アニ「アナタの名前は?」(84)

『アニ、アニ』

誰かに呼ばれた気がして目が覚める。

私の名前をただひたすら呼ぶ2人。
その2人が誰かは分からない。

「……あの、誰ですか?」

そう問いかけると2人は一瞬表情がこわばり、少し顔を歪めて泣きだす。

私は力を振り絞って弱々しい声を発した。

__アナタの名前は?

「おい、本当に分からないのか?」

2人の内、がっちりとした体格の人が私に声をかけてきた。

その声は震えているようで、これ以上泣くのを抑えるようにハンカチを思いきり握りしめている。

「はい……」

このたった2文字の返事だけで、2人は諦めかけたような目をした。

「俺はライナーで、もう1人がベルトルトだ」

私の視界から見えるのは白いベッドと青白い顔の2人。

「ライナーさんとベルトルトさんですか……良い名前ですね」

2人は泣きながら相槌をうってくれた。

「名前はちゃんとフルネームで言わないと。
あっちがライナー・ブラウンで、僕がベルトルト・フーバーだよ」

背の高い人が名前を訂正した。

「私はアニです。
生憎、私に名字のようなものはついていません」

その言葉を聞いて2人はまたポロポロと涙を溢す。

何故泣いているのだろう。

私は疑問に思ったが、今は聞いて良さそうな雰囲気ではなかった。

仕方なく他の質問に変える。

「ここはどこですか?」

部屋を見渡すと天井も壁も白く、ベッド以外に特に目立ったものは置かれていなくて殺風景だ。

他に特徴を挙げるとすると、花瓶に入っている白、ピンク、紫、赤色の花だろう。

「ここは医務室の部屋だ」

ライナーさんがそう教えてくれた。

成る程。
医務室の中ならあまり物が置かれていないのも納得できる。

「ライナーさん、ありがとうございます。
でも、どうして医務室に私が居るのですか?」

「……えっとね、訓練所で君は朝に倒れたんだよ」

ベルトルトさんは悲しい顔で私に言った。

訓練……?
どこからともなく次々と疑問が沸き上がってくる。

何これアニはこんなんじゃないだろ

記憶喪失でって設定だろ。
いちゃもんつけるにしてももうちょっと考えろよ。

期待

アニ「やめて下さい!私の為に争わないで!」ポロポロ

アニ「争うなら…」ヌギ…

アニ「この水虫でズルズルでベタベタな足で履いていたブーツを…」

アニ「嗅がせますよ!?」

アニ「えーい!」バシッバシップーン…

>>5「くっさあー!」バタッ

>>6「有り難う御座います!」バタッ

>>7「俺巻き添え!」バタッ

アニ「喧嘩はダメだぞ☆」

ここから、どう脱糞に繋がるのか…
期待

「まぁ、生活すればここがどこか分かるよ。
そんな事より早く食堂に行こう。
倒れてから何も食べずに1日経ったからアニもお腹が空いたでしょ?」

ベルトルトさんは私をベッドから下ろし、医務室の扉を開けようとした。

「1つ言うが……他の人が居る時には俺達とはあまり関わらないようにしてくれよ。
俺達は後で行くから先に食堂へ行け。
食堂は医務室を出て少し歩いた所にある小さい建物だから」

「……はい」

扉を開けると、綺麗な緑の世界が広がった。
草花が優しい風にそよがれる。
容赦なく照りつける太陽は欠けることのない輝きを見せた。

……でも、ライナーさんの一言が引っ掛かる。

『他の人が居る時には俺達とはあまり関わらないようにしてくれよ』

この言葉は何を意味しているのだろうか。

期待

この後も色々な発見があった。

蝶が飛び回っているのを見つめたり、川の流れる音の響きを楽しんだり。

だんだん歩いていると小さな建物が近付いてくる。

多分、ここが食堂だろう。

私は恐る恐る扉を開けた。

「……皆さん、おはようございます」

食堂に居た人達が驚いて私を見つめる。

「アニ、大丈夫!?
1日間も眠ってたんだよ!?
命に別状は無くて良かった!」

可愛らしいおさげの子が私に駆け寄ってきた。

その子が安心したように笑顔になるので、私も微笑み返す。

「今日は私と一緒に朝食を食べようよ。
さぁ、アニも席に座って」

おさげの子に手を引っ張られ、私はおさげの子の隣の空いている席に座った。

何故、この子は私の名前を知っているのだろう。

「私が食事を持って来るからアニはそこで待ってて」

私が返事をする前に、その子はどこかへ走り去っていった。

ワイワイと騒いでいる人達も居れば、友達とゆっくり会話を交わしている人達も居る。

その人達をボーっと眺めていると、ある一部の人に気付いた。

外見は普通の人と変わりないのだが、何故かずっと私を見ている。

私はどう声をかければ良いのか分からなかったので、とりあえず微笑んだ。

また脱糞だろ?脱糞だろ?

