小鳥「はい、そうなんです。…色々とありまして」
P「色々って…一体何があったんですか?あ、もしかして今日の緊急ミーティングにも関係ある事だったり?」
小鳥「はい。というより今回のミーティングを開く理由もズバリそれなんです」
P「なるほど。うーん…でも、そもそも事務所のメンバーがお互いに何かを争うだなんて、いつも仲の良いみんなを見てたら全然信じられないんですけど」
小鳥「あ、あはは…そうですよね。あのぅ…プロデューサーさん、実はですね--」
ガチャ
律子「おはようございます」
P「ん、ああ律子か。おはよう」
律子「プロデューサー、おはようございます」
小鳥「…おはようございます」
律子「…あっ、おはようございます」
小鳥・律子「………」
P(ん?なんだか二人の間を漂う空気がいつもと違うような……ま、気のせいだよなぁ)
ですって....?
Pはおネエなの?
P「あ、そうだ。律子、今日の緊急ミーティングに関してなんだが……俺、何も知らなくてなんの準備もしてきてないんだけど」
律子「今回の件に関してはプロデューサー殿に準備していただく事は特にありませんので安心してください」
P「いや、そうは言われてもミーティングの議題も知らないっていうのはプロデューサーとしてちょっとまずくないか…?」
律子「いえいえ、プロデューサー殿はその場にいていただくだけで十分ですので」
P「え、その場にいるだけで十分ってどういう--」
律子「とりあえずは小鳥さんに聞いて下さい。私は会議室の確認とかがありますからこれで」
P「あ、おい律子ーって行っちゃった」
小鳥「プロデューサーさん、まだ時間もありますし、さっきのお話の続きいいですか?」
P「ああ、はい。ではお願いします」
小鳥「昨日の事なんですけど…」
ほほう
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小鳥「………」カタカタカタ
春香「はぁ…プロデューサーさんがいないと寂しいなぁーなんちゃって」
千早「ふふっ、そうね。今頃は必死になって営業してくれているんじゃないかしら」
やよい「そうですねー!プロデューサーは私たちのためにいつも頑張ってくれてます!」
真美「うんうん!真美達にいっぱいお仕事貰ってきてくれる兄ちゃんはまさに『デキる男』ってヤツだよNE→!」
真「仕事熱心で熱い人で、それに……その、プロデューサーって、か、カッコイイし…きっとプライベートでもモテちゃってるんだろうなぁ」
小鳥(…っ!?)ピクッ
春香「あはは、今日はみんなやけにプロデューサーさん推しだね」
真「そりゃあ…いくらボクでもプロデューサー本人が居る前で『プロデューサーかっこいい~憧れちゃう~』なんて言えないもん」
雪歩「そうだよね…うぅ、やっぱりプロデューサーは女の子に人気があるんだぁ…」ハァ
春香「あ、雪歩なんだか残念そう!」
雪歩「ふえっ…!?」
なんか投稿遅くないか?
賢者は寝てログを待つ
時間が時間だからな
ゆっくりやりなよ
真美「おやおや~?ゆきぴょんは兄ちゃんの事が気になってしょうがないみたいですな~」ニヤニヤ
雪歩「そっ、そんなんじゃないよぉ~///」
やよい「あっ、雪歩さん顔が真っ赤になってますー!」
千早「ふふっ、ほんとね」
雪歩「うぅ…恥ずかしいですぅ/// もう私、穴掘って埋まっておきますぅ」スチャッ
真「まぁまぁ雪歩も落ち着いて!…でもさ、実際にプロデューサーって彼女とかいるのかな?」
小鳥(プロデューサーさんに彼女?!)ピクピクッ
千早「それはないと思うわ。ついこの間も間仕事が恋人みたいな事を言っていたもの」
雪歩・小鳥「そ、そうなんだー」ホッ
真美「ホントにそうかなぁ?実は真美達には内緒でヒミツの彼女と超ラブラブだったりして~?」
小鳥「えっ、嘘でしょ真美ちゃん!?」ガタッ
やよい「はわっ、びっくりしましたぁ」
小鳥「あ…やよいちゃん、ごめんなさい」
真美「んっふっふ~、安心していいよピヨちゃん!だって今のは単なる真美の想像だもん」
小鳥「そ、そうよね!いつも仕事仕事って、お仕事に一途なプロデューサーさんに限ってそんな……ねえ?」
はよ
春香「うーん、でも普通に有り得ちゃいそうでなんか怖いよね。だってあのプロデューサーさんだよ?……女の人が黙ってないと思う」
真「うん。確かに春香の言う通りかも。……ボクだって、アイドルじゃなくて普通の女の子だったら……なーんて、ねっ」
雪歩「真ちゃん…」
ガチャ
美希「ハニーただいまなのー!」
響「帰ったぞ!今日も忙しかったけど楽しい事も沢山あってよかったさー」
貴音「只今戻りました」
春香「みんなお帰り!それと残念ながらプロデューサーさんは今、事務所にいないよ」
美希「えっ、そんなのってないの。お仕事頑張ってきたからハニーと沢山お話したかったのに!…ハニーがいないなら、今日はもうとっとと帰りたいの」
響「自分も今日のトークはバッチリだったから、プロデューサーに褒めてもらおうと思って急いで帰って来たんだぞ!けど、プロデューサーいないんなら諦めるさー」
小鳥「ふふっ、三人ともお疲れ様~はい、冷たいお茶どうぞ」コト
貴音「小鳥嬢、感謝致します。以前より思っていた事ですが、やはり小鳥嬢は大変よく気が利きますね。将来は良き奥方となる事でしょう」
小鳥「そ、そうかしら?ありがと貴音ちゃん」
響「自分もそう思うぞ!ぴよ子ならきっと優しいお母さんになれるさー」
美希「うん、ミキも小鳥はいいお嫁さんになれるって思うな。このお茶だってとっても美味しいの!」
支援!
支援
支援
小鳥「響ちゃん、美希ちゃんもありがとう。…でも、このお茶を作って用意してくれたのってプロデューサーさんなのよね」
響・美希「えっ……」
小鳥「うん…」
春香「あ、あはは、流石はプロデューサーさんだね!」
真「うんうん」
雪歩「流石はプロデューサーですぅ」
千早「でも、今は6月だし、この微妙な時期に冷たいお茶を出すなんて、余程気の利く人でないとできない事だと思います」
貴音「真、千早の言う通りです。外は暑く、丁度喉が渇いていたところでした」
真美「じゃあお茶を出すタイミングバッチリだねピヨちゃん!」
やよい「冷たいお茶を用意する小鳥さんもすごいですー!」
小鳥「……お茶を冷やしてたのも出すタイミングも、実はプロデューサーさんからのお願いだったりするのよね」
一同「………」
小鳥「あたしはプロデューサーさんの指示通りに動いただけなの。だからいいお嫁さんにもなれないわ。そもそも結婚できるかすら怪しいのに…」フフ
やよい「そ、そんな事ないですよ!きっとしっかりしたいいお嫁さんになれます!」
響「そうだぞぴよ子!なんくるないさー」
春香「で、でもさ、これって逆にプロデューサーさんがすごいって事になるんじゃないかな?」
真「あっ、確かにそうですよ!いやぁ、プロデューサーは完璧だなぁ。カッコイイのに仕事はできるし気は利くし」
小鳥(プロデューサーさんは若い子達にも慕われているし、あたしなんかが憧れていい人じゃないのよね。……そろそろ身の程を弁えるべきなのかしら……うぅ)
美希「ミキ的にはハニーって女の子の気持ちにドンカンなところがカワイイって思うな。なんでわかってくれないのーって時もあるけど、それも含めてハニーはカワイイの!」
春香「可愛いかぁ……うんうん、わかるわかる」
響「でもプロデューサーちょっとエッチな時ないか?自分、この前…その……胸、揉まれたし///」
雪歩「あ……わ、私もあります。…あの、プロデューサーが私なんかの…む、胸を///」
千早「っ……最低ね。人格を疑うわ」
雪歩「あっ、でも…そのお陰でお仕事がうまくいって、新しくキャンペーンガールのお仕事を頂いたんだぁ」エヘヘ
やよい「えっ、雪歩さんもですか?実は私もプロデューサーの言う通りに頑張ったら新しいお仕事がもらえたんです!」
貴音「これは真に珍しい事もあるものですね。私にもそのような経験がありました」
響「なんだ、みんなもそうだったのか。やっぱりプロデューサーは自分達の事をちゃんと考えてくれてるんだね」
春香「それはそうだよ。だってプロデューサーさんは紳士だもん。エッチな事なんてしないよー」
貴音「じぇんとるまん…ですね」
真美「んっふっふー♪はるるんにお姫ちん、まだまだ甘いですな→!」
支援
春香「えっ、どういう意味?」
真美「兄ちゃんをジェントルメンと呼ぶのはちょっと早いんじゃないのかな~?だって『あの』兄ちゃんだよ?」
やよい「どういうことなんでしょうか…全然わかりません」
真「プロデューサーがジェントルマンでないとすると……うーん、ボクにもわからないなぁ」
響「にしし、真の方がジェントルマンって意味じゃないのか」
真「響、ちょっとそれどういう意味だよ!」
美希「あーっ、ミキわかっちゃったの!」
貴音「……成る程、そういう事ですか」
春香「え、え、どういう事?美希、貴音さん、私にも教えてくださいよぉー!」
美希「もう、しょうがないなぁ。じゃあ大ヒントなの。あのね、ハニーはとーっても照れ屋さんなの!」
やよい「プロデューサーは照れ屋さんなんですか?」
響「あ、自分もわかったぞ!つまりは…プロデューサーも男の人って事さー」
雪歩「えーと、プロデューサーも男の人……あっ、私にもわかりましたぁ///」
春香「……なるほどね。うん、確かにプロデューサーさんは普段は紳士的だけど、『ああいう時』はね」クスクス
真・やよい「?」
支援
支援
お、俺もわからん
千早「………」
真美「んっふっふ~♪そういう真美も、兄ちゃんがあずさお姉ちゃんと話してる時に気付いたんだけどNE!」
春香「って、あれ?真美もしかして自分で気付いてないの?」
真美「ん、気付いてないって……はるるん何が?」
春香「ほら、この間沖縄で撮影があったでしょ?あの時の事覚えてない?」
真美「もっちろん覚えてるYO!兄ちゃんが急に真美達と目を合わせてくれなくなった時の事っしょ?まこちんとばかり話してさ!」
春香「そうそう!あれ?やっぱりわかってるじゃない」
真美「真美、あの時なーんにもイタズラとかしてなかったんだよ?なのに兄ちゃんったら、急に素っ気ない態度になるんだもん!ヒドいよね→」BooBoo
やよい「あーっ、私も覚えてます!水着で撮影した時ですよね!私、何かプロデューサーを怒らせるような事しちゃったのかなって心配になりました」
真「もちろんボクも覚えてるよ。プロデューサーがやけにボクばかりに話しかけてくるんだもん、ちょっと照れくさかったなぁ…へへっ///」
美希「真君……カンチガイしててかわいそうなの」
響「流石にこれは気の毒さー」
雪歩「真ちゃん……」
春香「……話を戻すね。つまりね、真美もやよいも、あずささんや私達と同じって事だと思うよ」
真美「えっ!?そ、それってつまり兄ちゃんが、真美の………えぇーっ!?///」
おい、俺はそんな風にアイドルを区別したりしないぞ。
美希「真美もやよいもこっち側なの」
やよい「こっち側?」
春香「ホントに気付いてなかったんだ。ほら、撮影終わったあと、すぐにいつものプロデューサーさんに戻ったでしょ?」
真美「兄ちゃんのあの感じって………そ、そうだったんだ。……そっか、ついに兄ちゃんも真美のミリョクに…/////」
真「みんなさっきから何言ってるの?真美も急に顔赤くなったけど、何かあったの?さっぱりわからないんだけど」
真美「ま、まこちんとかわからない人は知らなくていいのっ!はいっ、この話はおしまーい!」
真・やよい「?」
千早「………くっ」
春香「あれ、そもそもどうしてこういう話の流れになったんだっけ?」
真「確かプロデューサーがすごくてカッコイイって話してて」
響「それで雪歩がプロデューサーの事が大好きだーって話になってー」
雪歩「ちょ、ちょっと響ちゃん///」
春香「あはは、そうそう!雪歩は男の人は苦手だけど、プロデューサーさんは大好きだもんね!」
雪歩「も、もうっ、春香ちゃんまで私をからかって酷いよぅ」
響「大好きだって事、否定はしないんだな」
春香「ごめんごめん!ところでさ雪歩、プロデューサーさんのどんなところが好きなの?例えば見た目とかさ」
雪歩「ふぇっ…!?それは…プロデューサーのいいところは沢山あるけど…。うーん、見た目だと、私はプロデューサーの眼鏡が似合ってる所が特に素敵だなって///」
春香「えっ、眼鏡?そうかなぁ…プロデューサーさんは眼鏡を外した時の方がいいと思うけど。千早ちゃんはどう思う?」
千早「私も春香と同意見よ。それに、はっきり言ってあの眼鏡はプロデューサーには似合ってないと思うわ」
美希「あはっ、春香も千早さんも見る目がないの!ミキ的にはハニーはメガネをかけてる時の方が大人のオトコってカンジがしてカッコイイって思うな」
響「自分もプロデューサーは眼鏡をかけてる方がいいさー!デキる男は眼鏡が似合うものだぞ」
貴音「ふふ、やはりユニットのメンバーとは自然と意見が合うものなのですね。美希、響、私も同じ意見です」
真「あれ、やだなぁ。みんなで意見がバラバラじゃないですか。……なんて言ってるボクは断然眼鏡無し派なんだけどね」
真美「真美は普段の兄ちゃんが好きだから、メガネ有り派だよ~ん☆」
春香「真美も有り派かぁ。どうしよう…眼鏡無し派と有り派3人対5人で劣勢だよ~」
美希「だからさっき教えてあげたの。春香と千早さん、ついでに真君も見る目がないーって」
雪歩「くすっ、ダメだよ美希ちゃん、そんな事言っちゃ」
真「(ピクッ)……雪歩、今笑ってなかった?」
雪歩「ふぇ?ううん、そんなことないよ真ちゃん」
千早「萩原さん、それは本当かしら?私にもあなたが私達の事を笑っていたように見えたのだけれど」
支援
貴音「なんと面妖な。私には雪歩の瞳からは慈悲深き心からくる憐れみの色しか見えませんでしたが」
春香「貴音さん、それ本気で言ってるんですか?私も雪歩に笑われた気がするんだけどおかしいなぁ」
響「自分、ハッキリ言って笑われて当然だと思うぞ。プロデューサーの眼鏡が似合わないとか言っちゃうのはセンスが無い証拠さー」
真「そうかな?ボクは響のネーミングにこそセンスを疑っちゃうけどね。いぬ美、ハム蔵、ブタ太にワニ子…ぷくく」
響「あっ、ちょっと待つさ!自分の家族の悪口は、いくら真でも許せないぞ!喧嘩売ってるならいつでも買ってやるさー」ガタッ
真美「まぁまぁひびきん、抑えて抑えて」
美希「んー、まぁミキも今のは真君に同意なの。ブタ太ってなんか呼びにくいし、どうせならブー太にすればよかったんじゃないかなぁ」
響「っ……美希?!ひ、酷いよ、仲間だと思ってたのにー!」
春香「ぷっ…くくっ……」
千早「……ふ……ぷふ…」プルプル
真「ほらね!やーりぃ、完全勝利!V」ブイッ
響「うがーー!そのVサインすっごく腹立つぞ!」
貴音「…響、良いではないですか。呼称というものは自由なのですから。そう、真が己を『ぼく』と呼ぶように」
真「なっ!?」
美希「あはっ、流石は真『君』なの」
支援
火花が散ってるな
喧嘩ははよくない(震え声)
はいさいやめやめ
響「ぷぷっ、確かにその通りだな。怒って悪かったさー、真…君!ぷくくっ」
真美「ひびきんまで真君って呼んじゃうの?じゃあ真美もまこちんはやめて、今度からはまこちんち…」
真「っ…!?」
真美「っとと、危うくアイドルらしからぬ事を言っちまうところだったぜぃ☆」
春香・千早・雪歩「…………ぷぷ」プルプル
真「………まただ。……雪歩、また笑った」
雪歩「あぅ……真ちゃん、ごめんなさい」
真「ふんっ、どうせ心の中ではボ………わ、私の事笑っ--」
雪歩「っ……ぷぷ…っ」プルプル
真「なっ…!?」
響「ぷ…ぷぷ……ぶはーーっ!も、もうっっ、もう無理さー」ヒィーヒィー
真美「真美もっっ、真美も面白過ぎて耐えられないよぉ」ケラケラ
美希「あははっ、あ~可笑しすぎてお腹が痛いの~!真君が真君の事を『ボク』って言うのをためらってるの~」
真「く…くうぅ……ハッ!」クルッ
春香・千早「……っ…っっ……」プルプル
あぁ何だ単なるキャラdis……寝るか
まこちんち……
傷心の真ちゃんは俺がなぐさめとくから
真「仲間のハズの春香に千早まで…っ!裏切ったなぁ!」
春香「だ、だって…ぷぷっ…ごめ……………で、でもさ、真もそこは『ボク』で通そうよ」
真「っ…!それは…みんなが笑うから…仕方なく……」
雪歩「ご、ごめんね真ちゃん、急でびっくりしてちょっと笑っちゃったの。こんな私なんか穴掘って埋まってた方がいいよね」グスン
真「雪歩……。ううん、もう大丈夫だよ!ボクはもう気にしてないから。ほら、泣き止んで!」
雪歩「真ちゃん…」
やよい「あーっ、真さんまたいつもの『ボク』に戻ってますー!よかったぁ」ホッ
雪歩「っ!?………ぷっ…ぷぷ……」
真「なっっ!?」
雪歩「ふぇっ…っ……っ…ご……っ……ごめっ……ま…まこっ…まこっ……ちゃ…っ…~~っ」プルプル
真「っ!……………………自分だって……」
雪歩「…っ…っ……ふぇ?」プルプル
真「自分だって、いつもどこから出してるのか知らないけど…スコップなんか持ち歩いて、すぐに穴掘って埋まろうとする変人のくせにっ…!」
雪歩「!?」
なにこの精神年齢の低さは
でも一話だけでいいからこのスタンスでアニメやってほしい
くだらない喧嘩いいね
春香「ま、まずいよ真っ、それは言っちゃダメだって」ボソボソ
真「だ、だって…」
雪歩「………」
真美「これなんかヤバいっぽいよ……ゆきぴょん固まっちゃってるし」
雪歩「………」
千早「………萩原さん、いいじゃない。誰にだって『変わってる部分』くらいあるものよ」
雪歩「……っ!?」ピクッ
千早「私にだって穴に埋まっておきたくなる時くらいあるわ。……流石に自分で掘ってまでは入りたくないけれど」クスッ
春香「ちょ、ちょっとちょっと千早ちゃん!」
千早「それに男の人が苦手って気持ちもわかるわ。……特に水着で撮影する時なんかは本当に嫌で、ついその場から逃げ出したくなってしまうもの」
雪歩「……くすっ、やっぱり千早ちゃんや真ちゃんでも嫌なんだね」
真「?」
千早「……萩原さん、何が言いたいのかしら」
春香「雪歩?な、なにを…」
雪歩「グラビア撮影の時なんかは男の人の視線が嫌だよね。脚とかお尻の辺りも嫌だけど、やっぱり胸への視線が一番嫌かなぁ」
しえ
この雪歩は堕天してるな
あかん
千早・真「………」ピクッ
貴音「雪歩、それ以上はいけません!」
雪歩「私は『ひんそーでひんにゅーでちんちくりん』だけど…でも、水着撮影の時だけはもう少しくらい控え目な胸だったらなぁって」
千早・真「な゛っ…!?」
雪歩「そしたら男の人の視線も減るのかなって思うんだけど…どうかなぁ、千早ちゃん、真ちゃん?」ニッコリ
春香「あ…あぁぁ…」
響「この流れは最悪だぞ…」
貴音「ああ、間に合いませんでしたか…」
千早「くっ……なぜ?なぜ急に胸の話になるのよ!そんな事はどうだっていいでしょう!?」
真「そ、そうだよ!アイドルに……め、胸の大きさは関係ないだろぉっ!」ウルッ
殴り合いになれば真の一人勝ちになる
真美(ちょっとこれヤバいっぽいよ!はるるんどうするの?)
春香(そんなの私にだってわからないよ!)
美希(千早さん、急にものすごくフキゲンになったの。…すっごく怖いの!)
やよい(うぅ、怖いですー)
響(自分は今の雪歩が一番怖いぞ…。絶対に敵には回したくないさー)
貴音(こうして互いの禁句に触れてしまった以上、ただでは収まらない事態に至りましたね)
響(貴音はちょっと冷静過ぎるってば!)
