安価で女装ギャルゲー風SS part15 (896)
私立SS女学院。それは名誉あるらしいどっかのお嬢様学校。
主人公の貴方は女装してこの学院に転入する事になりました。
そして貴方はこの学院で暮らしていかなければなりません。
女学院と言うからには通う生徒は全て女子、それも上から下から右から左の十人十色千差万別。
この学院で誰と出会い誰とどのような関係を持つのか。どのような生活を送るのか。どのような運命を辿るのか。
全てはプレイヤーである貴方たちの選択次第。
貴方は一生徒として学生生活を無事送れるのか、それとも誰かと……?
このスレは安価と時々コンマを使用したギャルゲー風安価スレです。
安価を使用する都合上恐ろしく進行が遅れる場合があります。
【警告!】このスレはオリジナルキャラクターを使用して進行します。
【警告!】また地の分があるので、それらが苦手な人は注意してください。
前スレ 安価で女装ギャルゲー風SS part14 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1365772566/)
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1367743679
プレイヤーの皆さま、はじめまして。そうでない方にはこんにちは。
私、このゲームを進行させて頂きます、進行システムプログラムです。
気軽にシステムさんとお呼びください。
このゲームは、簡単に言うと、ヒロインと主人公の感情値を上げてクリアしよう、そんなゲームです。
期限はゲーム時間でだいたい40週間。その間に、特定のキャラクターといい感じな関係になってください。
【!】システムさんが作ったQ&A。
Q、やっちゃいけない事ってなに?
A、スレを荒らす事と他のプレイヤーの迷惑になる事とシステムさんにえっちな質問をする事。
Q、連投とか連続安価取りあり?
A、連投は基本的に認めていませんが、状況的には致し方無しの場合もあります。つまり、普段はやらないでください。
連続で安価を取るのは認めています。それでもやっぱり、普段は遠慮してもらえると助かります。
Q、安価が無効になる事ってあるの?
A、安価先のレス内容が選択肢、進行状況と一致しない場合、無効になる事もあります。
その場合、安価の下、または上のレス、状況によっては再安価で進行させて頂きます。
Q、性格って何?
A、主人公の性格です。性格によって、発生する選択肢が変化します。自由行動が制限される事もあるので、頭に入れておいてください。
Q、システムさんってなに?
A、設定上15歳の女性型進行システムプログラムです。ドジっ娘と言うかバカ娘です。好きな食べ物は甘いものだそうです。
【!】システムさんでもよく分かる! 簡単な登場人物紹介。
・主人公:貴方 性格:温和・怠惰 誕生日:8月13日 特殊設定:『超能力・心』『異形の子』
このスレの主人公。名前は伏せられているため「貴方」「——」と表示される。分かり易く言うと二代目。
心を読む超能力『読心』の持ち主にして『アザーティ』の子供。人間として平和に生きる為、学院にやってきたようだ。
虚弱(後述)を「日常の象徴」とし、自分の平和の維持する目的にしている節がある。
ただ、今は修学旅行の件で衝突中。果たして虚弱を説得する事ができるのか。
・ヒロイン:虚弱 【よく貧血で倒れる虚弱な生徒】 誕生日:7月24日
貴方のクラスメイト。いつも貧血に苦しんでいる。保健室にいる事が多いようだ。背がでかい。
主人公が異形の子であり超能力を持ち、更に男だと告白された唯一のヒロイン。流石メインヒロインは格が違う。
自分が吸血鬼である事を主人公に告白。夜な夜な外を出歩き、散歩をする事が多い。
現在、主人公の所為で修学旅行に行きたがらない。
・ヒロイン:鉢巻 【頭に鉢巻きを巻いた少女】
三年生。いつも頭に鉢巻きを巻いている。最近、ようやく知り合った。
・ヒロイン:愛 【愛を唱える異様な少女】 誕生日:10月17日
二年生。本人曰く愛を求めている。主人公の相談役として一役買っている。
・ヒロイン:男装【転入生にして男装の麗人】 誕生日:12月3日
二年生。何故か男装をしている。取り巻きの所為で接触が難しい。おっぱいがでかい。
・ヒロイン:銀鎖 【狭義では厨二病に属される変な生徒】 誕生日:6月6日
一年生。銀色のチェーンを腰にぶら下げている。とても嫌なヤツ。黒魔術研究所に所属している。
その実態は得体の知れない怪物「闇」を退治する闇祓い。夜になるとパトロールを開始する。
主人公が『アザーティハーフ』であると知る数少ない人間である。
・その他:先輩 【儚げな雰囲気の美人】
三年生。主人公同様女装した男性。女装生活で困った時や聞きたい事がある時はこの人に頼ろう。
>>2「連続で安価を取るのは認めています。それでもやっぱり、普段は遠慮してもらえると助かります。」
968 ◆EEWQeQ.ZIg saga New! 2013/02/21(木) 00:38:44.42 ID:yRUL8ZKN0
10分経過したのでシステムさん判断で>>967で進行します。
あとこのスレで毎回違うIDの人が安価取れると思っているんですか。そうですか。そら大層な挑発と皮肉と勝手に受け取ります。
割と真面目に話をすると、二人以上確認できるなら連投以外は同IDが安価取得連続なんて気にしません。気にしてたらこのスレ回りません。
どういう心境の変化?
単純に人が増えてきたなーと実感したからですね。そろそろ、言っても大丈夫かなと思って。
一種の夢だったんですよね、これをテンプレに、一時的にでも入れるのが。たぶん、その内また消えます。
まあ、やっぱりシステムさんは連続安価取りに気付かないんでしょうけれどね……。
……もしかして、根に持ってます?
予定した時間になりました。
ゲームを再開します。
1.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/ 6・火:終了)
2.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/ 5・月:終了)
3.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/ 7・水:終了)
4.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/ 3・土:終了)
5.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/ 4・日:終了)
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□—————□
|貴方の部屋| 9/ 8(木)
□—————□
貴方は目覚まし時計の喧しいベルで目を覚ます。
貴方は目覚まし時計を止め、ベッドから抜け出す。
そして窓に近寄り、天気を確認する。
……雨が降っている。道理で貴方の髪の気分が悪いわけだ。
貴方は歯を磨き、髪を梳かし、制服に着替えて、ベッドを整える。
いつもの行動を終えた、貴方は虚弱の部屋に行く事にした。
貴方は虚弱と一緒に食堂に行く約束をしている。まあ、虚弱が大丈夫である事が前提なのだが。
虚弱が大丈夫でない場合は、一人で食堂に行く事になるだろう。
□—————————'□
|二年生学生寮内・5階|
□,—————————□
虚弱の部屋の前に着いた貴方は、部屋の扉を軽くノックして反応を待つ。
少しして、部屋の扉がのんびりと開き、虚弱が姿を現した。
虚弱「……——さん。おはよー……」
貴方「はい。おはようございます。ご飯、食べられますか?」
貴方は予定通り、虚弱に尋ねる。虚弱は眠たげな表情で頷き、それを返事とする。
また、夜更かしをしたのだろうか? それともただ単純に寝起きだから眠いだけだろうか。
まあ、貴方がチャチャを入れるような事ではないか。
貴方「じゃあ、行きましょう」
虚弱「行こー……」
貴方は虚弱と一緒に、食堂に向かった。
□——————————'□
|二年生学生寮内 ・ 食堂|
□,——————————□
貴方は虚弱と、何か話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、特にない
↓2
虚弱に一緒に修学旅行に行くようにお願いする
上
1、自由行動「虚弱に一緒に修学旅行に行くようにお願いする」
貴方「虚弱さん、修学旅行の事なのですが」
虚弱「……なんですかー?」
貴方「私と一緒に、修学旅行に来てください」
虚弱「……あれ?」
虚弱は貴方の言葉に、何らかの違和感を抱いたか、首を傾げて不思議そうな表情をする。
貴方「一緒に、修学旅行に行ってください。お願いします」
言葉の終わりと同時に、貴方は頭を下げる。
その言葉に誠意は籠めた。しかし、やはり人から貰った言葉で行為に過ぎず、自分を客観的に見ると滑稽だ。
それでも貴方が選んだ行為には違いない。これが正しいと信じたのだ。
虚弱「え、えー……」
予想外だったのか、虚弱は困ったような声を上げる。
虚弱「……結局、問題は解決できなかった?」
貴方「……はい」
虚弱「……だから……お願いと言う手段を取った、って見て……良いのかな?」
貴方「構いません」
虚弱「えー……」
全て事実である事には変わりない。だから貴方は、怯まずに正直に答えた。
虚弱「……う、うー……」
虚弱「……ごめん、無理、かな」
しかし、虚弱の返事は、そうだった。
貴方は目を瞑り、歯を食いしばる。貴方では足りないのか。
貴方だからこそ、いけないのか。
貴方は顔をあげて、虚弱を見る。虚弱は、やはり困ったような顔をしていた。
貴方「そう、ですか……」
虚弱「うん……」
気まずい空気の中、貴方は虚弱と一緒に朝食を食べた。
□—————□
|貴方の部屋|
□—————□
虚弱と別れ、一度部屋に戻った貴方は、鞄と傘を持ってもう一度虚弱の部屋に向かった。
□—————————'□
|二年生学生寮内・5階|
□,—————————□
再び虚弱の部屋の前に到着した貴方は、部屋の扉を軽くノックする。
少しして、部屋の扉がのんびりと開き、鞄と傘を持った虚弱が姿を現す。
虚弱「……あー……」
さっきの空気を引き摺っているのか、虚弱は微妙そうな声を上げる。
もしくは、貴方だって変に気にした顔をしていたのかもしれない。
虚弱「……行こうか」
貴方「はい」
貴方は虚弱と一緒に校舎に向かう事にした。
□——————————□
|学院敷地内 ・ 学生寮前|
□——————————□
貴方は虚弱と、何か話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、特にない
↓2
1、好きな雲の形ってある?
今更だけど、1クラス40人だとして40人が全員入れるくらい大きな風呂場なら、
主人公が風呂場の角に行って、虚弱がその対角の角に行けば体を洗うときは見られないはず。
浴槽は入るタイミングをあらかじめ決めておいてずらす。
↑
1、自由行動「好きな雲の形ってある?」
貴方「……好きな雲の形って、あります?」
ちょっとばかり誤魔化し気味に、貴方は虚弱に尋ねる。
虚弱「……雲の形? ……変な話」
虚弱は訝しむような顔で貴方を見る。その顔もすぐに、悩むような顔に変わってしまう。
どんなに変な事でも、嫌な事でなければ答えてくれる。それはたぶん、ありがたい事なのだろう。
虚弱「えー……うーん……じゃあ、ひつじ雲」
貴方「羊雲。それはまた、どうして?」
虚弱「……可愛いから?」
貴方「……可愛い、ですかね」
虚弱「名前は、とりあえず……」
貴方「名前が? じゃあ、雲自体は?」
虚弱「雲が可愛いって言う人は……そうそういない……」
さも当然と言わんばかりの声と顔で堂々と言われては、もうこれ以上何も言えない。
雲が可愛いと思う人だって、いるだろうに……。
虚弱「……でも、やっぱり、普通の雲が一番好きかな……」
虚弱「なんか……決まった形も無くて……大きさも無くて……自由な感じがして……」
貴方「……それには、同意です」
貴方は他に、虚弱と話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、もういいや
↓2
2
済みません、ちょっと席を離れていました。
10分経過したのでシステムさん判断で>>19で進行します。
2、もういいや
貴方は虚弱と一緒に校舎に向かった。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
今日の虚弱は比較的調子が良いらしく、教室で過ごすらしい。
貴方と虚弱が教室に着いた時、貴方と虚弱を除く生徒全員が登校してきていた。
珍しい事もあるものだ、と思ったが、この時間になっても教室にいないのはそれはそれでどうなのだろうと言う話か。
そんな事を考えながら、貴方は虚弱と一緒にそれぞれの席に向かい、座る。
そうしてから、鞄を机の引っ掛けに提げ、そのままホームルームが始まるのを待った。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
休み時間。次の授業の準備をしながら、貴方は何をして時間を潰そうかを考えていた。
そんなに時間があるわけではないので、大した事はできないだろう。
ちなみに虚弱は、いつも通り机に突っ伏している。
様子からして、起きているように見えるが、果たしてどうだろう。
用が無い限り、起こすなんて事はしない方が良さそうだ。
そう言えば、修学旅行の出欠を、今日中に決めなければならない。
今朝、ホームルームの時にも注意されたが、今日に出さなければ欠席となってしまう。
修学旅行に行かないからと言って、提出しなくても良いと言う話ではないだろうし……。
貴方は
1、自由行動
2、のんびり過ごす
3、修学旅行の出欠を提出
↓2
3
絵の練習
1、自由行動「絵の練習」
貴方は絵の練習をする事にした。
鞄からいつものノートと筆入れを取り出し、絵の練習を始める。
虚弱「ん……?」
そうしていると、その音に気付いたのか、虚弱は顔を上げる。
虚弱「……絵、描いてるの?」
貴方「うん? 練習です……」
虚弱「……おー……上手になってる……」
貴方「前に、見せませんでしたっけ?」
虚弱「見たけど……また、上手になってる」
貴方「本当ですかっ?」
虚弱「あ……下手になった」
貴方は虚弱の評価を信じない事にした。
ただ、上手になったと言われる事は嬉しいものだ。
貴方は絵の練習をして過ごした。
少しだけ、絵を描くのが上手になった……気がする?
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
お昼休み。腹を空かせた生徒たちは昼食を求めて食堂に向かう。
今日は雨が降っていて外に行く事ができない。それも合わせて、今日は食堂に行く人が多いだろう。
虚弱と言えば、鞄の中からお弁当を取り出し、昼食を食べている。
相変わらずその量は少ないが、虚弱は美味しそうに……いや、そうでも無かった。
今の貴方に、これと言って予定はない。自由に行動しても良いだろう。
強いて言うなら、修学旅行の出欠を提出するくらいか。今日の放課後までに、提出しなければならない。
貴方は
1、食堂に行く
2、虚弱と話す
3、世界「愛」クラブに行く
4、銀鎖を探す
5、修学旅行の出欠を提出
6、自由行動
↓2
2
↑
2、虚弱と話す
貴方は虚弱と話す事にした。
さて何を話そう。
1、自由行動
2、もう一度お願いしてみる
3、やっぱりやめる
↓2
2
↑
愛のアドバイス通りなら「もうひと押し」。結構怖いけど
くどいような気もするが……大丈夫かな
2、もう一度お願いしてみる
貴方「虚弱さん」
虚弱「あむ?」
貴方が名を呼んだ時、虚弱は小さく取ったご飯を口に入れている時だった。
呑気にご飯を咀嚼する虚弱を見ながら、なんとなく、これはだめかもしれないと思ってしまった。
貴方「……修学旅行に、一緒に行ってください。お願いします」
貴方はもう一度、虚弱にお願いした。
虚弱「……むー……」
虚弱はご飯を噛みながら、貴方をずっと見つめる。
その表情は、やはりどこか困った風。悩んでいるようにも見えなくもないが、恐らく、貴方の勘違いだろう。
虚弱の喉が動く。ご飯を飲みこんだのだろう、同時に返事の準備ができた事が分かる。
虚弱「…………お願いってやり方は、ずるいと思う……」
虚弱「……——さんが、私と一緒に修学旅行に行って……メリットが、分からない」
メリット。そう言う話では、無いだろうに。
虚弱「その、なんと言うか……ただ、行きたいと言うだけじゃなくて……」
虚弱「他の言葉が、ほしい……」
他の言葉が。一緒に行きたいと言う言葉以上に、言って相応しい言葉などあるのか?
それ以上に、虚弱を納得させられる言葉があるのだろうか。
貴方は虚弱に何を言えば良い? 虚弱は何を言えば、喜んでくれる?
貴方は
1、自由行動
2、……黙っている
↓2
お前を幸せにしてやる
2
私の素性を知っている虚弱さんと一緒にいたい、一緒にいろんなところに行ってみたい。
>>33プロポーズみたいだけど、こっちの方が女の子は喜ぶのかな?
じっくり考えてたら間に合ってないじゃないか!
虚弱さんは前に、修学旅行は楽しそうだ、と言いましたよね?
行って、楽しんでもらいたいんです。
……考えてたら時間過ぎてた
2、……黙っている
貴方には、分からない。分かったとしても、貴方には言えなかっただろう。
貴方は一体、どうすれば良いのだろう。
虚弱「……黙っているのは、一番良くないと思う……」
虚弱は、残念そうに言って、再び昼食を食べ始めた。
なら、なんて言ってほしかったんだ!
そう言えたなら、どれだけ楽だろう。
そう言った瞬間に、きっと、全てが終わってしまうだろう。
……貴方はお昼休みを無気力に過ごした。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
休み時間。次の授業の準備をしながら、何をして時間を潰そうかを考えていた。
虚弱と言えば、変わらず机に突っ伏している。その姿にやる気の欠片も感じられない。
一応、授業を受けている様子は時々見られているので、それだけマシなのだろうか?
そう言えば、修学旅行の出欠を、今日中に決めなければならない。
修学旅行に行かないからと言って、提出しなくても良いと言う話ではないだろうし……。
貴方は
1、自由行動
2、のんびり過ごす
3、修学旅行の出欠を提出
↓2
2
愛の教室に行って愛とお喋り
やることないならとっちゃう
1、自由行動「愛の教室に行って愛とお喋り」
貴方は愛の教室に行って、愛とお喋りする事にした。
あまり時間は無いが、愛の教室に行くだけならば、手間はかかるまい。
たとえばこれで、愛が教室にいなかったとしたら、探すのが面倒なので諦めるとしよう。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-A|
□————————□
愛の教室と言えば、確かここだったはずである。
と、貴方が教室を覗いてみれば、そこにいるのは雨の湿気にやられて爆発した髪の塊。
よもや探す必要すらないとは思わなかった。流石愛、分かりやすい。
それにしても、彼女はクラスメイトと何やら喋っている様子。
あの性格と、見かけによらず面倒見が良く思ったより頼りになる事から、結構人気なのだろうか。
それでも誰も彼女の部に入らないのは……何より如何わしいから?
なんて考えている内に、クラスメイトは用が済んだらしく、愛に手を振りながら離れていく。
ちょうど良い、貴方は愛に話しかけた。
貴方「愛さん」
愛「む? その声は、——さんですね? こんにちはー」
相手が貴方と知るや、愛は穏やかな声で返事をする。
貴方「愛さん、意外と人脈がありますよね」
愛「人脈?」
貴方「先ほど、誰かと喋っていたじゃないですか。仲が良さそうに見えましたから」
愛「ああ。まあ、人付き合いと言うのは大切ですからね」
愛「愛を追い求める事だけに時間を注ぐのは悪くはないですが、もっと近くを見ると更にぐっど!」
愛「と思って、それなりのお付き合いをさせて頂いているのです」
そのくせ、自分には友人と呼べる人がいないと言うのか。
なんとなく、自分に対するハードルが高いように思える。
なんて事を貴方の口から言うのも何なので、黙っている事にした。
貴方は愛とお喋りをして時間を潰した。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
ホームルームを終えて、放課後。
先生3「あっ、そうだ。みんな、これ、ちゃんと出しましたかー?」
先生3「出してない生徒は欠席扱いですよー、出していない人は、今すぐ出してくださーい」
修学旅行出欠の用紙を提出する箱を掲げながら、先生は催促する。
と言っても、一週間もの間が殆どの生徒は提出している。
たとえば貴方のように、友人の説得に手間取っている、なんて事が無ければの話だ。
生徒たちは雨が激しくなる前に寮に帰ったり、逆に雨が止むのを待って校舎に残ったり。
部活動がある生徒はそれに向かうが、外での活動を主にする運動系の部活は、今日は活動しないだろう。
虚弱は鞄から、一枚の用紙を取り出す。修学旅行出欠の用紙だ。
名前を記入し……丸を描こうと言うところで、躊躇っている。
そして、一瞬だけ、ちらりと貴方を見た。
それは別に、貴方に対する特別なサインでは無かったのだろう。
ただ決めかねていて、なんとなく貴方を見てしまっただけなのだろう。
だけど貴方には、それがラストチャンスであると通達しているように見えた。
虚弱はペンを握り締めて、悩んでいる。
貴方は
1、自由行動
2、黙って見ている
↓2
上
1、自由行動「>>37=虚弱さんは前に、修学旅行は楽しそうだ、と言いましたよね? 行って、楽しんでもらいたいんです」
貴方「虚弱さんは、前に」
いつの間にか、貴方は口を開いていた。虚弱は驚いた顔で貴方を見ていた。
自分でも驚いたが、体が動くと言うメカニズムの都合上、無意識と言う事はあり得ない。
これはきっと、貴方がそうしたいと思った事。貴方が効果的と判断した事。
だから、もう任せる。
貴方「虚弱さんは前に、修学旅行は楽しそうだ、と言いましたよね?」
虚弱は何も言わない。苦々しい表情のまま、貴方の話を聞いている様子だ。
貴方「行って、楽しんでもらいたいです。ぼ……私は」
うっかり地が出てしまいそうになるのを堪え、貴方は言い切った。
結局、最後まで、虚弱の心を理解する事はできなかった。
最後まで、理解した振りをして独善を押し通した。
情けない。しかし貴方らしい。言うなれば、最低な優しさを持つ。
虚弱「……ふふ」
虚弱は、はっとした表情をして、そして、悲しそうな顔をして、笑った。
ペンを持ち直し、用紙に丸を付ける。囲われたのは……欠席。
唖然とする貴方から逃げるように、それを持って先生の許に向かう。
先生3「……本当に良いの?」
今の貴方と虚弱を見て、一部始終とは言わずとも大体の事を察したのだろう。
先生は虚弱に、声を潜めて確認する。虚弱は、頷いて答えた。
先生3「決めたなら、仕方ないわね。はい、入れて……」
先生は箱を教卓に置く。貴方はそれを止めたかった。止められなかった。
虚弱は箱に用紙を入れる。貴方はそれを止めたかった。止められなかった。
貴方はその様子を、見ている事しかできなかった。
もはや、邪魔などできるものか。虚弱はもう、決めてしまったのだから。
先生3「……——さん、出した?」
……貴方は
1、寮に帰る
2、修学旅行の出欠を提出
3、自由行動
↓2
2 欠席
恋愛ゲームなら間違いなくロードする場面。
現実なら1人が欠席するからって、自分も修学旅行を欠席するっていうのはあり得ない(私の高校生活がさみしかっただけ?)
安価は「2」
2、修学旅行の出欠を提出
貴方は修学旅行の出欠を提出する事にした。
鞄から用紙を取り出し、震える手でペンを取る。
名前を記入し、出席するか、欠席するか、○で囲って決定する。
先生も固唾を飲んで見守っている。貴方の事を心配しているのだろう。
貴方は
1、出席に○
2、欠席に○
↓2
2
2
2、欠席に○
貴方は、欠席の二文字を、○で囲った。
それを持って、待つ先生と箱へと向かう。
先生3「本当に良いの? せっかくの、高校生活に一度の行事なのよ?」
先生3「虚弱さんが行けなくて、ショックなのは分かるけどぉ……」
貴方は、首を横に振った。それで全てを察したのか、先生は口を閉ざす。
貴方は、箱に、用紙を入れた。
先生3「……残念ねえ」
貴方「……ごめんなさい」
貴方は先生に一言言って、教室から出た。
そうして、廊下を見渡す。虚弱の姿は、既に無かった。
□—————□
|貴方の部屋|
□—————□
部屋に戻った貴方は鞄を放り、ベッドに力無く倒れ込む。
そのまま身を委ねるように目を閉じ、今日一日を振り返った。
一日を終了します。
これまでの行動を記録します。
データをセーブする位置を決定してください。
1.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/ 6・火:終了)
2.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/ 5・月:終了)
3.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/ 7・水:終了)
4.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/ 3・土:終了)
5.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/ 4・日:終了)
↓2
4
4
4
4番に貴方のデータをセーブしています。
セーブが完了しました。
これまでの行動をシステムにセーブしています。
セーブが完了しました。
お疲れさまでした。
まあ、キャラの作り的に無理なのは分かっていましたけどね……やっぱりできませんでしたね。
やっぱりこれ、ヒロイン側の感情値も提示すべきなのでしょうか。分かりにくいですもんね。
ああ、そう言えばオマケ。あんなつまんない話長々とクダ巻いてすみませんでした。
次の再開は5月6日の21:00を予定しています。
それではみなさま、お休みなさいませ。
乙
表示してくれなきゃ分からん、それっぽい描写もなかったし
これロードしても無理っぽいなあ……
てか>>42では何するのが正解だったんだ
乙でした
栢木優雨の心を開いた千早と初音が神に見える。
>>5 根に持ってるってわけじゃないけど、直接968を言われた身としては納得できる説明がほしかった。
あれ?こういうのを根に持ってるっていうんだっけ?
>>58 前スレの安価は取れなかったけど、なんであんなに設定こだわったのか教えてほしいかも。
あれに関連する自由行動とれってヒントだったりする?
もし、こっちが感情値50でMAXなのに、虚弱が30とかだったら泣ける
>>61
そんなロードする気満々な質問に答えられるわきゃー無いじゃないですか!
それでシステムさんが言ったら、ロードしてそれそのまんま言うんでしょう? デタラメぶっこきますよ?
……まあ、冗談は抜きにして。これを言うのはどうなのだろうと思いましたが、対する否定の意見が無さそうなので言ってしまいますか。
選択の一つとしては、「黙って見ている」が正解の予定でした。どうなるかは、見る気があれば見てください。
ちなみにこれで白状した所為でこの選択肢はやっぱりハズレになる可能性大です。
>>62
作り込む性であるのと、興が乗ったからです。使わない予定の設定を考えるのは実に楽しかったです。
できたならドラとマリアの話もしたかったのですが、興味が無かったのであれば仕方が無いですね。
ちなみに関係は無いつもりです。マジでただの裏設定なので本当にどうでもいい与太話です。
昼寝してたら寝坊したそうです。本当なら一時間前に来る予定でした。
まあ、話の種ができたので良しとしましょう。こんばんは、システムさんです。
それでは直後のレスで天気判定
s
「「黙って見ている」が正解の予定でした。」あの状況でそれが答えとは読めなかった。虚弱を信じろってことだったのね。
>>64
「思い出の部屋」に行って初代先輩に修学旅行のことを相談した後、本来のデータで2代目先輩に相談すれば、すぐにテープの事を教えてくれたりするの?
つまり「思い出の部屋の行動が2周目に影響するのか」という話なんだけど。
>>66
影響しませんね。ヒストリーモードと言うのは、ゲーム開始時に学院情報を読みこんだその時から、枝分かれし再構築された別時空だと考えてください。
って言うかそうじゃないと虚弱がいる理由の説明ができないし、前主人公のエンディングで今回の主人公がいない理由が説明できないし。
+思い出の部屋で新たな設定が追加された時、矛盾が生じたらアレなのでね……。
予定した時間になりました。
ゲームを再開します。
1.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/ 6・火:終了)
2.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/ 5・月:終了)
3.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/ 7・水:終了)
4.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/ 8・木:終了)
5.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/ 4・日:終了)
データがセーブされています。
最後にセーブしたデータの続きから始めますか?
また、思い出の部屋に行く事ができます。
思い出の部屋に行きますか?
↓1〜3まで多数決 始めるor始めないor思い出の部屋 その他を除き同数の場合↓3を優先
始める
始める
多数決なので決定しました。
前回の続きから再開します。
4番のデータを読み込んでいます。
読み込みが完了しました。
4番のデータを再開します。
□—————□
|貴方の部屋| 9/ 9(金)
□—————□
貴方は目覚まし時計の喧しいベルで目を覚ます。
貴方は目覚まし時計を止め、ベッドから抜け出す。
そして窓に近寄り、天気を確認する。
うん、いい天気だ。
貴方は歯を磨き、制服に着替えて、ベッドを整える。
いつもの行動を終えた、貴方は虚弱の部屋に行く事にした。
貴方は虚弱と一緒に食堂に行く約束をしている。まあ、虚弱が大丈夫である事が前提なのだが。
虚弱が大丈夫でない場合は、一人で食堂に行く事になるだろう。
□—————————'□
|二年生学生寮内・5階|
□,—————————□
虚弱の部屋の前に着いた貴方は、部屋の扉を軽くノックして反応を待つ。
少しして、部屋の扉がのんびりと開き、虚弱が姿を現した。
虚弱「あ……——、さん」
虚弱は気まずそうに、貴方の名を呼ぶ。昨日の事で、思う事があるのだろう。
そんな反応をするくらいなら、何故その選択をしたのか。
……問い詰めたところで、話を蒸し返したところで、何がある?
とりあえずは貴方が納得し、そして貴方と虚弱が共に傷付くだけだろう。
それ以外にも、何が付属するか分からない。
貴方「……おはようございます。虚弱さん。ご飯、食べられますか?」
だから、貴方は極めて自然に接する。
何も後悔はしていない、そう言う風に装って、虚弱を安心させたかった。
虚弱「あ……うん」
貴方「じゃあ、行きましょう」
貴方は虚弱の手を取り、部屋から引っ張り出す。
貴方らしくもない、強引な行為だった。貴方の中で昨日の件は衝撃が大きかった、と言う事なのだろうか。
虚弱は申し訳なさそうな顔をするだけで、何も言わず、何も抵抗しなかった。
貴方は虚弱と一緒に、食堂に向かった。
□——————————'□
|二年生学生寮内 ・ 食堂|
□,——————————□
貴方は虚弱と、何か話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、特にない
↓2
1、占いとか信じるタイプ?
↑
1、自由行動「占いとか信じるタイプ?」
貴方「虚弱さんは、占いと言うものを信じますか?」
虚弱「……良い結果と悪い結果は、まあ……ちょこっと」
ああ、やはり占いは胡散臭い物と見ているらしい。良い結果だけを信じると言うのはよく聞く話。
まあ、正面から信じられるような物ではないのは確かだ。何より不確かである事が明らかであるから。
たとえば心が困窮している時や、何らかの迷いがある時に、つい頼ってしまうと言う程度だろう。
それをきっかけにハマってしまうと言うのも、これまたよくある話だ。
貴方「良い結果だけ信じると言うのは聞きますが、悪い結果も?」
虚弱「……まあ、念の為って言うか……嫌じゃん、なんか」
虚弱「分かっていたのに……無視したら痛い目あった、とか……悔しくない?」
貴方「ああ、なるほど。そう言う事ですか」
どうやら虚弱は、占い自体は信じないが、良い占いと悪い占いは一応警戒する人らしい。
虚弱「……じゃあ、——さんは?」
貴方は占いを信じるタイプの人間だろうか?
1、信じる
2、信じない
3、良い占いだけ
4、悪い占いだけ
5、気分次第で
6、自由行動
↓2
5
3+4
テレビでやっているような星座占いなどは信じませんね。
占い師に直接やってもらった占いはそれなりに信じます。
ああいう人たちは人間観察に長けているので。
6、自由行動「良い占い結果と悪い占い結果だけ信じる」
貴方「私も、良い占い結果と悪い占い結果だけは信じますね」
貴方「私の場合は、ただ信じているだけなのですけれどね」
貴方「どちらかと言えば、中途半端な占いを信じても仕方が無い、と言うのが正しいかもしれませんが」
虚弱「へえ……そうなんだ」
貴方「まあ、占いなんてここ最近、あまり見ていないんですけれどね」
虚弱「……そんなに、熱心に見るもんじゃないしね……」
貴方はそんな話をしながら、虚弱と一緒に朝食を食べた。
□—————□
|貴方の部屋|
□—————□
虚弱と別れ、一度部屋に戻った貴方は、鞄を持ってもう一度虚弱の部屋に向かった。
□—————————'□
|二年生学生寮内・5階|
□,—————————□
再び虚弱の部屋の前に到着した貴方は、部屋の扉を軽くノックする。
少しして、部屋の扉がのんびりと開き、鞄を持った虚弱が姿を現す。
貴方「お待たせしました。行きましょう」
虚弱「…………うん」
貴方は虚弱と一緒に校舎に行く事にした。
□——————————□
|学院敷地内 ・ 学生寮前|
□——————————□
貴方は虚弱と、何か話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、特にない
↓2
2
学校以外で散歩するとしたらどんなところを散歩してみたい?
1、自由行動「学校以外で散歩するとしたらどんなところを散歩してみたい?」
貴方「虚弱さんは、学校以外でどこか散歩するとしたなら、どんなところを散歩してみたいですか?」
虚弱「……また、それ系の質問……?」
確かに、貴方は虚弱に対して「どこに行きたい?」と言う旨の質問をする事が多い気がする。
その質問にどんな意図があるのか。考えるまでも無いだろう。
虚弱もきっと、それを察していると思われる。
虚弱「……別に、散歩する場所にこだわりは、ないよ……?」
貴方「いえほら、普段行かない場所に散歩とか、してみたくないですか?」
虚弱は首を捻り、暫く悩む素振りをする。
虚弱「……いやあ、全然」
しかし返答は変わらず。
井の中の蛙が大海を知らず、その空間で満足するように。
虚弱も、この空間で満足してしまっているのだろうか。それは、貴方の考え過ぎに違いない。
虚弱の家族は、虚弱が「そう言う」生き物だと言う事を知っているはずだ。
虚弱の為の環境を整えている、と言う可能性もある。
家に帰れば、虚弱が夜に外に出られるようになっていて、その散歩に付き合う人もいる、とか?
何にしても、虚弱は現在の散歩コースに不満は無く、それ以上を求めると言う事は無いようだ。
貴方の考える事、全てが的外れな気分。嫌な傾向だ。
貴方は他に、虚弱と話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、もういいや
↓2
2
虚弱さんが今一番欲しいものって何?
1、自由行動「虚弱さんが今一番欲しいものって何?」
貴方「虚弱さんが、今一番欲しいものって何ですか?」
虚弱「一番欲しいもの……? えー……?」
虚弱は再び首を捻り、悩む仕草をする。
朝に弱い虚弱に、こうも度々悩ませるのは、実はあまり良くない事なのだろうか?
虚弱自身は問題無さそうであるが、なんと言うか、つい警戒してしまう。
それはさておき、虚弱は悩んだまま、ずっと唸っている。
虚弱は無欲と言うほど欲が無いわけではない。人並みから、少し少ない程度の欲を持っている、と思う。
だから、こう言う質問には、案外簡単に答えてくれる……と思った物であるが。
虚弱「んー……と。えー……と」
なんども、その言葉を繰り返している。顔は次第に慌て始め、早く答えを見つけようとする。
貴方「あ、無いなら無いで、それで良いですから」
虚弱「ある、あるの……」
でも、欲しい物が多すぎて中々一番を決められない、と言う感じか。
虚弱「……むああああああっ」
なんて、貴方が微笑ましく思っていると、虚弱は頭を掻き毟るようにしながらそんな奇声をあげる。
初めて見るその姿に、貴方は心底驚いた。ぐったりしている人間がいきなり奇声をあげるから、周囲の生徒もびっくりした。
虚弱「はあ、ふう……ごめん、分かんなくなっちゃった……」
貴方「そ、そうですか……」
息を荒げながらも、虚弱は貴方の質問に答える。
虚弱の脳内で、一体何が起こっていたのか、知りたい物である。
しかしそれを聞くと言うのは、中々勇気が必要だろう。今は、その勇気が沸いてこない。
虚弱「ひゅう……じゃあ、——さんは、何が欲しい……?」
貴方は今一番欲しいものとは、何だろうか?
……自分で考えれば分かるが、この質問はとても難しいのであった。
1、自由行動
2、今はこれと言って無い
↓2
君の愛
2
2、今はこれと言って無い
貴方「私は……今はこれと言って、欲しいものは無いですね」
虚弱「……まあ、そうだよね」
虚弱「欲しいものがあるか、って聞かれても……急には、答えられないよね……」
虚弱「……本当に欲しい物は……人に言えない事も、多いし……」
貴方「……そうですね」
そんな話をしながら、貴方は虚弱と一緒に校舎に向かった。
□—————————□
|学院校舎内 ・ 保健室|
□—————————□
校舎に着いた貴方と虚弱は、真っ直ぐ保健室に向かう。
保健室に着いた貴方は、保健の先生に説明しようとしたが、その前にベッドの使用を許可された。
話くらい聞いてほしいものだ、と思いながら、しかし虚弱と顔を見合わせて苦笑する。
貴方は虚弱をベッドまで連れていき、そこに寝かせてやる。
貴方「……では、私は教室に行きます」
虚弱「うん……ありがとう」
貴方「どういたしまして」
貴方は虚弱に見送られながら、保健室を後にした。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
休み時間。次の授業の準備をしていた貴方は、何をして時間を潰そうかを考える。
まあ、こう言う場合は何もせず、のんびり過ごすのが鉄板である。
貴方は
1、自由行動
2、のんびり過ごす
↓2
次の授業に備える
絵の練習
絵の練習
1、自由行動「絵の練習」
貴方は絵の練習する事にした。
まあ、する事が無ければそれが良いか。
貴方は鞄からいつものノートと筆入れを取り出し、絵の練習を始めた。
ちょっとだけ、絵を描くのが上手くなった……気がする?
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
昼休み。生徒たちは昼食を求めて食堂に向かう。
今日は金曜日だ。食堂では「週替わり定食」が販売している。それを目当てにする生徒も多いだろう。
今日は食堂に行く生徒が多そうだ。
今の貴方にこれと言って予定はない。自由に行動しても構わないだろう。
貴方は
1、食堂に行く
2、保健室に行く
3、世界「愛」クラブに行く
4、屋上に行く
5、自由行動
↓2
2
1
3
1、食堂に行く
貴方は食堂に行く事にした。
せっかくだから、「週替わり定食」を購入してみるのもいいだろう。
ただし、その購入は多少難しいかもしれない。そう考えると、ちょっと面倒だ。
どうしようか。「週替わり定食」を食べてみる?
1、食べる(選択された場合、同時に安価先のレスで判定 3579…成功。124680…失敗)
2、食べない
↓2
1
1
1
1、食べる コンマ「7」
食堂に入ると、貴方の鼻を刺激する焼き魚の臭い。
普段嗅ぎ慣れないだけに、これが今週の「週替わり定食」である事が分かった。
そして購入に成功した貴方の手元にあるのは、焼いたサンマとそれにあった定食。
見るだけで、とても油に乗った美味しそうな物である事が分かる。脂分が苦手な人には地獄だろう。
九月と言う事で、サンマなのだろうか?
