男「汝は人狼なりや?」(111)
一日目 午前
男「ここは……どこだ」
目が覚めるとそこは見知らぬ白い部屋だった。
広さは……8畳くらいはあるか。
男「ベッドで寝てたし……事故にでもあって病院に運ばれたってことか?いや、病室って感じじゃないぞ」
男「じゃあ誘拐?なんで俺が?」
俺はベッドから起き上がりさらにあたりを見渡す。
まっろい部屋の壁には薄いモニターがあり、さらに机の上にはパソコンがおいてある。普通にドアもある。
男「昨日は確か大学の飲み会のあと終電に乗って、そのあと家に着く前に誰かに後ろから声をかけられたんだっけか」
男「そのあとから記憶がないってことはそいつに連れ去られたのか……」
男「体は無事みたいだしとりあえずここからでよう……ん?机の上に何かあるな。カード?」
何気なく机のパソコンの横にあったカードを手に取りめくる。
男「共有者?」
カードには二人の人型の影が手を取り合う姿と共有者の三文字が書かれていた。
「なんだっていうんだよ」
とりあえずそのカードをポケットに入れて俺はドアから部屋の外に出た。
黒服「ほぅ、ようやく最後の扉からの来訪者が出てきたようだな」
男「は…?あれ、なんかたくさん人が」
俺が外に出ると、そこには俺を除き15人の男女がいた。
俺の部屋の外には円形の大広間のような空間が広がっていた。
その空間の真ん中にはこれまたさっきの部屋の数倍の大きさではあるがモニターがある。選挙投票で使うような箱もあった。
金髪「たくっ、全部で16人か?んだよ、誰が俺を連れてきたんだただじゃおかねぇぞっ」
オタク「ひぃっ」
ロリ「ちょっとー金色のお兄ちゃん、めっだよ!太ってるオタクお兄ちゃんこわがってるよー」
アイドル「そうですよ~皆さんなんでここに居るのか、誰もわからないんですから」
短髪「どうだかな。部屋の数は16。ここにいるのも全部で16人だ」
ツインテール「なにがいいたいんですの?」
女弁護士「この中に私たちを連れてきた犯人がいる。そういいたいのでしょう?」
ビッチ「はぁ?おばさんそれマジでいってるの?チョーありえないんですけど」
JK「やだ……もう帰りたい……」
爺さん「ワシもじゃよお嬢ちゃん」
話についていけないが、どうやら要約すると俺たち全員ここに連れてこられたと主張しているようだ。
でも扉は16。俺たちも16。犯人側の人間がいるのではないか……心配してるのはそういうことか。
幼馴染「あれ……もしかして男くん?」
男「お、幼馴染じゃないか!?お前も誰かに連れてこられたのか?」
幼馴染「う、うん。男君もそうなんだね」
男「あぁ、いったいなんで16人も連れてこられたのか。連れてこられたのが俺たちだったのか、なにがなんだかさっぱりだよ」
色黒「へぇ。あんたら知り合いなんだ。じゃあ誘拐犯はお前らが一番怪しいな」
男「16人も連れてくるには複数犯が必須だからか?さすがに二人じゃどのみちこの人数は無理だし、そもそもお前らが実は黙ってるだけで知り合いの可能性もあるぞ」
色黒「ぐっ……」
女「……ふーん」
男「なんだ?」
女「いえ、なんでもないわ」
男「?」
メガネ「そのへんにしとけお前ら。モニターを見てみろ」
16人目の発言とともに俺たちはいっせいにモニターを見た。
モニターはいつの間にかに電源が入っており、そこに一人の人間が映っていた。
幼馴染「なに……あれ」
いや……人間なのだろうか。
そいつは頭に大きく「初日」と書かれた白い頭巾をかぶっており、おおよそ前が見えるような状態ではない。
人型なだけであり顔が見えないので人形やマネキンの類なのかもしれなかった。
が、その想像はどうやら外れていたらしい。
初日「ようこそ皆様『人狼』の世界へ!」
突如その初日は大きな声でしゃべりだし、大仰な演技でもってモニター内を踊りだす
オタク「じ、人狼?」
金髪「ああっ?俺らを帰してくれよ、なぁ?」
黒服「人狼というのは、あのTRPGの?」
初日「そう、皆様の中にはこのゲームを知っている方もおられるでしょうが、我々は今からその『人狼』を行います!」
初日「あぁ、ゲーム説明の前に先に行っておきますが皆様はこのゲームが終わるまでは一歩も外には出れません。あらかじめご了承を」
ツインテール「あら、なかなか大胆なことをすることですわね」
ロリ「いやだよぉ……おうちに帰りたいよぉ」
初日「えぇ。皆様、家に帰りたいでしょう?もちろんゲームが終われば皆様は帰ることができます。そのさい、ちゃんとゲームに参加いただいた謝礼として一人1千万お支払しましょう」
金髪「へー気前いいじゃねーか。1日テメーの遊びに付き合って1千万?あぁいいぜ、やってやるよ」
女弁護士「馬鹿ね。どうせなにか条件があるのでしょう?」
金髪「あぁっ?」
初日「察しがよろしい方がいて助かります。そう。皆様にはこれから」
初日「人狼ゲームで殺し合いをしていただきます。ゲームに勝てば無事日常へ。負ければ死んでいただきます」
一日目 午前 終了
男
初日犠牲者
黒服
金髪
メガネ
爺さん
短髪
色黒
オタク
女
幼馴染
アイドル
JK
ビッチ
ツインテール
ロリ
女弁護士
現在の生き残り 17人
現在公開中の役職
なし
一日目 夜中
初日は正確には初日犠牲者と名乗った。
曰く「ゲームに参加はするが翌日(ゲーム内における翌日)に死体になる」とのことらしい。だから初日犠牲者なのだという。
あのあと、初日は俺たちのしたほぼすべての質問に答えつつ人狼のルールの説明を始めた。
要約すると以下のようになる
ゲーム外
・俺たちはゲームが終わるまで外には出られない
・俺たちがいる場所は非公開。ただし、ゲームが終わればちゃんと外には出られるし賞金ももらえる
・俺たちの中に誘拐犯はいない。つまり、俺たちの中に犯人側の人間はいない
・ゲームに参加しない人間は突然死。つまり死んでもらう。ちゃんと殺す覚悟がある証拠に、翌日初日の無残な死体を見せる。
・ゲームに負けても死んでもらう。出たければ勝つしかない。
・詳細なルールブックは室内にも用意してある
ゲーム内
・このゲームは、村に侵入した村人に扮する狼を村人が一日一人ずつ処刑し、駆逐するゲームである
・人狼とは、村人、狼、狐の三勢力からなる。
・村人は狼を全滅させたら勝ち。狼は村人数=狼数にできれば勝ち。狐は、どちらかの勢力が勝つときに生き残っていればそれを横取りして勝利となる。
・ゲームは、狼が一日の始まりに誰かを噛み殺してスタートする。その後、一日の終わりに村人が全員の投票の結果で一人狼であろう誰かを処刑する。それを繰り替えす。
・つまり、午前(話し合いフェイズ)、午後(処刑フェイズ)、夜中(思考、相談フェイズ)の3フェイズが1日のサイクルとなる。リアル時間は午前30分、午後5分、夜中25分。
・参加者の能力は以下である。
・各役職は部屋にカードが置いてある。これを他人に見せてはいけない
共有者:二人一組の役職。お互いが村人であることを完全に証明できる、夜中にパソコンで相談しあえる。
占い師:夜中に一人占いを行い狼か、村人かを診断する。狐を診断した場合村人と判定される。