その人達は私に怯えるような表情をして、顔を逸らした。

何故だろう。

不思議に思っているとおさげの子が戻って来た。

「お待たせ…どうしたの?
何を見てるの?」

おさげの子が聞いて来たので、私は
先程の人達をこっそり指差した。

「エレン達がどうかしたの?」

三人組の一人はエレンという名前だとわかった。

「…此方も見ていたのですが、笑顔で返すとすぐに顔を逸らしてしまいました」

「ああ…仕方ないよ。
きっと気まずいじゃないかな?」

「気まずい…?それはどういう意味」

気になる言葉を彼女が口にしたので、その意味を聞こうと思った時。

「ちょっとミーナ、話をするなら座ってよ。
通れないでしょう?」

「ボーと突っ立てたらその無防備なお尻叩いちゃうよー」

「あっ!ごめん。あとセクハラはやめてよー」

このおさげの子はミーナって名前なんだ。

恐らくミーナさんに声を掛けた子達は友達だろう。

暫くミーナさんと女の子達が親しげに話していると、その女の子達が私の方に気が付いた。

「…あれ?アニじゃん、頭大丈夫?」

「ビックリしたよー。
アニが訓練中に倒れるなんてさー大丈夫?」

この子達も私を知っているのだろうか。

わからない。

「…ええ、特に今は痛みはありません」

「あはは、何で敬語なの?」

「表情も柔らかいしさー?
何?頭打ってどっか回路狂っちゃたの?」

無難に答えたら、女の子達はさも愉快という感じで笑った。

何故だろう。私はそんな可笑しな事を言ったのだろうか。

その後。ミーナさんの持って来てくれたスープとパンを一緒に食べた。

味は薄く、具も殆ど無いに等しいスープ。
固くパサついたパン。

それでも美味しく思えたのは…

きっとミーナさんが終始私に細かい気を使ってくれていたからだろう。

明るくて優しい性格が言葉の節々に見えた。

この子は…私の友達だったのだろうか。

「アニ」

ミーナさんと共に訓練の準備をする為に部屋に向かう途中。

あの、三人組の人達に呼び止められた。

三人はミーナさんに短く何かを言うと

「アニ。じゃあ私は先に行くけど…エレンも反省してるみたいだよ。
あまり責めないであげてね」

そう言い残して行ってしまう。

三人の話を聞くと…エレンさんという子が私に怪我を負わせてしまったので謝りたいという内容だった。

どうやら私が訓練中に倒れたのは、エレンさんの放った蹴りが私の頭を殴打したかららしい。

エレンさんは何度も頭を下げ謝る。

そんな事気にしなくて良いと言いながら…

ある衝動が私の中で湧き上がって来る。

「アニ?どうした?」

「頭が痛むの?」

「まだ万全じゃ無かったかも。医務室に連れて行こう」

三人が心配そうにうずくまる私の上で話す。

足の間から見える土の地面

ドクリと胸が高鳴る。


そして、同時に思い出す。
そうだ…私は…



「あは、あははははははは!!」

急に笑い出したから驚いたのだろう。

目を丸くする三人の前で、私はいつものように…


ズボンと下着を下ろした。


「」スゥ…

「ファイヤああああああああああああ!!」ブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリ!!

俺は消沈する親友の肩を叩く。

「元気だそうぜ。元のアニに戻っただけだ」

「でもさぁ…」

気持ちはわかる。

何故アニが脱糞した後片付けを俺達がしなければならないのか…不条理だ。

そう思いながら、吐き気を抑えつつ清掃を進める。

「あーあ、あのまま記憶を失っていれば良かったのにな」

「本当にね…もう嫌だよ。あのウンコ妖怪」

そう呟いた親友の顔面にウンコがクリーンヒットした。

俺の後ろで、ウンコ妖怪が笑う声が聞こえた。


【終わり】

分かっていても読んでしまう不思議

またお前かww
だんだん芸が達者になるな

すると、顔を赤くする人、目を逸らす人、目を丸くする人等、様々な人が違う素振りを見せた。

「アニ、持って来たよ」

「あ、ありがとうございます」

おさげの子が2人分の朝食を持って戻ってきてくれた。

「いただきます」

おさげの子はそう言いながら手を合わせ、朝食を食べ始めた。

「……いただきます」

私もおさげの子の真似をして、パンを手に取る。

「さっきから思ってたんだけどさ、どうしてアニは敬語なの?」

私はパンをちぎって口に運びながら何気なく話すおさげの子の言葉に疑問を抱いた。

どうして?

どうして、とはどうして?

