【注意点】
・内容およびキャラに関しては、完全オリジナルとなります。
オリジナルなんて興味ない。と言う方は申し訳ありません……
・今作品の構成は殆どが女性のみの『百合』となっております。
また多少ながら、性的描写が入る場合があります。
但し、R18ではありませんので過度な描写や表現は控えていきます。
・SSではありませんが並行して、執筆中物があり更新が鈍化する可能性があります。
ご了承頂の程、よろしくお願いします。
・内容は近代世界の学園物(ファンタジー要素あり)となります。
造語やキャラ・名称・単語……等々、控えめですが独自用語が作品内容中に混在します。
(独自用語の出現時は別途、簡易的に解説を入れます)
・時折、安価を出す場合があります。
・並行して書いてる者がある為、文章校正が非常に甘いです。
なるべく誤字脱字は気をつけますが……発見した場合は大目に見て下さい。
※本SSは完全オリジナルとなります。
一部内容が現在応募用に執筆中の物と重なりますので
タイトルに関しては伏せさせて頂きます。
※一部描写に不快感を感じる方が居るかも致しません。
―下記進行中の現行SS―
【R18】妃宮千早「貴方達……恥を知りなさいっ!」
※間もなく完結。
【R18】妃宮千早「貴方達……恥を知りなさいっ!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1394393422/)
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1395767909
※キャラ名ありきで書いていきますので
下記が今作の主人公となります。
『遠苑涼花』(とおぞの すずか)
・役割:女性主人公
・年齢:16歳
・誕生日:2月14日
・身長:161センチ
・体重:53キロ
・3サイズ:B87W57H86
・出身地:神奈川県横須賀市
・在籍校:私立スピネル女学園 高等部一年生
・役職:初代生徒会生徒会長(一年時)
初代生徒会生徒会長(ニ年時・続投)
未在籍(三年時)
第一次華丘人工島建造計画、第一次都市開発計画より参加をしている【北花建託】の代表取締役である遠苑健治の娘で三姉妹の中で長女と言う立ち位置。
幼少期からの徹底した英才教育を受けており、ピアノやバイオリン……更に茶道や華道等にも心得がある。
学業面でも他者を寄せ付けない程の成績、そして墨で染め上げられたかの様な、流麗な黒髪に端正な顔立ちと――正に才色兼備と言う言葉が良く似合う女性と言える。
人望も非常に厚く、中学時代は三年間連続で生徒会長に推薦され立候補、そして当選を繰り返すほど。
そして人当たりも良く、初対面の人間だとしても物腰柔らかに、丁寧かつ優しく接する事から、中学生時代は後輩・同級生――更に上級生までもが憧れるような存在であった。
それは中学卒業後も変化はない。
――ただ、これらの事はあくまで表面上の性格でしかない。
本人でも嫌と言う程に理解しているが、内に秘めた性格は黒く淀んでいる。決して誰もが憧れる人間だとは言えない。
冷淡無情と言うべきか――他者に対しての思いやりもなければ、関心も持たない。物事に対して達観しており、面倒事を嫌う……心の中では人を見下す節もある。
それが【遠苑涼花】だと本人は思い考えているが、それらの負の部分を表面に出す事は決してない。
何故なら、幼少期より常に期待と尊敬の眼差しで周囲から見られていた為、負の部分を他者に見せる事により、周囲から疎み嫌われる事を恐れているからだ。
他者が傷付く事に関してはどうでもいい、ただ……自身が傷付く事は避けなければいけない。
この思いから、【遠苑涼花】は――『なら他者が望む行動をし、自身が傷付く事を避ければいい』という考えの元、表面上では誰もが憧れる人物として人生を歩んでいる。
そんな彼女だが、急遽進学先として決定した舞台、華丘人工島に新規設立された唯一の女子学園である【私立スピネル女学園】にて、第一期生徒として学園生活に身を投じていく事となる。
当初はこれまでの、誰もが憧れる人物として過ごしていたが……学園で出会う事となる同級生達と接する事により、徐々に彼女の表面や内面に変化が現れてくる――。
「私は……誰もが憧れる人として、完璧であり続けなければいけない……だから――」
楽しみ!期待…!