雪歩「ううん、アイドルにだって胸の大きさは関係あるよ。スタイルのいいあずささんや美希ちゃんなんて、グラビアのお仕事沢山貰ってるよ?」
真「それは……くぅ…」
千早「それは確かよ。けれど、グラビアの仕事があるからといって、それがそのままアイドルとして優れているかとなると、また話は別よ」
真「はっ、そ、そうだよ!ボクは確かに胸は…大きくない……けど、けどボクにだって得意のダンスがあるんだ。…ダンスでファンのみんなにアピールする事だってきっと…!」
雪歩「ダンスでアピール…?」
千早「そうよ。真には他のアイドルには真似できないダンスが…そして私にも歌があるわ。プロデューサーが褒めてくれた歌だもの…これが私の唯一の武器」
雪歩「真ちゃんにはダンス、千早ちゃんには歌……」
千早「……萩原さん、あなたには何か自分の武器はあるのかしら?」
この流れは最終的にはるるんが危ない
雪歩「私の武器?私の武器は………はうぅ…何の取り柄もない私じゃ、千早ちゃんにも真ちゃんにも敵わないよぉ~!わぁ~ん、私やっぱり穴掘って埋まっておきますぅ」スチャッ
やよい「そんなっ、雪歩さんだって一生懸命努力して頑張ってるじゃないですか!そんなに落ち込まないで下さい!」
真美「そ、そうだよゆきぴょん!ゆきぴょんにもい→っぱいのファンがいてくれてるじゃん!元気出していこうよ、ね?」
雪歩「うぅ…ありがとうやよいちゃん、真美ちゃん」グス
千早「……ふふっ」
美希「こ、怖いの…やっぱり千早さん怖すぎるの…」
響「落ち込んでる雪歩を見て満足げに微笑んでるぞ…」
春香「本気になった千早ちゃんだけは敵に回しちゃだめみたいだね」
真美「真美、今度からゼッタイに千早お姉ちゃんの胸の事をからかったりしない事に決めたよ。亜美にも教えてあげないと…」
千早「……真美、今何か言ったかしら?」
真美「はうわっ!?ま、真美何も言ってないよ!」
千早「ふぅ、まあいいわ。ところで、高槻さんはプロデューサーの眼鏡に関してどういう感想を持っているのかしら?気になるわ」
春香「あ、そういえばそうだよ!まだやよいにはどっち派なのか聞いてなかったね」
やよい「え、えっと…私はプロデューサーのめがねは…」チラ
千早「どうかしたの高槻さん?」
やよい「うぅ…」
真美「やよいっちが千早お姉ちゃんの無言のプレッシャーに圧されているぅ」
響「えげつないさー」
千早「高槻さん、正直に話してくれていいのよ?」
やよい「は、はいぃっ!えーと、えーと…うぅ」
美希「やよい!やよいの正直な気持ちを言えばいいだけなの!よく考えたら別に大した事は聞いてないの」
やよい「そ、そうですよねっ!正直な気持ち…私の正直な気持ちは……」
真美「さぁ、やよいっち!バビっと言っちゃって→!」
やよい「あのっ…えっと、わ、私は--」
やよい「--私は、プロデューサーの事が………大好きなんですーっっっ!!」
流石のやよい
 ̄ヽ、 _ノ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
`'ー '´
○
O
_, . . .--.-.-.- 、__
_,.rヘr:'": : : : : ̄: :`’':: 、;:ヽ、,_r-vー-、
l,/'": : : : : : : : : : : : : : : : : \:ヽ=ヽ;.: :ヽ
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.ヽ;ヽ=i; : : i、_
./ : : ; : : i:/: : .; ji : / : : j i: : : : : : : :i;.:i={ : : : : i,
__ /: : : j:-‐:/ : : ji i:i /: : : :jl-、 : ; : : : : .i; iミl.:ヽ : : l
l i iヽ ,、 l : : : i'Lr┴-、j l:i::/--ー/ l、; ヽl : : : : :.l.:lミi :ノ: : : :〉 あ や と
l ' ' ' j l. |: i: イ ,r1::::i '7o::ヽ、ji : : : : : i :.l'^: l ;/ っ よ 思
\ l_、 |ノ/i i l~;;:::l i'::::::::::i il : : i; : : l: l : : : : l' た い う
ヽ、./. \l :i/ `ー' i、:;;;:ノノ ヽ、;_ij: : :jノ: ; : : . :i、 で
/^ノ . . . |:.:l ' ' ' , , , .rl : /: / : : : : :j
l/. . . . . 1.:i, ,、ーノ: :{ : ヽ: . : :/
`ヽ、. . . . i: .`':. 、._ O _,. ./: : ' : :.j: : : . : : . .〉
`ヽ、. \j: \:l,l l. ―ァフノノ: : : ./jノ: : .. : : i :/
\. . `\jヽミ三三三',.r'^_;;;;ノjノ l、: : . : : .Y
/: :/ j /. . . . . .l lj : :/
'ー'" l l. . . . . . l `V^
作中総合格闘技世界一の男を腹パン一発KO出来る打撃力と空手他近接格闘の心得がある真
スコップで鉄筋コンクリートに穴を掘る膂力に加え893がバックについてる雪歩
財閥という圧倒的な力であらゆる無理を通せる伊織
真面目に考えたらこの3人のうち2人を取り込めた勢力が勝つな
(アカン)
やよいは可愛いなあ
ダッシュでなく全角のマイナスを使ってるのが気になって仕方ない
軌道修正を計るやよいマジ平和主義
一同「………えっ?」
やよい「いつもいつも頑張ってて一生懸命で、事務所のみなさんや私、それに弟達にもすっごく優しくしてくれて
それにとっても頼りになるし、頑張ってるプロデューサーはカッコイイし…もし私にお兄ちゃんがいたらこんな感じなのかなーって」
一同「………」
やよい「でもでも私、本当は自分でも分かってるんです!プロデューサーの事…ただお兄ちゃんとしてあこがれてるってだけじゃなくて、一人の男の人として大好きなんだーって事
この間ウチでもやしパーティーを開いて、プロデューサーを招待したんですけど、その時プロデューサーってば私とかすみに………あれっ?
春香「やよい…」
真美「やよいっちが兄ちゃんを大スキな気持ちはよーく分かったよ。…つい打ち明けたくなるその気持ち、真美にも分かるよ、うん」
やよい「あわわわっ/////」
美希「やよい、こんなみんなの居る前で……あはっ、とってもダイタンなの」
やよい「ち、ちち違うんですーっ!違くは…ないけど……うぅ、恥ずかしいですー///」
貴音「ふふ、良いではないですかやよい。その気持ちを知ったプロデューサーはさぞ喜ぶ事でしょう」
真美「うん。兄ちゃんなら泣いて喜ぶだろうね→!」
やよい「そ、そんなのゼッタイにダメですー!みなさん、プロデューサーにはゼッタイに内緒にしてくださーいっ!」
春香「もうー、大丈夫だよやよい。『あの』プロデューサーさんだよ?例え直接言ったとしてもちゃんと伝わるか怪しいくらいだもん」
美希「そうなの。ミキがどんなにアピールしても全然なびいてくれないし、最近なんだかジシンソウシツーってカンジ」
貴音「あの方はいけずですからね…ふふっ」
響「そういう事さー。やよい、今のはここにいる自分達だけの秘密にするから安心していいぞ」
真美「うんうん!これはもちろん亜美にだって内緒にしておくからさ」
やよい「響さん、真美……みなさん、ありがとうございますーっ!」
貴音「このような事、礼には及びません。私達は仲間なのですから」
春香「そうだね!私達は大事な仲間。…喧嘩もしない仲良しだもん。もし喧嘩したって、すぐに仲直りできるくらい仲良しだもんね!」チラ
真・雪歩「………」
貴音「……春香、私と春香の言う仲間とは、同じものではありません。異なるものです」
春香「えっ、でも事務所のみんなは仲間ですし、別に同じものじゃなくてもいいじゃないですか、ね?(あ~ん貴音さん、今のは空気読んでくださいよぉ~!)」
貴音「よいですか。今私が言った仲間とは、やよいも『眼鏡有り派』なのですねという意味だったのです」
やよい「えっ、貴音さんなんでわかるんですかーっ!?」
響「おぉーっ、って事はやよいもこっち側なんだな。やよい、ウェルカムだぞ!」
美希「あはっ、やよいならゼッタイにメガネハニーの方を選んでくれるって思ってたの」
これがたけのこきのこ問題に次ぐ規模の宗教戦争になるとは、この時まだ誰も想像していなかったのだった…
千早「高槻さん、本当なの…?」
やよい「あの…はい。……ごめんなさい」
千早「そんな…高槻さんがこちら側ではないなんて……」
真美「おぉー流石はお姫ちん、なんでもお見通しなんだNE!」
貴音「ふふ、なんでもと言う訳ではありませんが、この程度の事なら容易き事と言えましょう」
春香(貴音さんもドヤ顔なんてしてる場合じゃないのにっ、もう!あぁ、この険悪な雰囲気どうしよう)
---------------
~眼鏡有り派サイド~
真美「んっふっふ~♪やよいっちがこっち側を選んだ事、千早お姉ちゃんめっちゃショック受けてたっぽいよ→!」
やよい「うーん、なんか悪いことしちゃいました」
響「そんな事ないぞ!やよいはただ眼鏡のプロデューサーがいいってしっかり自分の意見をいっただけなんだから」
-------------
キリトリ線かよ
やよいは天使だな
貴音「響の言う通りです。逆に私は、自分の気持ちに正直なやよいの事をとても尊敬しています」
美希「ミキもさっきのやよい、すごいカッコイイなーって思ったの!」
真美「あ、真美も真美も!」
雪歩「私も…やよいちゃん、堂々と自分の意見を言えるなんてすごいなって思いましたぁ」
やよい「あぅ、あれは普段の私じゃゼッタイに言えませんっ!なんていうか、あの時は私すっごく必死で…」
貴音「ふふ、まぁよいではないですか。やよい、貴女の行動に私も思わず感化されてしまいそうです」
雪歩「私も……いつかプロデューサーに…。うう、でもやっぱり私じゃ無理かも~」
響「雪歩だってやよいに負けてないさー。さっきはなんかすごい勢いがあって、自分びっくりしたぞ」
雪歩「あ、あれは違うの!私本当はさっきみたいな事なんて全然思ってないのに、ついカァーっとなっちゃって……。ほ、ほんとだよ?」
美希「えー、でも事実なんだから別に気にしなくていいって思うな」
雪歩「でも…」
響「雪歩だって酷い事言われたんだし、おあいこだぞ!あいこなんだから、気にする必要なんてないってば」
真美「ゆきぴょん、真美もそう思うYO!……ちょっと千早お姉ちゃんが怖かったけどね」
雪歩「そうなのかなぁ…。でも、やっぱりちゃんと謝って仲直りしたいなぁ」
貴音「それも雪歩らしくて良き事ですね。…ですが、その前にあの者らとはきちんと決着をつけるべきでしょう」
小鳥が空気なってる…
あずささんと貴音のキャットファイトはまだですかね
やよい「決着ですかー?」
美希「そうなの。ハニーにはメガネが似合わないーなんて言ったあの3人には何か罰ゲームが必要なの!」
響「自分、さっき色々言われたし、あの3人にギャフンと言わせてやりたいぞ」
雪歩「そう…だね。じゃあ、私も思い切ってワガママ言っちゃおうかな…」
やよい「で、でもっ…やっぱり喧嘩はよくありませんっ!ちゃんと平和にいきましょー」
真美「わがままでー、でも平和に………。あっ、真美すっごくいい事考えちゃったYO!」
貴音「……私も良い案が浮かびました。恐らく真美とそうは変わらぬものだとは思いますが」
響「おっ、二人にどんな案が浮かんだのか知りたいぞ」
真美「それはですなぁ…」ゴニョゴニョ
雪歩「えっ、そんな事が…」
やよい「それは確かに平和的でいいと思います!」
真美「でしょでしょ!」
貴音「そうですね。ですが、もう少し我が儘になっても良いのではないでしょうか。…つまり」ゴニョゴニョ
やよい「えっ、いくらプロデューサーでもそんなお願い大丈夫なんでしょうか?」
響「これくらいなんくるないさー!プロデューサーならきっといいよって言ってくれると思うし」
美希「うーん、でもそうなると手強いライバルがいっぱいなの。ハニーはミキのハニーなんだから、ミキ的にはみんなにも少しはエンリョして欲しいなってカンジなの」
響「美希、それはちょっと違うんじゃないか?プロデューサーはみんなのプロデューサーだぞ」
真美「お姫ちん、真美よりわがままだよ~。…でも、絶対にそっちの方がいいよね///」
雪歩「えへへ、そうだね~///」
貴音「……決まりですね。では…『ちぃむ・めがねーず』いざ、行きましょう…!」
やよい・真美・雪歩「おー!」
貴音「………美希?響?」
美希・響「…お、おー」(えっ、こんなチーム名とか…ないの)(これは流石にダサすぎると思うぞ…)
お姫ちんお茶目さんだな
~眼鏡無し派サイド~
真「これはかなり形勢が悪いよ。…どうする千早、春香」
千早「高槻さんがあちらへ行ってしまったのは大きな誤算だったわ」
真「こっちの3人に対してあっちは新たにやよいをいれて6人……。人数的にかなり不利だね」
千早「くっ……やはり高槻さんがあちらへ行ってしまった事が大きいわ」
春香(千早ちゃん、まだやよいの事言ってる。……っていうか二人ともなんでこんなに張り合おうとしてるの?!)
真「春香、さっきから黙りっぱなしだけど、何かいい案でも浮かんだ?」
春香「えっ…ううん、そんなんじゃないけど…」
千早「そんなんじゃないって……。春香、あなたはこのままコケにされたままでいいの?」
春香「わ、私は別に……何も言われてないし」
千早・真「………」
春香「だ、だってさ、私達別に--」
真「そっか、春香の意見はよくわかったよ。無理に付き合わせようとして悪かったね」
千早「そうね。いいわ、行きましょう真」
珍しく春香がいい娘
春香「ま、まま待ってよ!………私も、二人に協力するからっ!」
千早「……本当に?」
真「アイドルに二言は無いよ?」
春香「もうっ、本当だよ。そもそもこんな事になったのだって、眼鏡有り派無し派だとか言い出しっぺの私の責任でもあるし」
千早「そう。春香がいてくれると心強いわ」
真「へへっ、みんなで力を合わせてあっち側に後悔させてやろう!」
春香「それはいいけど…でも、一つだけ教えて欲しいな」
千早・真「?」
春香「こうやって同じ事務所の仲間と争って…何かいい事でもあるの?」
真「………春香、これは戦いだよ」
春香「えっ?」
千早「そうよ、これは戦い。……春香、あなたもアイドルとして頂点を目指す一人でしょう?」
春香「うん!天海春香17歳、トップアイドル、目指してますっ!」
千早「頂点を目指す者がすべき事……それは、例えどんな相手が来ようとも決して逃げない強い心を持ち、チャレンジャーであり続ける事。私はそう思うわ」
真「それに、確かにボク達は同じ事務所の仲間だけど、それ以前にそれぞれがライバル同士でもあるんだ。負けられないよ」
春香「強い心……チャレンジャー……ライバルに負けない気持ち……」
千早「自分の意見は常に信念を持って主張していくべきだわ。まさしく今回の事だってそう。私達が対抗する理由なんて、それだけで十分だと思わない?」
真「………」
春香「………そうだね。うん、そうだよね!私、間違ってた。なんと言われても好みなんて人それぞれなんだし
それに事務所のみんなとは仲良しでいたいなって思ってた。……けど、そんなんじゃトップアイドルになんてなれないよね!
千早「春香…」
真「じゃあ…」
春香「うん。千早ちゃん、真、ありがとう。私、やっと目が醒めたよ!一緒に頑張ろっ!」
真「うんうん!よし、そうと決まれば早速作戦会議だ」
千早「そうね。現状では私達は数で圧倒的に不利だわ。そこから考えないと……」
春香「その事なんだけど……。あのさ、私ずっと言おうと思ってたんだけど」
千早「何かしら」
春香「小鳥さんってどっち側なのかなーって……」チラ
千早・真「!?」
小鳥「………」ブツブツ
春香さん絆されちまった
なにこれ洗脳?
真「あ、そうかっ!まだ小鳥さんがいたんだ!」
千早「これは盲点だったわ。流石春香ね」
春香「えへへ、ありがと!でも小鳥さん、なんだか隅で小さくなってブツブツ言ってるみたいだけど、大丈夫かな?」
真「……とりあえず接触してみよう」
小鳥「………あたしなんて……どうせ………あたしなんか……」ブツブツ
真「あちゃー…これはいつも以上に自分の世界に入っちゃってるね」
千早「何があったのかしら」
春香「とりあえず戻ってきてもらおう。小鳥さーん、おーい、大丈夫ですかー?」ポンポン
小鳥「ひっ……ご、ごめんなさいぃ!プロデューサーさんの事は諦めて、一生独身でいますから許して~!」
真「なんかすごい怯えちゃってるね」
千早「音無さん、しっかりして下さい」
春香「小鳥さん、小鳥さん、私がわかりますか?私は春香、天海春香ですよー」ペチペチ
小鳥「ごめんなさい…ごめんなさい…」
春香「………あっ、プロデューサーさんだ!」
小鳥「えっ、どこプロデューサーさん?」キョロキョロ
真「あ、戻ってきた」
春香「小鳥さん、おはようございます」
小鳥「え?……あら、春香ちゃんに真ちゃん、千早ちゃんも…。どうかしたの?」
千早「いえ、特には。それより音無さんにお聞きしたい事があります」
小鳥「……アラサーのあたしなんかに聞きたい事?」グスン
真「ズバリ、小鳥さんってプロデューサーの事好きですよね!」
小鳥「えっ…!?ま、真ちゃん、い、いいいいきなり何を言うの/// そんなっ……あながち間違ってはいないというか
…ぶっちゃけちゃうと大正解なんだけど/// でもそれをこんなところで言うなんて///」キャーキャー
春香「真、乙女にそんな聞き方はまずいよ。私に任せて」
真「あ、うん。頼んだ春香」
春香「小鳥さん、私達思うんですけど…プロデューサーさんってカッコイイですよね」
小鳥「えっ…えっ…その、ぅ、ぅん/// …とても素敵な方だと……思います/////」
春香「ですよね!じゃあ、小鳥さんって眼鏡を外してるプロデューサーさんを見た事ありますか?」
小鳥「あ、ありますっ!『あー顔洗ったらさっぱりしました』って言いながらタオルで顔を拭いているプロデューサーさんを見ました!
話しかけてきてくれた時の笑顔が……とっても素敵でした///」
春香「では……もしプロデューサーさんが眼鏡をやめてコンタクトにしたとしたらどう思いますか?」
小鳥「えぇっ!そ、そんな事有り得ちゃうの?…眼鏡を外した時のプロデューサーさんは性格が変わってしまって
……肉食系男子になって……女に飢えたプロデューサーさんはこんなあたしにも………ムフ…ムフフ」
春香「あると思います」
真「いや…プロデューサーに限って、眼鏡を外すと性格が変わるだなんて絶対に有り得ないと思うんだけど…」
千早「静かに……。真、今は春香に任せましょう」
小鳥「そうよね……これって、もしかすると最後の希望って事なのかしら?」
春香「きっとそうですよ!小鳥さん、チャンスですよ、チャンス!」
小鳥「チャンス?ラスト…チャンス……?あたし、まだ諦めないでも……いいの?」
千早「音無さん」
真「あきらめたらそこで--」
春香「--試合終了ですよ…?」
小鳥「っ!?」
さるよけ
小鳥「………そう、そうよね、うん。みんな、ありがとう……。あたし、最後まで諦めないって決めたわ…!」
真「はいっ!では小鳥さん、ボク達と一緒に戦いましょう!」
小鳥「……一緒に戦う?」
小鳥「………そうね。負けてられないものね」
真「えっ、なんかあっさり…」
小鳥「そう……諦めたらそこで試合は終わってしまうもの」ウンウン
春香(あれ?私達、小鳥さんに説明したっけ?)
千早(いいえ、さっきの事はまだ何も話していないはずよ)
真(でも本人やけにやる気だけど…)
春香(なんだか納得してるみたいだし、このままでもいいんじゃないかな)
千早(そうね。下手に話を戻さずに、このまま音無さんも仲間として話を進めてしまいましょう。味方は多い方がいいわ)
春香・真(オッケー!)
小鳥「みんな…あたし、絶対負けないから!」
春香・千早・真「はいっ!」
小鳥(年齢なんかに……負けてたまるものですか!)
しえん
メガネーズ
雪歩
貴音
響
真美
美希
やよい
メガネネーズ
春香
千早
真
小鳥(非確定)
不明
亜美
あずさ
伊織
律子
ってとこか
×非確定
未確定
だったか
-----
----------
---------------
小鳥「……と言う訳なんです」
P「はぁ…え、いやいや、全く意味がわかりませんよ!音無さんがちゃんとお願いした通りにお茶出しをしてくださった事くらいしか。それがどう争いに繋がるのか…」ウーン
小鳥「あっ、すみません!一人で勝手に回想にふけっちゃってました」
小鳥(あたしってば、いつの間にか自分の世界に閉じ籠もっちゃってて、現場に居合わせてなかったのよね。だからといって春香ちゃん達から聞いた事をそのまま話す訳にはいかないし)
小鳥(プロデューサーさん肉食系化改めコンタクト化計画……絶対に成功させてみせるわ!阻止してこようものなら例え事務所の所属アイドルと言えど、今回ばかりは……)
小鳥(絶対に負けられない戦いが…そこにはある!負けられないのよ小鳥!)ゴゴゴゴゴ
P「あのー、音無さん?」
小鳥「……ハッ!あたしったらまた自分の世界に…。すみませんプロデューサーさん」
P「いえ。…それで、そこからどう転がれば事務所のアイドル達が互いに争う方向に向かうんですか?」
支援
小鳥「あ、はい。今度こそちゃんとお話し--」
ガチャ
美希「おっはようなのー♪」
P「ん、ああ、美希おはよう。やけに早いな」
美希「うんっ!なんだか今日は早くハニーに会いたくて、いつもより早く来ちゃったの。あはっ♪」
P「はは、やる気があるようだし、いい心掛けだな」
小鳥「………」
美希「あのね、ハニーと一緒に食べようと思っておにぎりいっぱい買って………あ、なんだ小鳥いたんだ、全然気付かなかったの」
小鳥「美希ちゃんおはよう。朝から元気ね」
美希「……うん、おはようなの。あ、それでね、ハニー聞いて!さっきコンビニでおにぎり買ってきたんだけどね、そこの店員さんが--」
ガチャ
伊織「ちょっと美希、アンタ一体朝っぱらから何してくれてんのよ!」
美希「でこちゃんこそ朝っぱらから大声出してうるさいの。それと、事務所に来たならまずは挨拶くらいした方がいいって思うな」
伊織「く……オハヨウゴザイマスっ!」
竜宮小町も内部分裂じゃ大変だのう
P「あ、ああ…伊織おはよう」
小鳥「伊織ちゃん、おはよ」
美希「おはようなの、でこちゃん」
伊織「おはよう……って、ちょっとアンタ何どさくさに紛れて私の下僕にひっついてるのよ!今すぐ離れなさーいっ!…それとでこちゃん言うな!」
P「はは…」
美希「ねえハニー、なんだか騒がしくなってきたからあっちに行ってミキと一緒におにぎり食べよ?」グイグイ
伊織「だからちょっと待ちなさいって!アンタねぇ、下で入口塞いでるあのバカな連中はなんなのよ!?邪魔で入って来れなかったじゃない!」
美希「そんなのミキ知らないの」
伊織「何を寝ぼけた事言ってる訳?あいつら全員『ミキちゃん親衛隊』みたいなハチマキしてたし、明らかにアンタのおっかけじゃないの」
小鳥「わぁ…ホントだ!事務所の外、ちょっと大変な事になってますよ」
P「え、なんですって……。うお、これは予想以上に大変な事に……あ、春香と千早ですね」
小鳥「反対側からは響ちゃんと貴音ちゃんも来たみたいです。プロデューサーさん、下に降りてどうにかしないとみんなが入って来れませんよ」
P「ん?ちょっと待ってください。あれ、響と貴音だけはすんなりと事務所に入って来てますよ」
伊織「なんですって!?」
しえん
眼鏡アリ派:赤羽根P
眼鏡ナシ派:Pヘッド
かと思ったら違った
小鳥「もしかして……」
伊織「美希、アンタ…!」
美希「ミキ、なーんにも知らないの」
伊織「っ……プロデューサー!アンタも何ボサッとしてんのよ!さっさと事務所の前にいる奴らどかして春香達を迎えに行ってきなさーいっ!」
P「あ、ああ!ん、待てよ?…あれは」
小鳥「真ちゃん……と、真ちゃんファンの女の子達?」
P「これは……おお、すごい!事務所前にいる美希ファンの方々がすごい勢いで撤退していく……」
美希「えっ…」ガタッ
伊織「………にひひっ、流石にウチの王子様は伊達じゃないわね♪プロデューサー、もう迎えに行く必要もないわよ」
P「そうみたいだな。なんだかあっという間の事でなにがなんだか…」
ガチャ
律子「お疲れ様です」
響「はいさーい!」
貴音「おはようございます」
P「律子、お疲れさん。それと二人共おはよう。あれだけの混雑の中よくすんなりと入って来れたな」
130kbっていうと6万5千文字、1レス500文字5分毎投下で12時間以上かかりそうだな
だれそうだが、大丈夫か?
響「へへんっ!だって自分、完璧だからな!」
貴音「ふふっ…私と響は顔ぱすですので」
伊織「なーにが顔パスよ。汚い真似して、みっともないわよアンタ達」
美希「……何の事だか全然わからないの」
伊織「ふんっ、とぼけても無駄よ。もうすぐ春香達が--」
律子「伊織、ちょっといい?」
伊織「何よ、今忙しいんだからあとにしてよ!」
律子「いいえ、深刻な問題だから今話すわ。単刀直入に言わせてもらうけど、最近あなた達『竜宮小町』……たるんでるんじゃない?」
伊織「はぁ?私達のどこがたるんでるっていう訳?レッスンだって完璧にこなしているし、ファンサービスだって忘れてない。もちろん天狗にもなってないわよ」
律子「そうかしら?じゃあ何故あずささんと亜美はまだ来てないの?美希、響、貴音の三人…ピクシーズはもう揃っているわよ」
伊織「それは……で、でもっ、集合時間はまだ1時間も後じゃない!別にたるんでなんて……」
律子「甘いっ!伊織、あなたそれでも竜宮小町のリーダーなの?もう気持ちで負けているわ」
律子「初心忘るるべからず……どんな時でも、その精神を忘れないってユニット結成時に誓ったはずよ」
伊織「くぅ………」
律子「リーダーのあなたがそんなたるんだ気持ちでいて、この先この子達や他のアイドル達に勝てると思っているの?」
ほ
P「おいおい律子、なにもそこまで厳しくしなくても」
小鳥「そうですよ。それにあずささんと亜美ちゃんなら--」
律子「お二人は少し黙っていてください。これは竜宮小町のプロデューサーとして--」
ガチャ
亜美「おはおはー♪」
あずさ「みなさん、おはようございます~」
伊織「あ、アンタ達……もう、遅いじゃない!」
亜美「へっ、でも集合時間はまだまだあとっしょ?あーサッパリした」
伊織「サッパリしたって…え?」
あずさ「ふふっ、ごめんなさいね伊織ちゃん。実は亜美ちゃんと二人で秘密の特訓をしてなのよ~」
あずさ「ほら、この間のライブで少しダンスのタイミングがズレちゃった部分があったでしょう?」
律子「えっ…なんですって……秘密特訓?」
小鳥「そういうことです。二人は事務所に一番に着いてましたよ。荷物だってあそこに」
P「今回は律子の思い違いだったみたいだな。よかったな、伊織」
伊織「うぅ…なによ二人して秘密の特訓だなんて。何もわざわざ今日する事ないじゃない!そういう事なら私も仲間に入れなさいよね!」
あずさ「伊織ちゃんの脚を引っ張りたくないって、亜美ちゃんと二人で話してたのよ。……ね、亜美ちゃん!」
亜美「うんうん!それなのに…もぉ、いおりん早く来すぎだYO→!秘密特訓だし、いおりんには内緒にしようと思ってシャワーも急いで浴びてきたってのにさ」
律子「そうだったの……まぁそれでこそ私がプロデュースしている--」
伊織「にひひっ♪アンタ達やるじゃない!やっぱりリーダーがしっかりしているだけあるわよね~♪」
亜美「いおりん隊長、一生ついて行くであります!」ビシッ
あずさ「あらあら~」ウフフ
律子「く……」
P「いやぁ、なんだか最近の765プロはやる気でみなぎってますね。竜宮小町といいピクシーズといい」
小鳥「そうですねー。他の子達もそろそろ上がってくるんじゃないかしら?」
ガチャ
春香・真「おはようございまーす!」
千早「おはようございます」
P「うん、三人共おはよう。これで残りは雪歩、やよい、真美…あとは社長を入れて四人だな。こんなに集まりが早いのなんて初めてじゃないか?ははっ」
ハハッ
今日中に終わる気がしない
まったり待つよ
わ
律子「プロデューサー、今日の緊急ミーティングに社長は出席されませんよ」
P「え、音無さんそうなんですか?」
小鳥「はい。万が一にも邪魔が入らないように、社長が地方へ主張される日を狙いましたので」
小鳥「ホントはもっと準備が必要だったんですよ?けど、今月は社長がいない日が今日くらいしかなくて…」
P「へ…?邪魔が入らないようにって…?」
春香「いえいえ、なんでもないんですよプロデューサーさん」
P「そ、そうか?なんか社長がいない日を狙ったとか、とんでもない事言ってたような…」
美希「もう、そんな事どうでもいいの。ねえハニー、早くあっちでミキとおにぎり食べよ?」
貴音「おにぎり?」ピクッ
P「あー、じゃあお言葉に甘えていただこうかな。実は朝飯抜いてきちゃってさ」
響「自分もサーターアンダギー作ってきたから一緒に食べようよ、プロデューサー!」
貴音「響はさーたーあんだぎぃですか」ピクッ
美希「むー…ホントはハニーと二人っきりで食べたかったんだけどな。アリ派ならしょうがないの」
おい社長はどっち派だか聞かないのかよ!
訴訟
P「ん、アリ派?アリって虫の蟻の事か?」
美希「ううん、なんでもないの!ねえハニー早くぅ」グイグイ
貴音「さぁあなた様、参りましょう」
P「ああ。なんかすまないな」
亜美「ちょい待ち兄ちゃん!」ガシッ
P「おうっ?!」
美希「ちょっと亜美、今すぐハニーから手を離すの!ハニーはミキ達とおにぎり食べるんだからジャマしないで欲しいの」
響「自分のサーターアンダギーもあるぞ」
亜美「兄ちゃん、兄ちゃん!おにぎりならともかく、朝っぱらからひびきんのサーターアンダギーはまずいっしょ」
響「なっ、なんでだ?!」
P「いきなりどうした亜美」
亜美「朝からあんな甘くて油でギトギトしてるの食べたら……お腹出てきちゃうよ?」
P「え?」
響「そんな言い方…ひ、酷すぎるぞ!サーターアンダギーだって、半分に切ってオーブントースターでチンしてキッチンぺーパーでちゃんと油を吸えば健康で美味しく--」
亜美「だからさ兄ちゃん、亜美達とあっちではるるんの作ったお菓子たべよ→YO!」ピト
竜宮は、ナシ派なのか
春香「えっ…?」
美希「なっ…そんなのダメに決まってるの!ハニーはもうミキ達と食べるって決まってるの」ピト
響「そうだぞ!こっちが先に誘ったんだから、こっちが優先だぞ!だいたいプロデューサーはお菓子じゃなくて朝ゴハンを--」
伊織「ナイスアイデアじゃない亜美!プロデューサー、アンタ、もうそろそろ健康面に気を遣い始めた方がいいんじゃないかしら?ほっといたらすぐにメタボよ、メタボ」
P「メタボか…」
美希「ハニー!?」
真「いいね、いいねー!プロデューサー、ボク達と一緒にあっちで春香のお菓子食べましょうよ!今日のはきっと甘さ控え目ですよ!」
春香「ええーっ!?ちょ、ちょっと待って…ちょっと待ってよ!」
亜美「ん、はるるん?」
あずさ「春香ちゃん、どうかしたの?」
春香「ごめん…私、今日はお菓子作ってきてないよ」
亜美「えっ……そんなぁ」
伊織「なんで今日に限って作ってきてないのよ」
真「…そうなんだ。がっかり」
こういうのって大体亜美真美分裂するよね
亜美はナシ派の気がする
落ちそう
ほ
メガネーズ
美希
雪歩
貴音
響
やよい
真美
律子
メガネネーズ
春香
千早
真
伊織
亜美
あずさ
小鳥
ということか
黒井社長とジュピターの面々はどちらなんですかねえ・・・
寝た?
保守
しえn
長くなっていますがこのssはまだまだ続きます
で、ええんやろ?
ほしえ
くぅ~疲れましたw これにて完結です!
実は、ネタレスしたら代行の話を持ちかけられたのが始まりでした
本当は話のネタなかったのですが←
ご厚意を無駄にするわけには行かないので流行りのネタで挑んでみた所存ですw
以下、まどか達のみんなへのメッセジをどぞ
まどか「みんな、見てくれてありがとう
ちょっと腹黒なところも見えちゃったけど・・・気にしないでね!」
さやか「いやーありがと!
私のかわいさは二十分に伝わったかな?」
マミ「見てくれたのは嬉しいけどちょっと恥ずかしいわね・・・」
京子「見てくれありがとな!
正直、作中で言った私の気持ちは本当だよ!」
ほむら「・・・ありがと」ファサ
では、
まどか、さやか、マミ、京子、ほむら、俺「皆さんありがとうございました!」
終
まどか、さやか、マミ、京子、ほむら「って、なんで俺くんが!?
改めまして、ありがとうございました!」
本当の本当に終わり
>>116
久々にみた
貴音かわいいよ貴音
春香「わ、私?!私が悪いの?千早ちゃ――」
千早「ふぅ…」
春香「そんなぁ千早ちゃんまで…うぅ…」
美希「なんだかよくわからないけど、ドンマイなの春香」クスッ
貴音「さぁあなた様、参りましょう。腹が減っては戦はできません」
響「あははっ、正義は勝つってヤツだな!ほら、律子も一緒に行くさー」
律子「ええ、じゃあお言葉に甘えて。…ではでは行きましょうかプロデューサー殿」
P「あ、ああ。じゃあ俺達はちょっと飯食ってきますので、音無さんあとよろしくお願いします」
小鳥「え?あ、プロデューサーさん待っ………ああ、行っちゃった」
亜美「あーあ。兄ちゃん行っちゃったねーはるるん」
伊織「はぁ…アンタも、なんで作ってこなかったのがよりにもよって今日な訳?」
真「春香がお菓子を持ってきてくれてたらなぁ」
春香「まだその話?!」
あずさ「うふふ、亜美ちゃん、伊織ちゃん、真ちゃんも…あんまり春香ちゃんをいじめちゃダメよ~?」
春香「あずささぁ~ん」グスッ
千早「あの…音無さん、プロデューサーがいない今がチャンスではないでしょうか?その…昨日音無さんが話していた……」
小鳥「えっ?あ、そうね!それじゃあ…みんな今のうちにこれを……」ガサゴソ
一同「これはっ…!?」
―――――――――――――――
響「ねえねえプロデューサー、自分が作ってきたサーターアンダギー…今日のはどうだった?」
P「ああ、すごく美味しかったよ。あんな食べ方もあったんだなぁ。正直サーターアンダギーをみくびってたかな」
響「えへへ~でしょでしょ!じゃあ次はゴーヤーチャンプルーをご馳走するからさ、今度ウチに遊びにきてよね!」
P「おっ、それは楽しみだな!それじゃあ、今度お邪魔させてもらおうかな」
響「うんっ!いぬ美達もプロデューサーに会いたがってるし、絶対だからね!」
P「はは、ならお土産も沢山持っていかなきゃな」
美希「ね、ねえハニー!ミキが買ってきたおにぎりは美味しかった?お腹いっぱいになった?」
P「ああ、もちろん!美希が買ってきてくれたおにぎりもどれも…いや、チョコ入りおにぎり以外は美味しかったぞ。あんなに沢山ありがとな」
美希「あはっ、ハニーが喜んでくれてミキもとーっても嬉しいの♪」ギュー
P「こ、こらっ、美希…!」
美希「えー、少しくらいいいでしょ?ね、ハーニィー♪」
猿ってたのか
美希(あはっ☆ハニーったら照れちゃってすっごくカワイイの♪)
律子「はいはい甘えるのもそのくらいにしておきなさいね」
ガチャ
響「あれ?誰もいないぞ」
貴音「あなた様、これはどういう事でしょうか?」
P「うーん、もうすぐミーティングの時間だし、みんな会議室にでも移動してるんじゃないか?」
律子「かもしれませんね。少し休憩したら私達も移動しましょうか」
P「そうだな。……なあ、そろそろ離れてくれよ美希。歩きにくいぞ」
美希「あはっ☆だったらハニーがミキを抱っこしてくれたらいいって思うな。えいっ、お姫様抱っこなの♪」ガシッ
響「あっ…」
貴音・律子「………」
P「うおっっとと、重いって美希…いや、本当は軽いんだけど」
響「ねえ美希、プロデューサーも困ってるし、早く降りてあげたほうがいいんじゃないか?」
美希「えー、そんな事ないの!ね~ハーニーィー♪」スリスリ
支援は紳士のつとめ
響「あっ…ちょっと、やめ――」
律子「…………美希、いい加減やめなさい」
美希「ひゃあっ!は、はいなのっ!今すぐ降りるの!」スタッ
律子「はい、よろしい」
P「すげぇ…!美希が一発で言うことをきくなんて…流石は律子だなぁ」
律子「プロデューサーは優しすぎるんです。言う時はビシッと言わなくちゃダメですよ!」
美希「……やっぱり一番恐いのは千早さんじゃなくて律子...さんなの」ガクブル
貴音「………」
響「貴音?なんだか真剣な顔してるけど、どうしたんだ?」
貴音「はい……雪歩、やよい、真美…残りのメンバーはどうしたのかと少し不安になりまして」
響「あっ、そう言えば今日はまだあの3人とは顔合わせてなかったさー。さっき送ったメールの返信もないし」パカッ
律子「3人揃って遅刻だなんていうのは考えにくいけど…。連絡もないし、しかも今日はミーティング当日…何かあったのかしら」
P「もしかしたらもう他の皆と一緒に会議室に行ってるんじゃないか?」
美希「ううん、事務所に着いたらまずは今日の作戦の確認をしようって話してたからそれはゼッタイにないの」
P「なるほどな………ん、作戦?」
支援
支援
響「プロデューサーは気にしなくていいから、とりあえずは待合室で待ってようよ!ほらほらっ、もう時間もあんまりないし」
P「いやでも……まぁそうだな。けど、なんか今日は色々とはぐらかされてるような気がして…ちょっと寂しいなぁなんて」
美希「っ!…あ、あのねっ、ハニー聞いて!ミキ達ね、これからハニーの事を守――」
亜美「おんや~?ミキミキ、今なんて言おうとしてたのかな~?」ヒョコッ
美希「べ、別に……何も言うつもりは…なかった…の」
亜美「またまたぁ~♪亜美の目の白いうちはどんな小さな反則も見過ごすことはできませんなぁ」ピョンッ
P「白目じゃ何も見えないと思うぞ。ん?…あ、亜美……お前、その格好は…」
亜美「じゃっじゃ~ん!んっふっふ~♪どう、兄ちゃん?亜美の制服姿!なかなかせくち→っしょ?」ヒラヒラ
P「な、なんでいきなり制服姿…っていうか、あまり回らなくていい!その…み、見え…」チラ
亜美「え→?何が見えちゃうって言うのかなぁ?ねぇ兄ちゃん、亜美に教えて~♪」
亜美(ウシシ、みんなに言われた通り、兄ちゃんったら顔真っ赤にしちゃって照れてる照れてる)
律子「こら、亜美!なんなのそのスカートの短さは!?まさか、いつもそんな格好で過ごしてる訳じゃないでしょうね?」
亜美「んなハズないじゃんか!これは対兄ちゃん用にピヨちゃんが用意してくれたコスプレ衣装なだけだYO!……あ、ヒミツのハズだったのに言っちゃった」
響「コスプレ衣装?!ま、まさかそういうエッチな衣装でプロデューサーを誘惑しようとしてるのか…?」
美希「そんなのヒキョーなの!そっちがそうやってヒキョーな手を使ってハニーをユーワクしようとするなら、ミキ達にだって考えがあるの!」グイグイ
響「わっ、なんだ?」
貴音「?」
律子「み、美希?きゃっ、ちょっと、引っ張らないで」
亜美「な、なんなのさ…!」
美希「ミキ達が脱いだらそっちにはゼーッタイに勝ち目はないの!」
P「ぬ、脱ぐ?!」
美希「響も貴音もミキだっているし…それに律子だって脱いだらすっごいの!」
亜美「た、確かにっ…このセクシーダイナマイツに対抗できるのはあずさお姉ちゃんと、あと……あぅあぅ~ダメだ、明らかに戦力が足りないよぉ」
響「なっ…ぬ、脱ぐって、自分まだそんなつもりないぞ///」
P「『まだ』…?」ピクッ
律子「脱ぐわけがないでしょうが!…それと美希、ちゃんと『さん』を付けなさい『さん』を」
貴音「……あなた様」
P「な、なんでしょう?」
貴音「あなた様は、その…『こすぷれ』とやらに興味がおありなのですか?」
P「へっ…?」ギクッ
しえーん
響「どうなんだプロデューサー?さっき亜美を見てた目がちょっとエッチだったぞ」
P「い、いやぁ…えーと」
亜美「ねぇねぇ兄ちゃん、見てて見てて!いくよ~!」
P「ん?」
亜美「あ~れ~お代官様お許しを~」クルクル
P「おっ、おぉーーっ!!」
律子「コホン…ゴッホン!」
P「………まぁ、アレだな。亜美はバレリーナにもなれそうだな、うん。今のはそれくらい綺麗なスピンだったぞ」
美希「なんか白々しいの」
響「今完全に変態の顔してたぞ」
P「ごめんなさい」
貴音「あなた様、結局のところどうなのですか?」
P「いや、まぁ正直コスプレは大す……コホン、人並みには好きかな」キリッ
亜美「やった→!ピヨちゃんの作戦大成功~♪」
美希「ハニーっ!?もうっ、こうなったらやっぱりミキも脱ぐの!脱いでハニーをノウサツしてやるのー!」シュルリ
響「あ、ちょっと美希、ダメだってば!」
貴音「美希、少し落ち着くのです。このような場所で己の身を晒す必要などありません」
美希「え、貴音…?」
貴音「よいですか、やるからには徹底的に本番の会議室で――」
律子「だから脱ぎませんってば!どうしてコスプレがイコール脱ぐ事になってるのよもう」
亜美「ねぇねぇひびきん、ひびきん達はコスプレとかしないの?みんな私服?」
響「え、そんなの当たり前だぞ。コスプレの衣装なんて普通持ってないし」
亜美「そっかそっか♪もうこれは亜美たちの圧勝だNE!ねー兄ちゃん!」
P「うーん、よくわからんが(亜美が優勢なのは間違いないだろうな)」ボソッ
P「………っていうか…えっ?これからミーティングだよな?なんでコスプレなんだ?」
亜美「おーっと、それは兄ちゃんにもヒミツだよ~ん!ミーティングにコスプレで出ちゃいけないなんて決まりないでしょ?」
P「まぁ、そんな決まりはないかもしれないが…普通ではないよな」
亜美「だって今日は『緊急』ミーティングだよ?これはコスプレするしかないっしょ!」
美希「まったく意味がわからないの。でも、そっちがコスプレするならミキ達だってコスプレすればいいだけだもん」
響「えっ、美希はコスプレの衣装とか持ってるの?」
美希「そんなの持ってないに決まってるの」
亜美「じゃあダメダメだNE!もうミーティングまで時間ないし、ミキミキ達がコスプレするのは無理っぽいよ?」
