穏乃「お財布をスられちゃった」(86)

ID:0eKfArS90の代行っす

アシャス!

大阪駅

穏乃「うおー」ドドドド

穏乃「体力の限界に挑戦したら随分遠くまで来ちゃった…」ハァハァ

穏乃「この辺が限界っぽいし…電車で帰ろう…」ハァハァ

ドンッ

穏乃「うわっ!?」

おっさん「すまんすまん」タタタ

穏乃「ごめんなさい」ペコリン

穏乃「えーと、奈良までの切符はいくらかな…」

穏乃「…あれ?」ゴソゴソ



穏乃「財布…ない…」

   / :/  ...:/:′::/ :.:.:.....:./.:/:!:.:.:.i:..!:.:.....:{:.:.:.:.:.:ハ    /
.  /.〃/:...../:′'.::|:: i .::.:.:.:| :i:_{__|:.|:.:.:.i :|:.:.../  ̄`ヽ/      ふ
  '://:′::/斗:十 |::.::.::.:.:.:.: :}}ハ ::ハ:{:≧ト|:::/  な       な な  ぅ
 {//::{: /|i:八::{=从:{ i::::: :N孑弐{ミト∨:::|::′  る.     る .る (  
.  i :从 ::::{イァ:う{ミト爪ト::::. ! ん):::::ハヽト、:{:|    ほ      ほ ほ  )
.  |.::| : \《 { ::::::: }  ヽ\{ { ::::::::: リ | :::ヽ!   ど     ど ど む
.  | ::!::|ハト.乂__ノ       ー '  | :::<    |
 八::| :|::::i /i, ,     ,     /i/ , }:::}i::人   __ ノ\
  (__):::l:::::.                 i.:/::::::::厂「{:::::::{    ` ー― ´
 / :{ | :V:入     { ̄`ソ      }/}::::}/::::::l.|:::::::|
 { ::|人::∨::::>...   `      . ィ升|:::/::::::::八::::::{

しえしえ

支援してみる

穏乃「どーしよ、流石に走って帰る体力も残ってないし…」

穏乃「前も和歌山まで行っちゃった時あったなあ」

穏乃「またやっちゃったぁー」ヒェー

穏乃「…」グムム

穏乃「…走ろう!」


-----


尭深「…」トコトコ

尭深「…!」

ウォォォォー!ドドドド

尭深「向こうから何か来る…あれは…」

穏乃「うおー」ドドドド

尭深「こんにちわ」

穏乃「!」キキィィィ

尭深「…」

穏乃「…?」

尭深「…」

穏乃「…!」

穏乃「大三元の人だ!!」

尭深「今の間は何?」

穏乃「と言うわけで、今から走って帰らないと夜になっちゃうんです」

穏乃「というか体力持つか分からないんですけど」テヘヘ

尭深「うーん…明日は何も予定ないの?」

穏乃「?はい」

尭深「じゃあ着いてきて、タダで泊まれる所があるから」

穏乃「この辺公園あるんですか!」

尭深「公園は宿泊施設じゃない…」

穏乃「えっ」

尭深「えっ」

一方そのころ

怜「予備校終わったし晩御飯買って帰ろ」

怜「あー…だんだん寒くなってきたなぁ」

怜「竜華の膝枕が恋しいわ…いきなり呼んだろかな…」

ピュー

怜「寒っ!鍋食べたいな」

怜「そや、皆…船Qと泉は強化合宿行っとるし竜華とセーラと呼んで鍋にしよ」

怜「そうと決まればメールしとこ」メルメル

ふんふむ

トコトコ

穏乃「ところで渋谷さんって東京住まいですよね」

尭深「うん」

穏乃「大阪へは観光ですか?」

尭深「冬休みを利用して日本全国日本茶カフェ巡り行脚中」

穏乃「日本全国!意外とアウトドア派なんですね」

尭深「お茶が呼んでるから…」キラーン

穏乃(かっこいい!!)

尭深「あれ?」

穏乃「どうしました?」

尭深「あれは…」


煌「…」ステテテ

すばらっ!