霊能者:夜中にその日に処刑した参加者が村人か、狼か、狐かを判断する。
狩人 :夜中に一人を守ることができる。守られたプレイヤーは狼に噛まれても死なない。自分を守ることはできない
狂人 :村人としてカウントされるが、狼陣営の仲間。狼が誰かわからず相談もできないが狼の勝利が狂人の勝利となる。
狐 :狼に噛まれても死なないが、占い師に占われると死ぬ。つまり午前に2つ死体が出る。単独勢力。
狼 :村人に扮する人狼。夜中に一人誰かを噛み殺すことができる。夜中にパソコンで仲間と相談できる。
村人(素村):無能力。
村人7、共有者2、狼3、その他各1の計17名。
男「はぁ……なんでこんなことに」
そして今は夜中フェイズになったばかり、というわけである。
俺は部屋でため息をつく。そのときだった
女「きこえるかしら、男」
パソコンからアラームと共にききなれぬ声が俺の部屋に響いた。
みると、パソコンが立ち上がっておりその画面にはさっき大広間にいた女が映っていた。
男「あぁ、聞こえている。そうか、俺は共有者。君が俺のパートナーってことか」
女「察しがよくて助かるわ。私がもう一人の共有者よ」
できれば俺がよく知っている幼馴染が共有のほうがよかった。
幼馴染が共有ならお互い気兼ねなく話せるし、なにより……疑わないで済む。
女「目が泳いでいるわ、男。しっかり私の目を見て」
男「あ、あぁすまない」
女「時間がないから手短に話すわ。あなたは人狼はやったことはある?」
男「いや、さっきはじめて聞いた。ルールは把握したつもりだが……」
女「このゲームはルールもだけれど、セオリーも重要よ。何人がこのゲームを知っているかはわからないけれど油断はしないで」
女「今から私が可能な限りあなたにこのゲームでのセオリーや戦略、対処法を教える。あなたは頭がよさそう、頑張って覚えて。死にたくはないでしょう」
男「……」
女「男?」
男「なんでもない。あぁ、頑張って覚えるよ」
そのご、時間ぎりぎりまで俺はこのゲームの定石や戦術を教え込まれた。
しかし、女がいうにはとても1時間や2時間で理解できるようなゲームではないという。
実際俺も聞いてはいるが、この20分程度ではたいしたことは理解できていない。
いまだに分かっていないからかもしれない。今から殺し合いが起こるということが、俺にはまだ理解できないでいた。
結局、ほとんど頭に入ってこなかった。
女「今日はここまでよ。また明日……明日があれば教える。最後に一つだけ」
男「なんだ?」
女「話についていけなくなったら、『自分は共有者だ』といって」
それを最後にパソコンは急に操作せずとも電源が落ちた。
男「俺は共有者、か。わかったよ」
俺はドアを開け、大広間へと向かった。
アイドル・JK「きゃあああああああああ」
その日は悲鳴から始まった。
金髪「キンキンうるせぇぞっ」
メガネ「なるほど、モニターに死体が映っている……作り物か何か知らんが、これはひどいな」
ツインテール「モニターの向こうは血の海。初日さんの身体はずたぼろのボロ雑巾状態……本気のようですわね」
ツインテールのいうようにそれはひどい有様である。ほかのメンバーは絶句している。幼馴染も同じだ。
一瞬声をかけようか迷ったが、すでにゲームは始まっているし、なにより俺また目の前の現実をまだ認めれなかった。
本当にあれは……死んでる、のか?
つい同じ共有者の女に助けを乞うような目を向けると、彼女は俺を見向きもせずほかのプレイヤーを観察していた。
オタク「ひ・・・ひぃ、も、もうや、だよ僕」
女弁護士「そんなこといってて良いのかしら? 占いCo:ロリ○よ。初日だし占い先は適当、強いて言えば若さがうらやましいかしらね」
オタク「ちょ、ちょっとま待ってよ、ぼ、僕も占いCo:幼馴染○、だよ」
女弁護士「へぇ、占い師のくせにそんな無駄口叩いてたのね、あなた騙りとはいえ占い失格よ?」
オタク「な、なんだとぉ!」
爺さん「まぁまぁ若いの。そんな喧嘩しなさるな。ワシもCoするぞ。霊能者を、じゃがな」
ビッチ「ちょ……なにいってんかアタシさっぱりなんですけど。なにこれ」
あ、あれ…なんだこれ
色黒「馬鹿かよビッチ。占いが二人に霊能者が一人。占い師は両方○を出した。これがすべてだ」
女「典型的なグレラン展開ね。いろいろ想像できるのが2-1だけど」
短髪「いや2-1じゃない。俺も霊能者をCoする」
黒服「ほう、2-2になったか。これはいい、めんどうなことを考える必要がなさそうだ。十中八九真狼ー真狂だろう」
短髪「決めつけは死を招くぜ黒服。ま、霊能の俺も同意見だけどな。2-2ならなおさらグレランだ」
金髪「たく、なにいってんのかさっぱりわかんねーよ。ようするに誰か適当に吊るってことか?」
Co?2-1?○?グレラン?
なんだよそれ、そんなの説明じゃ一言も…
女「グレーランダム。わかるかしら?役職を名乗っていないで、かつ占い師に○……この人は狼じゃないと言われた人以外で誰か一人を適当に吊るのよ」
メガネ「……」
色黒「つまり、なーんもしゃべってねー奴を吊るってことだよ、そこのメガネとか……」
ロリ「その横にいる男おにーちゃんとか!私は吊られないけどね?○だもん!」
男「!」ビクッ
今、俺が名指しされた?
俺が吊られる??吊られるってなんだよ
女「吊る……今日殺す人ってことね」
殺す
殺される?俺が!?
JK「嫌な響きですけど仕方ないですよね、そういうゲームらしいですし……」
幼馴染「でも、この場合……2-2ならグレランより霊能ローラーですよね」
アイドル「はぁ、なんでこんなにみんな順応できるのかなぁ。私ついていけない……」
ビッチ「たしかにー。マジ意味不。結局アタシは誰に投票?すればいい系?」
幼馴染もなんかそれっぽいこと言ってるぞ……
このゲームを知ってるってのか?ていうかなんで皆普通に話してるんだよ。
俺たち誘拐されたんだよな?それでこんな意味不明なことやらされて……JKの言うとおりだろ。
なんでこんな当たり前にゲームが進んでるんだ?
メガネ「男、なんでって顔してるな」
男「は、え……」
メガネ「なんで俺たちはこんなに普通に話してるのか、そんな顔をしている。答えは簡単だ。皆帰りたいからさ、日常に」
幼馴染「あのね、男君。男君が起き上がる前に先に起きていた人たちで脱出口を探していたの」
色黒「俺とメガネ、幼馴染、ツインテールの4人でな。ひでーもんだったぜ、ちょうどお前の足元にあるだろ?」
男「これは」
足元をよく見ると、床には切れ目があった。うまくひっぱれば開きそうだ。
ツインテール「引かないほうがいいですわよ。大量の死体が折り重なって放置してありましたから。比較的最近の物と思わしき物から白骨したものまで……」
メガネ「それを男やそこの女性陣数名以外皆見てる。そりゃあ全員必至になるだろう。わかったか?負けたら死ぬなんてとっくにわかってるんだ。わかったら無駄話はここまでだ」
男「……」
死ぬ……
このままじゃ死んじまう
どうすっりゃいい、どうすりゃ!
……!