とりあえず、座る席を探していた貴方は
直後のレスのコンマで判定
12…銀鎖 34…男装 678…鉢巻と先輩と眼鏡他 590…無事席を発見
↓2
s
何でしょう、この↓2。コンマは>>103を使用します。
これはハズレしかいないじゃないですかね……
鉢巻と男装は周りが多すぎて無理だし、銀鎖は一緒に食事できるか怪しいし
コンマ「8」
貴方は、楽しそうに話しながら昼食を食べている先輩と眼鏡と鉢巻を発見した。
以前と違い、今日は一人いないようだが、やはり貴方の知らない生徒がいる。
今日もまた、一緒に食べる事はでき無さそうだ。
貴方は諦めて席を探し、その後見つける事に成功した。
席に着いた貴方は、久々に食べる週替わり定食を見つめる。
……まともだ。初めて「定食」と言う名の通りの食事が出てきた。
今までサンドイッチだとかサラダだとか、「定食」と言うイメージとは離れた物ばかりが出されていた。
なんとも言えない感動を覚えつつ、感謝を持って貴方は箸を握り、サンマの腹を一口サイズに切って食す。
……サンマだ。焼き魚と言うのは、目隠しをした状態で食べると結構違いが分からない物である。
しかしこれは、明らかにサンマ、ものすごくサンマ。それも、値段の張るサンマ。
噛む度に、まるで肉を噛むと肉汁が出るように、締まった肉から味が染み出る。
口の中に香ばしい香りと共に乗った油の味が広がり、口を通じて鼻の奥まで届くようだ。
貴方「美味い……」
思わず、貴方は口にした。飲み込み、もう一口分のサンマを食べる。
そして、堪らず、ご飯を口に入れる。サンマと共に噛み締め広がる味を堪能する。
貴方「美味いっ……」
堪えながら、貴方は感動を口にする。続いて、味噌汁を啜る。
ただシンプルに、豆腐と輪切りのネギを入れただけの味噌汁。しかし美味しい。
貴方「……美味い」
全てを飲み込み、貴方はまたもや、口にする。最後に、おかずの一品である大根の漬物を口に入れる。
カリカリとした、歯触りの良い食感と、程良い塩気が貴方の口を支配する。美味しいかどうかは、人によるか。
貴方は初めてのまともな定食を、心行くまで堪能した。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
休み時間。次の授業の準備をしていた貴方は、何をして時間を潰そうかを考える。
昼食のサンマは実に美味であった。何やら、貴方の体に元気まで沸いて来る気がする。
どうせ気のせいに過ぎないのだろうが、それくらいに美味しかったのだ。
だとしても、無理に何かをする必要はない。
とりあえず、いつも通りのんびり過ごすのが良いか。
貴方は
1、自由行動
2、のんびり過ごす
↓2
2
愛さんを探す
1、自由行動「愛さんを探す」
貴方は愛を探す事にした。
と言っても、愛がいる場所なんて二ヶ所しかない。
貴方がそこらしか思い浮かばないのもあるだろうが、愛は他に立ち寄る場所があるのだろうか?
とにかく、いる可能性はどちらが高いだろう? どっちに行っても、居そうな気がする。
僅かながらに、教室にいる可能性の方が高いくらいか。
貴方は
1、教室に行く
2、世界「愛」クラブに行く
3、やっぱりやめた
4、自由行動
↓2
1
↑
1、教室に行く
貴方は教室に行ってみる事にした。
どっちにも居る気がするなら、近い方に行ってみるのが良いだろう。面倒だし。
これで居なかったら世界「愛」クラブにいると言う事なのだろうが、そうなると面倒だ。
教室にいなかった場合は、諦めて教室で過ごそう。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-A|
□————————□
なんて思いながら愛の教室に着いた貴方。見渡すまでも無く、愛の姿を発見した。
彼女、本当に見つけやすい。その場にいたら先ず真っ先に目に付くほど目立つのだ。
前が見えないほど髪の毛が多いと言うのは愛にとってデメリットばかりだが、周囲の人にはメリットなのだと気付く。
もしそれが、愛の狙った事だとしたら、大した殉教である。別に死んでいないけど。
さて、愛を発見したのは良いが、貴方は愛に何の用があっただろう?
1、お喋りのため
2、探したかっただけだからもういいや
3、遠くから様子を窺う
4、自由行動
↓2
1
↑
1、お喋りのため
それは勿論、お喋りをする為に決まっている。
と言う事で、貴方は愛に話しかけた。
貴方「愛さん、こんにちは」
愛「む? おや、——さん。はい、こんにちは」
振り向きざまに髪の毛が揺れ、毛先がひょこっと跳ねる。
それでも、愛の顔はまるで見えない。愛の髪の量が尋常ではない事を暗に示している。
……重くないのだろうか。彼のラプンツェルの髪の量は、彼女の首が折れるとか。
どうでもいい話か。
貴方「少し、お話しません? 暇で……」
愛「お話ですか? はい、構いませーんよー」
貴方は愛とお喋りをして休み時間を潰した。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
放課後。生徒たちは寮に帰ったり、部活動がある物はそれに励んだりしている。
それ以外にも各々の目的を持って校舎に居残る生徒も多い。特に理由も無く校舎に残る生徒も多い。
教室にはもう、あの箱はない。昨日の出来事を思い出させるようで、あまりそれを意識したくはない。
帰る準備をしながら、貴方はこれからどうしようかを考える。
今の貴方に、これと言って予定はない。自由に行動する事ができる。
虚弱は今、保健室にいるだろう。起きているかどうかは、定かではない。
貴方は
1、寮に帰る
2、保健室に行く
3、世界「愛」クラブに行く
4、屋上に行く
5、鉢巻を探す
6、自由行動
↓2
1
2
2、保健室に行く
貴方は保健室に行く事にした。
□—————————□
|学院校舎内 ・ 保健室|
□—————————□
保健室に着いた貴方は、保健室の中を見渡して虚弱を探す。
虚弱はベッドにおらず、代わりにソファに座って寛いでいた。
どうやら先生は席を外しているようだ。今、保健室には貴方と虚弱の二人きりである。
虚弱「あ、——さん」
虚弱は貴方に気付くと、手を振って貴方を招き、自分の隣をぽふぽふと叩く。
隣に座れ、と言っているようだ。断る理由も無し、貴方は虚弱の隣に座る。
貴方「元気そうですね、虚弱さん」
虚弱「うん、まあ……ちょっと調子、良いかも」
はにかんで、虚弱は俯く。
さて、貴方は虚弱に何か用があっただろうか?
1、自由行動
2、一緒に帰ろうと誘う
3、特に理由はない
↓2
2
2
2、一緒に帰ろうと誘う
貴方「じゃあ、今から一緒に帰りませんか?」
虚弱「ん、いいよ」
あっさり、虚弱は承諾する。傍らに置いてあった鞄を持ち、立ち上がって貴方を見下ろす。
虚弱「帰ろ……?」
貴方「はい」
貴方も立ち上がり、虚弱と一緒に保健室を後にした。
保健の先生に黙って帰る事になるが……まあ、良いか。
貴方は虚弱と一緒に寮に帰る事にした。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
貴方は虚弱と、何か話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、特にない
↓2
2
1、手を握ってみる
1、自由行動「手を握ってみる」
貴方は、自分の手をじっと見る。働けど働けど我が暮らし楽にならざり……とは関係が無い。
そして、なんとなく、虚弱の手を握ってみる。
虚弱「ひゃっ!」
すると虚弱は、貴方が聞いた事も無いような甲高い悲鳴をあげて跳ねるように退く。
しかし片手は貴方が握ってしまっている為、逃げられはしない。
虚弱「な、な、な、なにっ?」
貴方と、自分の手を握る貴方の手を交互に見ながら、虚弱は酷く狼狽した様子で尋ねる。
その顔は紅潮しており、男性との付き合いが少ないから恥ずかしがっての事か、それとも唐突な貴方への怒りか。
どちらにしても、そんな顔をされては貴方だって慌てずにはいられない。
そうしながらも虚弱の手を離さないのは、己が貪欲さの表れとも言おうか。
貴方「な、何って、手を握ろうと思っただけで……」
虚弱「さ、先に言ってよう……びっくりするんだから……」
しかしそう言われると、途端に悪い事をした気分になる。
惜しむ気持ちを捻り潰して、貴方は虚弱の手を離して謝罪する。
貴方「ご、ごめんなさい……」
虚弱「あ……ううん、言ってくれれば、良いだけだから……」
そう言って、虚弱の手は離れて行く貴方の手を追い掛けて、掴む。
そして、握るように掴み直して、貴方に見せるように掲げる。
虚弱「……はい」
言葉が足らないが、了承の意味だろう。
虚弱「……行こう」
虚弱は貴方の手を引っ張り、歩き始めた。
どうにも照れ隠しのように見えるのは、貴方の腐った目によるフィルターが原因だろう。
貴方は他に、虚弱と話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、もういいや
↓2
2
虚弱の髪の毛を「きれい」だと褒めてみる
1、自由行動「虚弱の髪の毛を「きれい」だと褒めてみる」
今なら、なんだか変な事も言える気がする。
何が狂ったか虚弱の手も躊躇い無く握れたのだ、勢いのままなんだってできる。
そう、たとえば。
貴方「あの、虚弱さん」
妙に張り切って名を呼んでしまい、怪しまれたかと思ってしまう。
しかし虚弱、呑気だからか気にしていないのか、振り返り貴方を見る顔には特に訝しむなどの様子は見られない。
虚弱「なに?」
貴方「いえ、その……髪の毛が、綺麗だなと思って……」
言って、貴方は急に恥ずかしくなった。
トチ狂っても理性は残り、自分が何を言ったのかを反芻すると襲い来るのは猛烈な羞恥。
言ってしまった事実は消えず、受け入れるしかないが為に、貴方は照れ隠しにそっぽを向いて頬を掻く。
虚弱「……そう?」
ちらりと虚弱を見れば、きょとんとした表情でそう返す。
髪を褒められる事が少ないのか、それともこの言葉に何らかの特殊な想いは無いのか。
虚弱は空いた手で自分の髪の毛を一つ束にして取り、まじまじと見つめる。
虚弱「ママは、おばあちゃんに似ているって言ってた……」
虚弱「でも、写真で見たおばあちゃんの髪の毛は、昔の写真画像でも鮮やかな漆黒のように輝いて見えた……」
虚弱「……私は、そうでもない」
虚弱のお婆さんの髪の毛。虚弱曰く、それは大層美しかったのだろう。
言葉からして、譬えるなら宝石にすら劣らないような……見た事のない貴方は、そんな幻想を描く。
貴方は
1、「十分、綺麗です」
2、虚弱の髪を触って撫でる
3、自由行動
↓2
1
1
1、「十分、綺麗です」
貴方「十分、綺麗です」
貴方は、言い張った。
貴方「私には、虚弱さんが思う比較対象がありません。私はその対象を、知りません」
貴方「その分際で言っても、確かに説得力はないだろうと思います。でも」
貴方「私が知る色は虚弱さんだけで、その色はとても……綺麗です」
言ってから、貴方は何か変な事を言っている事に気付く。
貴方「じゃなくて、その……言いたい事はそれで合っているのですが、そうじゃなくて」
貴方「あう、ん……虚弱さんは、私が……綺麗だ、と言っても不満ですか?」
結局言葉が見つからず、決まらず、そんな情けない質問となってしまう。
言い張った最初に比べれば正しく竜頭蛇尾。自らの情けなさに、つい俯いてしまう。
もう少し上手く、言えたはずだ。貴方にはそれだけのボキャブラリーがある。
貴方にはそれだけの知識がある。貴方にはそれだけの気持ちがある。
ただ、口が回らなければ何があったって宝の持ち腐れである。なんて、男らしくない。
そうして自分を卑下する貴方を見て、虚弱は何を思ったのだろう。
ささやかに笑う声が聞こえて、貴方が顔を上げる前に、貴方の頭に虚弱の手がぽんと乗る。
そして、ゆったりとした動きで貴方の頭を撫でる。
虚弱「不満かな」
貴方「あう」
虚弱「——さんは知らないけど、本当におばあちゃんの髪は、綺麗だったんだから」
虚弱「——さんは知らないけど、おじいちゃんが恋しちゃう程の人なんだよ? 私なんか、月とスッポン」
虚弱「……でも、嬉しいのとは、居場所は別だから……私は、そう思う」
恐る恐る、貴方は顔をあげる、虚弱は照れながらも、嬉しそうに、微笑んでいた。
虚弱「あとね……実を言うと、不満じゃありませんでした。ありがとう」
貴方「ど、どういたしまして……」
虚弱は頷き、貴方の頭から手を離す。
虚弱「帰ろう」
貴方「……はい」
貴方は虚弱と一緒に寮に帰った。
□—————□
|貴方の部屋|
□—————□
部屋に戻った貴方は鞄を置き、ベッドに倒れ込んだ。
そのまま目を閉じ、今日一日を振り返った。
一日を終了します。
これまでの行動を記録します。
データをセーブする位置を決定してください。
1.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/ 6・火:終了)
2.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/ 5・月:終了)
3.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/ 7・水:終了)
4.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/ 8・木:終了)
5.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/ 4・日:終了)
↓2
5 ステータス
5
コマンド確認「ステータス」
□—《ステータス画面》————————————
|
| 名前:—— ——(貴方) / 現在:9/9(金)
|
| 性格:温和・怠惰 / 誕生日:8月13日
│
│ 肉 体 …[■|■|■|■| | ]
│ 知 識 …[■|■|■|■|■| ]
│ 技 術 …[■|□|□| | | ]
│ 第六感 …[■|■|■|■|■| ]
│
│
│
│ [虚 弱]…感情【50/50】【好き】[Birth: 7/24]
│
│ [ 愛 ]…感情【23/50】【信頼】[Birth:10/17]
│
│ [鉢 巻]…感情【7/50】【知り合い】
│
│ [ close! ]…感情【???】【???】
│
│ [銀 鎖]…感情【14/50】【友好】[Birth: 6/ 6]
│
│ [男 装]…感情【13/50】【友好】[Birth:12/ 3]
│
□────────────———──——─‐
所持特殊アイテム
「特殊テープ」…先輩から貰った特殊なテープ。これでプールとか海とか行ける。
「超特殊テープ」…先輩から貰った超特殊なテープ。これで修学旅行に行く事だけはできる。
「Sperior travel set」…自分で購入した持ち運び可能なチェスセット。結構値が張る。
「水彩絵具24色」…水彩絵具驚異の24色。虚弱からの誕生日プレゼント。
「スケッチブック」…一般的なスケッチブック。虚弱からの誕生日プレゼント。
5番に貴方のデータをセーブしています。
セーブが完了しました。
これまでの行動をシステムにセーブしています。
セーブが完了しました。
お疲れさまでした。
微妙に愛に対する感情が変化していますね。まああれだけ相談してたら信頼してもおかしくはないですね。
その他はほぼ変動無し。今更変動あったところで困るんですけどね。
そう言えば、ようやく虚弱がヒロインらしい反応を見せました。
流石、ヒロイン力を10段階評価で言うなら2か3の人は話が違う!
さて、次の再開は一日空けて5月8日の21:00を予定しています。
それでは皆様、お休みなさいませ。
お疲れ様でした
手を繋いで帰れるのに、修学旅行やデート(何度も誘えばいいんだけどね)には行けないもどかしさ。
>>138 「流石、ヒロイン力を10段階評価で言うなら2か3の人は話が違う!」10が一番高くて2か3ってこと?
っていうか10段階評価で1のヒロインが今までのキャラの中に混じっているのか……?
>>139
現在絶賛空気中の彼女とかが、システムさん的には最低評価ですね。じゃあなんで用意したっていう。
敢えて明確な数値は言いませんが、現在までに登場しているヒロインのヒロイン力を順番に並べると以下の通りになると思います。
(これはシステムさんの主観と独断であり先ず間違いなく正確な順位ではありません)
愛>銀鎖>不思議>鉢巻・男装>会長・眼鏡>虚弱>帽子
こんなもんでしょう、自信はありませんが。
>>140
虚弱こそナンバーワンかと
思ったら……そんなに下か(@_@)
いつだって突入したルートの子が一番だろう
後になって考えたら>>140は一種のネタばれになるんじゃないのだろうかとも思ったのですが、そんな事はないですね。
それにしてもこうしてみると、ヒロイン力とはコンセプトによって決まっているような気がしてきました。
上位二人はめちゃくちゃ変ですし、鉢巻・男装は比較的男らしいですし、会長・眼鏡は想定ではエロ担当と言うコンセプトがげふんげふん。
それでもシステムさんはまだまだ沢山の変なヒロインを作るのを止めません。
ということで今晩は、システムさんです。
あと直後のレスで天気判定
s
虚弱が↓の方ということ以上に銀鎖のヒロイン力の高さに驚く。デレたら可愛くなるのだろうか
>>1 今の虚弱の感情値って自由行動で会話とかをして上がりますか?それともなんかイベント起こさないと頭打ち?
上がりますよ。ちょっと手間ですけど。
予定した時間になりました。
ゲームを再開します。
1.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/ 6・火:終了)
2.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/ 5・月:終了)
3.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/ 7・水:終了)
4.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/ 8・木:終了)
5.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/ 9・金:終了)
データがセーブされています。
最後にセーブしたデータの続きから始めますか?
また、思い出の部屋に行く事ができます。
思い出の部屋に行きますか?
↓1〜3まで多数決 始めるor始めないor思い出の部屋 その他を除き同数の場合↓3を優先
始める
始める
多数決なので決定しました。
前回の続きから再開します。
5番のデータを読み込んでいます。
読み込みが完了しました。
5番のデータを再開します。
□—————□
|貴方の部屋| 9/10(土)
□—————□
貴方は目覚まし時計の喧しいベルで目を覚ます。
貴方は目覚まし時計を止め、ベッドから抜け出す。
そして窓に近寄り、天気を確認する。
……雨が降っている。道理で貴方の髪の気分が悪いわけだ。
貴方は歯を磨き、髪を梳かし、制服に着替えて、ベッドを整える。
今日は休日だ。貴方は自由に行動する事ができる。
とりあえず、貴方は虚弱の部屋に行く事にした。
貴方は虚弱と一緒に食堂に行く約束をしている。まあ、虚弱が大丈夫である事が前提なのだが。
虚弱が大丈夫でない場合は、一人で食堂に行く事になるだろう。
□—————————'□
|二年生学生寮内・5階|
□,—————————□
虚弱の部屋の前に着いた貴方は、部屋の扉を軽くノックして反応を待つ。
少しして、部屋の扉がのんびりと開き、虚弱が姿を現した。
虚弱「……——さん、おはよー……」
貴方「はい、おはようございます」
互いに挨拶を交わしてから、虚弱は部屋から出て、鍵をかける。
よもや確認すらしないとは、約束したとは言え、慣れたにしても不用心である。
まあ、何が不用心かと言うのは、あえて言わないでおこう。
そうしてから、虚弱は貴方の腕に掴まる。
虚弱「行こ……」
貴方「はい」
貴方は虚弱の杖代わりになりながら、一緒に食堂に向かった。
貴方は虚弱と、何か話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、特にない
↓2
そろそろ涼しくなりそうだね
↑
1、自由行動「そろそろ涼しくなりそうだね」
貴方「そろそろ、涼しくなりそうですね」
虚弱「……そうかな」
貴方「まあ、なんとなくそう思うだけなんですけれどね」
虚弱「ふうん……」
貴方「これで残暑が長引いたら……どうしましょう?」
虚弱「……別に、——さんは、悪くない……」
貴方「そうなのですが、言っちゃった手前それと正反対な事が起こると、自分の所為なのではないかと思ってしまって」
虚弱「あー……」
貴方「あまり、こう言う事は言わない方が良いのでしょうね」
虚弱「……そうだね」
貴方「でも、やっぱり、涼しくなりそうな気がします」
虚弱「……じゃあ、私は、まだまだ暑いと思う」
貴方「そう言う事を言うのはやめてください」
大体、残暑が長引けば、厳しいのは虚弱の方だろうに。
そんな話をしながら、貴方は虚弱と一緒に朝食を食べた。
□—————□
|貴方の部屋|
□—————□
部屋で過ごしていた貴方は、そろそろ昼食の時間になる事に気付く。
外では雨が降っている。この様子では、外に出る事はできないだろう。
朝食を食べた貴方だが、少しお腹が空いたような気がしなくもない。
まあ、夜までの活動に支障はない程のエネルギーは蓄えてある気がする。昼食は、食べても良いし、食べなくても良いだろう。
貴方は食堂に行く事もできるし、部屋で過ごしても良い。
どちらもせずに外に出る事もできるが……この天気ではそうする必要も無い。
貴方は
1、食堂に行く
2、部屋にいよう
3、他の人の部屋に行く
4、学生寮受付に行く
5、寝る
6、自由行動
↓2
2
5
虚弱って雨に日の夜も出歩いてたっけ?
5、寝る
貴方は昼寝をする事にした。
お腹があまり空いていなくて何もする事が無いなら寝れば良いじゃない。
なんて言うのは世の中探しても貴方程度なものだろう。
そんな事を考えながら、貴方はベッドに横たわる。
そうして、目を瞑り、意識が眠りに浸るのを待った。
部屋で過ごしていた貴方は、そろそろ夕食の時間になる事に気付く。
昼寝と言う割にはぐっすり眠ってしまい、その割には中途半端な時間だったので、貴方は部屋で待っていたのだ。
睡眠を挟んだからか、お腹が空いた。食堂に行くのが妥当だろう。
貴方は食堂に行っても良いし、部屋で過ごしても良い。
貴方は
1、食堂に行く
2、部屋にいよう
3、他の人の部屋に行く
4、自由行動
↓2
1
3 虚弱
1
3、他の人の部屋に行く「虚弱」
貴方は虚弱の部屋に行く事にした。
□—————————'□
|二年生学生寮内・5階|
□,—————————□
虚弱の部屋の前に着いた貴方は、部屋の扉を軽くノックして反応を待つ。
少しして、部屋の扉が開き、虚弱が姿を現した。
虚弱「あ、——さん」
貴方「こんばんは、虚弱さん」
虚弱「うん。どうしたの?」
貴方は虚弱に、何か用があっただろうか?
1、自由行動
2、特に理由はない
↓2
一緒に食堂に行きませんか
一緒に食堂に行きませんか?
二人並んで写生をするのも、味のあるもんだね
1、自由行動「一緒に食堂に行きませんか?」
貴方「一緒に食堂に行きませんか?」
虚弱「ああ、うん、そっか。うん、行く」
何か別の用があると思っていたのだろうか。それとも、貴方の訪問の際につい夕食の事が頭からすっぽ抜けてしまったとか。
どちらもあり得るが、あまり気にするべき事ではないか。
貴方は後ろに下がり、壁際で虚弱が扉の鍵をかけるのを見守る。
虚弱「おまたせしました。行こう」
貴方「はい」
貴方は虚弱と一緒に食堂に向かった。
□——————————'□
|二年生学生寮内 ・ 食堂|
□,——————————□
貴方は虚弱と、何か話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、特にない
↓2
今度どこかに出かけたりしませんか?
↑
1、自由行動「今度どこかに出かけたりしませんか?」
貴方「そうだ、今度、どこかに出かけたりしませんか?」
貴方は何気なく、そう提案する。虚弱は出不精な人間であるが、それは結果的に見ての話。
虚弱本人は、気楽に外に出たいのだ、と貴方は判断する。
しかし、自分は太陽に弱い事、体力が無い事、よっていつ倒れてしまうか分からない事から、外に出る事をほぼ禁じているのだ。
誰かと外に出れば良い、と言う意見もあるだろう。しかし、それによってその人の気分を悪くしてしまう事も、虚弱は恐れている。
考え過ぎ? 虚弱にとっては、起こり得ると言うだけで大切な事なのだ。
虚弱「えっ……」
さて、貴方の提案を聞いた虚弱はとても驚き、そして、申し訳なさそうな顔をする。
貴方から目を逸らしたその顔は、なんと言うか、後ろめたい物でもあるかのような。
虚弱「……ごめん、いい」
その表情のまま、虚弱はそう言った。
貴方「そうですか……残念ですが、仕方無いですね」
食い下がるのも良いが、貴方の趣味ではない。
食い下がるくらいならばその場は諦めて、次ならば、次ならば、と回数を重ねるのだ。
貴方「もし気が向いたら、言ってくださいね?」
最後にそう付け足し、貴方は話を終わらせる。
虚弱は貴方から顔を逸らす物の、頷いてくれた。
そんな事をしながら、貴方は虚弱と一緒に夕食を食べた。
□—————□
|貴方の部屋|
□—————□
部屋に戻った貴方は、ベッドに倒れ込んだ。
そのまま目を閉じ、今日一日を振り返った。
□—————□
|貴方の部屋|
□—————□
深夜。ふと目を覚ました貴方は、外を見て、大体の時間を知る。
もはや夜中に目覚める事に関しては、何も言うまい。
それより、気分が乗れば散歩でもしようかと思ったが、雨が降っているではないか。
これでは散歩どころの話ではない。
誰かを探すにしても、誰かさん以外にこの外を出歩く者がいるとは考えられない。
貴方は
1、外に出る
2、寝る
3、自由行動
↓2
コンビニへ買い出し
3 虚弱を探す
3、自由行動「虚弱を探す」
虚弱を探しに行こう……とは思ったが、この天気である。
雨の日に虚弱が散歩しているとは、考えづらい。徒労に終わりそうだ。
万が一いるとしても、この天気では視界が悪い。
発見するのは至難とも言えるだろう。
それでも貴方は
1、行く
2、行かない
↓2
2
じ、自由行動がない!会えるのが銀鎖か帽子でもいいから普通に外を歩こうかと思ったけど
仕方がないので
2
2、行かない
貴方は行かない事にした。
まあ、何度も言うがこんな日に外に出る人なんて居やしないだろう。
貴方は諦めて、再び布団を被って眠れるのを待った。
貴方としては、いつもこうしたいものである……。
一日を終了します。
これまでの行動を記録します。
データをセーブする位置を決定してください。
1.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/ 6・火:終了)
2.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/ 5・月:終了)
3.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/ 7・水:終了)
4.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/ 8・木:終了)
5.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/ 9・金:終了)
↓2
1
1
1番に貴方のデータをセーブしています。
セーブが完了しました。
これまでの行動をシステムにセーブしています。
セーブが完了しました。
お疲れさまでした。
なんかめちゃくちゃ早く終了しますが許してください。
次の再開は5月9日の21:00を予定しています。
それではみなさま、お休みなさいませ。
乙
そういや修学旅行の期間中はどうなるの
乙でした
帽子って種族(?)上、ヒストリーモード選択したら絶対に出てきたりする?
>>183
休み扱いとなります。まあ、9月23日は秋分の日の時あるので、どっちみち休みですね。
で、修学旅行に行っていた生徒の為に翌週月曜は振替休日、よって行かない生徒にとっては秋のGW化となります。
>>184
さあ、どうでしょうねえ。今回の事を考えたら、必ず出てくるor偶に出てくると一先ず考えるのが自然でしょうね。
今日はお休みかな?
システムさんも休みになるかと思いました。こんな事もあろうかと休日分を残しておいて正解でした!
うそです遅れてごめんなさいゆるしてください。
とりあえず、ゲームを再開したいと思います。
1.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/10・土:終了)
2.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/ 5・月:終了)
3.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/ 7・水:終了)
4.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/ 8・木:終了)
5.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/ 9・金:終了)
データがセーブされています。
最後にセーブしたデータの続きから始めますか?
また、思い出の部屋に行く事ができます。
思い出の部屋に行きますか?
↓1〜3まで多数決 始めるor始めないor思い出の部屋 その他を除き同数の場合↓3を優先
同時に直後のレスで天気判定
始める
うーん……やっぱり、遅れた時には無理に再開しようとせず、諦めた方が良いのでしょうかね。
平日分だったら再開しても良かったんですが、休日だとすぐに終わっちゃうので一人だけの時の進行と言うのはあまりしたくないんです。
すみませんが、今日はやはり再開しないと言う事でお願いします。
明日の21:00に再開したいと思っています。天気判定等はまた明日、別に行ってそちらを採用します。
>>189 今日はないかと思ってゆっくり入浴してたら、いつの間にか始まって終わってた。別に諦めなくても、再開するタイミング次第では普通に集まると思うよ。
人が集まっても、休日ってほぼ決まったパターンになってるんだよね。デート出来るようになると休日が楽しみになるんだろうけど
こんばんは、システムさんです。
別にデートができなくても色々できるんですけどね。虚弱に限ってはそうもいかないって言うのが馬鹿馬鹿しいですよね。
まあ、そろそろ生意気にも露骨な女の子っぽい反応をするようになったので、色々試してみるのも良い機会だとは思います。
それで振られたら、それはそれでと言う事で。
それと宣言通り直後のレスで天気判定
a
予定した時間になりました。
ゲームを再開します。
1.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/10・土:終了)
2.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/ 5・月:終了)
3.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/ 7・水:終了)
4.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/ 8・木:終了)
5.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/ 9・金:終了)
データがセーブされています。
最後にセーブしたデータの続きから始めますか?
また、思い出の部屋に行く事ができます。
思い出の部屋に行きますか?
↓1〜3まで多数決 始めるor始めないor思い出の部屋 その他を除き同数の場合↓3を優先
始める
始める
多数決なので決定しました。
前回の続きから再開します。
1番のデータを読み込んでいます。
読み込みが完了しました。
1番のデータを再開します。
□—————□
|貴方の部屋| 9/11(日)
□—————□
貴方は目覚まし時計の喧しいベルで目を覚ます。
貴方は目覚まし時計を止め、ベッドから抜け出す。
そして窓に近寄り、天気を確認する。
……雨が降っている。この時期に二日連続で雨とは、珍しい。
それほど激しい雨ではない事を考えると、もしかしたら昼頃には止んでしまうかもしれない。
貴方は歯を磨き、髪を梳かし、制服に着替えて、ベッドを整える。
今日は休日だ。貴方は自由に行動する事ができる。
とりあえず、貴方は虚弱の部屋に行く事にした。
貴方は虚弱と一緒に食堂に行く約束をしている。まあ、虚弱が大丈夫である事が前提なのだが。
虚弱が大丈夫でない場合は、一人で食堂に行く事になるだろう。
□—————————'□
|二年生学生寮内・5階|
□,—————————□
虚弱の部屋の前に着いた貴方は、部屋の扉を軽くノックして反応を待つ。
少しして、部屋の扉がのんびりと開き、虚弱が姿を現した。
虚弱「……おはよう」
貴方「はい、おはようございます」
今日の虚弱は、あまり調子が良くなさそうだ。
雨の日でもこれと言う事は、今日一日は不調を引っ張るのだろう。珍しい。
一言言葉を交わしただけでそれを察せるようになった貴方って、ちょっと気持ち悪い……?
貴方「ご飯、食べられます?」
虚弱「……うん、食べる」
しかし、やはり朝食は食べるそうだ。
今よりもっと具合が悪い時に朝食を食べる事もあるとは言え、本当に食には貪欲に見える。
それだけ朝にご飯を食べる事を重要視しているのだろう。結構な事である。
貴方「じゃあ、行きましょう」
虚弱「ん……」
虚弱はふらふらとした足取りで貴方に歩み寄り、貴方の腕にしがみ付くように掴まる。
虚弱「……よろしく、おねがいします」
貴方「任されました」
貴方は虚弱を支えながら、一緒に食堂に行った。
□——————————'□
|二年生学生寮内 ・ 食堂|
□,——————————□
貴方は虚弱と、何か話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、やめておく
↓2
Ksk
2
2、やめておく
と思ったが、やっぱりやめておこう。
虚弱の具合が悪いと言うのならば、話しかけて無理をさせるのも何。
貴方は虚弱と一緒に朝食を食べて過ごした。
□—————□
|貴方の部屋|
□—————□
部屋で過ごしていた貴方は、いつの間にか昼食の時間になっている事に気付いた。
外では未だ、雨が降っている。貴方の予想は大外れと言うわけだ。
雨が止むかどうかなんて、天気予報士でも無い貴方に分かるはずもない。
だから、あまり気にしていない。
朝食を食べてからずっと部屋で過ごしていた貴方、そんなにお腹は空いていない。
昼食を食べる必要は、そんなに無さそうである。
貴方は
貴方は食堂に行く事もできるし、部屋で過ごしても良い。
どちらもせずに外に出る事もできるが……この天気ではそうする必要も無い。
貴方は
1、部屋にいよう
2、他の人の部屋に行く
3、学生寮受付に行く
4、寝る
5、自由行動
↓2
1
2 愛
2、他の人の部屋に行く「愛」
貴方は愛の部屋に行く事にした。
□—————————'□
|二年生学生寮内・5階|
□,—————————□
愛の部屋の前に着いた貴方は、部屋の扉を軽くノックして反応を待つ。
少しして、部屋の扉が開き、予想通り髪の毛が爆発した愛が姿を現した。
愛「はーい。どちらさまですか?」
貴方「私です、——です。こんにちは、愛さん」
それを見ても驚いたり、うろたえたりしなくなった当たり、貴方も慣れたものだと思う。
正直、愛のこの姿はどれだけ見ても慣れるような物ではない。
今日はちょっと控えめである事を考えても、実は貴方は結構豪胆なのかもしれない。なんと言うたわごと。
愛「おや、——さんでしたか。はい、こんにちは」
愛はぺこりとお辞儀するような仕草をする。つられて髪の毛がふわりと漂い、しかし一瞬ですとんと落ちる。
愛「何か、御用ですか?」
貴方は愛に、何か用があっただろうか?
1、自由行動
2、特に理由はない
↓2
2
今一番欲しい「物」って何かある?
「愛」が欲しいとかじゃなくて買える「物」でってこと
1、自由行動「今一番欲しい「物」って何かある?」
貴方「愛さんは、今一番欲しい「物」って何かありますか?」
愛「そりゃーもちろん愛ただ一つ!」
貴方「言うと思っていました。そう言う意味ではなくて、買える物の範囲でお願いします」
愛「買える物? それならやはり、愛ですね」
愛「じょーだんですよ、冗談。流石に私も、得られる愛の種類は選びます」
貴方「びっくりさせないでくださいよ……」
愛は意外と、ブラックユーモアも言えるらしい。
好んで言う事は無いのだろうが、気が向いたら、親しい相手などに言う事もあるのだろう。
愛「ふーむ、欲しい物ですか。あ、でしたら……少し待っていてもらえますか?」
貴方「はい、構いませんよ」
愛「ありがとうございます」
そして、愛は一度部屋に引っ込んでいった。
欲しい物と言うのは、カタログ的な雑誌にでも載っていた物だろうか?
それの写真を見せる為、その雑誌を探しに行った、と言ったところか。
貴方が推測したところで愛が戻ってこなければ実際は分からない。
と言う事で、貴方は後ろに下がり、壁際で愛が戻ってくるのを待つ。
暫くして、部屋の扉が再び開き、愛が何らかの雑誌を持って出てきた。
愛「——さん、居ますかー?」
貴方「はいはい、いますよ」
愛「ああ、良かったです。私が今一番欲しい物と言うのはですね……こちらです!」
愛は雑誌をぺらぺらとめくり、あるページを開いて貴方に見せる。
その雑誌はどうやら、ゲームに関する情報を載せた雑誌らしい。
基本的に成人を対象としているのだろう。全年齢向けから成人向けまで、幅広く紹介されている。
その種類も様々で、どこの国から引っ張ってきたのかさえも分からないようなゲームまで確認できた。
その中で、愛が指で示すのは一つの作品。
それは所謂恋愛シミュレーションゲームと言うやつで、狭義ではギャルゲー等と呼ばれる代物。
今夏に発売された新作らしく、評判もそれほど悪くはないようだ。
基本的には男性向けだが、最近では女の子ものめり込む事が多いらしいから、愛がこれに興味を持つ事に関してはなんら文句はない。
更にはキャッチコピーに「あなたの愛を、教えてください————」なんて書かれては、興味を持たざるを得ない、と言う感じだろう。
貴方「……え、コレ、欲しいんですか?」
愛「はい、欲しいですね」
愛の顔は見えないが、至って普通と言わんばかりの表情をしているに違いない。
貴方「……でも、これ、18禁って書いてありますけれど……」
愛「ですから、欲しいだけです」
貴方「さっきからブラックユーモア効きすぎではありませんかっ? 驚かさないでください」
愛「今回ばかりは至って真剣です!」
愛「まあ、文字通り18禁と書いてある以上、今の私は諦めるしかないのですがね」
愛「決まり事なのですから、仕方ありません」
愛は、ちょっとだけしょぼくれた声で、そう言った。
諦めると言ったが、本当は喉から手が出るほど欲しいに違いない。
女の子がまたもや狭義で「エロゲー」と呼ばれる品を欲する様は見ていてなんとも言えないが、それは貴方の勝手。
そこは目を瞑り、是非とも協力してやりたい物ではあるが……貴方も同じく18歳未満。このゲームを購入する事はできない。
貴方「確かに、諦めるしかありませんね……」
それ以前に、部屋にこんな物があると知れたら破滅物であると思うのだが、気にしない方が良いのだろうか。
貴方はそれから愛と世間話をして、部屋に戻った。
□—————□
|貴方の部屋|
□—————□
部屋で過ごしていた貴方は、そろそろ夕食の時間になる事に気付く。
結局、今日一日はずっと雨が降っていた。誰だ、昼頃に止むとか言っていたヤツは。
外に出ない貴方には関係の無い事だとは言え、空気が鬱陶しいのは我慢ならない。
そう言う意味では、雨は降って欲しくない物である。
まあ、振り続けるのならば仕方が無い。それはそれで、別の過ごし方を考えるだけだ。
貴方は食堂に向かっても良いし、部屋で過ごしても良い。
どちらもせずに外に出る事もできるが……この天気ではそうする必要も無い。
貴方は
1、食堂に行く
2、部屋にいよう
3、他の人の部屋に行く
4、寝る
5、自由行動
↓2
ksk
絵の練習
2 虚弱
5、絵の練習
貴方は絵の練習をして過ごす事にした。
明日は平日。普通に学校がある。よって気合いを入れた練習はあまりしたくない。
と言う事で、今日は絵具を使わずに絵の練習をする事にした。
貴方は鞄からいつものノートと筆入れを取り出し、机に置く。
一つ、神経を集中させて、シャーペンを握り、絵の練習をして過ごした。
少しだけ、絵を描くのが上手くなった……気がする?
あと5回くらい、これくらいの練習をしたら、上達が目に見える気がする。
いつもと同じくらい、絵の練習をした貴方。
目が疲れてきた事と、手首が悲鳴をあげそうになっている事を考えて、今日はこの辺で終わらせる事にした。
ノートと筆入れを鞄の中に突っ込む。筆入れはともかく、使うかどうかも分からないノートを鞄に入れる意味ってあるのだろうか。
……まあ、深く考えない方が良いか。
そうしてから、貴方はふらふらとベッドに向かい、倒れ込む。
そのまま目を閉じ、今日一日を振り返った。
一日を終了します。
これまでの行動を記録します。
データをセーブする位置を決定してください。
1.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/10・土:終了)
2.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/ 5・月:終了)
3.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/ 7・水:終了)
4.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/ 8・木:終了)
5.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/ 9・金:終了)
↓2
2
2
2番に貴方のデータをセーブしています。
セーブが完了しました。
これまでの行動をシステムにセーブしています。
セーブが完了しました。
ゲームを続行しますか?
続行するのならば、安価先のレスで天気判定を行います。(5分経過まで)
↓2 続行or続行しない
続行する
続行する
□—————□
|貴方の部屋| 9/ 12(月)
□—————□
貴方は目覚まし時計の喧しいベルで目を覚ます。
貴方は目覚まし時計を止め、ベッドから抜け出す。
そして窓に近寄り、天気を確認する。
うん、いい天気だ。せっかくの土日に二日連続で雨とかなんかの夢だったに違いない。
貴方は歯を磨き、制服に着替えて、ベッドを整える。
いつもの行動を終えた、貴方は虚弱の部屋に行く事にした。
貴方は虚弱と一緒に食堂に行く約束をしている。まあ、虚弱が大丈夫である事が前提なのだが。
虚弱が大丈夫でない場合は、一人で食堂に行く事になるだろう。
□—————————'□
|二年生学生寮内・5階|
□,—————————□
虚弱の部屋の前に着いた貴方は、部屋の扉を軽くノックして反応を待つ。
少しして、部屋の扉がのんびりと開き、虚弱が姿を現した。
虚弱「……——さん。おはよ……」
貴方「おはようございます。調子はどうですか?」
虚弱「……まあ、ふつう、かな」
虚弱が普通と言うのなら、もう大丈夫だろう。
昨日は何故か具合が悪いようだったから心配だったのだが、どうやらよくある一時的な体長不良だったようだ。
一昨日の深夜に雨が降る外に出て風邪を引いた事も考えられただけに、貴方はほっと胸を撫で下ろす。
貴方「良かった。ご飯、食べますか?」
虚弱「食べる……行こう」
貴方は虚弱と一緒に、食堂に向かった。
□——————————'□
|二年生学生寮内 ・ 食堂|
□,——————————□
貴方は虚弱と、何か話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、特にない
↓2
イギリスの紅茶って日本のと違う?
↑
1、自由行動「イギリスの紅茶って日本のと違う?」
貴方「イギリスの紅茶って、日本の物とは違うんですか?」
虚弱「……とーとつだね。うん、どうだろう……」
虚弱「…………そもそも、出産地を知らない……?」
それはもはやお話にならない。もしや、話題を誤っただろうか。
思えば、虚弱は好きなものに対してあまりこだわりと言うものを持たない様子。
好きな物は飽くまで好きなものであり、追求すべき対象ではないのだ。
虚弱「うーん……でも、日本っぽい紅茶は、香りがスッとしてて……」
虚弱「イギリス……なのかな。とりあえず、日本じゃない方は……なんか、癖が強い代わりに、濃くて良い感じ……」
虚弱「うん、逆かな……? どっちかが、どっちかだと思うけど……」
虚弱「……茶葉が違うだけで、国の違いとか、無いのかもしれないし……」
虚弱「ごめん……自信無い」
貴方「頑張ったと思います、とても」
恐らく知識が無いだろうその割には、香りによる嗅ぎ分けができている。
好きな物は好きな物止まりであるが、知らず知らずの内に好きこそ物の上手なれ、なんて事になっていたのだろう。
そんな話をしながら、貴方は虚弱と一緒に朝食を食べた。
□—————□
|貴方の部屋|
□—————□
虚弱と別れ、一度部屋に戻った貴方は、鞄を持ってもう一度虚弱の部屋に向かった。
□—————————'□
|二年生学生寮内・5階|
□,—————————□
再び虚弱の部屋の前に到着した貴方は、部屋の扉を軽くノックする。
少しして、部屋の扉がのんびりと開き、鞄を持った虚弱が姿を現す。
虚弱「…………しんどい」
朝っぱらからやる気を削ぐ一言である。
これは、教室に行く気は皆無と見て良いだろう。
貴方「そんな事を言わないで。ほら、行きましょう」
虚弱「……仕方が無いなあ……」
今日の虚弱は普通だと言ったが、ちょっとだけやる気が無い。
やはり、昨日の調子を引っ張っているのだろうか。病み上がりは体が気だるく感じると言うのはよく聞く。
そんな事も考えたが、虚弱はいつもこんな感じだった。
今日はたまたま、口から素直に言葉が出てしまうだけだろう。
虚弱「ん……」
虚弱は貴方の腕を掴み、それを支えの杖とする。
それから、恥ずかしながらも少しだけ貴方にすり寄る。
男である貴方にこうするのは恥ずかしいが、そうした方が虚弱にとって楽なのだろう。
この程度の恥と自分の余裕を天秤にかけたら、自分の余裕の方がまだ重いらしい。
貴方は虚弱と一緒に、校舎に向かった。
□——————————□
|学院敷地内 ・ 学生寮前|
□——————————□
貴方は虚弱と、何か話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、特にない
↓2
虚弱の頭を撫でてみる
↑
1、自由行動「虚弱の頭を撫でてみる」
貴方は虚弱の頭を撫でようとして……どうしようか考える。
今、虚弱側の方にある腕は虚弱に掴まれていて使用できない。
となるともう片方の腕を動かすしかないのだが、そうなると面倒だ。
そこまでしたい事でも無いし、何よりそんな事をして虚弱に嫌がられると傷付く。
まあ、できない事でも無いし、虚弱が嫌がらないと言う自信があるのならば……。
正直、考えれば考えるほど億劫になってくるので、やるならば思い切って行動したい。
それでも貴方は
1、やる
2、やらない
↓2
2
2
やるなら食堂でやるべきだな
2、やらない
……うん、まあ、やらない方が良いか。
反対側の腕を回してまでしたら、流石に引かれてしまうかもしれない。
自然にできる状況ならまだしも、と言ったところだろう。
思い返せば貴方は虚弱の頭を無断で撫でる事が結構多い。なのに、何故今更になってこんな抵抗を覚えたのだろう。
一昨々日の手を繋いだあの時、結果的に受け入れてもらえたとは言え、一瞬でも拒まれた事が響いているのだろうか。
それだと貴方はただ気色悪いだけなので、なんとなく思ったという事にしておこう。
虚弱の頭を撫でるのは諦めるとして、貴方は虚弱に、何か話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、もういいや
↓2
2
クラスメイトにあだ名とかつけてもらえたら嬉しい?
1、自由行動「クラスメイトにあだ名とかつけてもらえたら嬉しい?」
貴方「虚弱さんは、クラスメイトとか友達に、あだ名を付けてもらえたら嬉しいですか?」
あだ名。時にそれは攻撃の手段として用いられる事もあるが、基本的には親愛の情を示すものだ。
あだ名を付けられたのならば、その人からは友達として認められた物と思って良いだろう。
また互いに呼び合えたのなら、その仲は親友と称される事もある。
と言う事を考えたのは尋ねた後で、こんな事を聞く理由としては興味本位である。
虚弱「……ううん、べつに」
そして虚弱、素っ気なく首を横に振る。まあ、予想通りの返答である。
貴方「それはまた、どうして?」
虚弱「……だって、なんか……嫌だ」
特にこれと言った理由は無く、個人的な好みの話らしい。
そうなると、貴方が何かを言う隙間は無い。
貴方「そうですか。まあ、あだ名が無くとも呼び合えますしね」
虚弱「あったらあったで、色々楽だろうけどね……」
貴方は他に、虚弱と話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、もういいや
↓2
動物は好き?
2
虚弱はアルマジロが好き
1で何かしないと感情値上がらないのに、もう会話のネタがあんまりないっていう
2、もういいや
貴方は虚弱と一緒に校舎に向かった。
□—————————□
|学院校舎内 ・ 保健室|
□—————————□
校舎に着いた貴方と虚弱は、真っ直ぐ保健室に向かう。
保健室に着いた貴方と虚弱は、保健の先生と軽く挨拶を交わしてから事情を説明し、ベッドを一つ拝借する。
貴方と虚弱を見る先生の目がどこか微笑ましい物を見る目だったのは、考えるのが面倒だから気のせいにしておこう。
貴方は虚弱をベッドまで連れていき、そこに寝かせてやる。
虚弱「……ありがとう」
貴方「どういたしまして。では、私は教室に行きます」
虚弱「うん……いってらっしゃい」
貴方「はい」
貴方は虚弱に見送られながら、保健室を後にした。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
休み時間。次の授業の準備をしながら、貴方は何をして時間を潰すかを考える。
周囲では、来る修学旅行にクラスメイト達がはしゃいでいる。
羨ましい物である。貴方がもう少し口達者ならば、もう少し器用であれば。
……過ぎた事なんて、考えるだけ毒だ。貴方は頭を振り、意識的に耳を塞ぐ。
貴方は
1、自由行動
2、のんびり過ごす
↓2
愛の教室に行って、自分が修学旅行にはいかない事を話す
絵の練習
1、自由行動「絵の練習」
貴方は絵の練習をする事にした。
僅かな時間でも積み重ねる事によってうんぬんかんぬん。
余計な理屈は抜きにして、時間を潰すにはちょうど良いだろう。
貴方は鞄からいつものノートと筆入れを取り出し、絵の練習をして過ごした。
ちょっとだけ、絵を描くのが上手くなった……気がする?
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
お昼休み。生徒たちは食堂に向かう。もしくは広場に行ったり校庭に行ったり教室に行ったり。
とにかく、それぞれ自由に行動している。
今の貴方にこれと言って用事はない。自由に過ごす事ができる。
貴方は
1、食堂に行く
2、保健室に行く
3、自由行動
↓2
2
↑
2、保健室に行く
貴方は保健室に行く事にした。
□—————————□
|学院校舎内 ・ 保健室|
□—————————□
保健室に着いた貴方は、保健の先生に簡潔に用件を伝える。
それから保健室を見渡し、ソファに座っている虚弱を発見する。お弁当を食べていたようだ。
貴方が保健室に来た事に気付くと、手を振って貴方を呼ぶ。
貴方は
1、自由行動
2、隣に座る
↓2
2
2
2、隣に座る
貴方は虚弱の隣に座る事にした。
貴方「起きていたんですね」
虚弱「うん……お腹が空いたから」
貴方「お腹が空いて、起きたんですか?」
虚弱「違うっ……そんな、私を食いしん坊みたいな扱い、しないで」
貴方「ふふ、ごめんなさい」
でも、虚弱はご飯の時間を基準にして行動している節が無いとは言い切れない。
単純に言えばご飯の為に動いているとも言えなくもなくて、それってつまり食いしん坊である。
と言うのは、あまりにも飛躍が過ぎるし、言ったら怒られるので、黙っている。
虚弱「まったく……」
貴方「ごめんなさいってば」
貴方は虚弱と一緒にお昼休みを過ごした。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
休み時間。貴方は次の授業の準備をしながら、何をして時間を潰そうか考えていた。
と言っても、特にする事も無いので、のんびり過ごすのが妥当だろう。
貴方は
1、自由行動
2、のんびり過ごす
↓2
絵の練習
愛の教室に行く
1、自由行動「愛の教室に行く」
貴方は愛の教室に行く事にした。
教室から出る事自体面倒ではあるが、まあ、隣の教室に行くくらいは良いだろう。
愛の教室は隣の隣で、結構離れているのだが、それをケチっちゃ人付き合い等出来やしない。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-A|
□————————□
愛の教室に着いた貴方は、教室を見渡して愛を探す。
……しかし、見当たらない。
愛の姿を見落とす、なんて事はあり得ない。今は教室にいないのだろう。
となると世界「愛」クラブ部室にいる、と考えるのが妥当だろう。少し面倒だ。
しかし、世界「愛」クラブ部室にいない可能性も考えられる。そうなったらお手上げだ、どこにいるのかさっぱり。
この場で待つのも良いが、いつ帰ってくるのかも分からないのに待ちぼうけをくらうのも癪である。
大体、この時間に教室を離れているのだから、何らかの用だと考えるべきだろう。
用が済んだ頃には休み時間も終わりかけ、そんな時間に愛に会っても、大した話はできないだろう。
それらを考えると、諦めた方が良いか。
貴方は諦めて、教室に戻って過ごした。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
放課後。生徒たちは寮に帰ったり、所属する部活動に向かったりしている。
そうでない生徒も多いが、彼女たちの行く先は一々推測できない。
帰る準備をしながら、貴方はこれからどうしようかを考える。
今の貴方にこれと言って予定は無い。自由に過ごす事ができるだろう。
虚弱はいつも通り、保健室にいると思われる。
貴方は
1、寮に帰る
2、保健室に行く
3、世界「愛」クラブに行く
4、鉢巻を探す
5、自由行動
↓2
2
↑
2、保健室に行く
貴方は保健室に行く事にした。
□—————————□
|学院校舎内 ・ 保健室|
□—————————□
貴方が保健室に着いた時、保健の先生は席を外しているようだった。
最近、保健室にいない事が多いような気がする。忙しいのだろう。
それはさておき、虚弱はソファに座って、外を眺めているようだった。
普段、貴方が保健室に入ってくるなり振り向いて、手を振って貴方を呼ぶ。
なのに今回はそれをしない事から、恐らく貴方に気付いていないのだ。
貴方は
1、自由行動
2、虚弱に話しかける
3、帰る
↓2
こっちに気付くまで待つ
2
2、虚弱に話しかける
まあ、気付いていないのならば気付いていないで、普通に話しかければ良いだろう。
貴方は虚弱に近付き、声をかける。
貴方「虚弱さん」
虚弱「……へ? あ、——さん、居たの……」
貴方「はい。今さっき、来ました」
虚弱「ごめん、気付かなかった……」
貴方「だと思いました。何か、考え事でも?」
虚弱「……うん、まあ。ぼーっと、してた」
確かに、虚弱は考え事をする時、なにやらぼんやりする癖があるようだった。
集中し過ぎると周囲に気が回らないのと大体似ているか。
ただ、貴方が知る限りではぼーっとしているように見えるだけで、本当にぼんやりしているわけではない。
だから、珍しい事もあるものだと思った。それだけ、大切な事を考えていたのだろう。
貴方は
1、自由行動
2、一緒に帰ろうと誘う
3、隣に座る
↓2
2
3
3、隣に座る
貴方「失礼します」
虚弱「どーぞ」
貴方は虚弱の隣に腰を下ろし、同じく外を眺める。
覗けるのは校庭で、今は陸上部が走り込みの練習をしている。
よく見てみれば、先生2の姿も確認できる。口元を見ているだけで、その怒声が耳に響くようだ。
それだけで、虚弱にとって特別な何かが見えるというわけではなさそうだ。
やはり、考え事をしていただけらしい。周囲の事に気付かない程考え込んでいたのだから、大事な事なのだろう。
貴方から尋ねるのは、止めておくべきか。
虚弱「……さっき、考えていたら」
貴方「はい」
虚弱「……——さん、来るかなあって、思った」
ぼんやりと、外を眺めながら、虚弱は零すように言った。
貴方「私が?」
虚弱「うん」
虚弱は頷き、それから、何も言わなかった。
虚弱が急に話を終わらせたから、貴方も何も言えなかった。
今の言葉、どう言う意味なのだろう。どう言う意味でも無い。ただの習慣だ。
貴方は最近、虚弱と一緒に帰る事が多い。だから、それが習慣となっているだけだ。
……貴方は
1、自由行動
2、「どうしてそう思った?」
3、虚弱の手を握る
4、「帰りましょう」
↓2
3
3
3、虚弱の手を握る
貴方は、気付けば虚弱の手を握っていた。
無意識と言うものを、認めたくはない。理性を蔑ろにするようで、嫌いだった。
だけど今、貴方は正に、無意識にそうしていた。
突如貴方の手が重なり、虚弱の手はぴくりと引き攣る。
貴方の手に隠れるように収まると、それはまるで捕食された生き物が諦めるように、力を抜いた。
そこで初めて、貴方は自分が何をしたのかを気付く。
貴方「え、あっ……」
貴方の声に、今度は虚弱自身がビクッと反応する。
貴方「あ、ご、ごめんなさい」
虚弱「……うん」
虚弱は、ただ頷くだけだった。嫌がる素振りは無い。しかし、肯定もしない。
虚弱がどう思っているか。貴方には分からない。
貴方がこれから、どうするべきかを判断するしかない。
貴方は……重ねた手を、離した。
今の貴方は、虚弱を、好きすぎる。彼女を大切にしたくて堪らない。
自分の手によって汚される事すら恐れるほどに、愛していると言っても過言ではないだろう。
まして、無意識の心など、そんなものが認められて堪るものか!
だけど、貴方はもっと、積極的に行きたいのだ。
なのに、恐れる事が多すぎる。進みたくても、進めない状態だ。
貴方「……驚かせて、ごめんなさい」
虚弱「……帰ろうか」
虚弱は、隣にあった鞄を手に取り、立ち上がって、貴方を見下ろす。
虚弱「帰ろ。疲れたんだよ」
貴方「……そうですね、帰りましょう」
貴方も立ち上がり、保健室を後にした。
□—————□
|貴方の部屋|
□—————□
部屋に戻った貴方は、ベッドに倒れ込んだ。
そのまま目を閉じ、今日一日を振り返った。
一日を終了します。
これまでの行動を記録します。
データをセーブする位置を決定してください。
1.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/10・土:終了)
2.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/11・日:終了)
3.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/ 7・水:終了)
4.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/ 8・木:終了)
5.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/ 9・金:終了)
↓2
3
3
3番に貴方のデータをセーブしています。
セーブが完了しました。
これまでの行動をシステムにセーブしています。
セーブが完了しました。
お疲れさまでした。
最近、虚弱は攻略じゃなくて介護なんじゃないかと思い始めてきました。
次の再開は5月11日の21:00を予定しています。
それではみなさま、お休みなさいませ。
乙でした 介護の先に虚弱とのラブラブ学園生活があると信じるしかない
>>268 「絵の練習」とかで得られる経験値(?)みたいのを数値で表してほしかったりする。
休日の昼に「絵の練習」をして得られるポイントが「1」だとしたら、休み時間(10分)に「絵の練習」をして得られるポイントは「0.1」くらい?
昼から夕方まで3時間以上あるけど、休み時間は10分しかないっていう
>>269
数値化するとややこしくなったり正直しんどくなるのでやりません。
上昇具合は書いてある文を見れば分かると思います。現在は「ちょっとだけ」「少しだけ」「結構」の三段階だけなので。
あと、どれくらいやったら限りレベルが上昇するかは言いません。努力はいつ実るか分からなくてもするものだと思います。
と言う事でこんばんは、システムさんです。
さっそく直後のレスで天気判定
s
すみません、ちょっと遅れました。
ゲームを再開します。
1.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/10・土:終了)
2.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/11・日:終了)
3.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/12・月:終了)
4.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/ 8・木:終了)
5.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/ 9・金:終了)
データがセーブされています。
最後にセーブしたデータの続きから始めますか?
また、思い出の部屋に行く事ができます。
思い出の部屋に行きますか?
↓1〜3まで多数決 始めるor始めないor思い出の部屋 その他を除き同数の場合↓3を優先
始ぬる
始める
始める
始める:始めない:思い出の部屋
前回の続きから再開します。
3番のデータを読み込んでいます。
読み込みが完了しました。
3番のデータを再開します。
□—————□
|貴方の部屋| 9/ 13(火)
□—————□
貴方は目覚まし時計の喧しいベルで目を覚ます。
貴方は目覚まし時計を止め、ベッドから抜け出す。
そして窓に近寄り、天気を確認する。
……雨が降っている。最近になって、また雨の日が多くなってきた。
じめじめした空気が残暑と相俟ってとても気分が悪い。
休日ならば我慢できたものの、これから外に出なければならない平日にこれだなんて、朝っぱらからやる気が削がれる。
貴方は歯を磨き、髪を梳かし、制服に着替えて、ベッドを整える。
いつもの行動を終えた、貴方は虚弱の部屋に行く事にした。
貴方は虚弱と一緒に食堂に行く約束をしている。まあ、虚弱が大丈夫である事が前提なのだが。
虚弱が大丈夫でない場合は、一人で食堂に行く事になるだろう。
□—————————'□
|二年生学生寮内・5階|
□,—————————□
虚弱の部屋の前に着いた貴方は、部屋の扉を軽くノックして反応を待つ。
少しして、部屋の扉がのんびりと開き、虚弱が姿を現した。
虚弱「……ああ、——さん。……おはよう」
貴方「おはようございます、虚弱さん」
貴方との挨拶を済ませ、虚弱はのろのろとした動きで部屋から出て、鍵をかける。
動きは鈍いように見えるが、特に具合が悪いわけではなさそうだ。
虚弱「……じゃあ、行こ」
貴方「はい」
虚弱「……最近、雨、多いよね……」
貴方「そうですねー。困りますよね」
虚弱「まったく……傘が、重いんだ」
そんな話をしながら、貴方は虚弱と一緒に食堂に向かった。
□——————————'□
|二年生学生寮内 ・ 食堂|
□,——————————□
貴方は虚弱と、何か話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、特にない
↓2
1 まあ、長雨のシーズンだから仕方ないけど
和食派か洋食派か
1、自由行動「和食派か洋食派か」
貴方「虚弱さんは、和食派ですか? それとも洋食派ですか?」
虚弱「んー……和食、かな……」
虚弱「……まあ、なんでって言う深い理由は無いんだけど……」
虚弱「和食の方が……さっぱりしてる料理が多そうだから……」
つまりは印象の問題らしい。
貴方「ああ、確かにそうですね……」
虚弱「……じゃあ、——さんは……?」
貴方は和食と洋食、どちらが好きだろう?
1、和食
2、洋食
3、どっちも
↓2
1
1
1、和食
貴方「私も和食の方が好きですね。やはり、落ち着くと言いますか」
生粋の日本人ならば和食を好むべき、なんて事は言わない。
大体貴方は生粋の日本人じゃないし、雑種もいいとこだし、地球上の生物じゃないし。
単純に、和食を食べると落ち着くのだ。
貴方「洋食は、なんと言いますか……お祝い事みたいな印象があって、頻繁に食べると考えると落ち着かないんです」
貴方「……じゃあ今食べてるこれは何だって話なんですけれどね」
虚弱「……分からん、までもない……和食が落ち着くと言うのは……」
貴方「それが分かってもらえるだけ、良かったです」
そんな話をしながら、貴方は虚弱と一緒に朝食を食べた。
□—————□
|貴方の部屋|
□—————□
一度虚弱と別れ、部屋に戻った貴方は、鞄と傘を持ってもう一度虚弱の部屋に向かった。
□—————————'□
|二年生学生寮内・5階|
□,—————————□
再び虚弱の部屋の前に到着した貴方は、部屋の扉を軽くノックする。
少しして、部屋の扉がのんびりと開き、鞄と傘を持った虚弱が姿を現す。
貴方「お待たせしました。行きましょう」
虚弱「うん……」
貴方は虚弱と一緒に校舎に向かった。
□——————————□
|学院敷地内 ・ 学生寮前|
□——————————□
貴方は虚弱と、何か話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、特にない
↓2
1 虚弱さんは子供のころ、大きくなったら何になりたいって思ってました?
↑
1、自由行動「虚弱さんは子供のころ、大きくなったら何になりたいって思ってました?」
貴方「虚弱さんは子供の頃、大きくなったら何になりたいって思っていました?」
虚弱「子供のころ……? なんで……?」
貴方「いえ。聞きたいな、って思っただけです……嫌なら言わなくて良いんですよ」
虚弱「べつにイヤってわけじゃ……なんだったっけ……?」
虚弱は傘の中で首を傾げ、ぼんやりと悩む仕草をする。
子供の頃の記憶など得てして曖昧で、思い出すにも苦労するのは常だ。
虚弱「……いやあ、無かった気がする……」
虚弱「たぶん、お嫁さん、だった気がするけど……違う気もする……」
やはり、記憶は定かでないらしい。虚弱はこめかみに指を当ててどうにか捻り出そうとするが、中々思い付かないようだ。
そこまで考えて閃かないと言う事は、虚弱の言う通り、子供の頃の夢は無かったのだろう。
少し寂しい気もするが、子供とは多くの事を考えるものである。
大きくなったら何をしたい、なんて事にいちいち思考を囚われてなんていられないのだ。
貴方「ああ、そう言えば前もそう言っていましたよね」
貴方「と言う事は、将来に対する憧れと言うのは今も変わっていないんですね」
虚弱「おー……そう言えば、そーか……」
虚弱「……意外と私、純粋だ……」
貴方「そう言う事、自分で言ったら台無しだと思います……」
しかし、純粋と言っても差し支えないような気もする。
どうやら虚弱は、子供の頃はお嫁さんになりたかったらしい。もしくは、憶えていないようだ。
虚弱「……——さんは、なんだった?」
貴方は子供の頃、大きくなったら何になりたかっただろうか?
1、自由行動
2、これと言って無かった気がする
↓2
2
1 医師
1、自由行動「医師」
貴方「私は……」
貴方は自分の記憶を辿り、子供の頃の自分を思い出してみる。
思い出されるのは、あまり良い記憶ではないものばかり。幼少の頃の貴方なんてそんなもんだった。
その中から、貴方が子供の頃に憧れていたものを探る。
やがて辿り着いた、貴方の純粋な一言は……。
貴方「……お医者さん、でした」
虚弱「……お医者さん?」
貴方「はい。ああ、そうでした。医師になりたかったんでした」
貴方「特に、どんな医師になりたかったという希望はありませんでした」
貴方「ただ、憧れていたんですよ。ありがちな事ですけれど」
虚弱「へー……お医者さん、か……合わないね」
貴方「大きなお世話です」
虚弱「……女医さんは、珍しいよね」
虚弱は気を利かせて、そう話を繋げる。
うっかり忘れて素で話していたが、そう言えば今の貴方は女の子。
あのままだと、男の状態で話を進めかねなかった。ナイスフォローである。
貴方「そうですか? 最近は、テレビとかでもよく見るじゃないですか」
虚弱「いや……ああいうのは、安っぽい……」
貴方は他に、虚弱と話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、もういいや
↓2
2
2
2、もういいや
貴方は虚弱と一緒に校舎に向かった。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
今日の虚弱は比較的調子が良いらしく、教室で過ごすらしい。
貴方と虚弱が教室に着いた時、時間が時間だからか、天気が天気だからか、貴方と虚弱を除く生徒全員が登校してきていた。
まあ、こんな日くらいは全員先んじてもらいたい物である。
貴方と虚弱はそれぞれの席に向かい、鞄を置いて、座る。虚弱はぶっ倒れるように突っ伏した。
そのまま、ホームルームが始まるのを待った。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
休み時間。次の授業の準備をしながら、貴方は何をして時間を潰そうかを考える。
今日の一時限目は修学旅行の班を決める為の時間にあてがわれた。
修学旅行に行く生徒たちははしゃぎ、仲の良い生徒で班を組んで、来るその日について話していた。
尚、修学旅行に行かない生徒はその間暇な物である。実質的な自由時間なのだから。
まあ、このクラスで修学旅行に行かないのは貴方と虚弱のみ。
そして虚弱はその時間を利用して、なんと惰眠を貪っているではないか。なんとも図々しい。
周囲を見ていると、修学旅行に行かない選択をした事が勿体なく思えてくる。
しかし、そんなものは後の祭りだ。だから、悩まないようにする。
ちなみに虚弱は、今も机に突っ伏している。
起きているんだか寝ているんだか、たぶん起きているのだろう。
まあ、無闇に起こす必要はないだろう。
貴方は
1、自由行動
2、のんびり過ごす
↓2
2
絵の練習
絵の練習
1、自由行動「絵の練習」
貴方は絵の練習をする事にした。
鞄からいつものノートと筆入れを取り出し、机に置く。
少し、湿っているように感じる。湿気にやられてしまったらしい。
ページも残り少ない。今度新しいノートを用意しよう。スケッチブックは、もったいない。
色々と確認してから、貴方は絵の練習をして時間を潰した。
ちょっとだけ、絵を描くのが上手くなった……気がする?
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
お昼休み。生徒たちは食堂に向かったり、食堂ではないどこかに向かったり。
教室で過ごす生徒もいるが、まあ少ないだろう。
今日は雨が降っている事を合わせて、食堂に行く生徒が多いだろう。
虚弱は鞄からお弁当箱を取り出し、もそもそと食事を始める。
今の貴方に、これと言って用事は無い。自由に過ごす事ができる。
貴方は
1、食堂に行く
2、虚弱と話す
3、世界「愛」クラブに行く
4、自由行動
↓2
2
↑
3
2、虚弱と話す
貴方は虚弱と話す事にした。
さて何を話そう?
1、自由行動
2、やっぱりやめた
↓2
修学旅行期間中の休みのときに何処か行きませんか?
上
↑ っていうか虚弱は主人公が修学旅行に行かないことを知っているのだろうか。1限目はさっさと寝たみたいだし
1、自由行動「修学旅行期間中の休みのときに何処か行きませんか?」
貴方「ねえ、虚弱さん」
虚弱「もぐ……うん、なに?」
貴方「修学旅行期間中、休み扱いじゃないですか」
虚弱「……ああ、そうだね」
貴方「もしよければ……どこかに行きませんか?」
貴方がそう提案した瞬間、虚弱は顔を顰める。
おっとこれは、紛れも無くやってしまった気がする。
虚弱「……流石に、その期間中は、ちょっと……」
貴方「ですよね……」
虚弱「……やっぱり、行かないんだ」
貴方「ああ、言っていませんでしたね……はい、やめる事にしました」
虚弱「……もったいない」
その言葉、そっくりそのまま返したい。
返したところで、今更なにも変わらない。ただお互いに傷付くだけだろう。
そんな話をしながら、貴方は虚弱とお昼を過ごした。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
休み時間。次の授業の準備をしながら、貴方は何をして時間を潰そうかを考えていた。
まあ、特にする事も無いし、のんびり過ごすのが良いだろう。
虚弱は珍しく体を起こしているが、大きく開けた口を隠しながら欠伸をしている。
目に浮かんだ涙を拭って、ふうと一息吐く。
貴方は
1、自由行動
2、のんびり過ごす
↓2
虚弱とお喋り
絵の練習
1、自由行動「絵の練習」
貴方は絵の練習をする事にした。
鞄からいつものノートと筆入れを取り出し、絵の練習を始める。
虚弱「……おー」
その様子を、じっと見つめて、時折称賛のような声を上げる虚弱。
別に貴方の集中を阻害するわけではないが、少しばかり気になる。
貴方は絵の練習をして過ごした。
ちょっとだけ、絵を描くのが上手くなった……気がする?
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
放課後。生徒たちは雨が激しくならない内に急いで寮に帰ろうとする。
外で活動する事がもっぱらな運動系部活動と僅かな文化系は、今日は大人しく寮に帰るようだ。
帰る準備をしながら、貴方はこれからどうしようかを考える。
今の貴方に、これと言って予定はない。自由に過ごす事ができるだろう。
虚弱は帰る準備を済ませると、何故か椅子に座ったまま動かない。
頃合いを見て下校するつもりなのだろうか。それとも、今はただ動きたくない気分なだけ?
貴方は
1、寮に帰る
2、虚弱を一緒に帰ろうと誘う
3、銀鎖を探す
4、鉢巻を探す
5、自由行動
↓2
2
2
2、虚弱を一緒に帰ろうと誘う
貴方「虚弱さん、一緒に帰りませんか?」
貴方が声をかけると、虚弱は目を開いて、貴方を見る。ちょっと眠たげだ。
虚弱「ああ、うん……いいよ」
少々舌が回っていない。どうやら本当に眠いらしい。
普段、保健室や授業中に睡眠をばっちり取る虚弱が、この時間に虚弱が睡眠を欲するのは珍しいかもしれない。
虚弱「よっ、こいしょー……」
年寄り染みた掛け声をあげて立ち上がり、鞄を持つ虚弱。
虚弱「……行こう」
貴方「ああ、はい」
貴方は虚弱と一緒に寮に帰る事にした。
□————————□
|学院校舎内 ・ 入口|
□————————□
虚弱「ふわあ……」
外に出るなり、虚弱はまたもや大きな欠伸をする。
片手は傘で埋まり、もう片方は鞄で埋まっている為、口を隠せないのはまあ仕方が無いかもしれない。
なら傘を持つ手で鞄を持てば良いじゃない、とは思う。貴方が思っても、虚弱にとってはなかなかできない事なのだ。
とは言え、気にならないわけではない。つい、注意してしまうのは仕方が無いだろう。
貴方「口を隠しましょうよ、はしたないですよ」
虚弱「ん、ごめん……」
貴方「眠いんですか?」
虚弱「ちょっとだけ。珍しい……」
やはり、虚弱にとっても珍しいらしい。言葉からして、別に昨夜に夜更かしをしたわけでもなさそうだ。
考えても分からなさそうなので、貴方はこれ以上考えない事にした。
貴方は虚弱と何か話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、やめておこう
↓2
虚弱の手を握る
↑
両手塞がってるぞ?
1、自由行動「虚弱の手を握る」
貴方は虚弱の手を握ろうとした……が、虚弱の手は両方とも塞がってしまっている。
貴方の方は持ち直すなりなんなりして片手を空ける事なんて容易いが、虚弱はどうだろう。
事実かどうかは知らないが、虚弱は傘さえも「重い」と言う。
信じるかどうかは別としてそれが真実ならば、片方の手で傘と鞄の両方を持つのは難しいだろう。
欠伸を隠そうともしなかった事から、その事を想像するのは容易だ。怠けているだけだと言うのは言わない約束。
もとより貴方の我が儘のようなものだし、それに虚弱を付き合せるのもナンだ。
今日の所は、諦めるとしよう。
貴方は他に、虚弱と話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、もういいや
↓2
神話とかは読みますか?
上
さっきの欠伸をした虚弱が可愛かったと褒める
虚弱って本は読まないんじゃなかった?本は嫌いで神話好きの可能性もあるけど。
1、自由行動「神話とかは読みますか?」
貴方「虚弱さん、神話とかは読みますか?」
虚弱「よまない!」
妙にはっきりと言い張った。
先ほどまでとても眠たそうにしていて、よってテンションが低かったはずなのにこれだから、ちょっと驚いた。
しかし怒っているというわけでも無いらしく、たまたま気まぐれで、声を張っただけだろう。
その証明とは言えないが、行った直後の虚弱は何やら喉元を気にするように手を添えていた。
虚弱「……最近、——さん関係で調べたくらいだよ……」
貴方に気を使ってか、今度は声を潜めて虚弱は言う。
そう言えば、自分はアザーティの子供だと貴方が明かした日から少しして、虚弱はそれについてちょっとだけ調べたと言っていた。
貴方「では、神話にはあまり興味が無い?」
虚弱「興味が無いわけじゃないけど……わざわざ自分で調べたりはしないかな」
虚弱「それにほら、私、そっち側だから……あまり、聞きたくないんだ」
虚弱は困ったような笑みを浮かべて、切なげに笑う。
……少し、無神経だったかもしれない。
貴方「……ごめんなさい」
虚弱「あ、ううん。だって、どうせ、他人事だし、気にしてない」
虚弱「ただ、自分がこうなったら嫌だなあって、思うだけだから……」
その時点でもはや他人事ではない、なんて突っ込むのは、野暮だろう。
とにかく、虚弱は神話の類はあまり読んだりしないらしい。
興味が無いわけではないが、色々な理由があって自分から調べたりはしないそうだ。
貴方は他に、虚弱と話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、もういいや
↓2
虚弱の目を、綺麗だと褒めてみる
↑
1、自由行動「虚弱の目を、綺麗だと褒めてみる」
貴方「ねえ、虚弱さん」
虚弱「なあに?」
貴方が呼ぶと、虚弱はあっさり貴方の方を向く。
脱力感に溢れながらも、純粋に満ちた眼差しが貴方を見つめた。
貴方「……虚弱さんの目、綺麗です」
貴方なりに褒めたつもりだ。そして、ある種の口説き文句のつもりだった。
虚弱「……えー……何事?」
そしてそれは、訝しげな表情を以ってかわされてしまった。容易い物である。
貴方「いえ、ずっと……思っていたんです。綺麗だなって」
虚弱「……目を褒められて喜ぶ人って、少ないよね」
貴方「うぐ」
虚弱「あと、目を褒める人って、なんか変態みたいだよね」
貴方「あう」
虚弱「大抵言う事が無いから適当に法螺吹いたみたいな感じがするよね」
貴方「もうやめてください、許してください……」
虚弱「……まあ、言葉だけ、ありがたく受け取っておきます」
貴方「ありがとうございます……」
虚弱は、目を褒められてもあまり嬉しくないらしい。
目に対してのコンプレックスと言うものをまるで抱いていない証拠でもある。
髪の毛とは違い、劣等感も無ければ自慢でもない。そう言う事だ。
その発見ができただけ良かったとしよう。その代わり、受けたダメージは甚大である。
そんな話をしながら、貴方は虚弱と一緒に寮に帰った。
□—————□
|貴方の部屋|
□—————□
虚弱と別れ、部屋に戻った貴方は鞄と傘を置き、ベッドに倒れ込んだ。
そのまま目を閉じ、今日一日を振り返った。
一日を終了します。
これまでの行動を記録します。
データをセーブする位置を決定してください。
1.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/10・土:終了)
2.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/11・日:終了)
3.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/12・月:終了)
4.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/ 8・木:終了)
5.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/ 9・金:終了)
↓2
4
4
今日はなんかダメだ……
4番に貴方のデータをセーブしています。
セーブが完了しました。
これまでの行動をシステムにセーブしています。
セーブが完了しました。
お疲れさまでした。
目を褒められて喜ばない女性なんて滅多にいないですよ。虚弱はマイノリティです。
まあ、今日の彼女は眠かったんでちょっと機嫌が悪かったんでしょうね。
最近、一緒に下校してもおでこにキスをくれないのは、システムさんが忘れているわけではありませんからね、断じて。
なんでシステムさんは進行側なのにこんなに適当なんでしょうね。不思議です。
次の再開は5月12日の21:00を予定しています。
それではみなさま、お休みなさいませ。
乙でした
>>328 虚弱がキスしてくれないのは雰囲気が良くないから?下校時に自由行動で雰囲気作れってことかな。
虚弱の好みのタイプが確か「守ってくれる人(物理的に?)」なんだけど、基本守るような場面にならないからどうしようもないという
昼頃、外でなんかセミがみょいんみょいん鳴いているのを聞いて「早くね?」って思いました。
もう、そんな時期になったんですね。こんばんは、システムさんです。
前々からずっと聞こうと思っていたのですが、みなさま的にはこのスレに女主人公の追加ってどう思います?
趣旨が変わっちゃうので、新しく別にスレ立ててやっちゃっても良いんですけれどね……このスレで手一杯という事実が重いのでどうにも。
誰か「安価で百合ゲー風SS」みたいな感じで新しく初めてくれないでしょうかね。ちらちら。
まあ大事な細かい話は後で話すとして、一先ず聞いておきたいだけです。どうでも良かったら無視してください。
それとは別に直後のレスで天気判定
>>330
ニイニイゼミかな? ハルゼミかな?
>>330 主人公が女性になったところで、ゲーム的に変わる部分は
�告白
男:まず自分が男だとばらす。次に相手の事が好きだと告白
女:同性だけど相手が好きだと告白。
�男バレによるゲームオーバーがない(プール・風呂等を気にしなくていい)
くらい?男だと告白して避けられるようになる所は、同性愛者だと思われて避けられるのと同じ感じになるだろうし。
>>1の好きなようにして大丈夫です
自分は同性愛は遠慮したいです
予定した時間になりました。
ゲームを再開します。
1.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/10・土:終了)
2.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/11・日:終了)
3.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/12・月:終了)
4.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/13・火:終了)
5.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/ 9・金:終了)
データがセーブされています。
最後にセーブしたデータの続きから始めますか?
また、思い出の部屋に行く事ができます。
思い出の部屋に行きますか?
