母 「あらあら、女ちゃん、いつもお野菜ありがとうね」
女子高生のお姉さん 「あはは、いえいえ、お隣同士ですし」
女 「それに、うちの祖母はお節介ですからね」
女 「……こんなに沢山の野菜、一人じゃ食べきれませんよ」
母 「いいお婆ちゃんじゃないの」
女 「まったくもってその通りです、私の自慢のお婆ちゃんです」
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母 「女ちゃんは偉いわねぇ、いつも一人で頑張って」
母 「……うちのショタにも見習わせたいわ」
女 「わ、私なんかを見習ったらダメな子になっちゃいますって!」 アタフタ
母 「あらあら、謙遜しちゃって」
女 「本音ですから、私なんておばさんの足元にも及びませんよ、色んな意味で」
母 「もう、お上手ね」
母 「よし決めた、お昼ご飯ごちそうするわ!」
女 「ほんとですか!?」 キラキラ
ショタ 「え、お姉さん来てるの!?」 タッタッタ
女 「あ、ショタ君だ、元気してた?」ニコニコ
ショタ 「ふふん、当然だよ、僕をなんだと思ってるのさ!」
女 「そうだったね、私の見込んだだけあるよ、うん」 ナデナデ
ショタ 「……へへん、どんなもんだい!」 ポッ
母 「こら、またショタは調子に乗って」 コツン
-食卓-
女 「こ、こんなのぜったいおいしいですよおばさん!」
母 「ふふ、おいしそうに食べて、おばさんも作った甲斐があったってものだわ」
ショタ 「あんまり食べ過ぎたら太っちゃうよ、お姉さん」
女 「ふ、太らないし! 毎日運動してるから太らないし!」
母 「こらショタ、デリカシーがないわよ」
ショタ 「……ごめんなさい」
女 「いいっていいって、だって私太らないし」
女 「ごちそうさま!」
母 「今日はゆっくりできるのかしら? 女ちゃん」
女 「嬉しいことにバイトはお休みだったり!」
母 「ふふ、なら存分にくつろいでいくといいわ」
女 「はいっ、ショタ君のおもりはお任せください!」
母 「あらあら、本当に頼りになるわ」
女 「ご飯のお礼です! ええ!」
ショタ 「も、もう○学△年生だし! 一人でも留守番できるし!」
女 「はいはい、寝言は寝て言うんだよ、ショタ君」
ショタ 「ね、寝言っていうな!」
母 「なら、お任せするわね、女ちゃん」
女 「大船に乗ったつもりで!」
―――――
ショタ 「えい、や、とりゃ!」 ピッピッピ
女 「負けるか、この、えい!」 ピッピッピッ
win!
ショタ 「……負けちゃった」
女 「ショタ君とはいつもこの格闘ゲームで遊んでるから、コツもつかめるってもの!」
ショタ 「……お母さんにだって負けたことないのに!」
女 「お母さんとは違うのだよ、お母さんとは!」 ドヤッ
ショタ 「も、もう一回!」
女 「おっけー、君が諦めるまで戦うのをやめない!」
ショタ 「こ、今度は負けないし!」
数時間後
女 「……そろそろ諦めようよ」
ショタ 「結局一勝もできなかった……」
女 「ふぅー、格闘ゲームで遊んでたら汗かいちゃった」
女 「ショタ君、一緒にお風呂はいろっか?」
ショタ 「え、お、お、お風呂!?」
女 「ん、どした、赤くなっちゃって」
ショタ 「え、え、えっと、その……」
女 「いつも一緒に入ってるから恥ずかしがることないって、ほらっ!」
ショタ 「あっ!」
女 「……よいしょっと」 スルスル
ショタ 「…………」
女 「どーしたショタ君、もしかしてお姉さんとお風呂に入るのいやだったり?」
ショタ 「い、いやじゃない、けど、そ、その……」
女 「ならいいじゃん、よし決まり」
ショタ 「う、うう……」
-風呂場-
女 「実に開放的な空間、そう思わないかねショタ君」
ショタ 「……」
女 「……お腹痛い?」
ショタ 「ち、ちが、い、や……」
女 「なら大丈夫だね、さっと体流しちゃいますか!」
゙ァー
女 「~♪」
ショタ (……女お姉さんって、大きくて、柔らかそうで)
女 「~♪」
ショタ (……無理、無理! 絶対無理!)
女 「さあ今度はショタの番……ショタ?」
ショタ 「……」 ガクブルガクブル
女 「……顔色悪いけど、大丈夫?」
ショタ 「……」 シクシク
女 「泣くなんて、ショタ君らしくない……ん?」
ジィー
女 「……ほう」
×゙ァー
○ザァー
ショタ 「ごめんなさい、ごめんなさい……」シクシク
女 「……」 ナデナデ
ショタ 「……え?」
女 「気にしなさんな、放っておけばそのうち小さくなるって」
ショタ 「……で、でも」
女 「男の子にならよくあることだってば」
女 「……そ、それにほら、私にだって責任、あるわけだし?」
ショタ 「……う、うう」
女 「……大丈夫だから、泣くな泣くな」 ワシャワシャ
女 (……何、この可愛い生き物)
女 「……えいっ!」
ギュー
ショタ 「!?」
女 「私は別に怒ってないし引いてもいないから、ね?」
ショタ 「!!!」
ショタ (よ、余計にダメだって!)
ショタ (い、色々押されて……、当たって……!)
