男「赤いプランクトンはただそこに満足したひとつの仮説として」 (2)

女「…………」

男「あの子、喋ってるところ見たことないよな」

友「失語症の一種らしいぜ」

男「……へえ」

友「面はいいのに、もったいないよななんか」

男「筆談ならできるんじゃねえの?」

友「それがそうもいかないのさ」

男「どうして?」

友「紙とペンを渡してみればいい。すぐに後悔できるぞ」

男「……はあ」

ふむふむ、続けて

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