↓1〜3まで多数決 始めるor始めないor思い出の部屋 その他を除き同数の場合↓3を優先
始める
始める
多数決なので決定しました。
前回の続きから再開します。
4番のデータを読み込んでいます。
読み込みが完了しました。
4番のデータを再開します。
□—————□
|貴方の部屋| 9/ 14(水)
□—————□
貴方は目覚まし時計の喧しいベルで目を覚ます。
貴方は目覚まし時計を止め、ベッドから抜け出す。
そして窓に近寄り、天気を確認する。
うん、いい天気だ。
貴方は歯を磨き、制服に着替えて、ベッドを整える。
いつもの行動を終えた、貴方は虚弱の部屋に行く事にした。
□—————————'□
|二年生学生寮内・5階|
□,—————————□
虚弱の部屋の前に着いた貴方は、部屋の扉を軽くノックして反応を待つ。
少しして、部屋の扉がのんびりと開き、虚弱が姿を現した。
虚弱「……あ、おはよう」
貴方「おはようございます、虚弱さん。食堂、行けます?」
貴方が尋ねると、虚弱はこっくりと頷き、のそのそと部屋から出る。
鍵を掛け、後ろに下がった貴方の方へとのろのろと歩み寄り、ぽんと寄りかかる。
貴方「おっと。どうしました?」
虚弱「……べつに……なんとなく」
なんとなくで寄りかかられるのも困る。
虚弱の体は軽いとは言え、それは人の平均と比べての話で、人なりの重量はあるのだ。
つまりは結構重いので、完全に体を預けられるとそのままではしんどい。
まあ、悪い気分ではないので、長引かない間ならば放っておこう。
虚弱「……むふう」
虚弱は貴方の胸の中で何度か深く呼吸をして、体の調子を整える。
何かと問題があるような気もするが、虚弱が自らやるのだから問題は無いだろう。
暫くして、虚弱はようやく貴方から離れる。少し、不機嫌そうな顔をしていた。
虚弱「……行こ」
貴方「はい」
気になる事は多いが、今それを尋ねる事は無いだろう。
貴方は虚弱と一緒に食堂に向かった。
□——————————'□
|二年生学生寮内 ・ 食堂|
□,——————————□
貴方は虚弱と、何か話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、特にない
↓2
これから、周りは静かになるな
↑
時々、ここの人たちが何をしたいのかわからなくなる
何か静かになるようなことあったっけ?
……今回がそうだとは言いませんが、自分が言う事見つからないからって適当に「↑」とかレスするのはやめてくださいよ?
たぶん修学旅行で静かになる事を言ってるのだと思うのですが、だから言葉が足りんとあれほどぐちぐち。
>>342 約一週間後に修学旅行で2年生の寮の人がいなくなるから静かになる。
一週間も先の話だけどな!
1、自由行動「これから、周りは静かになるな」
貴方「これから、この周りは静かになりますね……」
虚弱「……なんで?」
貴方「何故って、それはほら、修学旅行があるじゃないですか」
貴方「殆どの人が行くでしょうから、期間中はこの食堂の静かになるんだろうな、と思って」
虚弱「……ああ、なるほど」
遅れて理解したらしい虚弱。思い返すと、言葉が足りなかった気がする。
貴方「ごめんなさい、分かりづらかったですね」
虚弱「うん……一瞬、「なにをいっているんだこのひとは」、って思った……」
なんとまあ、言葉が足りないだけで不審者に並ぶ扱いをされかけたではないか。
まあ、言葉が足りないのが悪いのではない。いや、悪い事だけれど。
言葉が足りなかった結果、それでも無駄に意味が成り立ってしまい、それがなんか頭の病気でも患ったかのように見えるのが問題なのだ。
貴方「あはは……。でも、本当に。きっと夏休みの時以上に、殺風景になると思います」
虚弱「……そうだろうね……」
唐突にセンチメンタルな気分に浸りながら、貴方は虚弱と一緒に朝食を食べた。
□—————□
|貴方の部屋|
□—————□
一度虚弱と別れ、部屋に戻った貴方は、鞄を持ってもう一度虚弱の部屋に向かった。
□—————————'□
|二年生学生寮内・5階|
□,—————————□
再び虚弱の部屋の前に到着した貴方は、部屋の扉を軽くノックする。
少しして、部屋の扉がのんびりと開き、鞄を持った虚弱が姿を現す。
貴方「お待たせしました」
虚弱「うん……いつも、ありがとね……」
貴方「お安い御用です。行きましょう」
貴方は虚弱と一緒に、校舎に向かった。
□——————————□
|学院敷地内 ・ 学生寮前|
□——————————□
貴方は虚弱と、何か話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、特にない
↓2
2
2
2、特にない
貴方は虚弱と一緒に登校した。
□—————————□
|学院校舎内 ・ 保健室|
□—————————□
校舎に着いた貴方と虚弱は、真っ直ぐに保健室に向かう。
貴方と虚弱が保健室に着いた時、保健の先生は席を外していたようだった。
代わりに、朝っぱらからベッドの一つが使用されている。珍しい事もあるものだ。
まあ、先生がいないのならば黙って借りるしかない。
貴方は虚弱をベッドまで連れていき、そこに寝かせてやる。
虚弱「ん……ありがとう」
貴方「どういたしまして。では、失礼します」
虚弱「うん……」
貴方は虚弱が使うベッドのカーテンを閉めて、ベッドを一つ借りたと言う書き置きを残してから、保健室を後にした。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
休み時間。次の授業の準備をしながら、貴方は何をして過ごすかを考えていた。
特に何もせず、のんびり過ごすのが一番だろう事は間違いない。
ただ、他に何かをやって、何らかのプラスが見込めるのならば、そちらをやっても良いと言う話だ。
隣の教室くらいまでならば、ちょっとだけ遊びに行っても良いだろう。
貴方は
1、自由行動
2、のんびり過ごす
↓2
前世からの因縁を断ち切りに行く
2
2、のんびり過ごす
貴方は特に何もせず、休み時間をのんびり過ごした。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
お昼休み。生徒たちは昼食目当てに食堂に向かう。
そうでない生徒も多いようで、しかし彼女たちに何処に行くのかは把握しきれない。
今の貴方にはこれと言って予定はない。自由に過ごす事ができるだろう。
虚弱は保健室で過ごしているだろう。
寝ているか、起きてお弁当を食べているか、それは確認しないと分からない。
貴方は
1、食堂に行く
2、保健室に行く
3、屋上に行く
4、自由行動
↓2
3
バーへカミュを飲みに行く
2
また無茶な……
お酒じゃないですか! 主人公は未成年ですよ、なしですなし、却下!
あと許可が無いので学院の外に出られません。自由行動でさえ破れないルールです。
有効で無い行動が選択されました。
安価は無効となります。
>>353の選択肢から改めて選択してください。
↓2
3
2
2、保健室に行く
貴方は保健室に行く事にした。
□—————————□
|学院校舎内 ・ 保健室|
□—————————□
保健室に着いた貴方は、保健の先生に簡潔に用件を伝える。
どうやら虚弱は、まだベッドに横になっているらしい。
確認していないから分からないが、恐らく眠っているだろうとの事だ。
お昼になったのに起きてこないと言う事は、具合が悪いかまだ寝ているかのどちらかだろう。
今朝の様子からして具合が悪いわけではなさそうだったから、寝ていると考えるのが打倒か。
となると、どうしよう。虚弱を起こす必要があるほど大事な用は無かったはずだし、それならここにいる意味はない。
保健室で待っているのも良いが、起きる保証が無いのに無意味に時間を潰すのもどうだろう。
と言っても、貴方だって暇人だ。時間くらいくれてやっても構わない。
貴方は
1、自由行動
2、仕方が無いから諦めよう
3、待ってみよう
↓2
3
1 写生をしながら起きるのを待つ
描くための道具って持ってきてるのかな?
1、自由行動「写生をしながら起きるのを待つ」
まあ、こんな事もあろうかといつものノートとシャーペン一本を持ってきて正解だった。
保健の先生には訝しげに見られたが、持ってきたおかげで時間を潰しながら待つ事ができる。
貴方は先生に一言断ってから、ソファに座り、外の風景を写生して待つ事にした。
最近は絵の練習ばかりで、「絵を描く」と言う本番からは遠ざかっていた。
久々の感触は、まるで真新しい物に触れるかのようだった。
ちょっとだけ、絵を描くのが上手くなった……気がする?
貴方が外の風景をあらかた描き終えた時、ちょうどお昼休みの終了を知らせるチャイムが鳴った。
振り返り、虚弱が使用しているベッドを確認するが動き無し。
先生にも確認してみるが、やはり起きていないようだ。
まあ、こんな事もあるだろう。無意味に時間を浪費せず済んだだけマシと考えよう。
貴方は授業に遅れないように、急いで教室に戻った。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
休み時間。次の授業の準備をしていた貴方は、何をして過ごすかを考える。
とは言え、無理に何かをする気にはなれない。飽くまで暇潰しである事は念頭に置く。
そう言えば虚弱は、今はもう起きているのだろうか。流石に、目を覚ましている気がする。
貴方は
1、自由行動
2、のんびり過ごす
↓2
虚弱とお喋りする
↑
1、自由行動「虚弱とお喋りする」
貴方は虚弱とお喋りする事にした……が、それには保健室に行かなければならない。
行く時間はあるし、お喋りするくらいの時間もあるだろうが、ちょっと面倒臭い。
それに、虚弱が起きていると言う保証も無いのだ。
起きている気がするとは行ったが、貴方の勘なんていかほど信用できようか。
まあ、行くだけ行ってみて、駄目だったら帰ってくれば良いだろう。
と言う事で、貴方は保健室に行く事にした。
□—————————□
|学院校舎内 ・ 保健室|
□—————————□
保健室に着いた貴方は、保健の先生に簡単に用件を伝える。
思えば、これで保健室に来るのは本日三度目。心なしか、制服に薬品の臭いがこびり付いた気がする。
それはそれとして、どうやら虚弱はベッドで横になっているらしい。そこから先は、聞かずとも分かった。
ベッドで横になっているのならば、今は休みたいと言う事なのだろう。
そんな時に「お喋りしよう」だなんて誰かが訪ねてきてみろ。貴方ならば煩わしく思うだろう。
虚弱はどうだろうか、迎えてくれるだろうが、良い気分ではないはずだ。
まあ、止めておくのが妥当だろう。まさか覗きこんで様子を窺う、なんて変態的な真似はできない。
……転入初日、当然のようにやっていた日々を思い出すだけで過去の自分を抹殺したくなるが、それは後で考えよう。
貴方は
1、教室に戻ろう
2、話しかけてみる
3、自由行動
↓2
1
1
1、教室に戻ろう
仕方が無い。諦めて教室に戻ろう。
普段は起きている時と横になっている時でまちまちだから、今日はタイミングが悪かったと考えるしかない。
教室に戻った貴方は、そこで次の授業が始まるのを待った。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
放課後。生徒たちは友人たちと一緒に寮に帰ったり、部活動に向かったり、教室に居残ったり、広場で遊んだり。
そうして、各々自由に放課後を過ごしている。
帰る準備をしながら、貴方はこれから何をしようかを考える。
今の貴方に、これと言って予定はない。自由に過ごす事ができる。
そう言えば、虚弱はどうしているだろう。今日はずっと横になっていたようだが、大丈夫なのだろうか。
最近、やけに元気な事が多かっただけに、少し心配ではある。
貴方は
1、寮に帰る
2、保健室に行く
3、男装の所に行く
4、鉢巻を探す
5、自由行動
↓2
2
2
2、保健室に行く
貴方は保健室に行く事にした。
□—————————□
|学院校舎内 ・ 保健室|
□—————————□
保健室に着いた貴方は、保健の先生に軽く挨拶をしてから周囲を見渡す。
そうして、ソファに座る虚弱の姿を確認する。
同時に、振り向き、虚弱は貴方が保健室に入ってきた事を確認する。
虚弱「あ、——さん」
貴方「気分は、どうですか?」
虚弱の方に歩み寄りながら、貴方は尋ねる。
虚弱「まあ、ふつう。……なんか、私が知らない間に、保健室に来たみたいだね」
虚弱に言われて、貴方は保健の先生の方を見る。
ぺろりと舌を出して「言っちゃった」みたいな顔をするくらいなら言わないでほしいものだ。
貴方「……ええ、まあ」
虚弱「ごめんね。何か、用だった?」
貴方は
1、自由行動
2、特に用は無かった
↓2
2
2
2、特に用は無かった
貴方「いえ、用と言うほどの事は無くて……」
*「うそつけー」
貴方「先生! もう……だから、気にしないでください」
虚弱「そう? ……じゃあ、そうする」
先生の茶化しにも惑わされずに、虚弱も納得してくれたようで、貴方から視線を外して、外を眺め始める。
と言っても、虚弱の目は外を見ているようには見えない。ただ、ぼんやりとそうしているだけのようだ。
貴方は
1、帰ろうと誘う
2、寮に帰る
3、「なにを見ているんですか?」
4、そのまま待ってみる
5、自由行動
↓2
3
4
4
4、そのまま待ってみる
貴方は、そのまま待ってみる事にした。きっと意味はないだろう、理由は簡単。
ただなんとなく、待っていたら何かあるかと、期待しただけ。何も無くても、それで良い。
貴方は虚弱が見ているだろうその方向を眺め、同じ物を見ているつもりになる。
そのまま、ただ時間が過ぎて行く。
虚弱「……ふう」
暫く経って、虚弱は一息吐いて、鞄に手を伸ばす。
取っ手を持つと、立ち上がり、貴方へと振り向いて言った。
虚弱「帰ろ」
時計を見ると……なかなか長い間、貴方は時間を潰したらしい。
貴方「あー……そうですね。帰りましょう」
貴方は虚弱と一緒に寮に帰った。
□—————□
|貴方の部屋|
□—————□
部屋に戻った貴方は鞄を置き、ベッドに倒れ込んだ。
そのまま目を閉じ、今日一日を振り返った。
一日を終了します。
これまでの行動を記録します。
データをセーブする位置を決定してください。
1.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/10・土:終了)
2.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/11・日:終了)
3.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/12・月:終了)
4.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/13・火:終了)
5.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/ 9・金:終了)
↓2
5
5
5番に貴方のデータをセーブしています。
セーブが完了しました。
これまでの行動をシステムにセーブしています。
セーブが完了しました。
お疲れさまでした。
選択肢が現れたから正解だと思った? 残念、ハズレでした!
いえ、冗談です。これはこれで当たりではあるんですよ、たぶん。
次の再開は5月13日の21:00を予定しています。
それではみなさま、お休みなさいませ。
すみません、今日は再開しないと言う事でお願いします。
ちょっとやらかしちゃったらしくて……本当にごめんなさい。
明日も再開できなさそうなので、5月15日の21:00に再開を予定しています。
>>387
もしかして、システムさんやゲームマスターがギャルゲーやった事無いって言うアレ、冗談だって思われてます?
とりあえず、やった事は無いのでなんとも言えません。そうですね、じゃあこちらは「カタハネ」と言っておきます。
s
百合ゲーをやってて女装ギャルゲーの方が出来なくなるんなら、
百合ゲーはやって欲しくないな
聖王が女性だったなんて嘘だ! 後付けと言うのは時に残酷ですね。
こんばんは、システムさんです。
そうそう。一昨日に来た時、つい言いそびれていました。なんか評判悪かったので女主人公追加はやめておきます。
取らぬ狸な話ですが、主人公の性別を女性にしたらスレタイをしれっと「安価で百合ゲー風SS」とでも変えようと思っていました。
さて、もはやあり得ない未来の話は措いといて、直後のレスで天気判定よいしょ
s
すみません、ちょっと再開が遅れます。21:30に再開します。
>>393 了解
調べたら本当に聖王が女になってるじゃないか!
予定した時間になりました。
ゲームを再開します。
1.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/10・土:終了)
2.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/11・日:終了)
3.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/12・月:終了)
4.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/13・火:終了)
5.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/14・水:終了)
データがセーブされています。
最後にセーブしたデータの続きから始めますか?
また、思い出の部屋に行く事ができます。
思い出の部屋に行きますか?
↓1〜3まで多数決 始めるor始めないor思い出の部屋 その他を除き同数の場合↓3を優先
始める
始める
多数決なので決定しました。
前回の続きから再開します。
5番のデータを読み込んでいます。
読み込みが完了しました。
5番のデータを再開します。
□—————□
|貴方の部屋| 9/ 15(木)
□—————□
貴方は目覚まし時計の喧しいベルで目を覚ます。
貴方は目覚まし時計を止め、ベッドから抜け出す。
そして窓に近寄り、天気を確認する。
うん、いい天気だ。
貴方は歯を磨き、制服に着替えて、ベッドを整える。
いつもの行動を終えた、貴方は虚弱の部屋に行く事にした。
□—————————'□
|二年生学生寮内・5階|
□,—————————□
虚弱の部屋の前に着いた貴方は、部屋の扉を軽くノックして反応を待つ。
少しして、部屋の扉がのんびりと開き、虚弱が姿を現した。
虚弱「……——さん……」
貴方「おはようございます、虚弱さん」
虚弱「うん……おはよう」
貴方「食堂、行けますか?」
虚弱「……行く」
そんないつものやり取りを交わしてから、貴方は虚弱と一緒に食堂に向かった。
□——————————'□
|二年生学生寮内 ・ 食堂|
□,——————————□
貴方は虚弱と、何か話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、特にない
↓2
2
ペットを飼いたいって思ったことある?
なんか聞いたことがある気もするけど
1、自由行動「ペットを飼いたいって思ったことある?」
貴方「虚弱さんは、ペットを飼いたいって思った事はありますか?」
虚弱「ペット……?」
貴方を見つめる虚弱の顔は疑問に満ちていた。何か、引っかかっているらしい。
もしやまた戯けた事を言ったかと思ったが、貴方の記憶にはそれらしい物がない。
虚弱「……うち、犬、飼ってるよ……言った事、無かったっけ?」
虚弱はきょとんとした表情で、そんな事を言う。
家の事を自分からはあまり話そうとしない虚弱だったが、まさか飼い犬の存在を隠しているとは思わなかった。
貴方「聞いた事、ありませんでした。初耳です」
虚弱「あー……そっか……そうだっけ」
虚弱は何度か頷き、話を続ける。
虚弱「ゴールデン・レトリバーの……。もう、よぼよぼのお爺ちゃん……私と、同い年だから……」
貴方「と言う事は……十六歳! 長生きですねー」
虚弱「うん……夏休みの時、久々に会ったら……」
虚弱「……めちゃくちゃ元気だった……」
貴方「良かったじゃないですか、元気なら」
虚弱「うん、まあ、そうだけどね……」
初耳であったが、どうやら虚弱は犬を飼っていたらしい。ゴールデン・レトリバーだそうだ。
それも虚弱と同い年であるらしい。よくある、子供が生まれた年にペットを飼うと言うあれだろう。なかなか情操教育によろしいらしい。
そんな話をしながら、貴方は虚弱と一緒に朝食を食べた。
□—————□
|貴方の部屋|
□—————□
一度虚弱と別れ、部屋に戻った貴方は、鞄を持ってもう一度虚弱の部屋に向かった。
□—————————'□
|二年生学生寮内・5階|
□,—————————□
再び虚弱の部屋の前に到着した貴方は、部屋の扉を軽くノックする。
少しして、部屋の扉がのんびりと開き、鞄を持った虚弱が姿を現す。
虚弱「……来たね」
貴方「それは、もう。行きましょう」
虚弱「あーい……」
やる気の感じられない返事をする虚弱。つい、クスリと笑ってしまった。
虚弱「……む、なに?」
貴方「いいえ、何でも」
こんな、何でも無い動作にすら愛しさを感じてしまうなんて。
なんと言うか、貴方と言う生き物は何かと容易いのだった。
そんな事を想いながら、貴方は虚弱と一緒に登校する事にした。
□——————————□
|学院敷地内 ・ 学生寮前|
□——————————□
貴方は虚弱と、何か話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、特にない
↓2
虚弱さんからみて私の絵の腕はどれ位上達しました?
最近描いた絵を虚弱に見せて、自分の絵の腕が上がったかどうか聞く
1、自由行動「最近描いた絵を虚弱に見せて、自分の絵の腕が上がったかどうか聞く」
唐突に、貴方は虚弱に最近描いた自分の絵を見せて、その評価を貰いたくなった。
比較的最近に絵を描いたノートは鞄の中に入っているとは言え、しかし今は登校の最中。
わざわざ今の時間にそれをしなくても、後でいくらだってできる事を考えると、億劫だ。
それにそれは、日差しが照っているこの下に虚弱を留めると言う事でもある。
まあ、評価を聞くぐらいならば良いのではないかと思われる。
つい一昨日あたりかそれとも先週か、休み時間だったかに虚弱は貴方が絵の練習をしている所を見ているはずだ。
その時の評価を貰えば、ほぼ問題は無いだろう。
要するに、何かと都合が悪いのだ、今は。
正当な評価を聞くだけならば後でもできるし、評価を聞くだけなら絵など見せなくても良い。
貴方は
1、それでも絵を見せて評価を聞く
2、普通に評価を聞く
3、めんどいからやっぱやめた
4、自由行動
↓2
2
2
2、普通に評価を聞く
まあ、普通に評価を聞くだけで良いか。
実はあわよくば絵を見せてそれで感心してもらえたなら、なんて思ったりしていた。
その為には今すぐ絵を見てもらって、その評価が欲しかっただけに、少し物足りないが仕方が無い。
貴方「そうそう虚弱さん。突然ですが、私の描く絵、どう思いますか?」
虚弱「ふぇー?」
虚弱は気の抜けた声をあげながら、貴方を見上げる。
貴方が悩んでいる間に、虚弱は完全に気を抜いていたらしい。呑気な物である。
貴方「私の絵はどうですか、って。上手になりましたか?」
虚弱「えー……っと、それは……いつの時を最初として……?」
貴方「できれば最初の頃でお願いします」
虚弱「ああ……じゃあ、上手くなったと、思う……」
つい心の中でガッツポーズをしてしまった。仕方が無いではないか、褒められたのだから。
そうさ人間、褒められて悪い気分にはならないようにできているのだから。
虚弱「……まあ、あともう一頑張り、かな……本当に、上手って言えるのは……」
そして鞭である。飴と鞭で言うなら、その順でプレゼントしてきた。
心の中でガッツポーズを取った腕が、ひょろひょろと萎むように項垂れていく気がした。
虚弱「……うん、まだまだ」
重ねてそう言って、虚弱はうんうんと頷く。虚弱の中の判定、結構シビアである。
貴方「そうですか……もっと励みます」
虚弱「うん、頑張ろー……」
貴方は他に、虚弱と何か話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、もういいや
↓2
2
2
2、もういいや
貴方は虚弱と一緒に校舎に向かった。
□—————————□
|学院校舎内 ・ 保健室|
□—————————□
校舎に着いた貴方と虚弱は、真っ直ぐ保健室に向かう。
貴方と虚弱が保健室に着いた時、保健の先生は席に外しているようだった。
虚弱「……修学旅行があるから、かな……?」
と、虚弱は先生不在の理由をそう推測する。
と言う事は、保健の先生も修学旅行について行くのだろうか。
期間中は休日なので、確かに保健室を訪れる生徒はいないだろう。
だとしても軽い怪我をする生徒はいるだろうし、ならその生徒に対する処置は誰が行うのだろう?
……まあ、誰かがやるのだろう。貴方が深く考えなくても良い事だ。
そう思いながら、貴方は虚弱をベッドまで連れていき、そこに寝かせてやる。
虚弱「……ありがとう」
貴方「はい、どういたしまして。では、私は教室に行きます」
虚弱「うん……」
虚弱が頷くのを見て、さて貴方は保健室を後にする。
……しようとしたのだが、何故か、虚弱が貴方の制服の袖を掴んでいる。
子供が親とはぐれないようにするように、指先で摘むように掴んでいたのだ。
なんだろう、虚弱は何か貴方に話でもあっただろうか?
そう思い虚弱の顔を見てみるが、特にそんな事は無さそうだ。
強いて言うなら……少しだけ、寂しげに見えなくもない。貴方の目が腐っているだけだと思う。
貴方は
1、「行ってきます」
2、「どうかしましたか?」
3、手を重ねる
4、虚弱をじっと見つめる
5、自由行動
↓2
2
2
2、「どうかしましたか?」
貴方「どうかしましたか?」
分からないのならば、尋ねれば良い。そんな軽い気持ちで、貴方は虚弱に尋ねる。
虚弱「え? ……あ、ううん」
虚弱は慌てるように貴方の制服の袖から手を離し、隠すようにその手を引っ込める。
そして、貴方から顔を逸らして、ぼそりと言った。
虚弱「……ごめん」
貴方「ああ、いえ。別に、どうしたのかと思っただけですから」
とは言え、ちょっとばかり様子がおかしいか。
目が腐っているからとかふざけた事を言っている場合ではないだろう。
かと言って貴方が下手に推測すれば、恋は盲目と言わんばかりに変な方向へ想像が傾くに違いない。
人間、冷静なつもりでいて実際はとんでもない気狂いになっている事もしばしばなのだ。
虚弱も虚弱で、なんの目的があったのかは言ってくれそうに無い。
時間もそれほど余裕があるわけではないし、この場では諦めるしかないだろう。
貴方「……では」
虚弱「……うん」
貴方は虚弱と別れ、保健室を後にした。
なんとなくいつもより後ろ髪を引かれた。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
お昼休み。突如挟まれた小テストに気力を奪われたクラスメイト達は、僅かでも補給しようと食堂に向かう。
まあ、その様子は「ちょっと疲れたねー」程度である。マイペースどころか中々タフだ。
今の貴方に、これと言って予定は無い。自由に過ごす事ができるだろう。
虚弱は、今朝に別れたきりである。
あれから思い浮かべばあの時の事について考えたが、さっぱりである。
結局、貴方のおつむでは分かりそうにない。虚弱に聞くわけにもいかない……気がする。
貴方は
1、食堂に行く
2、保健室に行く
3、自由行動
↓2
2
2
2、保健室に行く
貴方は保健室に行く事にした。
□—————————□
|学院校舎内 ・ 保健室|
□—————————□
保健室に着いた貴方は、保健の先生に簡単に用件を伝える。
そうしてから、虚弱の姿を探す。すぐに発見できた、ソファに腰掛けてお弁当を食べていた。
そして虚弱も、振り向いて貴方を確認する。
虚弱「あ……——さん」
気付かれてしまっては仕方が無い、なんて。
一人そんな冗談めいた事を考えながら、貴方は虚弱に歩み寄る。
貴方「こんにちは。今日は、食べるんですね」
虚弱「……うん」
頷き、虚弱は小さく取ったご飯を口に入れて、もくもくと口を動かす。
どこか拗ねた子供の行動のように見えなくもないが、ただ単に虚弱の普段通りからちょっと調子が悪いだけだと察する。
まあ、調子が悪いと言っても、こうしてお弁当を食べているのだから大した事ではないはずだ。
貴方「美味しいですか?」
虚弱「……ううん、あんまり」
貴方「やっぱり」
そんな会話をしながら、貴方は虚弱の隣に座る。
自然にそうしておきながら、今更になって「これからどうしよう」なんて、焦り始める。
いざ虚弱の隣に座ってみれば緊張してしまうのは、ちょっとばかり情けないかもしれない。
貴方は虚弱に、何か用があっただろうか
1、自由行動
2、特にない
↓2
2
↑
2、特にない
貴方は変にギクシャクしながら、虚弱と一緒に過ごした。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
休み時間。貴方は次の授業の準備をしながら、何をして時間を潰すかを考えていた。
まあ、無理に何かをする必要はないだろう。
いつも通りのんびり過ごすか、絵の練習でもするかのどちらか。
貴方は
1、自由行動
2、ちょっとだけ絵の練習
3、自由行動
↓2
2
2
2、ちょっとだけ絵の練習
貴方は、ちょっとだけ絵の練習をする事にした。
どうせ実時間十分足らずの休み時間だ、正直言って足しにすらなるまい。
練習ではあるが、その目的は貴方のやる気維持となるだろう。
そんなわけで貴方は鞄からいつものノートと筆入れを取り出し、絵の練習を始めた。
ちょっとだけ、絵を描くのが上手くなった……気がする?
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
放課後。来る修学旅行に夢を膨らませ、話の華を咲かせながら生徒たちは帰路に着く。
そんな生徒たちの楽しげな会話が聞こえる度、貴方はちょっとずつへこむ。
そんな調子で帰る準備をしながら、貴方はこれから何をしようかを考える。
今の貴方にこれと言って予定はない。自由に過ごしても構わないだろう。
貴方は
1、寮に帰る
2、保健室に行く
3、世界「愛」クラブに行く
4、男装の所に行く
5、自由行動
↓2
2
期待
2
おうふ。システムさん判断で安価下の>>428で進行します。
2、保健室に行く
貴方は保健室に行く事にした。
□————————□
|学院校舎内 ・ 廊下|
□————————□
保健室に向かう途中の廊下で、貴方は虚弱とばったり会った。
こんな事も久しぶりだと思いながら、貴方は虚弱に話しかける。
貴方「虚弱さん」
虚弱「あ、——さん。帰るの?」
貴方「はい。虚弱さんは、まだ帰らないのですか?」
虚弱「うん……ちょっと、用事」
また、どこかに用があるらしい。一体虚弱はどこに行っているのだろう、未だに分からず。
まあ、深夜の散歩と同じく、虚弱の数少ない楽しみであるのかもしれない。
そこに介入する権利なんて、貴方は有していないのは言うまでも無い。
貴方「そうですか……遅くならない内に、下校しましょうね?」
虚弱「分かってるよ。——さん、おかーさんみたい」
貴方「……結構、スパイスの効いた皮肉ですね」
虚弱「だって、本当の事だもん……。じゃあ、バイバイ……」
貴方「はい、また明日」
貴方は虚弱と別れ、大人しく寮に帰る事にした。
□—————□
|貴方の部屋|
□—————□
部屋に戻った貴方は鞄を置き、ベッドに倒れ込んだ。
そのまま目を閉じ、今日一日を振り返った。
一日を終了します。
これまでの行動を記録します。
データをセーブする位置を決定してください。
1.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/10・土:終了)
2.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/11・日:終了)
3.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/12・月:終了)
4.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/13・火:終了)
5.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/14・水:終了)
↓2
1
1
1番に貴方のデータをセーブしています。
セーブが完了しました。
これまでの行動をシステムにセーブしています。
セーブが完了しました。
お疲れさまでした。
虚弱の様子が変ですがそれ以上に主人公が挙動不審になりました。あるぇー。
次の再開は5月16日の21:00を予定しています。
それではみなさま、お休みなさいませ。
乙でした
>>435 虚弱って犬と同じ16歳なの?
む、最近システムさん調子悪い?
調子が悪いと言ったら、まあ結構悪いですね……システムさんもゲームマスターも。
この時間なら再開できそうな気もするんですが、やめておきます。というか、ごめんなさい。
明日はシステムさんのメンテナンスデーなので、再開は5月18日の21:00にしたいと思っています。
その時まで、調子が良くなっていれば良いんですけれどね……本当にすみません。
>>436
誕生日を迎えたので虚弱は17歳でしたね。高校二年生ですし。一応、留年はしていない事を言っておきます。
出席日数などの事を普通に考えたらあり得ませんが、創作物なんてンなもんでいいんです。
>>438 調子が悪いなら休んでいいんじゃない?システムさんが倒れてこのスレなくなったら嫌だし。
このギャルゲーのヒロインって病気になったりしたっけ?生理で不調なのはよく見るけど。
女主人公ええやん
もう終わった話を蒸し返すなよ……
面倒くさい奴だな
そう言えば今は五月でしたね。つまりシステムさんは五月病に罹っていたんです!
はいはい戯れ言乙って感じですね。でもそう思うと少し元気が出てきた気がします。
たぶん二ヶ月後くらいには「夏バテで〜」とか言っている事でしょう。こんばんは、システムさんです。
>>439
そもそもリアルでも病気なんてもんは滅多にならないですよね。なる時はなりますけど。
まあまあ熱や風邪や疲労やぎっくり腰やら持病の癪やら、そんな理由での看病イベントもあるかもしれませんね。
……本当は最初から用意していたけれどすっかり忘れていた、なんて言えませんよね……えへへ。
そうそう、闇落ちした虚弱の未来を書いていたら調子が治りました。
たぶんそう言う描写したい欲求がシステムさんの精神プログラムに異常を来していたのだと推測します。
と言う話はどうでも良くて、つい忘れていました。
直後のレスで天気判定
s
予定した時間になりました。
ゲームを再開します。
1.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/15・木:終了)
2.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/11・日:終了)
3.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/12・月:終了)
4.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/13・火:終了)
5.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/14・水:終了)
データがセーブされています。
最後にセーブしたデータの続きから始めますか?
また、思い出の部屋に行く事ができます。
思い出の部屋に行きますか?
↓1〜3まで多数決 始めるor始めないor思い出の部屋 その他を除き同数の場合↓3を優先
始める
始める
多数決なので決定しました。
前回の続きから再開します。
1番のデータを読み込んでいます。
読み込みが完了しました。
1番のデータを再開します。
□—————□
|貴方の部屋| 9/ 16(金)
□—————□
貴方は目覚まし時計の喧しいベルで目を覚ます。
貴方は目覚まし時計を止め、ベッドから抜け出す。
そして窓に近寄り、天気を確認する。
うん、いい天気だ。
貴方は歯を磨き、制服に着替えて、ベッドを整える。
いつもの行動を終えた、貴方は虚弱の部屋に行く事にした。
□—————————'□
|二年生学生寮内・5階|
□,—————————□
虚弱の部屋の前に着いた貴方は、部屋の扉を軽くノックして反応を待つ。
少しして、部屋の扉がのんびりと開き、虚弱が姿を現した。
虚弱「……おはよう、——さん……」
貴方「おはようございます、虚弱さん」
挨拶を済ませ、虚弱は部屋から出て、鍵をかける。
虚弱「……じゃあ、行こ……」
貴方「はい」
もはやツーカーの呼吸である。まあ、こんな生活も一ヶ月近い事を考えると、そんなもんである。
毎朝足繁く虚弱の部屋に通って虚弱のお迎えをして、まるで貴方が虚弱を介護しているようにも見えなくもない。
目を離せばいつぶっ倒れるかも分からない虚弱に対しては、強ち間違っていないのもポイントか。
……介護と言うより、虚弱のお母さんみたいと言う方が正しいかもしれない。
虚弱「……ん、どしたの……?」
貴方「ああ、いえ、何でも……」
つい、渋い顔をしてしまったのを見られたらしい。さっと誤魔化す。
昨日虚弱に言われて、気にしているのだろうか。認めてしまったようで、ちょっと嫌だ。
大体貴方、こうやって女装をして女の子らしく振る舞っているけど男としての何かアレは捨てていないし、女呼ばわりされる事だって……。
変にぐつぐつと考えながら、貴方は虚弱と一緒に食堂に向かった。
□——————————'□
|二年生学生寮内 ・ 食堂|
□,——————————□
貴方は虚弱と、何か話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、特にない
↓2
「トワイライト」って読むか見たことある?
自分で書いておいてあれだけど、もしかしたら虚弱相手には危険な質問かも
2
2、特にない
貴方は虚弱と一緒に朝食を食べた。
□—————□
|貴方の部屋|
□—————□
一度虚弱と別れ、部屋に戻った貴方は、鞄を持ってもう一度虚弱の部屋に向かった。
□—————————'□
|二年生学生寮内・5階|
□,—————————□
再び虚弱の部屋の前に到着した貴方は、部屋の扉を軽くノックする。
少しして、部屋の扉がのんびりと開き、鞄を持った虚弱が姿を現す。
貴方「お待たせしました」
虚弱「……待ちました」
あんまりよく考えていないような顔で、虚弱はそう返す。
久しいちょっとした虚弱の悪ふざけに、貴方はつい笑ってしまう。
貴方「では、行きましょう」
虚弱「……そーしましょう」
貴方は虚弱と一緒に校舎に向かう事にした。
□——————————□
|学院敷地内 ・ 学生寮前|
□——————————□
貴方は虚弱と、何か話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、特にない
↓2
目玉焼きには何を掛けます?
虚弱さんの料理食べてみたいな
>>453 なんかそれ聞いたことある気がする……別のスレかヒロインとごっちゃになってるのかもしれないけど。
>>453 見つけた
33 ◆EEWQeQ.ZIg saga New! 2013/02/21(木) 22:48:34.04 ID:yRUL8ZKN0
1、自由行動「目玉焼きには何をかけるか」
貴方「虚弱さん、虚弱さん」
虚弱「もくもく……うん?」
貴方「虚弱さんは、目玉焼きに何をかけますか?」
虚弱「…………食べたいの、目玉焼き?」
虚弱は中に入っている目玉焼きを見せるように、お弁当箱を差し出す。
綺麗に形が整ったそれは、確かに美味しそうだし、それを見てこの話を振ったと言うのはあるが……。
貴方「いえ、そう言うわけではなくて……単純に、何をかけるのかなーって思ったんです」
虚弱「……そう言う事。…………男は黙って、そのまんま」
貴方「……ツッコミどころはいくつかありますが、私はツッコミ役としては力不足なので一つだけにさせてもらいます」
貴方「男じゃないですよね」
虚弱「うむ……鋭さが足りない、三点」
一〇点満点評価だとしたら、点は貰えた方か。自己評価で二点だったので、マシである。
貴方「そのまんまって……何も付けないって事ですか?」
虚弱「うん……そのまま食べるか、醤油をちょっとだけ垂らす……かな」
虚弱「どばどばにすると……ちょっと……」
貴方「なるほど……中々に、乙な食べ方ですね」
虚弱は目玉焼きを食べる時、そのまま食べるか、醤油を少しだけ垂らすらしい。
その日の気分や、体の調子によって変えるのだろう。醤油は、元気な時のちょっとした刺激物。
虚弱について、これまた変な情報を獲得してしまった気がする。
そんな話をしながら、貴方は虚弱と一緒にお昼休みを過ごした。
1、自由行動「虚弱さんの料理食べてみたいな」
貴方「ああ、そう言えば」
藪から棒に、貴方は声を上げる。
あからさまに何かを企んでいるかのような、もしくは下手くそな演技のようになってしまったが、まあ気にしない。
貴方「虚弱さんの料理、食べてみたいなー」
そう言って、貴方はちらりと虚弱を見る。
虚弱は貴方を、「突然なにを言っているんだこいつは」と言わんばかりの冷めた眼差しで見ていた。
まあ、確かに唐突であった事は認めるが、そんな視線で見られるような憶えは無い。
貴方「……なんて」
だからってなんと言い返せば良いものやら。
貴方にできるのは、せいぜい下手くそな演技を継続するかのように誤魔化すくらいである。
虚弱「……私の料理が、食べたいと」
尋ねる虚弱の声は、どこか楽しげに聞こえる。気付けば、冷めたような視線では無くなっていた。
貴方「えっ、はい、まあ……食べたいのは、本当です」
虚弱「…………つまりそれは、私に対する告白と……受け取っても?」
どこでどんな飛躍した果てにそこに行きついたのか、聞き出したい所である。
手料理を食べたいと言ってみたら、何故か告白と取られてしまった。
状況を整理するとそんな感じだが、まるで意味が分からないのは見ての通りだ。
貴方の要求には、虚弱が意訳した内容は一つとして含まれていなかったはずなのだから。
貴方「あ、の……あう……」
そして好意を見抜かれたと思ってしまった貴方は、つい足を止めてしまう始末。
明らかに不自然な挙動、怪しい様子。焦る気持ちに体は答えてくれず、代わりに冷や汗を垂れ流す。
貴方は
1、いえす
2、のー
3、あうあうあう
4、自由行動
↓2
3
……話が飛躍しすぎてませんか?
