駄文で、誤字脱字等々あると思います。良ければ見ていってください。
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これは、僕がつい昨日見たと思われる夢の話である。
なぜ思われるなのかと言うと、これが夢だと言える確証が、僕にはないからだ。
忍野は僕の町からいなくなったし、それから帰って来てもいない。ただ、これは僕の脳が見せたものなのか、はたまた何かの怪異が見せたものなのか、まったく別の原因があるのかわからない。
しかし、その日あの廃墟には確かに
あの忍野メメが居たのだった。
阿良々木「本当に、忍野なのか?」
忍野「はは、面白い事を言うね阿良々木君。こんなアロハ服のこんなにチャラいおっさんの知り合いが阿良々木君には他にいるのかい?」
少し疲れたような表情をしているが
阿良々木「ああ、確かに居ないな」
このアロハ服のチャラくて小汚いおっさんは
忍野「皆は元気かい?」
阿良々木「ああ、皆元気にしてるよ」
間違いなく、忍野メメ。
本人に違いない。
阿良々木「どうして、また戻ってきたんだ?」
忍野「ちょっと仕事でね。やっぱりここらの廃墟の中ではここが一番住み心地がいいよ」
阿良々木「そうか」
それにしても、相変わらずの風貌と格好だな。そして、住み家も廃墟と相変わらずだ。
ああ、しかし、そのーーーーやっぱり嬉しいな。
阿良々木「今まで何をしていたんだ? やっぱり怪異を集めてまわってたのか?」
忍野「うん。これもその一貫だ」
忍野は、言い終わると同時にそこにあった机に座った。
忍野「しかし、久しぶりに来てみると感慨深いね。僕達は、この町で出会ったんだ」
阿良々木「そうだったな。僕は、この田舎町でおまえに命を助けーーーーいや、力を貸して貰った」
そう、僕はあの春休みここで、地獄のような、否地獄を味わった。
そして、鬼を助けた事で僕は人間を止めて化け物になった。自業自得だ。
忍野「忍ちゃんは元気にしてるかい?」
阿良々木「ああ、今までも何度も助けてもらった」
忍野「それは良かった」
ゴールデンウィークには、羽川の別の人格、ブラック羽川と戦った。
忍野「委員長ちゃんは元気かい?」
阿良々木「あいつは旅に出たよ」
忍野「そっか」
忍野は、妙に納得した顔で頷いた。
そのすぐ後に、戦場ヶ原を受けとめた。あの時のあいつは、とても軽かった。
忍野「ツンデレちゃんは元気かい?」
阿良々木「ああ、今でも僕の彼女で居てくれてるよ」
あいつとは、沢山の重いーーーー思い出が作れた。
忍野「羨ましいよ」
忍野はニヤつきながらそう言った。
その後は、八九寺や神原や千石を助けるために力を貸してもらった。
忍野「さてと。それじゃあ僕はそろそろいくよ」
阿良々木「え、もう行くのか?」
忍野「うん。阿良々木君」
阿良々木「なんだ?」
忍野「元気でね」
は?
待て、忍野はこんなことを言う奴じゃなかったハズ。
阿良々木「待て、忍野!」
忍野「ははは、元気がいいなぁ、阿良々木君は。何か良いことでもあったのかい?」
忍野は、満面の笑みでそう言った。
忍野「それじゃあ、さようなら。阿良々木君」
阿良々木「待て!」
忍野がこの教室を出るのに数歩遅れて僕も教室を出た。
しかし、そこに忍野メメの姿はなかった。
今回のオチ、と言うか後日談。
もしかすると、先が読めてる人もいるかもしれない。
次の日、僕は柄にもなく早起きした。なにか胸騒ぎがしたのだ。
居間に行ってテレビをつけると、朝のニュースがやっていた。
『昨日、××県の森の中で男性の遺体が発見されました…………』
ニュースに写し出された顔写真は、忍野メメの物だった。
気がつけば、僕の頬には涙が流れていた。
(終)
以上です。ありがとうございました。
おつ。
こういうあっさりなのもたまには
乙
何か消化不良だな
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