男「ときどきあなたを見てました!付き合ってください!!」女「ときどき?」(161)

男「えっ」

女「えっ」

男「・・・・・・。」

男「たまにあなたを見てました!付き合ってください!!」

女「そういう意味じゃないから」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1373793414

男「何が不満なんんだ?」

女「こういうときって『いつもあなたを見てました』とかじゃないの?」

男「いつも見てるわけないじゃん」

女「」

男「さすがにどんな好きでもいつもは見ないでしょ」

女「いや、まあそうかもしれないけどさ」

女「でもほら、比喩・・・・・・みたいな?せっかくの告白だし」

男「好きな人には嘘をつきたくないんだ!」

女「いいセリフだけどもね」

男「で?付き合うの?付き合わないの?どっち」

女「なんで急に態度大きくなっちゃったの」

男「俺も暇ってわけじゃないんだよね、早く答えてくれない?」

女「暇じゃないって何?用事でもあるの?」

男「初めてできた彼女と食事に行くんだ!」

女「あれ?私OK出すの確定事項?」

男「女さんに振られた場合にもちゃんと予定はあるよ?」

女「え?どんな?」

男「予約していた食事のキャンセルの電話を入れないと」

女「いきなり重いよ」


男「そろそろ答えてくれないとキャンセルできなくてボッチ飯する羽目になるんだが」

女「えっと・・・・・・ちょっと考えさせて、とかダメ?」

男「」

男「」ガサゴソ

男「」ピッピ・・・・プルルルルル、ガチャ

男「予約していた男ですがキャンセルできますか?」

男「はい、振られました」

女「あれ、まだ振ってないよね」

男「すいません、せっかくアドバイスもらったのに」

女「え?レストランの人にアドバイスとかもらってたの?」

男「え?あ、本当ですか?ありがとうございます」

男「じゃあ」ピッ

男「励ましてやるから店来いって言われたから、また」


女「勘違いしてるようだから言うけど私まだ男くんのこと振ってないよ」

男「えっ!?」

男「・・・・・・ということは」

ピッピ・・・・プルルルrガチャ

男「OK出ましたぁ―――ー!!!!」

女「極端だな、おい」

ワロタ


男「じゃあどういうことなんだ?」

女「私だってこう見えて結構今ドキドキしてるんだよ」

女「だからちょっと落ち着いて考えたいというか」

男「つまりあと一押しってこと?」

女「なんでそうなる」


男「一度保留にしてまた後日答えを言うってことか」

女「うん」

男「じゃあいつ食事の予約入れればいいの?」

女「・・・・・・うん?」

男「え?だって付き合ったらまず食事でしょ?」

女「そんなことはないと思うけど」

男「なるほど、じゃあ食事も保留ってことか」

女「そうしてくれると助かるよ」

男「それじゃあ俺は『男君を励ます会』に行かなきゃいけないからまたね」

女「あ、それ結局やるんだ」

男「女さんも来る?」

女「それ絶対私が行っちゃいけないやつだよね」

この空気割と嫌いじゃないよ


男「まあとにかく俺はもう行くね」

男「また明日」

女「うん、また明日」

タッタッタッタ・・・・・・

女「・・・・・・・・・・・はぁ」

女「」ガサゴソ

女「」ピッピッピ・・・・・・プルルルルルル、ガチャ

女「やっっっっっったよおおおおおおおおおお!!!!」

電話『急になんやねん』


女「女友ちゃん!さっき男君に告白されちゃった!!!うれしすぎて漏らしそうなんだけど!!!」

女友『女の子が漏らしそうとか言っちゃダメ』

女「どうしよう!?これからいやなことが起こる前に死ぬべきかな!?」

女友『とりあえず落ち着こうね』

女友『でもまあよかったじゃん、ずっと片思いだったのが両想いになれてさ』

女友『しかし女ちゃんに先彼氏作られちゃうとはなー、私もうかうかしてられないかな』

女「まだ男君と付き合ってないよ」

女友『え?』

女「テンパっちゃって答え保留にしちゃった」テヘペロ

女友『』ピッ

好きだな

続き期待


女「ん?あれ?電話切れちゃった、女友ちゃんどうしたんだろう」

女友「この馬鹿が!!」ペシ

女「痛っ!?って、え!?なんでここに女友ちゃんいるの?!」

女「まさか私が告白されるの見てたの!?」

女友「あんたのなさけない報告聞いてすっ飛んできたのよ」

女「女友ちゃん足はやーい!」

女友「それよりなんでOK出さなかったのよ、せっかくのチャンスだったのに」

女「さっきテンパっちゃったて言ったじゃん」

女「女友ちゃんてバカ?」

女友「うりゃ」ペシ

女「痛い!なんでなぐ・・・」

女「二度もぶったな!親父にもぶたれたことないのに」ドヤァ

女友「そんな言ってやったぜみたいな顔すんな」


女友「それで?もちろんOKするんでしょ?」

女「そりゃそうでしょ!!私たちやっと両想いになれたんだよ!!」

女「OK出さないわけがないじゃん!」

女友「どの口が言うか」

女「大丈夫、明日にはきちんと返事を言うよ」

女友「まあそれならいいんだけどね、しっかりやりなよ?」

女「うん、もう失敗はしないよ」


