男「究極の面倒くさがり屋、さ」(17)
ピヨピヨ
男「……ん、ふぁーあ……」
男「もう朝か……」
母「男ー! 朝ごはんできたわよ、降りてらっしゃーい!」
男「……はぁ、面倒くせーなあ」
男「今日も今日とて学校とか、本当に最悪な気分だぜ……全く」
母「男! まだ寝てるのー?」
男「はいはい今行くよ! 行きますからちょっと待ってください!」
母「早く降りてらっしゃねー!」
男「……はぁ」
のっけからつまらないのでもう書かなくていいです
>>2つまんなくてすいません。
あ、ssスレでは作者以外の人はsageるのが利口ですよ
―――学校
友「よぉ、男!」
男「……よう。朝から元気だなお前も」
友「そうか? まあ、俺は元気が取り柄っつーのもあるけど、ただ単に男が消極的すぎるだけじゃないのか?」
男「俺が消極的? なに馬鹿な事言ってんだ。面倒くさがりってだけで別に消極的じゃないぞ」
友「言ってる事がそんなに変わらないんですがそれは」
男「ま、何が言いたいかというとだな。もう喋るのも面倒臭いから寝るわお休み!」
友「お、おいあと五分でホームルーム始まるぞ!?」
男「五分もあれば安眠するのには十分さ」
教師「えーそれでは授業を始める」
生徒「起立、礼」
一同「お願いします」
教師「それでは――」
男(……憂鬱だ)
男(みんな真面目にノート取って、先生の話聞いてる……)
友「……」カキカキ
男(ノートなんて取ったって、ぶっちゃけそんなに意味ないだろ)
男(分からない時に見直しする為とかなんとか言われてるけど、実際にノートを振り返ってる奴なんて何割いるんだか……)
男(……にしても、今日も良い天気だなあ)
教師「――なので、ここは……おい男、ここを答えてみろ」
男「え、あ、ちょ」
教師「どうした? まさか聞いてなかったか?」
男「い、いえなんでもありません」
教師「そうか、なら答えられるよな」
男(やべえ……全く聞いてなかった)
男(仕方ない……よく考えろ、黒板には等式が書かれてあり、今日は基礎問題の復習だ)
男(教科書を見る限り、この一番、二番、三番、四番のどれかだが……駄目だ、どれをやってるのかがわかんねぇ)
教師「どうした、そんなに難しい問題かこれ?」
男「あ、いえ……こんなの簡単ですよ」
男(なんかしんねーけど虚言口走っちまった!まあでも、今の先生の発言でだいたい分かったぞ)
男(多分、最初の方の問題だ。最後の方の問題と比べて最初の方は一見するだけで簡単だってのが分かる)
男(先生の口振りからして難しくない問題ってのが伺える。なら、一番と二番のどちらかって事になるが……)
男(ここはかけにでるしかないか)
男「……答えは、◯◯です」
教師「……」
男(間違えたか……?)
教師「……よし、正解だ」
男(……ふぅ、助かった。なんか一気に疲れたな)
教師「では、何故こうなるのかというと――」
男(もう流石に当てられねーだろ。寝るか)
男「Zzz……」
女「……」
―――昼休み
友「なあ男、お前数学の時間先生に当てられた時、よく答えられたな」
男「当たり前だろ、あんな簡単な問題」
友「いやいやそうじゃなくてさ、授業とか上の空でずっと外眺めてたじゃんかよ男」
友「なのに、よく答えられたなーって」
男「あーあれか、ただの当てずっぽうだよ」
友「へーすげーな。先生もお前のこと廊下に出す気満々って感じだったのによ」
男「やっぱり、授業聞いてないの分かってて俺を指したのか……」
友「そりゃそうだろ。お前が授業に感心がないのなんて皆しってるし」
友「クラスの奴らなんて内心ヒヤヒヤしてたと思うぜ、あの先生怒ると怖いから」
男「はぁ……なんとも疲れるな、学校てのは」
>>3
煽りには反応しないほうが利口ですよ
あと速報のマナーが他所でも通じると思っているなら大間違いですよ
幼女「まったく煽りに反応して、め、だよ!!」おこぷん
煽りに反応するのは利口とはいえませんでしたね、すいません。
アドバイスありがとうございます