4、自由行動「……話が飛躍しすぎてませんか?」
しかし、思考する事に限っては貴方も得意とする所。
まして突発的な不慮の事態如きで考えが狂っては、今まで生きてこられやしない。
口に溜まった唾液を呑み込み、貴方は口を開く。
貴方「……話が飛躍しすぎてませんか?」
絞り出したのは、少し冷めたツッコミ。
冷静に返したように見えて、ただ余裕が無いだけなのは言わないお約束。
虚弱「……むう」
虚弱は目を細め、詰まらなさそうな顔をする。慌てふためく滑稽な姿でも求めていたのだろうか。
もしそうならば、この学院内だとシャレにならないのでやめて欲しい限りである、二つの意味で。
虚弱「……いや、ほら……私の料理が食べたいと言った……」
貴方「言いました」
虚弱「……手料理を食べると言う事は、普通ではない関係だと思う……」
貴方「ああ、まあ、確かに」
虚弱「……たとえば、毎朝お味噌汁を作ってくれ、的な……」
貴方「そこですね。そこで何かが間違ってしまったんですね」
虚弱「……告白かな、って」
貴方「前半と後半が、独立した別々の話じゃないですか」
蓋を開けてみれば何の事はない、ただの早とちりか悪戯だっただけだ。
虚弱の様子を見る限り、意識して間違えた様子。
虚弱「でも……女の子の料理は、そんなに安くはない……」
その言葉から察するに、虚弱の料理は食べさせてもらえない、と言う事だろうか?
飽くまで現段階での話で、一歩踏み込めば……?
貴方「はあ……虚弱さんの料理、高そうですね」
虚弱「……もちろん」
貴方と虚弱は、再び校舎に向かって歩き始めた。
貴方は他に、虚弱と話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、もういいや
↓2
2
「百万回生きたねこ」が好きって言ってたけど、どんなところが好き?
聞いてたっけ?
1、自由行動「「百万回生きたねこ」が好きって言ってたけど、どんなところが好き?」
貴方「虚弱さん、前に「百万回生きたねこ」が好きって言っていましたよね?」
虚弱「ああ……うん。……言った」
貴方「どんなところが好きなんですか?」
好きと言うからには、何らかの理由があるのだろう。
好きな本は何かと尋ねられて絵本を挙げるくらいなのだから、何かしらあって欲しい物である。
しかし貴方の願いとは逆に、虚弱は悩む仕草をしてしまう。
虚弱「えー……そう言う事、言われてもなあ……」
確かに、言われても困る話だろう。好きの嫌いの、理由はあっても普段は気にしないのだから。
嗜好と言う物は意識しない事が多い。脳と意識に染み付いた好みが、直感的に物事を選別するのだ。
と言うのはこじつけ。実際は、理由を考えてから何かを好きになる事が少ないだけだ。
改めて考えて、そうして発見して、もっと好きになる事は多くあるだろう。
虚弱「……うーん……どこだろう」
どっこい虚弱は全く見つからないらしい。
なんだかんだ言ったが、やっぱり好きなのだからその理由があって、それは結構分かりやす物だと思うのだが……。
虚弱「……「ねこ」が、かわいそうだからかな……」
貴方「可哀想?」
彼の本は、不死身な猫の並ではない生涯を描いている。
その終わり方は、憐れみを覚えても不思議ではないエンディング。
虚弱「だって……百万回生きてたから……」
そして虚弱が言う「可哀想」は、死ねない事に対する憐れみだった。
恐らく、虚弱もその感情を説明できないのだろう。ただ、なんとなく、その事を「可哀想」だと思う。
虚弱「……あと、好きな白猫が死んで、かわいそうで……」
虚弱「結局死んじゃって、かわいそうで……」
虚弱「……かわいそうばっかりで、碌な本じゃない……!」
そこに行きついてしまったら、お終いだと思う。
貴方「じゃあ、嫌いになりますか?」
虚弱「それはそれ……これはこれ」
なんて、自信満々に言う。
貴方は他に、虚弱と話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、もういいや
↓2
2
2
2、もういいや
貴方は虚弱と一緒に校舎に向かった。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
今日の虚弱は比較的調子が良いらしく、教室で過ごすらしい。
貴方「最近、教室に行く比率が高くなっていますね」
虚弱「……がんばってる」
との事らしい。確かに、頑張っている。
貴方と虚弱が教室に着いた時、教室には貴方と虚弱を除く生徒全員が登校してきていた。
時期が時期で仕方が無いとは言え、誰も彼もが修学旅行の事で浮ついている。
明日と明後日が休みである事から、友人と何か必要な物を揃えに外出の予定を立てている生徒もいる。
貴方と虚弱だけ完全にアウェイであるが、虚弱が気にしていないようなので貴方も気にしない。
貴方と虚弱はそれぞれの席に向かい、鞄を置いて、座る。虚弱は腕を組んで枕代わりにして寝る。
そのまま、ホームルームが始まるのを待った。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
休み時間。次の授業の準備をしながら、貴方は何をして時間を潰そうか考えていた。
無理に何かをする必要はないかもしれない。
のんびり過ごすか、やるにしても絵の練習をするくらいか。
ちなみに虚弱は、相変わらず机に突っ伏している。
いつかのように眠りこけているなんて事はないようだが、まあ話しかけない方が無難か。
貴方は
1、自由行動
2、絵の練習
3、のんびり過ごす
↓2
2
2
男装と会話をしに行ってみる
2、絵の練習
貴方は絵の練習をして過ごす事にした。
いつものノートを鞄から取り出し、貴方は絵の練習を始めた。
思えば、このノートとの付き合いも長いものだ。何か時間があれば取り出して、落書きをしている。
その甲斐あってか数学のノートだった部分に比べて、落書きに使用したページが五倍近い。
気付けば数学の面影がちらちらと見えるくらいにページ数も少ない。そろそろ新たなノートを用意する事にする。
そんな思い出に浸るような気分で、貴方は絵の練習をして過ごした。
ちょっとだけ、絵を描くのが上手くなった……気がする?
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
お昼休み。生徒たちは昼食を求めて、ぞろぞろと食堂に向かう。
その中の話を聞いて思い出したが、そう言えば今日は金曜日。食堂では、「週替わり定食」が販売されている。
先週に食べたサンマは絶品であった……思い出せば、なんとなく口の中にその味がするような。
それはそれとして、その事もあって、今日は食堂に行く人は多いだろう。
虚弱はと言うと、週替わり定食なんか知った事ではないと言わんばかりに鞄からお弁当箱を取り出す。
蓋を開けて姿を現すその内容は、お世辞にもお弁当とは言えない程質素。
まあ、虚弱に合わせて作ったのだろうし、その上で栄養は摂れるように考えてあるだろう。
今の貴方に、これと言って予定はない。自由に過ごす事ができるだろう。
貴方は
1、食堂に行く
2、虚弱と話す
3、男装の所に行く
4、屋上に行く
5、自由行動
↓2
2
↑
2、虚弱と話す
貴方は虚弱と話す事にした。
さて何を話そう?
1、自由行動
2、やっぱりやめた
↓2
時代劇とか見ます?
↑ 歴史得意だから、見てなくても興味ぐらいならあると思うんだけど
1、自由行動「時代劇とか見ます?」
貴方「虚弱さん、時代劇は見るんですか?」
虚弱「……時代劇?」
首を傾げて、虚弱は鸚鵡返しで貴方に尋ねる。反応で分かる、これは見ていない。
勝手に結論付けるのも失礼な話なので、一応話を続ける。
貴方「はい、時代劇。例えば水戸黄門とか、必殺仕事人とか、子連れ狼とか座頭市とか銭形平次とか」
虚弱「……多いねえ」
貴方「その反応を見ると、あまり見ないんですね……」
虚弱「……もーしわけない」
貴方「いえ、見ていないのなら、仕方ないです」
虚弱「……熱心には、見ないかな。偶にテレビでやってたら、見るくらい……」
貴方「ああ、まあ、そんなもんですよね……」
虚弱「……好きなの? 時代劇」
1、好き
2、そうでもない
3、自由行動
↓2
1
2
2、そうでもない
貴方「いえ、そうでもないですね。ただ、気になっただけです」
虚弱「なんだ……演歌が好きって言ってたから、その繋がりかと思った……」
ああ、そう言えば、以前に演歌が好きだと伝えていたのだった。
アレはいつの事だったか……夏休みに入る前なのは確かだ。
貴方「憶えていたんですね、それ」
虚弱「……まあ、当然」
そう言う虚弱は、少し照れているようにも見える。
それを誤魔化すように、ご飯を小さく取って口の中に入れた。
貴方「ありがとうございます」
虚弱「……むう」
困ったような顔をしながらも、虚弱は頷いた。
どうやら、虚弱は時代劇の類はあまり見ないらしい。
テレビでやっていて、気が向いたらそれを見ると言う感じのようだ。
そんな話をしながら、貴方は虚弱と一緒に昼食を食べた。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
休み時間。
次の授業の準備をしていた貴方の背中に、何かがどすんとのしかかってくる。
その重さ、その挙動、そして隣に誰もいない事から、何の犯行であるかはすぐに分かった。
虚弱「ぬーん……」
貴方の耳元で、形容し難い鳴き声を上げる。その声音に、反省の色は見られない。
いつだったか、同じような事をやってきた。
たぶん、今回もなんとなくじゃれ付いてきているだけだろう。
まったく、微笑ましい物である……と思うと同時に、疑問が浮かぶ。
こんな事をやっちゃって、良いのだろうか。
虚弱は貴方を男だと意識して部屋には上げない、二人きりになりたくない、などなど。
やっぱり男性と言うのは恐いようで、貴方を避けていたはずだ。
それがどうして、何がどうなってこんな事をしているのだろう。
……まあ、考えても無駄か。人の気持ちなんてうつろう物。何処に向くか、分かりやしない。
加えて虚弱は女、貴方は男、根本的に思考回路が異なる。分かりっこない。
そんな事を考える事に労力を割くくらいなら、深く考えずに状況を受け入れるのが楽だ。
貴方は
1、自由行動
2、好きにさせる
↓2
どうかしたか虚弱に聞く
2
2、好きにさせる
貴方は、好きにさせる事にした。だって、どうしたらいいか分かんないし。
虚弱「……ねえ、——さん……」
こそりと、貴方の耳元で囁く。吐息が掛かり、こそばゆいと同時に変に意識してしまう。
貴方「はい、なんですか?」
貴方も声を潜めて返事をする。ただ、虚弱の方は見ない。
虚弱は、何も言わず、貴方の首筋を指先でつつーとなぞる。耳の次はそこがくすぐったい。
虚弱「……このままここに噛み付いたら、どう思う……?」
貴方「お好きにどうぞ」
虚弱「……冗談だよ」
貴方「そうなんですか?」
虚弱「……ちょっとだけ」
もしかしたら、虚弱の中で何かが吹っ切れちゃったのかもしれない。
ノスフェラトゥである事を、忌まわしく思っていたように感じられていたのだが……。
今は、それを使った悪戯さえしている。まるで別人みたいだ。
貴方のテキトーとも思える返答にやる気が削がれたのか、虚弱は諦めたらしいが、あのまま噛みつかれていたらどうなっていた事やら。
少しだけほっとしつつ、貴方はのしかかってきた虚弱の好きなようにさせてやった。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
放課後。休日である明日に備えて休むべく、生徒たちは寮に帰っていく。
また、部活動に励む生徒も多くいる。汗を流し、神経を集中し……とある部活は遊び呆けたり。
帰る準備をしていた貴方に、虚弱が話しかけてきた。
虚弱「ねえ、——さん……一緒に帰らない?」
どうやら、貴方と一緒に下校したいらしい。
今の貴方にこれと言って予定はない。虚弱と一緒に下校しても、大丈夫だろう。
貴方は
1、一緒に帰る
2、やめておく
3、自由行動
↓2
1
1
1、一緒に帰る
貴方「はい、良いですよ」
貴方は頷き、急いで帰る準備を整える。
と言っても、虚弱も帰り支度をしている途中だったので、焦る必要はそんなに無い。
気分として、虚弱よりも早く終わらせたかったのだ。
……結果的に同じくらいのタイミングで互いに帰る準備を終わらせた。
虚弱「……じゃあ、帰ろ」
貴方「はい」
貴方は虚弱と一緒に寮に帰る事にした。
□————————□
|学院校舎内 ・ 入口|
□————————□
貴方は虚弱と、何か話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、特にない
↓2
虚弱の手を握る
今日は雨じゃないから片手が空いていると思ったんだけど
↑
1、自由行動「虚弱の手を握る」
ドキドキしながら、貴方は虚弱の方に手を伸ばす。
その行く先は、虚弱の手である。貴方はもう一度、虚弱の手を握ろうとしたのだ。
と、貴方は思い出す。
貴方「虚弱さん」
虚弱「なーに?」
貴方「その……手、繋いでも良いですか?」
先ず、虚弱に許可を取るのだ。前に無断でやって、怒られてしまった。
あの時は仕方ないと言う事で、そのまま手を繋ぐ事を許されたが、たぶん二度目は無いだろう。
虚弱「んー……うん、いいよ」
そして、あっさり了承する虚弱。
中途半端な所で止まっている貴方の手に気付くと、顔を綻ばせて、その手と繋ぐ。
今日は血の通いが良いのか、指先までほんのり温かい。
虚弱「むう……やっぱり、照れるね」
すると虚弱は、困ったような顔で、照れ隠しで「えへへ」と笑う。
ちなみに言い出しっぺの分際で何だが、貴方もちょっと困る。
虚弱の言う通り、やっぱり恥ずかしいのだ。
貴方「……や、やめますか?」
虚弱「いや、いいよ。うん……」
次からは、実行するべきかどうか、ちゃんと考えよう。貴方は心に誓ったが、たぶん忘れるだろう。
貴方は他に、虚弱と話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、もういいや
↓2
2
虚弱を見つめてみる
1、自由行動「虚弱を見つめてみる」
貴方は虚弱をじっと見つめてみた。
虚弱「どうしたの?」
すぐに気付かれてしまった。タイミングが悪かったようである。
しかし貴方は諦めない。まだまだ、じっと虚弱を見つめ続ける。
虚弱「……見られても、困る」
そして虚弱は、眉を顰めた。嫌がっているように見えなくもない。
貴方「あ、ごめんなさい……」
虚弱「人をじろじろ見るのは、良くないと思うよ」
貴方「……ごもっともです」
怒られてしまったから、次からはばれないようにやろうと思う。
まあ、虚弱がそれで嫌がるようであれば、以降はやらないようにしよう。
貴方は他に、虚弱と話したい事はあっただろうか?
1、自由行動
2、肉体言語飽きた
↓2
虚弱さんは夜眠れない時はどうしてますか
2
2、肉体言語飽きた
貴方は虚弱と手を繋ぎながら、一緒に寮に帰った。
道中、妙に脈拍が上がったのは、気のせい。
□—————□
|貴方の部屋|
□—————□
虚弱と別れ、部屋に戻った貴方は鞄を置き、ベッドに倒れ込んだ。
そのまま目を閉じ、今日一日を振り返った。
一日を終了します。
これまでの行動を記録します。
データをセーブする位置を決定してください。
1.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/15・木:終了)
2.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/11・日:終了)
3.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/12・月:終了)
4.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/13・火:終了)
5.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/14・水:終了)
↓2
2
2
2
2番に貴方のデータをセーブしています。
セーブが完了しました。
これまでの行動をシステムにセーブしています。
セーブが完了しました。
お疲れさまでした。
うーん……特に言う事は無いですね。
正式タイトル「100万回生きたねこ」は理屈が不要な名作です。
さて次の再開は5月19日の21:00を予定しています。
それではみなさま、お休みなさいませ。
乙でした 見つめなければ「額にキス」まで行けたかな……ごめん。
>>493 「肉体言語飽きた」会話ネタのストックが結構苦しいんだよ……
>>500
何か余計な事をした、ではなく別の考え方をしましょう。
あと、会話のネタが無ければ無理に話しかける必要はないと思います。
それと二度会話した後の「2、」の選択肢に書かれているのはあまり気にしないでください。
Rトリガーが利かなくてイライラします。こんばんは、システムさんです。
さっそく直後のレスで天気判定ほい
nn
>>504 確かに、無理して変な話題を出しても虚弱の感情値は上がらなさそうだね。
でも、虚弱の感情値を上げないと先に進めない感じじゃない?虚弱に会うだけで大丈夫?
>>506
そこはまあ……匙加減でどうにか把握してください。
こう言う事、聞かれたら正直に吐いた方が良いんですかね。一応隠す方向でやってるんですけれど。
予定した時間になりました。
ゲームを再開します。
1.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/15・木:終了)
2.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/16・金:終了)
3.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/12・月:終了)
4.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/13・火:終了)
5.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/14・水:終了)
データがセーブされています。
最後にセーブしたデータの続きから始めますか?
また、思い出の部屋に行く事ができます。
思い出の部屋に行きますか?
↓1〜3まで多数決 始めるor始めないor思い出の部屋 その他を除き同数の場合↓3を優先
始める
始める
多数決なので決定しました。
前回の続きから再開します。
2番のデータを読み込んでいます。
読み込みが完了しました。
2番のデータを再開します。
□—————□
|貴方の部屋| 9/17(土)
□—————□
貴方は目覚まし時計の喧しいベルで目を覚ます。
貴方は目覚まし時計を止め、ベッドから抜け出す。
そして窓に近寄り、天気を確認する。
……雨が降っている。道理で貴方の髪の気分が悪いわけだ。
貴方は歯を磨き、髪を梳かし、制服に着替えて、ベッドを整える。
いつもの行動を終えた貴方は、虚弱の部屋に行く事にした。
□—————————'□
|二年生学生寮内・5階|
□,—————————□
虚弱の部屋の前に着いた貴方は、部屋の扉を軽くノックして反応を待つ。
少しして、部屋の扉がのんびりと開き、虚弱が姿を現した。
虚弱「……おはよう、——さん」
貴方「はい、おはようございます、虚弱さん」
虚弱「……じゃあ、行こうか」
貴方「はい、行きましょう」
妙に淡白な挨拶を交わしてから、貴方は虚弱と一緒に食堂に向かった。
□——————————'□
|二年生学生寮内 ・ 食堂|
□,——————————□
貴方は虚弱と、何か話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、特にない
↓2
2
格好いいアイドルとかが好きだった時ってある?
1、自由行動「格好いいアイドルとかが好きだった時ってある?」
貴方「虚弱さん、かっこいいアイドルとかが好きだった時ってありますか?」
虚弱「……無い、かな」
悩む仕草すらせず、虚弱はきっぱり言った。
虚弱「……なんか、こわい……」
貴方「怖いって、アイドルですよ? 一体何が……」
虚弱「アイドルじゃなくて……その、ファンが……」
貴方は納得した。確かに、アイドルのファンと言うのは恐ろしささえ感じられる事もある。
その理由は言うまでも無く、憧れの対象に触れようと躍起になるその気迫だ。
その目的を遂行するためならば周囲の人間を蹴散らし、許されるのならば抹殺するのではないかとさえ思えるほどの……。
穏やかなところはとことん穏やかだが、有名なアイドルとなると人気も高く、集まる人も多い。
メディアは有名どころのアイドルを追い、そのついでにファンの姿が映る。
その姿は鬼気迫る様相である事が多い事から、虚弱にとっては恐怖の対象に映るのだろう。
虚弱「……あと、私、可愛い系のアイドルの方が好きだから……」
貴方「ああ、そうだったんですか」
虚弱「……まあ、追っかける気にはなれないけどね……」
どうやら虚弱は、可愛い系のアイドルの方が好きらしい。
可愛い系のアイドルと言うと、小学生か中学生くらいの少年か、身長の小さい人が該当される。
……虚弱は、自分より背の小さい人の方が好きと言う事か?
そんな話をしながら、貴方は虚弱と一緒に朝食を食べた。
□—————□
|貴方の部屋|
□—————□
部屋で過ごしていた貴方は、そろそろ昼食の時間になる事に気付く。
今日は休日だ、貴方は自由に過ごす事ができる。
あまり動かなかった所為か、あまりお腹は空いていない。
昼食を食べる必要は無さそうであるが、時には「規則正しく」を心がけるのも良いかもしれない。
外では未だ雨が降り続いている。先ず、外に出る事はできないだろう。
貴方は食堂に行っても良いし、部屋で過ごしてもいい。
どちらもせずに外に出る事もできるが……この天気ではそうする必要も無い。
貴方は
1、部屋にいよう
2、他の人の部屋に行く
3、学生寮受付に行く
4、寝る
5、自由行動
↓2
2 虚弱
絵の練習
5、自由行動「絵の練習」
貴方は絵の練習をする事にした。
今日は雨だから……と言う理由ではないが、貴方は絵具を使う事にした。
なんだかんだで学校が始まってしまうと、あまり使う機会が無かったのだ。
今日のような日に使わなければ、使う頻度は下がってしまう気がする。
せっかく虚弱がくれたプレゼントなのに、持ち腐れにしてしまうのはもったいないし、嫌だ。
と言う事で、貴方は張り切って絵を描く準備をして、練習を始めた。
少しだけ、絵を書くのが上手くなった……気がする?
あと4回くらい、これくらいの練習をしたら、上達が目に見える気がする。
そうして過ごしている内に、いつの間にやら夕食の時間になっていた事に気付いた。
久々に触れてみるとあまりに楽しくて、つい集中し過ぎてしまったようだ。
頭を使うとお腹が空くと言うか、時間に気が付いた瞬間に貴方のお腹がグゥと鳴った。
とりあえず、これからどうしようかを考える。
普通に考えたら食堂に行くのが良いだろう。お腹が空いたから。
しかし、せっかく筆が乗ってきたのだ、絵の練習を続けるのも良いかもしれない。
外に行くのは論外である。
貴方は食堂に行っても良いし、部屋で過ごしても良い。
絵の練習を続けるのも良いかもしれない。
貴方は
1、食堂に行く
2、部屋にいよう
3、他の人の部屋に行く
4、寝る
5、自由行動
↓2
2
絵の練習
5、自由行動「絵の練習」
貴方は絵の練習を続行する事にした。お腹は……まあどうにでもなるか。
貴方は改めて腰を据え直し、筆を握ってスケッチブックに走らせる。
そうしながら、貴方はつくづく思う。貴方は本当に、怠け者だなあと。
しかし、こうして練習を頑張っているのは、貴方らしくないとも言える。
努力なんて言うものは、下らないものとさえ思っていた時期も、無いとは言えない人間なのだ。
……まあ、好きな物には何でも注げるものか。
貴方は絵の練習をして過ごした。不思議と、感覚が冴えたような気がした。
結構、絵を書くのが上手くなった……気がする?
あと2回くらい、これくらいの練習をしたら、上達が目に見える気がする。
柄にも無く頑張っちゃった貴方。窓際には、未だ乾き切らない貴方の作品が並ぶ。
自分の浪費した時間がこのように目に見えると、出来が中々であれば誇らしくも思える。
ちなみに今まで練習に使用したスケッチブックの紙は、適当な場所に保管してある。
偶に見返しては、まだまだ研磨できる余地があるかどうかを探すのに使うのだ。
今日一日を見返すようなその並びに満足した貴方は、怠けた心を抑えて絵具などを片付ける。
片づけを終えた貴方は、ふらふらとベッドに向かい、そのまま倒れ込む。
やはり長時間の姿勢の固定と集中は、肉体に疲労を齎すようだ。たとえそれが好きな事であっても。
貴方は眠らないように意識を保ちながらも目を閉じ、今日一日を振り返った。
一日を終了します。
これまでの行動を記録します。
データをセーブする位置を決定してください。
1.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/15・木:終了)
2.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/16・金:終了)
3.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/12・月:終了)
4.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/13・火:終了)
5.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/14・水:終了)
↓2
3
3 ステータス
コマンド確認「ステータス」
□—《ステータス画面》————————————
|
| 名前:—— ——(貴方) / 現在:9/17(土)
|
| 性格:温和・怠惰 / 誕生日:8月13日
│
│ 肉 体 …[■|■|■|■| | ]
│ 知 識 …[■|■|■|■|■| ]
│ 技 術 …[■|□|□| | | ]
│ 第六感 …[■|■|■|■|■| ]
│
│
│
│ [虚 弱]…感情【50/50】【好き】[Birth: 7/24]。
│
│ [ 愛 ]…感情【23/50】【信頼】[Birth:10/17]
│
│ [鉢 巻]…感情【7/50】【知り合い】
│
│ [ close! ]…感情【???】【???】
│
│ [銀 鎖]…感情【14/50】【友好】[Birth: 6/ 6]
│
│ [男 装]…感情【13/50】【友好】[Birth:12/ 3]
│
□────────────———──——─‐
所持特殊アイテム
「特殊テープ」…先輩から貰った特殊なテープ。これでプールとか海とか行ける。
「超特殊テープ」…先輩から貰った超特殊なテープ。これで修学旅行に行く事だけはできる。
「Sperior travel set」…自分で購入した持ち運び可能なチェスセット。結構値が張る。
「水彩絵具24色」…水彩絵具驚異の24色。虚弱からの誕生日プレゼント。
「スケッチブック」…一般的なスケッチブック。虚弱からの誕生日プレゼント。
3番に貴方のデータをセーブしています。
セーブが完了しました。
これまでの行動をシステムにセーブしています。
セーブが完了しました。
ゲームを続行しますか?
続行するのならば、安価先のレスで天気判定を行います。(5分経過まで)
↓2 続行or続行しない
続行する
続行する
□—————□
|貴方の部屋| 9/18(日)
□—————□
貴方は目覚まし時計の喧しいベルで目を覚ます。
貴方は目覚まし時計を止め、ベッドから抜け出す。
そして窓に近寄り、天気を確認する。
……雨が降っている。またもや、雨か。こうまでも休日を潰して、天は一体何を望むのだろう。
考えたところで、分かりっこない。貴方は諦めて歯を磨き、髪を梳かし、制服に着替えて、ベッドを整える。
いつもの行動を終えた貴方は、虚弱の部屋に行く事にした。
□—————————'□
|二年生学生寮内・5階|
□,—————————□
虚弱の部屋の前に着いた貴方は、部屋の扉を軽くノックして反応を待つ。
少しして、部屋の扉がのんびりと開き、虚弱が姿を現した。
虚弱「……——さん」
貴方「おはようございます、虚弱さん」
虚弱「うん……」
虚弱は頷き、忌々しげに外を見つめる。
虚弱「……また、雨……」
貴方「ああ、そうですね」
そう言えば、虚弱は深夜中に散歩に出かける事が多い。
しかし、雨が降っていると、そうもいかない。その日は諦めるしかないのだ。
そんな日が何日も続くと、虚弱にとっては楽しみを奪われているのと同義だ。
虚弱「……まったくもって、遺憾である」
貴方「まあまあ……気象情報は、どうにもなりませんから」
そんな話をしながら、貴方は虚弱と一緒に食堂に向かった。
□——————————'□
|二年生学生寮内 ・ 食堂|
□,——————————□
貴方は虚弱と、何か話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、特にない
↓2
後で部屋に遊びに行ってもいいですか
この時季は、こんな天気ばかりさ
1、自由行動「この時季は、こんな天気ばかりさ」
虚弱「むーうう……」
もそもそと朝食を食べながら、虚弱は不機嫌そうに唸る。
どうにも、外の天気に納得がいかないようだ。
貴方「この時期は、こんな天気ばかりですよ」
そう貴方が「天気を」フォローしてみるとどうだろう。
虚弱は不機嫌そうな眼差しのまま貴方をじっと見つめる。
虚弱「……——さんは」
貴方「はい」
虚弱「……どっちの、味方なの……」
そんな事を言われても何と答えればいいのさ。
貴方は
1、虚弱の味方
2、天気の味方
3、笑って誤魔化す
4、自由行動
↓2
1
1
1、虚弱の味方
貴方「それは勿論、虚弱さんの味方ですよ」
虚弱「そう言う話なんかどうでも良いんだ……!」
もうどうしたら良いと言うのだ。
虚弱「……ごめん。——さんに言ったって、仕方ないよね……」
貴方「分かっていただけたなら結構です……」
虚弱「ごめんね……変な事言って……」
貴方「お気持ち、察します」
やはり楽しみを奪われると、人間ここまで不機嫌になれる物なのである。
まあ、雨は止む可能性があるから、それだけマシだろう。
そんな話をしながら、貴方は虚弱と一緒に朝食を食べた。
□—————□
|貴方の部屋|
□—————□
部屋で過ごしていた貴方は、いつの間にか昼食の時間になっている事に気付く。
今日は休日だ。貴方は自由に過ごす事ができる。
部屋で過ごしていたからか、あまりお腹は空いていない。
外では、やはり雨が降ったまま。これ、夜には止むのだろうか。
貴方は必要と思うなら食堂に行っても良いし、部屋で過ごしてもいい。
どちらもせずに外に出る事もできるが……この天気ではそうする必要も無い。
貴方は
1、部屋にいよう
2、他の人の部屋に行く
3、学生寮受付に行く
4、寝る
5、自由行動
↓2
2 先輩
2 虚弱
2、他の人の部屋に行く「虚弱」
貴方は虚弱の部屋に行く事にした。
念の為、いつの時間に行こう?
1、今すぐ
2、昼食の時間が終わってから
3、やっぱりやめておく
↓2
1
2
虚弱「そう言う話なんかどうでも良いんだ……!」天気の話で虚弱キレすぎだろ!でももしかしたらここに攻略のヒントがある?
2、昼食の時間が終わってから
貴方は念の為、昼食の時間が終わってから虚弱の部屋に行く事にした。
□—————————'□
|二年生学生寮内・5階|
□,—————————□
虚弱の部屋の前に着いた貴方は、部屋の扉を軽くノックして反応を待つ。
少しして、部屋の扉がのんびりと開き、虚弱が姿を現した。
虚弱「……あれ、——さん」
貴方「こんにちは、虚弱さん」
虚弱「はい、うん……。どうしたの?」
貴方は虚弱に、何か用があっただろうか?
1、自由行動
2、特に理由はない
↓2
チェスしませんか?
↑ 前断られた時から大分たったけど、どうだろうね
1、自由行動「チェスしませんか?」
貴方「チェス、しませんか?」
持ってきた「すぺとらせっと」を虚弱に見せるように持ち上げて、貴方は虚弱に尋ねる。
これで何度目の挑戦だろう、貴方は断られまくっている。
何にしても理由を付けられて、虚弱は貴方を断固として部屋に上げようとしなかったのだ。
まあ、貴方が空気を読めないだとか。その原因は貴方にあるだとか。
大体自業自得だと言う事には、目を瞑る。人間、自分にとって都合の良い事しか見ないのだ。
とは言え、目の前の事態は流石に曲解できない。虚弱は貴方をじっと見つめる。
見つめて、見つめて、ひたすら見つめる。
貴方「あの……」
不安になり、貴方は呼びかける。
虚弱「……ふう。仕方が無いなあ……」
虚弱は溜め息を吐き、扉を更に開けて横に退く。
虚弱「……どうぞ」
貴方「……え?」
虚弱「……だから、どうぞ、入って」
貴方「い、良いんですか?」
虚弱「……くどいっ……」
貴方「あ、ごめんなさい」
貴方はいそいそと虚弱の部屋にお邪魔する事にした。
□—————□
|虚弱の部屋|
□—————□
虚弱の部屋に入るのは、久しぶりだ。
夏休み前に、期末試験の勉強の為に一度入ったのが最初で、最後。
あの時は気付かなかったが……呼吸をすると、虚弱のにおいがする。
ここで虚弱が生活しているのだと思うと、何と言うか……何と言うか……滾ると言うか。
虚弱「あんまり、じろじろ見ないで……って、どうしたの……?」
貴方「いえ、何でも……」
貴方は、最低だ。下衆だ。本当に。虚弱に勘付かれなくて本当に良かった。
他人の好意に付け込んでこんな事を考えるなんて、最悪だ。
ああ、どうして嬉しいのにこうも自己嫌悪に陥れるのだろう。貴方って意外と器用なのかもしれない。
虚弱「まあ、座って……ちょっと、待ってて」
貴方「はい……」
貴方は虚弱の言葉に従い、奥の方の椅子に座る。
虚弱は流しの所で何やらしている様子。その間に、貴方はチェスの準備を進める。
と言っても、ボードを開いて待つだけだ。駒を並べる所から勝負は始まっているのだ。
暫くすると、流しの方から紅茶の良い香りが漂ってくる。
その香りは、どこか普段の虚弱の匂いに似ているような気がする。
虚弱は紅茶を好んでいるようだったから、その香りが染み付いているのだろう。
……暇があれば、貴方は虚弱のにおいの事しか考えていないじゃないか! 死ね、変態。
虚弱「お待たせ…………どしたの……?」
貴方「……いえ」
虚弱「……そう? はい、どーぞ……」
虚弱が貴方に差し出すのは、一杯の紅茶。虚弱も、自分の分を用意してきたようだ。
貴方「あ、これはどうも……」
虚弱に差し出されたティーカップに手を伸ばしたところで、貴方は気付く。
貴方「そのカップ……」
虚弱「……おお、気付いた。うん……そう」
虚弱が使用しているティーカップは、貴方が虚弱の誕生日の時に贈った物だ。間違いない。
虚弱はそれを撫でるように持ち、恥ずかしそうに笑う。
虚弱は、貴方の贈り物を使っていてくれた。捨てないでいてくれた。
それどころか、見た限りは大切にしてくれているようだ。貴方がプレゼントしたそれを。
心に、何かが沸く。つまり、溢れ、すると貴方の目頭が熱くなる。
貴方「……ありがとう、ございます」
虚弱「どーいたしまして……」
紅茶を飲み干し、貴方と虚弱はティーカップをテーブルの隅へやる。
虚弱「……さて、——さん」
貴方「はい」
虚弱「……チェスとの事ですが」
何の意図があるのか分からないが、ですます口調になっている。
まあ、虚弱の口調に関して一々突っ込んでいたらきりが無いだろう。
貴方「はい。やりましょう」
虚弱「……お手柔らかに」
それはもしかしたら、貴方のセリフかもしれない。
そう思いながら、貴方と虚弱はそれぞれの陣に駒を並べていく。
虚弱「……よろしくおねがいします」
貴方「よろしくお願いします」
貴方と虚弱は一礼してから、虚弱に黒を譲ってもらった貴方からポーンを動かす。
そう言えば貴方は、チェスにどれだけの自信があっただろう?
1、結構
2、ふつう
3、そうでもない
4、ずぶの素人
↓2
2
2 知識・第六感共に5の力を見せるとき! とも思ったけど、虚弱をボコボコにしてもあれだしね
2、ふつう
自信ふつうにつき、直後のレスのコンマで勝敗判定
12345…勝利 67890…敗北
s
コンマ「5」
虚弱「……まいりました」
まだまだチェックには程遠い辺りで、虚弱は投了した。
恐らく貴方にも見える道筋の詰みが、虚弱にも見えたのだろう。
貴方「ありがとうございました」
貴方は一礼し、虚弱を見る……と、虚弱は口元に手を添えて盤面を睨みつけるように見ていた。
口元は微かに動き、何かを呟いている様子。
虚弱「あそこでああして……でも……ルークが……じゃあ……」
一人、反省会を開いているようだった。
局を振り返り、反省点を探しだすその姿だけならば、一流のプロと言っても通じただろう。
普段は見る事ができないだろう位に集中する顔にも驚ける。
だがそれ以上に、虚弱のチェスにかける思いや執念が、並々ならぬ事を思い知る。
彼女はチェスが得意だと言った。その言葉に見合う実力は、確かに持っているように思える。
虚弱「……もう一回」
貴方「え?」
虚弱「……もう一回。三回勝負。もう一回」
貴方「字余り……でなくて、やるんですか? まだ……」
虚弱「できる。だって、悔しい」
虚弱の目は、きらきらと輝いていた。
……そんな目をされては、断るわけにもいかない。
貴方「良いでしょう。手加減は、しません」
虚弱「……そんなの、不要。今度こそ勝つんだから……」
貴方と虚弱は再び駒を並べて、チェスに興じた。
貴方と虚弱は、実力的には虚弱が上回っている。
対する貴方の武器は、道筋を高めの思考力によって見出すか、直感による閃きしかない。
そして奇跡的に、それらによって実力の差を埋める事に成功しているのだ。
しかし、勝てない時もある。虚弱には、貴方には無い培った地力と言うものがある。
そことの差を埋める事はできても、極めた地点を左右するのはそれなのだ。
そして、惜しいところで貴方はそれを逃す。虚弱はそれを拾う。
貴方「……参りました」
その結果、こうして負けを認めざるを得ない事もある。
ちなみに、これで六敗目である。現在十回やって四勝であるから、負け越している状態だ。
虚弱「……ありがとうございました」
貴方「ありがとうございました……いやあ、強いですね」
虚弱「うん、まあ。だってほら、得意って言った手前、負けちゃうのも、さ」
気付けば、既に日は落ちていた。外は暗くなり、降り頻る雨が更に視界を塞いでいる。
時計を見ると、そろそろ夕食の時間になる。
虚弱「うーん……今日はもう、お終いだね」
貴方「そうですね。時間もアレですし」
虚弱「うん。ああ、楽しかった。久しぶりに、いっぱいやった」
虚弱は駒を片付けながら、嬉しそうに言う。
そう言ってもらえるのであれば、この「すぺとらせっと」も喜ぶ事だろう。
まさか、今日使用するまでずっと埃を被っていただなんて、言えない。
虚弱「どうする? このまま、一緒に食堂に行く?」
貴方「そうですね……」
ずっと集中していた所為か、お腹が空いてしまった。
最初は三回勝負とか言っていたのに、まさか十回にまで引き延ばされるとは思っていなかったのだ。
まあ、付き合った貴方も貴方ではあるのだが……。
食堂に行くのであれば、このまま虚弱と一緒に向かうのが良いだろう。
貴方は
1、一緒に食堂に行く
2、やめておく
3、自由行動
↓2
1
1
1、一緒に食堂に行く
貴方「じゃあ、そうしましょうか」
虚弱「わかった」
片付けを終えた貴方と虚弱は、一緒に食堂に行く事にした。
虚弱の部屋に置いて行くのは迷惑極まり無いので、「すぺとらせっと」も一緒である。
食堂に向かう道中、「すぺとらせっと」がカタカタと音を鳴らして喜んでいるように聞こえたのは、気の狂いだろう。
□——————————'□
|二年生学生寮内 ・ 食堂|
□,——————————□
貴方は虚弱と、何か話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、特にない
↓2
今度チェスの指導をしてくれませんか
10分経過したのでシステムさん判断で>>558で進行します。
1、自由行動「今度チェスの指導をしてくれませんか」
貴方「そうだ。虚弱さん」
虚弱「うん、なあに?」
貴方「今度、チェスの指導をしてくれませんか?」
虚弱「……えー……」
貴方「あ、嫌そうな顔を……」
虚弱「だって、私、人に教えられる程上手じゃないし、自信ないし……」
あんな立ち回りをしておいてそう言う事を言うのか。
まあ、貴方のような多少覚えがある程度の人間に負けていては、まだまだと言う事を言いたいのだろう。
虚弱「あと、——さん、私と同じくらいじゃん。教える意味、無いじゃん」
虚弱「しかもたぶん、教えたらあっさり私より強くなっちゃうじゃん」
貴方「そうなんですか? あまり、自覚は無いのですが……」
虚弱「いやみー」
貴方「あっ、そう言うつもりでは」
虚弱「……でも、本当に自信無いから、無理。だから、ごめんね」
貴方「……そう言うなら、仕方がありませんね」
人間、できる事があっても限界と言うものがある。
また、手の届かない領域に、無理に手を伸ばす必要はない。
虚弱が、貴方にチェスを教える事ができないと言うのなら、そうなのだろう。
そんな話をしながら、貴方は虚弱と一緒に夕食を食べた。
□—————□
|貴方の部屋|
□—————□
部屋に戻った貴方は、ベッドに倒れ込んだ。
そのまま目を閉じ、今日一日を振り返った。
一日を終了します。
これまでの行動を記録します。
データをセーブする位置を決定してください。
1.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/15・木:終了)
2.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/16・金:終了)
3.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/17・土:終了)
4.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/13・火:終了)
5.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/14・水:終了)
↓2
4
4
4番に貴方のデータをセーブしています。
セーブが完了しました。
これまでの行動をシステムにセーブしています。
セーブが完了しました。
お疲れさまでした。
設定として虚弱の腕前はアマチュア上位もしくはプロ下位くらいでした。
まあ、それがどんなもんかって言うのはシステムさんは知らんのですけれどね。
アマとかプロとか関係無しに、とりあえず一般人にしてはめちゃくちゃ上手いんだと思ってください。
でもシステムさんは、将棋にしろチェスにしろ、それらが上手と言うのがよく分かりません。
さて次の再開ですが、5月20日の21:00を予定しています。
それではみなさま、お休みなさいませ。
乙でした
>>565 よく分からないのに書けるってすごいよね。茶道や華道とかも可愛くは出来ないけど、書くこと自体はできる?