怜「やっと家に着いた…」

怜「歩くんて辛いなぁ…」フイィ

ワイワイ

怜「んん?なんか家の前が騒がしいな」

煌「いやあいつ頂いても美味しいですね」ズズズ

穏乃「渋みがあるのにスッと飲めますね!」ズズズ

尭深「新茶だから…あ」

怜「…」

怜「…」

尭深「…」

穏乃「…」

煌「…」

怜「…」

尭深「あ、お茶どうぞ」

怜「いやいやいや言うこと他にあるやろ」

すげぇ混沌としてきたぞ

穏乃「というわけで帰れなくなっちゃって…」セイザ

怜「次!」

尭深「困ってたので…」セイザ

怜「次!」

煌「すばらっ」セイザ

怜「すばらやあらへんがな」

煌「偶然尭深さん達にお会いしたもので」

怜「さよか、ほなな」スッ

穏尭煌「「「そこをなんとか」」」ワラワラ

怜「わーったわーった囲むな囲むな」

怜「ほな入れや」ガチャッ

穏尭煌「「「お邪魔します」」」

怜「邪魔するんやったら帰れや!!」

穏乃「!…はーい」ガチャバタン

穏乃「ちょーっとまったー!」ガチャッ

煌「おー」パチパチパチ

尭深「…」パチパチパチ

怜「流石関西人や、ネタが通じるな」ガシッ

穏乃「園城寺さん…!」ガシッ

煌「すばらっ…泣けますね」グスグス

尭深(泣けはしないけど…)

>>9の前作今から読んでくる

てかシズは裸ジャージのどこに財布入れてたんだろうか
時期によっちゃ袖すら無いし

穏乃「~♪」ワシャワシャ

怜「…さて」

怜「高鴨を風呂に入らせて着替え置きに来たけど…あいつの着てた服ジャージ一枚やないか…」

怜「…」

怜「ジャージの上だけ貸したほうがええんか…それか普通にスウェット上下とも出すべきか」

怜「…」ウーンウーン

怜「!」

怜「そうやな、間を取って…これや」

スパッツか!?

穏乃「お風呂頂きましたー」ホカホカ

怜「おー」

煌「おや、スパッツとはまた珍しいですね」

尭深「似合ってる」

怜「流石に風呂上がりに下半身裸やとな」

穏乃「あ、あはは」モジモジ

怜「?」

怜「サイズ合わんかった?」

穏乃「い、いえ…ちょっと恥ずかしいかなって」テヘヘ

怜煌尭「…」

怜煌尭「恥ずかしい?」

穏乃「うぅ…」モジモジ

怜煌尭「……」

怜煌尭「恥ずかしい?」

怜「はだかわいしゃつ~」ドラえもん風に

怜「普段の格好考えてから言えや」

穏乃「ジャージ一枚に慣れちゃって…」テヘヘ

ガチャ

竜華「来たでー」

煌「御機嫌よう!」

穏乃「こんばんわ!」

尭深「…」ペコリ

竜華「ほぉー」

竜華「こうしてお泊りメンバーが増えていくと言う訳やな」

怜「ウチを溜まり場にすんのだけはやめてや…」

煌「や、やはり宿泊費を…」

尭深「カードでお願いします」

穏乃「ツケでいいですか!?」

怜「宿にすんのもやめぇや」

セーラ「邪魔すんでー!」ガチャーン

セーラ「はっ」ピョイーン

クルクルクルクル スタッ

セーラ「おっす」キメポーズ

穏乃「!」

穏乃(この人…出来る!)