ドビュッ
女 「……うん、ごめん、浅はかだった」
ショタ 「……ごめ」
女 「セーフだよセーフ、うん、納まってないし」
ショタ 「……」
女 「さ、もう楽になったろうし、湯船に浸かっておいで」
ショタ 「……お姉さんは?」
女 「うん、まあ、ちょっとね」
―――――
-湯船-
チャポン
ショタ 「……さっきは、本当に」
女 「……大きくなったもんだねぇ、ショタ君も」
ショタ 「……」 ポッ
女 「まさか、装填されるレベルまで成長していたなんて」
女 「男子三日会わざれば刮目して見よってやつだね、うんうん」
ショタ 「……こんな成長褒められても嫌だよ」
女 「まぁ、おねーさんとのお風呂は当分お預けだろうねぇ」
ショタ 「……」
女 「露骨に落ち込んちゃってやんもう、えっちぃ」
ショタ 「そうじゃなくて」
女 「……ショタ君?」
ショタ 「……お姉さんのことは大好きなのに」
ショタ 「そんな目でしか見てないなんて思われちゃったら、いやだよ」
ショタ 「……もうずっとあえなくなったりしたら、嫌だよ」
ショタ 「……嫌われたら、嫌だよ」
女 「……ショタ君」
ワシャワシャ
ショタ 「……お姉さん?」
女 「……私は、別にショタ君のことを嫌いになったわけじゃないからね」
女 「一緒に居られる限りは、一緒に居るつもりだよ」
ショタ 「お、お姉さん……」
女 「……でもほら、毎回こうだとなんか気まずいし」
女 「あと、あんまりえっちなことになっても、ねぇ」
ショタ 「うん」 コクリ
女 「……まあ、ずっと一緒に居られるかどうかは私にもわからないんだけどね」
ショタ 「……え?」
女 「私を引き留めるのは、ほかでもないショタ君自身だよ」
ショタ 「……え?」
女 「確実に私を引き留めたいなら、例えば」
女 「うん、ショタ君がもっと大人になって、私を落としちゃえばいいんだよ」
ショタ 「お、落とす……?」
女 「プロポーズのこと、インターネットは関係ないよ?」
ショタ 「ぷ、プロ!?」 カアァッ
女 「そっ、プロポーズ」
女 「……でも一筋縄ではいかないからね?」
女 「手ごわいよ? 私は」
ショタ 「……」 ゴクリ
ショタ 「……僕が大人になるまで、待っててくれる?」
女 「さあ、どーだろ」
ショタ 「……え?」
女 「私がほかの男の人に靡いちゃうかもしれないし、事故に遭っちゃうかもしれない」
女 「死んじゃうかもしれないし、私の顔がぐちゃぐちゃになるかもしれない」
女 「借金だって背負っちゃうかもしれないし、五体満足じゃなくなるかもしれない」
女 「遠く離ればなれになるかもしれないし」
女 「そもそも、ショタ君が私なんかよりもいい相手を見つけちゃうかもしれない」
女 「……そんなわけだから、約束はできないかな」
ショタ 「……僕は、いい相手なんて見つけない、約束する!」
女 「そんなこと言って、大丈夫?」
ショタ 「うん! 問題ない!」
女 「……まったく、○学生は最高だね!」
ギュー
ショタ 「……あ、やめっ!」
ドビュッ
ショタ 「……」
女 「……うん、感動的な場面のはずなんだけどなぁ」
ショタ 「……せ、セーフ?」
女 「セフセフ」
―――――
母 「ただいまー」
女 「あ、おかえりなさいおばさん!」
ショタ 「おかえり、お母さん!」
母 「ふふ、二人とも、元気にしてた?」
女 「そりゃもう! ショタ君ともより一層絆を深められましたし!」
母 「もう、女ちゃんったら」
ショタ 「……」 ポッ
母 「甘やかしたらつけあがるわよ、この子は」
女 「甘やかしてませんてば、ええ」
母 「ふふっ、止まって行くかしら?」
女 「いえ、迷惑はかけられませんから」
母 「……そう」
女 「そんなわけで、私はこれで」 スタスタ
女 「……あ」 ピタッ
女 「さよーなら!」 フリフリ
ショタ 「……」
母 「……見送りはいいの? ショタ」
ショタ 「……外、暗いよ?」
母 「今日は許してあげる」
ショタ 「……!」 タッタッタ
母 「あらあらうふふ」
あらあら
ショタ 「……お姉さん!」
女 「……ショタ君?」
ショタ 「お姉さん、大好き!」
女 「……プロポーズ?」
ショタ 「うん!」
女 「ありがと、でもお断りします」
ショタ 「……やっぱり?」
女 「そもそも私が犯罪者になっちゃうし」
ショタ 「……早く大人になりたい」
女 「こんなことのためにそう思うのはダーメ」
ショタ 「……そうはいう、けど」
女 「……」スタスタ
ショタ 「……へ?」
チュッ
ショタ 「え、え、え!?」
女 「ほっぺたにチューぐらいならスキンシップの範疇だよ、ね?」 ニコッ
ショタ 「……う、うん、えっと」
女 「ふふ、やっぱり君は可愛いなぁもう!」 ワシャワシャ
ショタ 「……ふぇ!?」
女 「じゃーねショタ君、男子力磨きなよ?」
タッタッタ
ショタ 「……うん!」
おしまい
ジャンクフード的な楽しみ方をしていただければ幸いです
需要もネタもきっとないので、適当にタイミングを見計らって依頼出してきます
早くつづき
お姉さん可愛いなー乙
お姉さん可愛いなー乙
乙
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