糞には、四つの種類があった!
自然を愛する野菜の糞、菜糞!
力を蓄え続ける肉の糞、肉糞!
どちらにも所属せぬ無の糞!
そして、四つめは……
デレデデレデデーン
デデデデデデデデデデデデッ!
デレデェーン
(……チャッ!)
デ、デレレデーレデレーデーデー、デー、デーデー
YouはShit! 愛で糞が落ちてくる
YouはShit! 俺の糞が落ちてくる
熱い便意鎖で繋いでも今は無駄だよ
邪魔する奴は糞先ひっとっつでーダウンさー
YouはShit! 糞で鼓動速くなる
YouはShit! 俺の便意速くなる
糞を求め彷徨う心今、熱く燃えてる
すべて溶かし無残にとっびっちるーはずさー
糞への愛を守るため、おーまえは旅立ちー
あしー、たをー、みーうーしなったーあー
尿意を忘れた便などー、みーたくはなーいーさー
べぇぇぇぇぇんを、取り戻ぉ、せぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!
ドゥーン、ドゥーン、ドゥーン、ドゥーン
デレデーン、デレデデーン
どちらにも種属しないくそを決めてしまったらそれ以上増やしようがなくね?
俺「グッ……ブジュウ、貴様にもう一つ聞きたいことがある……」
ブジュウ「……な……んだ……」
俺「王者はどこに、どこにいる……?」
ブジュウ「……ヘッ、そうだな……俺は今の状態ではもう王者の手下ではないからな……」
ブジュウ「教えてやろう……ここを北に行った所にある豪邸に……いる……」
ブジュウ「北だ……ここから、ずっと北にすすんでいけ……」
ブジュウ「俺の代わりに……貴様が王者を倒してくれ……ヘヘッ……」
ブジュウ「カフッ……」
ドサッ
俺「ブジュウ………」
俺「貴様の遺志、俺が受け継ごう……」
友「……もしかしたら俺は……間違った選択をしたのか……?」
俺「大丈夫だ……きっとどう動いてもこうなる結果だったのだ……」
俺「ふんっ……」ググッ
俺「……」ギュッ
俺(肌身離さずに持とう、ブジュウのローブの切れ端……)
俺(強い遺志の染み付いた……ローブの切れ端を……)
俺「……北に、向かおう……」ヨロッ
/ヽ /ヽ
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……………………
………………
……
俺「うっ!」ドサッ
弟子「お、おい!俺!無理すんなって!」
友「お前はまだ傷が癒えていない!ただ北へ向かったって死ぬだけだぞ!」
俺「わ、わかってる……」
俺「しかし……俺は……王者のもとへ……」
俺「くっ……」
友「……ほら、今手当をしてやるよ」
俺「……すまないな、友……」
友「いいっていいって!」
弟子「しっかしすげぇ戦いだったよなー」
友「あぁ、下手したら俺が死んでいたかもしれない」
俺「虎殺陶酔陣……見事な技であった……」
俺「しかし、王者はこれよりもはるかに強いというのか……?」
友「更にゴッドシットは……」
俺「軍隊をも退かせる力を持つ……」
弟子「本当スケールがデカすぎるよ、俺なんかついていけねぇ」
弟子「俺、行ったって役に立たねぇじゃねぇかよ……」
友「弟子、見ることもいい勉強になるぞ」
弟子「うーん……うん、分かった……」
友「ほら、後でゲームを一緒にやろう」
弟子「いいのか!?やったー!」
友「ちょっとキツイか?」ギュッ
俺「問題ない……」
俺「…………しかし、日本はいつからこんな時代だったのだ?」
友「あまり表には知れ渡ってないからな……こんなにド派手にやってるのに不思議だぜ」
友「俺が尿の極意を知った時は本当驚いたよ……」
俺「そういえば、お前らの師匠というのは誰なのだ?」
友「すまん、秘密になっているのでな……」
俺「……そう……か」
友「……さっ、これでオーケーだろう」
俺「ありがとう」
友「しっかり休んどけよ!」
俺「……」
友「ほぅら、ここの謎はな……」
弟子「えーっと……どうやるんだ?」
友「ヒントを教えてあげよう、手持ちの物をよく見てみて?」
弟子「んー……あっ!」
友「気付いた?これは少し難しいんだよね、まさに灯台下暗しって感じ」
弟子「よく考えたよなーこんなの……」
