久「私に天罰が下る?そんなオカルトないない」(183)

鹿児島

春「20歳の誕生日に、久に恐ろしい災いが起きる!」

久「は?私に」モミモミ

春「うん!…あぁん」

久「来月じゃない…。まぁ、私は神仏を信じるタチではないのだけど」サワサワ

春「占いの神が言ってる、ま、間違いな…ひゃん!?」

大学生ですか

???「ハルちゃんの匂いがする…」

巫女を犯しながらのセリフだと説得力があるな

久「だってね…。神様を恐れてたら、貴方に手を出せないわ」チュチュ

春「だ、駄目…。こんな所で///」

久「昔の人は、野外でいやらしい事するのが当たり前だったのよ?」クチュクチュ

春「わ、私達は…昔の人じゃない///」


キンクリ


春「いや~~~~~~ん///」

久「ふぅ…、満足満足」

そして久の誕生日がやって来た


ブーブー

久「あっ、メールだ」

久「美穂子からだわ」パカッ


メール本文

ひさたんじょうびおめでとうございます。ぷれぜんとかってますから、はやめにもどってきてくださいね


久「顔文字どころか、漢字すらないわね。まぁ、このメールを打つのも一時間以上かかったのかしらね」


ブーブー

久「咲、和、優希からのメールだわ」

キャップと同棲しているだけで死亡フラグ

支援

最近SSの部長はやりたい放題だな

部長にはひどい目にあってもらいたい
ロッカーに入れられるとか

久「えーなになに。たまには顔を見せて下さい?」

久「ふむふむ。そろそろ一度、長野に戻った方が良さそうね」

久「うーん、長野に帰る前に大阪寄れるし、明日帰ろっと」





洋榎の家

久「今日は誕生日だから、もしかしてサプライズとかあるのかしら!?」

久「ぐふふ…、姉妹丼とか…アリだわ」ジュルリ

洋榎「はい、どちらさんでー」

久「私よ。わ・た・し。寂しかった?ごめんねー、最近ほったらかしにしてしまって」

洋榎「んー、新聞か宗教の勧誘か何かですか?」

久「は?」

洋榎「すいません、そう言うのは全部お断りしてます。では」バタン

久「…ドッキリ?」

久「大阪人って急にボケたり、ドッキリしかけたりするらしいわね…」

久「でも、私の誕生日に私を騙そうなんて…。これは夜の教育的指導が必要ね」


ぴんぽーん

絹「はい」

久「あっ、妹さんか。私よ、竹井久。貴方のお姉さんの恋人の」

絹「はぁ~~~~~?お姉ちゃんに恋人?そんなの居るわけないです」

どういうことなの……

忘れられてしまうのか…

もう一度落とす楽しみ

久(あぁこの子、シスコンの気があったわね)

久「ご、ごめんなさいね。今言った事は忘れて。洋榎さん呼んで来て貰えるかしら?」

絹「お姉ちゃんに何の用ですか?」

久「えっと…、大阪に寄ったから、少しだけお話して行こうかなーって」

絹「お姉ちゃんと?」

久「えぇ。二年前から親交があったからね」

絹「二年前?」

久「貴方も出てた全国大会よ。麻雀の」

絹「確かに出てましたよ。対戦校の選手のデータとか牌譜とか、全部集めましたね」

久「あら、研究熱心ね。清澄高校と対戦したでしょ?」

絹「あの高校だけは忘れもしませんよ。また今年も優勝したみたいですね」

久「そうね。見事にシード校の仲間入りになって私も鼻が高いわよ」

これは怖いな

絹「清澄高校の関係者ですか?」

久「えぇ、二年前に部長をやってたわよ。洋榎と対戦して、そこで知り合ったのだけど」

絹「二年前ねぇ…。お姉ちゃんの対戦相手なんか忘れるわけないですけど」

久「この顔、覚えてない?」

絹「知りませんね」

久「この動作、知らない?」シュシュ

牌を指で空中に打ち上げ、直後卓上に叩き付けるパフォーマンスを見せる久


絹「そんなマナーの悪い高校生とか、対戦して無くても忘れませんよ」

>>17
ガチで部長ならそういう展開になりそうだから怖い

久(うーん、シスコンってやっぱりめんどくさいなぁー)

久「もうお姉さんを呼んで来てちょうだい!」

絹「なんで、お姉ちゃんを見ず知らずのあんたなんかに会わせんとあかんのですか!」ガルルル


洋榎「玄関で何騒いどるんや」テクテク

絹「お姉ちゃん!」

久「洋榎。この子どうにかしてよ!私の存在を認めようとしないの」

洋榎「なんや、さっきの勧誘のお姉ちゃんかいな」

久「は?」

絹「知り合いちゃうの?最初は恋人とか言うてたけど」

洋榎「知らん知らん。そう言う手口なんやろ。知り合いのフリして、壺とか売りつけるんや」

絹「やっぱりか!」キッ

久「えっ…、えっ!?」オロオロ

絹「お引き取り下さい!」ギロッ

久「そんな…、久しぶりに会ったのにお茶くらい…」

洋榎「知らん人間と茶をしばく趣味はないな。ひょっとしてうちのファンか?」

絹「お姉ちゃんのストーカー!?」

久「えぇ~」


シュン

久の顔の横にサッカーボールが通り過ぎる

久「…」タラタラ

絹「あんまりしつこいようやと、次は当てますよ?」ギロッ

バーローwwww

喫茶店

久「はぁ…、あの様子だとドッキリじゃないみたいね…。浮気してるのをそんなに怒ってるのかしら…」

久「メールも電話も反応ないし…」

久「はぁ…最悪。せっかくの誕生日なのに」



玄「大阪は人が多いですのだ。歩くおもちを見てるだけで癒されますね」

久「あら…、あの子は…」

クロチャー

ラブホ照

久「はぁはぁ…、ありがとう…。今日、誕生日なのよ」

玄「はぁはぁ…、そうなんですか…。おもちが泣いてましたよ」

久「うふっ、貴方のおかげで素敵な誕生日になったわ。松実玄さん」チュッ♪

玄「そう言えば、どうして私の名前を知っていたのですか?」モミモミ

久「和が大会の後に紹介してくれたじゃない。後、一度松実館にも合宿に行ったし」

玄「あぁ、お客様でしたか。それは失礼しました。私はお姉ちゃんと違って、お客様の顔を覚えて無い事が多くて…」プニプニ

このクラチャーはアホチャーか

おもちが泣いてる(意味深)

えろ久ちゃん!

久「本当に覚えてないの?私よ。悪待ちの清澄の部長」

玄「麻雀打ちましたか?変ですね…。私は全国大会に出た普通以上のおもちの方は全て記憶してるはずですが…」ツンツン

久「貴方、おもち狂だったわね。前にも合宿に行った時、私のおもち揉んでたのよ?」

玄「それはありえませんのだ。私が一度触ったおもちの感触を忘れる?そんなオカルトはありえません」ムニムニ



玄「このおもちは…。初めての味です」ペロペロ

久「んっ…あっ…あん!」

長野行きの電車の中

久「誕生日終わったのに…、胡桃や春からメールが来てないなんて…。ゆみや一も何してるのかしら?」

久「そう言えば…、高校一年生の時は部室で一人、誕生日ケーキを食べてたっけ…」

久「ふふふ、懐かしいわね。あの時は清澄が全国大会に出て、優勝出来るなんて思ってもみなかったな…」

久「もうすぐ長野か…。たまには親にも顔を見せに行かないとね」





美穂子と久の家

久「ただいまー」

パンパン!パーン!

美穂子「久、誕生日おめでとうございます」


クラッカーを鳴らす美穂子

まさかキャップの夢じゃ……

キャップは正常か

久「うわっ…、誕生日ケーキ…、これどうしたの?」

美穂子「もちろん作りましたよ♪手作りです。ロウソクも20本ありますよ」

久「じゃなくて…、メールで誕生日帰れないって…」

美穂子「誕生日過ぎたから、誕生日のお祝いしちゃダメなんですか?そんな事ないですよね」

久「…えぇ。そうね」

美穂子「昨日は何、食べたんですか?」

久「ファミレスのセットみたいのを…。まぁ、どんな味かもよく覚えてないけど」

美穂子「私の料理はファミレスよりきっと美味しいですよ♪腕によりをかけて作りましたよ~」

サンキューミッポ

ふななな

仮にキャップの陰謀だとしてもこっちの方が良い展開に思えるのは俺だけか

うえのさんがひとりになってもわたしはずっといっしょです

久「…」パクパク

久「…」モグモグ

久「…ぐすん」ホロリ

美穂子「どうかしました?お口に合いませんでしたか?」

久「逆よ。逆。私好みの料理、私好みの味付け、私が食べやすいように切り分けてる工夫」

久「世界一美味しい料理かもね」

美穂子「…それは良かった。おかわりもありますよ」

久「頂くわ」

久はいい加減ミッポにむくいるべきだな

夜、二人は激しく燃え上がりました

久「明日、親父の所に行ってから、清澄に顔を出そうと思うの」

美穂子「お父さん…、上埜だったかしら…それとも竹井…」ウーン

久「上埜よ。竹井は私の母。前に言わなかったかしらね」

美穂子「えぇっと…、そうですね!ごめんなさい。ちょっとド忘れしてたみたいで…」

久「まぁ、ややこしいわよね。親父に一応、同棲中って事を報告しておこうと思って。二人暮らしでもいいけど」

美穂子「私も行きましょうか?」

久「いいわよ。気難しい人だから」

次の日

上埜「おめぇみたいな娘、見た事も聞いた事もねぇよ!俺にガキ?作った覚えねぇよ!」


ドンガラガッシャーン

久「ちょっと!久しぶりに会ったんだから、話くらい聞きなさいよ!」

上埜「お前どこの借金取りの差し金だよ!警察呼ぶぞ」

久「このぉ…、ふん!もういいわよ」テクテク

やっぱりか

清澄

久「気分最悪だわ…。麻雀してストレス発散しましょう…」

久「須賀君でいいわね。後はマホちゃん。優希は…多分、強くなってるかな?」

久「須賀君と優希、咲と和。誰か付き合ったりしてるのかなー。楽しみね」



ガラガラ

久「よっ!みんな、元部長がやって来たわよー」

咲「…」キョトン

和「…」ジーーー

優希「…」モグモグ

京太郎「ほぅ、キレイなお姉さん」

優希「むっ…」

誕生日当日はメールはきてたのに今は忘れてるのか

ここまで来て方向性を変えないのはさすが部長

久「ここは変わらないわねー。部費、増えたんでしょ?改装くらいしたら?」

咲「…和ちゃんの知り合い?」ヒソヒソ

和「いいえ、転校は多かったですけど、見た事ありませんね」

優希「どうもお姉さんっぽいじぇ。私達より年上じゃないか?」

久「ん?20歳になったけど?貴方達は10代だから、私はもうオバサンかもね」クスッ

京太郎「いやいや、女性は20代が一番いいんですって!」ドン

京ちゃんがっつきすぎ

久「そう言ってくれるとありがたいわね。ってか、須賀君。後ろで優希が睨んでるわよ」ウィンク

京太郎「うおっ!?」

優希「…」ゴゴゴ

優希「そこのお姉さん!私の犬を誘惑しないで欲しいじぇ!」

久「えっ?ウインクしただけじゃない?」

優希「このバカ犬は、セクチーお姉さんに弱いんだじぇ」ゴチン

京太郎「あいた!」

久「…まぁいいわ。パソコンで最近の牌譜見せて貰うわね」ポチポチ

久「あら…パスワードが…。変えたのね」

和「牌譜は私達の財産ですからね。部外者に勝手に見られないようにパスワードは定期的に変えます」

久「流石、和。しっかりしてる。で、パスワードは?」

和「教えるわけないじゃないですか。貴方、どこの麻雀チームの方ですか?ドラフト関係で、私や咲さんとお話でもしに来たんですか?」

咲「大学関係かもしれないよ」ヒソヒソ

4

マホもいんのかな
優勝一直線ですわ

久「ドラフト?大学?あぁ、そんな時期なのね。それって私にも言えない事なの?」

和「当然です。どこに行くかはまだ決めかねます」

久「部外者かー。まぁ、もう私は卒業して二年も経つけど…、寂しいわね」

咲「あぁ、清澄の生徒の方だったんですね」

和「部外者は部外者です。せめて染谷先輩ならともかく」

久「まこは今日、来ないの?」

優希「来ないじぇ。昨日、誰かに久々に会えるから来るって言ってたけど、今日になって急に来れなくなったらしいじぇ」

久(まこが…来れなくなった…。そしてこの子達の態度)

久「ねぇ、二年前の写真見せてくれないかしら?」

和「写真ですか?」

咲「まぁまぁ、和ちゃん。写真くらい…」

和「見せますから、見せたら帰って下さいね。学校の許可取ってませんよね?元生徒さんでも、麻雀部の部室に入るなら許可を取って頂かないと」

<●><●> <見ているぞ

パッといきなり忘れられるのはいいけど
こういうすこしづつ忘れられてくってのは怖い

この匂い…あれやな

流石に勘付いてるか

ほっほっほ

久「なによ…これ…」

和「貴方の写真ないですよね?ホントに元生徒さんですか?」

咲「うーん、お姉ちゃんにも聞いてみましょうか?」

久「照?何回か喋ったけど…、いいわよ。どうせ覚えてないでしょ…」

和「やはり部外者ですね。…もしかして新聞記者ですか!?」

咲「し、新聞記者さん」カタカタ

和「咲さんの家族の事、面白おかしく書いて!咲さんを傷つける人達!私は絶対に許しませんよ!」ギロッ

久「…私が貴方達を傷つける人に見えるかしら?」

優希「なんか悪そうな顔のお姉さんだじぇ。初対面で失礼だけど」

久「そう…」

実際悪いことしているから仕方ないね

原作的には可哀想、風潮的には自業自得

久「さて…帰るか。悪かったわね、部活の邪魔して」

京太郎「そんな…。もっと居てくれてもいいのに!」

久「彼女さん?機嫌悪そうよ」

優希「…」ムスッ

久「原村さん」

和「なんですか?」

久「恋人は居るのかしら?いえ、貴方はアイドルより可愛くてスタイルもいいし、もし居なかったら…私と…」

バン!

咲「の、和ちゃんは私の大切な人です!」

咲からなのか

へこたれないな

久「…なるほど。どっちから告白を?」

咲「わ、私です!」

和「…///」ポッ

久「ふふふ、その反応。最近付き合ったみたいね…。女同士、別にいいと思うわよ」

和「貴方に言われるまでもありません。今はiPS細胞もありますし」

久「お幸せにねー」ヒラヒラ

久「あっ、そうだ。二年前のこの麻雀部の部長は誰だったのかしら?」

和「上埜部長です。もう行方不明になって二年経ちますが」

久「…行方不明ね」

神の力がおよばないキャップって・・・

久「清澄から帰って、まこや母親にも会いに行ったけど…」

久「やっぱり駄目ね…」

久「昨日、知り合った松実さんはどうかしら…」


トゥルルルル

玄『はい、松実玄です』

久『やっほー、私よ私。昨日、愛し合った竹井久』

玄『何の事ですか?失礼ですが、バストサイズをお願いします。後、出来ればおもちの写メを』

久『覚えてないか…。文字通り一夜限りの恋ね』


ガチャ、ツーツー

アホチャーはやっぱアホチャー

改変されてもアホチャーだったか

久「この携帯電話、もう使い物にならないわね。アドレスも全消去してもいいかも」

美穂子「ただいまー」


ガチャ

久「あぁ、お帰り。早かったのね」

美穂子「えぇ…、ちょっと。大学に休学届を出しただけですから」

久「休学!?なんでまた!」

美穂子「どうしてもやらないとダメな事が出来まして…。学校に行ってる暇がないんですよ」

久「ふーん、そうなの…」グー

美穂子「お腹すいてますか?今すぐ晩御飯の支度しますね、上埜さん」

上埜さんになってる...

美穂子に躾けられちゃう久ちゃん

そして、久はアルバイトを始めた

一日目

店長「いやー、竹井さんは要領いいねー。おまけに美人。こりゃいいアルバイトを採用したもんだ」

久「それほどでも///」


二日目

店長「ん?君は誰だい?面接希望かな?」

久「…」


一日経てば、忘れられるので仕事が長続きしなかった

久「お金、稼がないと私の存在価値が証明出来ない…」

なんてことだね

きつ過ぎるな

こーわーいー

oh...