幼馴染「話の続きだけど、今日はグレランになるのかな?それとも霊能ローラー?」
女「一日様子見のグレランの後に霊能ローラーでいいんじゃないかしら?本当はもうローラーしたいけれど」
短髪「狩人保護ってか?ハッ、吊られるような狩人なんかあてになんねーよ」
黒服「票の動きも見たいところだしな。今日だけという条件なら賛成だ。残る懸念は潜伏している共有だが」
女「…………」
メガネ「でないなら吊られない自信があるのだろう。さて、では今日はグレランだ。時間がたつのは早いな。そろそろ投票時間が――」
――話についていけなくなったら、『自分は共有者だ』といって
男「きょ、共有だ!」
全員「!?」
男「あぁ、そうだ、お、俺は共有者だ」
幼馴染「そっか。男君が……共有者なんだ」
色黒「あーOKOK、共有が片方だけ出るのね。把握」
短髪「出るなら早く出ろよな。言わなきゃお前を吊っていたぞ」
黒服「だな。助かったよでてくれて」
女弁護士「もう一人出てくれたほうが助かるけどね。潜伏共有を占うことほど無駄はないから。ま、いいわ」
オタク「二流だなぁフヒヒwwww僕はもうわかってるけどね、誰がもう一人の共有者か」
ロリ「それは言わないお約束、ダヨッ!」
ツインテール「その通りですわね。さ、投票の時間ですわ」
金髪「あーだりぃ。ほれ、投票したぞ」
爺さん「さて、老いぼれもそろそろ動きますかな」
二日目 午前 終了
男 →アイドル
初日犠牲者(死亡)
黒服 →アイドル
金髪 →ビッチ
メガネ →アイドル
爺さん →ビッチ
短髪 →メガネ
色黒 →JK
オタク →金髪
女 →アイドル
幼馴染 →JK
アイドル →ツインテール
JK →金髪
ビッチ →JK
ツインテール →色黒
ロリ →アイドル
女弁護士 →アイドル
投票の結果、アイドルは処刑されます
処刑後の様子は翌日モニターをご覧ください
現在の生き残り 15人
現在公開中の役職
共有者 男
占い師 女弁護士 ロリ○
オタク 幼馴染○
霊能者 爺さん
短髪
死亡者 初日犠牲者(噛み)
アイドル (吊り)
二日目 夜中
まったくついていけなかった。
なにもしゃべれなかった。
女がいなきゃ……俺は死んでいた
女「わかったかしら?現実が」
男「女……」
女「なぜアイドルが吊られたか、あなたにはわかるかしら?」
男「……しゃべってなかったからだろ、お前が昨日言っていた。寡黙なやつは村人でもいらない。だから吊られると」
女「共有者でなければあなたが死んでいた」
男「くっ……」
女「といっても、ゲームの性質上まだアイドルは死なないわ。このゲームはチーム戦だもの。おそらく別室待機ってとこね」
男「わかるのか?でもアナウンスじゃ明日死ぬって」
女「処刑後の様子っていってたでしょ。このゲームでは時に自己犠牲が必要になる場面もあるわ。どうせ適当なダミーの死体をおいとくだけよ。それっぽくしてね」
男「そ、そうか……」
よかった。
……よかった?なにがよかった?
自分が死ななくて?それとも……
男→アイドル
俺が人を間接的に殺さなくて?
女「男!」
男「」ビク
女「くだらないことを考えないで。時間がない。専門用語を今からちゃんと教える。昨日教えなかった私が悪かったわ。覚えて、お願い」
男「……あぁ、わかった」
鬼気迫る様子に俺はたじろぎながらうなづく。
そうだ、こんなくだらないこと、はやく終わらせよう。
時間いっぱいまで俺は女に用語を叩き込まれる。
Co=しーおー。自分の役職を公開すること。狼が言う場合はもちろんウソ
2-1=占い候補が2、霊能候補が1の状態。共有を入れて2-1-2などともいう
真狼ー真狂=上記を数字でなく具体的な予想として役職をいれている状態
○=占いの結果白、つまり村人判定だったということ。逆は黒、つまり●
グレラン=グレーランダム。文字通り○でも●でもない人間を適当に吊ること。
○○ローラー=○○を名乗るすべてを順番に吊ること。
狩人保護=狩人を誤って吊らないようにする対策。霊能ローラーをすると、吊りは基本的に真霊能と騙りになるので狩人を吊ることはない
そのほかにも今後出るであろうと予測される言葉を教えられる
なんとかそれを理解したところで、夜中の時間が終わった。
女「男」
男「なんだ?もう昨日みたいにはならない、しっかり頑張るよ」
女「そう。わかった、信じてるわ」
パソコンの電源が落ちる。
次の一日がはじまるのだ。
俺はゆっくりとドアに手を伸ばした。
はえーよカス
>>22
マジかはやかったのか、もう少し間隔あけるわ
三日目 午前
女さんが殺されました
男「女……?」
モニターには、無残に荒らされたアイドルと女の部屋と思わしき映像が映っていた。
さっき女が言ったように画像が荒く映る死体が正確に彼女たちだと断定はできなかったが……もうこのゲームでは彼女たちは『死んだ』のだということはどうしようもなく理解できた
金髪「ふんっ、相変わらずひでぇありさまだぜ」
色黒「あーやっぱ女が噛まれたか。どうせあいつが共有だったんだろ?なぁ男?」
男「……なんでわかった?」
短髪「誰でもわかる。明らかに昨日女は誰かを気に書けるように説明口調で話していた。わざわざそんなことをするのは相方の共有が初心者だからだろ」
黒服「狼もそれがわかったから噛んだのだろうな。初心者共有ほど御しやすく村を崩壊させる存在はないのだから」
男「っ」
だからあんなに切羽詰った様子で……きっと女もわかってたんだ、こうなるってことが。
彼女は俺を信じてくれた。しっかりやらなきゃいけない。
もう、昨日みたいな情けないところは見せられない。狼に後悔させてやる。
別に早くはない
さるさる
女弁護士「そのぐらいにしておいたら?真占いこと私と狩人が生きてれば共有がでくの坊でも勝てるわよ」
男「もういいですから、女弁護士さん。それより占い結果をお願いします」
女弁護士「はいはい。占いCo:幼馴染○よ。一回だけ追っかけ占いをしてみたわ」
追っかけ占い:自分とは違う占い師の占った人物を占うこと
オタク「フヒヒwwwおっかけなんて悠長だなぁwww僕も占いCo:金髪○だよ」
メガネ「なるほど。幼馴染が確定○ということか。お互い○でよかったな、片方が●だったら揉めていた」
JK「そうですね。村人にとって悪くない展開です」
金髪「村人にとって?そういういい方、気になるよなぁ」
JK「な、なんですかっ」
金髪「べっつにー、ただ、そういう言い方をわざわざ村人がするかねて思っただけさ。くっくっく」
短髪「そのへんにしとけ二人とも」
確定○=出ている占いすべてから○、つまり村人だと言われた状態。ただし狂人の可能性などもあるので100%の意味でしか使わない場合も多い
男「後の話は置いといて、まぁつまり第2の共有ってことか、幼馴染が」
この時の俺がかなり安心したのは言うまでもない。
幼馴染と俺が同じ陣営で良かった。お互い殺し合い、疑いあう必要がなくなった。
違う陣営だったら、どんなに頑張っても二人生きて帰ることはできなかった
ツインテール「そういうことですわね。さて、今日はもうこれ以上話すことはなさそうですわ」
ビッチ「ぇーなんだっけ?レイノーローラー?それするんだっけ?」