美希「ならミーティングの時間を変更してもらえばいいって思うな。ハニーにどんなコスプレが好きなのか一緒に選んでもらうの!」
P「いや、流石に時間を変更してまでコスプレ衣装を用意する必要はないんじゃないかなぁ…?意図もよくわからないし。な、なぁ律子」
律子「当たり前です。この業界はまず時間厳守が第一なんですから。あなたも何をちょっと期待してるんですかまったく」
亜美「律っちゃんの言う通りっしょ!アイドルならちゃんと時間を守って、せーせーどーどーと勝負するべきだと思うぜぃ!へっへっへ」
?「どこがせーせーどーどーとだよ全く!」
一同「?!」
亜美「へっ…?あ、真美!」
貴音「ふふ…真美、やよい、雪歩…皆間に合いましたね」
真美「はぁはぁ…ふぅー。みんな、おはおは~あーちかれたぁ」
やよい「みなさん、おはようございまーすっ!もうずっと走ってきたから疲れちゃいました」
雪歩「お、おはようございますぅ。はぁ、ふぅ、ま、間に合ってよかったぁ~」
律子「三人ともおはよ。皆揃って遅かったじゃない、何かあったの?」
真美「うん。真美たち、今日は事務所に一緒に行こうって駅前で待ち合わせしてたんだけど、真美が遅刻して二人を待たせちゃってたんだよ……」
律子「あら、そうだったの」
真美「うん…ホントごめんね、ゆきぴょん、やよいっち」
雪歩「ううん、ちゃんと間に合ったんだし、そんなに何回も謝らないでいいよ。気にしないでね、真美ちゃん」
やよい「そうだよ真美!それに、真美はちゃんと目覚まし時計のセットはしてたんだよね!……セットしたのに鳴らないなんてぜったいおかしいですー」
亜美「あれ~ヘンだNE!もしかしたらセットできてなかったんじゃないのー?」
真美「真美、ちゃんとセットしてから寝たもん!……亜美さぁ、真美の目覚まし時計いじらなかった?」
亜美「え~?亜美そんなの知らないなぁ」
真美「じゃあどうして時計の針が遅れてたの?もし遅刻しちゃってたらどうしてくれんのさ!」
律子「亜美、それは流石にやり過ぎよ」
美希「ヒキョーなの!せーせーどーどーとかウソばっかりなの」
亜美「えぇっ!?それはホントに知らないってば!亜美は目覚ましタイマーを夜中の3時にセットし直しただけで……あっ」
真美「ふっ…裁判長、以上です。………うむ、では亜美被告へ判決を下す前に最終審議に入る」
響「有罪だぞ」
美希「有罪なの」
貴音「有罪ですね」
雪歩「有罪ですぅ」
律子「有罪ね」
真美「満場一致で有罪!被告を牢へぶち込めい!」
亜美「そ、そんなぁ~兄ちゃん助けてよぉ!」
真美「えっ…に、兄ちゃん?どこに……あっ///」
P「亜美、わかってるとは思うが、本当に時計の針を遅らせたりはしちゃダメだからな?」
やよい「亜美、イタズラしたら…めっ!だよ?」
亜美「あぅあぅ~亜美フルボッコにされてるよぅ」
真美「……に、兄ちゃん!あの……おはよ…///」
P「お、真美おはよう!なんか真美と会うのは久しぶりだな」
真美「う、うん…///」ソワソワ
亜美「兄ちゃん、真美が寝坊したのって、実は亜美あんま関係ないかんね!ホントは真美がケータイのアラームに気づかないで寝過ごしただけなんだYO!」
P「そうかもしれないが、だからって亜美にだって責任があるだろ?夜中の3時に起きちゃったら誰だって二度寝して起きれなくなるさ。反省するんだぞ?」
亜美「はーい…兄ちゃんに言われちゃったらしょうがないかぁ」
P「真美も…仕返しなんてしないで姉妹仲良くな」スッ
真美「っ!!」ササッ
P「あ……スマン、嫌…だったか?」
真美「ち、違うよっ!!嫌とかそんなんじゃ……ただ…真美、走ってきたばかりで、今すごく汗かいちゃってるから///」
P「ああ…ほら、このハンカチ使っていいぞ。まだ使ってない下ろしたてのヤツだから綺麗だし」
真美「い、いいって、いいって!真美の事は気にしなくていいから…ね?」
P「なんで後ずさりしていくんだ?……ああ…そっか、真美くらいの年の女の子は俺みたいなののハンカチなんて使いたくないよな。無神経でごめんな」
真美「ちがっ…だからそういうんじゃないんだよ兄ちゃん。………だって…さ……真美の汗で兄ちゃんのハンカチ汚しちゃうから……」
P「まさか、そんな風に思う訳ないだろう。ほら、ちょっと拭いてやるから」
真美「ちょ、ちょっと待ってよ兄ちゃ…み、みんなも見てるし……あっ…うぅ~///」
フキフキ
やよい「あっ…真美いいなぁ」
雪歩「わ……私も、汗……かいちゃいましたぁ…!」
響「とか言いつつ、なんで雪歩は自分で使ってたハンカチしまってるんだ?」
貴音「ふふっ…とても微笑ましい光景ですね」
美希「……ねえハニー、ミキも汗拭いて欲しいな~」
律子「美希、サマーセーター着てる子が言う台詞じゃないわよそれ」
さるよけ
真美「に、兄ちゃん、ありがと……もう十分綺麗にしてもらったから…///」
P「ああ、そうだな。バッチリ綺麗になったな!」ゴソゴソ
真美「あっ!待って兄ちゃん、そのハンカチは真美が汚しちゃったから、真美がちゃんと洗濯して返すよ!」
P「ん、いや気にしなくていいぞ」
真美「だ、ダメだよっ!汚しちゃった真美が責任とって綺麗にして返すから!ね、兄ちゃん…?」
P「いいって、いいって。そもそも汚れただなんて思ってないからな。気にしすぎだぞ」
真美「でもっ…真美の汗がついちゃったし……」チラチラ
P「うーん、真美もなかなかに強情だな…そんなに気になるのか?なら、こうすれば問題ないだろ」
真美「えっ…?」
フキフキ
一同「あっ」
P「ほら、もうこれで俺の腕や顔も拭いちゃったし、真美が汚しただなんて気にしなくて済むだろ?」
真美「ぁう…兄ちゃん…/////」
律子「ちょっと、何やってんですかーっ!?」
P「え?いや、何って…自分の体拭いただけだけど…」
ちょっと投下早すぎないか?
④
律子「完っっ全にセクハラですよ今のは」
響「やっぱりプロデューサーは変態だったんだな」
美希「…ミキも今のはないなって思うの。ハニーってヘンタイさんだったの?」
P「なっ、なぜそうなるんだ…」
雪歩「プロデューサー、もう少し女の子の気持ちを考えてあげてくださいよぅ…真美ちゃんがかわいそうですぅ」
P「えー…今の何がいけなかったんだ…」
貴音「あなた様、真美は今、とても敏感な時期なのです。あなた様にとっては些細な事でも、真美からすれば酷く気にする事もあるのですよ」
美希「そうなの。真美はオトシゴロってヤツなの」
律子「美希、それはあなたも一緒だと思うけれど」
響「自分だって、もし自分が使ったハンカチでプロデューサーに顔拭かれたりしたらやっぱ嫌だぞ」
P「うっ…やっぱり嫌なのか」
律子「そりゃお年頃な女の子達に限らず女性なら誰だってそうですよ。汗なんて綺麗なものでもないんですから。これからは気を付けてくださいね」
P「ああ…すまなかったな真美。別に真美の汗が染み込んでるハンカチを使いたかったから~とかそういうつもりはなかったんだ。許してくれ」
真美「ぁぅぁぅ~///」
律子「だから、そうやって改めて口にしないっ!」ズビシッ
P「いてっ」
やよい「プロデューサー、女の子に向かってあんまりそういう事言ったら…めっ!ですよ?」
P「やよいにまでお説教されてしまった。こんなんじゃプロデューサーなんて務まらないよな…もっと考えて行動しなくちゃいけないという事か」
P「うーむ…しかし、思春期というヤツは難しいな」ブツブツ
亜美「……真美?」
真美「うぅ~顔が熱いよぉ……」
亜美「なんか……なんか真美がいつもと違う!ねえ兄ちゃん、なんか真美がヘンだYO!」
P「なにっ!?大丈夫か、真美っ!」ダッ
真美「に、兄ちゃん…?うぅ…兄ちゃんの……顔が近い…よぉ///(そんなに近くで真美を見ないでよぉ、兄ちゃぁん///)」
P「熱でもあるのか?心なしか少し顔も赤いし…」
真美「(そんな近くから見つめられたらハズカシイのにぃ///)~~~っ、真美、おトイ……お手洗い行ってくるっっ///」ダダッ
P「あ、真美…っ!?……くっ、バッドコミュニケーションか?何がいけなかったんだ…もしかするとおでこで熱を計ってあげていればあるいは」ブツブツ
響「今のはむしろパーフェクトコミュニケーションだったような…」
律子「どれだけ鈍感なんですか全く……まぁ、だからプロデューサーとしてやっていけてるのもあるんでしょうけど」
雪歩「すぅーはぁー、すぅーはぁー……よ、よよよ、よぉーし!あのっ、プ、プロデューサー!わ、私も…その、汗が……」チラ
やよい「雪歩さん、プロデューサーならもう先に行っちゃいましたよー!私たちも早く行きましょー!」
雪歩「」
~765プロ会議室前~
P「はぁ……俺なんかじゃ思春期の女の子達のプロデューサーなんて務まらないよな」ブツブツ
律子「まだ言ってたんですか!?もうすぐミーティングなんですから気持ち切り替えてくださいね」
美希「ハニーあのね、ミキのプロデューサーはハニーにしかできないんだよ?だからもっと自信を持って欲しいの!元気出してね!」
P「あ、ああ、ありがとう美希。ん、いつの間にか会議室にも着いてたんだな」
亜美「ほーい、んじゃみんなはちょっと待っててNE!」
ガチャ……パタン
響「待っててって…何してるんだ?」
貴音「何やら中は暗いようでしたが…」
ガチャ
亜美「いいよー!入って来て!…でも兄ちゃんからね」
P「?…それじゃあまぁ、入るぞ……って、真っ暗だな」
パッ
P「おっ?ん…あれ、千早…か?」
千早「お…おかえりなさいませっ、ご主人様///」ペコリ
一同「!?」
千早「ご、ご主人様…その…こちらへどうぞ」
P「え…俺?あ、ああ、さんきゅ…(千早…だよな。髪型もツインテールだし、一瞬誰だかわからなかった)」
千早「……あの、プロデューサー…私、その……こ、この衣装どうですか?私に…ちゃんと似合ってますか?」
P「えっ、ああそうだな……正直、千早がそんなメイドみたいな格好をするなんて想像もしてなかったけど、でもすごく似合ってると思うぞ」
千早「あっ……ありがとう…ございます///」
P(クールな千早もイイが、こういった衣装で可愛く着飾った千早もイイな……むしろこの路線に切り替えていくのもアリかもしれない)マジマジ
千早「あの、プロデューサー、そんなに見られたら恥ずかしいです……私が水着を着ている時はそんな反応してくれないのに」
P「ハッ……スマンつい……水着?」
千早「私の水着姿って、そんなに魅力ありませんか?」
P「急にどうした?水着姿の千早も魅力的だと思うけど」
千早「そ、それならいいんです!ただ、私が水着姿の時、プロデューサーはさっきみたいに私を見つめていた様子がなかったので気になって…」
P「それは……千早はいつも水着の上からTシャツ着てるだろ?水着を着てても撮影時以外は水着姿でいる事の方が珍しいじゃないか。それに千早は水着姿をじーっと見てたら怒りそうだし」
千早「ふふっ、そういう事なら……安心しました」
響(千早、プロデューサーが自分の水着姿にあまり反応しない事を気にしてたんだな)
美希「ナシ派だけど、今の千早さんすっごくカワイイの」
千早「そう…かしら?美希に褒められるとなんだかくすぐったいわ。でも、ありがとう」
美希「なんだかキラキラしてて…ハニーも千早さんばかり見てるし、とにかくこのままじゃヤバいの」
亜美「んっふっふ~♪流石は千早お姉ちゃんだNE!そんじゃ時間もないし、ドンドンいくよー!」カチッ
フッ
貴音「なっ、何奴!!急に辺りが暗闇に…!響!そこにいるのですか?あ、あなた様っ!?」オロオロ
響「ただ電気消しただけだから大丈夫だぞ、貴音」
貴音「なんと面妖な……(ピトッ)はて、何やら少し柔らかい物が……誰かの背中…でしょうか?」フニフニ
?「くっ……」
ガサゴソ…ガサゴソ……
亜美「ほい、そんじゃー準備OKみたいだし、電気付けるYO!」
パッ
P「こ…これは……!?」
律子(どうやら相手も本気のようね…)
やよい「わぁー、伊織ちゃんウサギさんの衣装すっごく似合ってますー!」
伊織「にひひっ、当然よ!このスーパーアイドル伊織ちゃんに似合わない衣装なんてないんだから♪」
雪歩「真ちゃん……チャイナ服っていうのかな?似合ってて可愛い」ボソ
真「雪歩……そ、そうかなぁ?…ありがと」ボソ
雪歩・真「………」チラチラ
響「春香はナースのコスプレか。なんか春香が着てると普通だな」
春香「えっ、普通って…私これでも頑張ったのに。この格好でいるの結構恥ずかしいんだよ?」
真美「ちょっと……ねえ、亜美」コソコソ
亜美「ん?あ、真美もおトイレから戻ってきてたんだ」
真美「その格好……そんなスカート短くて…兄ちゃんに見えちゃうかもしれないのに…いいの?」
亜美「? ただのコスプレなんだからこれくらい亜美は気にしないYO!もし見られちゃっても兄ちゃんだから問題ないし」
真美「問題アリアリだよぉ……はぁ、亜美はお気楽でいいなぁ」
貴音「和服美人とは、あずさのような者を言うのでしょうね。あずさ、大変よく似合っていますよ」
あずさ「あら~貴音ちゃん、そうかしら?うふふ、嬉しいわ~」
律子「………」
小鳥「………」
律子「小鳥さん、事務員のあなたが何やってるんですか?」
小鳥「コスプレしてるだけです」
律子「………エプロン姿がコスプレなんですか?」
小鳥「ええ、そうですよ。結構こういう格好も需要があったりするんです」
律子「本当にそれだけかしらね」ボソ
小鳥「事務員――後無小鳥2x歳の本気を見せてあげるピヨ」ボソ
P(メイドの千早…普段のクールな千早とのギャップが最高にイイ。今日の千早は間違いなく可愛い。文句無しの可愛さだ。次のシングルの衣装はこれでいくか?)
P(伊織のアレはバニーガールか。これ程バニーガール姿が似合う子もそうそういないんじゃないか?千早も可愛いが、伊織も負けず劣らずの可愛さだ)
P(真はチャイナ服か。美脚の真にはもしかして最も似合うコスプレの一つかもしれない。あの布の隙間から見える白い脚と締まった腰まわりが……)
P(ナースの春香も魅力的だ。白衣の天使とでも言えようか。ドジって注射を失敗されても、つい許してしまえそうな、それほどの可愛さがある)
P(新鮮な制服姿の亜美…あのスカートの短さはなんだ!けしからんにも程がある。無邪気は時に罪だ。理性が崩壊するファンが出てくる前になんとかしなくては…)
P(あずささんの和服姿……なんだか哀愁漂ってるというか、つい守ってあげたくなるこの気持ちはなんだろうか。この胸の高鳴りは…)
P(そして音無さんのあの見慣れない格好は…エプロン?なんでエプロンなんだ?わからん。わからんが、このどこか懐かしい感覚はどこかで……)
「――デューサー!ねえ、プロデューサーってば!」
ユサユサ
P「へ?」
響「もうっ、今からミーティング始まるのに何ボーッっとしてるんだよぉ」
P「…ミーティング?あ、ああ、すまん」
伊織「ねえ、ちょっと…プロデューサー」
P「ん?どうした伊織」
しえ
さるよけ
④
しえん
伊織「ほ、ほらっ!まだ聞いてないじゃない…その、アンタからの感想…」
P「感想?」
伊織「だからっ、このコスプレの感想よ!……こんなカッコ恥ずかしいのに、アンタの為に頑張って着てあげてるんだから…」チラ
P「え、なんだって?最後の方よく聞こえなかったんだけど」
伊織「~~~っ///と、とにかくっ、さっさと感想を聞かせなさーいっ!!」
P「ああ、感想か…そうだな………伊織、可愛いよ」
伊織「……えっ?」
P「みんなもすごく似合ってて可愛いと思う。あ、でもあずささんと音無さんは可愛いってよりは綺麗…かな」
ナシ派組「………///」モジモジ
美希「ハニー!?いつもミキにはそんな事言ってくれないのに!」
伊織「にひひっ♪まぁ、当然よね。なにせこのスーパーアイドル伊織ちゃ――」
P「伊織」
伊織「何よ…?」
P「ウサ耳も似合っててすごく可愛いぞ」
伊織「っ!!?///ばっ、馬鹿ね、そう何度も言わなくてもわかってるわよ!/////」
真美「ね→ね→いおりん」コソコソ
伊織「な、何よ?」
真美「そのカッコ、兄ちゃんに見られて恥ずかしくない?兄ちゃんは男の子なんだよ?」
伊織「なっ…///」
真美「真美なら恥ずかしくて着れないよ。真美、成長期だけど、あずさお姉ちゃんとかお姫ちん、ミキミキみたいにボンキュッボン!のナイスバデーって訳でもないし↓」
真美「だから、真美とあんまサイズ変わらないいおりんも屈んだ時に胸元とか気をつけた方が――」
伊織「そ、そんなの知らないわよっ、もうっ/////」カァーッ
真美「いおりんはダイタンだなぁ。真美にはまだマネできないよ」
P(よし、これは手応えありだな。素直に褒めたことでみんなも喜んでくれてるし、パーフェクトコミュニケーションだ!)グッ
美希「むー、なんだかつまんないの。早くミーティング終わらせて、オフになった午後からはハニーとラブラブデートなの!あはっ☆」
あずさ「あらあら~美希ちゃん、らぶらぶでぇと?うふふ、妄想するのは自由だけど、プロデューサーさんの御迷惑にはならないように…ね!」
美希「別に妄想なんかじゃないよ?このミーティングが終わればすぐにわかる事なの!」
春香「そうだね、すぐにわかる事。本当はみんな仲良く解決したかったけど、でも…最後に笑うのは私たちだから!」
やよい「うっうー!春香さん、私たちだって負けませんっ!」
響「へへっ、そうだぞ。自分たちが勝って、プロデューサーに好きな願い事を聞いてもらうんだ!」
いつの間にかPが神龍みたくなっとる
P「ん?好きな願い事?」
千早「この勝負の勝利チームには、プロデューサーに1つ好きな願いを叶えて貰える権利が与えられるんです」
P「なっ…なんだそれは……律子、俺何も聞いてないぞ」
律子「プロデューサーがご存知でないのは当然です。プロデューサーには何も言ってませんでしたから」
P「さっき教えてくれなかったのはこういう事だったのか。願い事って…自慢じゃないが俺、あんまり貯金ないんだぞ」
春香「ふふっ、大丈夫ですよプロデューサーさん!『私は』そんなお金を使うようなお願いなんてしませんから!」
P「私はって…えっ、もしかして1人1コなのか?」
貴音「あなた様、如何でしょうか?これは私の提案だったのですが」
P「う~ん、まぁ現実的な事だったら全然構わないけど…俺だって普段頑張ってくれてる皆には感謝してるし、皆の願い事も俺できいてあげられるものなら叶えてあげたいと思うし」
真美「わぁ…やっぱり兄ちゃんは真美が思ってたよりずっと大人だぁ。ね、いおりん」
伊織「なっ、なんで私に振るのよっ!?」
し
凄いスピードだな
真美「だっていおりん、さっきから兄ちゃんの事チラチラずーっと見てるし。兄ちゃん、カッコイイよね」
伊織「うっ、うるさいうるさいっ///あんなヤツの事なんて見てないわよ!」
真美「えっ、でもいおりんさっきからずっと…」
伊織「もうっ、アンタこそさっきから何なのよ!今は私の事なんて放っておきなさいよ///」
真美「いおりんは素直じゃないなぁ」
伊織(アンタが急にアイツは男だとか、胸元がどうとか言い出すから…変に意識しちゃってるんじゃない…ばか)
P「いや、でも待てよ…?今、千早が言っていた『この勝負の勝利チーム』って一体何の……あ、もしかして今回のミーティングの議題だっていう…」
小鳥「はい。今朝、プロデューサーさんにお話ししようとしていた事です。結局は何も話せなかったんですけど…」
美希「あーっ、小鳥の方こそフライングしようとしてたの!そっちはさっきからヒキョーな事ばかりして、すっごくズルいの!」
小鳥「その…違うのよ美希ちゃん!」
律子「美希、小鳥さんのは私がお願いしたことだからいいのよ。プロデューサー殿には軽く知っておいてもらった方が話が早く進むでしょ?」
美希「なーんだ、それならそうと言えばよかったの。あれ?でもそれじゃあさっきミキがハニーに話そうとした時はなんでいけなかったの?」
亜美「だってさっきのミキミキはいかにも亜美たちがワルモノ~って感じで言いそうだったじゃん!だから止めたんだYO!」
美希「……ミキ、そんなの知らないの。ただ、ホントのこと言おうとしてただけなの」
伊織「ふーん、どうかしらね?」
美希「…でこちゃん、何か言いたい事があるならハッキリ言えばいいの」
伊織「じゃあ言わせてもらうわ。アンタの事だからどうせ『ハニーを守るのはミキなの!』とか言おうとしてたんでしょ?」
美希「っ!?だ、だって…ハニーは…ミキのプロデューサーは、ちゃんとミキが自分で守らないと…」
伊織「その様子じゃ図星みたいね。…守るって何なのよ!?まるでアンタだけのプロデューサーみたいな言い方してるけど、全くもって違うわよっ!」
美希「違わないよ!ハニーは…ミキだけのハニーだもん……」
伊織「何よ、まだ言う気?!」
P「お、おい伊織…何をそんなに怒ってるんだ?みんな仲良くやろう!な?」
伊織「……わかったわよ。アンタがそう言うなら仕方ないわね」
P「お、おう。あ、ウサ耳がちょっとズレてるぞ」スッ
伊織「へっ!?………あ、ありがと///」
P「?」
律子「………」
響「あれ?今気付いたけど、この大きいテーブルみたいのなんだ?」
やよい「なんでしょう?なんかカバーみたいなのがかぶさってますね!」
真「ああ、コレ!ボク達が会議室に入った時には既に置いてあったよ」
春香「なんだろうねーコレ。真ん中がちょっと膨れてるみたいだけど」
貴音「周りには椅子も置かれていますが…はて?」
小鳥「……律子さん、これは何ですか?」
律子「これは今回のミーティング用にお借りした特注の電子ボードです。みんな、コレ高くて壊れやすいみたいだから、叩いたり雑に扱わないようにね」
P「ただのミーティングなんだろ?わざわざ高価な機材まで借りて、どういうつもりなんだ?」
律子「まぁ、その説明はあとにして、とりあえずは席に着いてからミーティングを始めましょうか」
亜美「ほーい!亜美は兄ちゃんのとなり~♪兄ちゃん兄ちゃん、こっち来て→!」
律子「あ、席は決まってるわよ。椅子の後ろに名前が書いてあるから、各自確認してから座ってちょうだい」
亜美「え→!亜美ココがよかったのにぃ!…あ、亜美の席ちょうどココだ」
真美(よかった。真美の隣はどっちも兄ちゃんじゃないや)
ワイワイガヤガヤ
P「あれ、おかしいな…俺の席はどこだろう?」
うむ
おめーの席ねーから!!!