私はこの話し方が当然なのに、この子は何を言っているのだろう。

小さく千切ったパンを口の中で更に細かくして飲み込む。

疑問に思う。
けれどそれを言葉に出すと嫌われてしまうかも知れない。

もう、あんな想いをするのは嫌だ。

「ごめんなさい、私が敬語を使うのは……変かな?」

「え?変……じゃないけど、ただどうしたのかな?って。
あ!もしかしてイメチェンを狙ってるの?」

おさげの子がパッと大きな目を輝かせる。

「そうなんでしょ?
だって見て、あそこの机の男子。
さっきからずーっとアニの事気にしてるよ」

どうして?

そんなのは決まっている。

「…宇宙と交信する為です」

「う、宇宙とこうしん?」

おさげの女の子がぎこちなく聞き返して来る。

「はい、私の星はこの塩水が大半を占める星から遥か遠い場所にあるのです」

「か、かいすい?
星ってあの夜に出る星だよね?
住めるの?」

「貴方が言っているのは輝く無数の星の事でしょう。
あれには私達と同じ様な生物は生息不可能です」

「は、はぁ……」

「但しあの炎の中活動出来る生物ならば存在します。彼らの名前はイフリートと言います」

「イフリートは別の星では精霊と呼ばれ、特殊な契約を結べば呪文を介して召還する事も可能です」

「それはあなたに好かれたいからです」

「え?」

驚いた顔もチャーミング…

それは私の一目惚れだった。

「あなたは私に優しく微笑みかけてくれた。
それがとても嬉しかったのです」

「こんな気分は初めてなのです。
どうか、私とお付き合いして頂けませんか?」

「ど、どうしたの?アニ、ちょっと変だよ!」

「変ではありません」

私は赤らんだ頬を手の平で包み込み、ふっくらとした唇を指でなぞる。

柔らかい感触。

堪らなくなって、

つい、

その唇に自分の唇を合わせた。

おさげの子の唇は、見た目と同じくとてもふっくら柔らかでとても甘い。

周りの人達がザワつく中。
私はゆうに十秒はおさげの子の唇を味わった。

でもその柔らかな唇の奥に舌を差し入れた時に、私は彼女に突き飛ばされる。

残念。

まだ味わいたかったのに…

唇についたおさげの子の唾液を舌で舐めとる。

「酷いですよ…」

「ど、何処がよ!何なの一体!?
いきなりキスしたかと思ったら…し、舌まで入れようとして来て!!」

おさげの子は顔をまるで熟れた林檎の様に真っ赤にさせて、私にキャンキャンと吠える。

涙が浮かんだ目が彼女の可愛さをより引き立てた。

ライナーさんとベルトルトさんの会話から察するに…

どうやら、私は記憶を失ってしまった様だ。

でも、今理解した。
おさげの子と口付けを交わして、理解した。

私は…

「仕方ないじゃないですか…」

「だって、私はあなたが好きなのだから……ね?」

この、おさげの乙女の為に生まれ変わったのだ。

「あなたはこう言った口調が好みなのでしょう?」

「な、何を言ってるの…アニ」

「物腰も表情も柔らかで…時に、先程のように強引且つ大胆に自分をリードしてくれる。
そんな恋人が欲しいのでしょう?」

「ち、違うよ!!私は…」

「違わない。何も違わないでしょう?あなたは今の私の様な人物が好み」

「アニに…どうしてアニにそんな事わかるの!?」

「どうして?」

私の口から笑い声が這い出て来た。

「な、何が可笑しいの!?
アニ…一体どうしちゃったの!?
こんなの…いつものアニじゃ…」

おさげの子が泣き始めた。

かわいい瞳から大粒の雫をポロポロと零して、泣いている。

何て綺麗な涙なのだろう。

これを引き出したのは私。
これを向けられてるのは私。

何て、幸せなのだろう。

「いつもの私じゃない?
当たり前ですよ?だって…」


「あなたが、変えたのだから」

湧き上がる高揚感を抑える術は無い。

抑えるつもりも無い。

私は彼女の手を引いて、自分の腕に閉じ込め…またキスをした。

「どうしてわかるか、教えてあげますよ…。それは…」

「前の私が消えて、今の私があるから、です」

「あなたを愛したくて、愛されたくて今の私がいます」

「ただ、それだけの話ですよ」

「そ、そんなの…急に言われたって…わからないよ!」

おさげの子は顔を両手で覆いながら、困惑する人々の間をすり抜けて出て行ってしまった。

可愛い。
とても純情なのだろう。

ふと周りを見渡すと、皆さんは一様に同じ顔をしている。

恐らく公衆の面前での口付けを目撃した事による興奮と執着心。

そして…
同じ性別同士の色恋に対する困惑。

何てわかりやすいのでしょうか。

さして興味は無いのだから、どうでも良いけれど。

「すみません。今出ていった彼女の名前は…何ていうのですか?」