メガネ「その前に霊能結果だ。はやく発表しろ爺さん、短髪」
爺さん「ほっほ、そうせかすな。昨日吊ったアイドルちゃんは○、つまり村人じゃったよ」
短髪「俺も○だった。つまり昨日吊ったアイドルは村人だった」
色黒「ちっ、これだからグレランは……」
メガネ「狩人でないことを祈るばかりだな」
黒服「まぁそうなるな。では今日の議論はここまでだな」
JK「えっと、今日の投票は……」
ロリ「お爺ちゃんか短髪お兄ちゃんか、好きなほうに入れるんだよっ!」
爺さん「老い先短い老いぼれを吊るすとはな。まぁこれが村にとってベスト、仕方あるまいて」
短髪「ま、本当なら昨日死んでたとこだしな。偽物と心中してやるよ」
爺さん「それはこっちのセリフじゃて」ニヤニヤ
男「そこまでだ。皆、投票しよう」
三日目 午前 終了
男 →爺さん
初日犠牲者(死亡)
黒服 →爺さん
金髪 →短髪
メガネ →爺さん
爺さん →短髪
短髪 →爺さん
色黒 →爺さん
オタク →JK
女(死亡)
幼馴染 →短髪
アイドル(死亡)
JK →爺さん
ビッチ →爺さん
ツインテール →爺さん
ロリ →短髪
女弁護士 →短髪
投票の結果、爺さんは処刑されます
処刑後の様子は翌日モニターをご覧ください
現在の生き残り 13人
現在公開中の役職
共有者 男 女
占い師 女弁護士 ロリ○ 幼馴染○
オタク 幼馴染○ 金髪 ○
霊能者 爺さん アイドル○
短髪 アイドル○
死亡者 噛み 初日犠牲者 女
吊り アイドル 爺さん
三日目 夜中
男「くそっ、まだ全然しゃべれてない」
男「もっと、もっとしゃべれないと……このゲームを理解しないと。俺は共有者なんだ」
男「こんへんにたしかルールブックがっと」
男「…………女の分まで俺が……」
パソコンはもう起動しなかった。
全くやったことのないもしもしにもわかりやすくて面白い
いや本当はよくわかってないけど面白い
四日目 午前
死体はありません
男「死体なし。か」
幼馴染「っ……狼が狐を噛んだ、んですかね」
メガネ「俺はGJを推したいな。占いでも噛んだんじゃないのか?」
GJ=狩人GJ。つまり狩人の護衛成功による死体なし
金髪「はぁ、んなのどうでもいいだろ。死体が今日はない。それだけだ」
ツインテール「そうですわね。今はそれ以上の詮索は無用ですわ」
ロリ「じゃあ、今日は霊能さんを吊ればいいのかな?かなっ?」
女弁護士「っと、その前に占い結果を言わせてもらえるかしら?占いCo:黒服●よ」
黒服「へぇ。俺が●か、そっちが偽物だったというわけか」
メガネ「いいところに●がでたものだな。俺もそこは疑っていた」
オタク「ぼ、僕も占いCo:JK○だよ」
JK「オタクの視点でいえば私が○ってことね」
ビッチ「んなの言わなくてもわかってるっつーの」
色黒「占い二人ともなんともいえない占い先だなおい」
ツインテール「毒にも薬にもならないっていうのは同意ですわね。まぁいいですわ、明日の吊り先も決まったわけですし」
女弁護士「●をみつけたっていうのにひどい言われようね」
黒服「ふっ、偽物がいきがって。まぁいい。今日は霊能ローラーを完遂しよう」
男「そうだな。霊能ローラーはちゃんとやりきってから明日のことを考えよう」
オタク「フヒヒwwww明日は僕が●をみつけてあげるよwww」
短髪「まぁ頑張れよ。あぁ、そういえば結果をいっていなかったな。霊能Co:爺さん○だ。まぁ狂人だろうな。じゃあ、あとは頼む」
男「明日からが本番……だな」
色黒「残り吊り回数がえっと、6回か。今日で霊能を両方吊りきって5回。結果がおそらく狂人だけ吊った状態になるな」
幼馴染「3W1F残りってことですね……」
残り吊り回数=13>11>9>7>5>3>1のように二人ずつ減らしていき、>の数が吊り回数となる。数字は人数。今回の場合は残り6回
W=ウルフ。狼
F=フォックス。狐
はよはよ
ツインテール「吊り5回に対して3W1F。いい勝負になりそうですわね」
メガネ「狼もなかなか楽に勝たしてはくれないようだな」
色黒「明日の狼の噛み先も気になるな。でももう今日は時間がねーみてーだ」
男「投票の時間、だな。皆、短髪に投票を頼む」
四日目 午前 終了
男 →短髪
初日犠牲者(死亡)
黒服 →短髪
金髪 →短髪
メガネ →短髪
爺さん(死亡)
短髪 →短髪
色黒 →短髪
オタク →ビッチ
女(死亡)
幼馴染 →短髪
アイドル(死亡)
JK →短髪
ビッチ →短髪
ツインテール →短髪
ロリ →短髪
女弁護士 →短髪
投票の結果、短髪は処刑されます
処刑後の様子は翌日モニターをご覧ください
現在の生き残り 12人
予告投票か
現在公開中の役職
共有者 男 女
占い師 女弁護士 ロリ○ 幼馴染○ 黒服●
オタク 幼馴染○ 金髪 ○ JK ○
霊能者 爺さん アイドル○
短髪 アイドル○ 爺さん○
死亡者 噛み 初日犠牲者 女 なし
吊り アイドル 爺さん 短髪
四日目 夜中
ちょっとずつ、理解できてきた。
現状を整理しよう。
まず、占い。
信用はどっちもどっち……だと思う。女弁護士のほうは今日●をみつけたといっているが、黒服が狼か村人か判断する材料はどこにもない
黒服は俺が発言を見ていた限り結構信頼に足る人物だと思っていたんだが、俺の勘違いだったのか、それとも……。
次に霊能。
正直これに関してはどっちでもいいのだと思う。女に聞いた限りセオリー通りなら普通2-2のときその内訳は真狼ー真狂。あるいは真狂ー真狼。
爺さんが真ならわからないが、短髪が真なら爺さんが○なので霊能は真狂となる。どちらにしろ真霊能もろとも吊ったのだ。考えるだけ無駄である。
ほかは、夜の時間は役職持ち以外の気になる人間を挙げるのがいいと女はいっていたが……。
とりあえず、今日は2つのグループに分けてみようかな。
発言が多くしっかりしてる
黒服
色黒
ツインテール
発言が少なくて怪しい
金髪
JK
ビッチ
よくわからない
ロリ
メガネ
別枠(確定○)
幼馴染
……もう時間か。
ゲームは、中盤戦を迎える。
はよ
五日目 午前
オタクが殺されました
幼馴染「オタクさん……」
ロリ「あっ、オタクのおにーちゃんが死んでるよっ……!」
メガネ「占い噛み、だと?」
ツインテール「あら、一番めんどうくさい噛みをしてくるんですのね」
男「どういうことだ?」
色黒「バカ。さっきまで霊能は真と狂人って話だったろーが。そして狼は狼を噛めない」
男「つまり、今そこで黙りこくっている女弁護士は……」
女弁護士「…………占いCo:ビッチ●よ」
ビッチ「アタシが●?はぁ?マジ意味わかんねーしおばさん」
メガネ「女弁護士が狼で信用勝負を避けて真占いを噛んだ、そうだろう?楽になったらどうだ?」
信用勝負=真占い師と騙り占い狼が真っ向から勝負すること。普通は真占い師をどこかで噛む。
女弁護士「きっと真狂ー真狼だったのよ。お願い信じて。なんでもするから」
黒服「哀れだな。女弁護士。もう黙っておけ。今日の吊り先はお前だ」
男「……」
女弁護士が狼。それで本当にいいのか?
確かに女弁護士自身がいうように真狂ー真狼(つまり女弁護士と爺さんが真)ならつじつまは合う。
人狼で大事なことはなんだった?