―1週間後―

女友「おい」

女「ん?どうしたの女友ちゃん」

女友「女はいつになったら男に告白の返事言うのかなー?、もうあれから1週間なんだけど」

女「わ、私だってこれでも言おうと努力はしたんだよ!」

女「でもいざ男君を目の前にすると・・・その、恥ずかしくて」

女友「いつまでもずるずる引っ張ってたら男もあんたに愛想つかす・・・・・」

女友「ごめん、冗談だから泣くのやめて」


女友「よし、じゃあ私が協力してあげるよ」

女「女友ちゃん本当!?」

女友「ああ、放っておいたららちが明かないからね」

女「女友ちゃんがいてくれれば鬼にひのきの棒だよ!」

女友「おい、それどういう意味だ」

女「いや、金棒はちょっと言い過ぎかなーって」

女友「女って結構遠慮ないよね、わかってたけど」


女「でも協力してくれるって具体的に何してくれるの?」

女「女友ちゃんまだ彼氏いたことないのに」

女友「彼氏いたことなくても協力くらいはできるよ」

女「じゃあ何するつもりなの?」

女友「それは・・・・・・・今から考える」

女友「おい、その『ほら言わんこっちゃない』みたいな顔やめろ」


女「でも協力してくれるって具体的に何してくれるの?」

女「女友ちゃんまだ彼氏いたことないのに」

女友「彼氏いたことなくても協力くらいはできるよ」

女「じゃあ何するつもりなの?」

女友「それは・・・・・・・今から考える」

女友「おい、その『ほら言わんこっちゃない』みたいな顔やめろ」


女「まあまあ女友ちゃん、女友ちゃんの気持ちはありがたく受け取っておくから」

女友「でもこのままじゃあんた何もしないじゃん」

女「女友ちゃん、私だって日々進化してるんだよ」

女「今日できなかったことでも明日になればできるようになるんだから!」

女「だから明日こそは男君に告白の返事を言うね」

女友「それって明日頑張るってやつか」


―一方―

男「なあ友、ちょっとたとえ話するから聞いてくれるか?」

友「あ?なんだよ?」

男「たとえば、例えばだぞ!告白してから1週間たっても相手から返事がないのってどう思う?」

友「まー脈なしなんじゃねーの?」

友「その気があるならすぐに返事出すと思うし、1週間てことは興味がなくて忘れちゃってるとか」

男「」

友「ん?男どうした」

男「いや、何でもない・・・・・・・やっぱり脈なしかな」

友「・・・・・・一般的に考えれば」

男「」

友「おいこれ本当にたとえ話なんだよな」

面白い


男「かくかくしかじか」

友「急にどうした」

男「通じるかなーって」

友「ふうん・・・・お前女さんに告白したんだ」

男「本当に通じた、なにこれ怖い」


友「でもまあ・・・・・・うん」

男「・・・・・・なんだよ」

友「今日帰りになんか飯おごってやるよ」

友「大丈夫、女は星の数ほどいるさ」

男「・・・・・やっぱり振られたのかな」

友「でも星には手が届かない」

男「励ますならちゃんとはげませよ」


友「まあ心配すんな、今度一緒に街で女の子ナンパしようぜ」

友「俺、こう見えてもナンパうまいんだぜ?」

男「前遠くから見てたけど、確かに女の人と話してたな」

友「なんだ見てたのかよー、え?いつだそれ?」

男「1か月くらい前」

友「1か月前か?えーっと・・・・・・・・・」

男「婦警さんとずいぶん仲良さそうだったな」

友「」


友「あ・・・・・・あれは、だなぁ」

友「そう!ナンパした相手がたまたま婦警さんだっただけだよ」

男「少なくとも40は超えてるように見えたんだが」

友「」

男「おまえ熟女好きだったのか」

友「うるせえ!ゆりかごから墓場までだよ!」

男「チャーチルもびっくりの守備範囲だな」


友「もうお前なんて大っ嫌いだぁ!」

男「やばいこいつ面倒くさい」

女友「男、ちょっといい?」

男「ん?あれ、女友?どうしたんだ珍しいな」

女友「ちょっと話があるんだけど」

友「なんだよ女友、男はいまおれと話してんだぞ邪魔すんな」

男「じゃあ場所移すか」

女友「そうだね、なんかうるさいバカがいるし」

友「おいバカって俺のことか」

男「じゃーな、バカ」

友「相談に乗ってあげたのに扱いひどくない!?」


男「・・・・・・で、話って何?」

女友「あ?ああ・・・・・・・・実は――」

男「え?何告白!?」

女友「えっいやちが――」

男「ごめん!俺好きな人がいるから!!」

女友「話聞けよ」

男「俺さ、その人のことが本当に好きなんだよね・・・・・・だから女友の気持ちには答えられないんだ」

女友「・・・・・・そんなに好きなのか?」

男「ああ、つっても振られちゃったんだけどな」


女友「なんでそいつに振られたっって思うの?」

男「この前告白したんだけどさ、もう一週間も返事がなくて」

男「俺に興味ないから忘れられちゃったんだろうな」

女友「ほら、好きすぎて言えないとか」

男「それだったら告白した時にOKもらってるよ」

女友「いやでも――」

男「ありがとな女友、ちょっと元気出た」

男「また今度相談のてっくれよな」ニコッ

女友「う・・・・・・・うん」

女(あわわわわわわわわ)