これが130kbの力か
支援は紳士のつとめ
美希「ハニー」
P「ん、美希か。どうした?」
美希「さっきはミキの事、守ってくれてありがとなの」
P「ああ、気にするなよ。俺だって、お前達が喧嘩してるとこなんて見たくないからな」
美希「うん!でも今度はミキがハニーを守る番だから…」クイッ
P「!」
美希「待っててね、ハニー…!」ゴニョゴニョ
P「?」
伊織「ちょっと美希、今見てたわよ!アンタ、あいつの耳元で何を囁いてたのよ?!」
美希「にひひっ♪でこちゃんには内緒なの~♪」
伊織「内緒って…っていうか今、私の真似したわよね!?あ、ちょっと、待ちなさいってば!」
律子「ほらほら、伊織も自分の席を立たない。はい、これでみんな席に着いたわね」
P「……なぁ律子、俺の席が見当たらないんだけど。ココの空いてる席は律子のだし」
雪歩「あの…私、予備の椅子を持ってきましょうか?」
律子「大丈夫よ雪歩、ありがとう。プロデューサー、あなたにはちゃーんと特等席を用意してありますから安心して下さい」
スレタイでワロタ
P「特等席?」
律子「千早、このカバーを剥ぐのちょっと手伝ってくれる?」
千早「ええ」
バッ
亜美「な、ナンダコレ」
貴音「はて、このぼたんのようなものはなんでしょう?」ポチ
やよい「勝手に触っちゃって大丈夫なんでしょうか?…でもなんだろうコレ、何も起こりませんねー」ポチポチ
あずさ「真ん中には椅子があるわね~何かしら?」
春香「あ、さっきのちょっと膨れてた所って椅子があったんだ」
小鳥「まさかプロデューサーさんの席って…」
P「えっ…律子、まさかソコが俺の席なのか?」
律子「はい、そのまさかです。ここを開ければあの席まで行けますから…はい、どうぞ」パカッ
P「えー、なんだよコレ…罰ゲームかよ」
あずさ「あら~プロデューサーさん、こんなに可愛い女の子達に囲まれて、幸せだと思いませんか?」
P「それは…まぁ、考えようによってはご褒美かもしれませんが……いやいやそうじゃなくって!」
真「何か不満があるんですか?」
亜美「兄ちゃん、ハーレムキング状態だよ?みんなの視線が兄ちゃん一人にクギヅケなんだよ?」
P「だからそれが恥ずかしいんだってば…!うぅ…まるで面接でも受けているみたいな感覚だ」
律子「そこから抜け出そうだなんてしないで下さいね。この上に乗って体重かけちゃったりしたら壊れちゃいますから」
P「なんでこんなことに…これじゃ完全に晒し者状態じゃないか。それに…これ、律子と常に対面してる状態で…なんか照れくさくないか?」
美希「そうなの!こんな席っておかしいって思うの。ミキの席からじゃハニーの後ろ姿しか見えないの」
春香「私は主にプロデューサーさんの後ろ斜め45°あたりくらいしか見えないよ」
真美(うぅ…真美はほとんど兄ちゃんの正面でハズカシイよ~///)
律子「安心して下さい。そのプロデューサーの椅子は自動で回転しますから。プロデューサー、試しに回転させますから、手を挟まないように注意してて下さいね」ポチッ
ウィィーン
P「おっ…この椅子……動くぞ!」
ウィィーン……ピタ
響「あ、自分の目の前で止まったぞ!」
亜美「あーっ、ひびきんいいな→」
P「どうだ響、こうして対面してると恥ずかしいだろ?」
響「うっ、そう言われると確かになんか……恥ずかしいかも」モジモジ
ウィィーン
響「えっ、もう回転するの?」
律子「恥ずかしいんでしょ?それに、これは単なるテスト稼働だから」
ウィィーン
美希「あっ、やっとハニーの顔が見えるくらいになったの!ハニー、ココ!ミキの前で止まって欲しいの!」
P「いや、これ俺の意思じゃないからな?っていうかテスト稼働って言ってたじゃないか」
ウィィーン……ピタ
伊織「へっ…私!?」
P「よっ、伊織」
伊織「な、何よっ!あんまりジロジロ見るんじゃないわよ、この変態っ!///」
P「変態て…何もしてないじゃないか。それにすぐ回転始まるって。な、律子」
律子「うーん、そうねぇ…ミーティングはこの位置から始めましょ」
伊織「なっっ…だ、ダメよ!」
律子「それはなぜ?誰から始めたって、どちらのチームに有利不利って訳でもないでしょう?」
伊織「それは…そうだけど、今はまだ……と、とにかくっ!私から始めるのは断固反対よっ!」
美希「そうなの!まだミキの前に止まってないし、勝手に決めるのはズルいの」
小鳥「律子さん、他に公平なやり方ってないんですか?」
律子「……わかったわ。それじゃあランダム機能を使えばいいのね」
春香「なんだー、そんな機能があるなら早く使ってくださいよ~」
ウィィーン
雪歩「……な、なんだかドキドキするね、真ちゃん」
真「! あ、うん!そ、そうだね雪歩…」
雪歩・真「「……昨日はごめ――」」
雪歩「あっ…」
真「…昨日は言いすぎてごめん、雪歩。なんだかボク、熱くなっちゃって…」
雪歩「ううん、私の方こそごめんね、真ちゃん」
雪歩・真「えへへ///」
ウィィーン……ピタ
律子「とりあえずちゃんと一周もしてバッチリ稼働する事もわかったし、始めましょうか」
P「いよいよか……で、ミーティングの内容は?なんで俺の椅子だけ回転するんだ?」
律子「……みんな、わかってるわよね。プロデューサーが止まった目の前にいる人から…ね。終わったら目の前にあるボタンを押して次の人に回してちょうだい」
一同「………」コクン
P「え、今から何が始まるんだ?そろそろ俺にも教えてくれよ」
小鳥「プロデューサーさんに…決めてもらうんです」
P「な、何をでしょう…」
小鳥「あなただけの……アイドルをです」
P「えっ、それってどういう――」
律子「それじゃ、ランダムボタンを押すわよ。止まった人からだから、心の準備をしておきなさいね。プロデューサー殿も…ね」ポチッ
ウィィーーン
P「だから俺だけのアイドルってどういう…わっと、なんだか回転のスピードが少し上がったぞ」
ウィィーーン………ピタ
一同「!?」
P「止まったけど……どうなるんだ?」
「そう。トップバッターは私…という事ですか、わかりました」スクッ
「聞いて下さいプロデューサー…そして、私を選んで下さい」
P「選ぶってどういう…まぁ、まずは話を聞くことにするよ――」
P「――千早」
眼鏡無し派一人目:如月千早(16)162cm41kg B72/W55/H78 2月25日生まれ 魚座 A型 右利き 趣味:音楽鑑賞(クラシック)、トレーニング
千早「はい、よろしくお願いします。では…プロデューサー、すみませんが少しの間、目を閉じながら私の話を聞いて下さい」
P「ああ、わかった。目を閉じながら話を聞けばいいんだな……閉じたぞ」
千早「ありがとうございます。では、いきます…!」スゥー
千早「……目と目が逢う 瞬間 好きだと気付いた『あなたは今どんな気持ちでいるの?』~♪」
P(これは…千早のデビュー曲『目が逢う瞬間』…か)
一同「………」
――――――――――――――――ー
千早「もう二度と会わないとさよならする――」
P「………」パチパチパチ
千早「……ありがとうございます。これが、私がこれまでプロデューサーに頂いたもの全てです」
千早「私の今持てる力全て…プロデューサーの…あなたの心の瞳には、ちゃんと映りましたか?私は、あなたに育てていただいて、支えていただいて今日までやってこれました」
千早「こんな言い方…今日でお別れする訳ではありませんが、言わせて下さい」
千早「私は、あなたと共に歩んでこれて本当によかった。そしてそれはこれからも……ずっと、ずっと、これからの人生…プロデューサー、あなたと共に歩んでいきたいです」
千早「きっと…後悔はさせません。あなたと一緒なら、どんな海も飛び越えて行けそうです。プロデューサーがくれた…翼があるから」
千早「プロデューサー…目を開けて、私の事を見てください」
P「………」
千早「私、如月千早は…例えこの先どんな事があっても、あなたに一生付いて行きます」
千早「あなただけを信じるって…誓います。だから、どうかこの私をパートナーとして選んで下さい。お願いします…!」
P「千早…」
千早「……ふふっ、私の話はこれで終わりです。さ、次はそちらの番ですね。どうぞ」ポチッ
さるよけ
ウィィーーン
春香「千早ちゃん、私なんだか感動しちゃったよ~!千早ちゃんが同じチームでほんっとによかった」
千早「ふふっ、そうかしら」
あずさ「素晴らしかったわ~私も負けてられないなぁって思っちゃった。うふふ」
響(う、確かに今の千早のアピールは胸打たれたぞ…)
雪歩(うぅ~今の千早ちゃんのお話を聞いてたら、まだまだ私、心の準備が~~)
伊織(今の……どう考えても愛の告白よね。プロデューサー、そもそも千早自身もその事実に気付いているのかしら?)
ウィィーン………ピタ
美希「!」
チーム・メガネーズ一人目:星井美希(15)161cm45kg B86/W55/H83 11月23日生まれ 射手座 B型 右利き 趣味:友達とおしゃべり、ネイルアート
亜美「次はミキミキだNE!」
真美「ミキミキファイトだYO!」
真「今の千早のアピールのあとじゃかなりのプレッシャーだろうなぁ」
やよい「美希さん、頑張ってくださいっ!」
美希「うん…!ミキ、ホントは一番最初が良かったんだけど、しょうがないから二番目でガマンするの」
美希「けど……ハニーの一番はミキだけの特等席だから、覚悟しててねハニー!」
P「美希…」
美希「あのね、ハニーに聞いて欲しいことがあるの。ハニー、聞いてくれる…?」
P「ああ、聞くぞ」
美希「ありがと。…ミキね、アイドル辞めようと思ってるの」
一同「!?」
P「美希!?急に何を言い出すんだ…!アイドル辞めるだなんて」
美希「ううん、違うの。今すぐに辞めるって事じゃなくて、ミキの夢が叶ったらって意味なの」
P「夢が叶ったら?」
美希「うん、いつか夢が叶ったら…その時は」
P「そっか…今すぐって訳じゃないんだな。安心した」
美希「あ、ハニーそんな事言っちゃっていいの?ミキの夢…何か知ってる?」
P「トップアイドルになる事…か?」
美希「ハニーはミキがトップアイドルになったら嬉しい?」
P「ああ、もちろん。それは俺の夢でもあるからな!」
社長「なにこれ・・・」
美希「そっか、やっぱりミキは間違ってなかったの。ハニーの夢はミキの夢で、ミキの夢はトップアイドルになって、ステージの上でもどこにいてもずーっとキラキラする事なの」
美希「それとね、ミキの夢はあと一つあるんだよ。ハニー、わかる?」
P「…なんだろうな。降参!わからないよ」
美希「もう、ハニーは諦めるの早すぎなの!しょうがないから答えを教えてあげるね」
美希「あのね、ミキは…ミキのだーい好きな人のお嫁さんになって、その人の為だけにいつまでもずーっとキラキラしていたいの。死ぬまでずーっとだよ?」
P「そうか。それも美希らしくていい夢だな」
美希「あはっ、ありがとなの!そのミキのだーい好きな人はね、ナマケモノだったミキを魔法を使ったみたいに変えてくれた人なの。ミキだけの魔法使いさん…誰だかわかる?」
P「それは……えーと…」
美希「今日はね、覚悟を決めてきたの…!ミキはまだ15歳でケッコンはできないらしいから、今回のは予行練習って事になっちゃうんだけど…」
美希「けど、勇気を出して言うね…!」
美希「プロデューサー、ミキがトップアイドルになれたら、ミキとケッコンしてくださいなの!」
プロフィールの72だけが全角でちょっとワロタ
一同「!?」
P「み、美希?な、何を…」
美希「そして、ずーっとミキの事を見てて欲しいの。ミキがおばあちゃんになってもずーっと…」
P「美希…」
美希「ミキはここにいる誰よりもハニーの事が大好きなの!ミキ、ホンキだよ?」
P「美希、ありがとう…素直に嬉しいよ。でもな、美希――」
美希「あっ、ダメだよハニー、ミキはまだ答えを聞いちゃいけないの!ミキがトップアイドルになれたら、もう一回ハニーに告白するの!だから、その時に答えを聞かせてね?」
P「………わかった」
美希「ハニーにはゼッタイにミキの事を選んで欲しいの!よろしくねハニー♪」ポチッ
ウィィーン
貴音「美希、大変立派でしたよ」
響「自分、まさか美希がプロポーズしちゃうなんて思ってなくてビックリしたぞ…でも、これなら千早にだって全然負けてないぞ!」
美希「ありがとなの!」
やよい「わぁー、今のがプロポーズなんですね!美希さんすごいですーっ!」
美希「やよいにだって負けないの☆」
雪歩(美希ちゃん…余裕を見せてる風だけど、ちょっと震えてる…かなり勇気を出して告白したんだろうなぁ)
ウィィーン………ピタ
伊織「えっ!?」
眼鏡無し派二人目:水瀬伊織(15)153cm40kg B77/W54/H79 5月5日生まれ 牡牛座 AB型 右利き 趣味:海外旅行、食べ歩き
やよい「あ、次は伊織ちゃんの番ですー!」
亜美「いおりん、ガンバ!」
あずさ「伊織ちゃん、頑張ってね」
伊織「え、そんな…私まだ心の準備が……」
小鳥「伊織ちゃん、どうかしたの?あんまり顔色が良くないみたいだけど、大丈夫?」
真美「なんだかいつものいおりんらしくないね」
美希「それもしょうがないの。ミキのすぐ後だし、でこちゃんが怖気づいちゃうのも無理は無いって思うな」
伊織「っ!」
春香(本当に無理もないかも。普通あんな本気の告白聞いたあとじゃ誰だってやりにくいに決まってるよ…)
伊織「誰が……誰が怖気づいてるですって?!私は竜宮小町のリーダーで、スーパーアイドルの水瀬伊織ちゃんよ!怖気づくだなんて有り得ないんだからっ」
社長「なんだよこれっ……おまえら仕事しろよっ」
伊織「……いい?プロデューサー、一度しか言ってあげないんだからよく聞いてなさいよっ!」
P「わ、わかった…」
伊織「私の…私たち竜宮小町のプロデューサーは律子よ。律子の事は信頼しているし、これからだって私たちは律子について行くわ」
律子「………」
伊織「…けど、プロデューサー、アンタは765プロのプロデューサーなのよ。それってどういう意味かわかるかしら?」
P「意味、というと…?」
伊織「だからっ、アンタは私のプロデューサーでもあるって事よ!私は竜宮小町のリーダーである以前に765プロに所属してるアイドルなんだから当然でしょ」
P「あ、ああ。そうだ、そうだな」
伊織「私のプロデューサーなら、アンタがやらないといけない事くらいわかってるわよね?」
P「えーと…色々サポートしたり、応援したり…とか」
伊織「もっと具体的に言いなさいよ!」
P「具体的にってなんだよ。果汁100%のオレンジジュースを買ってくる事……とかかな?なんて…」ハハ
伊織「わかってるじゃない。そう、私はオレンジジュースなら果汁100%がいいの。アンタはね、そんな風にもっと私の事を色々と知っていくべきなのよ」
伊織「……それと、ただでさえ一緒にいられ……っじゃなくて!か、顔を合わす機会だって最近は少なくなってきてるんだから、私が近くにいる時くらいは私に誠心誠意尽くすべきなの!」
伊織「私たちに仕事をとってきてくれるのは律子…でも、アンタにそういった事は期待してないわ。ただ、私が気持ちよーく次の仕事に行けるように、とことん尽くせばいいの」
伊織「わかるでしょ?アイドルのメンタルケアをするのもプロデューサーの仕事…それは、アンタの仕事なのよ」
伊織「私はね、何でも1番じゃなきゃイヤなの。そして、自分が1番だってことを証明したいの」
P「そうか」
伊織「ここまで言えばわかるわよね?」
P「え?えっと…つまり?」
伊織「~~~っ!だからぁっ!私は1番じゃなきゃイヤなの。私のこと、1番に考えてくれなくちゃイヤなの!そうじゃないヤツの言うことなんか、私は聞く気にならないの!」
P「伊織……」
伊織「私が……1番なの。アンタの1番も、ゼッタイ私じゃなきゃイヤなんだから!……だから、私を選びなさい!っていうかありえない。私以外の選択肢なんてありえないんだから!」
伊織「ちゃんと…アンタが私の事を選んでくれたら、今より頑張る…!ゼッタイに頑張れるからっ……だからお願いよ…プロデューサー、私をアンタの1番に選んでちょうだい」
P「それは…」
伊織「今は、まだいいの。ただ、あとでちゃんとアンタの答えを聞かせてね。期待して待っててあげるんだから…!」
P「……ああ、わかったよ伊織」
伊織「にひひっ♪いい返事ね!それじゃ、私の番は終わり」ポチッ
ウィィーン
美希「でこちゃんもなかなかやるの!」
伊織「ふふっ、当然よ!アンタには…ううん、アンタ達にはゼッタイに負けないんだから♪」
響「うぎゃ~みんなすっごく本気だぞ!自分、まだ心の準備がぁ~」
貴音「響、落ち着くのです。まだ響には心を落ち着ける時間はあるのですから。恐らく、次に止まるのは…」チラ
やよい「えっ、わ、私ですかー?」
ウィィーン………ピタ
やよい「はわっ、すごいですーっ!ホントに私のところに止まっちゃいました!あっ、次……わ、私ってことですかー?!」
チーム・メガネーズ二人目:高槻やよい(14)145cm37kg B74/W54/H78 3月25日生まれ 牡羊座 O型 右利き 趣味:オセロ、野球、家庭菜園
雪歩「やよいちゃん、頑張ってね」
千早「高槻さん、あなたとは違うチームで残念だけれど、応援しているわ。頑張って!」
やよい「あ…はいっ!ありがとうございます!私もみなさんに負けないようガンバりまーす!」
やよい「……あの、プロデューサー、今度は私の話を聞いてください!」
P「うん、わかった」
やよい「私、アイドル始めたころは、ウチが貧乏だし、家族の為にがんばろーって思ってました。あ、それはもちろん今でも思ってますよ」
やよい「きびしいレッスンとかお仕事でしっぱいしちゃって大変だった時もあったけど、今は毎日がすっごく楽しいんです!」
やよい「こうしてアイドルとしてがんばれてるのは、事務所のみなさんとプロデューサーのおかげです!いつもありがとうございますっ!」
やよい「私、世界一元気なアイドルになることが目標なんですけど、最近はそれだけじゃダメかな~って」
P「いや、その目標だって立派で素晴らしいじゃないか。それでもダメなのか?」
やよい「はい!ただ私が元気なだけじゃなくて、世界中のみんなを元気にしてあげられるアイドルになりたいって思うようになったんです!」
P「世界中のみんなを元気にしてあげられるアイドル…か」
やよい「そのためにも、まずは私が世界一元気にならなくちゃダメなんです。私が元気じゃなかったら、元気だって分けてあげられないかなぁって」
やよい「……でも、元気も分けてあげてるだけじゃいつかはなくなっちゃいます。自分でも元気をいっぱいたくわえないといけません」
P「やよいは、自分が元気になるために何かやってるのか?」
やよい「はい!元気になりたい時は、いつもよりたーっくさん朝ゴハンを食べます。昨日の2倍元気になりたかったら、朝ゴハンも2倍食べるんです!」
やよい「それに、朝ゴハンパワーより元気になれるとっておきの方法もあるんですよー!」
P「それはすごいな。どうすればいいんだ?」
やよい「それはですねー…プロデューサー、いつものアレいっきますよー!」
P「アレ?アレっていうと…あ、ああ!」
やよい「プロデューサー、ハイ、ターッチ!」
P「ターッチ!」
やよい「イェイ!えへへ、ありがとうございます!プロデューサーからいっぱい元気を分けてもらえました!」
P「今のハイタッチで元気でたのか?」
やよい「はい!元気満タンですー!」
P「そっか。ハイタッチひとつでやよいに元気を分けてあげられるのなら、これからいくらでも――」
やよい「ちがいますよ、プロデューサー」
P「?」
やよい「プロデューサーとハイタッチして、たーっくさん元気を分けてもらいました。でも、それだけじゃないんです」
やよい「私には、私とハイタッチしてくれる人がいる…いつも私を見てくれている人――」
やよい「プロデューサーがそばにいてくれてるから…だから、私は安心してただ一生懸命、元気でガンバることができるんです!」
P「やよいぃ~」ウルッ
やよい「そういうわけでプロデューサー、これからもずーっと私のことを見ていて下さいね!よろしくお願いしますっ!!」
P「もちろんだ、やよい!これからもトップ目指して一緒に頑張っていこうな!」
やよい「はいっ!」
