シノ「この間、おいしいスイーツの店を見つけたんだ」
タカトシ「へぇ~」
シノ「ど、どうだ? 今日は私と放課後デートでも……」
タカトシ「すみません。寄り道はしない主義なんで」
シノ「……そうか……」
シノは寄り道しないよ
一旦帰ってから集合派
タカトシ「結局、無理やり連れてこられた」
シノ「たまにはいいだろう? 会則にも寄り道禁止とは書いてないからな」
タカトシ「確かにそうですけど……」
シノ「……それに、今日は津田に大事な話があるんだ」
タカトシ「大事な話……?」
シノ「わっ、私はお前が…………すっ……すき……」
タカトシ「あ、どうせ寄り道するなら夕飯の材料買いたいですね。肉とかネギとかこんにゃくとか」
シノ「……すき焼きか、今日は……」
みじめな1
タカトシっていつから3人組になったの?
シノ「ふん、勝手にしろっ」
タカトシ「ありがとうございます」
シノ「そ、そんなことよりだ! おっ、お前が、すき……」
タカトシ「あっ、こんな所に松屋ができてる! あっちには吉野家もできたし、駅前にも……」
シノ「……すき家ができてたな、うん……」
タカトシ「牛丼って美味いですよね。BSE問題で無くなりそうになった時はーー」
シノ「…………」
シノ「今日は言えずじまいだった……こうなれば性分ではないが、メールで……」
ピピピッ ピピピッ
シノ「ん? 津田からメールだ」
タカトシ『今日は楽しかったです。って言ってもメールだといまいち気持ちが伝わりませんね』
タカトシ『やっぱり人間って気持ちが大事ですし、直接話すのが礼儀ですよね。ごめんなさい』
シノ「………………」
シノ「……もう寝よう……」
バターン
シノ「う、うわぁぁ、転んでM字開脚してしまったぁ~」
タカトシ「外を見てみろよ萩村。すごい雪だぞ」
スズ「こんなに降ったら積もるんじゃない?」
シノ「い、いかぁん、パンツが見えてしまうぞぅ~」
タカトシ「雪合戦とかできるかなぁ」
スズ「アンタ、小学生じゃないんだから……」
シノ「…………」スック
タカトシ「ん? 会長、何か言いました?」
シノ「いや、なんでもない……」
シノ「全然おっぱいが大きくならないんだ……」
アリア「私なんて、ほっといても大きくなって困ってるくらいなのに」
シノ「くっ……」
アリア「でも、おっぱいは大きさより形だって言う人もいるよ?」
シノ「……さ、参考までに、津田は大きさと形、どちらが大事だと思う?」
タカトシ「大きさですね。七条先輩は、正直たまりません」
アリア「えぇ!? どうしよう、実は私も津田くんのこと、結構イイって思って……」
タカトシ「七条先輩……」
アリア「津田くん……」
シノ「…………」
シノ「海で溺れた時に備えて、人工呼吸の訓練をやろう!」
アリア「おー!」
シノ「ペアはアリアと萩村、津田と私だ! 本気で取り組むように!」
アリア「スズちゃんの唇を奪えるなんて、ゾクゾクするなぁ」
スズ「身の危険を感じる……」
シノ「さ……さぁ、私達もやるぞ、津田!」
タカトシ「あ、すみません、今日風邪ひいてるんで。うつると困りますから」
シノ「…………じゃあ、しょうがないな……」
シノ「津田は、私のことが嫌いなのか?」
タカトシ「え? どうしてですか?」
シノ「だって……」
タカトシ「嫌いなわけないじゃないですか」
シノ「ほ、本当か!? なら……」
タカトシ「だからって、好きってわけでもないですけど」
シノ「えっ」
タカトシ「無関心なだけです」
おわり
このSSまとめへのコメント
フラグクラッシャータカトシ
ここまでひどい会長いじめは始めて見たw
会長は津田と結婚できないと一生独身な気がする
フラグクラッシャータカトシ