他者を心の中で笑い、論う――そうして私はこれまで自身を保ち続けてきた。
そうしなければ、誰もが憧れる人間を続ける事なんて到底出来る訳がないから――。
――ニ〇ニ五年三月、神奈川県横須賀市にて。
涼花「本当にお父様は勝手過ぎる……そう思わない?」
恋華「涼花お嬢様――私には申し上げ難い問題ですので……」
涼花「あら、そうかしら? これは貴方の事でもあるのよ」
恋華「と……申されましても――」
こうして弄っているのは――桐生恋華、数年前に私付きの侍女として付き従う事となった女性。
そして今、私と恋華は【華丘人工島】と呼称される、いわゆる辺境の島に向かう為、横須賀港に向かっている最中よだった。
涼花「――大きな船ね」
恋華「あれは米海軍の航空母艦、USS Gerald R.Fordですね」
涼花「ふーん……前々から思っていたけれど、そう言う無駄な知識だけ豊富なのね」
恋華「お褒めの言葉として受け止めさせて頂きます」
涼花「いや、褒めてないから……それより貴方、その堅苦しい喋り方いつ変えるのよ? いい加減、息苦しくて仕方ないわ」
恋華「それも――申し上げ難い事です……」
恋華との会話も数十分――乗車している車が停車した。どうやら横須賀港に到着したようね。
恋華は車から必要最低限の荷物を取り出し、私と恋華は乗船ターミナルのロビーに向かう。
平日の午前と言う事もあってか、施設内は閑散としていた。
それに……それもその筈で、今日は、【華丘人工島】行きの客船がニ便あるだけだからね。
涼花「私は乗船手続きしてくるから、貴方は荷物をお願い」
恋華「涼花お嬢様、畏まりました」
午前の便が出稿するまで時間もない為、私は急ぎ乗船手続きを済ませる。
そして手続きを済ませ、乗船ターミナルに向かうと――そこには中型の客船が停泊していた。
外観は至って普通の客船だけれど、客船内部は意外と綺麗で清潔感もあり設備も悪くない。
これなら……まぁ及第点かな。
それに此処で不平不満を言った所で、私が辺境の島行きになる事に変わりはないものね。
恋華「涼花お嬢様は三〇四号室、私は隣の部屋となります。主人様に無事、出発出来た事を連絡致します。後ほど伺います。では――」
涼花「はぁ……恋華と一緒に居ると、肩が凝って仕方ない」
私は手荷物を適当な場所に置き、ベッドに飛び込んだ。
それにしても、私を辺境の島送りにするなんて……お父様も一体、何を考えているのかしらね。
折角、都内の名門私立校に進学する筈だったのに――それを急遽、覆すお父様の意図が分からない。
――まぁ私からすれば、名門私立校なんて興味も無いから別に良いけど……。
『桐生恋華』(きりゅう れんか)
〈彼方そらに続く地平線 ~過去番外編~〉
・年齢:21歳
・誕生日:7月10日
・身長:164センチ
・体重:57キロ
・3サイズ:B86W59H84
・出身地:福島県福島市
・役職:遠苑涼花付き侍女
華丘島遠苑邸メイド長
三年程前より遠苑涼花付きの侍女として、遠苑家に仕えている。
普段、感情を表情に出す事が少なく、何を考えているのかどの様な心情なのかが読み取りづらい。
基本的には何でもそつなくこなし、仕事の面に関しては優秀な方だと評価されている。
非常に真面目な性格をしており、喋り方や口調もかなり堅苦しい。
その上、言葉をそのまま受け取りがちな為、冗談があまり通じないので周囲からは真面目で堅苦しい人と認識されている。
この様な性格の為か遠苑涼花も『一緒に居ると肩が凝る』と常に言っている。
恋華「涼花お嬢様、失礼致しま――」
涼花「……な、なによ? そんなにじっと見て何か文句でも?」
恋華「い、いえ……涼花お嬢様にしては珍しく、行儀が悪いと言いますか……」
涼花「別にプライベートの時間ぐらい自由でもいいでしょ。いっつも、完璧お嬢様を演じるのも疲れるのよ」
恋華「そ、そうでしたか。申し訳ありません」
涼花「いや謝らなくていいから。と言うか貴方は私のこう言う一面、前々かr知ってるでしょ」
恋華「確かにそうですが――やはり普段の振る舞いを見させて頂いておりますと……少々、戸惑ってしまうもので」
私はベッドから立ち上がり、手持ちの鞄からある物を取り出して恋華に手渡す。
何も表記がない、ただの小さい木箱と言うべきか――。
恋華「涼花お嬢様……これは?」
涼花「いいから開けてみなさい」
小さい木箱の中には――何かの花を象った宝石があしらわれている指輪だった。
この指輪は、幼少期から面倒を見てくれていた侍女と私が付けいた指輪――三年前に遠苑家を去った後、ずっと保管していたもの。
指輪の経緯を恋華に話すと、珍しく不思議そうな表情で私に問いかけてきた。
恋華「……失礼な事をお聞きしますが……これを何故、私に――」
涼花「あら嫌なの? 別に嫌なら無理しなくていいわよ」
恋華「いえ、そう言う訳では……」
涼花「――理由なんて必要かしら。ただ貴方はその指輪を付け、私も同じ指輪を身に付ける……ただそれだけの話しよ」
恋華「それはどう言う――」
涼花「貴方は何かと理由を求めたがるのね。そうね……あえて言うなら、マーキングみたいなものかしら」
恋華「マ、マーキングですか……」
涼花「そう、マーキングよ。私の侍女だって分り易くていいでしょ?」
恋華「は、はい……大変有り難く思います……」
まだなのか!
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません