エレン「今までありがとな」(28)
ミカサ「べっ別にエレンのことなんて好きじゃないんだからね!ば、ばか・・・」
ミカサ(昨日読んだ小説の幼馴染みがこれを言ってた・・・)
ミカサ(つまり、つんでれ?というものでエレンを落とす。いや、もうエレンは私ラブだから、落とす何も無いのだけど)
エレン「そうか・・・悪かったな。俺って子供の頃から馴れ馴れしかったよな・・・」
ミカサ「・・・・・・え・・」
エレン「なのに俺はお前の気も知らないで昔から連れ回して・・。辛かったよな・・・本当にすまなかった」エレン「今までありがとな」
おぉ、最後のミスです
まだエレンはあれ言いませんから!
ミカサ「エ、エレ・・・・」
エレン「今までありがとな」ニコッ
ミカサ(あの小説と違う・・・)
ミカサ「エレン!」
エレン「俺と話したってイライラするだろ?もう話しかけないでいい。俺も話しかけないから・・・」
エレン「あと、母さんの言ってたことも無視して生きていいから。俺は一人でも十分だ。それにアルミンだって、仲間もいるしな」ニコッ
ミカサ「ちがっ」
エレン「お前も信頼できる仲間を作れよな?」
ミカサ(はっ・・・わかった。これはエレンの演技。エレンは私を愛しているのに、こんな事言うはずがない。つまり私をからかっている・・・・なら)
ミカサ「べっ別にそんなことエレンに言われる筋合いはないし・・・勘違いしないでよね!」
エレン「ははっ、じゃあこれで『さよなら』だ」ニコッ
ミカサ「馴れ馴れしくしないでよね!次に会うことなんて私は望んでなんか無いんだから!ばっ、ばか!!」
エレン(ははは・・・俺ってこんな嫌われてたのか・・・・・天国の母さんに顔向けできないな・・)
ミカサ(いつデレというものをしようかな・・・エレンは私のもの)
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エレン「ははは、サシャは面白いな」
サシャ「もうー、そんな褒めたって私は何もあげませんよー?」
エレン「じゃあ俺があげようか?」
サシャ「ふぇ・・・あっ!パンもらっていいのですか!?」
エレン「特別だぞ?」
サシャ「ありがとうございます!そういえばどうして最近私と一緒にいてくれるのですか?」
エレン「サシャといれば嫌な事を忘れさせてくれるかなってな・・」ニコッ
サシャ「え、えへへ・・・困りましたね・・どうも・・・//」
エレン「思った通り・・・サシャといれば嫌な事も小さく感じてくる・・ありがとな」
サシャ「あうぅ・・・い、いえいえ・・そんなそんな・・・・私なんて//」
エレン「どうした?りんご病か?」
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アルミン「エレンが私に惚れてる?何を勘違いしてるの?」
ミカサ「勘違いしてるのはアルミン。エレンは私のツンデレにはまって、私ラブに陥っている」
アルミン「意味がわらかない」
ミカサ「アルミンも今に分かる・・・これが全ての伏線だということに・・」
アルミン「・・はぁ・・・僕に相談とか面倒なことはやめてよ?」
ミカサ「そんなの必要ない。1人で出来る。アルミンは意外とバカ・・・私をなめすぎ」フフフ
アルミン「バカって・・・・。約束だからね?僕はミカサに手を貸さないから」
ミカサ「そんなこと言われる筋合いはない。それじゃ・・・」
アルミン「うん、じゃあね・・」
ミカサ(アルミンは私をなめすぎてる。私はエレンに少し後押しをすればいいだけなのに・・・もうエレンは私にメロメロなのだから)
アルミン(久しぶりにイラッとしたな・・)
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エレン「よっ、アルミン」
アルミン「エレンおはよ~。ね、エレン?」
エレン「どうした?」
アルミン「ミカサと何かあった?」
アルミン(正直興味ないけど、一応)
エレン「縁を切った。俺は一生ミカサと話す機会はないかな・・・」
アルミン「そう」
エレン「だからもうミカサの話題は出さないでくれ。思い出したくないから・・・」
アルミン「うん、わかったよ」
ミカサ「エレン、アルミンおは
エレン「・・・・じゃあな。アルミン」
アルミン「うん、じゃあね」
ミカサ「エレン、何かあったの?」
アルミン「・・・・・。」
ミカサ「アルミン・・・・?」
アルミン「うぅん。いつも通りのエレンだよ?」ニコッ
ミカサ(エレンは照れて私のこと見れなくて・・・・わかってる。わかってるよ?エレン)
アルミン(エレンをもてあそんだ罰、それと僕の貶した罰だよ・・・・ミカサ)
今回ここまで
乙
これはクズミンですわ
ミカサsage
キャラ崩壊
設定無視
>>16面白い要素てんこ盛りだなwww
期待してる
保守
アルミン(とは言ったものの…やっぱりほっとけないよね。仕方ない幼なじみ達だなー…)
アルミン「ミカサ、その根拠と自信は何処から来たの?」
ミカサ「コレ」バーン!
つ恋愛小説
アルミン「…ちょっと借りて良い?」
ミカサ「どうぞ」
アルミン「」パラパラパラ…
アルミン(あー…そう言えばコレミーナも読んでたなー。もしかしてこれ流行りの小説なのかな?)