美希「ちょっと待つの!」
伊織「ちょっと待ちなさいよ!」
P「えっ?」
千早「『えっ?』じゃありません。プロデューサー、一体どういうつもりですか?」
P「え?えっと…あの……何が?」
美希「ハニー酷いの…いくらなんでも酷すぎるの。ミキ、さっきは勇気出して告白したのに…」
伊織「ホントふざけてんじゃないわよ!アンタそれでもプロデューサーなの?!」
P「や、待ってくれよ!別にふざけてなんか…」
千早「高槻さんを想うプロデューサーの気持ちもわかります。ですが、いくらなんでも私たちに対して酷すぎる仕打ちだとは思いませんか?」
P「な、何を言ってるんだ?俺はただ、これからもやよいと一緒に頑張っていこうと――」
伊織「どうしてやよいにだけ即答なのよ?!……わ、私たちなんて眼中にないって言いたいわけ?」
美希「ハニー、ミキを見捨てないで欲しいの!ミキ、ゼッタイにトップアイドルになってみせるから!ね?お願いハニー!」
P「そんな…誤解だって!俺はお前たちだってやよいと同じくらい大事に思っているんだぞ?」
(事の発端は眼鏡が似合うかどうかだったのにナンダコレ…)
千早「では何故高槻さんにだけ……あっ、別に高槻さんの事を責めているわけじゃないのよ」
やよい「あ、はい…!」
P「いや、そんな事言ったって……じゃあ逆に訊くけど、もしやよいにあんな風に一生懸命言われたら、お前らならどうしてる?」
千早「そんなの……即OKに決まっています!あんな一生懸命な高槻さんを前にして、まさか嫌だなんて言えるハズもありません」
P「だろう?俺もおんなじだよ」
千早「あっ……」
伊織「…まぁ、確かにそうよね。そういう事ならわかったわよ…アンタが私たちの事も大事に思ってくれてるってこともね。にひひっ♪」
美希「ミキはなんだかあんまり納得できてないけど、やよいが相手ならしょうがないの…」
P「なんとか3人ともわかってくれたか」
あずさ「誤解も解けたことですし、やよいちゃん、次に行きましょうか~。そろそろ私の番かもしれないし、うふふ、緊張しちゃうわ~」
やよい「あ、すみません!ボタン押すのすっかり忘れてましたー!」
P「あ、やよいちょっと待ってくれ。あのさ、ここまでやって今更なんだけど一つ聞いていいかな?」
律子「なんですか?」
P「これ……なんのミーティングなんだ?」
小鳥「プロデューサーさん、今の4人の話を聞いてわかりませんか?」
P「…4人の話を聞いて、みんな真剣に本気で俺なんかの事を信頼してくれてるんだなってわかって…すごく嬉しかったですよ」
P「これまでプロデューサーをやってきて、こんなにまで言ってもらえて、プロデューサーとしてこれほど嬉しいことはありません」
P「美希に至っては……」チラリ
美希「!」ニッコリ
P「けど、はっきり言ってみんなのしようとしてる事は全く分からない。音無さんがはじめにおっしゃっていた『俺だけのアイドルを決める』ってなんなんですか?」
律子「まんま言葉通りの意味ですよ、プロデューサー」
P「言葉通りの意味って…アイドルは俺だけのものじゃない。ファンや応援してくれてる人みんなのアイドルだろう」
小鳥「プロデューサーさん、そうじゃないんです。本当に言葉通りの意味なんですよ。現に、あたしはアイドルじゃありませんし、律子さんだって今はプロデューサーです」
あずさ「今やってるアイドルとはまた別として、プロデューサーさんだけのアイドルに、なりたいんです。ここにいるみんな全員が、そう思ってるんですよ?」
伊織「ま、中には自分が本当はどう思ってるのか自覚できてないコも何人かいるみたいだけどね。でもみんな気持ちは同じなハズよ。私も含めて…ね」
P「俺だけのアイドル…?俺は…どうすれば……」
美希「カンタンだよ?ハニーは選べばいいだけなの。ハニーだけのアイドルを1人だけ……ううん、ここにいるハニーだけのアイドルたちの中から1人トップアイドルを選んでもらうの!」
P「1人だけ…トップアイドルを選ぶ?」
貴音「今日はその1人をあなた様に決めていただく……いえ、私達皆で決める大事な日なのです」
亜美「兄ちゃん、責任重大だYO!」
千早「私だけでなく…この場にいるみんな、覚悟を決めてこのミーティングに臨んでいると思います」
雪歩「わ、私だって、今日は勇気を出して、私の気持ちをプロデューサーに伝えたいって決めてきたんですぅ!」
真「ボクだって…正直迷いましたけど、雪歩には…ううん、みんなにだって負けたくないから覚悟を決めてきたんですよ!」
P「みんな…」
春香(え、この流れどうなってるの…?最初の千早ちゃんの時からなんかおかしいなぁとは思ってたけど…響ちゃん知ってた?)
響(自分、こんな事になるなんて全然知らなかったぞ!誰もこんな…こ、告白するみたいなこと言ってなかったし)
真美「ま、真美だって…真美だって、真美のキモチを兄ちゃんに言っちゃったら、兄ちゃんに嫌われちゃうかもってホントは怖くて…
怖い…のに……今日頑張んないと、兄ちゃんが前みたいに真美と一緒に遊んでくれなくなるかもしれないって考えたら…そんなの真美耐えられないよぉっ!」グスッ
P「お、おい…急にどうしたんだよ真美!?さっきも言ったけど、俺はお前達みんなを大事に思っているんだぞ。真美の事だって、何があっても嫌いになるはずないじゃないか」
真美「うぅ、兄ちゃ……ん…ぐすん…うん、ありがと」
律子「プロデューサー、おわかりになりましたか?ここにいるみんな本気なんです。それじゃ再開しますよ?やよい、ボタンを…」
P「いや、待ってくれ。もう一つ聞いてもいいか?」
律子「……どうぞ」
P「最終的に俺は、この中から1人だけを選ばないといけないって事…だよな?」
律子「はい。1人だけ選んでいただきます」
律子「ちなみに、個人戦みたいになってますけど一応これはチーム戦なので、選ばれた子がいるチームの勝ち…そして、プロデューサー殿にお願いをきいてもらえるって事になります」
P「そういえばさっき聞きそびれたが勢力が二分してるって話だったな。……そっか、わかった」
P「どういう経緯でこんな事をする事になったのかはわからないけど、ハッキリ言わせてもらう。俺の答えはもう決まってるよ」
あずさ「あら~?それってどういう事なのかしら?私の番は必要ないって事なのかしら~?あらあら~?」
小鳥「プロデューサーさん、まだ全員が話し終えたわけではないんですよ?!あ、あたしだってまだですし…」
美希「あっ、ミキわかったの!アピールし終わったミキたちの中から決めるって事なんでしょ、ハニー?ミキ、嬉しいの~♪」
伊織「ちょっと美希、アンタなに一人で選ばれた気になってるわけ?私がいるのを忘れてるんじゃないの?!」
真美「に、兄ちゃん…真美の番もまだだけど、やっぱり真美は初めから選んでもらえなかったんだね……うぅっ」グスッ
亜美「兄ちゃん、また真美泣かしたー!ホントは亜美だって泣きたいくらいなんだYO!だってこれじゃもう亜美は不戦勝みたいなもんじゃん」
P「や、ちが――」
雪歩「ぷ、プロデューサー酷いですぅ!私なんかの話なんて、聞いてももらえないって事なんですかぁ?」グスッ
真「プロデューサー酷いですよっ!ボクだって、こんなカッコまでして必死にアピールしようとしてたんですよ!なのに……」
さるよけ
ヒドイヨー コノヒトデナシー トーヘンボクー ロリコンー
P「ロリコンて…それは……あっ、いや、だから違うんだって!話を聞いてくれ!ちょっとみんな一旦静かに――」
貴音「皆、静まるのですっ!!」
一同「!?」ピタッ
貴音「プロデューサー、あなた様の事です…何か考えがお有りなのでしょう。さぁ、お話になってください」
P「あ、ああ…すまない貴音、助かった」
P「えっと、俺が言いたいのは…みんなの中から誰か1人だけなんて選べないって事なんだ」
P「だってそうだろう?俺はみんな同じように大事に思ってるし、誰かを見捨てるなんて事はできない。同僚の律子や音無さんだっておんなじだ」
P「選ばれなかった子が悲しんだり傷ついたりする事なんて、俺はしたくないんだよ」
P「いいじゃないか、誰か1人を決めるなんて事しなくても。みんな一緒にトップを目指す……それがいいと思う。うん、だから俺は誰も選ばないって決めた」
春香「そ、それいいですねー!逆に誰も選ばない!その考えはなかったなぁ~ね、響ちゃん」
響「う、うん!それが平和的でいいと思うし、自分もその考えに賛成するぞー!」
P「そうか?わかってくれたみたいでよかった。じゃあこれでミーティングは終わりということで――」
律子「話は………話はそれで終わりですか?プロデューサー」
P・春香・響「えっ?」
支援
小鳥「終わりみたいですね。それじゃ、続きいきましょうか」
あずさ「うふふ、次こそ私の番になっちゃうのかしら?」
雪歩「はう~緊張しちゃうね、真ちゃん。私からになったらどうしよう」
真「大丈夫、次はボクたちのチームの番だから、雪歩はまだ心の準備をしておけるよ」
P「いや、だからっ、俺はもう誰も選ばないって言ってるだろ!もうやめてくれよ」
シーン
律子「………本当に誰も選んでくれないんですね?」
P「それが一番いいと思う。お互いのためにもさ」
小鳥「どうしても選んでくれないんですか?」
P「ええ。こんなほとんどの子が悲しい思いをするはめになる事はやめにしましょう」
律子「そうですか…。なら、私たちにも考えがあります」
P「え…?」
小鳥「プロデューサーさんが、誰も選んでくれないというのなら……」
貴音「私達は、この事務所を去ります」
春香・響「えぇーっ!?」
P「な…っ!事務所を去るって…な、何を言っているんだ、冗談だろ…?」
貴音「冗談などではありません」
P「いやだって、俺は誰も選ばないと言ってるだけで、これからもみんなとトップを目指していきたいと思ってるんだぞ?」
律子「プロデューサー、私たちも全員本気だから、言ってるんですよ。真剣なんです」
P「1人だけを選んでどうするって言うんだよ?もし誰か1人を選んだとしても、俺はこれからもみんなをプロデュースする!俺はみんなと一緒にトップを目指したいよ!」
あずさ「ふふっ、やっぱりプロデューサーさんはお優しいんですね。こういう優しさがあるから、みんなプロデューサーさんについて行きたくなっちゃうんでしょうね~」
P「……これは優しさなんかじゃなくて、俺の単なる我儘なのかもしれません。争いからは何も得られない…ただ悲しみを生むだけだって、そう思うんです。だからみんな――」
千早「甘やかさないでくださいっ!!」
P「千早…?」
千早「悲しみを生む?それの何がいけないんですか?私たちは、それも覚悟の上です。そうでもなければ、さっきのような事…言えるハズもありません!」
美希「そうなの。さっきも言ったけどミキ、ホンキだよ?ミキだけじゃない…千早さんも、でこちゃんもやよいも、ここにいるみーんな、ホンキだよ?」
伊織「アンタも男ならハッキリ決めたらどうなの?今のアンタは、私たちが傷つくのが怖いんじゃない…ただ自分が私たちを傷つけるのが怖くて逃げてるだけよ!」
やよい「私もそう思います!プロデューサー、怖がってちゃいけません!勇気を出してくださいっ!」
P「みんな…」
流れが良くわかんないからだれか三行で説明して
めんどくさすぎワロタ
>>198
プロデューサーは
私の
ものだ
貴音「さぁあなた様、覚悟をお決めになって下さい」
P「わかった。俺も覚悟を決める。……みんなの中からトップアイドルを選ぶよ。ただ、すまないが、俺の中ではもう誰を選ぶのか答えは決まっている」
亜美「さっすが兄ちゃんだNE!ではでは続行ということで~♪」
律子「そうですか……プロデューサーがそうおっしゃるのなら、もう各自アピールをする必要もありませんね。ではすぐに決めてもらいます」ポチッ
ウィィーン……ガタン
律子「そこにボタンが14個あると思います。どのボタンがどの席に対応しているか、おわかりですね?」
P「多分大丈夫だと思うけど…試しに押してみる」ポチッ
ティ・ティ・ティ……
亜美「ナンダコレー!?机が光ってる!兄ちゃんから亜美めがけて光の点が迫ってくるよ~!」
やよい「わぁ~、なんですかぁこれ?なんだか光がピカピカ近づいてきてドキドキします~!」
小鳥「これって…まさか?!」
春香「相思相愛になった二人は互いに光の線で結ばれて…」
響「しかも最後にはハートマークが浮かんできて…」
真「もはや学園祭とかの定番、女子校生なら誰しもが憧れるっていうあの伝説の…?!」
雪歩「ふぃ…フィーリングカップルってヤツですかぁ~?」
話がおかしな方向へ向かっていってるような
あずさ「あらあら~なんだか学生時代に戻ったみたいだわ~」
ミキ「こっち!ハニー、ココなのー!」
千早「……ど、ドキドキするわね」ジィー
ティ・ティ・ティ・・・ティティティティティーン
真美「あ…っ!?」ピコーン ピコーン
亜美「兄ちゃんと真美が結ばれたーっ!そんな~」
雪歩「うぅ…ぐすっ」
真美「兄ちゃん///」
伊織「ちょっとちょっと、待ちなさいってば!これまだ練習でしょ?」
美希「そうなの!これはまだ練習なの!」
律子「これはあくまでもお試しって事ですよね、プロデューサー殿?」
P「あ、ああ。すまん、今のは試しに押してみただけなんだ」
真美「えっ…そんな……ぐすっ」
貴音「ふふ、落ち込むのはまだ早いですよ真美」
小鳥「次が本番…ですね」
>>198
リトとか
目じゃないレベルの
ハーレム攻勢
あずさ「私、今日の占いの運勢どうだったかしら…?確か本番でうまくいく…だったような」
律子「じゃあそろそろいきましょうか…」
P「えっと、今と同じとこを押すと……消えたな。よし、じゃあ俺がトップアイドルだと思う人を押すからな!恨みっこなしで頼むぞ」
一同「………」コクン
P「俺が選ぶトップアイドルは……これだっ!」ポチッ
ティ・ティ・ティ……
律子(………どうなるかしらね。ま、望み薄ってところでしょうけど)
小鳥(お母さん…小鳥を助けて~)
美希(ハニーお願いなの…ミキを選んで欲しいのっ!)
千早(………大丈夫、きっとプロデューサーなら)
貴音(光は真っ直ぐに私目掛けて進んできますが…さて。一寸先は闇とは、正にこの事ですね…ふふ)
あずさ(うふふ、プロデューサーさん、私、貴方を信じてますから)
響(うぅ~どうなる?どうなるんだ~?うぎゃ~時間が止まって感じるぞ)
ティ・ティ……
春香(プロデューサーさん、私のことどう思ってくれてるんだろう?これでわかるのかな)
真美(兄ちゃん…兄ちゃん…お願いっ!もう一度、真美を選んで…!)
亜美(兄ちゃんくん、兄ちゃんくん、さっきは真美を選んだんだから今度は亜美を選びたまえ~はぁ~)ビビビビ
雪歩(怖いよぉ~けど、最後までプロデューサーを信じて目を開けてますぅ!………はぅっ、やっぱり怖くて見てられないよぉ~)
真(ボクは信じてますよ、プロデューサー!ボクの王子様はプロデューサーなんだって)
やよい(これでもしプロデューサーに選んでもらえたらどうなるんだろう?何か変わるのかなぁ?)
伊織(大丈夫よ、伊織。アイツならきっと選んでくれるもの。だから、信じて待つの…目を逸らさずに!)
P(俺の選択は間違ってない…きっとみんなわかってくれる)
ティ・・・ティティティティティーン
小鳥「ピ……ヨ?」ピコーン ピコーン
一同「!?」
小鳥「あ…あたしですか?!」
P「………はい」
小鳥(やっと、やっとあたしにも我が世の春がキタ━(゚∀゚)━!)ピーヨー
小鳥「あ、あのっ、プロデューサーさ――」
P「みんな、こんな機械にだまされないで真実を見て欲しい」
小鳥「へっ…、それってどういう…」
P「これを見てくれ。機械の設定上、音無さんしか点灯しなかったのだろうけど、俺の選択は…全てのボタン。そう、俺が選んだのはここにいるみんな全員だ!」
一同「!?」
P「俺は選んだよ。さっきは選ぶ事から逃げていたけど、今度はちゃんと選んだ。俺の答え……それは、俺にとって全員がトップアイドルだ!」
P「トップに何人いたっていいじゃないか。全員揃ってトップアイドル。うん、何も問題ない…だろっ?」
小鳥(はぁ…そういう事だったんだ。ただ一人あたしが選ばれたと思ってつい喜んじゃったけど、これがプロデューサーさんらしいかなぁ。でもちょっと残念~)
小鳥(はっ、なんて贅沢言ってる場合じゃないわよ小鳥!やったよお母さぁ~ん)グスッ
亜美「あっ、ピヨちゃんが嬉し泣きしてる~!」
律子「………はぁ、まさかこんな答えが待っていようとは思いもしませんでした」
貴音「実にあなた様らしい答えですね。私とした事が、このような選択があるとは大変お見逸れ致しました」
P「いやいや、きっと最初からこの答えにしかならなかったよ。みんなが事務所辞めるって言い出した時は本気でビビったけどな。あはは」
伊織「はぁ、アイツらしいわよねホント」
美希「うん」
伊織「アンタはこれで納得してるの?」
美希「そんなハズないの!今でもハニーの1番はミキしかいないって思ってるの!」
美希「けど、あーやって笑顔でいるハニーを見てると、困らせたくないなって思うから、今はガマンする事にするの」
伊織「そう、アンタにしては賢明なものの見方よね。怒り出して詰め寄るんじゃないかと思ってたわ。にひひっ♪」
美希「でこちゃんはうるさいの。どうせハニーとケッコンするのがミキなのは決まってるから、今は焦らなくても別にいいってカンジなの」
千早「ふふっ、そうね。まだ焦る必要もないかもしれないわね」
美希「………千早さん、やっぱりいろんな意味で手ごわいの」
やよい「うっうー!これでまたいつも通り、みんなで一緒にステージで歌ったり踊ったり出来るんですねー!」
P「そうだな。これからもみんなでトップアイドル目指して頑張るぞ~!」
一同「おー!」
P「よし、そうと決まれば早速景気づけに765プロ緊急ライブを開いて、765プロ全員参加の特別ユニットで……!」ティン
亜美「ん?兄ちゃんどったの?」
P「きた!きたんだよ!ティンときたーっ!イケル!これならホントに765プロ全員でトップアイドル目指せるぞ!文字通りアイドル全員でだよ!ははっ」
P「765プロのアイドル14人で1つのグループを作ろう!お前達が組めば、大所帯がウリのマンモスアイドルグループだって真っ青になる事間違いなし!」
小鳥「あのぅ、それって…」
律子「私たちも勘定に入ってますよね、間違いなく」
あずさ「あらあら~という事は、今日で私も一番のお姉さんアイドル卒業って事になりますね~うふふ」
小鳥「………ぴよ」
雪歩「真ちゃん、全員同じステージでライブできるだなんて…楽しみだね!」
真「うん、そうだね!今まで以上に忙しくなりそうだけど、みんなで一緒に頑張れるんだ。本当に楽しくなりそう!」
真美「まさかまた亜美と一緒にアイドル活動する事になるなんて…真美、亜美にだけはゼーッタイに負けないかんね!」
亜美「んっふっふ~♪かかっていらっしゃ~い!亜美だって、真美なんかには負けないもんね→!」
P「互いに競って高め合えば、それがそのまま個々の成長やグループの人気アップにも繋がるしいい事ずくめだ。うん、765プロ選抜総選挙なんかも盛り上がるかもしれないな」
春香「あのぅ、プロデューサーさん」
P「ん、どうした春香?」
春香「えっと、765プロ全員でユニットを組むのはすごくいい考えだと思うんですけど……その、センターは誰にするか~とか、リーダーとかはどうなるんですか?」
響「それはやっぱりプロデューサーに決めてもらうんじゃないのか?」
一同「……」ピクッ
P「へっ…?いや、やっぱりそういう事は社長とも相談して……ってお前たち、顔がなんか怖いぞ?」
美希「センターはやっぱりミキがいいって思うな。ね、ハニーもそう思うでしょ?ミキを選んで欲しいの!」
伊織「ちょっと待ちなさいよ!プロデューサー、リーダーになるのはもちろんこのスーパーアイドル伊織ちゃん以外にいないわよね?」
亜美「はいはーい!兄ちゃん、ここはやっぱ亜美だよね~?兄ちゃん、亜美を選んでくれるかな~?いいともー!」
真美「よくないよっ!兄ちゃん……やっぱり真美も、兄ちゃんに選んで欲しいよ…!」
P(ヤバい、俺が誰を選ぶとかそういう話に戻ってるぞ…)
俺の翼エンド失敗
微ヤンデレって流行ってるの?