穏乃「とおっ」ピョイーン

クルクルクル スタッ

セーラ「おぉー何や知らんけどやるやんけ!」

セーラ「せやけど…」ピョイーン

穏乃「なんのー」ピョイーン

怜「どたばたすんなや」

竜華「そういうわけで鍋の材料やけど、3人で買いに行くもんや思ってたから手ぶらやで」

セーラ「せやなあ、せめて客来てるてメールしてくれてたら買ってから来たんやけど」

怜「まあうちも知らんかったんやけどな」

怜「というかお前ら来る前に一報いれんかい」

煌「そうですよ」

尭深「私もそう思う」

穏乃「急すぎますよね」

怜「お前らに言うとんじゃ!」ドタドタ

煌尭穏「ひゃー」ピューン

竜華「仲ええなあ」

支援

怜煌尭

かっこいい

スーパー
店員「ちょーいらっしゃいませだよー」

竜華「とりあえず何鍋にするかやけど」

セーラ「せやなあ、無難に水炊きもありやけどなあ」

怜「いやでも折角やし…」チラッ

尭深「…」チラッ

穏乃「…」チラッ

煌「…」

怜「もつ鍋やな、博多風のやつ」

煌「すばっ!?」

店員「そこ、うるさい!」

む、財布シリーズということはあんたがおっちゃんと呼ばれている人か

姫子『また大阪でお泊りすっと?三度目よ』

煌「そういうわけで、レシピ教えて…」

姫子『もー、えーとニラでしょ?キャベツでしょ?ごぼうでしょ?…』

煌「…うん…うん…すばら!こんにゃくを入れると美味しいなんて初耳だよ」

尭深「…」

煌「ありがとう!これで美味しいもつ鍋が出来るよ姫子」

穏乃「…」

煌「うん…うん…明日には帰るから…うん」

煌「じゃーね!…ふぅ、レシピが分かりましたよ皆さん」スバラッ

怜「花田…お前敬語以外喋れたんやな」

煌「人を何だと思ってるんですかねぇ」

穏乃「というか『すばら』以外話せたんですね!!」

煌「人を何だと思ってるんですかねぇ」

尭深「…人?」

煌「私を何だと思ってるんですかねぇ」

店員「ダル…」

セーラ「ほんでーキャベツと?」

煌「豆腐は絹ごしのやつだそうです」

セーラ「ほーほー」

竜華「鶏がら見っけてきたで」

煌「すばらです!」

怜「はい味噌、醤油とみりんはうちにあるわ」

煌「了解しました」

穏乃「モツ持って来ました」

煌「ありがとうございます」

クワガタじゃなかったんだ・・・

スタスタ

尭深「はい、伊勢茶」

煌「どーもどーも」

怜「待てや」

尭深「?」

怜「それ鍋に要るか?」

尭深「?」

怜「あかん…止められた理由わかってへん顔や」

店員「シロ!シナダシ、サボラナイ!」

カオス

店員「キャベツが一点…豆腐が一点…あー買っちゃうかーついにモツをー」ピッピッ

怜「どーもー」

煌「えーと…おいくらですかね」

怜「んー?ああ、ええよこれぐらい払う払う」

煌「いえ、流石にそれは…」

怜「高鴨だけ財布持ってへんから皆からもらったら気使うやろ、ここはおねーさんに任せとき」

セーラ「おーかっこええなあ」

竜華「太っ腹やぁ」

穏乃「あ、ありがとうございます!」ペコッ

煌「すばらぁ!」

尭深「では遠慮なく高級茶葉を…もう一箱」イソイソ

怜「またんかい」ガシッ

穏乃「いっちに、いっちに」フンス

怜「…」

セーラ「…ほぉー」

煌「すばら」

尭深「お見事」

竜華「荷物全部持ってくれて…ちょっと持つで?」

穏乃「いえ、お世話になるのでこれぐらいはさせてください!」

煌「しかしすごい体力ですね」

穏乃「まだまだこんなもんじゃありません!」ダッシュ

ドドドド

怜「買ったもんグチャグチャになるから走るんはやめえ!」

グツグツ
怜「…」

怜「…鍋ができるまでの時間って異様に長く感じるな」

煌「キャベツがヘタッたらいいそうですよ」

竜華「まだ全然やな」

穏乃「…」ウズウズ

怜「腹減ったんはわかるけどまだキャベツとか堅いで」

穏乃「あ、いえ」

穏乃「この山盛りになったキャベツを見ると…登山がしたくなってきて」ウズウズ

怜「間違っても鍋の上に登ったらあかんで」

穏乃「振りですか!?」バッ

怜「やめええええ!」

支援

セーラ「美味い!」ムシャムシャ

