智子「モテないし、合コン行く」(64)

prrrrrr……

智子(あ、優ちゃんからだ……)ピッ

智子「もしもし?」

優『あ、もこっち?今大丈夫?』

智子「うん、大丈夫だよ。どうしたの?」

優『もこっちにお願いがあるの……』

智子「お願い?」

優『うん……友達に合コン誘われちゃったんだけど……』

智子(ご、合コン!?合コンって……男女が集まってあの酒の勢いで○交するアレか!?)

優『それで……私は断ったんだけど、頭数に入れられてたみたいで……友達がどうしてもって言うの』

智子「そ、そうなんだ…」(ケッ…リア充の人生相談か?ビッチが)

優『私は彼氏いるから無理って言ったら代わりの子誘って欲しいって言われちゃって……もこっちに頼めないかな…って』

智子「へ!?」(合コン!?私が……合コン!?)

智子「…………」

優『もこっち?』

優『やっぱりダメだよね……いきなりだったし……ゴメンね…』

智子「あ、待って!」

優『へ?』

智子「私でよかったら行くよ!優ちゃんの頼みだもん!」(これで男を落としてやる……へへへへ)

優『ホント!?ありがとぉ~!!じゃあ、友達にはもこっちの事言っておくから!また連絡するね!!』

智子「う、うん」←上の空

ピッ………

智子「合コンかぁ……」

智子「………………」

智子「………………」冷や汗ダラダラ

智子(合コン!?何で!?コミュ障の私が何で合コン行くなんて言っちゃったんだぁぁぁぁぁ!!!!)

智子(しかも男どころか女の子ですら知らない子なのにぃぃぃ!!!!!)

智子(お、ぉお、おち、落ち着け私!!!すぐ断ろう!!今なら間に合う!!!)

prrrrrrrrrr

智子「どぅわぁ!!!」

智子(優ちゃんからだ……)

ピッ

智子「もしもし?優ちゃん?じつは…

優『今友達に連絡したんだけどね!ぜひ来てくれって!』

智子「ふぇ!?そ、そうなんだぁ……」(断れぇぇぇ!!!断れ私ぃぃぃぃ!!!!)

優『うん!もこっちなら面白いしすぐに溶け込めるよ!』

智子「そ、そうかなぁ~」(溶け込めるワケねぇだろぉぉぉ!!!空気に溶け込んで胃が溶けるわぁぁぁぁ!!!!)

優『助かったよ~。ありがとね!もこっち!』

智子「あはは…ははは…どぅいたしまして!!」

優『じゃあ友達の電話番号教えるから連絡してあげてね?場所とか時間とか詳しいこと教えてくれるから!』

智子「う、うん……わかった」

優『ありがとね!メールで番号送るから!じゃぁね!』

智子「うん…じゃあね」ピッ

智子「」(断れなかったーーーー!!!!!!!!!)

智子(ナニコレ!?審判の日!?ター○ネーター!?いつの間に私のスマホにス○イネットが!?アイルビーバック!?←意味不明)

bbbbbbb

智子「どぅおっ!!!」

智子「メールか………」

智子「さっき言ってた友達の番号か………」

智子「これ何て読めばいいんだ……籾岡……読めねぇ」

智子「でも行くって言っちゃったしな……そうだ!これはチャンスだ彼氏持ちの充実した高校生活を送るんだ!!」

智子「よし……電話かけるぞ……」ごくっ

智子「か、かけるぞ……」

智子「………………」

智子「発信ボタンが押せない……親指に無意識にブレーキが……なぜだ……」

ピッ

智子「うぉっ!!お、押しちまった!!!」

prrrrrrr

智子「あわゎゎゎ……は、はやくキャンセル押さないと……」あたふた

籾岡『もしも~し』

智子(遅かったーーー!!!!)

籾岡『ん?誰?』

智子「ぇと………あの………その……ご、ごぅコンのは、話を……その……」

籾岡『ん?あ!もしかしてもこっち!?』

智子「へぁ!?」(いきなりアダ名!?)