あずさ「プロデューサーさんに決めていただく…ねぇ。う~ん、そういう事なら私も立候補しちゃおうかしら!どうですか~、プロデューサーさん?」
貴音「あなた様、どうか安心して下さい。私はぽじしょんには拘りませんので」
律子「貴音、あなたそれどういう意味で言ってるのよ…」
貴音「さぁ、それは私にもわかりません。その答えはきっと、白く美しい月だけが知っているのです」
響「貴音~、自分で今言った事だろー?全く意味がわからないぞ。……ポジションといえば、自分もどうせならセンターで目立ちたいぞ!」
P「な、なぁみんな!ここは平等にここにいる全員の多数決で決めるってのはどうだ?そうすればみんな結果にも納得するだろうし、いい考えだろう!」
亜美「え→!そんなのつまんないYO!やっぱり兄ちゃんに決めてもらうほうがいい!!」
美希「ミキもハニーに決めて欲しいの!早くトップアイドルになって、一日でも早くハニーとケッコンするの!そのためにもまずは――」
雪歩「美希ちゃん、それはちょっと聞き捨てならないですぅ!け、けけけ…けけ結婚だなんてそんなのまだ美希ちゃんには早すぎますぅ!」
美希「雪歩、ミキを裏切るの?それならミキだって雪歩を敵だって認識するの!」
雪歩「ううぅ…美希ちゃんがプロデューサーを困らせるのなら…の、臨む所ですぅ!!」
あずさ「あらあら~、喧嘩はダメよ?けど、美希ちゃんもプロデューサーさんと結婚するだなんて冗談はやめにしましょうね」
美希「冗談なんかじゃないの。さっきのミキだってホンキだったし、もちろん今も大マジメなの。ミキはハニーとケッコンするの!」
真「美希、何を言ってるの?冗談言ってるようにしか聞こえないよ。だってそもそもプロデューサーが美希のプロポーズを受け入れてくれるかどうかもまだ決まっていない訳だし」
美希「み、ミキ……ハニーを信じてるもん」
律子「プロデューサー、一応言っておきますけど、美希はまだ未成年どころか結婚すら認められていない歳なんですよ。そこの所、わかってますよね?」
P「ああ、それはもちろんわかってる」
美希「律子だって未成年なの!人の事言えないの!」
律子「確かに私はまだあなたと同じく未成年よ。けど、法律上16歳以上は結婚する事ができるのだから、美希、少なくともあなたとは違うわね」
美希「っ……!」
千早「結婚……考えたこともなかったけれど、私もしようと思えばできるのよね。相手さえいれば…」
春香「千早ちゃん?!何を言って…」
小鳥「あ、あのぅ~」ソロー
P「音無さん?な、なんでしょう…?」
小鳥「えっと…あたしもそろそろ本気で結婚したいなぁって思ってるんですよね~。……ほら、順番的に言っても初めはあたしからかな~なんて」
美希「………ケッコンしたくても、する相手がいないんじゃ意味ないって思うな」
小鳥「あ、相手は……その…(も~っ!美希ちゃん、ホントはあたしの好きな人知っててイジワルしてる~><)」
亜美「おや、ピヨちゃんのようすが………」
P「えっ、音無さんってお付き合いしてらっしゃる方がいらしたんですか?!知らなかった……でも、それじゃあ無理にアイドルになってもらう訳にも…」
小鳥「へっ?!い、いませんいません!あたしにお付き合いしてる方なんていませんよぉ!いる訳ないじゃないですか~!」
P「で、ですよね~(最近は特に忙しくなってきたし、仕事に追われて恋人作ってる暇なんて無いに決まってるよなぁ)」
小鳥「あはは、ですです~(あっさり納得するプロデューサーさんもちょっと酷いです><)」
貴音「あなた様、そのような言い方は女性に対して失礼です」
P「へっ?」
律子「その『いなくて当然ですよね』みたいな言い方は失礼ですよって事です!」
P「あ…そ、そうだよな、うん。すみません音無さん、無神経過ぎました。きっと仕事が忙しくて恋人を探す暇もないんだろうなって意味だったんです」
小鳥「あ、あはは、いえ~気にしないで下さい(探す暇ならこれまでいくらでもあったんですけどね…)」
律子「小鳥さんも、こういう時は怒っていいんですからね?(ほんっとに、プロデューサー殿のこういう所はドンドン直していかなくちゃいけないわね)」
亜美「兄ちゃんはデリバリーが足りないですなぁ」
P「それを言うならデリカシーな。反省してます!……ところで、律子にも聞いておきたいんだが、もしかして律子には彼氏とかって…」チラ
律子「なっ、きゅ、急に何言い出すんですか?今デリカシーの話をしたばかりでしょうがっ!///」
P「いやだって、もし律子に恋人がいるならアイドルなんてできないだろうから一応聞いておこうと思って」
律子「~~~っ…恋人なんていませんっ!これからもう一度アイドルに戻ろうってのに、恋人なんていたらそもそもその話もお断りしてます!」プンプン
P「何怒ってんだよ…ただの確認だろ」
P「音無さんも律子も仕事一筋で頑張ってるのはわかってるけど、そんな二人には恋人がいてもおかしくないって程魅力的だと思ってるから聞いただけなのにさ」
小鳥・律子「えっ…///(魅力的?!)」
P「むしろアイドルという縛りもないのに恋人がいないって事の方が驚きだ。それだけ仕事熱心って事だし見習いたい所だけど」
美希「………」
美希「……ねえハニー、ミキは?ミキにカレシがいたらどう思う?」
P「美希に彼氏?そんなのいる訳……って、いないんだよなっ?!」
美希「……あのね、ミキってすっごくモテるんだよ?1日で20人以上から告白される日だってあるし、断り続けるのも大変なの!」
P「そ、そうか。そんなに告白されてるんじゃ、断るのも一苦労だろうな。……で、美希にはもちろん彼氏なんていないんだよな?」
美希「………いるよって言ったら、ハニーどうする?」
P「そんなのっ…すぐ別れてもらうに決まってるだろ!ファンの方にも申し訳ないし、マスコミにでも知れたら――」
美希「そんな事聞きたいんじゃないよっ!ハニーがどう思うか聞きたいだけなの!」
P「俺がどう思うか…?俺は……もし美希に彼氏がいたとしたら、すごくショックだよ」
P「さっきは美希、俺なんかに本気で告白してくれただろ?真剣に自分の気持ちをさ。その気持ちも嘘になるのかなって思うと、そんな事は考えたくないってのが俺の正直な気持ちだ」
美希「…ミキは、ハニーしか見えないの。だから、ミキにハニー以外のカレシができるなんて事アリエナイの!安心した?」
P「ああ、そうだな。安心したよ」
美希「そう思ってくれてミキも安心したの。ハニーを試すような事しちゃってゴメンね?だって、ハニーにとってミキってミリョクないのかなって不安になっちゃって」
P「まさか、美希に魅力を感じない訳ないだろう?魅力を感じるからこそ、これからも美希をプロデュースしていきたいと思ってるし!」
美希「……なんか違う気もするけど、今はまだいいの。じゃ、ハニー行こっ☆」グイッ
P「うわっとと、いきなりどうした?」
美希「ミーティングももう終わりなの!だから、オフはのんびりハニーとラブラブデートなの~♪」
伊織「ちょ…アンタたち待ちなさい!デートですって?ふざけてるんじゃないわよ!」
P「いや、俺はまだ何も言ってな――」
美希「もうっ、いつもいつもハニーとミキの仲をジャマしてこないで欲しいの!でこちゃんはほ~んとにおジャマ虫なの!」
伊織「おジャ…って、一体いつ私がアンタたちの仲を邪魔したって言うのよ!?」
美希「今だってジャマしてるの!せっかくのオフなのに、でこちゃんは時間がもったいないって思わないの?ミキたちの事はもうほっといて欲しいの」
伊織「ミーティングだってまだ終わってないんだから、勝手な行動は止めるのが当たり前でしょ!?…ったく、何がラブラブデートよ」
美希「ミーティングはみんなで一緒にトップを目指すって決まったし、もう今日は特に話す事もないの。それにミキとハニーはラブラブなんだからデートだってラブラブデートなの!」
伊織「……どこがラブラブなのよ。アンタが一人で言ってるだけじゃない…」
美希「……っ、もういいの!でこちゃんじゃ話にならないの。ハニー行こ?」
伊織「勝手な真似はやめなさいって言ってるでしょ」
美希「今すぐそこをどいて欲しいの。でこちゃんには関係ないんだからジャマしないで!」
伊織「私には関係ないってなによ?!関係あるに決まってるじゃない!それに、プロデューサーだってアンタの自分勝手さに迷惑してるんじゃない?どうなのプロデューサー」
P「え?えーっと…美希の気持ちは嬉しいぞ!けど、まだこれからの方針がちゃんと決まった訳でもないし、もう少しみんなで話し合ってもいいんじゃないかな!それからでも時間はあるし」
美希「えっ、でも……」
伊織「ほらみなさい。わかったらとっとと席に着きなさいよね」
あずさ「美希ちゃん、少し落ち着きましょう?ね!」
響「美希、どうしたんだ?なんか美希らしくないっていうか、いつもより強引って感じがするぞ」
真美「ミキミキ、兄ちゃんだって話し合い終わってからでも時間あるって言ってくれてるよ?」
春香「そうそう!ミーティングなんて早く終わらせちゃって、みんなで遊びに行こうよ!」
真「あ、それいいね!みんなでボウリング行ったりカラオケ行ったり……あ、さっきまでのチームで対抗戦なんてのも面白そう!」
貴音「ぼ↑うりんぐですか?たまには仕事の忙しさを忘れてぼうりんぐに興じるのも良いかもしれませんね。ふふ、ふふふっ、プロデューサーとの地獄の特訓…とても懐かしく思います」
雪歩「対抗戦って言う事は……罰ゲームとかあるのかなぁ?はう~っ、今からドキドキですぅ~!」
響「あ、対抗戦で思い出したけど、さっきの勝負の結果は結局どうなったんだ?プロデューサーへのお願い事は?」
小鳥「引き分け……になるんじゃないかしら?残念だけど、今回はプロデューサーさんへのお願い事はおあずけでしょうね…」
春香「それじゃあ代わりにボウリングの勝利チームはプロデューサーさんにお願い事を聞いてもらえるって事にすればいいんじゃないですか?ね、プロデューサーさん!」
P「えっ…?」
律子「私もボウリングとカラオケ代くらいは出してあげますから、元気出してくださいよ!…って事で、決まりね。プロデューサー殿、覚悟しといてくださいねー?」
P「マジですか…」
亜美「さんせーっ!ついでにボウリング行ってカラオケも行ったあとは、兄ちゃんのオゴリでファミレスにゴハン食べに行こ→!やよいっち、なんでも好きなの頼んでいいんだYO!」
やよい「えっ、何を頼んでもいいんですか?プロデューサーありがとうございますーっ!」
やよい「えーと…エビグラタンもいいし、ミートソーススパゲッティーもいいかなぁ。えへへっ、今から何頼もうか迷っちゃいます!」
千早「たまにはそういうのもいいかもしれないわね。ほら、美希も早く席に着いて、話の続きをしちゃいましょう?」
美希「………でも」
伊織「美希、アンタも往生際が悪いわね。誰もアンタからプロデューサーを奪ってやろうだなんて思ってないわよ。ま、最初からアンタのモノって訳でもないんだけどね」
美希「………こんなのってズルいの」
伊織「?」
美希「~~~っ!みんな本当はミキにハニーを独り占めされるのが嫌だからって、わざとミキからハニーを遠ざけようとしてるの!」
さるよけ
伊織「はぁ?だから誰もそんな事思ってな――」
美希「そんなのウソに決まってるの!みんな揃ってドロボウ猫なの!ハニーに好きって言う勇気もない人たちなんかが、ミキからハニーを盗まないで欲しいの!」
美希「ミキみたいに告白する勇気がないからって、みんなしてミキからハニーを奪おうとしてるの!」
一同「………」
美希「ほら、みんな本当の事だからって何も言えないの」
伊織「別に全員がアンタみたいに今すぐ……なんて思ってないだけよ」
美希「またそうやって逃げてるの。ミキはハニーの事が好きだよ?ここにいる誰よりも一番ハニーの事が大好き!」
美希「ハニーを好きな気持ちも、ハニーに好きになってもらいたい気持ちも、全部ミキが一番なの!ハニーを好きな気持ちでいっぱいだから、こんなみんなの前でだって言えるんだよ?」
伊織「………」
美希「……それとも、でこちゃんはミキに負けてないって言える?ハニーが好きな気持ちも、ハニーに好きになってもらいたい気持ちも、自分が一番だって…言える?」
伊織「………」
美希「みんなだってミキにエンリョする事ないの。ハニーが好きなら好きだって告白すればいいの。ミキ、誰にも負けないから!」
一同「………」
美希「あふぅ、なんだかもうガッカリってカンジ。ミキがこれだけ言ってもみんな動こうともしないし、こんなのライバルでもなんでもないの」
美希「ねっ、ハニー!もうジャマものはいないから、ミキとゆーっくりラブラブデートしよっ♪」グイッ
P「美希…」
伊織「待ちなさいよ。まだミーティングは終わってないし、ミーティングが終わってもみんなでボウリングするんだから、アンタ一人で勝手な事してんじゃないわよ」
美希「……でこちゃんも本当にしつこいの。ミキはハニーが好き。愛してるの!だからデートにだって誘うし、誰にもハニーを渡したくないの」
美希「さっきミキ確認したよね?そして、この中にミキのライバルはいなかったってわかったの。ライバルじゃなかったら何?ジャマもの以外の何者でもないの」
美希「でこちゃんはジャマもの?それともミキのライバル?答えて欲しいの」
伊織「はぁ…うるさいわね。アンタがどう思ってるかは知らないけれど、私はここにいる全員がライバルって認識よ。仲間でもあるし。アンタも含めて……ね。これじゃ答えにならない?」
美希「そんなんじゃ答えにならないの。最後にもう一回だけ聞いてあげるの。……ミキはハニーが大好き。でこちゃんは?ハニーの事…好き?」
P「お、おい美希…」
伊織「………」
伊織「………私も好きよ」
一同「!?」
P「いお…り?」
伊織「私もコイツの事……美希、アンタなんかに負けないくらい、プロデューサーの事が好き。いけない?」
美希「…ううん、全然いけなくないの。やっとライバルが現れてくれて、逆にちょっぴり嬉しかったりするの!」
真美「~~~っっ、ま、真美もっ!!」
美希・伊織「?」
真美「真美も、兄ちゃんの事……スキ…大スキ!………あうあう~言っちゃったよぉ///」
亜美「亜美だって兄ちゃんの事大スキだYO!アイシテルぜぇ→兄ちゃんっ☆」
やよい「プロデューサー、私もプロデューサーの事が大好きですっ!えへへ///」
あずさ「あらあら、プロデューサーさんはモテモテですね~。そんな私も、貴方の事が大好きです…!プロデューサーさん…貴方は私の運命の人……きゃ~、言っちゃった///」
貴音「あなた様、私もあなた様の事をお慕い申し上げております。あなた様は、皆にこれ程までに慕われておられるのです。私も、自分の事のように嬉しく思います」
真「プロデューサー、ボクも言っちゃっていいですか?ボク…好きですよ、プロデューサーの事。ボクの王子様はプロデューサーなんだって、思ってますから…!へへっ///」
千早「………私は、プロデューサー、あなたの事が…好き……と、ハッキリ言ってしまってもよいのかわかりません。自分の気持ちがわからないんです。
人を好きになった事がありませんから…。でも、ずっとあなたの隣にいたいって気持ちはあります。支えてもらいたいと…そう思っています。ご迷惑でしょうか?」
雪歩「あ、あのっ、ぷ、ぷぷプロデューサー!私…お、男の人は苦手ですけど、プロデューサーは平気です…!あっ…プロデューサーを男の人と意識してないって意味じゃなくて…
プロデューサーは男の人ですけど、近くにいても全然嫌じゃありませんし、嫌どころか私、最近はいつもプロデューサーの事ばかり考えてるんです!
おウチにいても今プロデューサーは何してるのかな~とか。そうやってプロデューサーの事を考えてたら、胸がドキドキして余計にプロデューサーの事ばかり考えちゃうんです。
それに、プロデューサーが他の女の子と仲良くしてる所を見ると、胸がモヤモヤするっていうか、そんな所ホントは見たくないんですけど、無視できないっていうか
…これって、好きって事なんだと思います。私が男の人を好きになるなんて有り得ないって思ってましたけど、これが恋なんだってわかりました。本にも書いてありました。
あの、私なんかがプロデューサーの事を好きになっちゃってごめんなさいぃ。私なんかに好かれて、プロデューサーも迷惑ですよね。
こんななんの取り柄もない私なんかに好かれて……でも、いけませんかぁ?!私がプロデューサーを好きになっちゃダメなんですかぁ?!
私みたいな子だって、恋するんです!恋しちゃったんですから、しょうがないんですぅ~。うぅ、許してください~/////」
春香(えぇ~、みんなプロデューサーさんに告白し始めちゃったよ!千早ちゃんに雪歩まで…)
響「………」
春香(響ちゃん…?)
響「っ……、プロデューサー、自分も……その、プロデューサーの事が好………か、かなさんどぉーっ!///」
春香(あれ?かなさんどーって確か沖縄の方言で……つまり今のって、響ちゃんも…?)
