
夏樹「さぁ、行くぜ!だりー!!」
李衣菜「うんっ!!」
李衣菜「皆―!ノってるかーい!!!」
ウオオオオオオオオオオオ
リーナチャーン ナツキチー ニワカー
李衣菜「今にわかっていったの誰っ!?」
ワハハハハハ
夏樹「なーにやってんだよ、はじめるぞ」
李衣菜「うー、気を取り直して!一曲目、Twilight Sky!!」
ライブ終盤
李衣菜「みんなーありがとー!!」
夏樹「すごいなっ、皆のパワーはっ!」
李衣菜「次でラストなんだけどー」
ウオオオオオオオオ エー
李衣菜「私冬にある映画を見て」
李衣菜「こんなこというとまたにわかとか言われちゃうけど」
ワハハハハハ ニワカー
李衣菜「そこで初めて知ったバンドがいます」
李衣菜「それで私はそのバンドが凄く好きになっちゃって」
李衣菜「最後にそのバンドの私の好きな曲を歌いますっ」
李衣菜「聞いてください」
李衣菜「ブランキージェットシティよりSWEET DAYS」
SWEET DAYS
ttp://www.youtube.com/watch?v=-pllsbIN_H8
ウワアアアアアアアアアア
リーナ ナツキー サイコウー
李衣菜「ありがとうございましたああああ!!」ハァハァ
夏樹「最高だったぜえええええええ!!」ハァハァ
ネクストステージ シーックレットッ
ステージ袖
夏樹「やったな!だりー!!」
李衣菜「なつきち~~~」
???「いやぁ、カッコよかったわ2人とも」
夏樹「ん…!!!!!!!!??」
李衣菜「ありがとうございますっ!!」
???「こりゃあ、俺らも頑張らにゃいかんなー、ベンちゃんよ」
???「さぁ、行こうか」
???「見ててーや、カッコいいステージにしてくるから」
李衣菜「はいっ!!頑張ってくださいっ」
夏樹「が、がんばって、くださいっ」ガクガク
李衣菜「かっこいいって言われちゃったね、なつきちっ!」
夏樹「ア、アァ、ソウダナ」
李衣菜「?どーしたの、なつきち?」
夏樹「お、おまえっ、今の誰かわからなかったのかよっ!!」
李衣菜「?」
夏樹「さっきの人達は――――」
秋
後日
李衣菜「なつきちー!この前のフェス特集の音楽雑誌買ってきたよー」
夏樹「おー、一緒に見ようぜ」
P「お、俺も俺も」
ちひろ「仕事をしてください」
P「これも仕事のうちですっ!」キリッ
ちひろ「」イラッ
―――事件が起こった。
かつて無いほどの、事件が。
記事抜粋
次に現れたのは、グレイドフル・サウンド(以下GS)にて初参戦のアイドルユニット、ナツキ&リーナ。
発表当初は賛否両論で、アイドルがGS参戦などと、否定的な意見も多かった。
しかし、彼女たちはそのネガティブな意見を自らの行動にて跳ね返した。
オープニングでは可愛らしい登場で和ませてくれていたが、演奏が始まるとその空気は一変した。
気合の入ったリーゼント、ストラトを持ち、歌い、弾く。
木村夏樹、彼女は元々ロックアイドルとしての認知度が高く、その実力や姿勢はロックファンから高く評価されていた。
個性的なヘッドホンに可愛らしい衣装、その可愛さと愛くるしい姿はまさにアイドル。
多田李衣菜、彼女は俗にいう「にわか音楽ファン」として認知されており、今回のMCでもそのネタで笑いを取っていた。
しかし、今回のGSでの彼女を見た人は評価を改めるであろう。
彼女はまさに、ロックであったと。
李衣菜「うっひょーー!なつきちっ!私ロックだってーーー!!」
夏樹「ええい、うるさいっ、最後まで読ませろっ」
中略
観客のボルテージは最高潮に達していた、熱気が目で見えるようであった。
そんな中、李衣菜が最後の曲という。
最後の曲はまさかのカバー、しかもBlankey Jet CityのSWEET DAYSであった。
曰く、この冬に公開されたVANISING POINTを見て好きになったという。
このGSで、ラストをカバーで締める。