男「それじゃあ友のとこ戻るな、あいつ放っておくのもかわいそうだし」

女友「そ、そうか・・・・・・・またね」

男「おう」

女友「・・・・・・・・・・・・」

女友「女、出てきていいよ」

女「うん・・・・」

女友「これはちょっとまずいかな」

女「うん、これはまずいよね」

女「このパターンは相談に乗った女友ちゃんがいつの間にか男君の中で大きくなっていって、男君と愛し合っちゃうパターンだよ!」

女友「見解の相違ってやつかな」


女友「そうじゃなくて、今男君の中では女に振られたことになってるんだよ」

女「な・・・・・なんだってーーーー!?」

女友「あんた何を聞いてたの」

女「女友ちゃん!それってかなりまずくない!?」

女友「だからさっきからそういってるじゃん」

女「だって私男君のこと好きだよ!?」

女友「じゃあそれを伝えろよ」


女「うぅ・・・・・・どうしよう女友ちゃん」

女友「普通に返事を言えば?」

女「もう1週間だよ!?今更言えるわけないじゃん」

女友「そう思うならなんでそんなに放置してたの」

女「よし、女友ちゃんいいこと思いついた」

女友「ん?どんな?」

女「もう一回男君が告白してくれるまで待つ!!」

女友「最低だなお前」

>>23
俺もこんな感じで後輩を励ましたな…


女なんて月の数ほど居るって言ってやったよ

>>32
オンリーワンじゃねぇか

>>32
ワロタ

乙です
『男君を励ます会』とレストランの人が気になる


男「おーっす友、今戻ったぞ」

友「おせーよ男、女友なんのようだったんだ?」

男「・・・・・・さあ?」

友「お前何しに行ったんだよ」

男「友から離れるため?」

友「俺は厄介者かよ」

男「まあまあ、ちゃんと放課後に飯おごってもらうのは覚えてるから」

友「ちゃっかりしてるよな」

男「今から放課後が楽しみだよ!」

男「な!ホモ君」

友「友だよ!!約束の前に名前覚えて!」


友「まあおごるのは約束したからいいんだけどさ、どこがいい?」

男「じゃあ3つ星レストランで」

友「少しは遠慮しろよ」

男「じゃあ2つ星で我慢したる」

友「そういう意味じゃねえ」


男「文句多いなぁ、友は」

友「3つ星レストランとか言われたら誰でも文句の一つや二つ言うだろうよ」

男「じゃあどんな所ならいいんだ?」

友「常識的な範囲で」

男「常識がない場合はどうすればいい?」

友「お前常識ないの?」

男「あるにきまってるだろ、バカかお前」

友「じゃあ聞くなよ」


友「じゃあいつものとこでいいか」

男「そうだな、その辺が落としどころか」

友「じゃあいつものところな、電話は俺がしといてやるよ」

男「んー?連絡はもうしといたけど」

友「え?いつの間に」

男「昨日」

友「えっ」

男「友に相談すればこうなるってわかってたから」

友「」


~放課後~

男「こんにちはー」カランカラン

店長「おっ、男君来たね」

友「俺もいるんスけど」

店長「君は財布じゃないか」

友「いやまあそうなんだけども」

男「財布がしゃべるなよ」

友「ねえ、なんでお前そんなに態度でかいの」


店長「で、何食べるんだ?」

男「んー、この前と一緒でいいや」

友「この前?この前っていつ来たんだよ」

男「1週間前だけど」

友「ん?」

店長「男が振られたときにここで男君を励ます会をやったんだよ」

友「えっ」

男「あの時は励まされました」

友「割とマジで何やってんの、ねえ」

乙です!
>>1はsage進行なんですか?

