ガラッ
夜空「……」
星奈「あ、夜空」
夜空「……」
星奈「なんか今日はみんな用事があって来れないらしいわよ、隣人部」
夜空「……誰もいないな。よし、帰るか」
星奈「ちょっと待ちなさいよアンタ! このあたしを無視するなんていい度胸じゃないバカ夜空のくせに!」ガシッ
夜空「ええい、ひっつくな肉! 貴様のその無駄な脂肪が当たって不快なことこの上ない!」
星奈「感謝しなさい、当ててんのよ!」グイグイ
i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/l;;;/l;ソ;;/ |;;;;;;/| l;;l゙ヾ;;;ト、;;;;;;;;;;;;;i
|;;、;;;;;;;;// /,'' / l/ |/|/ ゙l ヾ、゙i;;;;;;::::/
/ヾ;;/ソ , , ヽ l;;l"゙l
'、 (ヾ,,===;;;;;;;,,,,,_`il,i゙__,,,,;;;;;=== ,/|lヽ l 構わん、続けろ。
/ヽ|l、 ゙i::;;;;/⌒⌒).ヾ..;;;;;;;;;;..ノノ/l.,/\
/;;;/::ミヾ、./ / / ) '゙ /ミ"i;;;;;;;;\_
_,.-;;'";;;;;;;;r‐ ミ/゙ ,/ / /_!/` /,,l;;;ミ/;;;;;;;;;;;;;;;;~\
_,、-‐;;'";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| / / / /.__,,,..-/ヽ /;;;ミ/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`;,,、_
‐'";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| ノ / .ノ / ,,, / ノ/';;;;ミ/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙'';;;,,、_
夜空「……なんてはしたない肉だ。こうして大勢の男に色目を使っているんだな。腐れビッチ肉め」
星奈「はぁあ!? んなことする訳ないでしょうが!
こんなことするのは夜空にだけですー! ってゆーかこんなことしたの夜空が初めてですー!」
夜空「ふん、全くもって嬉しくないな。
で? 誰もいないのに貴様は一体何をしていたんだ、言ってみろ変態肉」
星奈「別に変態じゃないわよ!
私はねぇ、この娘との愛を深めていたの!」バンバン
夜空「……はっ、1人でギャルゲーなどなんて可哀想な奴だ」
星奈「残念でしたー! これはギャルゲーじゃなくてエロゲーですー」
夜空「どっちにしろキモいことに変わりはないな」
星奈「んなっ……!」
やっぱ星空よね
おお続いた
支援
ええやん
最初からデレてる…
こいつぁ面白くなってきた!
支援するっきゃねえ!
支援
夜空「こんなモノ何が楽しいのかさっぱりわからんな。
擬似恋愛に現を抜かしている暇があったら、友達の1人でも作ったらどうだ」
星奈「うっ……」
星奈「よ、夜空がいるから、今はあえて作らないだけよ」
夜空「私は貴様と友達になった覚えなどないがな」
星奈「アンタ、あたしが友達作ったら独りになっちゃうでしょ?
バカ夜空のために、今は、あ、え、て! 作らないだけなんだから!」
夜空「余計なお世話だ。というか、いつまでくっ付いている気だ離れろ肉」
星奈「いーやーでーすー!」
夜空「はぁ……、この鬱陶しい肉をどうにかして出荷できないものか」
星奈「とか何とか言っちゃってぇ、実は内心ドッキドキだったり……」
夜空「しないな」
星奈「こーんな美少女に抱きつかれちゃって、む、むらむらしちゃったり……」
夜空「全くしないな」
星奈「……」
夜空「……」
星奈「ほんっと、可愛げないわよね」
夜空「なくて結構」
肉に埋もれて死にたい
支援
夜空「して、何故帰宅せずにゲームなど。さっさと帰ればいいものを」
星奈「アンタが来ると思って待っててあげたんでしょーが」
夜空「……」
星奈「だからこの優しく慈愛に満ちた私を敬い崇めるべき……ってうわ、アンタ何赤くなってんの」
夜空「だ、黙れ肉の分際でこっちを見るな!」
星奈「もしかしてアンタ照れてんの?」
夜空「貴様は黙ってその変態ゲームに興じていろ変態肉!」
星奈「ふーん」ニヤニヤ
(・∀・)ニヤニヤ
ぐふふふ
いいよいいよー
夜空「とりあえず離れろ!」バッ
星奈「あ……」
夜空「ふん、肉の腐臭が移ったらどうしてくれる」
星奈「……帰るの?」
夜空「……」
星奈「……」シュン…
夜空「……もう少しで読み終わる本があるんだ。
私は読書をするから貴様は静かにしていろ」
星奈「ここで読んでくの?」パッ
夜空「静かにしていろと言ったはずだ」
星奈「そっかー……えへへ」
あ
夜空「隣に来るな」
星奈「いいじゃない。……よいしょ」ガタッ
夜空「貴様、まさか私の隣でエロゲーするつもりではないだろうな」
星奈「そのまさか」
夜空「……勝手にしろ」
星奈「うん」
星奈「~♪」カチカチ
夜空「……」ペラッ
肉の腐臭に包まれて死にたい
>>22
公式?
>>22
素晴らしい画像やな
拾い物だからわからんがSS続け
ゲームじゃね?知らんけど
夜空「……それにしてもわからんな」
星奈「何が?」
夜空「それの面白さが、だ」
星奈「何よ、やっぱ興味あるんじゃない」
夜空「無い」
星奈「一回やってみる?」
夜空「やらん」
星奈「やってみたら面白いって」
夜空「しつこいぞ肉」
星奈「何でそう拒むのよー」ギュー
夜空「引っ付くな」
星奈「……いいわ! 私が美少女ゲームを体験させてあげる!」
夜空「だから私はそんなゲームなどやりたくないと……」
星奈「ふっふっふ……このあたしが実演してあげるわよ!」
夜空「は……?」
星奈「あたしがヒロインとしてアンタに接して、ゲームの楽しさを文字通り肌で体験させてあげるわ!」
夜空「意味がわからん」
星奈「このドキドキワクワク感を実感するには……そうね、やっぱり告白のシーンかしら」
夜空「おい」
星奈「じゃースタンバイ! 放課後、ふたりっきりの教室という設定で!」
夜空「……」
星奈「こほん、……ごめん夜空、待ったかしら?」キャピッ
夜空「何か始まったんだが」
いいね!
設定も何も放課後ふたりっきりの教室だった
盛り上がってまいりました
星奈「いいからアンタも乗りなさいよ、空気読めないわね」
夜空「貴様に言われるとは心外だな。空気読めない肉、略してKYN」
星奈「何よそれ! 何でもかんでも略せばいいってもんじゃないのよBKY!」
夜空「ビーケーワイ?」
星奈「『バカ夜空』!」ベー
夜空「貴様……」
星奈「ってか話進まないじゃない!
アンタの為にやってるんだからちょっとは乗りなさいよ!」
夜空「……あーわかったわかった」
星奈「じゃ、いくわよ」
夜空(面倒なことになったな……)
KNYと一緒に死にたい
星奈「……突然呼び出してごめん。でも、アンタに伝えたいことがあって……」
夜空「……」
星奈「……ドキドキする?」
夜空「全く。というか、ゲームでもそんなこと聞いてくるのか?」
星奈「聞かないけど」
夜空(何故聞いた)
夜空「で、伝えたいこととは何だ」
星奈「あ、うん、えっと……」
夜空「あぁ」
星奈「……」
星奈(……あれ、何かホントにドキドキしてきたんだけど)
>>22
これゲームの奴だな公式だよ公式
星奈(……いやいや、たかが遊びで告白するだけだし。何より相手は夜空よ)
星奈(変に意識する方がおかしいって)
星奈「い、言うわよ……?」ドキドキ
夜空「わかったから言え」
星奈「………………、」ドキドキ
夜空「……」
星奈「………………えっと」
夜空「どうした早くしろ」
星奈「う、うっさいわね! 私のタイミングがあんのよ!」
夜空「はっ、貴様に付き合っていたら明日になってしまいそうだな。
言うなら早く言え、私は駄肉のこんなつまらん遊びに時間を割けるほど暇じゃないんだ」
星奈「……なんだかんだでさっきからずっと付き合ってるくせに」
夜空「ほう、貴様は私に帰ってほしいらしいな」クルッ
星奈「ちょっ、待ったストップストップ! わかったわよ! 今言うから帰らないでってば!」ガシ!
夜空「……早くしろ」
駄肉のつまらん遊びの生け贄になって死にたい
いいコンビ
星奈「……」
夜空「……」
星奈「……その、」
夜空「なんだ」
星奈(あぁもう! なんでこんなにドキドキしなくちゃなんないのよバカ夜空のくせに!)ドキドキドキドキ
星奈「……」
星奈「わ、私……っ!」
夜空「……」
星奈「ずっと……アンタのこと……が、」
星奈「……っ」
星奈「すっ、好きだったの!」
夜空「……」
星奈(あああああああああ、何これめちゃくちゃ恥ずかしい!!)ドキドキドキドキ
えんだー
>>41
難聴兄貴なんていらなかったんや!
しえーーーん
流石に要介護難聴兄貴の世話とかしたくないんだよなぁ…
夜空「……」
星奈「ど、どうよ、これでゲームのドキドキ感が伝わってやりたくなったでしょ?」
夜空「いや、全然駄目だな」
星奈「はぁ!?」
夜空「全くドキドキしない。まぁ相手が貴様だからかもしれんが」
星奈「な……」
夜空「これではゲームの面白さなど伝わらん」
夜空「心臓が破裂しそうなのは貴様だろう。顔も真っ赤だぞ、肉」
星奈「!!」カーッ
夜空「……」フー
夜空「星奈」
星奈「へっ?」ドキッ
夜空「いい機会だ、貴様に言いたいことがる」
星奈「なな、何よそんな真剣な顔しちゃって、ば、ばっかじゃないの」
夜空「いいから聞け」ズイ
星奈「ああああ、アンタ近いのよバカ! ちょっと離れ……、」
夜空「好きだ」
星奈「っ!?」
肉と一緒に心臓破裂して死にたい
夜空「星奈……」
星奈「ちょっと、何言って……」
夜空「始めは全く意識してなかったし、むしろ邪魔だと思っていたんだが」
星奈「な……」
夜空「貴様と言い合いをしているうちに……それに心地良さを覚えてな。全く、我ながらどうかしている」
夜空「鬱陶しかっただけの貴様を、全く違う目で見るようになった」
星奈「え……え? よ、夜空?」
夜空「……星奈、もう一度言う」ズイッ
星奈「っ」
夜空「好きだ……」
星奈(ちょ……待ってよ、なんで顔近付けて……!)
夜空「星奈……」
支援
どっちも引っ込みがつかなくなってそのまま付き合え!
星奈(唇が、触れ――――……)ギュ
夜空「……」
星奈「っ……」フルフル
夜空「なんてな」
星奈「!!」
夜空「こういう風にすれば少しは私の心拍数も上がったかもしれん」
星奈「う……あ、あんた……」
夜空「どうした? 顔が真っ赤だが。まさか本気にしたのか?」フッ
星奈「なっ……!」カーッ
夜空「だとしたら随分とおめでたい頭だな。誰が貴様のことなど好きになるか馬鹿め」
星奈「っるさいわね、わかってるわよバカ夜空ぁ!!」
夜空「そうか」
星奈(ちょっとでも夜空にドキドキした自分に腹立つ……)
星奈「……」
星奈「……ねぇ」
夜空「なんだ」
星奈「……さ、さっきの、本気だって言ったらどうする?」
夜空「さっきの?」
星奈「だからっ……その、こ、告白……」
夜空「は?」
星奈「だ、だからぁ! あたしがアンタを好きだって本気だったらどうするって聞いてんのよ!」
夜空「……」
星奈(何言ってんだろあたし……)
夜空「私にそっちのケはない」
星奈「…………あっそ」
夜空「……」
星奈「……」
夜空「さて、そろそろ帰るかな」
星奈「……」
夜空「貴様は帰らんのか? 今なら一緒に帰ってやってもいいが」
星奈「……いい」
夜空「そうか」
星奈「……」
星奈(……なんであたし、ヘコんでんだろ)
夜空「……」
夜空「肉」
星奈「……何よ」
夜空「こっち向いてみろ」
星奈「なん……、」
チュッ
星奈「……」ボーゼン
夜空「……」フッ
星奈「な、なな、なんっ……!?///」
夜空「じゃあな」
星奈「はぁ!? ちょ、ま……待ちなさいよ! アンタ今っ……」
バタン
星奈「こっ、この……バカ夜空ぁ!!」
おわり
星空結婚しろ
乙
イチャイチャしてなくてすまんかった
でも何だかんだ夜空は星奈のこと好きだからきっと
支援ありがとうございました
イケメン乙
乙
久々にいいものを見た
ふおおおおお!!ふおおおおお!!乙!!
綺麗に完結したの珍しいな乙
追いついたら終わってた乙
やや星受けってのがまたいい
おつ
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません