綾乃「歳納京子……好き…zzz」 (67)

先生「杉浦!授業中に居眠り居眠りするんじゃない!」

京子(綾乃、今、私の事…)ドキドキ

千歳「綾乃ちゃん大胆やわぁ」ブハッ

結衣「千歳しっかりしろ!」

綾乃「ん…」パチ

綾乃「す、すみません先生」


ザワザワ


綾乃(どうしたのかしら…皆が私の方を…)

綾乃「あら?そういえば千歳どこに行ったのかしら」

綾乃「船見さん知らない?」

結衣「千歳ならさっき保健室に運ばれたよ」

綾乃「え?どうして?」

結衣(綾乃、寝言だから分からないのか)

結衣「いつもの事だから心配しなくていいよ」

綾乃(いつもの事?う~んひょっとして歳納京子が関係あるのかしら)

いいよいいよ

\4

はよ

綾乃ちゃん可愛すぎてやべぇ 

京子(うわ~、綾乃の顔恥ずかしくて見れない)

結衣「京子、どうした?」

京子「ゆいー、さっきの綾乃の寝言、本気だと思う?」

結衣(いつもの綾乃見てると分かるけど、この場合どうすればいいんだ…)

結衣「さ、さあ?綾乃に聞いてみるか?」

京子「それは駄目!」

結衣「どうして?」

京子「だって……クラスの皆の前で私の事…」

結衣(京子が照れてるなんて…よっぽど効いたのか)

結衣「京子はどうなんだ?」

京子「え?」

結衣「京子は綾乃をどう思ってるんだ?」

京子が昔に戻ってる

しかし京子には結衣が…

京子「分かんない」

結衣「分かんないって、いつも仲良くしてるじゃん」

京子「それはそうだけど…」

綾乃「ねえ二人とも」ヒョイ

京子「うわー!」ビク

綾乃「な、なによ。そんなに驚かなくても…」

京子「だ、だって…」

綾乃「それより、さっきの授業の終わりから、何だか視線が凄く感じるのよね」

結衣(当たり前だ)

綾乃「やっぱり授業中に居眠りなんて、生徒会副会長としてはしたないわよね」

結衣(そうじゃなくて)

綾乃「はぁ…昨日は遅くまで勉強し過ぎてね。それでつい、居眠りしちゃってたの」

結衣(京子、京子って、一体何の勉強してたんだ)

綾乃「それより歳納京子、さっきから様子がおかしいけどどうかしたの?」

京子「え?べ、別に…ってか綾乃のバカー!」ダッ

綾乃「な、何よ!」

結衣(何だかいつもの京子と綾乃が逆転してる…)

しえん

かわいい

京子(急に皆の前で好きだなんて言われたらいくら私だって…)

京子(くそー綾乃の奴、乙女の純情を…)

京子「綾乃、本当に私の事好きなのかな…」

京子「……」

京子「やっぱり気になるし、本当かどうか確かめないとな」

綾乃「歳納京子にバカって言われた…」

結衣「綾乃、気にしなくても京子の事だからすぐ…」

綾乃「ねぇ船見さん、やっぱり何か視線を感じない?」

結衣「そうか?」キョロキョロ


サッキノッテフウフゲンカカシラ
  キョウコノヨメッテフナミサンジャナイノ?
    シュラバヨー


結衣(まずい…変な噂になってる……)

結衣はそのときどう動く

かわいい

結衣(ここはもう綾乃に本当の事を言った方が…)


ガラッ


京子「すぎうらあやのー!」

綾乃「へ?な、何よ、歳納京子」

京子「わ、私も好きよー!」


キャー
 モリアガッテキマシタワー
   

京子(ど、どうだ!綾乃)

結衣(何言ってんだ京子!さっきまでモジモジしてたじゃないか)

綾乃「何が?」

結衣(って全然伝わってないし)

京子「うぅ…もういい!」ピシャ

綾乃「何なのよ!どうしたって言うのよ!」


フナミサントハリコンシタノカシラ
 ステラレタノネフナミサン


結衣(ちょっと待て。何で私がかわいそうな奴みたいになってんだ)

綾乃「もうホント何なのよ!変な視線は感じるし、歳納京子はおかしいし」

綾乃「ねえ船見さん、さっきの授業で何かあったの?」

結衣(もう本当の事話してしまおうかな…)

京子「綾乃のバカ!綾乃のバカ!綾乃のバカ!」プンプン

京子「どうしたらいいんだよもう…」

京子「綾乃にここまで振り回されるなんて…」

京子「どうしたら…」

~放課後~
 ~ごらく部~

京子「ってなわけで今から第一回ごらく部チキチキ恋愛会議を始めたいと思います」

結衣「何言ってんだお前」

ちなつ「訳が分かりません」

あかり「あかり頑張るよぉ」

流石あかりさん

京子「議題はこれで」

  綾乃の本音を聞き出す方法


結衣「本音って寝言が本音だろ」

ちなつ「そうですよ。普通好きじゃなければ寝言でなんて出てきませんよ」

あかり「あかりも京子ちゃん好きだよぉ」

京子「あかりは黙っててくれ」

あかり「ええ!なんでー!?」

京子「つまり綾乃は本当に私の事が好きと」

結衣「まぁそうだろうな…」

ちなつ「おめでとうございます京子先輩」

あかり「……」

京子「では次のお題は」

  どうすれば私はこのモヤモヤから解放されるのか


結衣「知るか」

ちなつ「一人でやってて下さい」

あかり「……」

あかりちゃんが天使過ぎて辛い

ちなつ(はっ!京子先輩と杉浦先輩がくっつけば必然的に私と結衣先輩に…)ウヒヒ

あかり(またちなつちゃんが邪悪な顔してるよぉ)