穏乃「美味しい!」モグモグ

煌「すばら!」モソモソ

セ穏煌「「「イエーイ!」」」ハイタッチ

怜「元気やな」

竜華「ペース速すぎてなかなかモツ取られへん」グヌヌ

怜「そんな時の尭深や」

竜華「?」

怜「やっておしまい!」クワッ

尭深「はい」スチャッ

尭深「食べごろ…最初に沈めたモツが煮込まれた頃…」

尭深「収穫の時…」グワァッ

セーラ「おたま使うとかせこっ!!」

穏乃「すごい」

煌「ひぇぇ…」

竜華「鍋底の隠れたモツを見事に!」ワーイ

怜「さすがや!ほな分けよか」

尭深「…」

尭深「…」ガツガツ

竜華「裏切った!」

怜「食わせろー!」

怜「うう…もう食えん…」

竜華「動きたくないわー」

穏乃「食べてすぐ横になったら牛になりますよ!」バッババッシュババ

セーラ「せやでー腹ごなしに動かんと」シュッシュッシュババ

怜「そうやったとしても反復横飛びはやめぇ、どたばたすんなや」

煌「では私も」スババッスバババラ

怜「やめぇ」

尭深「…」ズズッ

穏乃「さあ渋谷さんも!」シュババババ

尭深「で、でも私運動ニガテだし…」

穏乃「楽しいですよ!」

怜「やめぇ」

尭深「…っ」スッスッ

怜「やめぇ」

そのころ
姫子「花田ん奴また大阪でモツ鍋パーティーばするらしいとです」

哩「んじゃ私らもBBQかなんかするか」

仁美(可愛い)「おおーやりますな」

美子「食材は私らに任せといて」

仁美(可愛い)「うまいもん探して来るとよ」

哩「おー」

姫子「じゃあ私らはジュースば買いに行きますか」

浩子「おばちゃん!これ見て、写メ送ってきた!」

雅枝「んん?3年組やないの」

浩子「今日皆で鍋パやってるんやって」

泉「うらやましいですわー(棒)」

浩子「うちらも何かええモン食いたいなー(棒)」

雅枝「はぁ…そういう事か」

雅枝「まぁええやろ、ほな1、2年呼んできぃ」

浩子「やったー!」ワーイ

泉「ありがとうございます!」ワーイ

雅枝「あ、それとな」

浩子「?」

雅枝「おばちゃん言うな」ペシッ

浩子「痛っ」

菫「今日は渋谷は大阪に泊まるそうだ」

照「モツ鍋って書いてる」ケイタイ

淡「ずるい!私も美味しいもの食べたい!今から大阪行こうよ」

菫「着いた頃には明日の朝だ」

淡「えーずっこいずっこい」ジタバタ

ガラッ

誠子「お疲れ様でーす」キィコキィコ

照「リヤカー?」

誠子「これですか?今日組合の人と漁に行ったんですけど、大漁だったのでお裾分けをいただいちゃって」

誠子「せっかくなんで部の皆で海鮮焼きでもどうかなーと…」

淡「亦野先輩!!」ガシッ

誠子「うわっ」

淡「せんぱーい信じてたよぉぉ」オロロンオロロン

菫(漁協に属してるのか…)

みんなかわいい

晴絵「あれ、しずは?」

憧「なんか大阪に泊まって来るってー」

宥「鍋パーティするとか…」

晴絵「そうなんだ」

灼「羨まし…」

玄「じゃー私達も何かしよっか」

晴絵「いいねー」

宥「うちでお鍋とか…」

憧「いいねそれ!」

玄「今日は東京の漁師さんから新鮮なお魚をいっぱい仕入れたからね」フンス

穏乃「疲れた…」ハァハァ

セーラ「何回飛んだかわからへんな」グデー

尭深「運動後の一杯もまた美味し」ズズズ

竜華「鍋の後誰片付けんのー」

セーラ「後ででええやん」

竜華「えーでもこびりつくでー」ナマケー

怜「あぁー誰か片付けてくれる人が必要やなぁー」チラチラッ

煌「!」

煌「任されました!」テキパキテキパキ

ジャージャーゴシゴシ

怜「…」

怜「やっぱ手伝お、罪悪感しか沸かへんわ」

尭深「…」ズズズ

穏乃「…」

尭深「…」

穏乃「…」

尭深「飲む?」

穏乃「いただきます!」ゴクッ

穏乃「こ…これは…薊のお茶!」

尭深「分かるの?」

穏乃「山菜茶なら分かります!」

尭深「山菜オンリー…?」

姫子「…」

哩「…」

美子「…」

仁美「美味い」ムシャムシャ

仁美「食わんの?」

哩「い、いや…その…ええんか?」

仁美「何が」ムシャムシャ

姫子(ジンギスカン…)

仁美「美味い」ゴキュゴキュ

哩(シープミルク…)