そうだ、最初の日に彼女が言っていた。人狼で大事なことは……
「一時の感情で偽物と思われる人を吊らないで。全部の可能性を最後まで見ることができる吊りをすることこそ一番大事なことよ」
金髪「あ?どうかしたのか男?」
男「今日はまだ女弁護士を吊らない。彼女の真はまだ切れたわけじゃない」
幼馴染「男さん……」
黒服「おい、そんな女弁護士のいうこんな薄い可能性を信じるというのか?」
男「そういうわけじゃない。ただ、今日はまだ余裕があるってだけだ。黒服の立場からすれば吊りたいのは理解している。だが」
男「今日は……女弁護士が●だといったビッチを吊る」
ビッチ「は……あ、え?」
ツインテール「冷静ですわね。そういう殿方、好きですわよ」
色黒「正しい選択じゃねーか。黒服とビッチ、よく考えて女弁護士の視点からみてみやがれ。こいつの視点でいえばもう狼も狂人もすべて出尽くしているのがわかるだろーが」
黒服「」ハッ
JK「そ、そういえば……」
女弁護士が真の場合
狼:短髪、ビッチ、黒服(確定)
狂:オタク
男「そういうことだ。狐は見えないが、黒服だけをぎりぎりまで残すように動けばいい。いつか狐は吊れるだろう。女弁護士は明日吊ればいい話だ」
黒服「……そう、だな。すまない、俺は冷静ではなかったようだ」
メガネ「まぁ無茶もない。黒服が本当に狼なら狼は半ば詰んでるんだからな」
黒服「…………」
ロリ「狐さん、どこにいるんだろうね」
金髪「さぁな。案外最初のアイドルが狐だったかもしれねーし」
ロリ「そ、そうだねっ、きっとそうだよっ」
幼馴染「じゃ、じゃあ今日はビッチさんを吊るってことで……」
ビッチ「はぁ!?ちょっと待てし!なんで私がわざわざ殺されなきゃ!!」
色黒「おちつけ。ビッチ、お前が何と言おうとこれは揺るがない。どうせ吊ったからってすぐに死ぬわけじゃないだろうしお前が村人ならここは吊られるべきだ」
ビッチ「でも……!」
男「共有命令だ。ビッチ。吊られろ」
ビッチ「……ちっ。ぜってー勝てよ。アタシは死ぬなんてごめんだからな」
JK「投票時間ですね。皆さん、投票しましょう」
五日目 午前 終了
男 →ビッチ
初日犠牲者(死亡)
黒服 →ビッチ
金髪 →ビッチ
メガネ →ビッチ
爺さん(死亡)
短髪(死亡)
色黒 →ビッチ
オタク(死亡)
女(死亡)
幼馴染 →ビッチ
アイドル(死亡)
JK →ビッチ
ビッチ →黒服
ツインテール →ビッチ
ロリ →ビッチ
女弁護士 →ビッチ
投票の結果、ビッチは処刑されます
処刑後の様子は翌日モニターをご覧ください
現在の生き残り 10人
現在公開中の役職
共有者 男 女
占い師 女弁護士 ロリ○ 幼馴染○ 黒服● ビッチ●
オタク 幼馴染○ 金髪 ○ JK ○
霊能者 爺さん アイドル○
短髪 アイドル○ 爺さん○
死亡者 噛み 初日犠牲者 女 なし オタク
吊り アイドル 爺さん 短髪 ビッチ
五日目 夜中
中盤戦からは状況が一気に動く。女の言ったとおりだったな。
ようやく頭が冴えてきた。そうだ、女のアドバイスは的確だった。彼女だけは明確に俺の味方だった。
彼女の代わりに俺は生きているようなものだ。必ず彼女の代わりに立派な共有者として使命を全うしなければ。
午前は女弁護士視点での内訳を考察した。
今のうちにオタク視点の内訳も考えないとな……
そろそろ狩coでても良い場面
女弁護士が真の場合
狼:短髪、ビッチ、黒服(確定)
狂:オタク
狐:不明
残り吊り数4、狼1、狐1残り
生き残っている狐候補:メガネ、ツインテール、色黒
オタクが真の場合
狼:女弁護士or短髪or爺さん 不明 不明
狂:女弁護士or短髪or爺さん
狐:不明
生き残っている狐候補:ロリ、メガネ、ツインテール、色黒
残り吊り数4、狼3、狐1残り
※ただし、両方とも2-2の占い、霊能の内訳がもっともオーソドックスな真二人と狼1狂人1の場合。
となると、明日の吊り先は……
六日目 午前
JKが殺されました
女弁護士「占いCo:メガネ○よ」
メガネ「どうやら、俺で銃殺はでなかったようだな」
ロリ「メガネおにーちゃんが狐じゃないってきまったわけじゃないけどねっ」
メガネ「……ふん」
銃殺=呪殺ともいう。占いが狐を占って殺すこと。もしもメガネが狐で女弁護士が真ならJKとメガネの死体が並んでいた
男「噛まれた真占い候補、オタクの視点ではもうあとがない。ここは女弁護士を吊ろう」
オタク視点女弁護士は必ず偽物なのだ、今日吊る以外にはありえない。
金髪「まぁ、そうなるんだろうな」
女弁護士「……文句はないわ」
幼馴染「あの、女弁護士さん、なにか遺言みたいなものがあれば最後に……」
ツインテール「やめておきなさい。今から死にゆく者の言葉など不要ですわ」
幼馴染「あう……」
色黒「明日からは血みどろの争いになるな。占いも霊能も誰が真だったかなんてわからねーんだし」
ツインテール「確定○が2人に、完全グレーが3人。共有の指定ゲーになりますわね」
完全グレー=誰にも占われていない人のこと。ここではメガネ、ツインテール、色黒の3人。
指定ゲー=共有、もしくはそれに準ずる確定○が吊る人を指名するゲーム。得てして終盤はこうなりやすい
黒服「各自、自分の潔白を証明はできない。共有がすべてを握るゲームになったな」
男「……そうだな」
メガネ「まさか初心者に俺たちの命を握られるとは。しかたない、それもこのゲームか」
色黒「オタクが真だったら明日からノーミスで狼と狐を吊らなきゃな……厳しいゲームだぜったく」
男「俺は、必ず勝って生き残る。必ずだ」
幼馴染「…………」
ssで17人村とか人多すぎて無理
俺は読むのをやめた
六日目 午前 終了
男 →女弁護士
初日犠牲者(死亡)
黒服 →女弁護士
金髪 →女弁護士
メガネ →女弁護士
爺さん(死亡)
短髪(死亡)
色黒 →女弁護士
オタク(死亡)
女(死亡)
幼馴染 →女弁護士
アイドル(死亡)
JK(死亡)
ビッチ(死亡)
ツインテール →女弁護士
ロリ →女弁護士
女弁護士 →色黒
投票の結果、女弁護士は処刑されます
処刑後の様子は翌日モニターをご覧ください
現在の生き残り 8人
はよはよはよ!