籾岡『優から聞いてるよー!メンツ足りなくてさぁ~wホント助かったわ~w』

智子「は、はぃ………あの………なまえ……なんて……いうのかなって……その……」

籾岡『名前?私の?』

智子「は!……はい……その……字が…よめなかったので……すぃません」

籾岡『私「もみおかりさ」って名前~w里沙って呼んでねー!私ももこっちって呼ぶからぁ~』

智子「は、はい…………」(揉み岡!?揉むのか!?乳を!?)

籾岡『それにしても優もさぁ~彼氏なんて気にしなくていいのにね~w友達と遊ぶーって嘘つけばいいのにバカ正直だよねぇ~』

智子「へぁ!?……で、でも…ゆ、優ちゃんは……そういう……たいぷ…じゃないかなぁ……なんて」(なんたるクソビッチ……もはやビッチじゃねぇよヴィッチだよ……)

籾岡『だよねぇ~優って清純派だしね~嘘つけないタイプだよね~』

籾岡『あ、私そろそろバイト戻らなきゃいけないから!今度の金曜日の19時に○○駅前集合ね!じゃあね!』ピッ

智子「…………」(嵐のようなビッチだった……)

智子「金曜日ってことは……明後日かよ」

智子「………………」

智子(大変なことになってしまった………着て行く服、髪型、コミュ障……問題山積み過ぎだろ!!!合コンどころじゃねぇよ!!!!)


ガラッ

智子「弟!!!」

智貴「あ?なんだよ。でてけよ」

智子「お願いがある!!!」

智貴「は?知らねーよ。でてけよ」

智子「よっこいしょ……」すとっ

智貴「何くつろいでんだよ。出てけよ」

智子「女子高生と会話できるんだぞ?」

智貴「だから何だよ」

智子「嬉しいだろ?」

智貴「意味わかんねぇ」

智子「おっさんは金出して女子高生の紛い物と会話してるんだぞ」

智貴「しらねぇよ」

智貴「俺に用があったんだろ?さっさと言えよ」

智子「お姉ちゃんね、合コン行くことになったの……」

智貴「へぇー。よかったな」

智子「でも、その誘ってくれた子がビッチなの」

智貴「そうなんだ」

智子「そんな子と行く合コンなんてヤ○チンとビッチしかいないじゃん?」

智貴「そうだな」

智子「そんな中に私が入ったら確実に浮く……」

智貴「そうだな」

智子「なんとかして!!!」

智貴「しらねぇよ!!どうしろってんだよ!!!」

智子「私もビッチに見えるような服装と髪型にするの手伝って」

智貴「は?………」

智子「だから、私もビッチに見えるような服装と髪型にするの手伝って」

智貴「いや、聞こえてるよ」

智子「だったら聞くなよ」

智貴「俺が言ったのはお前のバカさ加減の方だ」

智子「?」

智貴「」(こいつホントに頭おかしーんじゃねぇのか?)

智貴「第一、俺がビッチに見える格好とやらを知ってると思うか?」

智子「ストライカーだろ?いっぱい夜のゴールキメてんだろ?ビッチの1人や2人……」

智貴「しらねぇよ。変な言い方すんな」

智貴「とにかくアレだろ?ビッチとかいうより可愛らしい格好をしたいんだろ?」

智子「うん」

智貴「じゃあ、今持ってる服全部見せろ」

智子「なんかエロい言い方だな…」ごくっ

智貴「そう聞こえるのはお前の脳が腐って溶けてるからだ」

智子「じゃあ持って来るから待ってて……」とてとてとて

智貴「…………」(何で俺がこんなこと……)

智子「これで全部だ」

智貴「なんか野暮ったいのしかねぇな」

智貴「どこで買ったんだ?」

智子「し\バキュン/ら」

智貴「諦めろ。浮くのは避けられない」

智子「じゃあ服買いに行くのついて来て」

智貴「嫌だけど。普通に」

智子「そうか、嫌か。普通に」

智子「3mくらいなら離れて歩いていいから……」

智貴「友達と行けばいいだろ?」

智子「居ると思いますか?」

智貴「お前に限りいないと思ったけど。合コン誘ってくれた人と行けば?」

智子「その子どんな子か知らないんだよね。会ったことないし」

智貴「何で会ったことないヤツがビッチってわかるんだよ」(ていうか会ったことないヤツと合コン?コイツいったい何やってんだ?止めた方がいいのか?)