sageるのがここのルールだと思ってたんですけど違うんですかね?
今回が初めてなので教えていただけるとありがたいです

スレ主はageてくれた方が投下してるのがわかりやすい
感想とかのレスは、紛らわしくないようにsageろって話だよ

>>44
ありがとうございます
これからはそうさせていただきます

まぁ>>1がヒッソリやりたいならsage進行で
そうでないなら、投下来たのが分かるように、ageでやってほしいな


期待してまつ

ひっそり投下されてて、ピヨったわ
乙、待ってる


店長「それで?友は何食べんの?」

友「よくわからないけど男と同じのでお願いします」

店長「却下」

友「なんでですか」

店長「友にはもったいない」

友「ひどい理由ですね」

友「じゃあ普通にパスタとかでお願いします」

店長「却下」

友「これもですか?」

店長「友にはもったいない」

友「・・・・・・逆に聞きますけど何なら食べていいんですか?」

店長「ぶぶ漬けとか」

友「帰れと」


男「店長さん、さすがにそれはだめですよ」

友「おお、さすがわが親友!」

友「俺の見方はお前だけだ」

男「友が帰ったら財布がなくなるじゃないですか」

店長「ああ、そうだったな」

友「」


店長「まあそういうわけだから、友もいていいぞ」

友「そんな理由で・・・・」

男「まあまあ、そう落ち込むなって」

男「今日は俺を励ましに来たんだからさ」

友「そうだけどなんでお前がそれ言うの?」

店長「ほら友、これでも食って元気出せよ」

店長「ぶぶ漬けだ」

友「やっぱり帰れってことですかね」


店長「それで、結局男は振られたってことなのか?」

男「まああれから何の進展もないのでおそらく振られたんでしょうね」

男「・・・・・・って友が言ってました」

友「なんで俺の名前出したんだよ」

店長「友、少しは空気読みなよ」

友「たとえ話っていう前振りがあったんですけど」

男「マジ友君サイテー」

友「おい、お前が言うか」


友「そういえば男の好きな人って誰だ?」

店長「ん?お前聞いてなかったの?」

友「ええ、聞いてませんね」

男「まあ俺はかくかくしかじかしか言ってませんしね」

>>53
よく見たら友が女の名前出してましたね
間違いってことで気にしないでください


店長「まあ男、振られたからってそんなに落ち込むんじゃないよ」

店長「女なんて星の数ほどいるからな」

友「あ、それ俺が言いました」

店長「」

店長「」

店長「」

友「無言で縄取り出して首つろうとしないでください」

男「そうですよ店長」

男「確かに友と思考回路が同じで死にたくなる気持ちはわかりますけど」

友「俺と一緒はそんなにいやか」


店長「そうだな、私も結婚したいしな」

男「そうですね、店長もそろそろいい年ですもんね」

店長「よし男、私だったらいつでもウェルカムだぞ」

男「すいません、3歳以上年上は守備範囲外です」

男「でも友の守備範囲は『ゆりかごから墓場まで』らしいですよ」

友「おい、そこでそれを言うか」

店長「友か・・・・・・・うむ、背に腹は代えられないか」

店長「最悪の場合友でも妥協するとしよう」

友「俺に拒否権はないのか」


店長「それじゃあ男、年上がダメというなら今度私の妹を紹介してやる」

男「店長妹いたんですか」

店長「ああ、とてもかわいい妹が一人な」

友「じゃあ店長には似てないってことですね」

店長「友、一つ言い忘れてた」

店長「式はいつにする?」

友「」


友「なんでいきなり式の話が出るんだよ・・・・・・」

男「友が店長を辱めるから」

友「おいおい」

店長「もうこれは責任取ってもらうしかない」

友「あんたどんだけ結婚したいんですか」

店長「これくらいの年になるとな、そうなるんだよ」

店長「親はうるさいし、親戚には白い目で見られるし、友達は続々と結婚するし、そしてその式に呼ばれて延々とその二人のなれそめを聞いてのろけ話を聞いてイチャイチャしているのを見なくちゃいけないし、うっかりブーケトスでもとってしまったら周りから異常なまでの期待を寄せられるし、そして式には読んでねとか言われて友人挨拶やるからとか―――」

友「すんません、俺が悪かったです」


店長「じゃあとりあえず妹呼ぶぞ」

友「いきなりだな」

男「いや、別に紹介してもらわなくて大丈夫ですよ」

店長「まあまあ、男に紹介するのはついでだ」

店長「他にも妹に伝えたいことがあるからな」

友「へー、なんですか?」

店長「友を紹介するんだよ」

友「ん?」

店長「未来の旦那さんだってな」

友「あれ、もう確定事項か」


男「じゃあ仕方ないですね、早く呼びましょう」

店長「まあそう焦るなって」

友「いや、店長さん思いとどまりましょうよ」

店長「おい友」

友「店長さんなんすか」

店長「私のことは『店長』でいいぞ////」

友「」

男「ひゅーひゅー」

友「やかましいわ」


店長「妹呼んだ、今近くにいるからすぐに来るそうだ」

友「男、急用ができた」

男「おい友、主役が逃げちゃダメだろ」

友「本来の主役はお前だろ」

男「じゃあ財布が逃げちゃダメだろ」

友「・・・・・・主役でいいよ」


男「店長さん、友が自分を主役と認めましたよ」

男「つまり店長さんと結婚するのもまんざらじゃないってことです」

店長「全く、友は恥ずかしがり屋だな」

友「財布と主役どっち選んでもアウトか」

男「まーまー友も落ち着いて」

男「ほらぶぶ漬け食えよ」

友「お前は帰ってほしいのか残ってほしいのかどっちなんだよ」


店長「男も飯食えよ」

店長「せっかく出したのに冷めるだろ?」

男「あれ、いつの間に」

友「店長さん仕事はきっちりこなすからすごいよな」

友「すんません、照れないでください」


男「しかしいつ食べてもうまいですね」

男「店長の作ったジャンバラヤは」

友「おい、なんだそれは」

??「お姉ちゃん、用事ってなにー?」カランカラン

店長「お、妹が来たようだ」

友「しまった、逃げ遅れた」

疲れたのでとりあえず今日はここまでです
時間があるときにまた再開します

良いよ良いよ!乙!