現在公開中の役職
共有者 男
占い師 女弁護士 ロリ○ 幼馴染○ 黒服● ビッチ● メガネ○
オタク 幼馴染○ 金髪○ JK ○
霊能者 爺さん アイドル○
短髪 アイドル○ 爺さん○
死亡者 噛み 初日犠牲者 女 なし オタク JK
吊り アイドル 爺さん 短髪 ビッチ 女弁護士
六日目 夜間
ついに16人いたメンバーは半分となってしまった。
俺は各生き残りの情報をまとめることにする。
11aばかりやってきた俺は狐や共有の扱い方が分からん
現在の生き残り
男=俺。共有者
黒服=女弁護士視点の最後の狼
金髪=オタクの○、あまりしゃべらない
メガネ=完全グレー。達観してる
色黒=完全グレー。好戦的。ただ、話は割と的を射てる気がする
幼馴染=確定○
ツインテール=完全グレー。理路整然としてて一番信用できる気がする
ロリ=女弁護士の○。割と空気
……こんな感じ、か。
明日はとても大事な日になるだろう。
ゲームは、終盤戦を迎える
>>54
投下し終わったらあとで適当に質問受け付ける
七日目 午前
金髪が殺されました
メガネ「金髪を噛み殺したか。なるほど、明日と明後日で幼馴染と男を噛んで最終日に行けるという判断だな。狩人にはがんばってもらいたいものだ」
色黒「はっ、どうせもういないだろーよ。いるんだとしたら明日死体なしをだしてもらいたいもんだな」
ロリ「うんっでるといいねっ」
男「狩人に関してはあまり触れないでおこう。生きてるにしろ死んでるにしろ、話題に出して話が進展するわけじゃない」
ツインテール「男。あなた四日目くらいから見違えるほど的確な話ができるようになりましたわね」
幼馴染「すごいよ男君。私なんて確定○だけど全然話せてないのに……」
色黒「お、ツインテール。今から共有に媚びを打っておこうって魂胆か?露骨すぎて狼にみえるぜ?」
ツインテール「色黒こそ、そのように誰彼かまわず噛みついているようでは村人として見られたい狼にしか見えませんことよ?」
黒服「俺からすれば二人とも狼の可能性もある。そうやって争って二人のうちどちらかが生き残る算段か?」
メガネ「黒服。女弁護士が真なら今日お前を吊るだけで村が勝つ可能性もあるんだぞ?そうやって誘導して二人とも吊りたいという意図が見え見えだ」
ロリ「メガネおにーちゃんこそ、自分が吊り候補になってるってわかってるよね?」
男「そのへんにしておけ。さて、今日からは状況にもよるが、1回吊りを間違えるだけで村が負ける可能性もある」
メガネ○もらってねーか?
似たような漫画あったな
>>58
女弁護士からもらってたwww
まぁ問題ないから大丈夫
吊り1回が運命を左右する場面になると、こうやって誘導合戦がはじまる。
まだ女が生き残っていた日に教えられていた通りの展開になってきたな。
さて、今日は誰を吊る?女だったら誰を今日吊る?
男「幼馴染、お前は誰を今日吊りたい?」
ここで幼馴染に意見を聞くのは間違っていないと思う。
最低限ルールはわかってるみたいだし、もはや彼女は第2の共有なのだ。
俺が見逃しているような物も見えているかもしれない。
幼馴染「私は……ロリちゃんを吊りたいな」
ロリ「!えっ……」
男「ロリを?どうしてだ?」
かなり空気なポジションを指名してきたな。
幼馴染「女弁護士さんの○だからだよ。女弁護士さんが本物の占い師ならまだ今日吊り間違えてもいいけど、オタクさんが真だったらあぶないんだよね?」
男「あぁそうだ」
幼馴染「だったら、女弁護士さんの○のロリちゃんは女弁護士さんが狼だったときの囲い候補になるよね?だから私はロリちゃんを吊りたいな」
囲い=占い騙り狼が仲間の狼を○だと結果を出しておくこと。こうすることでグレーに狼がいることを防いだりいろいろなメリットがある
色黒「へー。ぽけぽけしたような顔の割にいいこと言うじゃねーか」
ツインテール「セオリー通りですが、確かにロリはここまで○をもらって生き残ってますものね。囲われた狼の可能性は高いですわ」
メガネ「残ってる俺たちは黒服以外完全グレーだ。その中にオタク視点二人ともまだ狼が残ってるとは考えにくいな」
黒服「現に金髪も噛まれてオタクの○は幼馴染しか残っていない。この噛み方はオタクが真の噛みかただと思える」
ロリ「ちょ……ちょっと待ってよおにーちゃんたち!!」
ロリ「私を吊るの!?それはだめだよっ、お、狼さんが完全グレーに二人いる可能性だってあるし……そ、それに黒服おじちゃんだってオタクおにーちゃん視点からみても狼の可能性がある!」
ロリ「そ、そうだよっ、きっとそう!!黒服おじちゃんは狼さん仲間の女弁護士さんから逆囲いをもらったんだよ!!」
逆囲い=囲いとは逆に仲間から●をわざともらうこと。騙り狼がわざわざ仲間に●を打つわけがないという心理を利用する
村人でこのあがきはない
吊ってよし
男「ロリ、それは苦しいな。女弁護士が●をだしたときには『霊能ローラーがはじまっていた』。この意味が分かるだろう?」
ロリ「っ……!」
ツインテール「確実な霊能結果を見れる人がいないのに、わざわざ仲間に●をだして吊らせるよう誘導するメリットなんてありませんものね」
メガネ「失言だったなロリ」
ロリ「うっ……そうかもしれないけど……けど!そうやって誘導して黒服おじちゃんを吊られないようにするためだったんじゃ……!」
幼馴染「そんなことをするより、誰か適当な人に●をだして吊らせるほうが確実に狼にとって勝利が近づきますよね」
ロリ「うっ……うっ……なんで……なんで皆信じてくれないの……」
男「……時間だ。今日はロリを吊る。ごめんな。本当にロリが村人だったら、ちゃんとゲームに勝った後謝るから」
ロリ「…………謝れないよ」ボソッ
男「え、今なんて……?」
幼馴染「時間です。投票しましょう、男さん」
男「あ、あぁ……」
嫌な予感がした。
今の言葉の意味を考えなきゃ、取り返しがつかないことになる。
そんな気がした。
ロリは狐の香りがする
支援
七日目 午前 終了
男 →ロリ
初日犠牲者(死亡)
黒服 →ロリ
金髪(死亡)
メガネ →ロリ
爺さん(死亡)
短髪(死亡)
色黒 →ロリ
オタク(死亡)
女(死亡)
幼馴染 →ロリ
アイドル(死亡)
JK(死亡)
ビッチ(死亡)
ツインテール →ロリ
ロリ →男
女弁護士(死亡)
投票の結果、ロリは処刑されます
処刑後の様子は翌日モニターをご覧ください
現在の生き残り 6人
現在公開中の役職
共有者 男 女
占い師 女弁護士 ロリ○ 幼馴染○ 黒服● ビッチ● メガネ○
オタク 金髪○ 幼馴染○ JK ○
霊能者 爺さん アイドル○
短髪 アイドル○ 爺さん○
死亡者 噛み 初日犠牲者 女 なし オタク JK 金髪
吊り アイドル 爺さん 短髪 ビッチ 女弁護士 ロリ
七日目 夜間
もう、ゲームはいつ終わってもおかしくない局面を迎えている。
たとえば、ツインテールとメガネが狼で色黒が狐だったら。
明日の朝を5人で迎えた段階で狐の勝利となりゲームは終了する。
ただそれはもう考えないことにする。いま大事なのは残り2回の吊りをどういう順番で、誰を吊るかだ。
もし狼が残り一人で狐が生きていた場合、狼を先に吊ってしまうと狐の勝ちとなってしまう。
黒服
メガネ
色黒
ツインテール
誰だ……誰を吊る。
そもそも。
俺は今日噛まれて死んでしまうんじゃないか?
八日目 午前
死体はありません
男「えっ……」
ツインテール「今日は狼が男か幼馴染を噛む日でしたわね。わざわざ完全グレーを噛むわけはないですしこれは決定事項。ということは……」
色黒「へーやるじゃねーか。誰だよ、狩人」
メガネ「俺だ。狩人をCoする。三日目からの護衛履歴は以下の通りだ」
三日目:女弁護士
四日目:女弁護士←死体なし
五日目:女弁護士
六日目:男
七日目:男
八日目:男←死体なし
対抗出んよなこの場合
メガネ「五日目にオタクが噛まれるまでは女弁護士を守っていたが、それ以降は共有を鉄板で護衛した」
メガネ「女弁護士が真だと思っていたんだがな……占いが真狂で女弁護士が真もあり得るが、六日目からは守る理由がないし共有を守った次第だ」
幼馴染「これは……」
男「なんだ?」
幼馴染「あ、い、いえ。なんかこの日記見てたらすごいことが分かりそうな気がしたんですけど……」
ツインテール「あら、察しがいいですわね。注目するべきは四日目ですわ」
男「四日目の死体なしか……あっ」
メガネ「そう、もしこの日俺が護衛した女弁護士が噛まれて死体なしがでたのであれば、最後の狼は黒服で決まるということだ」
色黒「女弁護士が守られていて噛めなかったから、噛めそうな占い師、つまりオタクを次の日に噛んだってわけか。噛めれば残った占いの信用はさがるしな。占いが真と狂、霊能が真狼なら筋は通るぜ」
男「なるほど……狼にとってはそれで翌日女弁護士を吊ればよかったが、翌日最後の狼であるビッチが見つかってしまい計画が破たんした」
筋が完璧にとおる。
これで決まりか?
