杏「アイドル?」 (57)
ダラダラしていると誰かに文句を言われて、面倒くさい
何もしないでいると誰かが勝手に心配してきて、面倒くさい
怠惰に生きていると幸せにはならないって言ってくる人もいた
でも、何もしないでダラダラと怠惰に過ごすのって誰にとっても結構幸せなことのはず
……まぁ、確かに自分はちょっとそれに比重が強過ぎるとは思うけど
だからそれを認めてくれる人とは一緒にいてもいいかなと思った
一緒にいてもいい……なんでそんな風に思ったのかは考えるのが面倒くさかった
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P「……」
P(一年間ここで暮らしているけど、未だに隣の部屋の人を見たことはない)
P(大家さんが言うには空き家ではないらしいのだが、何の様子も見られないし、以前挨拶に行った時もなんの反応はなかった)
P(多少気になるところだけど、プライバシーだし俺の生活の問題になることもなかったので放置していたけど)
P「……」
P(何で俺は隣の人のドアの前にいるんだろうか)
P「……帰りたい」
P(大家さんの頼みとはいえなんで俺が)
P(……でも、大家さんにはお世話になってるしなぁ)
P「……はぁ、しょうがないか」
P「……」ピンポーン
P「……」
P(……いないのかな?)
杏「んん……」ガチャ
P「!」
杏「うぅ、眠い……えと、配達員さん?」
杏「荷物ありがと、それじゃーサイン書くからペンを……」
P「……」
杏「……」
杏「あれ、荷物は…?」
P「えと、その……僕は……」
杏「……」
杏「間に合ってます」バタン
P「あ、ちょ、ちょっと!」
P「……」
P「……」ピンポーン
P「……」
P「……」ピピピピピピピピピンポーンピンポンピンポンピピピピピピ
杏「うるさいよもう!」ガチャ
P「あ、出てきた」
杏「なんなのもう……あの、杏になにか用ですか?」
P「んと……親の人はいらっしゃらないのかな?」
杏「杏は一人暮らしですけど」
P「……一人暮らし?」
杏「はい」
P「……」
P(どう見ても小学生の子が、しかも女の子が一人暮らし?)
P(……こんなに小さい子を一人で生活させる、だと?)
杏「……?」
P「お嬢ちゃん、今からお巡りさんのとこに行こう、そして親を見つけ出してしばき倒してお嬢ちゃんを俺の養女ちゃんにして……!」
杏「え、ちょ、ちょっと! なんか勘違いして……!」
杏「杏はこう見えてもれっきとした高校生だーっ! ……ですよ!」
P「……杏ちゃん、かな? いいんだよ、親にそう言えって言われてるのかな? 大丈夫、もう無理なんかしなくても……」
杏「さっきから失礼だよ! 初対面なのにチャイムを押しまくるし、杏を子供扱いするし……!」
P「え……でもいや、まさか本当に高校生なわけ……」
杏「……ちょっとそこで待ってて!」バタン
P「おわっ……!」
P「……」
杏「……」ガチャ
P「お」
杏「ほらっ、これ学生証! れっきとした高校生でしょ!!」
P「学生証……って……え?」
杏「これで杏が高校生だって分かった?」
P「……」
P「マジで?」
杏「マジだよ」
P(ま、まさか本当に高校生だったとは……世界は不思議なことが多いな……)
杏「なんか凄い規模で失礼な扱いされてる気がするんだけど……」
杏「……で、杏に何の用ですか? 」
P「……あ、ああ、そうだ」
P「杏ちゃん、ちょっと生活感がないから、大家さんが不安になったみたいでさ、様子を見てくれって頼まれて確認しにきたんだ」
杏「ええー……余計なお世話だよ」
P「……でも俺も杏ちゃんが出掛けてる姿あんまり見たことないけど、何してるの?」
杏「別に関係ないでしょー」
P「いや、まぁそうなんだけど」
杏「だったらいいじゃん、それじゃなんだかご苦労様です、杏は生きてますと大家さんに報告お願いします」
杏「じゃ、そういうことで」バタン
P「あ……」
期待
P「……」
P「……」ピピピピピピンポーン
杏「……」ガチャ
杏「……まだ何か用なの?」
P「いや、今思いついたんだけど」
P「……杏ちゃん、アイドルやってみる気、ない?」
杏「……」
P「……」
杏「ないです」バタ…
P「……」ガッ
杏「ちょっ、ちょっと何するんだ!」
P「いや、扉閉めようとするから……ちょっとおじさんの話聞いてくれてもいいじゃん……!」グググ
杏「杏はアイドルなんかやりません、以上……!」グググ
P「そ、そう言わずに話だけでも……!」
杏「やらないったらやらない……そんな面倒くさそうなこと……!」
P「……」グググ
杏「……」グググ
杏「……もう疲れた」パッ
P「えっ……うごっ!」バキッ
杏「あ」
P「うお……う……ドアが思いっきり鼻に……」プルプル
杏「だ、大丈夫?」
P「……だ、大丈夫」
杏「怪我は?」
P「ん……ないみたいだ」
杏「……それなら良かった」
P「……杏ちゃん、心配してくれるなんていい…」
杏「ほんじゃ」バタン
P「子だ……ね……」
P「……」
P「ちょ、閉めないで! 話ぐらい聴いてってば!」
P「……」
P「……くそ、ダメか」
P(……でも、あの子のあの感じ、きっと、きっといいアイドルになる)
P「……杏ちゃん、か」
P(諦めないからな……!)
…………
杏(あの変な人が以前訪ねて来て一ヶ月くらい経ったけど……)
P「おーい、杏ちゃん、いるんだろー! 出てきてくれー!」
杏「……」
P「話聞いてくれるだけでいいんだってー!」
杏「……」
P「お前はもう包囲されているー! 速やかに部屋からでてこーい!」
杏(……一ヶ月間本当しつっこい!)
P「出てこないとなくぞー! 大の大人が大声でなくぞー!」
杏(というか一ヶ月も毎日これやられるとノイローゼになるよ! 警察に通報してもおかしくないよこれ!)
P「あーんーずー!! 今日は秘策があるんだぜ!!」
杏(……ん? 秘策?)
P「ふふ……なんと美味しそうなケーキを買ってきたんだ、高い奴な!」
杏「!」
P 「小学生と言えば甘いものだからな!」
P「ほら、だから開けてくれよ杏ちゃん、一緒に食べようぜ……って、ん?」
杏「……」
杏(杏をまた小学生扱いしているのは置いといて)
杏(ケーキはちょっと捨てがたい、どうしよう)
P「おーい」
杏(いやでも、あの変な人部屋に入れると面倒くさそうだし、なんか胡散臭いし……)
P「何考え込んでんの?」
杏「ん、いや、今どうやってケーキだけ貰えるかを考えて……って」
杏「……」
P「や」
杏「なんで、杏の部屋に入ってきてるの?」
P「いや、鍵あいてたからお邪魔させてもらった」
杏「……」
杏(やっぱ警察呼ぼっかな……?)
出た!Pさんのごり押しスカウトコンボだ!
P「杏ちゃん、本当嫌そうだね」
杏「……鍵閉め忘れてた杏も悪いけどさ」
杏「不法侵入までする人を普通嫌がらないわけないよ……」
P「だって杏ちゃん開けてくんないし」
杏「そりゃそうでしょ」
P「あー……でもどうしよう、やっぱあれだ、これは卑怯だったかな」
P「……うん、ごめん、やっぱ杏ちゃん自身に開けてもらうまでは話を聞いてもらうのは無しにするよ、今回はケーキだけ置いてくからよかったら食べて」
杏「……はぁ」
杏「あのさ、結局それって杏が話を聞くまでやってくるってことだよね?」
P「そうなるかな」
杏「本当それタチ悪いよ……」
P「話だけでいいんだ」
杏「……」
有望なアイドル原石のためなら犯罪すら厭わないプロデューサーの鑑
宗教の勧誘のほうがましなんじゃ
杏「……分かった、もう抵抗するのも面倒くさいから今聞く」
P「ほ、本当? ありがとう杏ちゃん!」
杏「あ、あともう一つ」
P「?」
杏「ちゃん付けるのやめて、凄い気持ち悪い」
P「……えと、じゃあ双葉さん?」
杏「上の名前嫌いだから、もう呼び捨てにしてよ」
P「……それだと、杏?」
杏「ん、おっけ……じゃあ話聞くからそこ座って、それと早くケーキ出して」
アイドルもある意味宗教なんじゃ...
宗教なんてこの国じゃ流行りませんよねちひろさんガチャガチャ
…………
杏「シンデレラプロダクション……って、あの渋谷凛とかの?」
P「おお、知ってるんだ、そんなに大きくはない会社だけど」
杏「んで、杏はその会社の人にアイドルになるように誘われてるわけだ」
P「そうなるね」
杏「やんない」
P「ちょ」
杏「というか最初出会った時に言ったじゃん、面倒そうだし杏やんないよ」
P「そ、そこをなんとか……」
杏「やーらーなーい」
P「で、でもアイドルやればほら、華やかだよ、皆の人気者になって……」
杏「別にそんなのどうでもいいよ、杏はダラダラ暮らせさえすればいい、それだけ」
P「えー、んー……」
くおえうえーーーるえうおおおwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
杏「ということでこの話はおしまい、多分もう何話してもアイドルなんかやらないから無駄だよ」
杏「そんじゃほら、帰った帰った、あ、ケーキありがとね」
P「……」
P「……そうかぁ」
P「ダラダラ暮らしたい、か」
杏「……なんだよぅ、別にいいじゃんか」
P「いや」
P「うん、なんつーか、出会った時にこう、ティンと来たんだよ」
P「この子ならトップアイドルを目指せる!ってさ」
杏「……何言われてもやんないって」
P「違う違う、あれだ、なんか上手く言えないし、会って間もないのにこんなこと言うのは胡散臭いかもしれないけど」
P「杏って、怠惰に暮らしたいってことに妥協しない感じが伝わってきて、いいな」
杏「はい?」
P「……うん、そうだな、やっぱ杏はトップアイドルになれる器がある、きっと皆に好かれるよ」
杏「……」
P「俺、もう勧誘はしないけど、ちょっとでも興味もったら相談きてくれると嬉しい」
杏「……いかないってば」
P「はは、まぁあれだ、アイドルどうこうじゃなくてもせっかくお隣さんなんだし、何かあったら頼ってくれ」
P「……それじゃ、もう退散するかな、話聞いてくれてありがとう」
杏「……」
杏「……あ、あのさ」
P「ん?」
杏「その……ケーキ美味しかったからさ、また暇な時ケーキ買ってきてよ、そしたら杏、もしかしたらアイドルになる話に興味もつかもよー……なんて……」
P「……はは」
P「おう、それならまた今度ケーキ持ってこないとな」
P「……それじゃ、また」ガチャ
杏「……」
杏「……やっぱなんか、変な人だなぁ」
杏(……ダラダラ暮らしたいって言って、説教されたり茶化されたりしたことはあったけど、あんな反応されたの初めてかも)
杏「……」
杏「いいなって……何がいいんだか」
…………
杏(……んで、勧誘された日からもう三ヶ月経ったけど)
P「おい、おい杏、こいつどうやって倒せばいいんだ?」
杏「あー、そこは負けるイベントだから勝てないよ、潔く負けるべし」
P「あ、そういうのがあるんだな……へー、ゲームってのも面白いなぁ」
杏「……Pさ」
P「ん?」
杏「……いや、なんでもない」
P「そうか? ……お、本当だ、負けたのに話が進み出したな」
P「くそっ、でも勝ってもみたいなこれ……どうにかして勝てないかな……」
杏「……」
杏(なんか住み着かれた)
P「いやぁ、杏の家、漫画もゲームも揃ってて楽しいわ本当」
杏「だからといってさ、いい歳した大人が女子高生の部屋に入り浸るのは流石に問題あると思う」
P「まぁまぁ、俺と杏の仲じゃん」
杏「出会って四ヶ月程度なんだけど」
P「人間関係ってのは時間じゃないんだ」
杏「……はぁ、もう何を言っても無駄そうだからいいや」
P「それにお前、本当に生活感ないからたまに生きてるか確認したり、世話してやらないと心配になるんだよ」
杏「家に来てずっと漫画やゲーム読むばっかの人に言われても説得力ないんだけど」
P「でもあれだ、たまに飯だって作ってやってるだろ?」
P「というかそうだ、飯だって三食ほぼカップラーメンとか聞いた時にはびっくりしたぞおい」
杏「ちゃんと飴とかで糖分とってるから大丈夫だ、問題ない」
P「塩分と糖分しかとってないだろ」
P「ちゃんとバランスよい食事取らないと、アイドルとかになったらスタイルとか大変なんだからな」
杏「だからならないって……勧誘はもうしないんじゃないの?」
P「勧誘じゃない、まだ杏をアイドルにするのを諦めてないだけだ」
杏「屁理屈じゃんか!」
P「理屈ならばいいのだ!」
杏「……」
P「……すまん、俺も自分で言っててどうかと思った」
杏「……」
P「……」
杏「ところでさ、あの、結構前から聞きたかったんだけど」
P「ん?」
杏「……Pって杏が何してるか気になんないの?」
P「女子高生しててダラダラもしてるんだろ?」
杏「いやまぁそうなんだけど」
杏「ほら、でも杏、学校行ってないし、気にならないのかなとふと思ったり……」
P「でも一応たまには行ってるじゃん」
杏「そりゃ出席日数足りなくなったりするのは流石に困るし」
P「んー……まぁ出席日数分行ってるなら、それなりに勉強とかもできるしみたいだし、いいんじゃないかなとは思う」
P「……まぁ、気にならないってのは嘘になるけどさ」
P「でも、俺が何言ったところでお前学校行かないんじゃね?」
杏「いや、でもここは大人的にはちゃんと学校行けよ!とかなりそうな場面じゃない?」
P「……じゃあ言ってみるか」
杏「おー、どんとこい」
P「学校行けよ、杏」
杏「やだ、面倒くさい」
P「……」
杏「……」
P「まぁこうなるよな」
杏「いや、Pがもっと頑張ればもしかしたら杏も……」
P「いいよ茶番すぎる、どうせあれだろ、学校行くのも本当に面倒くさいって理由だけなんだろ?」
杏「えー、もしかしたら海より高く山より深い理由があるかもよ」
P「で、どんな理由?」
杏「面倒だからかな」
P「……」
P「……くく、お前はそれでいいと思う、それがいいよ」
杏「……」
杏「……やっぱ変だよねPって」
P「急に失礼だな」
杏「いやでもさー、ダラダラしてるとさ、大抵の人は説教してきたり、勘繰ってきたりしてくるんだよね」
杏「ダラダラしてばっかりじゃーとか、もしかして悩みでもあるのかーとか」
杏「うん、杏もそれは正しいんだとは思うけど……でも」
杏「……」
P「……」
杏「……だから、だから今まで人付き合いなんて面倒くさいと思ってた」
杏「……思ってたんだけどなー」
P「……」
P「なあ」
杏「何?」
P「やっぱお前、アイドルになんない?」
杏「やだよ、アイドルなんかなると、杏がダラダラしてることにPまで口うるさくなりそう」
P「そりゃ言うけど」
杏「でしょ? Pが杏のことこのままでいいって言ってくれたんだし、杏はこれからもいつまでもダラダラして過ごすよっ!」
P「……なんか余計なこと言っちゃったかなぁ」
P「……でも、なんつーかさ」
杏「?」
P「お前めっちゃ可愛い気がする」
杏「……は? え? はい?」
P「だからな、お前アイドルになれって」
杏「……」
P「お前は結構なダメ人間だけどさ」
杏「え、えー……いやまぁ、杏もそう思うけど……」
P「でも俺は、面倒くさがりで、怠惰で、たまに可愛いお前のアイドル姿がみたい」
杏「……」
杏「……よくそんな言葉、真顔で言えるね」
P「まぁそれが俺の長所だからな」
杏「長所って……まぁいいや」
杏「んー、アイドル、アイドルかぁ……」
杏「こう、ライブとか営業とかたくさんあるんでしょ?」
P「それは山程」
杏「レッスンもあるんだよね?」
P「もちろん」
杏「杏、アイドルやるとしたらそれサボりまくるけどいい?」
P「ダメに決まってるじゃねえか」
杏「マジか……」
P「お前、これはやってくれる流れだと期待したのに何ほざいてんだ」
杏「いや、まぁ、そんなに甘くないとは思ったけどさ」
杏「……」
杏「ま、でも相手がPならなんかサボるの楽勝そうな気もするし」
P「おいこら」
杏「……それに、Pがプロデューサーなら、ダラダラとアイドルしてみるのもいいかもね」ボソ
P「?」
杏「……くひひ」
杏「あー、どうしよう、ダラダラしたいけどお金が尽きたら困るんだよなー」
P「……え、なんだ、急にどうした?」
>海より高く山より深い
平坦じゃねーか!
杏「将来不安だなー、お金ないとやっぱりダラダラできないかもなー」
P「……」
P「……!」
P「はは、そういうことか? いいのか?」
杏「いいって、何が? 杏は今将来の不安でいっぱいなだけだよ?」
P「……そうか」
P「……それなら杏、お前、アイドルになってみないか?」
杏「アイドルかー、働くの面倒くさそうだけど、お金必要だしね」
P「ふふふ……もしアイドルで成功すれば、後は印税で一生楽に生きていけるんだぜ?」
杏「え、印税……!? ほ、本当!?」
P(あ、これはマジの反応っぽい)
杏「……あ、こほん……えーと」
杏「印税生活で一生楽に、ダラダラと生きてける……かぁ、それなら……」
杏「ちょっと話を聞かせてもらおうじゃないか!」
杏「……」
杏「……なーんて」
杏「それじゃ、これからよろしく、プロデューサー」
P「……おう、よろしくな、杏」
おわり
なんかぐだぐだで申し訳ない...
見てくれた人ありがとうございました
ところで、俺の書く杏も誰だこれ状態だけど、新SR杏も誰だこれ状態だよね、こっちはいい意味でだけど
乙
なんだかんだ杏を操縦できるPは有能
ほのぼのしてて良かった
乙
謎のヒロイン属性を発動した杏にはビックリしたわ
乙
この人の書く杏ちゃん好きだわ
乙
できればもっとじっくり読みたかったぞ
おまけ1
P「今思うと杏ってチョロかったよな」
杏「なに、急に失礼だなー」
P「いやだって、怠惰に暮らしたいーとかずっと言ってた割にたった四ヶ月でアイドルになろうとしたんだぜ」
杏「……あれだよ、印税生活が出来るって聞いちゃったからしょーがないんだよ」
P「……まぁいいけど」
P「いやぁ、でも懐かしいな、あの頃は仕事帰りに杏の家によく入り浸ってたなぁ」
杏「愚痴ばっか聞かされて面倒くさかった気がする」
P「あの頃は杏も俺のことプロデューサーじゃなくてPって呼んでたんだよなぁ」
杏「そうだっけ?」
P「そうそう……たまには俺のことまたPって呼んでくれよ」
杏「よ、呼んでくれって……でも……」
杏「……」
杏「……P」
杏「……」
P「……」
杏「……や、やっぱもうプロデューサーは杏のプロデューサーなんだし、Pじゃなくてプロデューサーでいいじゃん、ね?」
P「……くく」
杏「……何笑ってんのさ」
P「……いや」
P「杏は相変わらずたまに可愛いなって思った」
もっとください!!
乙
めんどくさ可愛い
重ねて乙
もしまだあるなら嬉しいところ
おまけ2
P「くおえうえーーーるえうおおおwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
杏「おわっ」
P「くおえうえーーーるえうおおおwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
杏「ど、どうしたのプロデューサー?」
ちひろ「あー、そっかぁ、最近CM多かったしなぁ……ちょっとプロデューサー借りるね杏ちゃん」
杏「え?」
ちひろ「さ、プロデューサー、ちょっとこっち来てください、ほら」ズルズル
P「くおえうえーーーるえうおおおwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ちひろ「それじゃ、待っててね」ガチャ
杏「え、え、え?」
杏「……」
< テメ、アメーバデケンサクケンサクシテルヒマアンナラサッサトガチャマワシテロヤオラアアアア
杏「」ビクッ
< クオエウエーーールエウオオwwwwwww
< マダナオンネエカ...コレデドウダオラオラオラオラオラオラ
< クオエウエーーールエウオオ......ア、アアアアアアアアアア
杏「……」
ちひろ「ふう」ガチャ
杏「」ビクッ
ちひろ「杏ちゃん、プロデューサーさん直しておいたからもう大丈夫よ」
杏「な、直すって……なに、さっきの……」
ちひろ「なんでもない、なんでもない」
P「あ、あああそうだ、そうだあ、なんでもない、なんでもない」
杏「プ、プロデューサー? なんで手を空中で何回もひねってるの?」
P「そ、それは、だってその、回さ、回さないと……」
ちひろ「」ニコッ
P「あ、ああああ、あああああ!」
杏「ほ、本当に大丈夫!? 大丈夫なの!?」
>>22のレス意味不明だったけど、調べてようやくわかった
おまけは以上です
クオリティはどうあれ、杏は書いてるし、これからも書くんでよろしく
駄文失礼しました―
乙
凄く杏っぽくて良かったよ
杏の新SRの可愛いさは異常
いいSSだった、かけ値なしに
このSSまとめへのコメント
平坦じゃねーか!