智子「そんな感じがした」

智貴「なら、なおさらその人と行けよ友達になれるかもしんねぇだろ?」

智子「お前バカか?」

智貴「お前にだけは言われたくねぇ」

智子「一緒に合コンで男取り合うヤツに服選んでもらうなんて殺人鬼にナイフ渡すようなもんじゃねぇか。こっちが何も知らないのいい事にだっさい服選ぶに決まってんだろ」

智貴「たしかに」

智子「だから一応男のお前に頼んでるんだ」

智子「まぁせいぜい参考程度にはなれよ」

智貴「」(なんでコイツこんなに偉そうなんだ?)

智子「じゃあ明日学校終わったら行くからな」

智貴「」(なんで勝手に決めてんだ?)

翌日

イ○ンモール

智子「…………」そわそわ

智貴「」(帰りてぇ………)←3m離れてる


ショップ

智子「ここだな!」

智子「おい弟!」

智貴「なんだよ……」

智子「選べ」

智貴「は?」

智子「お姉ちゃんに着せたい服を選べ」

智貴「ヤダよきもちわるい」

智子「は?何のために連れて来たと思ってんだ?」

智貴「ホント何のために来たんだか……帰るわ」

智子「ま、待てよ!!」がしっ

智貴「なんだよ!自分の着る服だろうが!!自分で選べよ!!」

智子「………私、センスないし……ぐすっ……」

智貴「おい……やめろ…こんなとこで泣くな……」

智子「…………」

智貴「とにかく!コレって思ったやつ試着してみろよ!感想くらいは言ってやるから!!」

智子「うん…………」

智貴「はぁ…………」(テスト期間中なのに何やってんだ俺は……)


智子「…………」キョロキョロ←物色中

智子「とりあえずコレ着てみる」

智貴「いちいち報告しなくていいから着ろよ」

智子「覗くなよ」

智貴「神に誓って覗かない」

智子「」シャッ

ごそごそごそ シャッ

智子「ど、どう……」もじもじ

智貴「……………」

智貴「いや………着て来た服との違いがわかんねぇんだが」

智子「ここのラインとかポケットとかが違う」

智貴「そうか、ならそれでいいんじゃね?」

智子「待てよ!!」シャッ

10着目

智子「はぁ……はぁ……これなら……ぜぇ…ぜぇ……どうだ!?」

智貴「………おばあちゃん?」

智子「」ガーン……

智貴「」(コイツ……マジでセンス無いな……見てるコッチの方が恥ずかしい……)

智子「も、もうさぁ……あんたが一発ヤリたいと思うような女が着てそうな服選んで……」

智貴「言い方がキモいんだよ……なんで普通の言い回しができない?」

智貴「とにかく……お前にはここのフリフリしたような服は無理だ」

智子「でも優ちゃんとか可愛い子みんなこういうの着てるんだけど…」

智貴「着るのはお前だろ」

智子「……………」ガーン

智貴「お前みたいに喋れねぇヤツにあんなぶりっ子が着るような服は身投げと同んなじだ」

智子「!?」ガーン!!

智貴「だから……コレと……コレだな……よしコレ着ろ」

智子「なにこれ?」

智貴「いいから着てみろ」

智子「わかった……」シャッ

シャッ

智子「………おっふっ……」←ライダースジャケット+ホットパンツ

智貴「今までの服装よりはマシだろ」

智貴「後はそれに合うブーツ買え。できるだけ身長水増しできるヤツだ」

智子「これは……ぉ…おっふ……」もじもじ

智貴「お前はそれ着てあんまり喋るな。クール系を演出しろ」

智貴「気に入らなかったら自分で選べ……後は知らん」

智子「へぇ~コレがアンタがヤリたい女の服かぁ~」にやぁ~

智貴「………………」ぶちっ

自室

智子(くそぉ……智貴ヤツ……人前でアイアンクローするなんて……)じんじんじん

智子「それにしても……」

智子(中々良い趣味してるじゃねぇか……)

智子(ちょっと高かったけど……)

智子(コレさえ着て行けば……)

智子(合コンのノリについて行けない男女が一組……)
~~~~~~~

イケメン「はは……あいつらすげぇ騒いでるな……俺ちょっとこういうの苦手だわ……」

智子(美)「わ、私もこういうの慣れてなくて……」

イケメン「……………」

イケメン「俺たちだけ抜ける?」

智子(美)「え………」

そしてそのまま……

ラブホ

智子(美)「あぁぁ~~ん………」

~~~~~~~~

智子「ぐへ………ぐへへへへ…」よだれ

智子「これは明日が楽しみだ……」

智子「後は髪型か……」

ガラッ

智子「弟」

智貴「あ?なんだよ」

智子「髪の毛切ってくれ。可愛くだぞ」

智貴「は?しらねぇよ。美容院行けばいいだろ?」

智子「美容院は行きたくない」

智貴「なんでだよ」

智子「昔床屋に行った時……」

~~~~~~

店員「どうぞおかけください~」

智子(中2)「」すとっ

店員「今日はどんな風にしますか?」

智子「え……と……その……あの…」

店員「?」

智子「あの………あゃ……○波……レ…ィ…みたぃ……に…その…」

店員「はい?」

智子「ひょ!?……いえ……その………おまかせ……で……」

うぃーーん

店員「ありがとうございましたー」

智子「………………」

智子「なぜだ……」←ワカメちゃんカット

~~~~~~~~

智貴「それ床屋の腕が悪いだけだろ……つーか中2から髪切ってねーのかよ」

智貴「ちゃんとした美容院に行け」

智子「切って欲しい髪型が伝えられない」

智貴「おまかせでいいんだよ」

智子「ワカメちゃんに……

智貴「ならねーよ」

翌日

キーンコーンカーンコーン

智子(美容院は諦めよう……ここでワカメちゃんカットなんかにされたら男を落とすどころじゃなくなる…)

智子(そういえば今日はじめて籾岡って子と会うのか……)

智子「……………」ガタガタガタガタガタガタ

智子(嫌だ……逃げたい……もういっそのことすっぽかしても……)

智子(ダメだ……優ちゃんの友達なんだ…優ちゃんに迷惑はかけられない……)

智子(家でゲームしてたい……)とぼとぼ

ガラッ

智子「…………」

智貴「なんだよ」

智子「髪の毛……セットして」

智貴「自分でやれよ」

智子「やり方がわからん」

智貴「はぁ……座れよ」

智子「うん」すとっ

智貴「セットって言っても…ボサボサなのはどうしようもねぇからな?目が隠れないように前髪だけ整えて誤魔化すくらいしかできねーぞ」

智子「まかせる」

ーーーー
ーーー
ーー

智貴「こんなもんか」

智子「ふん、まぁ…お前程度じゃこれが限界か」

智貴「他に何か言う事ねーのか」

智子「……………」

智子「ありがとよ」

ガラッ スタスタスタ

智貴「……」(勉強しよ……)

○○駅

智子(ついに来てしまった……)

智子(もう後には引けない……)

智子(もうすぐ19時だな……ビッチはまだ来てないのか?)

prrrrrrrrrr

智子「でゅふっ!」

智子(電話……あ、ビッチ(籾岡)だ)ピッ

智子「も、もひもひ!」

籾岡『あ、もこっちぃ?もう着いてるよー!こっちこっち!今手ェ振ってるの私!』

智子(あれか……ぬぉっ!?スカート短ぇ!!ビッチだ!!)スタスタスタ

籾岡「やっほー!私が籾岡里沙」

未央「沢田未央でぇす!未央でいいよ!」

智子「あ……あの……黒木…とも…こ……です……よ、よろしくおねがいしまふ………」もじもじ

籾岡「そんな緊張しなくていーって」へらへら

未央「そうそう!私ももこっちって呼んでいい?」

智子「は、はぃ……」

籾岡「さぁて……では、恒例の……」

未央「wwwwww」

智子「?」

籾岡「いただきまぁす♪」抱きっ

智子「!!!!!?????」

籾岡「もこっちぃ~♪ロリ体型とはけしからんなぁ~♪」揉み揉み揉み揉み

智子「%々*☆|:+\*!?」(ぬぉぉぉ!?なんだこのビッチは!?いきなり乳を…乳をぉぉ!?)

籾岡「へへへへへ」揉み揉み揉み揉み

智子「はひぃぃ………」へたぁ

未央「里沙!やり過ぎだってば……」

籾岡「いやぁ~ごちになりました」

智子(な、なんなんだコイツは!?いきなり人の乳を……やっぱり揉み岡ってそういうことぉ!?)ドキドキドキドキ

籾岡「それにして男共が遅いなぁ」

未央「あ、来たよアレだよアレ」

智子(はっ!今日の相手は!?)

ヤリ村「ちぃーっす!」

未央「遅いぞー」

ハメ岡「悪ぃ悪ぃ!こいつが遅れちまってよぉww」

天野「は、はい!?すいません!すいません!!」

籾岡「ま、いいけど」

ヤリ村「じゃ!行きますか!」

智子(な、なんなんだ…ここきて10分も立ってないのに度肝を抜かれっぱなしだ……)

智子(この男共とビッチはどういう繋がり!?そもそも優ちゃんとこのビッチはどういう繋がり!?)

焼肉屋

店員「先にお飲物の注文よろしいでしょうか?」

ハメ岡「飲み物何にする?」

ヤリ村「俺ビール。天野もビールね」

天野「へ!?ぼ、僕はお酒は……それに未成n……

ヤリ村「うるせぇよ」ギロッ

天野「ひぃぃ…」

未央「わたし、レモンチューハイ!」

籾岡「グレープフルーツチューハイで」

智子「………」(え!?皆酒飲むの!?え!?聞いてないよ!?)

籾岡「もこっち何飲む?」

智子「え……その……ウーロン………ちゃ……で」

籾岡「ウーロンハイ一つ!」

智子「!?」(へ!?ウーロンハイ!?何それ!?スライ○ベスみたいなやつ!?)

ハメ岡「じゃ、俺もビール」

店員「お車運転する方は……」

ハメ岡「あぁ…皆電車と徒歩なんで」

店員「かしこまりました!ご注文確認します。ビール3つグレープフルーツチューハイ、レモンチューハイ、ウーロンハイでよろしいでしょうか?」

ハメ岡「はい」

店員「かしこまりました。少々お待ちください」

智子「………」(なんという所に来てしまったんだ……やはり合コンというのはアルコールと欲望渦巻く乱\バキュン/ーティなんだ……)

ヤリ村「自己紹介からいきますか!俺槍村」

ハメ岡「俺は波目岡」

ハメ岡「んで、コイツが天野」がしっ

天野「ひぃぃぃ!!」

未央「私は沢田未央でーす」

籾岡「私は籾岡里紗」

智子「あ………黒木…とも…こ……です……」おろおろ

ヤリ村「なに?黒木さん緊張してんの?」

智子「はひぃ!………いえ……その……あの……すこし……」

ハメ岡「べーつに緊張なんかしなくてもリラックスしてていいんだよ?コイツなんか合コンじゃなくてもいつもキョドってるんだぜ?」つ天野

天野「ひぃぃぃ」

智子(このブサメンさっきから「ひぃぃ」しか言ってねぇな…コイツは無いわ)

ヤリ村「ところで、キミら高校どこ?」

ハメ岡「俺らは三人共早瀬田(させだ)」

籾岡「私ら2人は彩南だよ」

智子(彩南?あぁ、あの底辺校か……でも優ちゃんは別の底辺校だったはずだけどな……)

籾岡「もこっちは?」

智子「ふぇ!?」

未央「もこっちってどこの高校なの?」

智子「え…と…私は…その……原幕……です……」もじもじ

ハメ岡「え!?原幕って頭イイとこじゃねぇの!?黒木さんスゲぇ!!」

智子「いぇ……そんな……こと……ないですよ……」

店員「お飲物お持ちしましたー」

ハメ岡「お、じゃあ乾杯といきますか!」

智子(お前らの頭ん中はいつも乾杯状態だろうが)

全員「カンパーイ!!!!」

智子「か、かん…ぱい……」もじもじ

ヤリ村「王様ゲームしよーぜー」

ハメ岡「さんせーい」

未央「えー」

籾岡「変なことしないでよー?」

ヤリ村「だいじょーぶだってぇ」

ハメ岡「俺ら紳士だからマジで」

智子(お前らが紳士なワケねーだろ!?やばい!!できねーよ!!!)

ハメ岡「じゃあクジひいてー」つクジ

智子(どうしよう……王様ゲームってキスとかするんだろ!?私の番号は外れてくれぇぇぇ)

ハメ岡「王様だーれだ!!」

未央「やったー!私だ!」

智子(私は2番か……)

未央「じゃあ…5番の人が1番の人をお持ち帰り♪」

智子(お、お、お、お持ち帰り!?それって……あれだよね!?セ\ピー/スだよね!?)

ハメ岡「俺1番だわ」

ヤリ村「マジかよ!!!」つ5番

籾岡「あはははは!!!ホモじゃーん!!」

未央「ちゃんと持って帰れよー」

ヤリ村「やめてwww」

ハメ岡「何笑ってんだよ天野!!」

天野「ひぃぃぃ!!笑ってないよぉぉ!!!」

智子「ふぅ……」(何!?このゲーム!心臓に悪いわ!!ドキドキしてたら喉乾いてきた……)

智子「」ぐびっ

智子「?」(なんだこれ?ウーロン茶の味だけど……あれ?なんだか意識が……)

智子「……………」

籾岡「あれ?もこっち?どうかしたの?」


ーーーーーーーーー
ーーーーーーーー
ーーーーーーー
ーーーーーー
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー

自宅

智子「…………」むくっ

智子「…………あれ?」

智子(なんで自分の家に?合コン行ってたはずじゃ……)

智子「うぅ………」(なんだろ……頭痛いし……きもちわるい……)

母「智子!」

智子「お母さん?」

母「あんた!お酒なんか飲んで!!まったくあんたって子は!!酔っ払ってお友達に迷惑までかけて!!!」

智子「ともだち?」

母「そうよ!!酔っ払ったあんたを家まで送ってきてくれたのよ!?ちゃんとお礼言って迷惑かけたこと謝りなさい!!!!それと二度とお酒なんか飲むんじゃありません!!!」

智子「ごめん…なさい……ぐすっ……」

智子(またビッチに電話かけるのか………)

智子(かけ辛い!!!迷惑かけた直後なだけあって電話なんかできねーよ!!!)

智子(でも謝らなきゃいけないし……)

智子(はぁ………)ピッ

prrrrrrrr

籾岡『はーい』

智子「あ、あの……その……昨日……よっぱらって…家まで送ってくれて……ありが…とう…」

籾岡『いやぁ……それはいいんだけど……』

智子「へ?」

籾岡『あれ?昨日のこと覚えてないの?』

智子「え?え?」

籾岡『昨日……』

ーーーーーーー
智子「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!」

昨日

智子「………ヒック……ヒック……」にやぁ~

籾岡「もこっち?どしたの?」

智子「王様ゲームだ……」

籾岡「え?」

智子「もちろん…ヒック…私が王様だ……ヒック……」

ヤリ村「え……黒木さん…さっきとキャラ……違くね?」

智子「おい………そこのブサメン」

天野「へ?」

智子「てめぇだよ天野とかいうヤツ」

天野「へ!?」

智子「オラ…こっち来いよ」

天野「え……あ、あの…」

智子「いいから来いって言ってんだよ!!」がしっ

天野「ひぃぃぃ!!!」

未央「もこっち!?ちょっと…」

智子「なんだぁ?このチ\BAN/毛みてぇな頭はよぉ…」つ天野

天野「ひぃぃぃ!!!すいません!!!すいません!!!」

智子「謝りゃいいと思ってんじゃねぇぞ?」

天野「すいません!!すいません!!!」

智子「飲め」

天野「へ………」

智子「このビール一気飲みしろ……2秒でな……」

天野「あ、あの……お酒はあんまり……一気飲みなんて……」

智子「あ?王様が飲めっつったら飲むんだよ!!!」がっ

天野「おぼぅ…ごぼっ……ごっ…」がぶがぶがぶ

智子「ひゃひゃひゃひゃwwwwww」

籾岡「ちょっ…やり過ぎだってばもこっち!」

智子「」ぽいっ

天野「ぶふっ」どさっ

ハメ岡「おい!天野!大丈夫か!?」

天野「ひぃぃぃぃ……」がたがたぶるぶる

智子「さぁて……次は……」

智子「ん?」

智子「おい、ヤリ村」

ヤリ村「は、はいぃ!」(え?呼び捨て?)

智子「チ○ポだせ」にやぁ~

里沙未央「もこっち!!??」

智子「はやくしろ……」

ヤリ村「か、勘弁してください……」

智子「出せって言ってんだから出しゃいいんだよ!!!」がしっ

ヤリ村「やめてぇぇぇぇぇ!!!!」

籾岡「もこっち!!やめなって!!」

智子「うるせー!!!」揉み!!

籾岡「ひゃっ!?」

智子「なんだぁ?この乳はぁ?誘ってんのか?」揉み揉み揉み揉み揉み

籾岡「もこっち…やめて……あ……」

智子「こんなやらしいパイ乙しやがって……」揉み揉み揉み揉み

籾岡「もこっちぃ……そこは……あっ……」

智子「こりゃホンマ勃起もんやで……」にやにや

未央「完全に酔っ払ってる……」

智子「」チラッ

智子「鉄板も熱くなってきたなぁ……」にやにや

全員「!?」

智子「そろそろ始めようか……焼き土下座……」よだれ

全員「!!!!????」

智子「おい天野……お前だ……謝れ」

天野「ひぃぃぃ!!!!」

ハメ岡「なんで!?」

智子「」がしっ

天野「ひぃぃぃ!!!やめてぇぇぇ!!!!」

智子「知ってんだぞ?てめぇ……さっきから女の乳とか足とかチラチラチラチラ見てたの」

天野「ちが……ぼくは……」

智子「この焼き土下座は最低10分頭を下げてもらう……10分に至らない場合はやりなおし……」

ヤリ村「10秒じゃなくて!?」

店員「タン塩とカルビお持ちしました!!」

智子「お?」

籾岡「ほら、もこっち!落ち着きなって!」

智子「そうだな、生肉も届いたことだし……」

未央「そうそう!」

智子「モ\ピー/ンごっこだ」

全員「なんで!?」

智子「おいハメ岡ぁ」

ハメ岡「は、はい……」

智子「お前イ○ンクックに似てんな」

ハメ岡「そんなこと言われたことないんですけど……」

智子「生肉食えよ」

ハメ岡「いや、クック生肉食べないですし……僕……クックじゃないですし……」

智子「おらおらぁ~食えや~」ぐいぐい

ハメ岡「やめてぇぇぇぇぇ!!!!」


~~~~~~
~~~~~
~~~~
~~~
~~


智子(………………)

智子(聞かなきゃよかった………)

ガラッ

智貴「?」

智子「………」

智貴「勉強中なんだけど……なに?」

智子「何も聞かないでここに居させて……」

智貴「は?」

智子「…………」

智貴「別にいいけど……邪魔すんなよ」

智子「……………」


END

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