雅枝「まあ回転寿司で悪いけど…」

泉「そんな事ないです!いただきます!」

浩子「まてまて」

泉「?」

浩子「ええか、回転寿司は一皿の値段が固定されとるやろ?」

泉「はぁ」

浩子「適当に食って腹膨らませるよりもや…一皿あたりの原価を考えて食うんや!」

浩子「このうちのデータによるとやな…痛っ」ペチン

雅枝「セコい事言ーてんと好きなモン食いーや」

浩子「はぁーい」スッ

雅枝「待つんや!」

浩子「え?」

雅枝「…一皿一カンの奴は堪忍して…二カンのやつオンリーで…」

泉「…」

浩子「…」

淡「じゃーあ網も用意したし焼いてくね!」

誠子「私が焼こうか?」

淡「やりたい!」

菫「…大丈夫か?」

照「はやく」ワクワク

淡「じゃーまずは…痛っ!」

誠子「あーほらよく見ないで手入れるから蟹に…」

淡「いだだだだ、蟹さん取ってぇー」

誠子「よいしょっ…はい」

淡「もうやだぁー…先輩が焼いてぇ」オロロンオロロン

菫「言わんこっちゃない」

照「もう待てない…私がやる…」ムフー

照「…取れない」

誠子「今度はタコの吸盤に…」

菫(お腹空いたなぁ)