並みの人間ならそんなことはできないであろう。
しかし彼女達はやってのけた、ボーカル多田李衣菜、ギター木村夏樹。
彼女達が奏でるSWEET DAYSは明るくも儚げで、ベンジーとはまた違った趣のあるSWEET DAYSであった。
曲が終わり、一礼をした二人に、割れんばかりの歓声が起こった。
2人がステージから去ったあと、事件が起こった。
さまざまな伝説を作ってきたGSだが、我々はこの後新たな伝説を見ることとなる。
タイムテーブルでは、ナツキ&リーナのあとはシークレットゲストとなっていた。
ステージスクリーンに映し出される文字は「K VS T VS T」
この文字の意味を気付ける人間はおそらくいなかったであろう。
先ほどの興奮冷め止まぬ中、次のバンドの名前が発表された。
ネクストステージ Kenichi Asai VS Toshiyuki Terui VS Tatsuya Nakamura
雑踏とした会場が、水を打ったかように静寂が訪れた。
そして次第にざわめきに変わる。
そのざわめきの中、3人の男たちが現れた。
男たちのセッティングが終わり、男が一言。
「Hollo,GS Angels.」
その場にいた全ての人間が、割れんばかりの歓声を、上げた。
我々は集団で夢を見ているのではないだろうか。
誰もがそう思った、しかし今、目の前に、浅井健一・照井利幸・中村達也。
3人の偉大なる男たちが、確かに存在していた。
「Ok. Let's Dance!!」
観客からはもはや絶叫、誰もが興奮していた。
テネシアンから奏でられる鋭いリフ
「Are You Happy?」
そして、新たな伝説が生まれた。
Kenichi Asai VS Toshiyuki Terui VS Tatsuya Nakamura
セットリスト
PUNKY BAD HIP
ttp://www.youtube.com/watch?v=frP9oiSMVa4
SALINGER
ttp://www.youtube.com/watch?v=iwchi7Jc550
左ききのBaby
ttp://www.youtube.com/watch?v=9h8JQT2hRA4
Sea Side Jet City
ttp://www.youtube.com/watch?v=HTMZB9VQUpw
Skunk
ttp://www.youtube.com/watch?v=Om1KdczWZB0
Derringer
ttp://www.youtube.com/watch?v=egn_ZoV9kTU
D.I.Jのピストル
ttp://www.youtube.com/watch?v=Lc1ZZxXOZVM
Baby Baby
ttp://www.youtube.com/watch?v=PaIQtlNV5l8
懐かしのライブ定番曲、Baby Babyが終わった後、ベンジーには珍しくMCが入った。
「さっき出てたアイドルの子達、かっこよかったよね」
「こう若い子達が頑張ってるとさ、俺たちも負けてられないよね」
「…達也なにかいうことある?」
「まぁ、今日はお祭りやけん。まだまだ楽しもーぜぇ!」
「テリーは?」
照井は首を振る。
「OK,Last SWEET DAYS」
SWEET DAYS
ttps://www.youtube.com/watch?v=hIqhV8Swuos
ここにきてまさかのSWEET DAYSであった。
ベンジーがナツキ&リーナを意識して歌ったのは言うまでもないだろう。
歌い終わり、狂乱と狂熱を帯びたステージは幕を閉じた。
そのあとはもう、出演者達総出のお祭りであった。
このライブに触発されたバンドマン達は自分たちの曲を削ってブランキーの曲を入れるなど類を見ないSGとなった。
後略
この後、我々は浅井健一に少しだけインタビューすることができた。
