P「俺と律子が相合傘で」(125)

P「……二人の名前が」

P「ホワイトボードの隅っこの方に」

P「仕事から戻ってきたら発見した」

P「スケジュールを確認しようと思っただけで」


律子「すぅ……すぅ……」


P「本人寝てるし」

期待

律子「すぅ……」

P「ぐっすりだな……よほど疲れてたんだろうな」

P「どうしよう、この相合傘」

P「……」

P「どうしようって何だよ、消すとかそういうことか?」

P「待て、これを律子が書いたと決まったわけじゃ」

P「音無さんあたりがイタズラで」


律子「……うぅん」

律子「ぷろでゅーさぁ……」


P「……」

ほほぅ…興味深い

はよはよ

P「どうしてそんな普段の律子からは想像もできない甘えた声を出すんだ」

律子「すぅ……」

P「熟睡してるな」

P「律子は……どうしよう」

P「このあと何もないし寝かせといてあげよう、疲れてるんだもんな」

P「今起きられたら、なんか困るような気もする」

P「……」

P「どう見ても律子の字なんだよなぁ」


律子「なぁむ……もうっ……」


P「なんの夢見てるんだろう」

P「自分の両手を枕にして、顔は横に向けて」

P「寝相まできっちりしてるけど、寝言は言うんだな」

P「くそ……無防備にしやがって」


ヴヴヴヴーッ!!


P「のわっ!」

P「……」


ヴーッ! ヴーッ!


P「律子の携帯か……?」

P「……あった、書類の上だ」

P「見つけたはいいが」


ヴーッ! ヴーッ!


律子「すぅ……すぅ……」スヤスヤ


P「全然起きないし」

P「どうしようかな……電話だなこの長さ」

P「プライベートなアレならいいんだけど、これ仕事用の携帯だよな」

P「……」

P「事務所のみんなだったら俺でもかまわないよな?」

P「発信者を見るだけでも」

P「すまん、律子」

パカッ


P「……あれ? 電話じゃない?」

P「ああ、スケジュールを知らせる機能」

P「『ToDo』ってやつかな」


『もうすぐプロデューサーが帰ってくる時間! 頑張るのよ律子!』


P「……」

P「もう帰ってきてるんだよな……」

P「今日けっこう現場が早めに終わってさ……」

P「……」

P「俺が帰ってくるから……なんなんだろう」

期待してるぞ

P「なんでそんな俺の知らない一面を次々に見せるんだ律子」

律子「んぅ」

P「あー、今起こせばよかったかな……」

P「いやいや、寝かせてやると決めたんだ、俺がいれば大丈夫だろう」

P「……コーヒーでも入れてくるか」


P「あ、しまった」

P「帰りにプリン買ってくるの忘れた」

P「コーヒーとプリンは仕事の疲れをふっとばす俺の最強の組み合わせ」

P「……なんだけど、まあ一日くらい食べれなくとも」

P「あれ? 買ってある?」


ヴーッ!! ヴーッ!!


P「うぇっ、また!?」

P「っとっとっと」

パカッ


『プリンを忘れてないでしょうね! ちゃんと渡すのよ律子!』


P「……」

かわいい

うむ

いい律子だ

P「これ、律子が買ってきてくれた?」

P「……」

P「どうしよう」

P「律子の寝顔を見ながら食べちゃおうかな」

P「それとも気づいてないフリして待ってた方が」


律子「んぅ……すぅ……」


P「……やっぱりあとで、だな」

P「スプーンが2つもついてる」

スプーンは2つ

プリンは2つなのか1つなのか

P「……さぶ」

P「冷えてきたな、よっこいせ」


ファサ…


P「俺のコート羽織っとけ律子」

律子「ん……」

P「ふぅ」

律子「……すぅ……」

P「あ」

P「眼鏡も外しておいた方がいいのかな」

本体外しちゃだめ

ま、まあ寝てるときくらいはね

なんと素晴らしいスレだろう

P「ちょっと失礼しますよー……っと」

律子「うぅん……」


ガシッ!!


P「!?」

P「っえ、ちょ、え!?」

律子「んぅ……」

P「り、律子さんっ、何つかんでるの!?」

律子「……」

律子「いかないで……」

P「行かないよどこにも、大丈夫だからっ!」

律子「だぁから……そっちの道じゃぁ、なーんですよぅ……」

P「……」

律子「待ってくぅさい……あるくの早い……」

P「……」

律子「……うん」

律子「いっしょに歩けば、いいじゃない……こうして」

ほっほっほしゅ

メガネコンビは癒されるわあ

かわいいな

P「……」

律子「あったか……」スリスリ

P「ちょぉおおっ……すりすりするなあっ」


P「離しなさい律子っ」

律子「……ふぁい」

P「……」

P「言うこと聞いた」

おかしいな
Pまで可愛く見えるぞ

Pさんっ!ふぅ…

P「じゃあ外すからな? ……ようし、外れた」

律子「うぅん」


P「律子はすごい寝ぼけるタイプだろうとは思ってたよ」

スッ

P「眼鏡はここに置いて……」


律子「すぅ……ん……」


P「こうして見ると、やっぱり美人だよなぁ」

かけてても美人やろ!

P「いや、眼鏡かけててもキリっとしてて美人なんだけど」

P「外すと目鼻立ちのくっきりしてるのがわかるっていうか」

P「……うわ、まつ毛なげぇ……」

P「肌すべすべしてそう」

P「……変態かよ俺」

ちかたない

P「まあ俺は悪くない。全部律子がきれいなせいだ、うん」

P「……あれ?」

P「なんか違和感が……」


律子「すぅ……すぅう……」


P「あ!」

P「律っ、こいつ! 俺のクッション膝に乗せてやがる!」

P「待てよ、それいつも俺が尻に敷いてるやつだぞ、汚いぞ……」

律子「んむぅ……」

P「くそぉ、人のもの勝手にとりやがって」

律子「……」

P「仕返ししてやる」

律子「……」スヤスヤ

P「……寝顔の写真撮ってやる」

くそ、できれば出来上がったあと読みたかった
続きが気になる

P「ただ撮るんじゃ面白くないな」

P「ぐへへ、運が悪かったな律子。今日の俺は眼鏡を持ってきてるんだ」

P「ほら、お前がこのあいだ見繕ってくれたPC用のやつ」

P「これを……」スッ


律子「……」


P「おお、律子が俺の眼鏡をかけている」

P「なんだこの背徳感」

変態だー!

いっぱいかけて

P「というか、コートといいクッションといい……」

律子「……ん」

P「俺づくしの刑だなぁ、律子」

律子「……」


律子「……えへへ」


P「笑うなよぉ……」

P「そうだ、写真」


パシャッ!


P「ぐへへ、あとでこの画像を添付してメールしてやろう」

P「いや待て、それだと律子のリアクションが見れないな」

P「……どっちでもいいか」


律子「すぅ……」


P「眼鏡外して、っと」

P「……こんな感じで律子と二人きりになるの、いつぶりだろうな」

たまらん

律子(実は起きているという…)

ゲームの律子の寝言もヤバかったな

P「あー、あれだ、二人で外回りに行った時!」

P「二ヶ月前かな? 台風すごかったんだよな」

P「おかげで急に宿をとる羽目になって大変だった」


律子「んぅ……」


P「何を勘違いされたのか、布団がくっつけて敷いてあったりもしたな……」


律子「んむ……おきてますよぅ……すぅ……」


P「あぁでも、台風一過の朝焼けはめちゃくちゃきれいだったなぁ……」

律子「……ふふっ」

律子「ぷろでゅーさぁ」


P「……え?」


律子「あしゃやけ……きれいですねぇ……」


P「……」


律子「すぅ……」


P「……」

P「さっきから……あの時の夢だったのか?」

ヴヴヴーーッ!!


P「うひっ!?」


P「……おいおい、もう三度目だぞ。心臓に悪いし」

P「さすがにもうこれ以上のぞくのは」

P「……くぅ」

パカッ

P「なんか気になるんだ……すまん律子」


『三浦 あずさ』


P「あずささん?」

ピッ


P「迷子ですか、救急ですか?」

あずさ『迷子で……って違います~!』

あずさ『って、あら~、プロデューサーさん?』

P「すみません、律子寝てるので俺が出ちゃいました」

あずさ『律子さんと一緒にいらっしゃるんですか?』

P「ええ、まあ……仕事から戻ってきたら事務所で眠っちゃってて」

P「俺も特に予定ないし、作業がてら寝かせておいてあげようかなって」

あずさ『……』

P「仕事用の方にかけてきたってことは……何かあったんですか?」

あずさ『うふふ』

しえ

P「あずささん?」

あずさ『プロデューサーさん、プリンはお食べになったんですか?』

P「いえ、まだで……どうして知って?」

あずさ『大好物だっていつもおっしゃってますよ~?』

P「そ、そうですけど」

あずさ『うふふ、実はお昼ごろに、私がたまたま冷蔵庫の中をのぞいていた時に見つけて』

あずさ『「このプリンは誰のかしら~」ってつぶやいてみたら』

あずさ『律子さんがものすごい勢いで私の方に来て』

P「……」

あずさ『「それはプロデューサーのだから食べちゃダメです!」って』

P「そ、そうですか、はは」

あずさ『律子さんたら、ひどいんですよっ。私は純粋に「誰のかしら」って聞いただけなのに』

あずさ『「絶対にダメですからね!」』

あずさ『「プロデューサーがショック受けたら慰めるの大変なんですから」って』

あずさ『私、この前春香ちゃんに教えてもらった「フリ」というものなのかと~』

P「あずささん用事の方はっ!?」

あずさ『いえ~平気ですよ~。明日の予定の確認だけでしたから』

あずさ『それと、律子さん最近疲れているみたいだから、少し心配になって』

P「あ……」

あずさ『でも、プロデューサーさんがついているのなら安心、ですね?』

P「……はい」

P「ありがとうございます、あずささん」

あずさ『ふふっ、プロデューサーさんにお礼を言われるの、ちょっとヘンです』

P「はは、そうですね」

あずさ『楽しみが増えたわ~。今度律子さんにランチをおごってもらわなくっちゃ♪』

P「ほ、ほどほどにしてあげてくださいねっ?」

あずさ『あら~? 何をおっしゃってるんですか?』

P「え?」

あずさ『プロデューサーさんも一緒、ですよ♪』

P「……」


・・・


ピッ

パタン

P「あずささんの大物感は異常だな」

P「どっと冷や汗が出た……ん?」

あずささんはどS

支援

ん?

パカッ


P「……」


パタン

パカッ


P「……おいおい」

P「……」

P「なんで待ち受けが俺の寝顔なんだよ」

ニヨニヨ

ピヨ回のEDでPの寝顔見てたよな律っちゃん

P「だめだろこれ。仕事用だろ?」

P「――って違うそうじゃない!」

P「いつ撮られたんだよコレ! 布団で寝てる俺! なんでこんな写真が存在してるんっ……」


律子「……」スヤスヤ


P「あぁ」

P「やられた、あの時だ、二ヶ月前の泊まりの……」

P「くそっ、くそ……」

P「……結局俺たちは……似たようなことをやりあってたのか……」

これは素晴らしいスレッドですね

同僚だからセーフですよ、セーフ!

涼ちんちんぺろぺろ

P「……忘れてたけど、この相合傘は何なんだろうな」

P「律子が書いた」

P「書いて……疲れてたから、油断して、そのまま寝ちゃった?」

P「この姿勢のまま眠ったってことは、何か悩んでたんだろうか」

P「……」

P「何だろう……なんでこんなモヤモヤするんだ」


小鳥「プロデューサーさーん?」


P「わっひゃぁあい!?」ケシケシッ!

二ヶ月前だから律子の方が上手だよ!

小鳥「ご、ごめんなさいっ、驚かせちゃいましたか?」

P「おとおとおと、おとなしさん今!?」

小鳥「あの、私も今日は外に用事があって、今帰ってきたところで」

小鳥「事務所の方はどうなってるかなって、ちょっとのぞきに来たんですけど」

P「ああ……」

P(というか勢いで相合傘消してしまった……)


律子「んぅ……」


小鳥「今帰ってきたところでぇ……ぐへへぇ」

P「なんですか何もないですからね!」

小鳥「お二人はいつからこの状況なんでしょうかねぇ……?」

P「ついさっきですよさっき!」

小鳥「まあ、あとは若い二人に任せて退散するとしましょうかねぇ!」

P「その台詞を言うには母親になってからじゃないと」

小鳥「……」

P「俺が悪かったです」

小鳥「尋常ならざるダメージを受けました、今度おごってもらわないと気がすみません」

P「どいつもこいつも!」


律子「うぅ…ん……?」

P「え……?」


律子「ふぇ……今何時ぃ……?」


P「あああぁぁ今まで全然起きなかったのに!!」

小鳥「それはつまりプロデューサーさんと二人きりだったからぐっすり安心して」

P「知りませんよもう!」

小鳥「それじゃ、事務員はこれにて~」

P「え!? 音無さん!?」


バタンッ


P「……」

律子「……プロデューサー?」

P「律子……お、おはよう」

律子「……」

律子「……」

律子「……」

律子「!!!???」

律子「ぷぷぷぷプロデューサー!? あのっ、これは、えぇえと、違うんです!!」

律子「全部まぼろし、幻想! ファンタジー!! 恋物語!!」 

P「律子落ち着け! 大丈夫だから!」

律子「あのこのクッションもっ、コートも、コート? わかんない何!?」

律子「ああぁぁ、やだもう……とにかくっ」

律子「……あ、あれ」

P「あ」

P(ホワイトボートの方、見てる)

律子「……」

律子「あの、プロデューサー……あそこに何か」

律子「……書いてありませんでした?」

P「……」

P「……書いて、なかったよ」

律子「そう……ですか」

P「……」

律子「……」

P(違う、これじゃダメだ)

P(俺は律子に……)

P「すまん律子、俺、嘘ついた」

律子「え?」

P「相合傘、あれ律子が書いたのか?」

律子「―――」

P「見たよ俺。あとついでに……ついでにっていうか、その」

P「すまん、携帯の、予定のやつも見てしまった」

律子「」

P「待ち受けも」

律子「」

P「いろいろ寝言も言ってたけど……このあいだの台風の時の」

律子「ころしてください」

P「律子!?」

しえん

P「律子の人生をプロデュースさせてくれ」

律子「はい死んだー」

って意味で?

律子「うわぁああんいっそ殺してくださいお願いっ、もう終わらせてぇ!」

律子「あなたになら何されたってかまいませんから!!」

P「それはそれでスゴいこと言ってるぞ!」

律子「何であなたなの、何でぇっ!?」

P「わからない! でもすまん!」

律子「なんでっ、なんで」


律子「もういやああぁああっ!!」ダッ


P「ちょ、律子! バッグ! いや戸締りっ、電気も……」

・・・



P「うぉお、外はいっそう寒いなぁ……」

律子「……」

P「ひぇえ、もうイルミネーションが飾られるような時期なんだなぁ……」

律子「……」

P「……」

P「り、律子……元気出してくれよ。悪かったと思ってるよ……」

律子「そういう問題じゃありません……」

P「プリン多めにあげたじゃないか」

律子「そ、そういう問題でもありません!」

あーんしたの?

律子「わかってます。仕事の電話だと思って出てくれようとしたんでしょう?」

律子「あなたが変なことはしない人だって知ってます」

P(最後の方は危なかったけど)

律子「私は自分が情けなくて腹が立ってるんです」

P「……」

律子「あれは、その、気にしないでくださいね……」

P「え?」

律子「遊びみたいなものですから!」

律子「そう、落書き! 疲れてたから! それでそのまま眠っちゃって……」

P「……うん」

律子「……あの」

律子「このコート、本当に返さなくても平気なんですか?」

P「大丈夫だよ。俺にはこの、前から事務所に置いてたやつがあるから」

律子「そう……ですか」

P「……」

律子「……」

P「なあ、律子」

P「やっぱり……気にしたら駄目か?」

律子「……え」

P「律子の、落書き」

律子「っ」

P「その、律子、俺さ……」

律子「プロ……デューサー」

P「……」

律子「……あ」


律子「駅……着いちゃいましたね……」

朝まで残っていますように

明日朝早いのに、なんてモン見つけてしまったんや…

支援

律子「……」


P「送ってく――」
律子「『送っていく』なんて言わないでくださいね?」


P「っ、え、なん」

律子「やっぱり、今日はやめにしましょう」

律子「プロデューサー、焦ってませんか? 今日はゆっくり、落ち着いて休んでください」

律子「色々あったし、ちゃんとゆっくり考えをまとめて……」

P「律子……」

律子「そ、そのかわり」


律子「今日は……このコートをプロデューサーだと思って帰りますからっ……」

P「え……」

律子「~~~っ」

律子「さ、さよならっ」


タタッ


P「……」

P「ま」

P「また明日な……」

明日な

         -‐ミ‐-.、    ,イ'
           ∨: :\ 〃 __,.rュ‐-.、
      _,..-‐ァ=‐-:、: : :Y/: : : : X'ヽ ̄
      ´  ソ;ィ気¨ ̄\:/;:==:≦ヲ¨ }
       〃イ: ; ィ':  ̄: : : : : : : : :>..
      / ̄〉': : : : : : : : : : : : : : : : : : .\
      '   イ : : : : : : : :;: : : : : : : : : :ヽ: ヽ.
       /.: : : : : : : : : :ハ: |: : :∨: :i: : :',: : ヘ

.      / : : : : : ハ: : ;彳  :|li: : :.L: :|ハ: ハ: : ハ
      '.: : : | : : | l ! il   |从 : ||: :|`} : |:. : :}
      ; :.|: : :|: i: |ィ: |`|   | >:l`= ー-|: :|i:|
      |: i|: : :|:i|: | レ | 、   r ,z==x 戌リ
      レ' 〈: :i|ル' ,ィ=ミ }厂 ̄ヽ__,,.イ: :|}
      |  ヽ乂{ 〃   ノ  、    /// |: :.|
         .{|:ヘミ=-‐        _,,     |: .:|
.          |: : {ハ /// ー‐      .イ: :リ
            |: : | 厶            / ;: :}
           |: .:j   ≧ュ..    ィl   |: :!
          |: :|   / :|三≧  |=、 |: |  _
         ,斗.:|―‐'{  ∨      リ `'|:リ≦ニニ≧、
        /∨i| |ニハ:|   ヽ.    /  ノ7ニニニニニニハ
       ;'ニ∨:| :/ニハ 、  ∧.  /  〃ニ{ニニニニニニ}
       {ニニ〈!:{ニニ∧ \  , / //ニニ∨ニ〃ニニリ
       lニニニ∧jニニニ∧  ヽ∨イ /ニニニ〉/ニニニニ7

明日っていつの明日なのよ!

明日っていまさ

・・・



P「だめだ」

P「だめだダメだ駄目だ」

P「ううぅ、さっきの律子の恥ずかしそうに赤らんだ顔が焼きついて離れない!」

P「中学生かよ俺情けない!」

P「……ああ」

P「家帰りたくない……」


ヴーッ! ヴーッ!


P「なんだ、誰だこんな時に……」

>>91
女神

P「え」

P「律子……メール……」


『やっぱり、これだけは言わせてください』


P「……」



『あなたのことが好きです』

>>91
エビも良いが、パイナップルの方が戦闘力は上だと思う

ちくしょうかわいいなぁ

えんだあああああああああ

P「っ」


P「……」

P「……情けないな、俺」

P「向こうから言わせるなんて……」

ヴーッ!


『「向こうから言わせるなんて情けない」……なんて思ってませんか?』


P「う゛」


『そんなこと気にしないでください』

『これはきっと、私が先に始めた恋だから』

『私から先に言っておきたかったんです』

いやああああああああああああああああ

こんなこと言われたら惚れてまうやろ
もう惚れてるけど

『うじうじ悩んでたけど、前に進もうって決めたんです』

『その勇気は、あなたがくれたんだと思います』

『自分勝手でごめんなさい』


P「……」


『そんなことない』


『俺も律子が好きだよ』


『大好きだ』

ヴーッ!

『本当ですか嘘じゃありませんよねうそだったらゆりゅしませんかえあね』


P「落ち着け!」

P「ったく、意外に慌てやすいんだよな律子は……」

P「ええと……」

P「……」


『嘘なんかじゃない。その証拠に、ほら』

証拠に?

ほーら(ボロン

ヴーッ!


P「……ぷっ」


『なんですかこの写真は! 人の寝顔を撮るだなんてすごく悪趣味です!』


P「……どの口が言うんだ」


『すまんすまん、律子のことが大好きだからつい。今度デートに連れて行くから許してほしい』

ヴーッ


『明日……直接言ってくれなきゃ、いやです』

りっちゃんがかわいいのはわかってたけどこんなにかわいくみえたの初めて

P「……」


『了解』


パタン



P「……明日、か」

P「明日からどんな毎日になるんだろうな」

P「律子、まだ怒ってるかな」


P「なんとか笑顔になってもらって、そしたら二人で、ちゃんと確かめ合って」

P「その時には、もう一度……今度は俺が」



P「……相合傘でも書いてみるかな」



                      

                                          おわり

             \:. : : : : : ハ
         , -:':": ̄:込::. : : : : :}ィ:=‐ュ‐-、

        /: : : :_:_: : :∧:: : : :ノ: :/ュ、
       .// ̄ ,ィ≦: : ;ニノ:__: : : ̄ミヽヽ./¨\
      /   / : ;: :/´     `' 、ヘョ、∨\  }
         /,:ィ: :/  ,,.. --ュ,,   〉:ヽ: `}: : :\
        .〃: :|:/: Y: :イ{: : :`:ミ≧彳: : } : : : : : ∧

        .ハ: : :{: :/i}: : :∨: : : :彡:\ : : : : : : : :}:ハ
        i : : : : i{: ::i: :\:`:~"'': : ̄}:\: : : : : :,リ: :}
         {: : : : : \::\: : ヽ:.:.:.: : ノ::: : :`'ー:、;イ:}:ル|
        ∨: {: : :.::::>、:::>、:彡イ:\:::: : : :〃ノ:/´リ

           \ヽ: : :/:{iニ=ー彳{:::::::::::::::.:.: :/メ/:レ /
           \::::{:::|::::::::::::}:::\::::::::::::::/ レi :|
            Y、:::i::::::::::::::::::::::::::::::/ ハ:: :!

            .|:::ヽ:7'¨ ̄¨` 、>'´  / |: |
              |:::::ハ  _   i:. /   |::|
             |::ム彳   `>k ´    |:i|
            /_,..-ェ‐‐ュ- ..,,_ \   |:}
          ,.イ='¨ニニ:{ニニニニ=ー-=ュ、 リ
     __,. ィ≦ニニニニニ:}ニニニニニニニニ=‐- .,,_

     .ハニニニニニニニニノニニニニニニニニニニ/ニ}
    {ニ∨}ニニニニニニi:ニニニニニニニニニニ/ニニニi
    .}ニ|:{ニニニニニニ|ニニニニニニニニiニ/ニニニ|

しえん
http://i.imgur.com/yarFM.jpg

>>1
大義であった!乙!

おつ

>>110
この結び目むしゃむしゃしたい


後日談はよ

乙乙
りっちゃん可愛すぎるわ

ζ;ヮ;)ζ<イイハナシダナー

乙でした
今日はいい夢が見られそうだ

>>110
振り返って「だいすき」と言って欲しい

支援ありがとうございました
りっちゃんかわいい

支援したら終わってた…

http://i.imgur.com/HBSyN.jpg

乙乙
この距離感がいいな

おつ




後日談はよ

両思いだったッ!第一部完ッ!

第二部はよ

ToDoが可愛いすごく

おう、なんというかりっちゃんなSSだった

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