まこ「キングクリムゾン!」 (14)
ID:J6kUwKZP0の代行
乙
私の祖父は、私に麻雀を教えてくれた。
その時のことは全く覚えていない。
麻雀を覚えた時のことを、私は覚えていない。
ただ、店主である祖父が客の中にまじって、
卓を囲んでいるのを、延々と、ただじーっと見ていたらしい。
そんな私を祖父は抱えあげて、
自分の膝の上に座らせて、そのまま麻雀を続けた。
祖父の膝の上では、祖父の心臓の音が聞こえた。
たばこを何十年も一日一箱吸った口からただよう、祖父の息のにおいや、
その時見た盤面や人々の表情や声は、はっきりと覚えている。
私が高校に入って、部員が一人しかいない麻雀部に入ったのは、
家が元雀荘だからというよりは、
この経験に因るものが大きいと思う。
麻雀部の部室を初めて訪れたときのことだ。
ノックをして、失礼しますと言ってからドアを押すと、
彼女は、広くて天井の高い部屋に、
ぽつんと置かれた自動雀卓に一人で座っていた。
彼女は雀卓からドアのほうが見える席に座っていたのに、
私に気づかなかったようだった。
ただ、自動雀卓の真ん中にある、
ふたつのサイコロが閉じ込められている小さな部屋を見つめていた。
私はもう一度声をかけた。
「麻雀部に入りたいんですけど」
彼女は目を上げて私の方を見た。
うつろな表情をしていた。
だがそれは一瞬のことだった。
やべえ
思ったより本格的だ
スレタイから不条理ギャグモノが始まると思ったがそんなことはなかったぜ!
ふんふむ
支援
卓についた瞬間幽波紋攻撃が始まるんだよ
幽波紋使いは惹かれ会う
(ちょい中断…なんか規制に引っかかる…)
ああーごめんなさい、
このSS一段落が長すぎて1レスに入んないわww
せっかく立てていただいたのにすみません。
あの、SS速報に移るので、こちらの方は落として下さい。。。
>>11
同じタイトルで立てるんだよな
そうだよな???
>>12
うん。お時間があればそっちでもよろしくです
>>12
昨日の5mona..,
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