あとは今日残っているかもしれない狐を何とか吊って、明日黒服を吊れば勝ち?
これは、ツインテ狼か…?
本当にそれでいいのか?
なにかできすぎてないか?
黒服「…………」
色黒「おい、なにかいったらどーだよ黒服」
黒服「……私の視点から言えばその推理は否定できるが、それを真っ向から否定するにはただの村人の私にはできない」
黒服「オタク視点からしても私はグレーの存在。つまり狼があり得る。村の総意として明日俺を吊るというのならもう俺は何も言えない」
黒服「だが、まだ今日がある。もう狐がいなければ今日狼を吊れれば村人は勝てるということを推しておく」
ツインテール「まぁ。状況からして非常に模範的な解答ですわね。一度状況を整理しましょうか」
残っている人間
男(共有)
幼馴染(占い二人からの○)
メガネ(狩人)
色黒(?)
黒服(?)
ツインテール(?)
残っている狼、狐の可能性
1W1F
2W0F
1W0Fのみ
幼狂
ツインテール「メガネが狩人な以上、あとは色黒と黒服を吊ればおしまいですわ。もちろん色黒視点では私と黒服を吊れば終わり」
色黒「ツインテールと俺、男と幼馴染がどっちを村人だと思うかだぜ。どっちも村人で黒服だけこの村に紛れた人外かもしれないけどな」
人外=狼、狐の総称。狂人を含むこともある
ツインテール「付け加えておくと、一応私と色黒の両方、あるいは片方が人外で黒服が無実の可能性もありますわ」
オタクが真占い師でかつ完全グレーに狼二匹、あるいは狼一匹と狐が残った、という可能性
この場合四日目の死体なしは狐を狼が噛んだということになる
メガネ「全てをフォローするのは不可能だ。今日も明日もとても大事な決断になる」
幼馴染「私には……決められません。男さん、お願いします」
胸にかすかに残る違和感。
なにかを見落としている、という感覚。
男「俺は……」
色黒かツインテールか。
男「俺が今日吊るのは……」
八日目 午前 終了
男 →色黒
初日犠牲者(死亡)
黒服 →色黒
金髪(死亡)
メガネ →色黒
爺さん(死亡)
短髪(死亡)
色黒 →ツインテール
オタク(死亡)
女(死亡)
幼馴染 →色黒
アイドル(死亡)
JK(死亡)
ビッチ(死亡)
ツインテール →色黒
ロリ(死亡)
女弁護士(死亡)
投票の結果、色黒は処刑されます
処刑後の様子は翌日モニターをご覧ください
投票の結果、色黒は処刑されます
処刑後の様子は翌日モニターをご覧ください
現在の生き残り 5人
現在公開中の役職
共有者 男 女
占い師 女弁護士 ロリ ○ 幼馴染○ 黒服● ビッチ● メガネ○
オタク 幼馴染○ 金髪 ○ JK ○
霊能者 爺さん アイドル○
短髪 アイドル○ 爺さん○
死亡者 噛み 初日犠牲者 女 なし オタク JK 金髪
吊り アイドル 爺さん 短髪 ビッチ 女弁護士 ロリ
狩人 メガネ
三日目:女弁護士
四日目:女弁護士←死体なし
五日目:女弁護士
六日目:男
七日目:男
八日目:男←死体なし
八日目 夜中
ずっと何かがひっかかっていた。
こんな都合よく進んでいいのか。
俺たちは今普通にゲームをしているが、そもそも俺たちは誘拐されてここにきているんだ。
誘拐犯は俺たちを遊ばせるためによんだわけじゃない。きっとどこかにカメラがあり、俺たちは金持ちの見世物か何かになっている。
そうでなきゃこんなことをさせたりしないだろう。
そんなクズみたいな連中が……こんな『普通』な展開で喜ぶというのか?
ただの直観だった。
俺は一心不乱にパソコンに表示された今日までの文章化されたログを読み進める。
どこかにあるはずだ……俺がひっかかっていた可能性の答えが……!
直観は疑心にかわり、そしてその疑心は――
男「そうか……そうだったんだ」
やがて一つの、最悪のシナリオにたどり着いた。
男「俺は……俺は……っ」
ゲームは最終日を迎える
はよ
九日目 午前
メガネが殺されました
黒服「俺を吊るんだろ?……無念だが仕方あるまい。ツインテール、お前の勝ちだ」
ツインテール「私のではなく、村人の、ですわよ狼さん。男、見事でしたわ。今となっては誰が狐かはわかりませんが……あなたは正解を導いたようですわね」
幼馴染「すごいよ男君っ、さ、はやく黒服さんに投票して終わらせよう?」
男「……いや。黒服に投票はしない」
幼馴染「……え?」
ツインテール「まさか男、あなた……」
幼馴染「え、あ……ツインテールさんに入れるの?まぁ確かにそれもありなのか、うん。じゃあ――」
男「……違う」
男「――幼馴染。最後の狼はお前だ」
三人「!!!」
黒服「男、お前自分が何を言ってるのか――」
幼馴染「そ、そうだよ男君、なんで私を……私は占い師の二人両方から○だったんだよ!?それなのに――」
男「あぁ、占い師はその二人しかいない。その二人から○だったから幼馴染は確定○、そう思っていた」
幼馴染「じゃあ――」
男「もう一人いたんだ、占い師は」
男「ゲームに参加した17人目の男。最後に参加し、最初に死んだ男」
男「初日犠牲者。あいつがこの村の本当の占い師だ」
「ゲームに参加はするが翌日(ゲーム内における翌日)に死体になる」
男「あいつもゲームの参加者だ。役職をもっていても何も不自然じゃない」
幼馴染「っ……」
あ、役かけありなのね
初日占?
