俺は戦士として人類を滅亡させる使命がある。
しかし…
この世界は残酷だ。そして美しい…
始まりはあの時だ…
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ベルトルト「うわぁ!!巨人だ」
ライナー「…ヤバイ、喰われる!!」
マルセル「ライナー危ない!」ドガッ
ライナー「!」
ガバァッ
ライナー「マルセル!」
マルセル「うわぁぁぁぁ!!!」
ライナー「ベルトルトどうすr…な!?」
ベルトルト「ひぃぃぃ!!!」ダダダッ
ライナー「あれ…俺見捨てられた?」
マルセル「…」パクッ
ライナー「マルセルゥーーー」
巨人 ジーッ
ライナー「あ…詰んだ…」
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あの時はなんとか逃げられたが、ベルトルトに見捨てられた時は絶望した。
その後、ベルトルトとアニと壁の破壊を試みて、結果として破壊できた。
数年後、ベルトルトとアニと共に訓練兵団に紛れ込んだ…。
その中でいつしか104期の奴らと友情ができた。ベルトルトには関わりすぎだとか言われたがな。
そんなある日の訓練だった…
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アルミン「はあ…はあ…」
キース「おい、貴様だけ遅れているぞ!装備を外すか!?」
アルミン「ぜぇ…ぜぇ…」
ライナー「アルミン貸せ!!このままだと不合k」ボソッ
アルミン「お荷物なんか…死んでもごめんだ!」ドガッダダダッ
ライナー「ちょっ突き飛ばされた…イタタ」
キース「おい!ライナー・ブラウン、誰が休んでいいと言った!?」
ライナー「いや突きt」
キース「そんなに休みたいのか!いいだろう。貴様は不合格だ!!」
ライナー「」
アルミン ニヤッ
ライナー「!?」
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アルミンに突き飛ばされたことで不合格になってしまった。
不合格と言われた時は唖然とした。
同時にアルミンがゲスミンと言われる理由がわかった気がした。
なんだかんだで訓練兵団を次点で卒隊したが…。
その後、またベルトルトが壁を破壊したが、エレンが巨人化するとは思わなかったな。
そういえばエレンに壁を塞がれた後の死体の回収作業で…
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アニ「ごめんなさい…」
ライナー「謝ってもしょうがないぞ。早く弔ってやるんd」
アニ「ふん」バゴッ
ライナー「あれ…なんか…気が遠くなってきた」クラクラバタン
ベルトルト「ア、アニ?」
アニ「ライナーも台車に乗せて」
ベルトルト「へ?」
アニ「死体だから」
ライナー「(…なんか…かすかに…俺が死体だとか聞こえた…)」
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アニが突然…。 まさか死体と一緒に焼かれるとは思わなかった。全身やけどで入院するわ、アニが嘘ついて死体運搬用の台車で俺が居眠りしたことになっていて教官に張り倒されるわ、皆から白い目で見られるわで散々な目に遭ったな…。
俺ってアニに恨まれることやったかな?…そういえばエレンと一緒に対人格闘術訓練をサボってたアニをからかったな…そのせいか?
そのアニが拘束されたことでアニの仲間がいるのではと疑われた…事実だがな。それで他の奴らと一緒に郊外の建物に待機させられた。
そこでサシャとコニーがこっそり抜け出そうかなとか言ってたから…
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ライナー「本気なら協力するぞ」
コニー「お、頼んだぞ」
サシャ「ライナー流石ですね。流石、兄貴!!」
ライナー「本当に本気だったのかよお前ら…」
サシャ「じゃあライナーが上官の気を引いて下さいね」ガシッ
ライナー「え?」
サシャ「頼みますよライナー」ポイッ
バリーン
ライナー「ぎゃあああぁぁぁぁ!!!」ドサッ
ミケ「ナナバ!誰か逃げ出したぞ!!」
ライナー「いてててて……ん?」
ナナバ「動くな!」
ライナー「いや…痛くてそれどころじゃ」
ミケ「君がアニの仲間なのか!?」
ライナー「誤解です…(実際そうだけど)」
ナナバ「じゃあ何故逃げ出した!?」
ライナー「いや…投げ飛ばされたんですが」チラッ
サシャ「彼は突然逃げるぞと叫んで飛び出しました」
ライナー「は?」
コニー「制止しましたが振り払われてしまって…」
ナナバ「やはり逃げ出したのか!!」
ミケ「君を拘束する」
ライナー「」
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サシャとコニーにやられたってことをどうにか上官に信じてもらえたが…。あいつらが説教を喰らう前に急に巨人が現れて、それどころじゃなくなったな…。
壁の穴の調査の後にウトガルト城で一夜を明かそうとしたらまた巨人が現れて…。城に侵入してきて俺とベルトルトが必死に侵入を死守してたら…
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ライナー「必ず一緒に故郷に帰るぞ…」
ベルトルト「あぁ…」
ベルトルト「!?」
ライナー「どうしたベルトルト?」
ベルトルト サッ
ライナー「おい?」
ドドドドドドドド
ライナー「え?大砲?」
ドガーン
ライナー「ぐわあああああああ!!!」
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ユミル、コニー、それにクリスタまで俺に何も言わず大砲を巨人に向けて投下しやがったから巻き添えを食らった…。
しかも、ベルトルトは気づいていながら自分だけ逃げた…。
その後、巨人がまた入ってきてコニーが襲われかけてとっさにコニーを庇ったら腕を噛まれ…。巨人ごと飛び降りるしかないと思ったら…
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コニー「まさかそこから飛び降りるつもりか!?」
ライナー「これしかないだろ!!」
コニー「待てライナー」ガシッ
ライナー「コニー…」
ベルトルト「君の意志は僕が受け継ぐから」ガシッ
ライナー「はい?」
コニー・ベルトルト「達者でね」ポイッ
ライナー「ええええぇぇぇぇぇぇ!!!?」
ピュー…ドガーン!!
ライナー「」
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まさか俺を落とすとは思わなかった…。確かに飛び降りるつもりだったがそれにしてもあれはないだろ…。
調査兵団全員がやられ為す術がなくなった時、ユミルが巨人化した。その後、ミカサ達の援護もありウトガルト城の攻防を乗り切った後、右腕を庇いながら壁を登ってた時…
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エレン「ライナー、掴まれ」
ライナー「あぁ…」
ミカサ「何をしているのエレン?」
エレン「何をしているって見ての通りだろ」
ミカサ「他人に触れるなんて許さない…」
エレン「は?」
ミカサ「エレンは私だけのものだもの」
エレン「ミカサお前さらに病んできたな…」
ライナー「ちょっとエレン…手の力がなくなってきたんだが」ブルブル
エレン「あぁ、すまん」
ミカサ〈●〉〈●〉
エレン「!?」
ミカサ〈●〉〈●〉
エレン「…」
ライナー「エレン!?……」ツルッ!!
ライナー「やべ…でもまだ命綱が…」ピンッ
ライナー「…!!?」
ミカサ「ライナー…落ちて」トンッ
ライナー「わあああああああああ!!!!」
ドガーン!!
エレン「ライナーーーーーーーー」
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なんとか助かったが…。あの時の絶望感は忘れられない。
そして、エレンの誘拐に失敗して座標までエレンの手に渡ってしまった今…俺はベルトルト、ユミルとシガンシナ区にいる。
俺のこれまでの人生はこんなにも理不尽だった。
あぁ…
…
この世界は残酷だ。そして美しい…
ベルトルト「ライナー何たそがれているの?」
ユミル「ベルトルさんよお…空気読もうぜ」
ムード台無し…
終
…何がしたかったの?
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