P「あ…え…う……」
律子「はぁ、まったく、何固まってるんですか?……ま、まぁ私もプロデューサーの事好きですけど…同僚としてっ!一人の男性としても……す、好きですけど…///」ゴニョゴニョ
涼ちんちんぺろぺろ
小鳥「あ、あのっ、プロデューサーさん!あ、あたしも告白していいですか?!あの、あたし…実は今まで一度も男性の方とお付き合いした事がないんです。
恋人いない歴=年齢のこんなあたしなんかには、アイドルの子達や律子さんみたいな魅力はないかもしれませんけど、それでも……
ぷ、プロデューサーさんの事、みんなに負けないくらいずっと気になって……ううん、す、好き…でした///
う、生まれて初めて告白したんですよ?!それくらい真剣で、本気で…プロデューサーさんの事が好きなんです///
あたし、事務所で一番お姉さんですけど、まだ初めてな事…たくさんあるんです。そんなたくさんあるあたしの初めて…プロデューサーさんに全部貰って欲しいです…!/////)
小鳥(キャー、言っちゃった!ついに言っちゃったよぉ~お母さ~ん///)
P「そ、そうだったんですか、音無さん…」
小鳥「は、はいっ///(あら?なんだか反応が薄いような…)」
P「実は俺もなんです。音無さんと同じです。な、なんだか恥ずかしいな…!」
小鳥「えーっ!って事はあたしとプロデューサーさんは両思い…///」
P「?」
小鳥(や、やったわ小鳥!あきらめないでほんとによかったよぉ~やったよお母さ~ん、うえ~ん)グスッ
春香「プロデューサーさんもなんですね。実は私もなんです///」
小鳥「えっ!?」
美希「そんな事言ったらミキだってそうなの!」
亜美「亜美もー!」
ワタシモ ワタシモー ボクダッテ
小鳥「そ、そんな…困りますっ!あたしはプロデューサーさん一筋だし、同性に興味は……あ、傍から見る分には全然イケ――」
P「えっ?」
小鳥「はい?あたし、何か変なこと言いましたか?」
春香「小鳥さんまで告白しちゃった…!?」
小鳥「えっ、告白ならさっき……プロデューサーさんもあたしと同じって」
P「ああ、俺も音無さんと同じで、恋人ができたことないんです。恥ずかしながら…!」
小鳥「あれ?あたしさっき思い切って告白……」
P「はい、音無さんの告白聞きましたよ。今まで恋人ができた事がないって。全然恋人がいる気配が伺えませんでしたし、なんとなくそんな気はしてたんですけどね!」
小鳥(え、後半の大事な部分だけ声に出てなかったって事なの?そんなっ…)ガーン
亜美「それで結局はピヨちゃんも兄ちゃんの事が大スキって事でファイナルアンサー?」
小鳥「えっ…あのっ、えーと……それじゃ、ふぁ、ファイナルアンサー…!」
亜美「………」
小鳥「………」
シーン
亜美「ザンネン!」
小鳥「な、なんで?!あたしもプロデューサーさんの事大好きなのにぃ!……あっ///」
P「お、音無さん?!」
小鳥「あ、えとっ……なんかスミマセン///」
美希「なんだ、やっぱりここにいる全員みーんなミキと一緒でハニーにラブダクだったの。しょうがないからみんなライバルって認めてあげるの」
春香「……私、まだ何も言ってないんだけど」
千早「そう。なら春香はライバルから除外って事でいいわね?」
春香「あ、や…そういう訳じゃなくて……私にだって心の準備というモノが」モジモジ
美希「春香は今更ってカンジだから別に何も問題無いの」
亜美「そ→そ→!はるるんが兄ちゃん好きなのなんてミキミキ並みにバレバレだし、改めて言わなくてもいいよNE!」
春香「バレバレ?!ウソ、そうだったの…?うーん、でもせっかくだから私だって告白したいよ~!なんちゃって…てへっ☆」
千早「じゃあどうぞ」
春香「えっ」
貴音「春香、遠慮などする必要は無いのですよ」
真美「うんうん!はるるんも自分の素直なキモチ言っちゃったら?きっと真美みたいにスッキリするYO!」
春香「あ……う、うんっ!それじゃあ私も…!プロデューサーさん」
P「はい」
春香「私、さっきも言いましたけど、恋人とかできた事ありませんし、もちろんデートとか、男の人と手をつないだり…き、キスとかもした事なくて///」
春香「それで、その…そういった私にとって初めての事を全部、貰って欲しいなって思ってるんです…私の好きな人に///」チラチラ
小鳥(あら~?なんだかどこかで聞いた台詞…)
春香「その私の好きな人っていうのはですね、もしかしたらもうバレちゃってるかもしれませんけど…えっと……プロデュ――」
美希「春香、言い方がなんかズルいの!ミキだって恋人なんて作った事ないし、デートもキスもなーんにもした事ないの!」
雪歩「わ、私だって初体験ばかりですぅ!プロデューサーになら、私の初体験…全部あげても///」
響「雪歩、なんだか言い方がエッチだぞ///」
真美「真美も、兄ちゃんになら……いいよ///」
やよい「真美、何の話?」
亜美「それはねやよいっち、兄ちゃんに何をしてあげるかって話だYO!」
やよい「あぁー、そっかぁ!なら私はプロデューサーのためにお部屋のお掃除とかお洗濯をしてあげたいと思いますー!」
響「なら自分は料理が得意だし、プロデューサーに毎日おいしいゴハンを作ってあげるぞ!栄養の事だってしっかり考えて作るから安心してね!」
千早「私は……朝プロデューサーが寝坊しないようにモーニングコールをかけてあげます。もし夜眠れないようでしたら、いつまででもお話にお付き合いしますし」
春香「あのぅ、今私が告白してる途中――」
美希「ミキ、ハニーのして欲しい事ならなんだってしてあげるし、ハニーがしたい事なら何しても許してあげるの!ミキはそれくらい器の大きいオンナなの!あ、でも浮気以外で…だよ?」
伊織「私だって、何か買いたいものがあるならなんだって買ってあげるわよ。あ、もちろんお金は私の稼いだ分だけしか使えないけど……私のモノはアンタのモノ……にひひっ♪」
P「おいおいお前たち、何をめちゃくちゃなことを言ってるんだ。少し落ち着こう!な…?」
貴音「あなた様、私はあなた様が望むのであれば、何人側室がいようと構いませんよ?」
あずさ「あら、それは駄目よ貴音ちゃん!私の隣はプロデューサーさんだけの場所。そして、プロデューサーさんの隣にいるのも私だけなんだから~うふふ」
美希「あずさ、それは違うの!ハニーの隣はミキのモノなの。ミキだけの場所なの!」
春香「もうっ、みんな勝手に盛り上がらないでよー!せっかく勇気出して告白してた途中だったのに…」
ながいから後でまとめで読もうシエン
響「じゃあ春香はどうなんだ?自分、ホントは嫌だけど、プロデューサーがどうしてもって言うんなら我慢して許してあげるぞ」
春香「何が?」
真「プロデューサーが誰と付き合うかについてだよ。ボクは嫌だな。プロデューサーがボク以外の王子様だなんて考えたくもないよ」
春香「え、いつの間にそんな話に……つまりプロデューサーさんのハーレムが許せるかどうかって事でしょ?私は……どうだろう」
真美「真美は…兄ちゃんがちゃんと真美の事も見てくれるんなら……ガマンできるよ」
亜美「亜美もいいYO!亜美が兄ちゃんをひとりじめしちゃったら真美が泣いちゃうかんね→!やよいっちは?」
やよい「私は、みんなが仲良くできればいいと思います!」
千早「ここでも高槻さんと意見が別れてしまうなんて……私は反対です。ハーレムなんて不純です。一人の女性と付き合えればそれでいいじゃないですか」
伊織「まぁ、当然の意見よね。他の女にうつつを抜かすだなんて考えられないわ。ゼッタイに許すもんですか!私だけを見てればいいのよ」
律子「そうね。事実日本でも一夫多妻は認められてないし、ハーレムだなんて有り得ないわ。少なくとも私だったら許さないわね」
春香「ハーレム…ハーレムかぁ……それだったらみんなが満足でき…はしないのかぁ。う~ん、ちょっと難しいかなぁ。雪歩はどう?」
雪歩「私は…プロデューサーが他の女の子と仲良くすると……うぅ、想像したらちょっと気分が悪くなってきましたぁ」
春香「わわっ、じゃ、じゃあ、プロデューサーさんは今日から雪歩だけの恋人!これならどう?」
雪歩「プロデューサーが私だけの恋人………はうぅっ、ドキドキして心臓が止まりそうですぅ~///」
真「って事は雪歩もハーレム否定派かぁ。ここまででハーレム否定派はボク、あずささん、美希、千早、伊織、律子、そして雪歩って事になるね。春香はどうなの?」
春香「私は…うーん、プロデューサーさんが他の子とイチャイチャしても嫉妬しないって言ったら嘘になるけど、でも私もやよいと一緒で、みんな仲良くできればそれでいいかなぁ」
響「じゃあ春香もハーレム肯定派だな。肯定派はここまで自分と貴音、亜美、真美、やよい、春香って事になるけど残りは……ぴよ子?」
小鳥「はいっ?!」
亜美「ピヨちゃんは?」
小鳥「えっと、プロデューサーさんのハーレムについてよね?」
小鳥「あたしの本音を言わせてもらうと……プロデューサーさんにはあたしだけを見て欲しいっていうのがあたしの気持ちだけど、でも」
小鳥「ここにいるみんな、プロデューサーさんが大好きなんだーって事知ってるから、だから……みんなで幸せを共有できたらそれが一番いいな~って思うかな」
春香「小鳥さんもハーレム肯定派、と……肯定派、否定派が7人ずつ、また意見が真っ二つになっちゃったね」
響「またさっきのメガネーズみたいにチーム決めて勝負とかするのか?自分もう今日は疲れちゃったぞー」
伊織「ま、こればっかりは正解なんてないんだから争うのも無駄よね」
亜美「じゃあこれからどうすんの?」
美希「ハニーの意見を聞くの!」
P「俺…?」
あずさ「そうね、是非プロデューサーさんのお話も聞きたいわ~。プロデューサーさんは好きな子なんているのかしら?」
真美「真美も聞きたい…!」
律子「プロデューサー殿、どうなんですか?」
小鳥「プロデューサーさん……聞かせてくださいっ!」
P「………そうですね。ここまでほとんど黙って聞いてましたけど、俺も自分の気持ちを告白するべきですよね、男として…!」
一同「………」ゴクリ
P「俺は…765プロのみんなが好きですよ!でもプロデューサーとして、担当するアイドルに恋をするだなんて言語道断、業界でも究極のタブーだって知っています」
P「でも、逆に思うんです。一緒にいて彼女にしたい位に魅力を感じる子――自分が思わず惚れてしまう程の子をプロデュースしない事に、意味はあるのかって」
P「そう考えたら、俺が765プロのみんな…音無さんや律子を含めた、ここにいる全員に恋をしてるって事は素晴らしいことなんじゃないかって思うんです」
P「ファンの方達を裏切る事になるのかもしれないけど、アイドルやプロデューサーだって人間なんだ。もちろん恋だってします」
P「ファンの方達に最高のステージを見せて、最高に愛されたままアイドルを引退するその日まで、自分達の気持ちを抑え続ける事がせめてもの償いになるんじゃないかって」
P「そう思うから、だから、今は誰の気持ちにも応えられないし、俺の気持ちも、なんとか抑えておけるよう頑張る。ただ、みんなの気持ちはものすごく嬉しい。ありがとう…!」
美希「それって、ハニーもミキ……ミキたちの事が好きって事?」
P「ああ!そういう事だ」
真「じゃ、じゃあ、ボクに好きって言ってくださいプロデューサー///」
P「そうだな。真、好――」
伊織「ちょ、ちょっと待ちなさいよ!ストップ!ストーップ!」
P「どうした伊織?」
伊織「それってもちろん私にも言ってくれるんでしょうね?」
P「ああ、それはもちろんだ。伊織から言おうか?」
伊織「だ、だから待ちなさいってば!そりゃ、アンタにす、好き………って言ってもらえたら嬉しいわよ///」
伊織「けど、そんな事面と向かって言われたら、私、自分を抑える事ができるか自信がないわ」
真美「そう言われたら、真美だって自信ないよ。兄ちゃんに好きなんて言われたら……嬉しくて抱きついちゃうかも///」
美希「ガマンしないで抱きついちゃえばいいって思うな♪だからハニー、ミキに好きって言って…!」
千早「ダメよ美希、そういう訳にもいかないでしょう?これから先、私たちがアイドルを引退するまで、隠れてただ抱きつくだけで我慢できるの?」
美希「そ、そんなのっ……デートもしたいし、手をつないだり腕を組んだり……きっとキスだってしたくなっちゃうの」
律子「歯止めが効かなくなったら本末転倒になっちゃうものね。美希、今は辛いでしょうけど我慢しなさいね」
美希「うぅ、しょうがないの。トップアイドルになってアイドル引退するまではガマンするの」
美希「……でも最後にもう一つだけ、ハニーに聞きたいことがあるの」
P「ん、美希どうした?」
美希「あのね、ハニーがここにいるみんなの事が好きっていうのはわかったの。それでね、ハニーは誰が一番好きなのか教えて欲しいの!」
P「え、みんな同じくらい好き……だよ」
伊織「本当に?実は本命がいるんじゃないの?」
P「な、なんでそう思うんだ?」
真美「兄ちゃん、ウソ吐く時にゼッタイに目を合わせようとしないんだもん。みんなにもうバレちゃってるYO!」
P「そうだったのか…なんてことだ」
亜美「さあさあ兄ちゃん、覚悟を決めて言っちゃいなYO!」
P「……そうだな。ここまできて俺だけ隠し事するなんてよくないよな。わかった、正直に言うよ」
春香「えっ、じゃ、じゃあプロデューサーさん、本当に本命の人が…?」
P「俺はみんなの事、本気で好きだって言える。それは嘘でもなんでもなく、自分に正直な気持ちだ。でも、誰が一番かって聞かれたら、俺はこう答えるよ」
一同「………」ドキドキ
P「……み………だよ」ボソッ
一同「『み』?」
美希「やった、ミキなのー!『み』がつくのはミキだけなの!嬉しいよハニーだーい好き♪」
伊織「待ちなさい!私だって『水』瀬伊織よ!」
春香「あ、天『海』春香……///」
あずさ「あら~?私も『三』浦あずさですよ、プロデューサーさん」
亜美「双『海』亜『美』!」
真美「双『海』真『美』!」
亜美「亜美たち『み』が二つも付いてるー!」
真美「やった→!」
律子・小鳥・千早・貴音・響・やよい・雪歩・真「………」
P「う……あの、な!もう一回言うと………き…………だよ」ボソッ
一同「『き』?!」
律子「今度は『き』って聞こえましたけど……一応私も『秋』『月』律子って事になるわね…///」
千早「私も確かに『き』って聞こえたわ!き、『如』月千早……あっ///」
響「あ、自分は……響だから…ひび『き』だぞ!」
やよい「あーっ、私は高『槻』やよいだから、私も『き』がつきますー♪」
雪歩「真ちゃん、『菊』地真だから『き』がつくね!よかったね!」
真「雪歩こそ、ゆ『き』ほだからまだボクたちにも望みはあるよ!」
美希「ミキは『み』もつくし『き』もつくの!あはっ、これはもうミキで決まりなの♪」
貴音「あなた様は…真いけずです」ホロリ
小鳥「ぴよぉ…」グスリ
P「うわ、やっぱり恥ずかしいな。実はな………し………が好きなんだ」
一同「『し』が好き?!!」
小鳥「!?」ガタッ
貴音「私、『四』条貴音……いえ、私はもはや四条です!」
小鳥「お、お…音『無』小鳥ですっ!」
美希「うんうん、これもわかってるの!ミキは『星』井美希なの♪」
P「いや、えっと……その子はな……い、妹なんだよ」
響・美希・伊織・亜美「!!」
春香・あずさ・真美・律子・小鳥・千早・真・雪歩・やよい・貴音「」
響「結局は自分たち妹キャラ四人に絞られたって事なんだな!うぅ~緊張するぞー!」ウキウキ
美希「あはっ☆やっぱりミキ、全部に該当しちゃったの!もう誰かはわかってるけど、それでも早く言って欲しいの♪」ルンルン
伊織「そうよ!ほ、ほらっ、さっさと言いなさいよ!」ドキドキ
亜美「兄ちゃん、期待しちゃうYO→?」ワクワク
P「じゃあ言うけど……ホントに怒るなよ?えっとな……その子は妹で、もやしが好きな子なんだ」
P「………高槻かすみちゃんだよ。やよいの妹の。彼女の事が一番好きなんだ……!」
一同「」
シーン
P「あ、あれ?俺、何かまずい事言っちゃった?」
やよい「プロデューサー、かすみはまだ○才なんですよ…?」
美希「ハニー、やっぱりヘンタイさんだったの…」
雪歩「プロデューサーは……小さい子が好きだったんですね……うぅっ…」グスッ
律子「見損ないましたよ、プロデューサー」
真「解散……ですかね」
響「解散だな」
春香「それじゃ、そういうことで」
小鳥「さよなら………ロリコンPさん」
P「ま、待ってくれ!みんな、違うんだ!ちょ、待っ……待ってくれーーーっ!」
「――デューサー!ねえ、プロデューサーってば!」
ユサユサ
P「へ?」
響「へ?じゃなくて、誰なんだ?誰がプロデューサーの一番なんだ?」
P「あ、ああ、すまん!ボーッとしてた(さっきのは夢?……現実じゃなかったのか、ある意味助かったかな)」
千早「プロデューサー、大事なところなんですから、しっかりして下さい」
P「わかってる。今度こそ大丈夫だ(かすみちゃんだなんて口が裂けても言えないな。かすみちゃん以外でなら……答えはこれしかないんだけど)」
貴音「………」
P「俺の一番は…『みんな』だよ。誰が一番じゃなくて、みんな一番だな」
一同「………」
P「やっぱ今更こんな逃げるような答え方じゃダメかな?この答え以外にないって思ってるんだけども」
春香「プロデューサーさんが言うなら、その答えに納得するしかないですよね。……一番好きな子が誰なのかは気になりましたけど!ふふっ」
響「うんうん、これでハッピーエンドになったね!みんなでトップアイドルまで一直線さー!」
千早「ハーレムなんて不純だとは思うけれど、その時になるまでにプロデューサーを心変わりさせればいいだけの話だものね」
美希「そうなの!ミキたちみんな一緒にトップアイドルになってアイドルを引退するまでには、もうミキ以外は見えなくなるくらいにハニーの心をがっちり掴んでみせるの!」
真「ボクだってもっともっと乙女スキルを磨いて、きっとプロデューサーを振り向かせてみせますからね!覚悟してて下さいよ、プロデューサー!」
雪歩「私もいつかプロデューサーに私だけを見てもらえるよう頑張りますぅ!……はぅっ、自然とこんな事言えるようになっちゃいました~/// 記念に穴掘っておきますぅ!」ザクザク
亜美「亜美はこのまま兄ちゃんと両思いでいれたらそれでいいな!亜美が16才になったら、ミキミキだけじゃなくて亜美とも結婚してね、兄ちゃん!」
真美「あっ……亜美が兄ちゃんと結婚するなら、ま、真美も…真美も兄ちゃんと結婚したいな/// 兄ちゃん、真美の席も空けておいてNE☆」
伊織「アンタたちバカなこと言ってるんじゃないわよ。日本じゃ重婚なんて認められてないんだから、無理に決まってるじゃない!……外国にでも行かない限りね。にひひっ♪」
やよい「外国かぁ……事務所のみんなで暮らせるのは嬉しいけど、そしたらウチの家族の事が心配です。みんなだけでゴハンとか作れるかなぁ?」
あずさ「やよいちゃん、やよいちゃんがトップアイドルになればそんな心配しなくてよくなるのよー?だから、一日でも早くトップになれるように一緒に頑張りましょうね!」
やよい「はいっ!トップアイドルになって、私もプロデューサーのおヨメさんにしてもらいたいですー!そしてお父さんとお母さんを安心させてあげたいかなーって!」
あずさ「あらあら、やよいちゃんまでプロデューサーさんのお嫁さんになりたいのね~。うふふ、強力なライバルだけれど、私だって負けませんから~!」
貴音「私はプロデューサーについて行きますよ。例え世界の果てであろうと、あなた様と過ごせるのであれば私は満たされるのですから。真これからが楽しみですね」
小鳥「これから……楽しみでもありますけど、正直あたしなんかがグループのメンバーなんかに入っちゃっていいんでしょうか?ファンの人にブーイングされたりとか…」
律子「まさか、765プロのファンにそんな方たちはいませんから大丈夫ですよ!そんな事言われたら私だって不安になっちゃいますよ」
P「音無さんも律子も、もっと自分に自信持って大丈夫ですって!ビジュアルだって歌唱力だってみんなにも負けてませんし、二人の固定ファンも付きますよゼッタイ!」
P「ただ、ライブではダンスもありますから、明日から一緒に体鍛えましょうね!俺もメタボに気をつけないといけませんから…」
伊織「にひひっ、アンタそれ結構気にしてたのね!そうよ、アンタも自分を磨いていかないと私たちだけでトップまで突っ走って置いていっちゃうんだからね!」
P「それは困るな。よしっ、俺だってみんなに見放されないようプロデューサーのトップ目指して頑張るぞ!みんな、これからもよろしくな!」
一同「はいっ!」
P「うん!それじゃ、最後にミーティングの締めとしていつもの気合い入れ行くか!」
3・2・1
P・アイドル「目指せ!トップアイドル!」
P「よしっ、呼吸もバッチリだし、これからもみんな仲間として一緒に頑張っていこう!はい、ミーティング終わり」
美希「やっと終わったの!このあとはハニーと二人っきりでラブラブデートがしたかったけど、今日はボウリング大会でガマンするの!」
P「ははっ、デートはまたこん……いつかな!」
千早「今ハッキリと聞きましたから。約束ですよ、プロデューサー」
亜美「でも、ほんとによかった→!」
真美「終わりよければすべて良し……だもんNE!」
P「?」
やよい「プロデューサーがまた『かすみが一番好き』なんて言ったらどうしようって思いましたー!」
P「………えっ?やよい、今…」
貴音「ふふふ、あなた様、何でもありません。さあ、ぼうりんぐをしに参りましょう」
P「あれ…?さっきのは夢だよな?んん?なんかおかしい…」
小鳥「ぴよぴよ♪」
おしまい
献身いおりん……だと
投下早すぎて追いつけてないけどとりあえず乙
乙
長い
カップリングの件が意味わからなかったんだが
なんだよ全部のボタン押したって
つまり全員選んだって事か?
それで貴音とか律子が「虚を突かれた」ふうになってるのが謎なんだが
終わっていた。
おつおつ
かすみちゃんのプロデュースはまだですか
ええ話や
おつ
>>248
全部のボタンを同時に押したけど、表示されてるのは小鳥さんってことだろ
>>248
自販機を同時押ししてコーラが出てきたようなもんだ
勢力二分とは一体なんだったのか
みたら終わってた
眼鏡の話がどっか行っとる
カオスで面白かったよ乙
>>256
ただ単に「すべてのボタンを押すと思わなかった」
と考えりゃいい
こまけぇこたぁいいんだよ
Pが全押しして
たまたま小鳥さんのボタンが一番早かったって描写を
理解できない人が居るとでも思ってるのかなこの二人は・・・・・
だから嬉々として、俺の質問に飛びついて答えたんだろうけども、そもそもそんな疑問俺は持ってないし
キモヲタの願望がありありと現れてて気持ち悪い
がっついてるなら作中で片っ端から自己投影Pにレイプさせろよ
何変な所だけ奥ゆかしいんだよ
書き始めたのが6月だったから半年以上かかって無駄に長くなって内容もなかったけど完走できてよかった
保守&支援ありがとー!
乙
半年ってすげーな
ボウリング編も是非
乙
かすみ発言の後腹パンKOされたのか…
結局ピヨちゃんのエプロンは何だったんだ・・・
最初は良かったのに途中からグダグダ
まるでカイジのよう
半年乙
おつかれさん
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