「え?…今までずっと友達だったんじゃ…」


「記憶、私無くなってしまったみたいです。だから…教えて下さい」

周りがどう思おうと構わない。

これから、

私と、おさげの子の

物語が始まるのだから。

重要なのは、それだけです。

>>33
恐らく公衆の面前での口付けを目撃した事による興奮と執着心。

執着心× 羞恥心○

「私が敬語だと可笑しいのですか?
そもそも、何故私の名前を……。
私、今日貴女に初めて会ったのですが……」

すると、おさげの子は持っていたパンを思わず落としてしまい、食堂に居た皆もこちらを向いてしまった。

そこにしばらくの沈黙が流れる。

そして、おさげの子は私の手を取って立ち上がった。

「様子が変だと思ったらそういう事かぁ……。
私はミーナって言うの!
ミーナ・カロライナだよ!
私もアニと会うのは今日で初めて。
倒れていたから心配して医務室に居た教官に名前を聞いたの!」

可愛い声が食堂に響きわたる。

ミーナさん……か。

>>1です。
色々な展開をつけてくれて嬉しいのですが、混乱致しますので御遠慮いただきたいなぁ……と。

「まだ挨拶もしてなかったからビックリしたよね。
これから宜しくね!
さぁ、早く朝食を食べ終わろう!」

ミーナさんは何かを感じ取ったように朝食を食べ終わる事を促す。

食堂に居た人達も何か悟ったらしく、また騒がしい空気に包まれた。

さっきと態度が違うのも異様に思う。

私はそれに動揺しつつも喉の奥に詰まったパンを飲み込んだ。

「ミーナさん、パン落としたままですよ」

私の言葉に反応してミーナさんは床に目を向ける。

そこにはさっき落としたパンがポツンと地面にあった。

「……あ、気にしてないから大丈夫だよ!」

ミーナさんはそう言いながらスープを飲んだ。

可愛いな…正直。


「此方こそ宜しくお願い致します」

かなり好みであります!ズキューン

(とりあえずまずはお友達になって…それからムフフ…)

「あ、アニ…どうして涎を垂らしてるの?」

「ごめんなさい…ふふ」

興奮すると涎が出てしまった。

逃げられてしまったら元も子もない。

仲良くなって信頼を得てから食べてしまいましょう。

「…アニ、また涎…」

おっと。いけない、いけない。

「アニ…さっきから涎ばっかり垂らしてるけど、食べないの?」

「食べたいです、凄く」


アナタを。

最後の一言は心の中だけで呟いて、同じ様にスープを啜る。

「アニって面白いね」

笑顔頂きました。ありがとうございます!

「何がでしょう?」

あれ?
>>24で終わってないの??

「アニ凄く可愛いのに…
スープ飲む時の音も凄いんだもん」

そう言えば…ミーナさんや皆さんは音を余り立てていない。

「音を立てないのが普通ですか?」

「当たり前だよーマナーだよ。マナー!」

なるほど。勉強になった。

今度は音を立てないように飲んでみる。

「アニ…ふふ、ど、どうして…その、ふふ」

ミーナさんがまた笑っています。
ご褒美ありがとうございます!

「あはは!もう、やめてよー!
な、何でスープ飲むのに顔しかめるのー?」

「…しかめていましたか?」

音を立てずに飲む事に集中し過ぎて、顔の筋肉の事を疎かにしていたらしい。

「そうだよー!
まるで親の敵を見る様な顔してたよ!」

なるほど、彼女には顔芸が有効。
これは貴重なデータです。

心のメモ帳にしっかり記入しましょう。

ついで笑顔も心のキャンパスにしっかり模写しました。ありがとうございます!

「………」

「く、…くく、…あはは!
もう!無理っもう限界!」

試しに変顔をして彼女を見つめてみた。

彼女はキッと真顔で見返して来たけど、すぐにヒクヒクと鼻を動かした後。
吹き出して今はお腹を抱えて笑っている。

mission成功。

「ミーナさんに喜んで貰えて良かったです」

「もう…面白いなぁーアニは。
敬語なんて使わなくて良いよ、それにミーナって呼んで?」

「…わかった。ミーナ」

早速親密度が上がった。

これは大きい。

本音を言えば呼び捨ても良いけど、あだ名を付け合いたかった。

そう、例えば。

『あーにゃん!!』

『なーに?みーにゃん!!』

『呼んでみただけーうふふ』

『もうーみーにゃんったらー
ちゅーしちゃうぞー?』

『やーん、そう言って最後までするんでしょー?』

『バレちゃった?ふふ』

『バレバレだよー!うふふ 』

『あはは…』

「アニーまた涎出てるよー?」

「はっ…」

いけない、いけない。

つい甘い妄想の世界に旅行に行っていた。

しっかりしなければ、あの妄想を現実の物とする為にも!!