アルミン「…」パタンッ
アルミン「有り難う、返すよ」
ミカサ「どう致しまして」
アルミン「」スウ…
アルミン「馬鹿なの!?」ドーン!
ミカサ「!?」ビクッ
アルミン「まさかコレ真に受けたんじゃないよね!?」
ミカサ「え…?ダメ、なの…?」オロオロ…
アルミン「馬鹿なの!?」バーン!
ミカサ「!?」ビクッ
アルミン「まさかのまさか、この小説みたいにエレンを突き放したんじゃないよね?」
ミカサ「し、したけど…ダメなの?」オロオロ…
アルミン「馬鹿なの!?」ドーン!
ミカサ「!?」ビクッ
アルミン「よく分かった。ミカサちょっとそこに正座しなさい」
ミカサ「え?な、何で…?」オロオロ…
アルミン「良いから正座っ!」
ミカサ「う、うん…」ビクッチョコン…
アルミン「ミカサのやりたい事はまるっとお見通しだよ。要するにエレンの気を引きたいんだね?」
ミカサ「う、うん…」コクン…ドキドキ
アルミン「で、悩んだ結果がその恋愛小説だね」
ミカサ「…う、うん」コクン…ドキドキ…
アルミン「」スウ…
アルミン「マジで馬鹿か!!」ドーン!
ミカサ「!?」ビクッ
アルミンがミカサを説教なんて珍しい
続き楽しみや
ミカサ「わ、私は何か…間違った事をしたの…?」ドキドキ…
アルミン「…フゥ…まぁね」
ミカサ「え!?そ、その小説みたいにちゃんとやったのに!?」
アルミン「あのね、ミカサ…それは所詮小説なんだよ?」
ミカサ「う、うん。でもこの間本屋さんに行ったらコレが今女性に大人気だって…」
アルミン「…面白かったの?」
ミカサ「うん!」パァ…ッ!
アルミン「…」
ミカサ「?」キラキラキラ…
アルミン(くっ!何て純粋な目だ…!)キュンッ
ミカサ「?」キラキラキラ…
アルミン(ダメだ…これは完全に恋に夢見る乙女と化してる。不覚にもさっきの苛立ちが吹っ飛ぶくらい萌えてしまった…)ドキドキ…チラッ
ミカサ「アルミンどうかした?」キラキラキラ…
アルミン「まるで汚れのない天使やでー!」ズッキューン!
ミカサ「!?」ビクッ
アルミン「ハッ!… ご、ごめん。ちょっと考え事をしてたよ」
ミカサ「そう、なの?」コテン…?
アルミン「グッハァ!!」ズッキューン!
ミカサ「!?」ビククッ
アルミン(そ、そう言えば…今までただの筋肉と暴力の肉体派なイメージしか無かったけど…)
ミカサ「アルミン…大丈夫?」ショボン…
アルミン(ミカサって…顔は可愛いかったんだよね…)鼻血ダラー
ミカサ「!?」ビクッ
ミカサ「アルミン…とりあえずコレで拭いて?」
つ お花の刺繍入りハンカチ
アルミン「え?だ、大丈夫だよ。可愛いハンカチなのに汚れちゃうよ!」アセアセ
ミカサ「良い、動かないで…」ソッ…フキフキ…
アルミン(うっ…意識したら何か…この距離感近いよ!)ドキドキ
アルミン(…そっか…僕達三人は今まで壁外と巨人の事しか頭に無かったもんな…)
アルミン(ミカサだって…いつも僕らに付き合って、訓練所に入るまでは他の女の子と話す機会も無かったし…)
アルミン(きっとその反動が…恋愛小説をキッカケに爆発しちゃったんだろうな…)
ミカサ「はい、もう動いても良い。綺麗になった」
アルミン「あ、有り難う…」ドキドキ…
ミカサ「礼は必要ない。もう平気?」フワッ
アルミン(何か良い匂いキタ!?)ドキドキ…
アルミン(そうだよね、ミカサは元々は可愛い女の子だったんだよね)ドキドキ…
アルミン「」ゴクン…
アルミン「あの、さ…ミカサ」
ミカサ「何?」
アルミン「さっきの話の続きだけど…ミカサは、その恋愛小説みたいな甘い恋をエレンとしたいの?」ドキドキ…
ミカサ「!」パァ…!コクコクッ
アルミン(くっ可愛い…!)キュンッ
アルミン「で、でもね?さっきも言ったけどこれは小説だから、現実じゃないからね?」
ミカサ「!」ガーン!
ミカサ「で、でも上手くやれば…!」
アルミン「…それは…難しいと思うよ?だってほら、相手の男がエレンとは性格がまるで違う。この駆け引きはこのキャラ相手だからこんな展開が成り立つんだ」
アルミン「ざっとしか読んでないけど…到底エレン相手だと、こういう返しをしそうにない部分が多々あるね。少しだけなら有効かも知れないけど…明らかに違うから、このまま続けてもこの通りの展開になるとは考え難いな…」
ミカサ「!じゃ、じゃあ…」ガタガタ…
アルミン「うん、失敗してると思う。元々エレンは素直だからそのままの意味に受け取ってるだろうね」
ミカサ「!」ガビーン!
だめじゃねーか。ミカサ。
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あちゃー