二週間後

美穂子「上埜さん、今日も麻雀ですか?」

久「う、うん。いい雀荘見つけてね。なかなか勉強になるのよ」

美穂子「上埜さんはきっといい雀士になれますよ」


美穂子「一緒にプロになりましょうね!」ニコッ

久「えぇ…、頑張るわね…」





男「おいおい、ここはデカピンオンリーだぜ?お嬢ちゃん、お金あるの?」

久「あるわよ。もし払えなかったら、体で払うわ」

男「くくく、言ったな。おめぇ…、どうなっても知らねぇぞ」

久「ふん、それくらいの覚悟はとうに出来てる。それよりデカピンより上のレートの雀荘を紹介して欲しいのだけど」

男「勝てばな…。まぁ、話くらいはしてやるさ。裏世界の麻雀のな!」

凄く気持ちよくなるお薬打たれて、ビクンビクンしちゃう久ちゃん!

どんな悪事を働いても一日逃げ切れば絶対安全と考えれば生きてはいけるな

>>89
確かに

そしてある日、久は大負けを喰らう…


久「くっ…まずった…。裏世界で有名な代打ちだったのか…」

久「今日中にお金を払わないと…。私は監禁生活か…」


ゴソゴソ…

久「美穂子に言えばお金を貸してくれるかしら…」


たまたま、いつも帰らない時間に帰った久は、発見してしまう。

久「これは…日記帳ね。美穂子、こんなのつけてたんだ」パラパラ

怖い怖い怖い怖い

監禁ヤク打ちせっくす中毒にされちゃう淫乱な久ちゃん!

>>89
覚えて無くても紙とか映像証拠は残るから駄目だろ

気になって眠れないじゃねーか

>>93
写真の件から物的証拠も消えると考えるのが妥当

久「なによ…これ…」


日記帳には細かく久と過ごした日の出来事、竹井久に関する出来事がびっしり書かれていた

久「こっちにも!?ここにも!」キョロキョロ


部屋の中は日記帳で溢れかえってた

久「あの子がやらないとダメな事って…、日記を書く事だったのね…」

久「ふん、やっぱり覚えていたんじゃないのね…。忘れかけてたんだ…」ポロリ

久「大学休学してまで…何してるのよ…」ポロポロ

>>95
日記は残ってるわけだが(キリ)
想いがこもってないと駄目そうかキャプ流石

これはキャップじゃなくて福路美穂子さん

なんやこれ
いい話だな

読む量ハンパないだろ

博士の愛した数式思い出した

てっきりキャップにだけ効かないのかと

ああだから上埜呼びに戻ってたんか
>>97
ミッポの愛情は五臓六腑に染み渡るわ

久「よし…決めた…」

久「私は一人で生きていくし、誰も愛さない」

久「美穂子は…きっと…、誰かが幸せにしてくれる…」ポロポロ

久「うっ…うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」ポロポロ


久は誰の前でも泣かなかった。
美穂子の前でも泣かなかった。だが、我慢の限界だった。


久「ああぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁ!」シクシク





スーパー

美穂子「今日のご飯は何にしようかしらね…。あの人が好きな食べ物…。何だったかしら…」

池田「キャップ!?」

未春「福路先輩!」

キャップ健気かわいい

私の池田ァ!はキャップと呼ばないぞァ!

>>106
キャップって呼ぶのなんjかvipだけだろ

美穂子「あら、華菜に未春。どうしたの?そんなに慌てて」

池田「元風越部員全員に、福路美穂子を殺害するってメールが届いたんだし!」

未春「警察にも連絡してます!部員全員、元キャプテンを絶対に守る覚悟です!」

美穂子「えっ?えっ?」

池田「今日は深堀の家に泊まりましょう!彼女のお父さんは元大関ですし」

未春「武道の心得がある部員、何人かガードにつけますからね!」

美穂子「ダメよ!私には待ってる人が居るの!やらなきゃならない事もあるの!」

久ちゃんに花束を…

なにこれこわい

スーミンは毎回体格をネタにされてしまうな

イリヤ思い出した

池田ァ!

池田「ダメですし、メールにはキャップの家の住所も書かれてました」

未春「愉快犯かもしれないですけど、殺害予告なんですよ!身を守らないと」

美穂子「離して!離しなさい!例え、殺されてもやらなきゃならない事があるの!」

池田「いい加減にして下さいし!みんな心配してるんですよ!」

未春「せめて、警察が捜査終わるまで…」

美穂子「ダメよ。一日たりとも、私は家に帰らないわけには行かないの」



美穂子「元キャプテン命令です。私の事はほっておきなさい」

池田「聞けません!もうキャップじゃないし!」

未春「ただの先輩後輩です!」

世界でたった独りの久ちゃん

さっきキャップって呼んでただろ池田ァ!