俺(……俺がニートしている間裏ではこんな事が起きていたとは……)
俺(もう少し早く本気出せてればな……)
友「……はい、今日はここで終わり!」
弟子「えぇー、なんでだよー!」
弟子「この後がクライマックスじゃねぇかよー!」
友「実はこの展開は明日に見て欲しいんだ……」
弟子「え?なんで?」
友「実はクライマックスに興奮してると気付かないことがあってね……」
友「このゲーム人の心理を操るのがうまくてうまくて……」
弟子「……そう思うとすっげぇ気になる!」
友「ほら、明日やらせてやるから」
弟子「どんなことがあるんだろうなー♪」
俺(……意外と難しそうなゲームやってるんだな)
俺(少しやってみたい気もする)
俺「それ、ゲームのタイトルはなんていうんだ?」
友「ん、好色六人男女」
俺「あぁそう……」
俺(物凄く気になる……)
俺(見たところ健全なゲームのようだが……)
俺「……よし、そろそろ行こう」
弟子「おいおい、まだ治らないだろ!」
俺「大丈夫だ、少し糞を塗っておいた」シュルシュル
弟子「す、すげぇ……治ってる……」
俺「まぁまだ少し痛むがな……」
友「行くのか?」
俺「……あぁ」
友「分かった、それじゃあこれから北に向かうぞー!」
弟子「おー!」
俺「……待っていろ、王者」
北の豪邸
「……ブジュウが死んだとな?」
「ハッ!ブジュウの部隊は全滅しておりました」
「ほう……なかなかやるではないか俺も……」
「ブジュウを倒したか……どうやら伊達では無かったらしい……」
王者「貴様が俺のもとに辿り着くのが楽しみだ……ククク……」
「王者様!」
王者「どうした?」
「何か、指示をお願いします!」
王者「指示?そんな物はまだ出す気はない、何をすべきか貴様で考えるんだな」
「……ハッ」
王者「……フンッ」」
王者「……一応伝えておこう」
「なんでございましょうか……」
王者「俺達の目的は俺を殺すことではなく俺達がアメリカに行く事を防ぐ事だ……」
王者「くれぐれも忘れるでないぞ……」
「了解しました……」
俺「……」
ザッザッザッ
友「…………」
コツコツコツコツコ
弟子「……」キョロキョロ
コツコツコツコツ
俺「……!右へ避けろ!」
友「塗っ!?」
ドボォァッ
「……かわしたか」
「見事ではないか」
俺「……何者だ?」
ハペン「俺は」
ハペン「王者の部下、ハペンだ」
ハペン「貴様をここで」
ハペン「殺す」
俺「……やれるものならな」
ハペン「では行くぞ!」バシュッ
俺(な、は、速い!?)
シュンシュンシュンシュン
ハペン「はぁぁぁぁぁぁぁ!」ブビビビビビビビビビビビビビビ
俺「ぐおっ!」ベチャベチャベチャッ
俺「くっ!」モリモリモリモリモリモリモリモリブビビビビビビビビビビビビビビ
ブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリ
シュゥッ……
友「や、奴の動きは一体!?」
ハペン「……」ピタッ
ハペン「肉糞・狼渦死握(にくふん・ろうかしあく)」
俺「く、糞が……向かってきている……」ブビビビビビビビビビビビビビビ
俺「人糞口入波!」ドバドバドバドバドバ
シュンッ
俺「う、後ろだと!?」
ドボァッ
俺「……!」
友「危なかったな……」チョロンッ
俺「辺りに糞を撒き散らすとは……見事だ」
ハペン「……」
俺「では、いかせてもらおう……」
俺「はぁぁぁぁぁぁぁ!」ブビビビビビビビビビビビビビビ
ブビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビ
ハペン「……」
俺「食らえ!竜巻跳下痢!」ブバァァァァァァァァァァァァ
ハペン「肉糞奥義・牙獣糞撃!」ブバチュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ
ドバシャァッ
俺「はぁぁぁぁぁ……」ブビビビビビビビビビビビビビビ
ハペン「おぉぉぉぉ……」ビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビ
俺(……ぐおっ!き、傷が……)
キュッ
俺(しまった……肛門が!)