ちなつ「京子先輩!」ノ

京子「はい!ちなつちゃん!」

ちなつ「肝心の京子先輩はどう思ってるんですか?」

xian

京子「それが分からないからこうやって皆に相談してるんでしょ」

ちなつ「…」イラ

結衣「分からないって、最初は凄く意識してたじゃん」

京子「それは……だって…」モジモジ

結衣「…」イラ

京子「では議題を変えよう」

  皆ならどうする


京子「って訳で紙に書いてこの箱の中に入れてくれ」

結衣「私たちにどうするって聞いて意味あるのか」

京子「いいから!今は何でもいいから意見が欲しいの!」

京子「あかりも書いてくれ」

あかり「あかり、今度こそ頑張るよぉ」

はやくしてくれ
落ちかねん

京子「皆、頼むよ。私の今後の人生がかかってるんだ」

結衣(はぁ、今日は何だかとんだ災難だな…)カキカキ

ちなつ(付き合う付き合う付き合う、っと…)カキカキ

あかり(ふふ~ん)カキカキ

結衣「書いたぞ」

京子「そうか、でわ」


付き合う
もう気にしない
好きって言って貰ったから好きって言い返す


京子「ふむ…」

京子「大体誰がどれかって分かるのが何とも…」

京子「う~ん……」

ちなつ「もう、じれったいですね」

ちなつ「悩むくらいなら付き合っちゃえばいいじゃないですか」

京子「だって……」

結衣「綾乃の何が嫌なんだ?」

京子「嫌ってわけじゃないけど、もし振られたらって思うと…」

結衣(どこに振られる要素があるんだ…)

~生徒会~

綾乃「今日は何だかどっと疲れたわ…」

綾乃「クラスで変な噂が立ってるし…」

綾乃「私には教えてくれないし…」

綾乃(こんな時に歳納京子がいてくれたらなぁ…)

ガラ

先生「杉浦ちょっといいか」

綾乃「はい」

先生「職員室まで来てくれ」

綾乃「分かりました」

~ごらく部~

結衣「で、結局どうすんだ?」

京子「そうだな…って」

結衣「ん?」

京子「やばい、このノート今日中に出さないと宿題倍になるんだった」

結衣「ったくお前は…」

京子「行ってくる!」

~職員室~

先生「杉浦が授業中に居眠りなんて何かあったのか?」

綾乃「いえ、ただ昨日遅くまで勉強し過ぎたせいで…」

先生「そうか、何か悩みでもあるんじゃないかって心配したんだ」

綾乃「いえ…別に悩みは…」

先生「なんだ、寝言で歳納好き好きって言ってたから悩みが…」

綾乃「え?」

京子「しつれいしま~す」

京子(あれ?綾乃がいる…)



綾乃「え?今なんて言いました?」

先生「だから歳納とだな…」


京子「せんせ…」


綾乃「えええええええ!!」

えええええええええええええ

はよ!

綾乃「は?わ、私が、す、好きって」

先生「まずかったか?」

綾乃「え?いやいやいや、だって」

京子「綾乃…」

綾乃「え?」クル

先生(あちゃー)

綾乃「と、ととととととしのーきょーこ」

京子「……」

綾乃「…聞いてた?」

京子「…」コクン

綾乃「」

綾乃「もうやだー!」ダッ

京子「ちょ、綾乃!待って!」ダッ


先生「はぁ…若いな…」

やるなぁ先生

京子「待っててば!」ダダダ

綾乃「いやー!もうムリ!無理無理無理!」ダダダ


~放送室~

綾乃「来ないで!」バタン

京子「綾乃!開けてよ!」バンバン

綾乃「嫌よ!だって私」

おや

京子「いいから開けてよ」

綾乃「ううう…だって私…」

京子「綾乃!私も好きだよ!」

綾乃「え…?」

京子「さっきも教室で言ったでしょ!」

綾乃「歳納京子…」



放送委員「あっ!マイク切るの忘れてたわ」

綾乃「嘘よ!あなた本当は船見さんが…」

京子「結衣は私の大切な親友で、全然そんなのじゃないから」

綾乃「ほ、本当なの?」

京子「うん。結衣は全然そんなのじゃないから」


~ごらく部~

結衣「やめてくれ……」

ちなつ「結衣先輩…」

京子「だから出てきてよ」

綾乃「分かったわ…」ガチャ

京子「もう……綾乃のバカ…」

綾乃「ごめんなさい…」



結衣「おいコラ、それだけ言って出て行くんかい」

ちなつ「結衣先輩…」

最近京綾SS多いな
ええことや

京子「私の気持ちは言ったよ。次は綾乃の番」

綾乃「わ、私も……好きよ…」

京子「本当?嘘じゃない?」

綾乃「嘘じゃない…」

京子「じゃあ私と綾乃は恋人同士だね」

綾乃「///」

京子「綾乃好きだよ」

綾乃「うん…私もよ」

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~翌日~

京子「ってな訳で綾乃と付き合う事になった」

結衣「ほう…言いたいことはそれだけか」ゴゴゴゴゴ

京子「え?な、なに怒ってるの?」

結衣「お前のせいで私はクラスで可哀そうな子になってんだよ」

京子「ど、どんまい」テヘ

結衣「京子!」ウガー

京子「ひいいいい!!」



ちなつ「結衣先輩の傷心は私が必ず…」メラメラ

あかり(ちなつちゃんが燃えてるよぉ…)


おわり

今北産業

乙です

よかった

>>60
綾乃と京子
そろって自爆
被害者結衣

乙乙
よかった

今から読むための時間稼ぎに>>60を書いたら終わってた乙
京綾かわいい

あと>>64わざわざサンクス


ニヤニヤさせてもらった

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