こんばんは、システムさんです。そしてごめんなさい、再開できなくなりました。
加えて明日も再開できるかどうか不安なので、次は5月22日の21:00に再開したいと思っています。
>>566
たぶんできると思いますよ。たぶんですけど。できないかもしれません。
茶道もなかなかですが、華道とか何が楽しくて何が評価できるんだかさっぱりです。
休みが多くなるのはエタる兆候、これ豆知識です。信憑性は皆無です。
こんばんは、システムさんです。それとお久しぶりです。まともに進行できるか心配です。
心配ばかりでは始まらないので、直後のレスで天気判定
む
そうそう、いつ追加しようと考えていた要素がありました。>>539です。
他の人の部屋に行く時、その時間をある程度指定できるようになったんですね。
まあ食事前か食事後かの僅かな違いなんですけれど。結構な差かと思います。
有効活用できるような要素であれば良いのですが、邪魔だったり面倒だったりする場合は例の如くしれっと消えます。
前と後ではどれくらい違うの?
>>571
食事前に行くと、「これからご飯食べるから」的な理由で断られる事が多いですね。
逆にそれで一緒に飯を食う事もできます。たぶん。
食事後に行くと、一緒に遊べたり、一緒に散歩できたり、一緒になんかできたりします。
その代わり、キャラがそれぞれの目的に沿って行動するので、目的のキャラクターが部屋にいない事もあります。
まあ、それは食事前でもある事なので、大した問題ではないと思います。
両方に共通し、未だ変わらない点として、どっちに尋ねても部屋にいない事もあります。
それはまあキャラ特性と言う事で仕方が無いですね。そう言うキャラは別の所に行った方が会えるでしょう。
予定した時間になりました。
ゲームを再開します。
1.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/15・木:終了)
2.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/16・金:終了)
3.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/17・土:終了)
4.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/18・日:終了)
5.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/14・水:終了)
データがセーブされています。
最後にセーブしたデータの続きから始めますか?
また、思い出の部屋に行く事ができます。
思い出の部屋に行きますか?
↓1〜3まで多数決 始めるor始めないor思い出の部屋 その他を除き同数の場合↓3を優先
始める
始める
始める
始める3:始めない0:思い出の部屋0
前回の続きから再開します。
4番のデータを読み込んでいます。
読み込みが完了しました。
4番のデータを再開します。
□—————□
|貴方の部屋| 9/ 19(月)
□—————□
貴方は目覚まし時計の喧しいベルで目を覚ます。
貴方は目覚まし時計を止め、ベッドから抜け出す。
そして窓に近寄り、天気を確認する。
うん、いい天気だ。それだけに小憎らしい物である。休日二日を雨で潰してくれたのだから。
先々週と昨日一昨日の事があると、この調子では修学旅行予定日である今週の金・土・日にも雨が降るのではないかと思ってしまう。
まあ、そんな事は無いだろう。たぶん。こっちで雨が降っても行き先で雨が降るとは限らないし。
そんな事を考えながら、貴方は歯を磨き、制服に着替えて、ベッドを整える。
いつもの行動を終えた貴方は、虚弱の部屋に行く事にした。
□—————————'□
|二年生学生寮内・5階|
□,—————————□
虚弱の部屋の前に着いた貴方は、部屋の扉を軽くノックして反応を待つ。
少しして、部屋の扉がのんびりと開き、虚弱が姿を現した。
虚弱「……ああ、——さん」
貴方「おはようございます、虚弱さん」
虚弱「んー……おはよ……」
眠たげな調子で、虚弱は返す。また、夜更かしでもしたのだろうか。
しかし虚弱が眠たげなのはいつもであるような気がするし、夜更かしをしたからと言って貴方には関係の無い事である。
それに以前に注意をしたばかりだから、そうそう貴方の前で隙は見せないだろう。
たかだか声が眠たそうと言うだけでは、夜更かしを疑えない。
ついそんな事を考えている間に、虚弱は部屋の鍵を閉めて、貴方の腕を弱々しい力で掴んでいた。
虚弱「……行こ」
貴方「そうですね、はい」
貴方は虚弱と一緒に食堂に向かった。
□——————————'□
|二年生学生寮内 ・ 食堂|
□,——————————□
貴方は虚弱と、何か話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、特にない
↓2
海外旅行に行ったことあります?
イギリスと日本以外の国に行ったことある?
1、自由行動「イギリスと日本以外の国に行ったことある?」
貴方「虚弱さんは、イギリスと日本以外の国に行った事がありますか?」
虚弱「…………ふっ」
貴方がした質問はそんなにも滑稽だっただろうか。
虚弱は貴方を見下すような眼差しで見て、鼻で笑ったのだ。
虚弱とは思えない行動に、貴方は思わず目を丸くする。
虚弱「……甘い、——さん」
貴方「はあ」
虚弱「この私が……海外旅行に行けるわけがない……」
誇らしげに虚弱は言うが、一体それの何処が誇らしいのだろう。
貴方から一本取った的な感じで喜んでいるのだろうか。それならば「微笑ましい」で話は終わるのだが。
虚弱「……ついでに言うと私は、日本生まれの日本育ち……おじいちゃんの故郷とか言うイギリスにすら、行った事はなーい……」
貴方「ええっ……」
虚弱「……昔の事なんだけどさ……家族で、旅行に行こうとした事が、あるんだ。日本国内だけど……」
虚弱「……そしたら、ママと揃ってぶっ倒れた。疲労で……」
貴方「えー……」
虚弱「それ以来……旅行なんて、した事無いんだ」
虚弱「まあ、今なら大丈夫だと思うんだけど……ママが、ね……」
そう言う虚弱の姿は、どこか悲しげで、自嘲するようにも見えた。
虚弱と、虚弱のお母さん。それは、吸血鬼の血統だ。何処までも付き纏うのは、そう言う呪縛。
貴方「……ごめんなさい、気が利かなくて……」
虚弱「気にしない……。だって、いつかは、話すと思ってた事だから……」
虚弱「……だから、気にしないで……」
そう言って、虚弱は貴方の頭に手をぽんと乗せる。そして、軽く撫でるような仕草で動かした。
虚弱が言うなら、これ以上気にしてはいけない。ただ、これからは気を付けよう。
どうやら虚弱は、旅行すらも滅多にした事が無いらしい。
この様子では、中学校、小学校も同じなのだろう。
そんな話をしながら、貴方は虚弱と一緒に朝食を食べた。
□—————□
|貴方の部屋|
□—————□
一度虚弱と別れ、部屋に戻った貴方は、鞄を持ってもう一度虚弱の部屋に向かった。
□—————————'□
|二年生学生寮内・5階|
□,—————————□
再び虚弱の部屋の前に到着した貴方は、部屋の扉を軽くノックする。
少しして、部屋の扉がのんびりと開き、鞄を持った虚弱が姿を現す。
貴方「お待たせしました」
虚弱「うん……待ってないけどね……」
貴方「それなら嬉しいですね。行きましょう」
虚弱「ん……」
貴方は虚弱と一緒に登校する事にした。
□——————————□
|学院敷地内 ・ 学生寮前|
□——————————□
貴方は虚弱と、何か話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、特にない
↓2
2
先生(担任の。3だっけ?)について
1、自由行動「先生(担任の。3だっけ?)について」
貴方「ねえねえ、虚弱さん」
虚弱「……はいはい、なあに?」
貴方「先生の事、どう思います?」
虚弱「わあ、ちゅーしょーてきー……なんて答えたら良いのか、分からないねえ……」
貴方「ほら、担任の先生ですし。偶に話のネタにしても罰は当たらないと思います」
虚弱「うーん……なんて言うか、変な人だよね……」
貴方「変な人? ええ……確かに、おっとりし過ぎていると言うか……でも優しい人じゃないですか?」
虚弱「んー……でも、なんかねー……なに考えてんだか、さっぱり分かんない……」
それを言ったら初めて会った時の虚弱だってそうだったような気もする。
虚弱「……あー、でも、おっぱい大きいよね……」
貴方「ああ、そこですか……」
虚弱「大きいよね……母性に溢れていると言うか……塊と言うか」
貴方「あー……たしかに。でも、未婚ですよね、先生」
虚弱「それは、ほら……人柄と、一生は、必ずしも一致しないんだよ……」
貴方「なんか、格言っぽい言い方していますけど、ただのいちゃもん……」
虚弱「…………——さんから見てさあ、あの大きさは、どうなの?」
貴方「ええっ! な、何ですかその質問……」
異性からの目線ではどうかと言う話だが、要するに貴方の好みはどうなのかと言う話でもある。
そんな話、答えられる物ではないが……虚弱の期待する眼差しは、どこか貴方を脅迫するようで。
貴方に残された道は、観念して答える事しかなさそうだった。
先生の胸は……驚異の胸囲というダジャレが成立するくらい、と言えば分かるだろうか。
素人の目算になるが、かるく100はあるだろう。たぶん。
先生は、痩せ型とは言えないが太っているようには見えない事から、正しく如何に驚異かが分かる。
そんなサイズのおっぱい。貴方的には……
1、好み
2、あり過ぎかな
3、慎ましい方が
4、貧乳最高!
5、自由行動(他の目安ください)
↓2
2
2
1
2、あり過ぎかな
貴方「……あ」
虚弱「あ……?」
貴方「あり過ぎ、かな……?」
そう言ったその瞬間の虚弱の顔と来たらどうだろう。
その返答が納得いかんと言わんばかりの、怪訝そうな表情。
或いは、「逃げた」と貶してきそうな変な表情。
貴方「だ、だってぇ……そんなのどう言えって言うんですかー……」
虚弱「……むう、しょーがないなあ」
あまりに情けない貴方の姿に、虚弱もつい憐れんだのだろう。
とは言え、どう答えたら良かったものだろう。
まさか「普通のサイズが好きです」なんてダイレクトに言えたものか。
そんな良い方をするくらいならば、少しくらいオブラートに包んだって許されるだろう。
虚弱「……でも、確かに大きすぎる」
貴方「え?」
虚弱「……少しくらい、分けてくれたら良いのに……」
自分の胸をぺたぺたと触り、虚弱は虚しく溜め息を吐く。
ちなみに虚弱の胸は、正直言って控えめな方だろう。
無いわけではないが、一般的には物足りないとされるサイズ。
……なんて、貴方は何を人の胸をじろじろと見ているのだ。まったく以て、下衆が。
貴方「……それは、無理な話ですよ」
虚弱「……セクハラ……」
そんなめちゃくちゃな。
大体、先生についての話からどうしてこんな話になったのだろう。
これもそれも全て先生の豊満すぎる胸の所為だ。なんて、誰かの所為にできるだけの度胸と図太さが、貴方にあるものか。
貴方は他に、虚弱と話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、もういいや
↓2
子供のころ、女の子向けのアニメの主人公に憧れたりしてた?
↑
1、自由行動「子供のころ、女の子向けのアニメの主人公に憧れたりしてた?」
貴方「子供の頃、アニメの主人公に憧れたりしました? ほら、女の子向けの、あるじゃないですか」
虚弱「……した」
貴方「へえ、たとえば、どんな?」
虚弱「……えー……どんな、って言われても……だいたい、そうだった」
虚弱「……みんな、可愛くて……綺麗で、いろんな意味で強くて、カッコ良くて……」
虚弱「そりゃ、憧れるよ……なんだって」
そう語る虚弱の顔は、楽しげで、どこか幼く見えた。童心に帰ると、顔に現れるのだろうか。
幼少の頃など、何にでも憧れる物だ。そして歳を重ねても、その憧れが嫌いになる事は滅多にない。
好きな物は、好きで居続ける事ができる。だから、それを思い出すと嬉しさが蘇る。
貴方「まあ、そうですね」
虚弱「……ちょっとだけ、羨ましかったしね」
羨ましい。自分とは異なり、強い事が。自分とは異なり、可愛い事が。
自分とは異なり、自由である事が。
しかしそれは、飽くまで子供の頃の憧れだ。今の虚弱は、それほど不自由ではない。
そう物語るかのように、虚弱の顔は自慢げだった。
貴方は他に、虚弱と何か話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、もうやめておく
↓2
2
2
2、もうやめておく
貴方は虚弱と一緒に登校した。
□—————————□
|学院校舎内 ・ 保健室|
□—————————□
校舎に着いた貴方と虚弱は、真っ直ぐ保健室に向かう。
保健室に着いた貴方と虚弱は、保健の先生に簡潔に事情を説明し、ベッドを借りる。
今日は少しだけ余裕があるらしく、貴方は鞄を持ってやったくらいだ。
虚弱はベッドに腰掛けて、一息吐く。
虚弱「んしょ……ふう。ありがと、——さん……鞄、そこに置いといて……」
貴方「はい。……では、私は教室に行きますね」
虚弱「うん……」
貴方「少し余裕があるからって、無理はしないようにしてくださいね?」
虚弱「……分かってまーす」
本当に分かっているのだろうか。まあ、虚弱が無理なんかするわけがない。
そう考えて、貴方は虚弱に見送られながら保健室を後にした。
今日はちょっと遅れて、遅刻扱いだ。
と言っても、二学期が始まってからこれで軽く八回目。余裕である。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
休み時間。次の授業の準備をしながら、これから何をして時間を潰そうか考える。
しかし十分足らずの時間では、満足に何かをするなんてできないだろう。
暇潰しの域を出ない事くらいしかできないか。
貴方は
1、自由行動
2、絵の練習
3、のんびり過ごす
↓2
3
2
2、絵の練習
貴方は絵の練習をする事にした。
鞄の中からいつものノートを取り出し、貴方は絵の練習を始める。
こんな短い時間で絵の練習をして、何の意味があるのだろう。
塵も積もればなんとやらと言うが、練習量と言う目盛では通用しない話ではないだろうか。
とは言え、貴方だって最初はこれくらいの短い時間から始め、今に至る。
……まあ、今はそんな事はどうでも良いか。
貴方は絵の練習をして時間を潰した。
ちょっとだけ、絵を描くのが上手くなった……気がする?
三時限目が終わった頃。ふらりと、虚弱は教室にやってきた。
その手に鞄を提げている事から、ちょっとした用事で立ち寄ったと言うわけではないらしい。
貴方を含めた周囲が驚く中、虚弱は何でもない様子で教室を進む。
虚弱「……やっほー」
貴方「あ、ああ、はい」
貴方に軽く挨拶を飛ばし、自分の席に着く。鞄を机の横の引っ掛けに掛けると、一気に脱力するようにぐでーんと突っ伏した。
貴方「……どうしたんですか?」
貴方はこそっと、恐らくクラスメイトたちの総意だろうその事を虚弱に尋ねる。
虚弱「……むあ? ああ、いや……なんか、イケるかと思って……」
そして虚弱の返答がこれである。つまり、休んで元気になったらしい。
いまいち不安ではあるが、虚弱が大丈夫と言うのなら大丈夫に違いない。
とは言え安心はできない。念の為、虚弱の様子に目を光らせよう。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
お昼休み。お腹を空かせた生徒たちが、友人と一緒に食堂に向かう時間だ。
そうでない生徒もいるが、貴方にはどうしようもない。好きにしたらいい。
今の貴方に、これと言って予定はない。貴方は自由に過ごす事ができる。
虚弱と言えば、四時限目から授業を受けるわけだが、その授業態度は普段と変わらなかった。
時々顔をあげてボードに書かれた授業内容を確認して、ノートに要点だけ纏めて書いて、そしてまた突っ伏すと。
ただ、今日は顔を上げる回数が多かったように見える。気のせいだろうか。
お昼休みが始まった途端、鞄からお弁当箱を取り出して昼食を食べ始めたのはいつも通りである。
貴方は
1、食堂に行く
2、虚弱と話す
3、男装の所に行く
4、鉢巻の所に行く
5、自由行動
↓2
2
2
2、虚弱と話す
貴方は虚弱と話す事にした。
さて何を話そう?
1、自由行動
2、やっぱりやめた
↓2
大分上手になったけど虚弱をモデルに絵を描くのはまだ駄目?
↑ >>409で厳しい評価をもらってるけど
どうせなら技術が4になってからの方がいいと思う
1、自由行動「大分上手になったけど虚弱をモデルに絵を描くのはまだ駄目?」
貴方「ねえ、虚弱さん……」
虚弱「ん……なに?」
貴方「私、自分で言うのは何だとは思いますが、大分絵を描くのは上手になったと思うんです」
虚弱「……天狗ゥ……」
虚弱の茶化すような一言は、その軽さの割に偉く重く、貴方の心に突き刺さった。
確かに今の一言は、自己評価が高すぎるかもしれない。
上手になったと言っても、その程度は普通より少し上程度。本当に上手と言うなら、まだまだである。
貴方「……ぐう」
虚弱「ごめん、ごめん……続けて?」
貴方「……虚弱さんをモデルに絵を描くのは、まだ駄目ですか?」
虚弱「……駄目もなにも、禁止した憶えは無い……」
言われて、貴方は首を傾げる。
そして、気付く。貴方は虚弱とすれ違っていた期間に一度だけ、虚弱をモデルに絵を書かせてくれと頼んだ。そして断られた。
その理由は絵の上手さではなく、貴方と二人で一緒にいる事が恐かったからである。
虚弱「……描きたければ、描くと良い……自信があるなら」
最後に一本の釘を刺し、虚弱はお弁当箱のおかずを一口食べる。
そんなわけで、別に虚弱をモデルにしても良いらしい。
恐らく頼めば、今すぐにでも描かせてくれる事だろう。だがそれは、あまりにも急ぎ過ぎ。
もう少し絵を描く事に関して、何かを掴む事ができてから。
それでも、遅くはないだろう。
貴方はそんな話をしながら、虚弱と一緒にお昼休みを過ごした。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
休み時間。
ふと隣を見ると、虚弱は珍しく体を起こしていた。そして、ノートに何かを描いていた。
手の動きからして、恐らくは落書きでも描いているのだろう。
鼻歌なんか歌って、えらく上機嫌である。
虚弱「ふふー……お?」
そんな様子を見つめていると、虚弱も貴方に気付いたらしい。
かと思えばにやりと笑い、貴方にノートを突き付ける。
虚弱「……どーだ」
自信満々に繰り出したノートには、貴方の想像通りできたてほやほやの落書きがあった。
その程からして、絵を描くのには自信があるのだろう。そして、貴方に対する挑戦状と受け取った。
そう言った競争の類は面倒だし野蛮だしで、自分でやるのはあまり乗り気になれない。
しかしこの程度ならば、ちょっとしたじゃれあいの一種だろう。付き合うのも悪くはない。
そう思って、貴方は落書きを注視する。描かれていたのは……
1、犬
2、バッタ
3、謎の怪物
↓2
3
1
1、犬
貴方「ほう、犬ですか」
虚弱「えっ……」
貴方「えっ」
思わぬ美的センスの相違に、虚弱と貴方は続いて声を上げる。
貴方が見る限り、そこに描かれているのは明らかに犬である。
四本足だし、目があるし、耳あるし、鼻あるし、尻尾あるし。
虚弱「ふむ……犬に見えるのか、これがぁ……」
自分が描いた落書きをまじまじと見つめ、虚弱は不満そうにつぶやく。
その言葉から、虚弱の落書きの正体が犬でない事は分かった。だが、だったらそれは何だ?
貴方「……えっ、じゃあこれ何ですか?」
虚弱「……いや、特にこれって言うのは無くて……なんか、ばけもん」
貴方「なんかばけもんって……」
つまりそれは、実存するモノを描いたのではないらしい。
言うなれば、虚弱が勝手に作った架空の生物、架空の怪物と言ったところか。
虚弱「……もうちょっと足りないのかな……角とか」
貴方「私はそのまま犬に見えた方が良いと思います」
虚弱「……羽、生やしてみるか……」
貴方「だったら腹から触手とかどうでしょう」
その後貴方は、虚弱と一緒に落書きの生物をますますばけもんに仕立て上げて行った。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
放課後。生徒たちは一斉に散らばり、それぞれ目当ての場所に向かう。
教室に残る生徒もいて、友人と一緒に話に花を咲かせている。
これからどうしようかと考えながら帰る準備をしていた貴方に、虚弱が話しかけてきた。
虚弱「ねえ、——さん。一緒にかーえろ」
虚弱は陽気に、貴方を誘う。四時限目前に教室に来てから、中々に上機嫌だ。
珍しく頑張れた事に、自分でも嬉しいのだろうか。
さて、今の貴方にこれと言って予定はない。虚弱と一緒に下校しても大丈夫だろう。
貴方は
1、一緒に帰る
2、やめておく
↓2
1
1
1、一緒に帰る
貴方「はい、帰りましょう」
そう言ったタイミングで、ちょうど良く貴方も帰る準備が終了する。
虚弱「じゃあ、行こ」
貴方「はい」
貴方は虚弱と一緒に寮に帰る事にした。
□———————————□
|学院敷地内 ・ 校舎入口前|
□———————————□
校舎から出た貴方と虚弱。ふと、虚弱がすんすんと鼻を鳴らす。
虚弱「……秋のにおいだ」
ぼそりと、そう呟いた。秋のにおい、なかなかに情緒的な表現をしてくれる。
貴方も真似して空気の香りを嗅いでみるが、さっぱり分からなかった。
ただ昨日の雨の所為かじめじめした感覚が鼻を通り、貴方に不快感を齎しただけである。
秋の匂いと言うには、少しばかり季節感に欠けている気がした。
虚弱「ねえ、——さん」
貴方「はい?」
虚弱「今の、分かる?」
貴方「やってみましたが、分かりませんでした……」
虚弱「えへへ、そっか」
虚弱は嬉しそうに笑う。悪戯的なその顔を見て、何故か貴方は、きっと虚弱にしか分からない香りなのだろうと思った。
そんな貴方の手を、不意に虚弱は握る。
虚弱「帰ろ」
貴方「……はい」
貴方と虚弱は、手を繋ぎながら寮に向かう。
貴方は虚弱と、何か話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、特にない
↓2
2
2
2、特にない
貴方は虚弱と一緒に寮に帰った。
□—————□
|貴方の部屋|
□—————□
虚弱と別れ、部屋に戻った貴方は鞄を置き、ベッドに倒れ込んだ。
そのまま目を閉じ、今日一日を振り返った。
一日を終了します。
これまでの行動を記録します。
データをセーブする位置を決定してください。
1.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/15・木:終了)
2.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/16・金:終了)
3.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/17・土:終了)
4.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/18・日:終了)
5.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/14・水:終了)
↓2
5
5
5番に貴方のデータをセーブしています。
セーブが完了しました。
これまでの行動をシステムにセーブしています。
セーブが完了しました。
お疲れさまでした。
おっぱいなんて無くたっていいんですよ。ええ。
むしろおっぱいばかりに目が行く人はおっぱいに絞め殺されちゃえばいいと思います。
ちなみにシステムさんを貧乳にしやがったどっかの誰かはおっきい方が好きらしいです。なんで?
さて次の再開は5月23日の21:00を予定しています。
最近予定通りにならなくて、この予告も信用できなくなっていますね。
それではみなさま、お休みなさいませ。
乙でした
このギャルゲー絵がないから、胸が大きくても別にねぇ……と、思ったけど恋人になった後は胸揉めるのか。
そういえば、何故この学園の子たちは休日なのに制服着てるの?休日とか夕食の時って部屋着に着替えると思ったけど。
単に主人公が制服以外の服を持ってないだけ?
>>623
お嬢様学校だから……と言う事で納得してください。
ゲームマスター的には、お嬢様学校は「学院敷地内で活動する限りは制服で生活」みたいな印象らしいです。
本当は、服装の描写をする能力・技術・知識がないから、と言うのが最大の理由なんですけれどね。
あと主人公は服持ってます。たぶん。部屋着もあります。外出る時には私服です。
コンボ起動用の毒の矢がガーゴイルに当たっちゃった時の絶望感ときたら。
こんばんは、システムさんです。↑これのようなツイッターもどきって、結構鬱陶しいんですね。止めませんけど。
>>572について追記。
食事前でも、別の寮に行く場合は目当てのキャラが部屋にいない事があります。
時間差と言うやつですね。よって、基本的には食事後を指定する事になります。
と言うか、食事前に行ったって良い事無いんですよね。たぶん。
さて、直後のレスで天気判定
えいっ
予定した時間になりました。
ゲームを再開します。
1.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/15・木:終了)
2.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/16・金:終了)
3.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/17・土:終了)
4.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/18・日:終了)
5.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/19・月:終了)
データがセーブされています。
最後にセーブしたデータの続きから始めますか?
また、思い出の部屋に行く事ができます。
思い出の部屋に行きますか?
↓1〜3まで多数決 始めるor始めないor思い出の部屋 その他を除き同数の場合↓3を優先
s
ミス
始める
始める
天気判定と間違えた?
始める
同一IDにて一つ繰り下げて集計します。
始める3:始めない0:思い出の部屋0
前回の続きから再開します。
5番のデータを読み込んでいます。
読み込みが完了しました。
5番のデータを再開します。
□—————□
|貴方の部屋| 9/ 20(火)
□—————□
貴方は目覚まし時計の喧しいベルで目を覚ます。
貴方は目覚まし時計を止め、ベッドから抜け出す。
そして窓に近寄り、天気を確認する。
……雨が降っている。道理で貴方の髪の気分が悪いわけだ。
貴方は歯を磨き、髪を梳かし、制服に着替えて、ベッドを整える。
いつもの行動を終えた貴方は、虚弱の部屋に行く事にした。
□—————————'□
|二年生学生寮内・5階|
□,—————————□
虚弱の部屋の前に着いた貴方は、部屋の扉を軽くノックして反応を待つ。
少しして、部屋の扉がのんびりと開き、虚弱が姿を現した。
虚弱「……——さん」
貴方「おはようございます、虚弱さん」
虚弱「……おはよう……」
貴方「食堂、行けますか?」
虚弱「……行く」
虚弱は、ふらふらとおぼつかない足取りで部屋から出て、扉の鍵をかける。
それから流れるように見えてゆったりした動作で、貴方の腕に掴まる。
虚弱「……ごー」
貴方「はいはい」
貴方は虚弱と一緒に食堂に向かった。
□——————————'□
|二年生学生寮内 ・ 食堂|
□,——————————□
貴方は虚弱と、何か話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、特にない
↓2
2
食事の時のマナーとかって親に教えてもらったりした?
……何を意図した質問なんだ?
普通そんなこと聞くか?
1、自由行動「食事の時のマナーとかって親に教えてもらったりした?」
貴方「虚弱さんは、食事の時のマナーなどは、親に教えてもらったりしました?」
虚弱「……まあ、人並みには」
人並みと言うには、周囲にとってあまりにハードルが高いと思うが、気にしない方が良いか。
虚弱「……あーしろー、こーしろー、って……あとは、見よう見まね……」
そう言って、虚弱は何かに気付いたのか、ふと貴方の手元を見る。
じーっと見つめ、その表情は何かを思い出している時のようなもの。
虚弱「……——さんは……なんか、しようと頑張ってるけど、できてない感じだよね……」
やがて口を開いたかと言えば、言うのはそんな事。痛い言葉である。
貴方「……恥ずかしながら」
虚弱「……不器用な、感じ」
貴方「仰るとおりです」
虚弱「……——さん、色々できないもんね……」
貴方「……できる方が多いですっ」
そんな話をしながら、貴方は虚弱と一緒に朝食を食べた。
□—————□
|貴方の部屋|
□—————□
一度虚弱と別れ、部屋に戻った貴方は、鞄と傘を持ってもう一度虚弱の部屋に向かった。
□—————————'□
|二年生学生寮内・5階|
□,—————————□
再び虚弱の部屋の前に到着した貴方は、部屋の扉を軽くノックする。
少しして、部屋の扉がのんびりと開き、貴方と同じく鞄と傘を持った虚弱が姿を現す。
虚弱「……おもい」
憎々しげに手に持った傘を睨みつけ、虚弱はぼやく。
それが無ければ雨に打たれながらの登校になるわけだが、虚弱だって流石にそれくらいは分かっているだろう。
それでもこんな事を言うとは、虚弱の中では複雑な事なのだろう。
そんな事を思ってしまうくらいに傘が重く感じるのは、どうにかした方が良いとは思うが。
貴方「まあまあ。さ、行きましょう」
虚弱「んー……」
貴方は虚弱と一緒に校舎に向かう事にした。
□——————————□
|学院敷地内 ・ 学生寮前|
□——————————□
貴方は虚弱と、何か話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、特にない
↓2
ゲキレンジャー
ミス
安価下
サンタさんって信じてた?(季節感0だけど、冬まではいかないと思うので)
>>636 お嬢様学校だから礼儀・マナーについては厳しい→虚弱もマナーとかを学んでから入学したはず→誰に習ったのかな?
って気になっただけで、深く考えて質問したわけではないかな。なんか話したいネタがあったのなら、潰しちゃってごめん。
>>641
いや、食事のマナーって基本的に親に習うだろう。
それをわざわざ聞くのは、ちょっと普通じゃないと思ったんだ。
今回はそうならなかったけど、マナーがなってないと言っていると
取られてもおかしくないと思う。
1、自由行動「サンタさんって信じてた?」
貴方「虚弱さんは、サンタさんを信じていましたか?」
なんとなく、質問しただけだ。よくある他愛のない話の代表であると思ったから。
サンタさんは、実在する。ただそれは、子供が信じるそれとは異なる物だ。
言うなれば実在するサンタは偶像、実在しないサンタは幻想。
大人になる過程で嫌でも知る事であり、物理法則や法律などの常識面で考えても嫌でも気付く事。
だから、この話はして良い物だと思っていた。
だから、そう言った途端の虚弱の顔は、貴方にとって衝撃的だった。
とても驚いた顔をしたかと思えば、呆れるような眼差しを送り鼻で笑ってきたのだから。
虚弱「サンタさんなんて……フッ」
虚弱は首を横に振り、もう一度鼻で笑う。そこまで滑稽か。
随分荒んだリアクションである。まるで昔から信じてなんかいませんでしたと言わんばかりだ。
虚弱「……サンタさんなんて、吸血鬼並みにうさんくさい……」
貴方「……えーっと、それは……」
貴方はどう受け取ったら良いのだろう。虚弱が体を張ったハイレベルなジョーク?
それともうっかり口を滑らせただけの虚弱の本心?
自分が他ならぬ吸血鬼である事を利用した、サンタ存在説の新たな提唱法?
虚弱「……まあ、ちっちゃいころは、そりゃあ信じてたよ……純粋だもん」
虚弱は懐かしむような表情で、遠くを眺めるようにしながらそう言った。
どうやら、ハイレベルなジョークだったようである。笑うに笑えない。
また、小さい頃はサンタさんを信じていたらしい。ありがちな話だ。
虚弱「……でもね、気付いちゃった。トナカイが引くソリが、サンタさんとプレゼントを乗せて……空を飛べるはずが無い……」
そして虚弱は、得た知識による幻想の崩壊を味わった側であるらしい。
大体小学校高学年から中学生の間にかけての間のいつかだろうか。遅い方であるだろう。
虚弱「……まあ、ママとパパから、まだ貰ってるんだけどね……」
貴方「では、今はもう、サンタさんは信じていないと?」
虚弱「……うん、まあ。——さんは、どう……?」
貴方はサンタを信じていただろうか?
1、信じていた(信じなくなった具体的な時期もあったら嬉しいな)
2、ぜんぜん
3、自由行動
↓2
今なお信じ続けている
1 小学校1年
1、信じていた
貴方「私も信じていましたねー。……小学生の、一年生くらいまでは」
虚弱「……あれ、早いね……」
貴方「そうですか? 私の場合は周囲の人たちがよってたかって「サンタなんかいない」って言ってきたから、それで知っちゃったんです」
貴方「今思い返せば、あの頃の子供と言うのは残酷ですよねー……」
貴方「まあ、冷静に考えたら虚弱さんと同じ結論に至ったので、すぐに納得しましたけれどね」
虚弱「……小学一年生で、ぶつりほーそくが理解できたと……」
貴方「無駄に賢しい幼少時代でした……それでも、ショックが大きかったのは憶えています」
虚弱「まあ、そうだろね……知りたくないものだよ、そう言うの……」
貴方「そうですよね……」
なんて呑気に話している貴方と虚弱は、揃ってサンタさんに並ぶ胡散臭い存在である事に、はっと気付く。
ただ、気付いたところで、サンタさんが存在している証明にはならないので、深く考えない事にした。
虚弱「……ホントはね、ちょっとだけ、まだ信じてる……」
貴方「え?」
虚弱「……サンタさんは、吸血鬼くらい……うさんくさいからね」
貴方「……そうですね。夢は持っても、悪くはないですからね」
虚弱「そーゆーこと……」
貴方は他に、虚弱と話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、もういいや
↓2
2
2
2、もういいや
貴方は虚弱と一緒に登校した。
□—————————□
|学院校舎内 ・ 保健室|
□—————————□
校舎に着いた貴方と虚弱は、真っ直ぐ保健室に向かう。
保健室に着いた貴方と虚弱は、保健の先生に簡潔に事情を説明し、ベッドを借りる。
どうやら今日は他にも使用している生徒がいるらしい。珍しい事をあるものだ。
そんな事を考えながら、貴方は虚弱をベッドまで連れていき、そこに寝かせてやる。
虚弱「しょ……。ありがと、——さん……」
貴方「はい、どういたしまして」
虚弱「……いつもいつも、申し訳ないねえ、みつこさん……」
貴方「みつこさんって誰ですか……」
虚弱「えへへ……やってみたかった」
貴方「もう。では、私は教室に行きます」
虚弱「ん……いってらっしゃい」
貴方は虚弱に見送られながら、先生によろしく伝え、保健室を後にした。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
休み時間。貴方は次の授業の準備をしながら、何をして時間を潰そうか考えていた。
しかし今日は雨の日。その所為とは敢えて言わないが、いまいちやる気が沸いてこない。
まあ、何もしないで過ごすのが良いだろう。どうせやる事も無いし。
貴方は
1、自由行動
2、のんびり過ごす
↓2
絵の練習
絵の練習
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
お昼休み。外では雨が降っている為、外に出る事ができない。
する事が限定される生徒たちは、ぞろぞろと食堂に向かう事だろう。今日は食堂が混みそうだ。
今の貴方に、これと言って予定はない。自由に過ごす事ができるだろう。
虚弱は、どうしているだろう。今頃保健室で、お弁当を食べているのだろうか。
今朝の様子からして、寝ていると言う事は無さそうだが……果たして。
貴方は
1、食堂に行く
2、保健室に行く
3、世界「愛」クラブに行く
4、男装の所に行く
5、鉢巻の所に行く
6、自由行動
↓2
3
2
2 絵の練習描写がとうとう省かれた?
>>642 確かに考えが足りず迂闊な質問だった、ごめん。
あれ、スキップ?
あれ? 済みません手違いですね。あほー。
1、自由行動「絵の練習」
貴方は絵の練習をする事にした。
鞄からいつものノートを取り出し、絵の練習を始める。
ちょっとだけ、絵を描くのが上手くなった……気がする?
なんだか、纏まった時間での練習をあと一度くらいやったら、絵の上達が目に見える気がする。
2、保健室に行く
貴方は保健室に行く事にした。
□—————————□
|学院校舎内 ・ 保健室|
□—————————□
保健室に着いた貴方は、保健の先生に簡単に用件を伝える。
そうしながら虚弱の姿を探すと、すぐに発見できた。やはりソファに腰掛けて、お弁当を食べていた。
貴方は虚弱に近付き、後ろから話しかける。
貴方「虚弱さん」
虚弱「むあ……おお、——さん……」
貴方「調子、良さそうですね」
言いながら、貴方は虚弱の隣に座る。虚弱は貴方が座れるように詰めて、スペースを作った。
虚弱「うん、まあ……どうしたの?」
虚弱は恥ずかしそうにしながら、それを誤魔化すように貴方に尋ねる。
間を詰め過ぎただろうか……少し虚弱との間を開けて、考える。
貴方は
1、自由行動
2、特に理由はない
↓2
弁当交換でもしないか?
