【アマガミ×物語シリーズ】森島はるか「はるかドッグ」 (23)

24:00からの予定です

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「あ、羽川、僕だよ、いやあ特に何があったってわけじゃないんだけれど、お前の声が聞きたくt」

切られた

「すみませんでした。いや、本当は用事がありましてそちらの方を聞いていただけると大変ありがたいのですが」

「はい、はい、では話させていただきます。羽川様のお耳に入れたいお話というのはですね。あ、そうですか?え、ついでに煩悩に塗れた頭も治したほうが良い?」

いつからそんなこと言う子になったんだ。よもや羽川の口から毒舌を聞くことになるなんて少し前の僕に言っても絶対に信じないだろうな…確実に悪影響を受けている気がする。主に僕の彼女から

「そっか、ならいつも通りの口調に戻して話すとしよう。」

「東西、東西」


「まあ、いわゆる街談巷説や怪談の例の通り、友達の友達から聞いた話なんだけれど」

「いや!いるよ!僕にもそんな友達くらいいるよ!なにせ僕は友達百人できるかなを目指してた時期もあるくらいなんだぜ?」

「違う、違うぞ羽川。富士山でお結びを食べるときに消える百一人目は僕じゃない。百人単位でハブられたらさすがの僕も友達と呼ぶ事は出来ない」

何というか、本当に戦場ヶ原と話してる気分になりそうだ。朱に交われば赤くなるってつまりこういう事なのだろうか?

「わかった、わかった。そうだ、神原だ。我らが後輩、神原駿河から聞いた!」

「だと思ったなら最初から追求しないでくれ…」

閑話休題。

「まあ、結論から言うと人面犬に遭ったって話なんだけれど


「あ、先輩!少しお話しませんか?」

「わお!奇遇ね、私もちょうどお話したかったところなの」

「そうですか?それなら良かった」

「そうね。ちょうどあー、ちょっとだけ時間空いちゃったなー、誰か来てくれないかなーって思ってるところに来てれるんだもん。流石ね」

「えっと……つまり僕を待っててくれたってことですか?」

「あ……そう、とも、言えるかな…?」

「先輩が…待っててくれた……」

「もう、鼻の下がうにょ~んって、だらしない顔になってるわよ。早くしないと休み時間が終わっちゃう」

「あ、それもそうですね。では、先輩お待ちかねの」

「そういうこと言わないの。本当、君ってば時々意地悪なときがあるよね。ひびきちゃんと似てきてる」

「塚原先輩も先輩をからかったりしてますよね。仲が良いんだなあって思います」

「そうね、小学生の時からずっと仲良しよ」


「その時からずっと今みたいな感じなんですか?」

「えーっと…………」

「先輩?」

「いや、忘れちゃったわけじゃないの。ただ、ちょっと…ね?」

「ちょっと?」

「ずっとこうだった気もするし、けど、ちょっと違った気もするし…?」

「ああ、わかります。僕も梅原とは小学生からの付き合いなんですけど、知り合った頃の事なんて全然覚えてなくて」

「そうよね、そうよね!私も今そうなの!きっと、ひびきちゃんに聞いてもあんまり覚えてないんじゃないかしら!」


「冬ならではの事と、夏ならではの事ってあるじゃないですか」

「そうね、夏はプールに行ったり、遊びに行って、帰りにアイス食べたり」

「時々、冬なのにあえて反対の夏ならではの事をしてみたくなったりしませんか?」

「ある!」

「昨日なんかは部屋でこたつに入りながらアイスを食べてたんですけど」

「うんうん」

「すごく贅沢なひとときを感じてしまいました」

「わかるわあ~…」

「一緒に怪談を聞いたりなんかして、まあ、美也には逃げられましたけど」

「美也ちゃんが?確かに、ちょっと怖いの苦手そうだものね」

「いや、というより、僕からアイスを奪って逃走したっていうだけで」

「あーなるほど…なんだか、本当に猫ちゃんみたいね」

「奪った後にすごく得意げな顔してました」

「あはははは!ますます猫ちゃんだ」


「そういえば先輩は、ホラーとかは得意ですか?」

「あ~、ホラーね。うーん……に、苦手って程じゃないわ。けっこう平気」

「昨日聞いたとっておきの話があるんですけど………聞きますか?」

「ダメ」

「苦手なんですか?」

「君が平気なものだし、私もきっと大丈夫だけど、せっかくだからほかの話にしない?」

「うーん…なら、先輩から何か話してくださいよ。そしたら僕も怖くなって話すのやめたくなっちゃうかも」

「わ、私から?」

「そうです、もう先輩に縋りつきたくなっちゃうような話を」

「うーん………いきなりそんなこと言われても………」

「だったら、不思議な話とかでもいいです」

「うーん…不思議な話かぁ~。んー、そうでさぁねぇ……」

「短くっても長くっても、僕は先輩の話なら聞きますよ」

「あ、一つだけ、ある、かも」


阿良々木「あ、本当ですか?是非!ん?どうした羽川」

羽川「阿良々木君、もしかしてここまでずーっと話してたのっていわゆる前フリってやつなのかな?」

阿良々木「そうだけど」

羽川「ここまで含めて噂が流れてきているの?」

阿良々木「そうだな、いや、僕ももしかしたら本文だけでいいんじゃないかなーとはうすうす感じてはいたのだけれど、僕みたいな薄っぺらい、もう人間かオブラートかも怪しいような人間が勝手に情報を判断して取捨選択してしまって、羽川の判断を邪魔するわけにはいかないと思ってさ」

羽川「流石にオブラートは言い過ぎなんじゃないかな…?」

阿良々木「で、どうだ?ここまででもしかして、もう分かった事とかないか?」

羽川「阿良々木君が頑張って、その先輩の声真似をしようとしてる事しかわからないよ…」


「君と初めて会った時の話」

「そう、あの、おっきな山が見える公園」

「あそこに行くときにね、小さなわんちゃんに会ったの」

「首輪もないみたいだし、けどそんなに汚れてもないし。お散歩中に首輪が取れちゃったのかな?って思って顔をよく見ようとしたんだけど」

「なんだか変わった顔……ううん、人間の顔みたいに見えたのよね」

「そう、それでびっくりしてたらね、急に話しかけられたの」

「そうよ、そのわんちゃんに」

「けど、それが…どうしてもなんて言われたか思い出せないのよね……」

「とっても大切な事だったと思うんだけど……う~ん」

「それで、二重にびっくりしてたらそっぽ向いて、かさかさって傍の茂みから何処かへ行っちゃったの」

「そうよ、その後に公園に行ったら君がいたの」

「ふふっ、その日は二回も変わったわんちゃんに会うなんてね」

「え?もちろん君の事に決まってるじゃない。ふふふ」」


阿良々木「そう、それだけよ」

羽川「ふんふん」

阿良々木「いや、僕の話もそれだけなんだけど」

羽川「それだけなの!?」

阿良々木「何を言っているんだ羽川、現実に起こった怪異譚ってのはえてしてこういう尻切れトンボみたいな終わり方をするもんじゃないか」

羽川「だからって前フリが長すぎると思うんだけど…そんなんだから、語り部の役割を途中で外されそうになったりするんだよ」

阿良々木「なんてことを言うんだ羽川!僕が気にしていることを的確に突かないでくれ!」


阿良々木「で」

羽川「で、人面犬…。もう一昔前の話だよね。たしか口裂け女とか、トイレの花子さんだとかと同じ千九百八十年ごろ流行った怪異で、口裂け女なんかは実際に通報があってパトカーが巡回をしたこともあるみたい」