浅井「今回はお祭りだからね、再結成とかじゃなくて、セッション」
浅井「アイドル事務所のプロデューサーがうちに来てさ、是非カバーをやらせてほしいってやってきたから」
浅井「俺をGSに出演させたらいいよって答えた」
浅井「それで出ることになってさ」
浅井「タイムテーブル見ると達也のバンドと照ちゃんがいて」
浅井「たまたま3人で飲む機会があって、そこで決まったんだわ」
浅井「んであんま揃って練習やれんから、昔の曲やろうよってなって」
浅井「それでブランキー復活って恥ずかしいから、あんな感じになったんだわ」
浅井「あの映画も公開されて、まだ生まれてないような子達が見てくれて」
浅井「自分たちの娘くらいの子がファンになってくれたらさ」
浅井「やっぱカッコつけたくなるじゃん?(笑)」
浅井「今日は達也も照ちゃんも気合入ってたよね」
浅井「まぁ、今日はお祭りだから。たまにはいいんじゃない?」
浅井「じゃあね、バイバイ」
そういってバックヤードへと酒を片手に去って行った浅井健一。
彼が酔っぱらっていたからこその、インダビューであった。
我々は、彼らを引っ張ってきたナツキ&リーナと彼女らのプロデューサーにブランキーファン代表としてお礼を上げたい。
本当に、本当に、ありがとう。
夏樹「しかし、ブランキーの3人が揃ってやるなんて誰が想像できるんだよ」
P「俺も直前まで知らされてなかったよ」
李衣菜「ええぇー!?」
P「カバーの許可を取りにセクシーストーンレーベルに行ったらまさかの本人登場」
P「しかも許可を出す代わりにという条件で見てみたいからGSに出させろと言われてな」
夏樹「じゃあ、ベンジー引っ張ってきたの本当にPさんかよ!」
P「あーもう佐藤社長に即電話よ。2言目でOK貰ったよ」
夏樹「すげぇ…」
P「それでお前たちの出演日に照井さんとLOSALIOSが揃ってな」
P「しかし、あの3人でやるとは思わなかったよな…」
夏樹「Pさん、横で号泣してたもんな」
P「ありゃー泣くだろ普通」
李衣菜「けど、あの人がブランキーの人達だったんだー気が付かなかった」
P夏樹「「…お前なぁ」」
P「…やっぱにわかはにわかだな」
李衣菜「ふーんだっ!にわかで結構!私は私の道を走るよ!」
夏樹「お、ロックぽいぞ、だりー」
李衣菜「ホントッ!?」
李衣菜「なつきちに褒められた―!うっひょー!!」
P「だからその口癖やめなさい」
夏樹「やれやれ、やっぱだりーはだりーだな」
終わり
おまけ
李衣菜「ねぇねぇ夕美ちゃんっ」
夕美「なに、李衣菜ちゃん」
李衣菜「ライラックってどんな花?」
李衣菜「多分赤くて5センチくらいの冬に咲く花?」ドヤァ
夕美「違うよ?」
李衣菜「えっ!?」
ライラック
https://www.youtube.com/watch?v=2oUBJDWMn14
終わる
以上です。
映画見て思いついてこの時期になって思い出しました。
もう結構昔のバンドだけど聞いてみてください。
カバーCDで李衣菜にSWEET DAYSで投票したけど、まぁまずないだろうなぁ…
乙
こういう紹介のために書かれるとアイドルがだしに使われてるみたいでなんかイヤ
乙乙
どっちも好きってことでしょ、了見狭すぎんよ…
姉御「それも全員センスのないっ単車乗りばかりが揃ってる♪」
リーナ(お、BJCか?)
MCで喋らないのが照井さんっぽくてかっこよかった(こなみ)
うさみん「イカ天バンドですか、懐かしいですね!ナナはたまやJITTERIN'JINNが好きでした」
P「え」
うさみん「ああっ~違います違いますっ!本当はBOØWYやRCサクセションが好きでしたっ」
P「ちょっと待て」
折角のうさみんネタを入れるのを忘れてた。
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