「え…と、此処は…」

「もうーアニってばボケ過ぎだよ。
私達の部屋だよ?」

「…!!ミーナと私は同じ部屋なの?」

「そうだよ、だから倒れた時は本当に心配したの」


せっかくの同じ部屋なのに、入隊早々お別れなんて悲しいでしょ?」

「…そうだね。私もそう思うよ」

「男子は一部屋に大人数だけど、女子は少ないから四人部屋を二人で使うんだよ」

「…本当に?」

「うん、だからアニの怪我が対した事なくて本当に良かった。
でないとこの部屋私一人で使う羽目になってたからね」

あ あ 、神 様 !!
アナタは本当にいらっしゃたのですね!!

これは運命としか言えません!!
ガチでありがとうございます!!

「…アニ、どうして壁にお辞儀してるの?」

>>41

はい……。

>>1-4+10+12-13+25+36+38(>>37)が自分がレスしたやつです。

>>15-22さんが書いていて驚きましたが、ただの悪戯だろうとスルーしていました。

ですが、だんだん皆さんが展開を決めて書き進めていくので悲しくなりました。

なるべく他のスレでやっていただきたいです。

「…はっ。
……これは教官に会った時に失礼がないように練習してるんだよ」

「えー?真面目だねー。
あ、そっかーアニも憲兵団を目指してるんだ」

「…憲兵団」

「やっぱりそうだよね。
内地の方がずっと安全だし、お給料も良いもん」

「…ミーナも憲兵団に入りたいの?」

私がそう聞くとミーナは少し眉を下げて笑う。

「そうしたいんだけどね。
総合成績十位以内は厳しいよ。
座学だけなら兎も角、兵士だから主な採点基準は身体能力の高さだし…
何より男女一緒だしね」

「…そう」

…なるほど。

この訓練所では訓練に評価を付けて、その成績が高い物だけが楽な生活を送れる様になる。

余り興味がないけど…ミーナが目指しているなら私も目指してみようかな。

ミーナが憲兵団に入れなくても、私が入って養ってあげれば良いし…。

幸せになるには努力が必要だよね。

男女同じならどうしても力で負けてしまう。
私は小柄だし…まずは何が一番点数に響くか調べて、筋力を付けるトレーニングを…

「きっと訓練は厳しいだろうけどさ」

「…はっ…うん」

危ない、危ない。
考え事をしていたら、可愛い声を聞き逃す所だった。

「きっと出会えたのも何かの縁だよ。
これから一緒に頑張っていこうね!」

そう言って彼女が手を差し出す。

窓から入る朝日に照らされた満面の笑顔。

その顔を、私は一生忘れないだろう。

例え、この先何が起こったとしても…

私もスプーンでスープをすくい、口に運んだ。

「……美味しいですね」

その言葉に、ミーナさんは驚いた表情を見せた。

「そんなに美味しいかな?
いつもと変わらないけど……」

『いつもと変わらない』

この1言で私を更に追い込ませた。

「私はこのスープを初めて口にしました。
ミーナさんは初めてじゃないのですか?」

「えっと、故郷に住んでるお母さんが作ってくれたいつものスープと変わらない味……なんて」

取り乱したようにミーナさんは曖昧な返事をする。

「エレン?」

「そう!ちょっと気にならない?」

エレン…あの巨人を倒すと言っていた男の子か。

「訓練も一生懸命やってるし、座学の時も真面目に勉強してるし!!
ちょっと応援したくならない?」

私は少しガックリした。

消灯時間が過ぎ、ウトウトとしていた時にミーナな私の毛布の中に入って来た。

可愛い顔が月明かりの下でもホンノリ朱に染まっている。

本来なら神様に感謝したい所だけど…

「それに格好も良いしー」

「…男の話なら明日にしなよ。
眠らないと訓練について行けないよ」

この話は頂けない。

続きを期待するよ。

「もう、ノリ悪いなー」

ミーナに背を向けるように寝返りを打つと、後ろから不満げな声が聞こえる。

きっと唇を尖らせて拗ねているのだろう。

そんなミーナも可愛いから見たいし、あのエレンという同期にも共感出来る所がある。

私個人としては嫌いではない。
だけどミーナが気にするなら話は別だ。

訓練兵としてのライバルだけではなくて、恋のライバルなのだから。

「アーニー、聞いてよー」

「…ー!!む、無駄話してないで早く自分のベッドに戻りなよ」

私が聞く耳を持たないのが気に入らなかったのか、ミーナは後ろからなんと抱きついて来た。

柔らかいのかちょっと当たってる!!

あ、ヤバい。

心臓バックバックしてる。
顔も熱い。

神様ありがとうございます!!
今日も訓練を頑張った私へのご褒美ですね!!

