P「ロケ地」 (52)

P「今日の撮影は問題なし。これなら明日もサクサクやれそうだな」

P「全くうちのアイドルは優秀なことで」

P「明日に備えて、そろそろ寝るか」

P「……」

P「……」

P「眠れない。いつもの寝床じゃないってだけでこうも違うとは」

P「少し外に出て歩くか」

P「幸い、ここは」ガラッ

P「近くに綺麗な海と砂浜もある」

P「散歩にはちょーどいい」

P「……ん? あれは」

P「た、貴音 お前そんな格好で何やってるんだ!」

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貴音「…………」

P「よっ、貴音」

貴音「……あなた様。どうしてここに」

P「就寝時間がとっくに過ぎてるのに起きてるアイドルを見つけたからね。注意しに」

貴音「それは失礼いたしました。直ぐに部屋に戻ります」

P「いや、そんなマジにとんなくていいよ」

P「見かけたから声を掛けに来ただけだし」

貴音「それだけのために、わざわざこのような所にまでですか?」

P「おかしいか」

貴音「いえ、どうでしょう」

P「まあ、実際は散歩のついでだよ」

夜中に出歩く系アイドル

俺か

貴音「散歩ですか。しかし、散歩というにはもう時間が遅いと思いますが」

P「寝付けなかったんだ。あるだろ? 枕が合わないと眠れないとかの、あれだよ」

貴音「そ、そうですか。あなた様は難儀な体質なのですね」

P「な、難儀って……そんな深刻なものでもないって」

P「貴音は平気なのか?」

貴音「はい、特には」

P「羨ましいことで。他のみんなは寝たんだろ」

貴音「皆は分かりませんが、同室の響なら既に」

P「そっか。響、気合入ってたしなあ。それで、どうして貴音はここに?」

貴音「実は」

P「あっ」

貴音「?」

P「もしかして響のいびきがうるさくて眠れなかったのか」

貴音「違います」

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響はんがーんがーって感じかな

貴音「あなた様と同じです」

P「俺と?」

貴音「散歩をしていました。少し考え事をしながら」

P「聞いて大丈夫な考えことか?」

貴音「そうですね。あなた様なら……いえ、むしろ聞いてほしいのかもしれません」

P「だったら最初から俺の部屋に来いよな。お茶と食べていない茶菓子なら出してやれるから」

貴音「ふふっ、まことその通りですね」クスッ

良い

雰囲気いいな

貴音「あなた様」

P「なんだ」

貴音「はたして私は頂点に立てるのでしょうか?」

P「そりゃあ、もちろん貴音ならなれるさ」

貴音「あなた様、そうではありません」

P「俺は本気で言っているつもりだけど」

貴音「その言葉が本当ならば、私だけではなく皆に頂点になれると安易に声をかけない方がよろしいと思います」

P「……」

貴音「私は、いつものように発破をかける意味での言葉が欲しいわけではないのです」

P「そういうことか……軽く捉えてすまない」

                                /⌒ヽ⌒ヽ
                                       Y
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                             (   __//. ヽ,, ,) <そういうことか……軽く捉えてすまない
                              丶1    八.  !/
                               ζ,    八.  j
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..《 il|′     フーv,_          !: :ヽ:. ::. . ..:. ,. |     i   .l .、.:.. . .:: .:ノ: :!              _( "''''''::::.
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                    c_'____)                  (___'_っ

P「765プロの所属アイドルは全部で12人。当たり前だけど一人一人が違う人間だ。実力も違う」

P「はっきり言ってピンキリだよ」

貴音「私はその中でどの程度の位置にいるのでしょう」

P「一番下。しかも11番目ともかなり開きがある」

貴音「えっ」

P「……って、言ったらどうするんだ?」

貴音「あなた様、ふざけないでください!」

P「聞きたいのは、そーいう言葉なんだろ」

貴音「……」

P「逆に一番上って言ったら、喜んで安心するのか?」

P「そうじゃないだろ。多分、自分の力を疑うんじゃないのか」

P「身も蓋もない話なんだろうけど結局、俺の言葉なんかあってもさ。自分の中で折り合いつけれないなら無駄なんだよ」

いい

支援は紳士のつとめ

アドバイスは所詮アドバイスですゆえー

えー

残ってた

保守

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