続き楽しみにしてるぜ

店長って女だったのかよ…
ずっとムキムキ♂を想像してたわ…

>>67俺もだ…

俺もミスター・ブラウンあたりで脳内補完してたわ。何故だ……

みんな考えることは一緒か…


店長「おっさんじゃなくて悪かったね」

男「急に何を言い出すんですか」

店長「いや、ここは言っておかないといけないと思ってね」

男「はぁ・・・」

??「あのー来てるんですけどぉー」カランカラン


友「・・・・・・って、あれ?」

男「女友?」

女友「そうだけど、なんであんたたちがいるの?」

男「えっ?店長さんの妹って女友だったんですか?」

店長「そうだが・・・・・・なんだお前たち知り合いだったか」

男「はい、今日告白されました」

店長「なに!?」

女友「おい」


店長「そうかそうか、それなら紹介する手間が省けたな」

男「でも申し訳ないんですが断っちゃって・・・・・・」

女友「いや、告白とかしてないからね」

店長「女友、今は少し間が悪かったんだ」

店長「だけどあきらめるなよ?男はああ見えて押しに弱い」

店長「あきらめなければそのうち振り向いてくれるさ」

女友「話聞けよ」


女友「・・・・・・まさか、こんなくだらない話するために呼んだんじゃないよね?」

店長「まあこれも理由の一つではあるがもっと重要な案件がある」

友「店長さん、落ち着きましょう、一晩考えましょう、明日以降にしましょう」

店長「友、私のことは“店長”と呼べといっただろ?」

友「・・・・・・店長、早まらないでください」

女友「なにこれどういうこと」


店長「女友、私結婚することにした」

女友「えっ」

女友「ええええええ!?」

女友「本当!?おめでとうお姉ちゃん!!」

店長「ありがとう女友、私女になるよ」

女友「それで相手はどんな人なの?逃がしちゃだめだよ?」

男「よし、ちゃんと捕まえたぞ」

友「おいこら離せ」


女友「だれなの?私の知ってる人?」

店長「ああ、・・・・・・そのようだな////」

女友「えー誰だろう?もったいぶらずに教えてよ」

店長「それはだな・・・」

友「男!!まだ間に合う!!離してくれええええええ!!!!」

店長「・・・・・・・・友」

女友「・・・・・・・・・・ん?」

店長「友、だ」

女友「」


女友「あ・・・・・あははー」

女友「こんな時に冗談はいいよお姉ちゃん」

女友「それで?本当は誰と結婚するの?」

店長「だから友だといっただろう、これは冗談ではない、本気だ」

女友「」

友「頼むからそんな顔で俺を見るな、俺も被害者だ」


女友「え?なに?」

女友「お姉ちゃんが友と結婚するってこと?」

女友「嘘とか冗談じゃなくて?」

男「ああ、嘘でも冗談でもない」

男「本気だ!」

友「なんでお前が誇らしげに言うんだ」


女友「・・・・・・・・・・・・・・・友」

友「・・・・・はい?」

女友「友・・・・・・・・いや、お義兄さん」

友「んん?」

女友「――お姉ちゃんを、よろしくね」

店長「女友、お前ならわかってくれると思ってたよ」

友「女友、お前がまさかわかっちゃうとは思わなかったよ」

友の味方はいない・・・wwww


男「店長さん、幸せになってくださいね」

店長「ああ、男もな」

男「はい!がんばります」

店長「それじゃあ早速だが妹と付き合ってみてはどうだ」

女友「えっ」


女友「え、ちょっと、お姉ちゃん?」

店長「恥ずかしがるな妹よ、私がちゃんと男との仲を取り持ってやる」

店長「男が私と友の仲を取り持ってくれたようにな」

女友「男の仕業だったのか」

女友「というか別に恥ずかしいとかじゃなくて私は別に―――」

店長「ああ、いい。みなまで言うな」

店長「お前の気持ちは痛いほどわかってるさ」

女友「どこがだよ」


男「店長さん、すいませんが女友とは付き合えません」

店長「どうしてだ、男」

女友「なんか告白してないのに振られたんだけど」

男「確かに女友は美人で気さくでいい人です」

女友「えっ/////」

男「だけどたまに口調荒くなるし、怒ると怖いです!」

女友「あげて落とすな」


店長「男、お前はわかっていない」

男「・・・・・・なにを、ですか?」

店長「女友は、デレたらやばいぞ!」

女友「真面目な顔で何言ってんだ」

男「やばい・・・・というのはどのように?」

女友「え、話し続けるの?」

店長「男、お前は本当に何もわかっていないんだな」

男「・・・・・・どういうことですか」

店長「そういうのは、自分で見つけるから意味があるんだろ」グッ

男「店長・・・・・・・・!!!」

女友「いや、まったく意味わかんないから」


男「店長さん、俺が間違っていました」

男「失恋のショックでややひねくれていたのかもしれません」

男「その人の本質は親密になってやっとわかる」

男「そういうことですよね!」

店長「ああ、そうだ男」

店長「それに気づいたのならお前はもう、“漢”だ!」

店長「それじゃあもう一度問うぞ」

店長「男、妹と付き合ってみてはどうだ?」

漢「はい、喜んで!」

女友「おい」

なんかきりがいいので今日はここまでです
また時間があるときに続きかきます

乙~
女よ、お前が何も行動しないから男が・・・否、漢が女友とくっついちまったぞ。自業自得だぞ

おつ

これえらくコミカルなノリだけど微妙にNTRなんだよな…

乙です
店長可愛い。店長と結婚したい



俺、高2ですけど


女友「どうしてこうなった」

店長「いやー、この店で1日に二組のカップルができるなんてめでたいね!」

男「そうですね、店長」

女友「了承した覚えないんだけど」

店長「照れるなって、好きだから告白したんだろ」

女友「こ・・・・・・告白なんてしてないし//」

友「女友、もうあきらめろ」

友「こいつらには何を言っても無駄だ」

女友「あんたすごいわ、ちょっと見くびってた」

店長「――というわけであとは若い二人に任せるとしようか」

女友「えっ」

友「」


男「・・・・・・・・なんか追い出されちゃったな」

女友「そ・・・そうね」

男「俺思うんだけどさ」

男「若い二人って多分俺たちのことじゃないよね」

女友「うん、お姉ちゃんと友のことだと思う」

男「友、大丈夫かな」

女友「大丈夫だよ、お姉ちゃん処女だし」

男「なんで姉の性事情を知ってるんだよ」


男「じゃあとりあえず帰るか」

女友「いや、あのその前に一つ言いたいことがあるんだけど」

男「ん?なに?」

女友「私、別に男君に告白してないから」

女友「冗談とか照れ隠しとかじゃなくて恋愛感情持ってないからね」

男「ああ、そのこと」

男「大丈夫、そのくらいわかってるから」

女友「えっ」

男「店長さんの冗談に乗ってあげただけだよ」

女友「えっ」

男「言っただろ?俺は好きな人がいるって」

女友「・・・・・じゃあ全部冗談だったの?」

男「もちろん。ほら、もう“漢”じゃなくなってるだろ?」

女友「いや、そんなのは知らないけど」


女友「なんだぁー、焦っちゃったじゃん」

男「なんだ?本当は俺と付き合いたかったのか?」

女友「そ・・・・・・そんなわけないでしょ」

女友「・・・・・・でも多分お姉ちゃんは本気だったと思うよ」

男「まあ大丈夫だろ」

男「なんかあったら友をだしに使えばいいし」

女友「なんか友のことがかわいそうになってきた」


男「言いたいことってそれだけ?」

女友「まあ」

男「じゃあ帰ろうか、家まで送るよ」

女友「それじゃあ頼もうかな」



女「あわわわわわわわわ」

女「女友ちゃんが男君と二人でおしゃれなお店から出てきた」


女「お・・・・・・女友ちゃん!!!」

女友「え?」

男「あ」

女友「あれ?女じゃん、こんなところで――」

女「これが俗にいうNTRってやつなのかあああああ!?」

女友「何言ってんだ」


女「くっ・・・・・・・最も恐れていた事態が」

女「信じて送り出した女友ちゃんがおしゃれなお店でラブラブデートしてるなんて!」

女友「何勘違いしてるのかは知らないけどそういうのじゃないから」

女友「男君とはさっき偶然会っただけだから」

男「何言ってんだ、偶然じゃないだろ」

男「運命、だろ?」

女友「おい、ちょっと黙れよ」


女「ほらぁ!男君もそう言ってるじゃん!!」

女友「おい、誤解されたぞ」

男「女さん、さっきのは冗談だ」

男「この店は女友のお姉さんが店長をしている店なんだ」

女友「そうだよ、前に女を連れてきたこともあっただろ」

女「そ・・・そういえば」

男「それで(店長さんが)結婚の報告するために来たんだよ」

女「ええええええええええ!!!」

女「(男君と女友ちゃんの)結婚の報告!!???」

女友「・・・・・・・・・・・・・・・・・ん?」

ひょっとして・・・男はもう女に対しての恋愛感情消えてるんじゃ?


女「ま・・・・・・・まさか、もうそこまで」

男「まあもういい年だしな、結婚ぐらい考えるだろ」

女「いつごろからの付き合いだったの?」

男「ん?」

男「んー、あれは中学入ったばかりのころだっかな?」

男(それくらいの頃に店長さんが捨て猫の世話してのを友と目撃したんだよな)

男(それでそれを黙ってる代わりに飯食わしてもらって仲良くなったんだっけ)

女「そ・・・・・・・そんなに前から」

女「じゃ・・・・・・じゃあなんで私に告白したの!?」

男(ん?結婚の報告を告白したことか?)

