斉藤佑樹「まだだ…まだ終われない…!」(21)


某球団…

二軍グラウンド…

斉藤「はぁ…はぁ…」

…タッタッタッタッタ…

斉藤「…ふぅ…グラウンド20周…これで今日のトレーニングはおわ…」

『…なぁ、斉藤のことなんだが…』

『…だからさっきも言ったろ!』

斉藤(ロッカールームから監督とコーチの声が…)スッ…

『…あいつはもう駄目だ!…何をやらせても一人前以下で邪魔なだけだ!』

斉藤「…ッ!」ビクッ!

『…だが、アイツはまだ若い、もう少し…もう少しだけウチで…!』

『…今のウチの球団の財政がヤバイのを…監督も知らない訳ないッスよね!?』

『…そ、それは…』

斉藤(知らなかった…噂では財政難だって聞いてたけど…本当だったんだ…)

斉藤(…それなのに、監督は…こんな俺を…)

…ブイィーン!…ブイィーン!…

斉藤(…!…携帯のバイブが…)ゴソゴソ…

斉藤(メール……!…マーくんからか!)

田中『ユー君!久し振り!俺、今度メジャーに行くことになったんだ!』

斉藤「…!」フラッ…

田中『ユーくんも今はちょっとしたスランプかもしれないけど、ユーくんならきっと乗り越えられるって信じてるよ…先にメジャーで待ってるから!』

斉藤「…うわぁ。随分と差をつけられたなぁ…」はは…

斉藤「…どこで…何を……間違ったのかなぁ…」ウルウル…

…監督ぅ、俺アイツとバッテリー組むのイヤなんスけど…

斉藤「俺は……」ブワッ…

…ユーくんなら乗り越えられるって信じてるから!…

斉藤「うっ…」ホロポロ…

…お前さぁ、やる気ねぇならやめちまえよ!…

斉藤「……うぅ…」グス…ヒック!

…先にメジャーで待ってるから!…

斉藤「………俺はッ!」グッ!

コーチ「斉藤は今シーズン限りで…」

『待って下さい!』

コーチ・監督「「…!」」

…ガチャ…バタン!…

斉藤「俺に……最後のチャンスを下さい…」

監督「斉藤…!」

コーチ「…お前…」

斉藤「まだなんスよ」

コーチ「はぁ?」

斉藤「まだ終われないんスよ!」

斉藤「俺を信じてくれた人達の期待に何一つ応えられないまま…終わるわけにはいかないんスよッ!」

監督「…!」

このマーとてょは仲良い設定か

期待

コーチ「しかしだな…」

斉藤「…お願いします!」バッ!

コーチ「わかった!わかったから顔を上げろ!」

斉藤「……はい」スッ…

コーチ「斉藤…次の一軍昇格テストにお前を登録しておく」

監督「…!…おい!それはあまりに…!」

コーチ「次の一軍昇格テストは1ヶ月後だ…そこで結果を出せ。…それができなければ……」

斉藤「はい…ありがとうございます。全力を尽くします」

監督「いくらなんでも無茶苦茶だ!そんな短い期間では十分な調整は…!」

斉藤「…」スタスタスタ…

監督「斉藤…どこに行くつもりだ?」

斉藤「…トレーニングルームで筋トレしてきます」

監督「待て!まだ話は…!」

斉藤「すみません、監督。今は一秒すら時間が惜しいんで……失礼します」

斉藤「…コーチ」

コーチ「なんだ?」

斉藤「この1ヶ月で出しますよ…結果」

コーチ「…」

斉藤「…こう見えても俺…“持ってる男”なんで…」

斉藤「…それじゃ、失礼します」スタスタ…

面白い予感

支援

しえ

はよはよ!

あげ

半価値王子斎藤佑樹の迷言集

「大勢の観客の中で投げるのに慣れた。今じゃあれがないと物足りない」

「甲子園の決勝再試合はいい加減に放っていた」

「今日は観衆が思ったより少なかった。自分ならもっと集められると思う。自分なら神宮を満員にできる」

「アナウンサーやスポーツキャスターにも興味がある」

「他にもデザイナーとか設計士もいい。留学して英語も話せるようになりたい」

「秋頃のフォームに戻れば自分は今でも普通にプロで通用するレベルにいる」

「政治や経済も勉強している。いつかは自分が指導者となって日本を潤したい。でも今は僕の投球や話題で全国を明るくしたい」

「大学野球くらい今の自分なら普通に抑えられる」

「六大学にはライバルと思える人はいない」

「自分が調子が悪くても抑えられる大学野球のレベルに萎えたのは事実」

「大学野球の投手は大した事ない」

「いつか27奪三振完全試合を達成して、斎藤の名を世界に轟かせたい」

「イメージを崩せないのでまじめに話します」

「俺がいる四年間は再び早稲田の黄金時代を築きたい」

「わが早稲田は一生勝ち続けます」

「やっぱり、まだ何かを持っているなと思います。六大学(の春季リーグ戦)が終わって、運を使い果たしたころかなと思っていましたが、使い切らないものですね。一生何か持っている、こういう人生なのかなと思います」

「10年後は、イチローさんや松井さんのように注目されても構わない。対戦したら抑える自信がある」

「不敗神話と最近そう言われてその気になっていた。もう少し謙虚にならないといけないと思った」

「経験を積んで、MLBの舞台で松坂さんと投げ合いたい」

「高校時代、このキャッチャーで夏までいけるのか?と思った
記念交流試合で斎藤君から安打を打った坂本に対して「差は感じなかった」

日本球界で日本人は誰も160キロ出した人いないにもかわらず
アメリカの大学との試合後、アメリカ選手の豪速球を目の当たりにした斎藤君は
「いずれ160キロ出してみたいです」(そもそも斎藤君は150キロも出ていない)

当時超高校級の怪物といわれていた中田翔に対して、「甘いボール投げなければ打たれない自信があったし駆け引きは必要なかった」

早稲田摂陵中・高で講演を行った時「将来は政治家になりたいと思っています」(会場がどよめく)

もういいっ……!もうっ……休めっ…!!

25勝とカイエン乗りてぇ忘れてるよ

どんだけ地雷撒いてんだよ……マインレイヤーかこいつは?

あ、迷惑Deathぅー蘇られても
死臭がひどい!!ゾンビかっての

あげ

ほしゅ

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