いい加減にして下さいし

そして一週間が過ぎた

未春「愉快犯で良かったですねー」

池田「ったく。なんて迷惑なヤツだし。犯人は捕まらないし」

美穂子「もう帰ってもいいのよね?」

未春「はい。しばらく私と華菜ちゃんが交代で泊まります」

池田「キャップの家は一人暮らしだけど、私達が泊まれるスペースありましたよね?」



美穂子「一人暮らし?」ズキズキ

きになる
昨日といい今日といいねれない

ガチャ

美穂子「じゃあ、入って」

池田「はーい」

未春「はい」



美穂子「あら?」

机の上には、一本の鍵が。


美穂子「スペア?私、スペアキーを出した事あったかしら…」

美穂子「うっ…うぅぅぅぅ」ポロポロ

池田「ど、どうしましたし!?」

未春「どこが具合でも悪いんですか!?」

美穂子「違うのよ…。この鍵を見てると…、なぜか涙が止まらないの…」ポロポロ

美穂子「この部屋…、こんなに広かったのかしら…」ウルウル

池田「一人暮らしにしては、広いですね」

未春「そうですね。家賃が勿体無いと思いますよ」

美穂子「…そうね」

池田「大学も休学したって聞きましたけど、どうしたんですか?」

美穂子「…」フルフル

美穂子「自分でもよくわからないわ。明日から復学します」

未春「大学から近い方がいいですよ。家も」

美穂子「探してみようかしらね」

y

そして10年の月日が経った

咲「あっ、池田さんだ」

池田「おおっ、宮永プロに原村プロだし。テレビでいつも見てるよ」

和「久しぶりです。池田さんも元気そうで」

池田「あぁ、元気だよ」

優希「池田ァ!結婚相手は見つかったか?」

池田「年上には敬語を使え…ってもういいや。今は仕事が楽しいし」

未春「…」ハァ

優希「じゃあ、池田がブーケをキャッチすればいいじぇ」

未春「わ、私が取るよ!」

10年かよ…

大体みんな三十路手前か

レズ淫獣なのに、男の性処理奴隷にまで身を堕とす部長が見たいです

20で天罰が下り30で許されるのか?

10年はキツい……

咲「しかし、驚いたなー。牌のお姉さん初代と、二代目が結婚だなんて…」

和「福路さんが二代目牌のお姉さんになって5年、三代目は私に任せようとしてるらしいですけど…」

優希「やればいいじぇ。アラサー和ちゃん、ゴーゴー!」

和「そろそろ結婚したいです」チラッ

咲「福路さん、キレイだねー。ウェディングドレスが似合ってる!」





はやり「みなさーん、今からブーケ投げるよ☆」

美穂子「…」



未春「ぐぬぬ、絶対取るよー」

健夜「いやいや、貴方、まだ20代じゃん!私に譲ってよ!?」

で?

はやり「美穂子ちゃん、投げる?」

美穂子「…うん」

美穂子「そーれ」

ポイッ



未春「うおぉぉぉぉぉぉぉぉ」ドドド

健夜「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」ドドド

パサッ

久「あっ、ラッキー!これで私も結婚出来るかしら?」

池田「あんた、誰だし!?」

アラフォーが真の意味でアラフォーに・・・

未春「と、取られた…」グスン

久「ふふーん、ラッキーラッキー」

池田「えっと…、招待状は私が送ったけど、あんな奴に送ったっけ?」

久「招待状?そんなもん、貰ってないけど?私、友達居ないし」アハハ



久「すぐ帰るわよ」

はやり「貴方、誰?」

久「…美穂子に用があるの」

久「少しだけ…少しだけ…、お話させて貰えないかしら」

はやり「…」

ねれねぇ!!!

はやり「…美穂子。どうする?」チラッ

美穂子「私からもお願いします」

はやり「…なにかあったら、大声出しなさい」

久「花嫁泥棒なんてしないわよ」ケラケラ





久「キレイになったわね」

美穂子「失礼ですが…、貴方は…」

久「福路プロのただのファンです。貴方のCD全部、持ってるわよ」ニコッ

昔の恋人かぁ…

孤独に10年過ごしてきた部長はどんな思いでキャップのCD聞いてたんだ…

まあ全部夢なんだけどな

ここまで春ちゃんの作戦通り

美穂子「ありがとうございます///」

久「あっ、握手してくれますか?」

美穂子「はい」



美穂子「~~~ッッ!?」

美穂子「なぜかしら…、涙が…」ポロポロ

久「瑞原プロはいい人?」

美穂子「はい、誰かと違って浮気もしないし、仕事も大真面目です。あの人と違って嘘をつくとすぐ顔に出ます」

ジャスト10年だ……

良い夢見れたかよ

おもちも大きいし

久「ふふふっ、真面目な人なのね。瑞原プロは」

美穂子「は、はい。後輩の面倒見も良くて…、私が新人の時にとんでもない失態をした時も庇っていただいて…」

久「見てた見てた。いやー、あそこで美穂子らしくない闘牌だったなぁって思ってた」





健夜「あの人さ…。どこかで見た事あるんだよ」

はやり「すこやんもそう思う?」

咲「思い出した…。あの人、裏のプロです!」

健夜「裏のプロ!?」

咲「聞いた事があります…。悪待ちにブラフそんなトリッキーな闘牌をする裏プロが居るとか」

はやり「裏の人間!はやりがとっちめてやる☆」

はよはよはよ

なんで咲さんしってんだよ裏プロwwww

落とし前はつけたのか

なんで覚えてんだよ

はやり「待て待て!」ドドド

咲「福路さん!その人、捕まえて下さい!」



久「あらあら、大変。新郎様がお怒りだわ」

美穂子「えっ!?」オロオロ

久「長く話し過ぎたわね。戒能プロあたりが出て来るとマズイ」



久「さて、逃げますか」

美穂子「すいません!お名前を教えて下さい!」

久「…上埜久」

美穂子「上埜さん」

久「もう会う事はないかもね。じゃ…、幸せになりなさいよ」タッタッタ



終わり

久ちゃん…救いはあるよね…


何とも言えんな

打ち切りエンドじゃねーか

え?おわり?

男の肉便器になった久ちゃんを早く書くんだ!

おわりかよ…

ef思い出した…これはきつい

ほんとにおしまいか

マヴラブおもいだした

最終的に皆思い出して報われENDか夢オチかと思えば終わりだと…!?

結局何がしたかったんだ…

違うエンド

11月13日

居酒屋


はやり「うーーーーひっく///」

健夜「元気出しなよー。はやりちゃん」

良子「ノーウェイノーウェ…なわけないですね」

はやり「今日はヤケ酒だー。来年から、牌のお姉さんに復帰してやるーーーーー!」

健夜「結婚って難しいんだね」アハハ

良子「30代で牌のお姉さん…、クレイジー」

別エンドきた!

だ よ な ! !

どこから分岐してるの?

              _____

           ..: : :´: : : : : : : : : : : : `丶
         / : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : 、
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     _,-、_: : : : /: : /.: : : : : : : : :|: : :ヽ : : : : \ヽ
    (___ヽノ__)、-, : :/ : : : : : : : : : :ト、 : : : : : : ヽ: : :',

    ゝ_ '、ノ)'、ぅ :./: : : : : !: : : : : :| i: : : :| : : : |: |: :i
    (__><_)ゝ'-' :|: : |: : :.:| : : : : i:| |: |: ::| : : : |: |: :|

     ゝ人ノ| !.i、| : :l: 斗─┼一':.:从.|: | ┼─-,|: |: :|
     </L|_!_l、>: :L: 」.─┘─‐'  ノノ └─‐从/:.:|
      |: : : :.:ィl: : : : 抖テ夫卞       r尓夫ミ/|: : |   所で、何処からの分岐なんや?
      l : : : {: |: : : : | V辷ソ      V辷ソ .::|: : |   
      l : : : ヽ|: : : : |:::::::::::::     ,  :::::::::::.::: |: : |
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      ,,  ヽ    ヽ,)入 \\} /  /゙ハ`ヽ| ヘ        / )(/l\ノ   ソ
      i  .i^'!  ヽ.∑>o'-‐'゙\ >, /  '^'  `'^ |./.}       / //(/l  \彡'

10年後の久の誕生日から分岐、久を忘れたルートと、久を忘れなかったルート


美穂子『すいません、貴方の足枷になりたくありません。離婚して下さい』ペコリ

はやり『は!?意味わかんないよ!』

美穂子『私は、プロを辞めます』

はやり『なんで!?安定感も出て来て、チームの柱になってるのに!』

美穂子『私のわがままです。そして、ハートビーツ大宮の名前すら汚す事になってしまいます』

はやり『離婚とか意味わかんない!結婚して、一年経ってないんだよ!?』



美穂子『全て私のワガママです。いかなる罵倒も受け入れます。私は裏プロ界へ足を踏み入れます』ゴッ

忘れないってか想い出したルートに見える
だがそちらの方が燃える!いいぞもっともっと燃え上がれ!

はやり『裏プロおぉぉぉぉぉぉ!?』

美穂子『はい』

はやり『安定した収入は!?地位や名誉は!?これまで貴方を慕って来た後輩のプロ、貴方を信頼してるチームメイト、監督!』

はやり『どうするの!裏プロなんかロクなもんじゃないよ!』

はやり『負けたら、最悪殺される事だって…』

美穂子『承知してます。裏の世界は、表よりずっと甘くない事。命を凌ぎ合ってる事』

はやり『普通に生きたらいいじゃん!もう仕事なんかしなくても、十分な蓄えがあるし。CDの印税だけでも』

美穂子『そうじゃないんですよ…。そんな生き方を私は求めてるわけではありません』

支援

美穂子『私の生き方は私が決めます。私はあの人が居るなら、裏プロだろうが何だろうが、全てを捨てでも追いかけます』

はやり『本気なの…?本当にプロになったのに、裏プロなんかになるわけ?』

はやり『言っちゃ悪いけど、裏の人達はプロになれなくて落ちこぼれた人達で…。』

はやり『裏プロが表のプロになりたかったって聞いた事はあるけど、逆とか聞いた事無いし、ありえないし』

美穂子『本気です。離婚も引退も私が勝手にします』

美穂子『週刊誌にはある事無い事、色々と書かれると思います。これ、少ないですけど私の貯金』

はやり『億超えてんじゃん…』

美穂子『迷惑料です。今年の年俸も全て返上します』

お、別エンドか

久「はぁ~、今日、誕生日じゃん。もう30歳かー。よく生きて来れたなー私」ウンウン

チンピラ「姉御!」

久「なによ。私の誕生日くらい、休ませなさいよ」

チンピラ「そ、それが…。姉御に迷惑かけまいと思って、ヤスを代打ちに行かせたんですが」

久「ナンバーツーのヤス?じゃあ、安心ね。あの子なら、堀江組の組長くらい簡単に…」

チンピラ「負けました」

久「は?」

チンピラ「ヤスがハコりました。大赤字です」

ミッポの闘いが始まる

久「ったく…。誕生日に代打ちとか…。私の人生、20歳からロクなもんじゃないわね」テクテク


ガラガラ

久「私の舎弟が世話になったわね!ナンバーワン、悪待ちの久が来てやったわよ」

久「お金、たんまり用意して来たわよ」ドン!!

組長「ほっほっほ、鴨がネギしょってやって来たか」



組長「先生、お願いします」

美穂子「はい、あの方と麻雀して勝てばいいんですね?」カイガン

倍プッシュだ…

久「なによ、代打ち使ってるのか。…げぇ、あんたは」

美穂子「お久しぶりですね。上埜さん」

チンピラ「姉さん、知り合いですか」ヒソヒソ

久「金庫から、ありったけのお金持って来なさい。この女、出来るってレベルじゃないわよ」

美穂子「心躍りますね。こうやって、上埜さんと麻雀で真剣勝負するのは個人戦以来かしら?」ウフフ



美穂子「組長さん」

組長「はい、何でしょう」

美穂子「あの女の資金を全て剥ぎ取ったら、私に報酬を下さい」

組長「なんなりと」

美穂子「あの人、貰いますね」




終わり

もう少し!

思い出したキッカケは…??

>>177

一応、呪いで年月が経つと薄れて行く感じ。30歳の久は、もう誰かに会っても忘れられない。
美穂子だけは結婚式に10年ぶりに会って、全てを思い出した。


とまぁそんな感じです

乙!!

乙!!

思ってたより重かったけど良かったよ
おつおつ

健気が1番ってこった
おつおつ

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