男「つまり、この村には二日目のあの日から占い師はいなかった」
ツインテール「ではなんで占い、霊能が2-2になったんですの?私もその可能性は考えましたが初日犠牲者が占いで2-2になんて普通は……」
男「あぁ、普通はならないだろうな。だが、二日目から占い師に真がいないとわかっていたらどうだ?」
ツインテール「……納得しましたわ。ゲーム開始日の二日目、オタクは幼馴染に○をだした。狼はさぞ喜んだのでしょうね、女弁護士も幼馴染も狼なのだとしたらそこに真占い師はいないのですから」
黒服「では霊能は真と狼、ということになるな。となると本物の霊能は爺さんか。短髪が本物なら爺さんは●だといっていたはずだ」
男「そうだ。この村の本当の内訳は狂狼―真狼。爺さんだけが本物だった」
幼馴染「た……たしかに、そういう内訳だった可能性はあります。でも、じゃあなんで狼はオタクさんを噛んだんですか?わざわざ噛まなくてもいいじゃないですか!」
男「そう。だから俺もなかなかこの考えにたどり着けなかったんだ。狼がわざわざ狂人の占い師を噛むわけがない」
男「でも、狼はどうしても狂人を噛まなくちゃいけない理由ができたんだ。四日目の噛みがそおれを物語っている」
幼馴染「死体がなかった日ですか?あれはメガネさんが女弁護士さんを噛みにきた狼から守ったんじゃ――」
意図的に役欠けにしたとしたら糞ゲーすぎやろwww
男「違う。あの日死体がなかったのは狼が狐を――ロリを噛んだからだ」
黒服「ロリを……?」
男「ああ。女弁護士の○であるロリを狼は噛もうとしたんだ。おそらくここを噛むことで女弁護士に囲いがいないことをアピールして信用度をあげたかったんだろうが……これが裏目に出た」
ツインテール「本当の占い師がいない状態で狼が自分から狐を吊れない位置にしてしまっていた。ということですわね。狐は吊るしかないのにこのままではずっと残ってしまう」
黒服「ましてやオタクは狂人だ。何も考えずにオタクがロリにも幼馴染のように○をだしてしまえばそれでゲームオーバーになる。絶対に狐は吊れないだろう」
男「それを恐れた狼は、翌日絶対的有利をかなぐり捨ててオタクを噛むことを決断した。確定○ポジションに幼馴染がいるからこれがベストだったんだろう」
ツインテール「今思えば、ロリのあの態度は異常でしたわね。狐についての言及も彼女自身多かったわけですし、人一倍吊られるときは抵抗していました」
男「狼なんて、グレーには一人もいなかったんだ」
男「つまりこの村の内訳はこうだ」
共有
男
女
占い
初日犠牲者
霊能
爺さん
狂人
オタク
狩人
メガネ
狼
女弁護士
幼馴染
短髪
狐
ロリ
ロリ狐だと・・・ガタッ
幼いのに孤独な戦いさせられたロリちゃんかわいそす
幼馴染「……いいたいことはそれだけですか?男さん」
男「幼馴染……」
幼馴染「いきなり何を言い出すかと思えば……そんな何の根拠もない言いがかりをつけてくるなんて思ってもいませんでした」
幼馴染「あなたの推理はただの妄想です。現に昨日までの内訳、オタクさんか女弁護士さんが真、どちらの場合もあり得るわけで否定されていない。まったくもって今日を迎えたことに不都合はありません」
幼馴染「あなたの推理は、ただそれっぽいだけです!」
あぁ、そうだ。
わかってるさそんなこと。
ただそれっぽいだけなんだ。
こんなの、間違ってればどれだけいいか……!
じゃあ……
男「じゃあなんで……」ポロポロ
初日に能力者が割り振られるとかとんだ運営だな
ああ、運営側とすればその方が見てる分には面白いからか
「まあ確かにそれもありなのか」
見返すとこれくっせえなたしかに
ツインテール「男……泣いてるの……?」
男「なんで幼馴染はずっと噛まれなかった!」
幼馴染「……!」
男「違和感の正体はこれだったんだ……幼馴染はずっと強気な発言がなかった」
男「ほかのやつに意見を聞いたり同意するだけ……狼が噛む機会はいくらでもあった」
男「俺も幼馴染も、狼にとっては同じ確定○」
男「狩人が残っていることを警戒していたにしても、昨日噛まれるべきは俺じゃくて幼馴染のはずなんだ。狩人はまず間違いなく発言がお前よりはっきりしていた俺を守るんだから」
男「でも噛まれたのは俺だった。幼馴染は確定で○のはずなのに……ずっと噛まれなかった」
幼馴染「そ、それは……」
ツインテール「その気になれば、なんとでも理由はつけれますわ」
幼馴染「つ、ツインテールさん……!」
ツインテール「結局、ここまで話しても男以外の3人誰が狼でも不思議はありません。さらに言えば、幼馴染が狼の可能性なんて普通は切り捨てるぐらいです。しかし、人狼は推理と説得のゲーム」
ツインテール「私は……幼馴染が敵であるという非情な決断をくだし、この最終日に話すことを選んだ男の意見を尊重しますわ」
黒服「……俺もだ。男。お前と心中しよう。投票の時間だ」
幼馴染「そんな……」
男「…………」
九日目 午前 終了
男 →幼馴染
初日犠牲者(死亡)
黒服 →幼馴染
金髪(死亡)
メガネ(死亡)
爺さん(死亡)
短髪(死亡)
色黒(死亡)
オタク(死亡)
女(死亡)
幼馴染 →黒服
アイドル(死亡)
JK(死亡)
ビッチ(死亡)
ツインテール →幼馴染
ロリ(死亡)
女弁護士(死亡)
投票の結果、幼馴染は処刑されます
現在の生き残り 3人
ゲーム終了、勝ったのは――村人です
占い欠けかよ!
ロリ狐は見えたが…
エピローグ
目が覚めると、家の近くの土手にいた
手元には無造作に置かれたアタッシュケーシュ。なかを開く気にはならなかった
男「……これでよかったんだろうか」
あの日、あのあと。
俺たちはゲーム終了後すぐにまた煙か何かで眠らされた。
眠りに落ちる瞬間聞こえたのは……5回の銃声。
俺は大切な何かを失ったんじゃないだろうか
幼はくさかったけど狂かとおもてたわ
狐の勝率って3%だっけ?
ロリちゃんかわいそうペロペロ
女「たちなさい、男」
男「女……」
女「立ちなさい、男。まだ何も終わってないわ」
男「終わってないって……ゲームは終わったんだ。もうなにも今更……」
バシッ
女「終わってないわ。この結末を選んだのはあなたよ。幼馴染を助けず自分を優先したのもあなた」
女「責めてるわけじゃない。私もあなたのおかげで助かった。だからこそ、私たちはやらなきゃいけない」
男「なにを……」
女「あいつらを捕まえる。私たちを誘拐し、殺し合わせたあいつらを……必ず捕まえるの。それが私たちがやるべきことよ」
男「――!」
女「元手もこのケースに入ってる。生き残った人たちをまずは探して……戦おう、男」
男「――ああ!」
汝は人狼なりや? 1st game END
おつ
幼なじみ臭かったけど潜伏狂かと思ってたわ 占い欠けは読めんwww
見返してみるとちゃんとロリは狐だし幼なじみは弁護士気にしたりロリ吊りたがったりしてるな
2nd game 期待してる
ということでこれで終わりです。読んでくださった方ありがとうございました。
2nd gameは書く予定とくにないですが気が向けばまたふらっと書きます
20レスくらいまで書き込みなくて需要ないかと思ったよ
ここからは適当にSS内やリアルの人狼の質問に答えてから寝ます
面白かった
天才か
>>101
気づいてくれてマジでうれしいわ
すごい気使ってその辺書いてたからこのレスだけで書いてよかったと思う
2-2なら即霊ロラなんじゃないの?
17人やったことないから分からんけど
>>106
票の動きを見たいから一日グレラン派とかはいる
ただ俺は即零ロラがベストだと思うしそれが多数派
SSはちょっと書き手の都合込みでこうなった
あーなんか久々にやりたくなってきたな
るるさばとかまだあんのかね
共有が片方潜伏してたメリットって何?
騙りが●出ししづらいくらい?
両潜伏、両露出とかもありなのかね
>>108
俺はわかめてでやってたけどまだあるっぽいね
最近よくスレ建ってるし
片方潜伏は●だしにくいってのと終盤まで残れると騙り狼の破綻を誘える、両潜伏も同じ
両方出るのは素村にとって推理しやすくなるっていうのと、狼が行動しやすくなるっていうメリットデメリットがある
俺は共有即露出派
なるほどサンクス
久々にやってくるわなんか燃えてきたwww
こうやって少しでも人狼人口が増えるといいと思って書いたからよかったわ
まとめとかに乗るともっと増えるんだろうけどたぶん乗らないから関係ない
んでは質問ないっぽいしこのへんで
もしこれみて興味持った人がいたらぜひやってみてね
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません