教室
リア充男1「今日はカラオケ行かね?」
リア充男2「お、行くか!」
リア充女1「あたしも行く~」
リア充2「あたしもあたしもー!」
智子「…………………」
智子(けっ……何かというとカラオケカラオケカラオケ!!てめぇらチャラ男はそこのビッチと乳くりあいたいだけだろカス)
智子(あ~……あいつらカラオケで\ピー/して刺したチャラ男の\ピー/がビッチ共の\ピー/から抜けなくなって救急車で運ばれないかなぁ……)
帰り道
智子「……………」てくてくてく
智子「……………」てくてくてく
智子「……カラオケかぁ……」
智子「よし!」つスマホ
prrrrrrrr………
優ちゃん『もしもし?もこっち?』
智子「あ、ゆ、優ちゃん?あの…ヒマだったら…これからカラオケ行かない!?」
優ちゃん『あ……ごめんね…これから彼氏と約束あるんだ…』
智子「あ、あぁ!しょ、そうなんだ!!いやぁ、べつに…そんなに行きたかったワケじゃないからさぁ…はは、はははは…」
優ちゃん『ごめんね…また今度行こうね!』
智子「う、うん!また連絡するからぁ…」
ピッ……
智子「………ぐすっ」
智子(ビッチめぇぇぇ!!何が彼氏だ!!ちきしょー!!!どうせ男女の放課後なんて男の家に行く行かないで迷って結局行ってまたイクんだろうがよ!!!)
智子「帰ろ………ぐすっ」てくてくてく
智貴「おい」
智子「!?」びくっ
智子「何だよ智貴か…いきなり声かけんじゃねぇよ!!」
智貴「お前が道のど真ん中で泣いてるからだろーが」
智子「泣いてねーし!!!」ごしごし
智貴「あっそ、とっとと帰るぞ」
智子「待って………」
智貴「あ?」
智子「カラオケ行こう」
智貴「は?」
智子「カラオケ…」
智貴「いや、行かねーよ」
智子「奢るから」
智貴「いや、行かねぇから」
智子「なんで?」
智貴「逆になんで姉ちゃんとカラオケ行かなきゃなんねーんだよ」
智子「弟の癖にお姉ちゃんの言うこと聞けないのか?」
智貴「………」
智貴「………」すたすたすたすた
智子「待てよ!!無視すんなよ!!!」がしっ
智貴「うぜぇ!!行きたきゃ一人で行け!!!」アイアンクロー
智子「うげぇぇぇ!!!痛たたたた……離してぇぇぇ!!!」ばたばたばた
智貴「……………」すたすたすた
智子「見捨てんのかー!!」
智貴「……………」すたすたすた
\ウラムカラナー!!!/
智貴「うぜぇ………」イラっ
④
よし俺が一緒に行ってやろうげへへ
ジ○ンカラ
智子(来てしまった……)
智子(それにしも智貴のヤツ……よくも姉を見捨てたな!仕返ししてやる!!)
智子(部屋を漁ってやる!!思春期のオスの部屋なんてエロいもんだらけに決まってる!!)
智子(熟○モノとか近○相○モノとか見つけて揺すりまくってやる!!)
智子「よ、よし………入るぞ!」
うぃ~~ん
店員「いらっしゃいませ!」
智子「うへ!?」びくっ
店員「?」
智子「あ、あにょ……しょの……」おろおろおろ
店員「はい?」ニコッ
智子「に、二時間くらいで……その……お得な……コース……で、お、お、お願いしましゅ……」おろおろおろ
店員「それでしたらフリータイムをご利用されるとドリンクバー付きでお得ですよ?」
智子「へ……じゃ、じゃあそれで……」
店員「携帯会員様でいらっしゃいますか?」
智子「へ!?……あ、そ、その……ち、がぃましゅ……」ごにょごにょ
店員「?」
智子「ち、ちがぃます……」おろおろおろ
店員「メルマガ会員になっていただけますと料金が10%OFFとなりますので!是非ご登録してくださいね!」
智子「は、はぃ……ありがとござぃまひゅ……」おろおろおろ
店員「ドリンクバーあちらにグラスとカップ用意させていただいているので」
智子「はぃ……」
個室
智子「ふぅ………入るまでは苦行だったが、ここまで来てみれば大したことなかったな!」
智子「それにしても……部屋の番号とか忘れちゃったらどうするんだ?」
智子「……もしかしたら自分の部屋の番号を忘れたイケメンが……」
ほわほわほわ……
~~~~~~~
イケメン「ふぅ…………」ガチャ
智子(美)「きゃっ!?」
イケメン「は!す、すいません!!部屋を間違えちゃって!!その……」(うわ……すげぇ可愛い…)
智子(美)「いえ、気にしなくてもいいですよ!」ニコッ
イケメン「あの……」
智子(美)「はい?」
イケメン「もう少しここに居ていいですか?……なんて…」
~~~~~~
智子「うへ……うへへへへ……/////」よだれ
智子「はっ………」ごしごし
智子「よーし!歌うぞ……」
智子「……………」ピッ ピッ
智子「………………」
智子「……………何歌おう」
智子「ん?履歴?」
智子「ほほぉ、前にここで\ピー/パーティを開いたリア充共は何を歌ったのかな?」ぴっ
智子「『紅蓮の弓矢』に『自由の翼』『女々しくて』か……」
智子「これだから時代の流れでしか生きられないリア充共は……」
ピッ
男『ちょっと待ってよ~』
男『本当にちゃんと謝ってんじゃん~』
男『ホント捨てないでよ~』
女『さわんじゃねぇよ!!お前女かよ!!!』
男『( ´・ω・`)』
智子「め、…めめしくて!めめしくて!めめ………つらいよぉおぉぉ…」
智子「ぼくの……からかったの……あんな…に…好きーと…たのに…」
智子「……………」ピッ
『演奏を中止します』
智子(恥ずかしくて歌えねぇよぉぉぉ!!!何!?リア充っていつもこんなことしてんの!?しかも人前で!!??)
智子(あいつらホントなんなのぉ!?別の生き物じゃん!!!)
支援
智子「うぅ………私でも歌えそうな歌………」ピッピッピッ
ぐぅ~…………
智子「そういえばお腹減ったな……何か注文するか」
智子「えーっと何食べよ……」つメニュー
prrrrr………
店員『お待たせしました!御用の方伺います!』
智子「えっ……と……しょの……フライド……ぽてと……」わたわた
店員『フライドポテトお一つですか?』
智子「は、ふぁい……あ、後、後クリームソーダ……」
店員『えー、ご注文確認します!フライドポテトお一つ、クリームソーダお一つでよろしいでしょうか?』
智子「はい!」
店員『かしこまりました!少々お待ち下さい!』
智子「さて、今度こそちゃんと歌うぞ!」
智子「紅蓮の弓矢なら歌えるかもしれないな、何度も聴いてるし(アニメで)」ピッ
『紅蓮の弓矢』TVサイズ
~♪~♪~♪~♪
智子「サエガセンセアビジベイェーガー!」(あれ?歌詞が出ない!?)
『この楽曲は事情により歌詞表記がございません。あしからず、ご了承ください』
智子「え!?聞いてないよ!!!」
♪♪♪♪♪♪
智子「あゎゎ!!…踏まれた花のー名前も知らずに~」
智子「地ーに落ちた鳥はー風を待ちわびるー」(うわ……ズレてる……)
智子(もういい……思ったこと全部言ってやる!!!)
智子「祈ったところでー何も変わらないー!!!」
智子「今を変えるのは!!イメチェンの技術だ!!!」
智子「ぼっちを受け入れてー!モテる!!意思を!!棄てた!!萌豚(ブタ)よ!!!」
智子「ぼっちの苦痛!!虚偽の睡眠!!死せる私(餓狼)の居場所(自由を)!!!」
智子「笑われた屈辱をその場で倍返し!!!団体やペア作る~体育の時間!!イャーダー!!!!!」
智子「黄昏て下校する!!ぼっちの私ー!!!!」
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智子「………何やってんだ私……」
智子「でも何か少しスッキリしたぞ……」
智子「次は何歌おうかな!」ピッピッピッ
智子「BLは趣味じゃないがヤラナイカを歌おう!バラライカの方知らねぇし……」ピッ
智子「あれ?ヤラナイカ無いのか?」ピッピッピッピッ
智子「しょうがねぇからバラライカ入れて歌うか……」ピッ
『バラライカ』
♪~♪~♪~
智子(おっ、始まった!)
智子「ゆらりゆらり~揺れている~」
智子「漢心~チャーンス!」
智子「飛び越え踏み越え!イ・ク・ぞ!!!アーッ♂!!!」
コンコンコンコン
智子「ヤラナイカ!!ヤララライカ!!ヤーラ!!ヤーラカイカイ!!その秘密を教えろYO!!」
ガチャ…
智子「ひぇ!?」
店員「お待たせしました!こちらフライドポテトとクリームソーダになります!」
智子「ひゃい……」カァ~~
店員「ごゆっくりどうぞー」ばたん
『演奏を中止します』
智子「………………」(今の絶対聞こえてたよな!!!!絶対聞かれた!!!わぁぁぁぁぁぁ!!!!あの店員後で私のことネタに笑い話するんだぁぁぁぁぁぁ!!!!)
~~~~~
さっきの店員「ぶっwさっき変なヤツ居たんだけどよwww」
別の店員「え?変なヤツ?」
さっきの店員「何か(ry」
別の店員「マジかよ!キモ過ぎwww」
さっきの店員「だろ?しかも下手くそw」
店員「「だははははははは!!!」」
~~~~~~~~
智子「ぁぁぁぁあああああ!!!!」
智子(変なアダ名とか付けられたらどうしよぉぉぉぉ!!!!)
智子「………………」
智子「考えていても仕方ない……歌おう……」
智子「他に歌えそうな曲は……」
智子「………………」ピッ
『どう考えても私は悪くない』
智子「会話が~続かないな~」
智子「何故だどうしてだ~」
智子「アホかぁ~」
智子「ソロで帰る道すがら~挨拶さえもできないさ~」
智子「待っても去っても変わらない~」
智子「そうだ!これからだぜ?」
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智子「ふぅ……なんだ、カラオケって結構楽しいじゃないか」
智子「そりゃ……友達とか彼氏とか居た方が楽しいんだろうけどさ」
智子「……………」
智子「そういえば……私がさっきから歌ってるのってアニソンばっかりだ……」
智子「リア充ってどんな曲入れてるんだ?それを歌えなければリア充になれないんじゃないか?」
智子「よーし……」ピッ
『ヘビーローテーション』
♪♪♪♪♪♪♪♪
智子「あいうぉんちゅー!」(I'm want you~)
智子「あいにーぢゅー!」(I'm need you~)
智子「頭~のなーかーガンガン鳴ってるミュージック~!」
智子「ヘビーローテーション~」
智子「ぽっ…ぷ…こーんが……」
智子「……………」
♪♪♪♪♪♪♪♪
智子「サビしか知らねぇよ……」
『演奏を中止します』
智子「最後にコレ歌って帰ろう」ピッ
『そばかす』
智子「おもいでは~いーつもーキレイだけど~!」
智子「それだけじゃおなかがすーくわ!」
智子「ほんとーは~せーつなーいい夜なのにー!」
智子「どぉしてぇかぁしら!あの人の笑顔も思い出せないの~!」
消費カロリー:4.8kcl
智子「カラオケって結構楽しいな!今度は優ちゃんと来よう!」
店員「ありがとうごさいましたぁ~」
智子「……」(ふふっ、なんだか気分がいいな)
リア充男1「あれ?黒木さんじゃん!」
智子「!?」びくっ
リア充男2「ホントだ!黒木さんだ!」
リア充女1「黒木さんカラオケよく来るの?」
智子「へ?……ぃぇ……しょの……ぁんまり……」(しまった~!!!こいつらもカラオケ行くとか言ってたんだった~~!!!!)
リア充女2「黒木さん1人?」
智子「は、はぃ……1人です……」(そうだよ1人だよ!!悪いか!!??)
リア充女2「1人カラオケって入るまで勇気要るけど楽しいよね~」
リア充男2「そうそう、まぁ入っちまえばコッチのもんだけどなw」
智子「は、そ、そうなんですか……」(へ?こいつらも1人でカラオケとか来るのか!?)
リア充女1「ねぇ!黒木さん!」
智子「はひぃ!?」
リア充女1「良かったら今度黒木さんも一緒にカラオケ行かない?」
智子「ふぇ!?」びくっ
リア充男1「あ、俺も黒木さんと行きてぇ!どんな曲歌うのか知りたいし!」
智子「え、え……え?……」
リア充女2「黒木さんってどっち方向に帰るの?」
智子「ぇ……ぇっと………あっち……」
リア充男2「俺らもあっちなんだ!一緒に帰ろーぜー」
リア充女1「行こ!黒木さん!」
智子「う、うん!」
リア充女2「あたしら黒木さんと話すの初めてだね!」
リア充男1「ホントだ!黒木さんって趣味って何?いつも本読んでるけど」
智子「ぇっと………アニメとか……みます……」(ネトゲとかBLやってるなんて言えねぇぇぇぇ)
智子(ていうか……こいつら………結構イイやつじゃん!!)
智子(もしかして私……このままリア充の仲間入り!?そんなことが!?ホントに!?)
リア充男2「そういやさっきさ~」
智子「?」
リア充男2「トイレ行った帰りに変な歌聴こえて来てよwwww」
リア充女1「へ?wなにそれ!?」
リア充男2「何かヤラナイカ~とか言ってんだよwww聞いてりゃホモの歌っぽいんだよねwwww」
リア充女2「なにそれぇ!キモ過ぎwwww」
智子「!?」ぐさっ
リア充男2「だろ?しかも下手くそwwww」
リア充男1「マジかよwだっせぇぇwww」
智子「!?!?!?」ぐさぐさぐさっ!!!
リア充男2「おかしいだろ!?黒木さんもそう思……」
リア充男2「あれ?」
リア充男1「あれ?黒木さんは?」
リア充女2「さっきまで後ろに居たのに……」
リア充女1「はぐれちゃったのかな?」
智子「わぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」タッタッタッタッタ
会話が~続かないな~
何故だどうしてだ~
END
面白かった!乙
珍しく原作に忠実なssだな。
面白かったが同時に辛くもなる。
もこっちかわいい
乙
このSSまとめへのコメント
可哀想過ぎるw 頑張れもこっち!
凄くよかったです