ハペン「隙あり!」ブバチュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ
俺「ハッ!」
ドバァァァァァァァァァ
俺「く、くそ……」
友「尿放射!」シュバァッ
ハペン「……ククク」ブビッ
ハペン「肉糞牙壁」
ブアッ
友「くそっ!」
ビチャビチャビチャビチャ……
ハペン「……ククク、気付かないか」
ハペン「俺の狼渦死握は始まっている事を」
友「何っ!?」
ドゴォッ
友「う、後ろから糞が……!?」
友「……ごぁっ!」ドサッ
ハペン「んふ、大した事もない」
ハペン「ブジュウも情けない」
俺「うぉぉ……」
ハペン「さぁ、死ね!」
俺「かかったな……」
ハペン「……何!?」
俺「零距離跳下痢!」ブビビビビビビビビビビビビビビ
ハペン「ぐ、ぐおおおぁぁぁぁぁぁぁ!?」
ハペン「こ、このやろぉぉぉ……」ドサッ
ウジュル…ウジュル…
俺「油断したな……ハペン」
俺「終わりだ……」
俺「激臭・跳下痢!」ブバチュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ
ブビビビビビビビビビビビビビビ
ハペン「……」サッ
俺「なっ!?」
ハペン「狼渦死握……お前は終わりだ」
ドゴッドゴッドゴッ
俺「い、いつの間に糞を……!?」
ハペン「……」ブビッブビッ
俺(や、奴の肛門から少しずつ……)
ハペン「貴様の糞など……」ブビビビビビビビビビビビビビビ
ハペン「ふんっ!」ベチャァッ……
ハペン「とどめを刺すには早すぎたようだな……」
俺「き、貴様……」
友(な、情けねぇ……俺だって……)
友(なぜ力が出ない……動け!俺の体……!)
「……おい、お前」
ハペン「……ん?」
「俺が誰だか知っているか?」
ハペン「分からんな……」
「ふん、そうかい……ならば好都合だ!」
ゴボッゴボッ
ハペン「……!?ゲロ……!?」
俺(……ゲロ?まさか……)
「嘔吐体貫!」ゲボォッ
テーレッテー
ハペン「ぐぼぁっ!?」
俺「そ、その声は……」
「ミルクメッセージに書かれていたことは……守らなくちゃな……」
俺「原……」
原「……フッ、戦ってやるよ……これからはお前と一緒に」
俺「……」
原「この前は奇襲なんてして悪かったな……」
原「あの延命はミルクメッセージの通りに受け取るぜ!」ゲボボボボボ
原「くらいやがれ!俺が編み出した技なんだけどよぉ!」
原「原流・吐嘔飛沫剥離(はらりゅう・とおうしぶきはくり)!」
ベチャァァッ
ハペン「なんだ、これは……」
ハペン「あ、あぁ……体が……!?」
ハペン「とけ、とけ……!?」
ベリベリベリベリ
ハペン「はぎゃっ……はがれ……が……がっ……」
ハペン「ぶぎゃっ!」ベリリィッ
原「……こんなもんよ」
俺「み、見事だ……」
原「ケッ……実は俺、なかなか強い方なんだぜ?」
俺「まさかここまでの力があるとはな……」
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