阿良々木「へえ、にしても随分いきなり増えたんだな、そのくらいに流行った怪異なら僕も他にいくつか知ってるくらいだし」

羽川「大災害、戦乱の中だとか、怪異って人の心が不安になりやすい、動乱のさなかに多く現れるという風によく言われているけれど、千九百八十年ごろから、二千年にかけては、世紀末に近づいて人の心が浮足立っていたっていうのがあるんじゃないかな」

阿良々木「なるほどな」

羽川「怪異のなかではそれでもかなり最近のもので、だからこそ、怪異としての特性を形作られるところが実感できる。ともいえるかな?」

阿良々木「怪異としての特性?設定だとか、性質だとかそういうものの事か?」

羽川「そう、口裂け女なら、ただ声をかけてくる存在だったのが、すごい速さで追いかけてくるようになったり、その対策として、べっこう飴やポマードで逃げる事ができるようになったり、花子さんも、声が返ってくるだけだったのがいつの間にか襲ってきたり」

阿良々木「ああ、そういうことか。女子トイレの花子さんの対になる、男子トイレの太郎君っていうのも聞いたことがある」

羽川「そう、そういった後付け設定も、実は一番最初にいたのは太郎君の方だった。なんて遡って目撃証言が作られることもあったりするわね」

阿良々木「円盤型UFOが現れてから一気に目撃証言が増えたり、昔見た変な飛行物体だけど、円盤型だったかもっていう思い込みで過去の目撃情報が増えるあれか」


羽川「実は、トイレの花子さんの前にも加牟波理入道っていうのがいてね」

阿良々木「え?読めない。なんて?」

羽川「かんばり入道っていうか阿良々木君、今電話で話をしてるんだよね?」

阿良々木「で、そのかんばり入道っていうのは?」

羽川「トイレにいる、守り神みたいな、妖怪みたいな、その間の存在なんだけど」

阿良々木「怪異も祀られれば神になるってやつか」

羽川「そう、トイレにいる花子さんはその辺りもモデルになってるんじゃないかって言われてるの」

阿良々木「亜種みたいなもんか…」

羽川「それで、人面犬の話に戻るんだけど、人面犬こそズバリ、江戸時代に同じ怪異が流行っていたみたい」

阿良々木「同じ?かんばり入道みたいに似たような、じゃなくてか?」

羽川「そう、少なくとも見た目はね。当時かなりの人が罹っていたっていう梅毒の治療に、雌犬と性交渉するのが良いって噂があってね、その時にできた犬が人面だった。なんてお話もあるんだけど」

阿良々木「それこそ風説から出た風説だな」


羽川「近代になって生まれた人面犬はDNAの操作の結果だ。とか、突然変異が起こりやすくなったからだ。とか出自から変わってるから、別物としてとらえても良いのかも」

阿良々木「見た目は同じでも、違う怪異…か。けれど羽川、実際そんなことができるのか?人と、犬のハーフみたいな」

羽川「当時はまだまだ遺伝子工学には未知の部分が多かったから、どうしても怖がられていた技術だったのかも。今もしできたとしても、コストや倫理的配慮、需要と供給のバランスから見てもそんな非効率なことはしないんじゃないかな」

阿良々木「そっか、そういえばそういう『なんとなく怖いもの』を形にするのも怪異の一面だったっけ」

羽川「そう、他にも、何かを説明するための怪異だったり、エンターテインメントのために生み出された怪異もいるわね。近代の人面犬はそれだけじゃなくて、人間社会を恨んでいる、だとか何か大事なことを話して去っていく、とか人格みたいなものを持っていることが多いとされてるわ」

阿良々木「恨み……ね。今までの話からすると、今の人間の方が犬、というより動物に対して後ろめたい気持ちがあるって事なんだろうな」

羽川「そのあたり、もしかしたら風刺的な意味も込められてるのかも」


羽川「そうそう、江戸時代の人面の動物に件って言うのがいてね」

阿良々木「けん、じゃないだろうから…くだんか?」

羽川「うん、私今そうやって発音したんだから読み方がわからないネタしないでね…」

阿良々木「その、件ってやつはどんな怪異なんだ?」

羽川「件は人の顔に牛の体っていう見た目で、大災害や飢饉の前に何処かの牝牛から生まれてきては、これから起こるそういった出来事を予言して間もなく死んでしまう、という怪異なんだけど」

阿良々木「人面で、予言…」

羽川「そう、人面犬が言った大事なことももしかしたら、予言のたぐいなのかもしれないわね。どちらも、もしかしたらただの突然変異がたまたま人の顔に見えただけかもしれない。けれど阿良々木君、こうも考えられないかな?」

阿良々木「こう…?」

羽川「怪異の噂が広がるのが動乱の時代、というのを転じて、動乱の前に現れた怪異がいたという噂が広がった。となると、その中の怪異の一つに、予言を授けてくれた怪異がいた、と少しずつ後付け後付けで、遡って設定が作られても不自然な話じゃないと思うけど」

阿良々木「説明付のための怪異ってやつか。まあ、不自然っていうか超自然って感じだけれど。けれど羽川、それにしたって僕の住んでる街はおろか、おそらく県内だってそんな動乱と呼ばれるようなことは起こってないぜ」


羽川「まあ、そうだと思う。けれど話を聞いてた限りなんとなくの予想はつくかな?」

阿良々木「なんてこった…今の話で予想がつくとは……常々思っていたが、羽川もやはり予言を持ってくる存在なのでは…そういえば人間の顔に牛の胸を持っているようなごめんなさい!」

受話口から鋏が出てくるかと思った!何だ今の殺気は!確実に戦場ヶ原の悪い影響を受けている!

羽川「私の胸の話はおいておくとして、何しろ伝わったのがそういうお話が大好きな女子高生だし、最後に通ったのが阿良々木くんで、結論を出すのが私だから、正確とは言い難いんだけど」

阿良々木「お前がそんな風に言い淀むなんて珍しいな、そんなに難しい問題なのか?」

羽川「いや、というより去年までの私ならきっと出せない結論だったから。どうしても自信はなくなってしまうのだけれど…女の子にとってはもしかすると、学校生活もままならないくらいの動乱、なんだと思う」

阿良々木「ふうん?」

羽川「うーん、多分、学生の本分はもちろん勉強にあるけれど、学校に行くのは、ただ勉強をするためにじゃないって事かな?」

結局はわからずじまいだったが、今まで以上に、羽川の口からそんな言葉が出ることに少しだけ嬉しいと思ってしまう僕がいた

羽川「ところで、私も最近人面犬を見たのを思い出したのだけれど」

阿良々木「なに!?それは本当か羽川!何もされてないだろうな!顔を舐めようとしたとか何とか言って膝の裏をぺろぺろぺろぺろ舐められたりしてないだろうな!?」

羽川「やっぱり阿良々木くんは、怪異譚の語り部よりもラブコメの主人公のほうが向いてるのかもね……」


後日談というか、今回のオチ

冬休みが終わったあと、いつものように、受験前にもかかわらず件の神原後輩宅へ、いつものように掃除をするためにお邪魔した時である

神原「阿良々木先輩、私は失恋したようだ」

え、まじで

阿良々木「何?大丈夫なのか?その、左腕は」

神原「ああ、問題ない。今回はそこまで盛り上がることはなく、アイドルが交際宣言をしたようなものだったからな。失恋というのも言葉の綾というものだ。それに、この左腕は阿良々木先輩専用だ」