2
なんとなく虚弱さんに会いたいと思ったから来ました
お弁当交換とかやってみたいけど、虚弱は体質上食べれない物がかなり多かった気がするんだよね
2、特に理由はない
貴方「いえ、なんとなく」
虚弱「えー……」
貴方「来てから考えようと思ったのですが、さっぱりです」
虚弱「えへへ。それは……アレだねえ。テキトーだね……」
貴方「それくらい虚弱さんに会いたかったと思ってください」
…………言って、貴方は両手で顔を覆って俯く。
流れ作業で貴方は一体何を言っているのだろう。思わぬ告白をしてしまった気がする。
今まで考えないように心掛けてきたが、つい口に出てきてしまうものらしい。馬鹿と同じである。
いや、大丈夫、これくらいならばまだ誤魔化せると言うか、本番とは遠い。だから……。
この時点で、如何に貴方が混乱しているか、自分でも良く分かった。
そして、そんな希望的観測で自分を励まして、ちらりと虚弱の方を見る。
虚弱は、お弁当を食べていた。貴方の事なんかまるで気にしていない風に、もそもそと。
「あ、自分はそんなもんか」と残念に思いつつも、ああ良かったと安心し、顔をあげて虚弱を改めてみる。
その顔は、貴方の腐ったと思われる両の目でも分かるくらいに、赤くなっていた。
虚弱はそれを誤魔化すように、必死にお弁当をつついているのだ。
焦っているのか、心なしか口に運ぶ頻度が高いようにすら思える。
そして、貴方の視線に気付くと、目を丸くして、顔を逸らした。
貴方「あ……」
声をかけようとしたところで、何を言ったものか、考えてしまった。
虚弱に向かって中途半端に手を伸ばし、困惑した表情の貴方は実に可笑しい物だったと思う。
そうしている間に、虚弱はいつもの二倍増しで口を動かして、口に含み過ぎたお弁当を噛み砕く。
呻くように口の中の物を飲み込むと、口元を隠しながら、貴方へと振り向く。
片手では隠し切れていないその顔は、やはり赤いように見える。
虚弱「…………だ、だったら、嬉しいかな……」
ぼそりと、虚弱は言った。乙女が恋する相手に懸命の告白をするような。
か細い声で、まるで鳴き声を上げるように、虚弱は貴方にだけ聞こえるように言った。
そうして、虚弱はまたそっぽを向いてしまった。
これは、どうしたら、いいのだろう。
貴方は
1、自由行動
2、話題を逸らす
3、待ってみる
↓2
3
3
3、待ってみる
貴方は、意味も無く待ってみる事にした。こう言う時、自分の消極的な面が恨めしい。
しかし、こう言う時にどうしたらいいのか分からないのも事実で、どうするべきか考える方向に思考が向かないのも事実。
貴方にできるのは、待って様子を見るくらいしかできないのだ。嗚呼歯痒い。
何も言わない貴方を不思議に思ったのか、虚弱はそーっと振り返る。
そして、じっと自分の方を見つめる貴方を発見すると、びくんと体を震わせた。
虚弱「う、う……」
どうしたらいいのか分からないのは、虚弱も同じらしい。
こう言うのも失礼だが、虚弱はまともな男性との経験と言うのが無いだろう。
俗には虚弱体質に属する肉体と、生まれから他人を回避し続けた人生。
女としての華が開き始める年頃には、女学院などと言う場所に入れられ出会いを抹殺された。
恐らく、幼稚園だか小学校の頃に男子に優しくされた程度がせいぜいか。それは貴方も同じだ。
貴方の願望も含まれた推測だが、もしそうであれば、この恥じらう乙女のような仕草も納得できる。
しかしそんな事はどうでも良いのだ。
初々しさの塊のような虚弱の様子は、貴方の心を昂らせ、ときめかせる。
貴方はもはや、待つ事など忘れていた。ただ、虚弱を見ていたに過ぎない。
この空間、きっと互いに、同じ事を思っていたに違いない。
(誰か助けて)、と。情けない限りだ。
貴方「……ご、ごはん」
虚弱「みっ……」
貴方「お、お弁当。早く食べましょう……」
虚弱「……うん、そう、だね、うん……」
その後、ぎこちないながらもどうにか普通に持ち直した貴方と虚弱。
会話が少なかったのは心残りだが、どうにもできなかったので仕方が無いと考える。
ちなみにその時、ふと後ろを振り向くと、保健の先生がニタニタと笑いながら貴方たちを見つめていた。
何が可笑しいのか、聞かせて欲しいものである。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
休み時間。次の授業の準備をしながら、貴方はこれから何をしようか考えていた。
五時限目の授業、身が入らなかった。保健室での事が原因だと思われる。
貴方はどちらかと言えば落ち着きがある方で、頭も回る方だと自負していたが……甘かったようだ。
あれしきの事で、「あうあう」言っているようでは話にならない。
……あんなに取り乱した虚弱は、初めて見たかもしれない。
ああ、もう、なんだか、力が抜けて行くようだ。
貴方は
1、自由行動
2、何もしない
↓2
絵の練習
久々に男装の教室に行ってみる
1、自由行動「久々に男装の教室に行ってみる」
久しぶりに、男装の教室に行ってみるのも良いか……。
あー……でも……面倒だなあ。男装の所には取り巻きもいるし……。
会えない事はないだろうが、まともに話もできないのが落ちだろう。
それなら、教室でのんびり過ごしたい物である。
……まあ、駄目で元々、行ってみるのも良いかもしれない。
なんとなく、無駄足になりそうな気もするが……。
それでも貴方は
1、行く
2、行かない
↓2
2
2 無駄足なら仕方がない
食事の時も休み時間も隙がないとか、男装はどうやって攻略するんだよww
2、行かない
……いや、止めておこう。何より面倒だし。
貴方は何もせず、教室で過ごした。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
放課後。雨が激しくならない内に、生徒たちはさっさと寮に帰ろうとする。
逆に雨が止む事に賭けて、教室に残る生徒もいるが、まあ無謀だろう。
帰る準備をしながら、貴方はこれからどうしようかを考える。
今の貴方に、これと言って予定はない。貴方は自由に過ごす事ができる。
貴方は
1、寮に帰る
2、保健室に行く
3、男装の所に行く
4、自由行動
↓2
2
10分経過したのでシステムさん判断で>>674で進行します。
2、保健室に行く
貴方は保健室に行く事にした。
さっきの今で緊張するが、気を落ち着けて挑めば問題無いはずだ。……たぶん。
□—————————□
|学院校舎内 ・ 保健室|
□—————————□
保健室に着いた貴方は、ニタニタと鬱陶しい笑みを浮かべる保健の先生に用件を伝える。
どうやら虚弱は、今はベッドの所にいるようだ。虚弱が使用していたベッドのカーテンが閉じられている。
寝ている……と言う事は無いと思う。この時間に虚弱が睡眠を取っていると言う事は、あまり無かったはずだ。
しかし、その可能性も否めない。カーテンが閉じられている以上、確かめなければ視覚的シュレーディンガーの猫。一応誤用である。
さて、どうしたものか。
貴方は
1、大人しく帰ろう
2、話しかけてみる
3、自由行動
↓2
2
↑
2、話しかけてみる
貴方は話しかけてみる事にした。
これで返事が無ければただの馬鹿だが、やってみなければ分からないのだから仕方が無い。
貴方は虚弱が使用していると思われるベッドの所まで行き、声をかけてみた。
貴方「あの、虚弱さーん……?」
虚弱が眠っている場合の事を考えて、起こさない程度の大きさで名前を呼んでみる。
虚弱「……はーい……」
小さく、返事が聞こえた。躊躇いがちではあるが、しっかりと意識が覚醒している声である。
どうやら、虚弱は目を覚ましていたらしい。第一条件はクリアし、貴方はほっと息を吐く。
虚弱「……あ、あのね……さっきの、事なんだけど……」
カーテン越しに、虚弱は先ほどの件について切り出した。
言われて、貴方はどきりとする。当然、虚弱だって気にしているに違いない。
そして、貴方と違ってうやむやにできるほど図太い神経は持っていないのだ。
まあ、貴方だってうやむやにできるもんならしたいものだ。できないから困るのだ。
貴方「はい」
とりあえず、貴方は返事をする。情けない事に、ちょっと震えていた。
虚弱「なんか、ごめんね……。変な感じになっちゃって……」
貴方「い、いえ、私こそ……変な事を言って、ごめんなさい」
顔を合わせないまま、貴方と虚弱は互いに謝る。そして、互いに黙る。
何か変な事が起きてこの状況を打破してくれないものかと、他力本願だが貴方は思った。
その願いが通じたか、カーテンが一思いに開かれる。
そして貴方の前に姿を現す、ベッドに腰掛けた虚弱。
不満げに顔を顰め、しかし赤らめた頬の所為で愛嬌すら感じる。
貴方が見惚れる隙も与えず、虚弱は鞄と傘を持って立ち上がる。
虚弱「帰ろ」
貴方は
1、帰る
2、帰らない
3、自由行動
↓2
1
↑
1、帰る
貴方「はい」
貴方は思わず、頷いてしまった。
虚弱「……じゃあ」
貴方「はい」
貴方と虚弱は、どこかぎこちないまま保健室を後にする。
貴方は虚弱と一緒に、寮に帰る事にした。
□———————————□
|学院敷地内 ・ 校舎入口前|
□———————————□
貴方は虚弱と、何か話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、特にない
↓3
2
母親に何かプレゼントしたことある?
この人数で↓3?
10分経過したのでシステムさん判断で一番早いレスの>>683で進行します。
再開時になんか三人確認できたので行けるかと思ったのですが甘かったですね。
2、特にない
貴方は虚弱と一緒に寮に帰った。
□—————□
|貴方の部屋|
□—————□
虚弱と別れ、部屋に戻った貴方は傘を置き、鞄を置いて、ベッドに倒れ込んだ。
そのまま目を閉じ、今日一日を振り返った。
一日を終了します。
これまでの行動を記録します。
データをセーブする位置を決定してください。
1.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/15・木:終了)
2.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/16・金:終了)
3.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/17・土:終了)
4.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/18・日:終了)
5.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/19・月:終了)
↓2
1
1
>>675で10分経過して1人しかレスしてないってことはその時点で人が少ないって事じゃない?
再開時に3人確認したなら、9時から10時らへんで↓3にすればいけたかも
1番に貴方のデータをセーブしています。
セーブが完了しました。
これまでの行動をシステムにセーブしています。
セーブが完了しました。
お疲れさまでした。
まあ無駄な試みってヤツですね。↓3にしたら何かみなさまからの選択肢の幅が増えるかと思ったのですけれどね。
つまりは他力本願なんてクソ喰らえって話でしょうね。
>>672
そらもー会いまくるしかないでしょうね。怠惰と言う性格の所為で難しいですけど。
さて、次の再開は5月24日の21:00を予定しています。
それではみなさま、お休みなさいませ。
乙でした
>>691 ↓3にして選択肢の幅を増やすのは良いと思う。今回は試みた時間帯が悪かったんじゃないかな?
あと、登下校時の会話内容の安価を出す時に↓3にするよりは、
休み時間(現在ほぼ絵の練習タイム)や昼休み(ほとんど保健室直行)を↓3にした方が選択肢の幅は広がると思う。
今日も遅れてしまいましたがまだ間に合うと思いたいです。
ゲームを再開します。
1.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/20・木:終了)
2.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/16・金:終了)
3.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/17・土:終了)
4.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/18・日:終了)
5.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/19・月:終了)
データがセーブされています。
最後にセーブしたデータの続きから始めますか?
また、思い出の部屋に行く事ができます。
思い出の部屋に行きますか?
↓1〜3まで多数決 始めるor始めないor思い出の部屋 その他を除き同数の場合↓3を優先
忘れていました。直後のレスで天気判定
集計は改めてこのレスから↓3でお願いします。
始める
始める
多数決なので決定しました。
前回の続きから再開します。
1番のデータを読み込んでいます。
読み込みが完了しました。
1番のデータを再開します。
□—————□
|貴方の部屋| 9/ 21(水)
□—————□
貴方は目覚まし時計の喧しいベルで目を覚ます。
貴方は目覚まし時計を止め、ベッドから抜け出す。
そして窓に近寄り、天気を確認する。
うん、いい天気だ。
貴方は歯を磨き、制服に着替えて、ベッドを整える。
いつもの行動を終えた貴方は、虚弱の部屋に行く事にした。
□—————————'□
|二年生学生寮内・5階|
□,—————————□
虚弱の部屋の前に着いた貴方は、部屋の扉を軽くノックして反応を待つ。
少しして、部屋の扉がのんびりと開き、虚弱が姿を現した。
虚弱「……おはよう……」
貴方「お、おはようございます、虚弱さん」
虚弱「……お腹、空いた」
ぼそりと呟き、虚弱はのろのろと部屋から出る。
部屋の鍵をかけて、それから、貴方の方へと振り向く。
虚弱「……行こう」
貴方「あ、はい。そうですね」
……昨日の事を意識しているのは、貴方だけのようだ。
虚弱はさっぱりしていると言うか、割り切りができると言うか。
少しだけ、寂しさを感じる。
そんな事を考えながら、貴方は虚弱と一緒に食堂に向かった。
□——————————'□
|二年生学生寮内 ・ 食堂|
□,——————————□
貴方は虚弱と、何か話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、特にない
↓2
2
2
虚弱さんは一人で食事するより、誰かと食事したほうが美味しく感じる?
2、特にない
貴方は虚弱と一緒に朝食を食べた。
□—————□
|貴方の部屋|
□—————□
一度虚弱と別れ、部屋に戻った貴方は、鞄を持ってもう一度虚弱の部屋に向かった。
□—————————'□
|二年生学生寮内・5階|
□,—————————□
再び虚弱の部屋の前に到着した貴方は、部屋の扉を軽くノックする。
少しして、部屋の扉がのんびりと開き、鞄を持った虚弱が姿を現す。
虚弱「……はあ」
部屋から出てきた虚弱は、唐突に溜め息を漏らした。
貴方「どうしました?」
虚弱「……いや……なんか、よく分かんない……急に出た」
溜め息が急に出るって、どんな状況なのだろう。
確かに意識的に出る物ではないのだが、その出す理由すら不明とはどう言う事か。
潜在的に何かにストレスを感じているとか。背筋が曲がっているから呼吸が上手くできていないとか。
なんか探せばあるだけ出てきそうな気がしたので、考えない事にした。
貴方「ふむ……今日は、ゆっくりした方が良いと言う事でしょうか?」
虚弱「……さあ」
貴方「行きましょうか」
虚弱「そだね……」
貴方は虚弱と一緒に校舎に向かう事にした。
□——————————□
|学院敷地内 ・ 学生寮前|
□——————————□
貴方は虚弱と、何か話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、特にない
↓2
今夜の月はきれいだろうな
↑
うーむ……訳わからんな
月が綺麗ですね=I love you なんだっけ?
それとも純粋に、今日は晴れてるから夜には月がよく見えるって意味で使ったのかな?
1、自由行動「今夜の月はきれいだろうな」
貴方「今夜の月は、綺麗でしょうね」
空を見上げながら、貴方は予測する。
雨が降った次の日は、雲が少ない。その分だけ、月がよく見えるだろう。
生憎と時期的に満月とは行かないだろうが、それなりに風情のある物となるはずだ。
虚弱「……なんの根拠があって?」
貴方「いえ、ほら。晴れています。雲も無いので」
虚弱「……あー、うん。……退屈な空だあ」
貴方「……ああ、虚弱さんは、流れる雲を眺めるのが好きでしたね」
虚弱「お、正解……ちょっと脈絡ないから、分からないかと思った……」
貴方「侮って貰ったら困りますね。これでも、虚弱さんと一緒にいる期間はそれなりに長いですから」
虚弱「ひゅー、かっこいー……」
またもやうっかり変な事を言ってしまったと思ったが、虚弱が気にしていないようなので流す。
その代わり茶化されてしまったが、まあ安い代償だ。
貴方「照れますねー……虚弱さんは、今日も散歩をするつもりですか?」
虚弱「……うん、まあ。明日……気が向けば報告するよ」
貴方「はい、お願いします」
虚弱「……むーう……。まだ、死にたくないなあ……」
貴方「……なんですか、突然野蛮な……」
虚弱「…………いや、急に生に対する執着が……」
そんな他愛も無い会話をしながら、貴方は虚弱と一緒に校舎に向かう。
貴方は他に、虚弱と話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、もういいや
↓2
2
虚弱さんの家の飼い犬の名前は何ていうの?
2
ごめん、ミスった
1、自由行動「虚弱さんの家の飼い犬の名前は何ていうの?」
貴方「虚弱さん、犬を飼っているんですよね?」
虚弱「……飼ってる」
貴方「その子の名前、なんて言うんですか? 前に聞こうと思っていたのに、忘れていて」
虚弱「……マリア」
貴方「……マリア? と言う事は、メス?」
虚弱「……今年で十七歳、おばーちゃんです」
マリア。どこかで聞いた事があるような、見た事があるような、そんな名前。
まあ、それはあるだろう。マリアと言えば、外国ではよく付けられる名だ。
加えて、キリストを産んだとされる聖母の名でもある。これで聞いた事が無い方が不思議だ。
最近どこかで見たような気がするのだが、何かでちらりと目にしただけだろう。
貴方「ああ、虚弱さんと同い年なんですよね」
虚弱「……パパが、私が生まれた次の日に連れてきたらしい……」
虚弱「ずっと……私の傍に、いてくれる。まあ、一種の介護犬だね……」
何と言う返答のしづらいブラックジョークだろう。はにかんで言っても困る物は困る。
貴方「あ、はは……。あ、と言う事はマリアの名は、お父さんかお母さんが?」
虚弱「……私が、付けた。最初はパパもママも、シェリーって呼んでたらしいんだけど……」
虚弱「三歳の私が……「マリア」って、いきなり呼んだんだって……」
貴方「へえー。マリアと言う名に、なにかこだわりがあったのでしょうか?」
虚弱「……ぜんぜん、分からないんだよね……。でも、嬉しそうに……「マリア、マリア」って……」
虚弱「……正直、恐いよね」
貴方「う、うーん……私は、不思議な事もあるもんだと思いましたけどね」
どうやら虚弱の家で飼っている犬の名は、マリアと言うらしい。
犬種はゴールデン・レトリバーで、十七歳のメス。
……虚弱が飼っている犬の情報をここまで集めて、貴方は一体何がしたいのだろう。
貴方は他に、虚弱と話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、もういいや
↓2
2
2
マリアって前スレの最後の方の吸血鬼の設定の時に出てきた
「父ドラの血と母マリアの誓いにおいて、貴様らを滅ぼす! この穢れたダンピール、ジャン・ネイブルが!」
のマリアかな?
……またもややらかしました。
最初>402でお爺ちゃんつってんのに>712ではおばーちゃんとか言ってますよ。
まあどちらが正しいのか調べてみると、正しいのは>712でした。つまりメスですね。下らない間違いですが訂正。
2、もういいや
貴方は虚弱と一緒に登校した。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
今日の虚弱は比較的調子が良いらしく、教室で過ごすらしい。
今朝の溜め息の事を考えると調子が良いようには思えないのだが、まあ大丈夫と言うのなら大丈夫だろう。
貴方と虚弱が教室に着いた時、教室には既に殆どの生徒が登校してきていた。
いない生徒は……お花摘みか何かに行っているのだと考えよう。
貴方と虚弱はそれぞれの席に向かい、鞄を置いて、座る。
そうして、貴方と虚弱はホームルームが始まるのを待った。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
休み時間。次の授業の準備をしながら、貴方は何をして時間を潰そうか考える。
とは言え大した事はできないだろう。
教室で過ごすか、隣の教室に遊びに行くくらいがせいぜいだ。
虚弱と言えば、相変わらず机に突っ伏している。
呼吸のリズムがまるで眠っているようだが、たぶん起きているだろう。
だから何ができる、と言うわけではないが……。
貴方は
1、自由行動
2、絵の練習
3、教室でのんびり過ごす
↓2
2
2
2、絵の練習
貴方は絵の練習をする事にした。
いつものノートを鞄から取り出し、貴方は絵の練習をして過ごした。
今日はあまり時間が無かったが……元々の目的が暇潰しなので、まあ構わない。
ちょっとだけ、絵を描くのが上手くなった……気がする
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
お昼休み。生徒たちは昼食を求めて一斉に食堂に向かう。
今の貴方には、これと言って予定はない。貴方は自由に過ごす事ができる。
虚弱はいつも通り、鞄からお弁当箱を取り出し、食事を始める。
本当に、いつ見ても彼女のお弁当箱は小さい。きっと今までも、これくらいしか食べてこなかったのだろう。
それなのに背の丈はこれだけ伸びたのか……もし彼女の体が普通だった場合、どうなっていたのだろう。
貴方は
1、食堂に行く
2、虚弱と話す
3、自由行動
↓2
2
2
2、虚弱と話す
貴方は虚弱と話す事にした。
さて何について話そう?
1、自由行動
2、適当に喋る
3、やっぱりやめた
↓2
2
この学園の制服のデザインは気に入ってる?
1、自由行動「この学園の制服のデザインは気に入ってる?」
貴方「ねえねえ、虚弱さん、虚弱さん」
虚弱「……はいはい、なあに、——さん、——さん……」
貴方「虚弱さんは、この学院の、この制服……デザインは気に入っていますか?」
貴方は自分の制服の裾をつまみ、虚弱に見せるようにして、尋ねる。
この学院の制服は、夏服は半袖に膝丈のスカート、冬服及び行事用制服は長袖に重たさを感じるロングスカート。
制服の改造は校則によって認められていないので、生徒たちは原則的に一律その格好だ。
そして今貴方たちが着ているのは、夏服である。
生地が薄く、動きやすく設計されているのは勿論として、その他特殊な機能は見受けられない。
目立つ点としては、左腕の袖に、学院の校章と同系統と思われる掌より少し小さいエンブレムがある。
この学院の制服である証拠だろう。
虚弱「……うん、まあ好きだよ。動きやすいし……」
虚弱にとって服装の良い悪いの評価点は、そこなのか。
お洒落には少しばかり興味があるだろうと思ったが、あるだけらしい。
虚弱「……冬服は、ちょっと、重いかな……」
貴方「あー、ねえ……ロングスカートですからね」
虚弱「……でもね、スカートが長いのって、カッコよくない……?」
貴方「たしかに、カッコイイ感じはしますよね」
虚弱「ねー。……だから、気に入ってるかな……」
虚弱「……——さん的には、どう? これ……」
貴方「……それ、私に聞きますか……」
虚弱「……えへへ」
そんな話をしながら、貴方は虚弱と一緒にお昼休みを過ごした。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
休み時間。次の授業の準備をしながら、貴方は何をして時間を潰そうか考える。
休み時間になる度に同じ事しか考えていないような気もするが、まあそれはそれ。
虚弱は、やっぱり机に突っ伏している。
具合が悪いのであれば貴方に訴えるなりなんなりすると思うので、心配は無用だろう。
こうして寝ているような格好をされると、貴方が話しかけ辛くて困るくらいか。身勝手である。
貴方は
1、自由行動
2、絵の練習をする
3、のんびり過ごす
↓2
2
2
2、絵の練習をする
貴方は絵の練習をして過ごす事にした。やはり暇潰しにはこれが最適だろう。
鞄の中からいつものノートを取り出し、絵の練習を始める。
ちょうど良く、この時間の練習でページを使い切りそうだ。後で新しいノートを用意しよう。
貴方は絵の練習をして時間を潰した。
ちょっとだけ、絵を描くのが上手くなった……気がする?
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
放課後。明後日は修学旅行、と言う事で生徒たちは浮かれ気分だ。
まだ明日に学校があると言うのに、気が早い物である。と、修学旅行に行かない貴方は冷めた視線。
まあ、逆恨みである。貴方も本心からそう思っているわけではない。むしろ、どうだっていいくらいだ。
貴方が男だから修学旅行に行くのは難しい、だとか、そう言う話ではない。
単純に、「面倒臭そうだから行かなくても正解だったかな?」と思っているだけである。
そんな事を考えながら帰る準備をしていた貴方に、虚弱が話しかけてきた。
虚弱「——さん、帰ろー」
日が落ちるのが早くなってきた今日この頃、虚弱も元気を取り戻しつつある。
やはり日の傾きが大事なのだと再認識しつつ、貴方は考える。
今の貴方にはこれと言って予定はない。虚弱と一緒に帰っても構わないだろう。
貴方は
1、一緒に帰る
2、やめておく
3、自由行動
↓2
1
1
1、一緒に帰る
貴方「はい、帰りましょう」
貴方は急いで帰り支度を済ませ、鞄を手に提げる。
貴方「お待たせしました」
虚弱「よし、行こー」
貴方は虚弱と一緒に帰る事にした。
□———————————□
|学院敷地内 ・ 校舎入口前|
□———————————□
貴方は虚弱と、何か話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、特にない
↓2
2
手を繋いでもいいですか?
1、自由行動「手を繋いでもいいですか?」
貴方「手、繋いでも……良いですか?」
虚弱「うん、良いよ」
虚弱はなんら躊躇う素振りも見せず、あっさりと貴方の手を握って見せる。
虚弱「……えへへ」
それから、ちょっとだけ恥ずかしそうにはにかんだ。
虚弱「ねえ、——さんー」
貴方「なんですか?」
虚弱「私たち……周りから……」
言いかけた言葉を、虚弱は上手く出せない様子だった。
直前で忘れちゃったなんて事は無いだろうから、言い辛い事なのだろう。
虚弱「……なんでもない、やっぱいいや」
そして、誤魔化した。
邪推するのは、容易い。恐らく答えに行きつくのも楽だろう。
しかし、やっぱり言わなくても良い、言いたくないと、虚弱が思った事なのだ。
それを無理に想像するのは、決して趣味の良い事だとは言えないだろう。
貴方「そうですか」
虚弱「うん」
貴方は虚弱と手を繋ぎながら、一緒に寮へと帰る。
貴方は他に、虚弱と何か話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、もういいや
↓2
2
2
2、もういいや
貴方は虚弱と一緒に寮へ帰った。
□—————□
|貴方の部屋|
□—————□
虚弱と別れ、部屋に戻った貴方は鞄を置き、ベッドに倒れ込んだ。
そのまま目を閉じ、今日一日を振り返った。
一日を終了します。
これまでの行動を記録します。
データをセーブする位置を決定してください。
1.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/20・木:終了)
2.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/16・金:終了)
3.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/17・土:終了)
4.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/18・日:終了)
5.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/19・月:終了)
↓2
2
2
2番に貴方のデータをセーブしています。
セーブが完了しました。
これまでの行動をシステムにセーブしています。
セーブが完了しました。
お疲れさまでした。
次の再開から、21:00までにシステムさんのレスが無ければその日は無しって言う事にした方が良いんですかね?
その方がみなさまを振り回さずに済みますし、一々鬱陶しい謝罪でレス潰さずに済みますし……。
とにかく、今日はすみませんでした。なんか色々ミスをやらかしてますしね……>>727-728とかコピペしようとしたら途中からできていなかったし。
さて、次の再開は一日空けて、5月26日の21:00を予定しています。
それではみなさま、お休みなさいませ。
乙でした
遅れないのが一番だけど、やらないよりは遅れてでもやってくれた方が嬉しい。
時間予告してない安価スレだって普通にあるし、無しにしなくてもいいと思うけど。
現在出現しているヒロインたちの初期設定の学年は、二年生が五人、一年生が三人、三年生が一人……。
……バランス、悪いですね。全部に二人ずついてくれた方が良いような気もするんですけれど。
こんばんは、システムさんです。
さっそく直後のレスで天気判定
s
>>748 次にヒストリーモードをやると、愛と男装が3年になって銀鎖が2年だっけ?新キャラが1年と2年になってくれるとバランスは取れそう。
でも主人公と他学年のヒロインって同学年より不利?朝一緒に食事できないし、行事(修学旅行など)によっては一緒に行けないし……
予定した時間になりました。
ゲームを再開します。
1.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/20・火:終了)
2.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/21・水:終了)
3.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/17・土:終了)
4.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/18・日:終了)
5.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/19・月:終了)
データがセーブされています。
最後にセーブしたデータの続きから始めますか?
また、思い出の部屋に行く事ができます。
思い出の部屋に行きますか?
↓1〜3まで多数決 始めるor始めないor思い出の部屋 その他を除き同数の場合↓3を優先
始める
始める
多数決なので決定しました。
前回の続きから再開します。
2番のデータを読み込んでいます。
読み込みが完了しました。
2番のデータを再開します。
□—————□
|貴方の部屋| 9/ 22(木)
□—————□
貴方は目覚まし時計の喧しいベルで目を覚ます。
貴方は目覚まし時計を止め、ベッドから抜け出す。
そして窓に近寄り、天気を確認する。
……雨が降っている。これ、本当に大丈夫なのだろうか。
自分に関係の無い事とは言え、明日に迫った行事の事を心配してしまう。
やはり楽しみにしている生徒が多いのだから、神も少しくらいは手加減をしたら良いのに。
そんな事を考えながら、貴方は歯を磨き、髪を梳かし、制服に着替えて、ベッドを整える。
いつもの行動を終えた貴方は、虚弱の部屋に行く事にした。
□—————————'□
|二年生学生寮内・5階|
□,—————————□
虚弱の部屋の前に着いた貴方は、部屋の扉を軽くノックして反応を待つ。
少しして、部屋の扉がのんびりと開き、虚弱が姿を現した。
虚弱「……ああ、——さん。おはよう……」
貴方「はい、おはようございます」
虚弱「……また、雨だね」
貴方「そうですねえ。明日、大丈夫なのでしょうか」
虚弱「……晴れると、いいね」
貴方「ですね」
虚弱「……私たち、関係無いのに……」
貴方「は、晴れたら晴れたで良いじゃないですか……」
そんな話をしながら、貴方は虚弱と一緒に食堂に向かった。
□——————————'□
|二年生学生寮内 ・ 食堂|
□,——————————□
貴方は虚弱と、何か話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、特にない
↓2
もしタイムマシンがあったらどうします
↑
1、自由行動「もしタイムマシンがあったらどうします」
貴方「もしタイムマシンがあったとしたら、虚弱さんどうします?」
虚弱「……えー……どうしよーかなー」
虚弱は首を傾げ、ご飯を一口食べて、もそもそと咀嚼する。
ある程度ご飯を噛みしめると、首を逆方向に傾げて、また噛み始める。
暫くして、何かを閃いたのかそのような顔をして、しっかり噛んだご飯を飲み下す。
虚弱「……昔の自分に、なんでマリアって名付けたのかを聞きにいきたい……」
貴方「マリア……ああ、虚弱さんの家で飼っている」
虚弱「うん……あれから思い出したり、考えてみたりしたんだけどね……さっぱり」
虚弱「……真相は闇の中。だから、そうするかなあ……」
タイムマシン。それは使い方次第で、使用者を世界の支配者にすらする事ができる。
現在も過去も、続いて行く未来すらも、操作が可能になるのだから。
逆に、何か一つ狂わせる事で、自分と言う存在を消してしまいかねない恐ろしい機械。
それの実現に躍起になる人は多いが、現在でもその仕組みすら解明できていない。
人類には過ぎたアイテムであり、また実現不可能だろう空想の道具なのだ。
とは言え、過去にも未来にも行ける為、使用用途は多岐に渡り、夢想する人は多い。
たとえば過去の自分の失態をやり直す。例えば未来の様子を見に行く、とか。
それを、そんな事に使用するなんて、欲が無いと言うか何と言うか。
貴方「なるほど……。気になるんですね、名前の由来」
虚弱「いやあ、一度気にし始めると……昨日も言ったけど、なんか、恐いし……」
貴方「うーん……」
虚弱「……ホントは」
虚弱「……ううん、いいや、これは」
虚弱はまるでその発想を振り払うように、首をゆったりと横に振る。
他に、何かタイムマシンを使ってやりたい事があるのだろうか?
それも気になるが……無理に聞き出す事も無いか。
虚弱「……——さんは、どうする?」
貴方は、もしタイムマシンがあったらどうするだろう?
1、自由行動
2、何か変な事になりそうだからやだ
3、これと言ってやりたい事もない
↓2
10年後の自分がどうしているか見に行きたい
↑
ロード機能ってある意味タイムマシンみたいなものだよな……
1、自由行動「10年後の自分がどうしているか見に行きたい」
貴方は少し考えて、自分の希望を探す。
貴方「10年後の自分がどうしているのかを見に行きたいですね」
その結果、これである。
過去にも未来にも行けるのであれば、過去を覆し現在を変えるならば、未来に行ってちょっくら様子見をしたい。
先の事を見ると言うのは期待と不安が入り混じる。しかし、貴方なら見てしまうだろう。
ただでさえ、今が不安なのだ。未来を見て、その時の自分の姿を見て、少しでも自信を付けたい。
それと、厄介な事態に巻き込まれているのであれば、回避するよう努めたい。
何よりも面倒な事が、貴方にとって一番嫌なのだ。
虚弱「……うーん……そーかー」
虚弱は、貴方の返答に少し不満があるようだ。
虚弱は過去を見に行く。未来に興味はないか、未来を覗きたくない。
対して貴方は未来を見に行く。過去に興味が無いわけではないが、未来の方が大事だ。
一見その程度の話だが、僅かな意識のすれ違いと言うのがあるのだろう。
虚弱「……未来は楽しみに、とっておきたい」
貴方「私は、未来を楽に過ごしたいです……」
まあ、時にはこんなすれ違いもあるだろう。
そんな話をしながら、貴方は虚弱と一緒に朝食を食べた。
□—————□
|貴方の部屋|
□—————□
一度虚弱と別れ、部屋に戻った貴方は、鞄と傘を持ってもう一度虚弱の部屋に向かった。
□—————————'□
|二年生学生寮内・5階|
□,—————————□
再び虚弱の部屋の前に到着した貴方は、部屋の扉を軽くノックする。
少しして、部屋の扉がのんびりと開き、貴方と同じく鞄と傘を持った虚弱が姿を現す。
貴方「お待たせしました。行きましょう」
虚弱「……うい」
ちょっとばかり、やる気が無い様子だ。持っている傘が重い所為だろうか?
単純に、雨と言うのにげんなりしているだけかもしれない。最近、やけに多いから。
貴方は虚弱と一緒に校舎に向かう事にした。
□——————————□
|学院敷地内 ・ 学生寮前|
□——————————□
貴方は虚弱と何か話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、特にない
↓2
傘持ちましょうか?
食堂にいる「男装」さんってどう思う?
虚弱も食堂では見かけてると思うんだけど。男装はアイドルっぽいし
2
鞄持った状態でさらに両手に傘を持つ……無理があるだろ
1、自由行動「食堂にいる「男装」さんってどう思う?」
貴方「ねえ、虚弱さん。男装さんの事、どう思いますか?」
虚弱「……………………誰?」
まさかの反応である。あんな目立つ人の事を知らないなんて、思いもしなかった。
考えてみれば、虚弱は保健室で過ごす事が多く、唯一の接点だろう食堂も貴方もしくは愛と会ってばかりだ。
男装の名、もしくは姿だけは知っているだろうが、それらを一致させる事ができないのだろう。
貴方「ほら、男の人の格好をしている……かっこいい人がいるじゃないですか、食堂に……」
虚弱「……あー、いた。たしか……うん、なんか、いっぱい人がいるアレだよね……?」
アレ呼ばわりはどうなのだろう。その人を知らない虚弱にとっては赤の他人で、どうでもいいのだろうが……。
貴方「……はい。その人です」
虚弱「……むう」
何か思い当たる節でもあるのだろうか、虚弱は途端に、不機嫌そうに唸る。
もしかして、何か嫌な事でもされたのだろうか? 貴方はまた空気の読めない事を言った?
虚弱「……——さんと、反対だね」
貴方「結構気にしてるんですからやめてください……」
虚弱「あ、ごめんね……それで、その人が……?」
貴方「あ、はい。どう思いますか、って」
虚弱「……どう思う、って言われても……。変だなあ……としか」
まあ、普通はそうだろう。暗に男装と同系統である貴方も変人だと言われている気もするが、気にしない。
どうやら虚弱は、男装に対して興味が無いようだ。そらそうか。
途中に不機嫌になったのは……何なのだろう。貴方の気のせいなのだろうか。
尋ねるわけにもいかないだろうし、あまり気にしない方が良いのかも知れない。
貴方は他に、虚弱と何か話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、もういいや
↓2
2
2
2、もういいや
貴方は虚弱と一緒に登校した。
□—————————□
|学院校舎内 ・ 保健室|
□—————————□
校舎に着いた貴方と虚弱は、真っ直ぐ保健室に向かう。
保健室に着いた貴方と虚弱は、保健の先生に簡潔に用件を伝える。
それからベッドを一つ借りて、虚弱をそこまで連れていく。
虚弱「よいしょ……。ふう、——さん、ありがと……」
貴方「はい、どういたしまして」
虚弱はベッドに腰掛けてから、ゆっくりと横たわる。
儚い笑みを貴方に向けて、虚弱は一息吐く。
貴方「では、私は教室に行きますね」
虚弱「ん……頑張って」
貴方「はい」
貴方は虚弱に見送られながら、保健の先生によろしく伝えて、保健室を後にした。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
休み時間。次の授業の準備をしながら、貴方は何をして時間を潰そうか考える。
外に降り頻る雨を見て、クラスメイト達は不安を露わにする。
ここ最近、特に多い雨に、明日から始まる修学旅行が晴れるかどうかが心配なのだろう。
中にはてるてる坊主を作っている生徒さえいる。顔をどのようにするか悩んでいるようだ。
黒魔術研究会の二人も便乗して作っているが……アレはむしろ呪いの藁人形……。
貴方は
1、自由行動
2、のんびり過ごす
↓2
絵の練習
絵の練習
男装に、虚弱に話しかけたことがあるかどうか聞きに行ってみる
1、自由行動「絵の練習」
貴方は絵の練習をする事にした。
鞄から、新たに用意した落書き用ノートを取り出し、絵の練習を始める。
以前のノートは貴方の歴史として、丁重に保存してあるので大丈夫。
それにしても、新しいノートと言うのは中々に具合が良く感じる。
シャーペンの芯が走ると言うか、何と言うか……。
……考えるだけで虚しくなるので、これ以上考えないようにしよう。
貴方は絵の練習をして時間を潰した。
ちょっとだけ、絵を描くのが上手くなった……気がする?
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
お昼休み。生徒たちは昼食を求めて、食堂に向かう。
今日は雨が降っているから、食堂に行く生徒は多いだろう。
そう言えば、明日は修学旅行である。金曜日だが、「週替わり定食」はどうなるのだろう?
明日は無い、と考えるのが普通だろうか。
今の貴方に、これと言って予定はない。貴方は自由に過ごす事ができる。
虚弱は、どうしているだろう。特に問題も無く、お弁当を食べているかもしれない。
貴方は
1、食堂に行く
2、保健室に行く
3、世界「愛」クラブに行く
4、男装の所に行く
5、自由行動
↓2
4
2
2、保健室に行く
貴方は保健室に行く事にした。
□—————————□
|学院校舎内 ・ 保健室|
□—————————□
保健室に着いた貴方は保健の先生に簡単に用件を伝える。
それから虚弱を探すと……すぐに発見できた。ソファで、お弁当を食べていた。
貴方が保健室に来た事を知ると、虚弱は手を振って貴方を呼ぶ。
そうされては仕方が無いので、貴方は虚弱に近寄る。
貴方「調子、良さそうですね」
虚弱「うん、まあ……はい」
虚弱は頷きながら、自分の隣をぽんぽんと叩き、そこに座るように促す。
貴方「ふふ、では、失礼します」
貴方は虚弱の隣に座り、近過ぎず離れ過ぎず、そんな距離を保つ。
こうして並ぶと、あの時を思い出してしまう。また、心臓が早く打ってしまう。
虚弱が気にしていない様子なのを見て、アホらしくなって気を落ち着ける。
そう言えば、貴方は虚弱に何か用でもあっただろうか?
1、自由行動
2、特に理由はない
↓2
水族館とか行ったことありますか
↑
虚弱は水族館に「行けるならなら行きたいかな」って言ってたけど、家族と一緒に行ったことはあるのだろうか?