男「・・・・・・たまたまそこにいたから」

女「ひどい!!」


男「そんなことより、俺も女さんに聞きたいことが――」

女「うわあああああああああああん」

女「男君なんて大嫌いだああああああああ」ダッ

男「」

女友「女・・・・・・走って行っちゃったね」

女友「それより男、あんな言い方じゃ――」

男「ふ・・・・・・・振られたああああああああああああああああああああああ!!」

女友「・・・・・・・・」

駄目人間しかいねぇwwwwww


男「まだ面と向かって振られたわけじゃないから希望を抱いていたのに」

男「大嫌い・・・・・・・・大嫌いって・・・・」

女友「女も女だけどあんたも大概だよね」

男「女友・・・・・・白状するとさ、俺の好きな人って女だったんだよね」

女友「うん、知ってる」

男「それでさ、1週間くらい前に告白したんだけど全然返事なくて」

女友「知ってる」

男「だけどまだ嫌いって言われたわけじゃないから諦めてなかったんだけどさ」

男「ははは・・・・・・・大嫌いって言われちまった」

女友「それも知ってる」

男「なんで全部知ってるんだよ!?」

女友「逆ギレするなよ」

アホの子しかいねぇwwww

何だコイツらww


女友「・・・・・・男君、なんで女が大嫌いなんて言って走って行ったと思う?」

男「え?・・・・・・それは、俺が嫌いだから・・・・・・だろ?」

女友「言いながら落ち込まないでよ」

女友「男君さっきの女との会話思い出してみて」

男「女さんとの会話?」

男「ああ、店長さんの結婚の話か」

女友「多分女はあの話を私と男君の結婚の話だと思ったんだと思うよ」

男「えっ」

男「でも俺、女さんのこと好きだよ!?」

女友「なんか前にも似たようなセリフ聞いたな」

女友が壊れないのを願う


女友「それを踏まえたうえで会話の内容を思い出してみなよ」

男「確かまずいつからの付き合いだったか聞かれて」

男「それで中学は言った頃って答えて」

男「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

女友「わかった?」

女友「あの会話で女は男君が私と付き合ってるのに告白したって思ったんだよ」

男「誰だその最低な男、女さんを傷つけやがって」

女友「お前だよバカ」


男「そんな・・・・・・俺が女さんに・・・・・」

女友「まあそんなことされたらああなるのは当然でしょう」

男「くそ・・・・・・無意識とはいえそんなことをしてたとは」

女友「わかったんなら、ほら行きなよ」

男「行く・・・・・・・?行くって、どこに?」

女友「女を追いかけに行くんだよ」

女友「謝って、そして誤解を解いて来るんだよ」

男「でも今更どんな顔をして会えばばいいのか・・・・・・」

女友「好きなんだろ?女のことが」

女友「なら躊躇なんかしてるなよ」

男「・・・・・・ああ、そうだな」

男「俺は、女さんのことが好きだ!!大好きだ!!愛してる!!」

女友「それじゃあ早く行きなよ」

男「でも・・・・・・女さんが今どこにいるか」

女友「女足遅いし体力ないからほら」

女友「向こうの公園でバテてるよ」

このグダグダなのに大筋だけみるとまっとうなラブコメっぽくなる感じ
すげーいいわww


男「あ、本当だ」

女友「わかったら、ほらとっとと行く!」

男「あ・・・・・・ああ」

男「・・・・・・女友」

女友「ん?なに?」

男「――――ありがとな」

女友「貸にしといたげるよ」

男「じゃあ、行ってくる!」ダッ

女友「・・・・・・まったく、世話が焼けるんだから」

店長「女友、よかったのか?」カランカラン

女友「あれ?お姉ちゃん、どうしたの?」

店長「男のことだよ、行かせてよかったのか?」

女友「・・・・・・何言ってんの?いいに決まってるじゃん」

店長「まあ、お前がいいならいいんだけどな」

店長「本当は、男のこと好きだったんだろ?」

仲良く3Pすればいい。店長も入れて4Pしとけよ…友?知らん


女友「は・・・・はぁ?何言って―――」

店長「無理しなくていいよ、お姉ちゃんにはわかってるから」

女友「あはは・・・・・・・私が男君のこと好き?」

女友「そんなわけ・・・・・・・・・・・・・あるよ」

女友「女ちゃんに男君の恋愛相談されてるうちに男君に興味がわいて」

女友「――そしていつの間にか好きになってた」

店長「女友、もう無理しなくていいんだよ」

女友「うん・・・・・・・・うわあああああああん」ボロボロ

友「なに、俺がいない間に何が起きたの」


男「女さん!!!!!」

女「――っ!?」

女「・・・・・・どうしたの男君?女友ちゃん放っておいちゃダメでしょ」

男「女さん、誤解なんだ」

女「誤解・・・・?誤解って何が?」

男「俺と女友は結婚なんてしないし、付き合ってすらいない」

男「俺が好きなのは、女さんだ!!」


女「え・・・・・・?じゃあさっきの結婚の報告の話は」

男「あれは店長さん・・・・・・女友のお姉さんの話なんだよ」

女「そ、そうだったの?」

女「あはは・・・・・なんか勘違いしてたみたい」

男「それで女さんのこと傷つけたみたいで・・・・・・ごめん」

女「あ・・・・・・謝らないでよ、私が勝手に勘違いしちゃっただけだし」

男「それで、仕切り直しってことでもう一度告白します」

女「う・・・・・・うん」


男「ときどきあなたを見てました!付き合ってください!!」



女「はい、こちらこそ!!!」

なんか最後駆け足みたいになっちゃいましたがこれにて完結です
読んでくださった方々ありがとうございました

乙。面白かった。友と店長はどうなったんですかねぇ・・・?



結局救われない友ェ…

いやいや、友もなんだかんだ言って店長のこと好きなんだよ・・・・きっと。多分


乙です!だが女友がこの後どうなったのかも知りたいぜ

乙  面白かった! ありがとう

コメントありがとうございます
気が向いたら後日また少しだけ後日談書きます

乙 また書いてくれ


後日談期待


期待

面白かった

現実にこいつらいたらいちいち会話のたびにビンタしたくなるだろうなwwwwww
大好きだけどwwwwwwww

いいな この雰囲気好きだwwww

それと乙

ごっじつだんっ!

面白かったー

面白い

面白かった!

乙!

後日談というか第二部期待!

無理な後日談コールはやめよう(戒め)

