妹「安価で兄に彼女ができますように」兄「願望なの?」(12)

妹「私の兄は高校生。……とは名ばかりの引きこもりです」

妹「特に虐められたとかそういう過去があったわけでもなく、ただただ学校が嫌だそうです」

兄「ねえ、説明しないでよ」

妹「こんな気持ち悪くてガリッガリで一日中パソコンの前から動かない干からびた糞のような兄です」

兄「学校でなんかあったの? 話なら聞くよ?」

妹「と言う風に、性根は思ったほど悪くありません」

妹「ですが、学校に行かない彼に私がどうして学校の相談をする必要があるのでしょう」

兄「」

妹「ということで、皆さんにお力を借りつつ彼に彼女を作らせてあげたいのです」

妹「どうか、よろしくお付き合いください」ペコリ

兄「誰? 誰かうちにいんの?」

妹「なぜ、ですか? 一応、多少、大まかに言えば、癪ですが、我が実兄です。その好ということで」

兄「もう大好き。妹付き合って」

妹「惨めったらしいので嫌です」

妹「ということで、まずはこの兄を家から引きずり出すことにします」

兄「嫌だよ、絶対出ないから」

妹「では>>3さん、何かこの家にイベントを起こして下さい」

妹「あ、多少の無理はこちらで何とかできればします」

ゴキブリ出現

兄「ん? ……あっ」

妹「む、どうかしました……か……っ!?」

妹「い、いやぁぁーーっ!!」ダダダ

兄「うるさいなもう……俺の部屋でもゴキブリぐらい出るだろ」

妹「ぜ、ぜったいあなたの部屋だから出たんですよっ! 汚らわしい……!!」

兄「とりあえず、俺の身体から離れて、殺虫剤取ってこい」

妹「い、嫌ですっ」ギュー

兄「は?」

妹「むっむむむ無理ですっ! ここから一歩たりとも動きませんから!!」

兄「はあ……んじゃ、俺が取ってくるよ……んごっ」グイッ

妹「わわわっ、私を1人にするおつもりでございましょうかーっ!?」ギュ

兄「なんだそれ……ぐっ、どりあえずびっぱるのやめろ……じぬ、がら……」ギギギ

妹「へっ? あ、すみませんっ」パッ

兄「はあ……はあ……。んじゃ、どうすんだよ……」

妹「え、えーっと……あれですっ!」

兄「あれ? ……ちょっ、俺のロリ物エロ本いつの間に開きっ放しに!?」

妹「さっき掃除したときに見つけたんです! いいですから、あれでゴキブリを……!」

兄「だ、ダメに決まってんだろ! あれは俺が同人時代から応援してた絵師さんのデビュー作で」

妹「つべこべ言わずに! ああもう、私が取って来ます!」

G「ふむ。お嬢様、よい生足をお持ちで」カサカサカサ

妹「いやぁぁーーっ!! こないでぇぇーー!!」ダダダ バンッ

兄「あ、そっちのクロゼットは同人誌がパンパンに入って」

妹「」ガララララ

兄「い、妹が薄い本に埋れてる……」





妹「酷い目に遭いました」

兄「片付けんの大変だったんだぞ……」

妹「自業自得です……さて、取り乱しまして申し訳ありません」

妹「では、続いての策を」

ピンポーン

妹「おっと、来客でしょうか……ちょうど良い機会です。兄、応対してきなさい」

兄「……はあ、分かった」スタスタ

妹「では、来客者を安価で決めましょう。>>8さんお願いします」

妹「あ、分からないネタの時は申し訳ありませんが、再安価もありえます。ご了承下さい」

範馬勇次郎

デーモン閣下

ピサ屋でもいいよ

支援

あげ

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