1、自由行動「水族館とか行ったことありますか」
貴方「虚弱さん、水族館に行った事はありますか?」
虚弱「……久しぶりの話題だね」
貴方「ええ、まあ……」
虚弱「……好きなんだね、水族館……」
貴方「はい、まあ」
虚弱「……あるよ、行った事」
貴方「えっ、本当ですか?」
内心、行った事は無いと言われるのだろうと思っていただけに、貴方は驚いてしまった。
それから、失礼だったかと思い、口を覆うが時既に遅し。
貴方「ご、ごめんなさい……失礼でした」
虚弱「……いや、別に、いいけどね。パパと、一緒に……」
母親は……敢えて、聞くまい。そして、無駄に推察する事もない。
貴方「へえ、お父さんと……」
虚弱「うん……もう、十年くらい前……私が、小学校に上がる前」
虚弱「パパが、連れてってくれたんだ……綺麗だった」
虚弱「大きな魚も……小さな魚も……水槽の中で、泳いで、いっぱい」
虚弱はお弁当箱を膝に置き、目を瞑って、その情景を思い出すようにしながら語る。
幼少の記憶から、搾り滓のような光景を瞼に移しているのだ。
心なしか、虚弱の横顔が幼く見えた。
虚弱「……ああ、もう一回、行きたいな……」
そして、虚弱はぽつりと呟いた。
貴方は
1、「行きましょう」
2、「行けますよ、いつか」
3、「行けたら、良いですね」
4、自由行動
↓2
2
1
1、「行きましょう」
貴方「行きましょう」
つい、言っちゃった。
虚弱「…………へ?」
虚弱は反射的に貴方を見て、声をあげて、それから目を見開いていった。
その顔を見て可愛いと思うと同時に、自分が何を口走ったかを思い知る。
貴方「……行きましょう、水族館」
誤魔化す事は、できただろう。何でも無かった素振りだって……いや、貴方の不器用さを考えるとできなさそう。
何にしても、貴方はそれをしなかった。
貴方「明日……は、急ですね、来週、もしくは再来週。行きましょう、水族館」
貴方「行きたいなら、行きましょう。行けますから。私も一緒に行きますから」
貴方「だから……その……」
言葉が、つっかえてしまった。勢いに任せて言うしかないのに、言葉を選んでしまった。
そうしたら、言葉が見つからなくなってしまった。
虚弱「……ありがと」
そうしてあうあうしている内に、虚弱はそう言ってしまった。
あ、駄目だ。貴方がへたれてしまったばかりに。
また虚弱を、出す事ができない。また虚弱の手は、貴方の手をするりと抜けてしまった。
虚弱「……考えておくよ」
腹が立つ。自分と言う人間が、無性に腹が立つ。
いや、むしろ、虚弱に無理強いするのが悪いのだ。だから腹が立つ。
無理強いする癖に結局遠慮させて終わってしまうのが悪いのだ、だから……。
貴方「へ?」
虚弱「……え?」
貴方「あ、え? ごめんなさい、今、なんて……」
虚弱「え……だから、考えておくって……」
貴方「……い、いつまで?」
虚弱「……じゃあ、再来週まで」
再来週。それが期限だ。それまでに虚弱の心を、こちらに移す事ができるか?
心が来れば体も来る。貴方にそれができるのだろうか。
貴方「分かりました、必ず」
考える事は多いが、今は、入口をこじ開けただけでも良しとしよう。
それ以前にまず、水族館がどこか、探す必要があるか。
この学院の近辺では見当たらなかった事から、「電車に乗って別の街に行く必要があるだろう」。
そんな話をしながら、貴方は虚弱とお昼休みを過ごした。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
休み時間。次の授業の準備をしながら、貴方は何をして時間を潰そうか考える。
水族館の事、どうしよう。明日、明後日、明々後日の間に探せば、来週には行ける。
つまり、今の貴方にはどうにもできないと言う事か。
せいぜい、他の生徒に話を聞くくらいしかできないような気もする。
貴方は
1、自由行動
2、のんびり過ごす
↓2
絵の練習
誰かに会いに行く
水族館の場所知ってそうなのは先輩か男装?
1、自由行動「誰かに会いに行く」
貴方は誰かに会いに行く事にした。
誰かと言うのはかなり雑だが、まあ今から考えれば良い。
あまり遠くには行きたくないし、教室にいるかどうかの不安定要素も考えると……。
愛か、男装のどちらかだろうか。
そのへんをうろうろするのも良いが、徒労で終わりそうな気がする。
愛はともかく、男装は取り巻きがいる所為でまともに話ができるだろうか。
まあ、行ってみなければどうとも分からないのだが……。
貴方は
1、愛の教室に行く
2、男装に会いに行く
3、そのへんぶらぶら
4、やっぱりやーめた
↓2
1
1
男装は取り巻きがいるから、聞くなら先輩がよかったけど……男装に会いに行っても徒労に終わりそうなので
1、愛の教室に行く
貴方は愛の教室に行く事にした。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-A|
□————————□
2-Aに着いた貴方は、教室を見渡す。
しかし、愛の姿は無かった。愛を見落とす、なんて事はあり得ないので、教室にいないのだろう。
とすると、恐らく世界「愛」クラブか、それとも他の場所か……後者ならばお手上げだ。
前者だとしても、今からでは何もできないような気もする。
大体、十分足らずの休み時間で世界「愛」クラブに行くはずもないか……。
このまま待っているのも良いが、愛の迷惑になるかもしれない。
今すぐに会わずとも、放課後になれば世界「愛」クラブの部室にいるはずだ。
もし用があるのであれば、その時に会えば良い。
貴方は諦めて自分の教室に戻り、そこで過ごした。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
放課後。貴方の教室では、窓際にてるてる坊主が飾られている。
首を吊った総勢10体の坊主(藁人形モドキ含む)が並ぶ様は恐怖すら覚えるが、クラスメイト達は満足げだ。
柏手を打ち、明日の晴れを祈願する生徒もいる。恐れ知らずめ。
帰る準備をしながら、貴方はこれからどうしようかを考える。
今の貴方に、これと言って予定はない。自由に過ごす事ができるだろう。
そう言えば、虚弱は大丈夫だろうか……特に心配する理由も無いだろうが。
貴方は
1、寮に帰る
2、保健室に行く
3、世界「愛」クラブに行く
4、鉢巻の所に行く
5、銀鎖を探す
6、自由行動
↓2
2
↑
この前も愛駄目だったよね……虚弱以外のヒロインになかなか会えない
2、保健室に行く
貴方は保健室に行く事にした。
□—————————□
|学院校舎内 ・ 保健室|
□—————————□
保健室に着いた貴方は、保健室を見渡して虚弱を探す。
どうやら、ベッドで寝ているようだ。これでいなかったらどうしよう。
保健の先生は、どうやら席を外しているようだった。
明日に備えて、なにか会議でもしているのだろうか。
さて、どうしよう。
貴方は
1、虚弱に話しかける
2、帰ろう
3、待ってみる
4、自由行動
↓2
1
1
1、虚弱に話しかける
貴方は、虚弱に話しかける事にした。
この時間に虚弱が眠っている、と言うのは少ない。横になっているだけだろう。
ただ、ベッドにいると言う事は具合が悪いと言う事でもあったり、それなら寝ているかもしれないと言う事でもあったり……。
まあ、話しかけてみよう。
貴方「……虚弱さーん」
カーテン越しに、小声で呼んでみる。これで目を覚ます、と言うのはないだろう、たぶん。
暫く待ってみるが、返事はない。
誰かを起こすくらいの声ではなかったが、カーテン越しくらいであれば届くくらいの大きさだったはずだ。
つまりは、寝ていると言う事だろう。今日の貴方は間が悪い気がする。
とりあえず、これ以上名前を呼んでも無駄だろう。
いつ起きるかも分からないし、今日の所は大人しく寮に帰ろう。
なんて考えていたところ、虚弱が使用しているベッドのカーテンが開かれる。
驚いてその方を見ると、カーテンに手をかけた虚弱が、もう片方の手で目を擦っていた。
虚弱「にゃむ……——、ひゃん」
やや舌足らずに、貴方の名を呼ぶ。
貴方「虚弱さん……寝ていたのでは?」
虚弱「……気付いたら、寝てた。起きてたんだけどねー……」
どうやら、横になっている内にうっかり眠ってしまったらしい。
うとうとと意識を手放しかけたところに、貴方がやってきた、と言う事だろうか。
なんて都合の良い……。
虚弱「あふー……。お迎え?」
一度欠伸をしてから、虚弱は貴方に尋ねる。ちょっと涙目だった。
貴方は
1、自由行動
2、一緒に帰ろう
3、特に理由はない
↓2
2
↑
2、一緒に帰ろう
貴方「はい、まあ。一緒に帰りましょう」
虚弱は眠たげに目を細めて、口をもごもごと動かす。
虚弱「ん……いいよ」
これまた眠たげな声でそう言って、虚弱は傍に置いてあった鞄と傘を手に取り、立ち上がる。
虚弱「行こ」
貴方「はい」
貴方は虚弱と一緒に帰る事にした。
□———————————□
|学院敷地内 ・ 校舎入口前|
□———————————□
外に出た貴方と虚弱は、振り続ける雨の寮にうんざりしながらも、傘を差す。
虚弱「明日晴れるかなあ」
貴方「晴れますよ……きっと」
貴方は虚弱と、何か話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、特にない
↓2
2
↑
2、特にない
貴方は虚弱と一緒に寮に帰った。
□—————□
|貴方の部屋|
□—————□
虚弱と別れ、部屋に戻った貴方は傘を置き、鞄を置いて、ベッドに倒れ込んだ。
そのまま目を閉じ、今日一日を振り返った。
一日を終了します。
これまでの行動を記録します。
データをセーブする位置を決定してください。
1.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/20・火:終了)
2.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/21・水:終了)
3.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/17・土:終了)
4.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/18・日:終了)
5.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/19・月:終了)
↓2
3
3
3番に貴方のデータをセーブしています。
セーブが完了しました。
これまでの行動をシステムにセーブしています。
セーブが完了しました。
お疲れさまでした。
>>784でしれっと書いてありますが、学院周辺には水族館はありません。
まあこれもゲームマスターの考えで、「駅を跨いだ方がデート感あるじゃん?」と言う事らしいです。アホですね。
他には動物園とか、植物園とか、遊園地とか……そういった施設系ですね。
あ、でも私営プールは学院の近くにありますよ。なんでしょうね、その境目。
さて、次の再開は5月27日の21:00を予定しています。
それではみなさま、お休みなさいませ。
乙でした
そういえばこの世界って晴れと雨しか天気ない気がするけど、雷とか台風とか曇りのち雨は存在しない?
>>810
他にもほしいですか……? 雪は今もあるんですが。
ちなみに他の天気が無いのはコンマ管理が面倒なのとそれぞれ以下の理由があります。
曇り → 曇っただけでなにかあるかと言われると……でも雨が降ったら相合傘チャンス?
台風 → コンマでは無く時期に合わせての発生か。危険なので休日と同じ扱いになるかも。
雷 → 雨に混ぜて勝手に鳴らしときゃOK。不要。
曇りのち雨&雨のち曇りor晴れ → 合間合間にこちらで黙ってコンマ判定。ちょっと不公平なのであまりやりたくない。
と言う感じですかね。次の周があったなら、その時から追加してもいいですよ。
こんばんは、システムさんです。
さて、直後のレスで天気判定
ぬ
>>811 晴れと雨だけだと、相合傘に行きにくいんだよね……まぁ、デメリットは多分それだけなんだけど。
雷は女の子が怖がるリアクションが見たかった。自由行動で雷落とせばいいって事かな
予定した時間になりました。
ゲームを再開します。
1.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/20・火:終了)
2.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/21・水:終了)
3.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/22・木:終了)
4.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/18・日:終了)
5.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/19・月:終了)
データがセーブされています。
最後にセーブしたデータの続きから始めますか?
また、思い出の部屋に行く事ができます。
思い出の部屋に行きますか?
↓1〜3まで多数決 始めるor始めないor思い出の部屋 その他を除き同数の場合↓3を優先
始める
始める
多数決なので決定しました。
前回の続きから再開します。
3番のデータを読み込んでいます。
読み込みが完了しました。
3番のデータを再開します。
□—————□
|貴方の部屋| 9/ 22(木)
□—————□
貴方は目覚まし時計の喧しいベルで目を覚ます。
貴方は目覚まし時計を止め、ベッドから抜け出す。
そして窓に近寄り、天気を確認する。
うん、いい天気だ。昨日までの天気ではあまりに不安だったが、生徒たちのてるてる坊主が効いたか。
今日から二年生は修学旅行だが、修学旅行に行かない生徒も一度は教室に行くらしい。
それ以降は、学院を出発するか、休日と同じように過ごすかで別れる。
まあ、扱い上は休日と同じと言うだけで、あまりはしゃぐのはやめておくべきか。
貴方は歯を磨き、制服に着替えて、ベッドを整える。
いつもの行動を終えた貴方は、虚弱の部屋に行く事にした。
□—————————'□
|二年生学生寮内・5階|
□,—————————□
虚弱の部屋の前に着いた貴方は、部屋の扉を軽くノックして反応を待つ。
少しして、部屋の扉がのんびりと開き、虚弱が姿を現した。
虚弱「……——さん、おはよう」
貴方「はい、おはようございます」
貴方と同じく修学旅行に行かない虚弱、少しは気にしているかと思ったが、そんな事は無かった。
普段と同じ様子で、虚弱は貴方を見上げる。
虚弱「……晴れた」
貴方「はい、そうですね」
虚弱「……行こーか、食堂」
貴方「はい」
貴方は虚弱と一緒に食堂に行く事にした。
□——————————'□
|二年生学生寮内 ・ 食堂|
□,——————————□
貴方は虚弱と、何か話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、特にない
↓2
2
2
2、特にない
貴方は虚弱と一緒に朝食を食べた。
□—————□
|貴方の部屋|
□—————□
一度虚弱と別れ、部屋に戻った貴方は、鞄を持ってもう一度虚弱の部屋に向かう。
修学旅行に関係の無い貴方が、どうして一々教室に行かなければならないのかと思う。
まあ、決まりは決まりなのだからしょうがない。理不尽でも無いし、従う方が楽だ。
□—————————'□
|二年生学生寮内・5階|
□,—————————□
再び虚弱の部屋の前に到着した貴方は、部屋の扉を軽くノックする。
少しして、部屋の扉がのんびりと開き、鞄を持った虚弱が姿を現す。
虚弱「……なぜ」
貴方「うん?」
虚弱「……教室に行く必要が、あるのか……」
虚弱も同じ事を思っていたらしい。
本気でそう思っているわけではないが、不満の一つもあるのだろう。
貴方「そうですよねえ。でも、まあ、行きましょう」
虚弱「はあい……」
貴方は虚弱と一緒に校舎に向かう事にした。
今日一日、良い天気になりそうだ。
□——————————□
|学院敷地内 ・ 学生寮前|
□——————————□
貴方は虚弱と何か話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、特にない
↓2
朝から気分爽快だよ
虚弱さんはトランプで遊んだりするのは好きですか
1、自由行動「虚弱さんはトランプで遊んだりするのは好きですか」
貴方「虚弱さんは、トランプで遊んだりするのは好きですか?」
虚弱「ん……? なんで急に、そんな話……?」
貴方「えー……私の話って、いつも唐突じゃないですか?」
虚弱「……まあ、そっか」
納得された事が、ちょっと悲しく感じる。
脈絡のある話と言うのは中々難しい物であるが、今度からは突然にならないように頑張ろう。
虚弱「うん……好きだよ。いっぱいでやるのが、楽しいよね……」
貴方「と言いますと、ババ抜きや七並べや、大貧民?」
虚弱「……大富豪、じゃないの?」
貴方「ああ、虚弱さんはそう呼んでいたんですね。複雑ですよね……なんか、そう言うの」
虚弱「ねー……噛み合わなかった時の、気まずさがねー……」
貴方「同じやつで、グーチョキパーの中の二つで別れるのもあるじゃないですか」
虚弱「ある……」
貴方「アレのどれで別れるか、音頭はどう取るかも、結構もめますよね」
虚弱「もめるー……やだよね」
貴方「ねえ……。で、何の話でしたっけ?」
虚弱「……トランプ?」
貴方「そう、トランプ。話、脱線させてごめんなさい」
虚弱「……いや、私が原因だった気が……」
とにかく、虚弱はトランプで遊ぶのは好きらしい。
人との交流は少ないが、その楽しさは知っているようだ。
今度、他の誰かも交えて遊ぶのも、虚弱が了承してくれるのなら良いのかもしれない。
貴方は他に、虚弱と話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、もういいや
↓2
2
2
2、もういいや
貴方は虚弱と一緒に登校した。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
どうせ最初の一時間しかいないのだから問題はない、と言う事で虚弱は教室で過ごすらしい。
貴方と虚弱が教室に着いた時、教室には既に貴方と虚弱を除く生徒全員が登校してきていた。
誰もが必要な荷物を入れた旅行鞄を自分の傍に置き、今か今かと待ち遠しそうに待っている。
今日晴れたのはてるてる坊主のおかげとして、窓際に吊るしたそれらに感謝する生徒の姿も見られた。
そんな中、ほぼ手ぶらな貴方と虚弱は場違いなようにも思えるが、仕方が無いのだ。
貴方と虚弱はそれぞれの席に向かい、鞄を置く。
そのまま、先生がやってくるのを待った。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
他の生徒たちが浮かれた気分のまま、学院から出発していったのを見届けた貴方と虚弱。
教室に残った貴方たちは顔を見合わせて、互いに困ったような顔をする。
貴方「……これから、どうしましょう」
虚弱「……どうしようか」
どうしようと言っても、正直言って何もしなくてもいいのだ。
今日から三日間は事実上の休みなのだから。
貴方は今から寮に帰るなり、校舎に残ってぶらぶらするのも良い。
教室にいても、特に何も無さそうだし……。
貴方は
1、虚弱と一緒に寮に帰る
2、校舎に残る
3、自由行動
↓2
1
1
1、虚弱と一緒に寮に帰る
貴方「……帰りましょうか」
虚弱「……そだね」
貴方と虚弱は、一緒に寮に帰る事にした。
□————————□
|学院敷地内 ・ 噴水|
□————————□
とぼとぼと帰路に着く貴方と虚弱。
残された感覚が鬱陶しく二人を包み、勝手に空気を重くしていく。
なんだか、自分の無力感を再認識するようだ。
貴方がもう少し器用であれば、虚弱を修学旅行に連れていけたのだろうか。
貴方がもう少し押しが強い人間であれば、虚弱は貴方と一緒に修学旅行に行けたのだろうか。
貴方がもう少し利口な人間であれば、虚弱は何の心配もなく修学旅行に行けたのだろうか。
……それは、自惚れと言うのだろうか。
虚弱「……ねえ、——さん……」
またもや勝手に気分を沈めていた所、虚弱が話しかけてきた。
貴方「はい、なんですか?」
虚弱「……——さんは……修学旅行、行きたかったよね……」
虚弱はか細い声で言った。まるで、貴方の返事を聞いた次の言葉に、謝罪を用意するかのようだ。
虚弱は、罪悪感を覚えているのだろうか? 貴方を縛ってしまったと思って……。
貴方は
1、自由行動
2、「行きたくないと言えば嘘になる」
3、「最初っから興味無かったし面倒だったし!」
4、「過ぎた事は仕方が無い」
5、黙っている
↓2
4
4
4、「過ぎた事は仕方が無い」
貴方「過ぎた事は、仕方が無いよ」
虚弱「……そう、かな」
貴方「あの時ああしていれば、あの時ああなっていれば……僕だって、思う事はある」
貴方「でも……あの時の僕は、それが最善だと思った。あの時の僕は、こうするべきだと思った」
貴方「虚弱さんも、そうだったんじゃないかと、僕は思っている」
虚弱「…………うん」
貴方「互いが互いに、これが良いと思ってやった結果なら……納得しよう」
貴方「それに、前向きに考えましょう。もしかしたらこの三日間、学院に残っていたら何かあるかも知れません!」
貴方「……だから、ね? いつまでも、悩まないでください。そうして悩む虚弱さんを見るのが、私は哀しいです」
虚弱「……わかった。気にするけど……善処する」
虚弱「……ごめんね、なんか、我が儘で……」
貴方「…………身勝手なのはどっちだと思いますか?」
虚弱「え?」
貴方「だったらこれ以降は、もう少し私に対して譲歩してくださいね?」
虚弱「……それは、事と次第による……」
貴方「それも、そうですね」
そう話しながら、貴方は虚弱と一緒に寮に帰った。
□—————□
|貴方の部屋|
□—————□
虚弱と別れ、部屋に戻った貴方は鞄を置き、ベッドに腰掛ける。
さて……お昼まで少し時間があるか。
何かをして過ごすのも良いが、今は部屋で休みたい気分だ。
休日の昼間だと言うのに、寮の中はとても静かだった。
まるで、夏休みのあの時期を思い出す……いや、それ以上だ。
こんな空間に虚弱を一人ぼっちにしたかもしれない……そう考えると、やはり学院に残って正解だったかもしれない。
まあ、修学旅行に行かない生徒が貴方と虚弱だけとは限らない。
何らかの理由で、残る生徒はいるだろう。物理的な一人ぼっちにはならないか。
さて、貴方は何をして過ごそう?
1、部屋で過ごす
2、寮の外に出る
3、他の人の部屋に行く
3、学生寮受付に行く
4、自由行動
↓2
3 愛
水族館がどこにあるか調べてみる
寮に置いてある情報誌を見て、水族館の場所を探す
確か寮のどっかに雑誌があるんだよね?(使ったことはないけど)
なんか数字被ってますね、すみません。
>>836
愛ちゃん修学旅行に行っちゃいました。「髪の毛お化けな姿でお風呂入れんのかいな?」と言う疑問はポイしてください。
5、自由行動「水族館がどこにあるか調べてみる」
貴方は、水族館が何処にあるのかを調べてみる事にした。
確か寮の一階には、色々な雑誌が置いてあったはずだ。
女性向けの物ばかりだが、この近辺のガイドブック的な物もある……かな?
見てみない事には分からないので、とりあえず貴方は寮の一階に行ってみる事にした。
□———————————□
|二年生学生寮内 ・ 休憩所|
□———————————□
とりあえず目的の場所に着いた貴方は、そこに置いてある雑誌を片っ端からめくってみた。
その最中に思ったが……本当に何でもありそうだ。海外旅行の雑誌とかもあった、いつ行けば良いのだ。
基本的にはやはり女性向け雑誌ばかりだが、根気良く探せば見つかりそうである。
暫くして、貴方は目的の物が載っているだろう雑誌を発見した。「全国の水族館」なんて雑誌、売れるのか……?
まあ、あるのだから売れたのだろう。貴方にとっては嬉しい存在なので、ありがたく使わせてもらう。
調べてみた結果、やはり学院周辺に水族館は無いらしい。
一番近い場所でも、電車に乗って行かなければならないらしい。それでも近いと言えば近いか。
写真で見る限りでは環境が整った施設らしいし、中々に楽しめそうである。
さらに、ここでは「ペンギンショー」と言うものがやっているらしい。
「可愛すぎるペンギンのダンス!」なんて言われても、写真に載っているのは静止画なので判断しかねる。
なんであれ、ここならば虚弱でも無理なく行けそうだ。
雑誌を見終える頃には、いつの間にかお昼の時間になっていた。
せっかくだし、このまま食堂に行くのも良いか。
それとも、何か他の場所に行ってみるか? 今日は休日なので、他の生徒たちも休みだ。
貴方は
1、食堂に行く
2、部屋で過ごそう
3、寮の外に出る
4、他の人の部屋に行く
5、学生寮受付に行く
6、自由行動
↓2
2
絵の練習
絵の練習
6、自由行動「絵の練習」
貴方は絵の練習をする事にした。
残念ながら、意味も無くここに絵を描く道具一式を持ってきてはいなかったので、部屋に戻る事にする。
……たとえば、今日は天気が良い。広場あたりで絵を描いてみるのも、良いのではないだろうか?
まあ今日はそこまでスケッチブックやら何やら持って行く気力はないので、また後日の話か。
とりあえず、貴方は部屋に戻った。
□—————□
|貴方の部屋|
□—————□
部屋に戻ってきた貴方は、絵具を使って練習する事にした。
やはりこう言った物は、休日にしか使わないのだ。積極的に使用していきたい。
カビが生えるような事は、間違っても許せないのだ。
と言う事で準備を終えた貴方は、スケッチブックに筆を走らせる。
貴方は絵の練習をして過ごした。
なんだか、また絵を描くのが上手になった気がする。
【!】絵を描く事に限り、技術レベルが4に上昇しました。
絵の練習もそこそこにして終わらせ、片付けた後、部屋で過ごしていた貴方。
気付けば、そろそろ夕食の時間になろうとしている事に気付いた。
貴方は食堂に行っても良いし、部屋で過ごしても良い。
寮の外に出て散歩をするのも、良いかもしれない。
貴方は
1、食堂に行く
2、部屋で過ごそう
3、寮の外に出る
4、他の人の部屋に行く
5、自由行動
↓2
3
4
4、他の人の部屋に行く
貴方は他の人の部屋に行く事にした。
さて、誰の部屋に行こう?
注意点として、二年生である愛と男装は、もしかしたら修学旅行に行っていて、部屋にはいないのかもしれない。
と言うかそっちの方が、可能性が高いか。確かめてみなければ、なんとも言えないが……。
1、虚弱
2、銀鎖
3、先輩
4、やっぱりやめた
↓2
2
1
1、虚弱
貴方は虚弱の部屋に行く事にした。
念の為、いつの時間に行こう?
1、今すぐ
2、夕食の時間が終わってから
↓2
1
2
2、夕食の時間が終わってから
貴方は夕食の時間が終わってから、虚弱の部屋に行く事にした。
□—————————'□
|二年生学生寮内・5階|
□,—————————□
虚弱の部屋の前に着いた貴方は、部屋の扉を軽くノックして反応を待つ。
少しして、部屋の扉が開き、虚弱が姿を現した。
虚弱「あ、——さん」
貴方「こんばんは、虚弱さん」
虚弱「うん、どうしたの?」
貴方は虚弱に、何か用があっただろうか?
1、自由行動
2、特に理由はない
↓2
一緒に食堂に行きませんか
虚弱さんの絵を描かせてもらっていいですか? レベル4だから大丈夫だと思うんだけど
もう夕食食べちゃったよ
1、自由行動「虚弱さんの絵を描かせてもらっていいですか?」
貴方「虚弱さんの絵を、描かせて貰っても良いですか?」
そう言って、貴方は持ってきたノートと筆箱を虚弱に見せるように持ち上げる。
貴方「……本当は、虚弱さんから頂いたあの絵具を使いたかったのですが」
貴方「長時間、虚弱さんを縛ってしまう事を考えると……駄目ですか?」
虚弱「……うん、じゃあ、いいよ」
虚弱は扉を更に開き、貴方が部屋に入れるようにする。
貴方「で、では……お邪魔します」
貴方は虚弱の部屋にお邪魔する事にした。
□—————□
|虚弱の部屋|
□—————□
ノートを広げ、貴方は震える手でシャーペンを握る。
虚弱はと言えば、貴方が指定した場所に……ベッドに腰掛けて、貴方を見つめる。
その背筋は、貴方が指定していないにも関わらず、ピンと伸びている。
どこか憂いのあるその顔は、モデルに相応しい美しさに思える。
対して貴方が用意したのは、この程度の道具と、腕前。
道具は理由があるとして、腕前は……。
いや、虚弱は、腕に自信があるのならばと言った。
裏を返せば、腕など気にせず、貴方がやりたいようにすれば良い、と言う事か?
それはあまりに、貴方に都合の良い解釈過ぎるか。
貴方「……い、いきます」
虚弱「どうぞ」
貴方は虚弱を見据えながら、ノートに虚弱の姿を写していく。
直後のレスのコンマで判定。
12…極めて 345…上手 6789…普通 0…下手
うりゃ
コンマ「5」
完成した虚弱の絵は……貴方の腕に見合った程の出来栄えだった。
ところどころは不出来なように見えるが……だが、貴方にとっては、満足できるもの。
少なくとも、以前に描いた虚弱の絵に比べれば、大分まともである。
貴方「……できました」
虚弱「あ、できた? どれどれ……」
虚弱は立ち上がり、貴方の後ろに回って、覗きこむように絵を見つめる。
虚弱「……おお……」
貴方の耳元で、感嘆の声が聞こえた。生温かい吐息を感じる。
虚弱「すごい……ここまで、できるんだ」
完成した絵を指でなぞるように撫でて、虚弱は嬉しそうに言う。
虚弱「……ふふ。すごいね、——さん」
貴方「……ありがとうございます」
虚弱「ん、ちょっと、不満かな」
貴方は、正直に頷いた。
虚弱の美しさを、人の姿を、欠片ほどしか描けていない。
言うなれば、表面を描く事に必死で、他の事に気が回っていないのだ。
貴方にしてみれば上等だろう。しかし貴方が理想とする場所には……。
貴方「でも、虚弱さんの絵が描けて、嬉しかったです」
虚弱「なんで?」
貴方「……なんでも、です」
虚弱「あ、誤魔化したぁ」
虚弱は貴方の首筋をつんつんとつつき、意地悪そうに笑う。
小悪魔的な笑い方は貴方の耳に勢いよく突き刺さり、しかし良く馴染む。
虚弱「……これ、もらっていい?」
貴方「また、ですか?」
虚弱「うん、だめ?」
貴方「ふっ、今回が駄目なら、前の何かその場で破り捨てますよ」
そう言いながら、貴方はノートのページを丁寧に破り、虚弱に渡す。
虚弱はそれを受け取り、愛おしげに、その絵を見つめる。
虚弱「……ありがと」
貴方「……私こそ。急なお願いに付き合って頂いて、ありがとうございます」
虚弱「じゃあ、どういたしまして」
□—————————'□
|二年生学生寮内・5階|
□,—————————□
貴方「では、私はこれで失礼します。また、明日」
虚弱「うん、ばいばい」
虚弱に見送られながら、貴方は虚弱の部屋を後にする。
ちょっとした不満と、大きな満足感と、嫌に火照った頬と、未だ体を震わす緊張を持ち帰る。
虚弱「——さん」
貴方「ひゃい」
虚弱「絵を描きたかったら……また、いつでも来て良いよ」
貴方「……はい」
貴方は虚弱に微笑みかける。少し、不格好になってしまったかもしれない。
その所為か虚弱は、噴き出すように笑い、笑って返した。
虚弱に見送られながら、貴方は自分の部屋に戻った。
□—————□
|貴方の部屋|
□—————□
部屋に戻った貴方は、ベッドに倒れ込む。
そのまま目を閉じ、今日一日を振り返った。
一日を終了します。
これまでの行動を記録します。
データをセーブする位置を決定してください。
1.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/20・火:終了)
2.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/21・水:終了)
3.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/22・木:終了)
4.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/18・日:終了)
5.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/19・月:終了)
↓2
4
4
4番に貴方のデータをセーブしています。
セーブが完了しました。
これまでの行動をシステムにセーブしています。
セーブが完了しました。
お疲れさまでした。
うーん……言う事無いですね。
次の再開は5月28日の21:00を予定しています。
それではみなさま、お休みなさいませ。
乙でした
中間テストっていつから? 正直それまでに終わると思ってたけど、10月中旬までは長引く気がする
中間テストなんてもの、ありましたね……そう言えば。
学生生活が久しいと、色々忘れちゃいますよねー……どうしましょう。
とりあえず次の週から追加するとして、今回は無いですね、忘れてたので。
まだまだ安ギャルβ版は続きそうです。こんばんは、システムさんです。
直後のレスで天気判定ほい
s
ふ
予定した時間になりました。
ゲームを再開します。
1.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/20・火:終了)
2.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/21・水:終了)
3.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/22・木:終了)
4.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/23・金:終了)
5.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/19・月:終了)
データがセーブされています。
最後にセーブしたデータの続きから始めますか?
また、思い出の部屋に行く事ができます。
思い出の部屋に行きますか?
↓1〜3まで多数決 始めるor始めないor思い出の部屋 その他を除き同数の場合↓3を優先
始める
始める
多数決なので決定しました。
前回の続きから再開します。
4番のデータを読み込んでいます。
読み込みが完了しました。
4番のデータを再開します。
□—————□
|貴方の部屋| 9/24(土)
□—————□
貴方は目覚まし時計の喧しいベルで目を覚ます。
貴方は目覚まし時計を止め、ベッドから抜け出す。
そして窓に近寄り、天気を確認する。
うん、いい天気だ。
貴方は歯を磨き、制服に着替えて、ベッドを整える。
そう言えば、そろそろ貴方はアレの時期。周期的には、そろそろ始まってもおかしくはない頃か。
念の為、今日から演じておく事にしよう。今日から四日間は、あまり目立った行動はできないか。
いつもの行動を終えた貴方は、それを心がけて虚弱の部屋に行く事にした。
□—————————'□
|二年生学生寮内・5階|
□,—————————□
虚弱の部屋の前に着いた貴方は、部屋の扉を軽くノックして反応を待つ。
少しして、部屋の扉がのんびりと開き、虚弱が姿を現した。
虚弱「……おはよう、——さん」
貴方「おはようございます、虚弱さん」
虚弱「…………あれ、なんか、具合悪い?」
貴方「ああ、はい。ちょっと……アレで」
虚弱「……ああ、そっか、そっか。大変だね……二重の意味で」
貴方「仕方ありませんよ」
似たようなやり取りをいつだったかやったような気もするが、まあ良いか。
貴方は虚弱と一緒に、のろのろと食堂に向かった。
□——————————'□
|二年生学生寮内 ・ 食堂|
□,——————————□
食堂には、貴方と虚弱、そして二人程の生徒しかいなかった。
ほぼ独占状態であるが、あまり嬉しい事ではない。殺風景にすら思える光景だ。
貴方「うわ……誰もいない」
虚弱「……ねー」
そんな事を話しながら、貴方と虚弱は朝食を受け取り、適当な場所に座る。
貴方は虚弱と、何か話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、特にない
↓2
テストに備えておかねばな
ここまで静かだと少し寂しいですね
1、自由行動「ここまで静かだと少し寂しいですね」
貴方「ここまで静かだと、少し寂しいですね」
虚弱「……私は、別に……」
虚弱は口に入れた物を飲みこみ、淡白に返す。
虚弱「人がいない方が、移動、楽だし……気を使わなくて、良いし……」
虚弱「……あと、——さんがいるから……寂しくない」
そんな事を、さも当然と言わんばかりに言ってくるのだから、貴方は絶句するしかない。
震えるようにパクパクと動く口と同じリズムで、心臓も音を立てる。
嬉しい。だけど、虚弱の物言いは、まるで依存するようでもあった。
貴方は依存される程良い存在ではないが、しかしもしそうだったとしたら……貴方の所為だろう。
貴方の所為で、虚弱は他の物に目を向けられなくなってしまった……なんて。
これら全部貴方の妄想であるのだから、本当にどうしようもないのは貴方である。
貴方「あ、そ、そう、ですか……」
虚弱「うん……」
そんな話をしながら、貴方は虚弱と一緒に朝食を食べた。
□—————□
|貴方の部屋|
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部屋で過ごしていた貴方は、そろそろ昼食の時間になる事に気付く。
今日は休日だ。貴方は自由に過ごす事ができる。
ただしアレである事を考えると、あまり動く事はできないか。自由じゃないではないか。
一人ボケツッコミはさておき、貴方は部屋で過ごしても良い。
少しくらいならば、寮の外に出て散歩するのも良いだろう。
貴方は
1、食堂に行く
2、部屋で過ごそう
3、寮の外に出る
4、他の人の部屋に行く
5、学生寮受付に行く
6、自由行動
↓2
2
絵の練習
絵の練習
6、絵の練習
貴方は絵の練習をする事にした。碌な事ができないのであれば、部屋で過ごすのが良いだろう。
と言うわけで、貴方はいつものノートと筆入れを取り出し、机に置く。
向かい合うように椅子に座り、一つ深呼吸してから、ペンを握った。
貴方は絵の練習をして過ごした。
少しだけ、絵を描くのが上手くなった……気がする?
気付けば三時間ほどの絵の練習をしてしまい、休憩と言う体でベッドに寝転がって休んでいた貴方。
いつの間にか、夕食の時間になっている事に気付いた。
貴方は食堂に行っても良いし、部屋で過ごしても良い。
少しくらいならば、寮の外に出て散歩をしても大丈夫だろう。
それとも、絵の練習を続けるか? 今ならば、まだ感覚が残っている。
もしかしたら、何かが掴めるかもしれないし、掴めないかもしれない。
貴方は
1、食堂に行く
2、部屋で過ごそう
3、寮の外に出る
4、他の人の部屋に行く
5、自由行動
↓2
4 先輩
絵の練習を続ける
5、自由行動「絵の練習を続ける」
貴方は絵の練習を続ける事にした。と言っても、何時間前からの再開だろう。
長めの休憩を挟んだからか、やる気だけは戻ってきている。問題はないか。
貴方は改めて椅子に座り、放置しておいたノートを広げて、ペンを握る。
ノートに幾つか細い線を描いて、感覚を取り戻す。
一度目を瞑り、開き、視界が覚醒するような感覚に落として、絵の練習を始めた。
直後のレスのコンマで判定。
奇数で成功。偶数で失敗。
s
コンマ「0」=偶数なので失敗
貴方は絵の練習をして過ごした。
やはり、これと言った感覚は掴めなかったが、費やした時間分の上達はできたはずだ。
少しだけ、絵を描くのが上手くなった……気がする?
時間を見ると、そろそろ22:00を回る頃。
夜更かしは苦手ではないが、健全な生活は心がけておいて悪い事はない。
と言う事で、貴方はノートと筆入れを片付ける。
そうしてからベッドに向かい、倒れるように横たわる。
貴方は目を閉じ、今日一日を振り返った。
一日を終了します。
これまでの行動を記録します。
データをセーブする位置を決定してください。
1.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/20・火:終了)
2.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/21・水:終了)
3.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/22・木:終了)
4.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/23・金:終了)
5.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (9/19・月:終了)
↓2
5
5
5番に貴方のデータをセーブしています。
セーブが完了しました。
これまでの行動をシステムにセーブしています。
セーブが完了しました。
お疲れさまでした。今日はここまでとさせてください。
なんか限りレベル5達成も夢じゃ無くなってきたみたいなので、予め言っておきましょう。
限りレベル及びレベル上昇は、レベル5で打ち止めです。6までは行きません。
レベル6と言うのは天性、天才の領域としていて、努力程度では辿りつけないものとして扱っています。
さて、次の再開は一日空けての、5月30日を予定しています。
それではみなさま、お休みなさいませ。
乙でした
つまりレベル6は主人公作成の時に、6にしておくしかない?
そう言う事ですね。努力なんかで天才の領域に踏み込ませてたまるモンですか。
システムさんは何か努力に恨みでもあるのでしょうか
努力に恨みはありませんが、重く見るほどの価値は無いと思っています。
天才と言うものを神格化しているだけでもあるのですが。荒んでいますね。
こんばんは、システムさんです。
次の周回に備えてカレンダーの製作に手を付けているのですが難しいんですね、これが。
どうしたら見易いかを考えると、詰め込みたい事が多い事と合わせてなかなか……。
まあ、次があれば、の話なのですけれどね……。
先の事は先に任せるとして、今は直後のれすで天気判定
nn
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