微妙に会話が噛み合わない感じが好きだわ


~後日~

友「男、ナンパしに行こうぜ!」

男「急になんだよ」

友「久しぶりに新しい出会いがしたいんだよ」

男「俺彼女いるんだけど」

友「んなこと言ったら俺だって婚約者がいるよ」

友「ただそれとこれとは別問題だろ」

男「え、これって別問題なの?」

友「すでに彼女がいるからって、新しい出会いを求めてはいけない道理などないだろ!」

男「・・・・・・まあそうなのかな?」

友「ってことでさあ行こう!今すぐ行こう!」

女「私の目の前で何言ってるの」


女「だいたい男くんも私がいるんだからナンパなんて断ってよ」

男「・・・・・・だそうだ、悪いな友」

友「先っちょだけ!先っちょだけだから!!」

男「何の先っちょだよ」

友「というか男も知ってるだろ?俺一人だと成功率が芳しくないんだよ」

男「前はこう見えてもうまいか言ってだろ」

友「ほら、最近彼女とマンネリ化してんじゃないの?」

友「新しい刺激とかほしくない?」

女「だからなんで私の目の前でそれ言うの」


友「チェー、男のけちんぼ!!」

男「はあ・・・・・・・まったく友は仕方ねえな」

友「おっ!?言ってくれる気になったか!?」

女「そんな男君!信じてたのに!!」

男「遠くからお前がナンパに失敗するのを見ててやるよ」

女「あ、それなら私も見たい」

友「お願いだから来ないでください」


男「まあまあ、遠慮すんなって」

女「大丈夫!骨は拾ってあげるから!」

友「くそっ!さっきから失敗する前提で話しやがって!!」

男「でもほら、この前みたいに警察に捕まったら厄介だろ?」

女「えっ!?友君くさい飯食べたの!?」

友「食べてないわ!ちょっと注意受けだけだよ!!」

男「まあ、そういうときに俺たちがいたら安心だろ?」

友「・・・・・・まあ」

男「少し見守った後助けに行ってやるから」

友「すぐ助けに来てよ」


男「―――――ということでやってきました駅前」

女「まるで瞬間移動だね!」

友「実際には汗をかきながらここまで歩いてきたんだけどな」

男「それじゃあ俺と女さんは向こうで観察してるから」

女「健闘を祈ります!」

友「ああ、やっぱり見てるだけなんだな」

友「しかし俺も男だ!ここまで馬鹿にされたら何が何でも成功させてみせる!!」

友「モデルみたいにかわいい子のナンパに成功しても絶対男には紹介しないからな!!」

友「俺一人でお姉さんとキャッキャウフフしちゃうからな!」

友「あんなことやこんなこと教えてもらうからな!!」

友「絶対の絶対だからな!!!」

男「いいから早く行け」


友「くそ―!見てろよー!!」ダッ

友「こうなったら男たちに絶対ぎゃふんと言わせてやる!」

友「あ、そこのおねーさん!!よかったら俺と一緒にお茶しない?」

店長「えっ?」

友「あ」

店長「なんだ、友か」

店長「一緒にお茶か、いいだろう」

店長「たった今お前に用事ができたところだ」

友「」


男「おい友の奴一発目で店長さん引き当てたぞ!」

女「すごい、さすが友君だね」

男「なんか口パクでこっちに助け求めてきてるけどどうする?」

女「せっかくの二人の時間を邪魔しちゃ悪いよ」

男「まあ、そうか」

男「ここで店長さんと友が出合ったのも運命」

男「二人には末永く幸せになってもらわないとな」

女「うん、そうだね」

女友「あんたらこんなとこで何やってんの」


女「あれ、女友ちゃんじゃん」

女友「イチャイチャしてるならまだしも二人して何かを悟ったように明後日の方向見てさ」

男「いやぁ、それほどでも」

女友「ほめてないから」

女友「・・・・・・まあいいや、それよりお姉ちゃん見なかった?」

女友「ここで待ち合わせしてるんだけど」

女「あー・・・・」

女友「何その意味深な“あー”は」

男「店長さんは、うん・・・・・・ここには来ないと思うよ」

男「今絶賛修羅場中だから」

女友「あんたたちいったいなにしたの」


女友「・・・・・・はぁ、なるほどね」

女友「友もばかなことを」

男「あのタイミングで店長さんが現れるのはすごいよな」

女「うん、神がかってたよねー」

女友「そのせいで私はちょっと困ってるんだけど」

女友「あ、お姉ちゃんからメール来た」

女「なんて?」

女友「『友と愛を語らってくるので今日は帰りません、悪いけど女友ちゃん一人で行ってきてください』だってさ」

男「ああ友、ついに大人になるのか」

女友「いや、もう済ませたっぽいけどね」

男「いや、だからなんでお前は姉の性事情を知ってるんだよ」


女友「んー、じゃあいいか」

男「ん?なにがだ?」

女友「お姉ちゃんの代わりに女、一緒に買い物行こうよ」

女友「男には悪いけど女借りてくね」

男「まあいいけど」

女「えーーーー!!だめだよ!!!!!」

女「私今から帰ってポケモンの再放送見るんだから!!」

女友「私はポケモン以下か」


女「その代わりといっては何ですが特別に男君を貸してあげます」

女友「えっ」

男「俺はものか」

女「じゃあ私は帰るんで、お買い物頑張ってきてくださーい」

女友「ちょっ――」

女「男君、女ちゃんに意地悪しちゃだめだよぉ~!」タッタッタ・・・

女友「・・・・・・・・・」

男「女の奴行っちゃったな」

女友「明日会ったらお仕置きだね」

男「・・・・・・・手加減してやれよ?」


女友「普通、自分の彼氏ほかの女に貸し出すかな」

男「まあ、ある意味女らしいんじゃないか?」

女友「それは・・・・・・・まあそうなんだけど」

男「まあ、せっかくだから買い物付き合うよ」

男「何買いに行くんだ?」

女友「えっ・・・・・・いいよ、別に//」

男「まあまあ、遠慮すんなって」

男「ほら、どこに行くんだ?」

女友「・・・・・・・・・・・・・・・ショップ」

男「ん?なんて?」

女友「・・・・・・・・・・・・・ランジェリーショップ/////」

男「」


女友「最近胸が大きくなってきたから新しいのを買おうと思って・・・・・・・」

女友「私あんまりこういうの詳しくないからお姉ちゃんに教えてもらおうと思ったんだけど――」

男「わかったからみなまで言うな」

男「・・・・・・まあ確かにちょっと一緒には行けないな」

女友「でしょ?」

男「多分女もそれを知ってたら俺を残していかなかっただろうに」

女友「まあそういうわけだから無理して付いてこなくていいよ」

女友「というか日を改めるつもりだし」

男「そ、そうか・・・・・・・・うん、それがいいな」


女友「じゃあ私も帰るね」

男「あー・・・・・・じゃあ送ってくよ」

男「そのくらいはいいだろ?」

女友「いや、いいよ・・・近いし」

男「ん?そうか?」

女友「うん、じゃあもう行くから」

男「そうか、じゃあな」

女友「・・・・・・・・・あーそうだ、一つ言い忘れてたことがあったんだ」

男「ん?なんだ?」


女友「―――――私、あんたのこと好きだから」












男「えっ」


男「えっ?・・・・・えっ?」

女友「・・・・・・・・」ピッピッピ・・・・・プルルルルルルル、ガチャ

女友「あ、女?今大丈夫?」

女『うんー、あと少しでポケモン始まるから手短にねー』

女友「わたしさ、さっき男君に告白したから」

女『・・・・・・・・・・・・・・・・・・え?』

女友「せいぜい、気を付けるんだね」

女『えっ、ちょっと女友ちゃ――――』ガチャ

女友「まあそういうことだから」

女友「これから全力であんたをNTRに行くからよろしく」

男「」



女友「そしていつか言わせてやるんだから」








女友「―――――『いつもあなたを見てました』ってね」

はい、今度こそ完結です
ここまで読んでくださった方々ありがとうござしました

またいつか別のSSで

激おつピンピン丸

後日談で読後感悪くなってしまった  残念

おつおつ

乙っす

素晴らしい掛け合いのテンポ

乙です
女友△

話のテンポが良すぎてあっという間に読めた。

乙!

面白かった

乙乙
タイトルに掛かってくるカッコいい締め方だったと思う


このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年12月20日 (日) 16:20:30   ID: yxOCcXtZ

最後めっちゃよかった、、

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