村人「おー、勇者ちゃんじゃねえか！今から出発かい？」

勇者「うん。とりあえず王様んとこいく」

村人「そうかいそうかい、んじゃ村の外は危険だからこれもっていきな」ｻｯ


勇者「……え？」

村人「クワだよ。魔物でるから危ない」

勇者「あ、そっか」

こうして私は村人からもらったクワを装備し王様が待っている城へと向かった


勇者「こーんーにーちーはー」


兵士「あっ！勇者さん！」

勇者「こんにちは。挨拶にきたよ」

兵士「……てかなにぶらさげてるの？」

勇者「クワ」

兵士「わかる」

勇者「うん」

兵士「せめて竹のやりとかじゃない？」

勇者「まあ……」

兵士「うん」

勇者「……うん」

兵士「」ｻｹﾞｽﾐ

大臣「王よ！勇者さまがおみえになりましたぞ」

王「うむ、くるしゅうない」

勇者「こんにちは」

王「うむ、くるしゅうない」

勇者「うん」

王「……はて勇者よ。その腰にぶらさげてるものはなんじゃ？」

勇者「クワ」

王「そっかー」

勇者「うん」

王「クワかー」

勇者「うん」

王「クワか……」

勇者「見ればわかるんじゃないですか？」

王「いやまあそりゃそうなんだけどね。うん」

クワかークワならしょうがないなー

勇者「え？」

王「いや、どちらかというとこっちがえ？なんだけど」

勇者「はあ」

王「……」


兵士「大変です！！大変です！！」

勇者「なんだ、騒々しい」

王「それわしの台詞」

兵士「城下町をドラゴンが襲っています！」


王「なんだと！？」

王「勇者！」


勇者「へ、なに？」

王「ドラゴンが！！」

勇者「あー、大変ですね」

王「そうじゃ！大変じゃ！なればこそ貴殿の力を借りたい」

勇者「えー」

王「いやいやいや」

勇者「だってあたしまだ出発もしてないんですよ？レベル１ですよ？」

支援

④