心の中で何度もお辞儀をする。

「ねぇーってばー…」

「もう、仕方ないね…ミーナは…」

コレはもう襲って良いって事だよね。

では、いたたきま…

『訓練兵、もう消灯は過ぎている。
私語は慎み明日の訓練に向けて早く眠りなさい』

「あ、お騒がせしてスミマセン。
すぐに眠ります!!」

『明日の訓練も厳しいモノとなる。
充分に睡眠を取るように』

扉の向けてから微かに足音が遠ざかっていく。

「あはは、怒られちゃった。
ごめん、お休みなさい」

「ああ、お休みなさい…」

ミーナの温もりが背中から離れて、キシキシと音を立てながら彼女が自分のベッドに降りていってしまった。

…ですよね。

ガッカリ半分…
ホッとしたのも半分。

あのまま手を出してたら、確実に嫌われていただろう。

見回りの教官ありがとうございます。

…でも、少し腹立たしい。

せめてもう少しだけ抱き付いてて欲しかったな。

そう思いながら寝返りを打つ。

ミーナのいた所はまだホンノリと暖かかく、私は小さな幸せを感じる。

だけど…さっきのミーナの言葉を思い出すと一瞬で幸せが複雑な気分となる。

やはり性別のハンデは厳しい。

私は同じ女だからミーナに警戒される事はない。

だけどその分恋愛対象としても除外される。

私と他の男が彼女の目の前で同じ事をしても、 反応は全く違う。

エレンか…。

嫌いでは無い。
けれど、私はアンタだけには負けない。

そう決意をして、私は目を閉じた。

「今日の訓練は…キツかったね」

「そう?」

「だって崖だよ!?
崖を素手で登るんだよ!?
もー、怖かったー」

「今回はちゃんと命綱あったじゃないか」

「それでもなの!
爪もボロボロになっちゃったし…」

ミーナは私と違い、とても感情豊かで表情がコロコロと変わる。

疲れて気怠げにしてると思えば…
すぐに頬を膨らませて怒る。
そして今度はションボリとうなだれる。

そんなに忙しなく表情を変えて疲れないのだろうか。

いつも思う。

だけど…それがまた可愛い。

「ちょっと見せてみなよ」

「…爪が割れてるね。
痛みはあるの?」

「手全体が痛い」

「そうじゃなくて…」

「あはは、わかってるよ。
大丈夫だよ、ちょっと痛む程度だからすぐに治るし」

「痛むんだね?
だったら先に手を洗って医務室へ行くよ」

私はミーナの手首を握り歩き出す。

「ちょっ…ちょっと待ってよ、アニ!
そんな大袈裟なモノじゃないよ」

「何を言ってるの。
手は全ての基本、訓練するにも生活するにも必要。
化膿したら治りが遅くなるでしょ、つべこべ言わずに着いて来な」

「はーい」

ミーナは素直で可愛い。

だけど自分の事は無頓着な所があり、危なっかしい点でもある。
だから余計に目が離せない。

「おはよう」

「お、ライナーとベルトルトじゃないか」

声の聞こえた方に振り向くと、ライナーさんとベルトルトさんが食堂に入ってきている姿が見えた。

2人はいろんな人に囲まれ、楽しそうに話しながら食事を始める。

騒ぎ声がここまで聞こえる位だった。

「その2人はライナー・ブラウンとベルトルト・フーバーって言うんだ。
何か気になる事でもあったの?」

ミーナさんが私の視線に気付いたのかスプーンを持っている手の動きを止めた。

「……いえ、何でもないです」

私は話しかけようと戸惑ったが、ライナーさんの言葉を思い出して何もなかった事にした。

……でも、あまり関われないのはちょっと辛いな。

「あ、エレン!…それにミカサも!」

「よう、ミーナ。それにアニ」

ミーナの手を水場で綺麗に洗い流した後、医務室に向かうと先客がいた。

あの、エレンだ。
その隣でミカサも此方を向いて会釈をした。

「…どうも」

ミーナと一緒に行動する際には、極力会いたくない相手。

そのせいで少し無愛想な返事になってしまった。

「お前達も怪我したのか?」

だけどエレンは気にする素振りは見せずに質問を返す。

…やっぱり、嫌なヤツじゃないんだよね。

いっそ殴りたくなる程に嫌味なヤツだったら、良かったのに…

私の恋のライバルは気は短いけれど良い人間の部類に入る。
だから困りものだ。

「さっきの訓練で少し爪が割れちゃって…
大したことは無いんだけど、アニが一応は消毒した方が良いって連れて来てくれたんだ」

「そうなのか」

「…ほらミーナも座りなよ。消毒するから」

「はーい、エレン達も怪我したの?」

ミーナはエレン達に近くにある椅子に腰掛けて話を続ける。

私は会話には参加せずに棚から薬箱を出して、消毒用のアルコールと脱脂綿を取り出す。

訓練所の医務室に常駐する医者はいない。

医者自体の数が少ないのが主な理由である。

簡単な手当ては訓練所に入ってからすぐに習い。

それ以降は余程の事がない限り、訓練兵が各々で治療をする。

「俺のも全然大したことない、顔に少し傷があるだろ?
これだけなのにミカサが引っ張って来てよ」

「化膿でもしたら大変。
エレンはもう少し自分の身体を重視するべき」

「お前は俺の母親か」

「あははっミカサとアニ同じ事言ってるよ。
ねーアニ?」

「…それはアンタ達が同じ脳天気だからでしょ。化膿も酷くなれば侮れないんだよ」

「アニの言う通り。
特に今回訓練で使った崖は近くに鳥の巣があって、雛のフンも沢山あったから衛生上あまり良いとは」

「うん、ミカサ…それ位にして。お願いだから…」

「わかった」

ミーナが大人しくなった所で、私は脱脂綿にアルコールを湿らせる。

「ミーナ、手を出して」

差し出された手の爪が割れた所に脱脂綿を優しく当てる。
爪が割れて下の皮膚が剥き出しになっているのはとても痛々しい。

「血は止まってるけど…どう?
痛いかい?」

「ううん、少し染みるけど大丈夫」

「爪を割ったのなら、伸びるまで軽く包帯を巻いた方が良いかも知れない。
割れた所に何かが引っ掛かって、その拍子に爪が剥がれる可能性もある」

「ひっ!そ、そうなのミカサ!!」

「割れ方にもよる…どう?」

「安心しなよ、その心配は無さそうだから」

「良かったー…もう、脅かさないでよーミカサ」

「私はあくまで可能性を言っただけ」

「 でも一応部屋に戻ったら尖った部分を削ろうか」

少し血の付いた脱脂綿を捨てて、アルコールを箱に戻している最中…

ふと顔を上げれば、エレンと目が合った。

「…私の顔に何か付いてる?」

「アニってまた最近雰囲気変わったよな。
…いや、一番始めの時に戻ってきたって方があってるか」

「えー?確かにちょっと…こう、クールになったけど始めはそんなのじゃなかったよ?」

「いや、俺が言ってるのはその前。
入団式の時の話だ。
アニは俺やミカサみたいに教官から声をかけられ無かっただろ?
その時のアニは…今よりもっと落ち着いてて暗い目をしてたからな」