阿良々木「それはそれでありがた迷惑なんだが」

神原「阿良々木先輩に振るうときだけ普段の三倍のスピードが出る」

阿良々木「要らねーよ!そんな設定!」

神原「どころか、この脚も、うなじも、おっぱいも、全て阿良々木先輩専用と言える」

阿良々木「やめろ、というか今回のオチって書いたんだからさっさと落とさせてくれ」

神原「それもそうだな。うん、やはり阿良々木先輩は場の空気を読むのに長けている。さすが『大気の旗手』ことエアリーダーを名乗っていただけのことがある」

阿良々木「名乗ってない。だから早くしてくれ」

神原「……別の学校にとても可愛らしい上級生がいたんだが、その先輩というのが戦場ヶ原先輩とはかなりタイプが違っていて、ほとんど真逆というか、裏というか、もう対偶のような感じの人で」

早くオトせと言った手前、対偶だとほとんど男になるんじゃないか…?というツッコミをするわけにはいかなかった


神原「ミスコンで二連覇を達成するような、学校の中でもみんなの憧れのような人だった。だとすれば私としても目をつけ、唾をつけ、文字通り目を光らせていたのだが」

阿良々木「そこを文字通りにするな、目からビーム出てるじゃねえか」

神原「それまで一切なかったはずが、冬休みが明けてから急に、付き合っている男がいるという噂が流れてきてしまったのだ」

阿良々木「クリスマス前に付き合った…みたいなやつか?ベタなやつだな。さながら恋愛ゲームの主人公だ」

神原「阿良々木先輩は母の日だから別にこれと言って特筆すべきこともない。パッとしない主人公だな!」

阿良々木「なぜ物のついでのように僕を刺したんだ!?」

神原「まあなんだかんだ言っても、記念日を大切にされると女性は嬉しいものだ。そういう意味では、うむ、わかりやすい日に付き合い始めた。というのも、ある種恋愛物のセオリーなのかもしれないな。やはり阿良々木先輩はToLoveるものの主人公のほうが向いているという事だ」

阿良々木「待て、ここへきて突っ込みどころを増やすな。母の日はこの際スルーするとして、僕はラッキースケベの神に愛されたことはない。というかお前らがそんなありもしないことを言うからどこからか広まってひいい!」

誰からの着信音!?ていうか決まってる、僕らのヶ原さんだ!

戦場ヶ原「阿良々木君、少しお話があるのだけれど。主にダークネスな意味で」

阿良々木「ちょっとま」

戦場ヶ原「阿良々木君ったら今夜は寝かせないんだから」

pっ

阿良々「僕、今日どんな拷問されるんだろう…お前のせいだからな!」

っていねえ!神原家なのに僕を残して逃げやがった!

とにかく、僕の人生がラブコメだという羽川の言葉を、しばらくは信じられそうにないのであった


「森島先輩」

森島「はい、間違いで~す」

「あ、あぁー……はるか」

森島「ふふふ、はいはいなにかしら?」

「その、前に話してくれた人面犬の話なんですけど」

森島「あ~そんな話もしたわね。それが?」

「あの時、結局あの犬って何だったのかなーって話で終わったと思うんですけど」

森島「うんうん」

「僕が思うに、あれってやっぱり幸運の遣いだったのかなあって思います」

森島「幸運の遣い…四葉のクローバーみたいな?」

「そうです。きっとあの犬が僕と、先輩を会わせてくれたんじゃないかなって」

森島「成る程ね~。うんうん、そうかも、きっとそう!」

「本当はどうであれ、あれは幸せを呼ぶ人面犬だったんですよ、きっと。あの犬のおかげで僕はこうやって先ぱ、はるかといられて幸せになってるわけですし」

森島「あ……ふふふ、ごろにゃ~ん」

「あ、ちょ、はるか」


森島「そうね、私も幸せよ。きっと、昨日よりも今日、今日よりも明日の方がもっと幸せ!」

おしまいっと

三月十五日にアマガミLS~はるかAnother~の単行本が発売しました
森島先輩は良いですよね。森島先輩は良い

森島先輩はって書き方をしたせいで他は駄目みたいに見えますね
森島先輩以外も当然のことながら良いです
勿論

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