男「さて、あっという間に放課後になった訳だが」
男「面倒くさがり屋の俺が部活などやってる訳もなく、当然ながら家路につこうとしたのだが……」
男「なんと、事件が起こった」
男「俺の下駄箱に手紙が入っていたのだ。下駄箱の中に手紙、これはもうラブレターとしか考えられない」
男「……取り敢えず、手紙を読んでみるか。えーっと」
2-Bにて待つ。
女 より
男「ひゅー、まさか女からだとは思わなかったぜ。簡素で簡潔な手紙をどうも」
男「……面倒くせえけど、行くしかないか」
―――2-B
男「……」
女「あら、本当に来てくれたのね。嬉しいわ」
男「なんの用かな、女さん。俺なるべく早く帰りたいんだけど」
男(俺はこの人とはあまり喋った事がない。だから告白はまずないだろう)
男(なら、一体何の用が……)
女「単刀直入に言うけど、貴方のその洞察力を見込んで頼みがあるの」
男「……は? 洞察力?」
女「ええ、今日の数学の時間の貴方を見て確信したわ。貴方、上辺では色んな事を面倒くさがっているようだけど」
女「実際はそんな面倒くさがりには見合わない程の洞察力をお持ちのようね」
男「見合わない程の洞察力って……別に、自分は洞察力が高いだなんて思った事はないぞ」
女「今回だけじゃない。貴方は、色んな場面でその洞察力を活かしているじゃない」
男「……あんた、俺のストーカーか何かか?」
女「失礼ね、別にストーカーじゃないわよ! ただ、二年生になってから貴方の事を観察していただけ」
男「……はぁ、そうですか」
男(なんだこいつは……今まで生きてきた中で初めてのパターンだ)
男(観察していた……? 俺を? 何故? 人間観察が趣味で、色々な人を観察しているのか?)
男(それとも、俺だけを観察していたのか……でも、そうだとしたら何故? 何で俺なんだ?)
女「そうやって、いま必死で私の真意を探ろうとしてるのがいい証拠ね」
男「……!」
女「やっと自覚した? なら本題を早く伝えたいんだけど」
男「……ああ、分かった……なんだ?」
女「それじゃあ、言うけど」
女「貴方、私の相棒にならない?」
男「……」
女「どうよ?」
男「ちょっと何言ってるのか分からないので帰りますね」
女「ああ! ちょっと、逃がさないわよ!」
男「帰してくれ! そんな以下にも面倒くさそうなもんに付き合ってられるか!」
男「そもそも、相棒ってなんだよ。相棒にさせて何企んでんだよ」
女「よくぞ聞いてくれたわね。ミッションインポッシブルをするのよ」
男「お次は何を言い出すのかと思えば、呆れたぜ……」
女「実は、友達からある相談を持ち掛けられたのよ。内容は、先生からセクハラを受けてるって」
男「……セクハラ? まさか、テレビや映画じゃあるまいし、そんな事ありえないだろ」
女「わざわざ嘘をつく理由なんてないでしょ。だから、一緒にその現場を押さえて欲しいの」
男「……面倒くせえ」
女「……」
男「でも……この学校にそんなクズ教師が居るっていう方が面倒くせえよな」
女「……!」
男「分かった、手伝ってやるよ」
女「……流石ね、貴方ならそう言ってくれると思っていたわ」
男「でも、今回だけだからな。この件が終わったら俺はもう何も手伝わないぞ」
女「? 何言ってるの、私達は相棒なんだからこれからもずっと一緒よ?」
男「ずっと一緒って……この件が終わったらもう何もすることなんてないだろ」
女「言ったでしょ、ミッションインポッシブルだって。これはミッションの一端でしかないのよ」
男「ミッション……? じゃあ、この件が終わっても何かしらまた別の依頼を受けて解決していくってのかよ?」
女「そういう事。面倒くさいんでしょ? 勿論付き合ってくれるわよね?」
男「はぁ……分かった分かった。これからもよろしくお願いしますね、女さん」
女「女でいいわよ、男」
本日はここまで
暇潰しに何か書きたかったんだけど
これもうわかんねえな
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