「そう言えば…アニが怪我したのはその後にあった立体起動の素質を見る為の訓練が終わった直後だった」

「そうそう、下ろす時に教官が失敗しちゃったみたいで…その後はそのまま医務室に運ばれて朝まで起きなかったんだよね」

…なるほど。
エレンが言っているのは私の記憶が無くなる前の話か。

そんな呆れた理由で記憶が飛んだのか。

一体どんな教官だったんだ。

「…別に良いだろそんな事はどうでも。
訓練所では成績が優れていれば、それで良いんだから」

そう私の口調や態度については どうでも良い。

と、言うか触れないで欲しい。

絶対に言えない。

少しでもミーナに格好いいって言われたくて、徐々に変えていったとか…

口が裂けても言えない。

「そうだよ! 今日の訓練でもアニ凄いタイムだったよな!」

「…!どうも」

突然エレンが身を乗り出して私を誉めた。
急に大声を出さないで貰いたい、驚いて声が裏返りそうになった。

「そうでしょ?アニは凄いんだからっ!」

突然上昇したエレンのテンションについて行けずにいると、横からミーナが誇らしげにそう言った。

…訓練だけじゃなくて、独自で筋トレやった甲斐があった。

胸がジーンとする。
今すぐにでもミーナを抱き締めて頬ずりしたい。

でも、我慢。我慢。

クールに格好良く答えよう。

「アンタ達は誉め過ぎ。
私よりミカサの方が成績は良かったよ」

「私は自分の身体を完璧にコントロール出来ているから当然。
…それにアニも凄かった」

「お世辞なんて良いよ」

「そんなつもりは無い。
あの崖を登るというだけで訓練兵のほぼ全員が萎縮していた。
だけどアニは全く動じずに登っていたから」

「私も怖かったー。
下向いたら高すぎて、ついその場で止まっちゃった」

「俺も情けないけど…少しだけ戸惑った」

…言えない。
実は秘密の特訓であの崖を、もう既に何回も登り降りしてるだなんて…

「あんなのは慣れさ。
アンタ達だって回数を重ねると気にしなくなる。
何より、あんな高さで怖がっていたら立体起動なんて操れないよ」

「それもそうだな。
よし! ミカサ、アニ。次は負けないからな!」

「エレンやる気満々だね。
よーし!!私も負けないんだからねっ」

「…エレン、意気込むのは良いけど興奮して怪我はしないように」

「だからお前は俺の母親か」

「あははっミカサは心配症だね」

「ミーナ、…アンタも人の事言ってないで注意しな」

「…はーい」

こうしてエレンとミカサ。
私達は二人と顔見知りから…

友達になった。
この言葉は苦手だ…とても照れ臭い。


こうやってミーナを通じて仲良くなるのか

「ふざけんなよお前!
調査兵団を馬鹿にしやがって!」

その声と同時に大きい音が聞こえ、私は驚きのあまり思わず振り返った。

「おいおい、冗談は止めろよ?
憲兵団の方が格が高いのは当然だ。
調査兵団なんて壁外調査の時は毎回血まみれで帰って来るクセに、何の収穫もないじゃないか」

すると、2人の男性が取っ組み合いを始める。

その喧嘩を見物する人も居れば、目を向けずに淡々とパンを食べる人も居る。

「あの2人はエレン・イェーガーとジャン・キルシュタインだよ。
エレンとジャンの喧嘩は日常茶飯事だからアニは気にしなくて良いよ」

ミーナさんはそう言い、喧嘩を見届ける。

エレンさんとジャンさんはまだ喧嘩を続けるが、皆は他人事のようにそれを受け流していた。

……一部の人を除いては。

「喧嘩は止めなさい」

1人の女性が立ち上がった途端、食堂はシーンと静まった。

赤いマフラーが何とも印象的だ。

「……エレン、俺達はどうやら喧嘩する場所を間違えたらしい。
こういうのはまた今度だ、じゃあな」

ジャンさんはそう言い、その場を離れていく。

「……チッ」

エレンさんも舌打ちをし、赤いマフラーの女性と席に戻った。

何とも勇気のある女性なのだろう。

「あの、彼女の名前は……」

「アニ、私の名前を忘れたの?」

気が付いた時にはその女性が私の目の前まで来ていた。

何故、この女性も私の名前を知っているのだろう。

「ミカサ、アニは……」

「あぁ、そうだった。
私はミカサ・アッカーマン。
エレンの家族」

ミカサさんはそう言いながら手を差し出す。

「よ、宜しくお願いします……」

ミーナさんとミカサさんの会話の中に何が起きたのかも分からず、私はミカサさんの差し出した手を両手で握り、握手をした。

「じゃあ、私はこれで」

食事が終わったミカサさんは食堂から出ていった。

まだ少ししか時間が経っていないのに、私には朝食の時間がとても長く思えた。

「そして朝食の後…」

私は机の上に上がる。
皆が不思議そうに見る中で、ズボンとパンツをゆっくり下ろす。

「アニ!!一体何をやって…」

「何…?私はアニ・レオンハート。
やることは一つ」

そのまま机にしゃがみ、秘部が露わになる。

周りが私を見てる。
私を見てる!

アニ・レオンハートを!!

高まる興奮を胸に腹部にありったけの力を込める。



「ファイヤあああああああああああ!!」ブリブリブリブリブリ!!

「もういっちょオマケにサンダああああああああ!!」ビチビチビチビチビチビチビチビチビチ!!

「ああ気持ち良い!!
見られながら脱糞さいこおおおお!!」ブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリ!!ビチッ…ブリブリブリブリブリ


私は食堂の床が一面茶色に染まるまで脱糞した。

その快感は凄まじい。

私はたまらず小便も漏らした。

キモチイイキモチイイキモチイイキモチイイキモチイイキモチイイキモチイイ!!

「キモチイイイイイイイ!!」

冷めない興奮。

記憶なんてなくても本能が体を動かす。

「ウンコオイシイウンコオイシイヨおおお」

手掴みなんてハシタナイと思いながら、自ら出したウンコを貪り食う。

翌日。


私は開拓地送りになった。


「まあいっか。
ウンコオイシイし」モグモグ…


【完】

オマケ

ライナー「任務どうするよ?」

ベルトルト「アニのウンコで訓練所閉鎖したしね」

ライナー「面倒だから今日壊しちまうか」

ベルトルト「そうしよう」

ガリッ…カッ!!

【完】


相変わらず鮮やかな脱糞


キレのある脱糞だった

めちゃくちゃだ。作者への嫌がらせか?

*

結局、ライナーさんとベルトルトさんと話せなかった。

私は何故かミーナさんと見た事のない建物に入って廊下を歩いている。

「あの、私は医務室に戻らないのですか?」

その途端、私の前で歩いていたミーナさんが急に足を止め、それに合わせてスピード調節が遅れた私は見事ミーナさんにぶつかった。

「あわわわっ、すみません!」

その衝動で私は思わずミーナさんの後ろ姿に謝る。

「ううん、気にしないで」

ミーナさんは振り返らずにそう答えた。

そしてまた歩き続ける。

>>78

何度か注意致しましたのですがどうやら無効果みたいです……。

脱糞期待してるから良いよ

アニの百合は貴重
負けずに頑張って欲しい

アニミナのいちゃいちゃはよ

続き来ないかな

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