グツグツ
玄「いただきまーす!」

宥「あったかーい」

憧「ちょっと宥姉、コンロに近づきすぎると危ないよ」

灼「はい、ハルちゃん」ヨソイヨソイ

晴絵「サンキュ」

憧「あれー、魚結構入れた筈なのに全然ないよー」

宥「ほんとだ…」

玄「…」ハグハグ

灼「クロ…」

玄「…?」

晴絵「すっごい取ってる!」

玄「す、すべてのドラは私に集まるのです!」

憧「それボラだよ」

ドラならぬどら猫か

怜「腹ごなしにダンレボでもやろか」

煌「専用マットなんてまたマニアックな物を…」

竜華「なっつかしいなー、埃かぶってるやん」

セーラ「負けへんデー」

怜「ええか!負けたら罰ゲームや!」

尭深「そんな…」

穏乃「…」フンス

ズダダダダダ

セーラ「あー…その手があったか」

怜「わっはっはー、譜面を先読みできる分俄然有利やー…ゲホゲホ」ズダダダダ

煌「卑怯です!これはすばらくない!」プンプン

竜華「いやー見ててみ」

煌「?」

怜「わーははは」ズダダ

尭深「…」

怜「ははは…」ズダダ

穏乃「…」

怜「ひぃー…ゲホゲホ」ゼーハー

竜華「いくら先見えても体力がアレやからな」

尭深「うう…」オロオロ

尭深「あっ右…上…」ヨタヨタ

セーラ「うーん、まあ予想通りっちゃ予想通りやけど…」

尭深「あ…んっ…」

怜「ここまで運動できへんとはな」

穏乃「い、いやその前に…」

尭深「左…熱っ!?」ビシャッ

穏乃「一旦お茶置いときましょうよ」

煌「こ、これは」

セーラ「ああ」

竜華「間違いあらへんな」

穏乃「うおおおおおおお」ズダダダダダ

尭深「これが…登山で培った脚力…」

怜「足増えとる」

穏乃「おおおおおおおおお」ズダダダダダ

竜華「分身しとる…」

穏乃「おおおおおお」ズダダダダ

煌「そこまで難しい譜面でもないのに…」

穏乃「いつでも全力がモットーです!」ズダダダダダ

支援ー

セーラ「栄えある一位は高鴨やー!」パッパカパーン

穏乃「あいむうぃなー!」ドヤガオー

竜華「おめでとう」パチパチ

怜「いやーめでたいな」パチパチ

煌「すばらっ!」パチパチ

尭深「…」パチパチ

怜「よっしゃ運動もしたことやし寝よか」イソイソ

穏乃「罰ゲームは!?」

怜「…チッ」

煌「うわあ露骨な舌打ち」

穏乃「え、えーとそれじゃ…コホン」

穏乃「その…」モジモジ

怜「なんや改まって」

穏乃「もしよかったら皆さん…友達になって下さい!」ペコー

竜華「え?」

セーラ「なんやそれ」

煌「ご冗談を」

尭深「…」ウンウン

やっぱりしずはかわいいわね

怜「人ん家まで押しかけてきて飯食って泊まって今更何言うてんねん」

セーラ「せやせや、同じ釜の飯を食ったんや」

竜華「そんなん改めて言うことちゃうやろ」

煌「そーですよ、もう友達じゃないですか」スバラ

穏乃「み、皆さん…」ウルウル

尭深「…」スッ

穏乃「?ケータイ…」

尭深「番号…教えて」

穏乃「!」パァァ

穏乃「はい!」

セーラ「ウケルー」ムニャムニャ

竜華「トキチャンガミエルデー」Zzz

怜「ソレハアカン…」スヤスヤ

尭深「ヨウモウ・・・シュウカク…」スピー

穏乃「…」

煌「…どうしました?」

穏乃「!」

穏乃「いえ…今日はほんとに楽しかったなって・・・」

穏乃「いつも日帰りでそのへん走ってるんで…誰かの家に泊まったのなんか久しぶりで・・・」

穏乃「ありがとうございました」

煌「連れて来てくれたのは尭深さんですし、泊めてくれたのは園城寺さんですよ」

尭深「それほどでもない」

煌「わっ…起きてたんですか」

穏乃「びっくりした…」

尭深「まあ、途中から」

穏乃「渋谷さん…今日は有難うございました」

尭深「ううん、こちらこそすばらな一日だったよ」

煌「ちょっと何しれっとパクってるんですか」

穏乃「すばらですね!」

煌「何パクってるんですか」

しえ

翌日

煌「朝ですよ!」

煌「皆さん起きてください!」ユサユサ

セーラ「アサヤデー!」ユサユサ

竜華「もうこのパターンええわ…」ショボショボ

尭深「Zzz」

怜「ほれ渋谷を見てみ、爆睡やんけ…寝よ寝よ」

煌「見るのですあの高鴨さんの姿を!」

穏乃「おいっちにーさんしー!」

セーラ「6時起きで今はラジオ体操の時間やて!」

怜「じいさんの生活リズムやんけ…」

怜宅前

怜「ほんまに走って帰るんか?」

穏乃「はい!」ソワソワ

竜華「昨日の今日やで?」

穏乃「体力満タンです!」ウズウズ

セーラ「まあそれやったらええけど…気つけや?」

穏乃「有難うございます!」ブルブル

尭深「お土産の新茶」

穏乃「頂きます!」ワクワク

煌「…いますぐ走り出したい感がすごいですね」

煌「それじゃあ…またお会いしましょう」

穏乃「はい!」

尭深「…来年は、淡ちゃんが勝つからね」

穏乃「!」

穏乃「私だって負けませんよー!」

尭深「ふふ、じゃあまたね、穏乃ちゃん」

穏乃「はい!…しぶ…」

穏乃「…尭深さん!」

尭深「…」ニコッ

穏乃「では、園城寺さん有難うございました」

怜「おーまあまた泊まりに来いやー」

穏乃「喜んで!」

穏乃「うおおおおおおおお」ズドドドド

ウォォォォォォォ…

煌「さて、では私達も帰りますか」

尭深「うん」

竜華「今日は渋谷さんヘリと違うんやな」

怜「帰ってもうたなあ」

セーラ「せやなあ」

竜華「な」

怜「…」

セーラ「なんや、羨ましそうやな」

怜「えー?」

セーラ「あいつらには来年があるけど、うちらはもう引退やもんなー」

怜「…まあそやな」

竜華「ごめんなあ…うちが捲れんかったせいで」

怜「竜華のせいちゃうよ」

怜「それに…大学行っても麻雀続けるんやろ?」

セーラ「ま、それもそやな」

竜華「確かに…」

怜「竜華はうちと結婚するしな」

セーラ「それもそやな」

竜華「確かに…ええ!?」

怜「おっしゃ言うたな!」

竜華「待って待って」

怜「うちが死ぬときは竜華の膝の上や」

オォォォォォォォ

穏乃「お邪魔します!」ガラッ

灼「邪魔するなら帰るべきだと思」

穏乃「はい」ピシャッ

穏乃「ここは関西だーーーーやったーーーネタが通じる!」ガラッ

晴絵「帰って早々なんで吉本」

宥「…?」プルプル

憧「普通は通じるでしょ」

玄「おかえりなさい、穏乃ちゃん」

穏乃「ただいま皆!早速だけど…」

穏乃「練習しましょう!麻雀!!」

                         おわり

シズたんイェイ~
特に盛り上がりも落ちも無いけどごめんね
仁美ちゃん可愛いよ
おやすみ

おつよー

おっちゃん乙ー

おつすー

おつ(´ω`)おつ
みんな楽しそうじゃのう

おつ
みんなかわいい

おつー
おもろかったで

乙でしたー

乙乙

乙でー

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