男「自分とホモセックス!?」 (50)
男「いつにも増してキモい質問だな」
女「目の前にもう一人の自分が居たとして、できる?できる?」ワクワク
男「やらねぇよ」
女「私もできないね!」ドヤァ
男(何を言ってるんだこいつは)
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女「じゃあじゃあ、そのもう一人の自分が女体化されてたら!?」
男「こんな青髭男が女体化される想像が出来ません」
女「あれ、気にしてたの?青髭」
男「……髭の似合うダンディになりたい」
女(あふれ出るホモ臭!」
男「最後口に出てるぞ」
女「口に出すとか卑猥!」イヤン
男(手遅れだな)
男「お前が腐ってるのは十分わかったがどうしてそんなことを聞くよ?」
女「いやぁ、男が自分にしか興味のないナルシストなのかと思ってさ」
男「なんでそんなこと思っ……ってか、それの確認方法があれか?」
女「真性のナルシストだったら自分とホモセックスできるでしょ?」
男「しらねぇよ、そして発想がキメェよ」
wktk
男「ほんっと、お前残念美人だよな」
女「でしょ」ドヤァ
男「残念なことがそんなに自慢か」
女「いや、そこは置いといてよ」
男「そこが重要なので無理です」
女「いいじゃんさ!ちょっとくらい褒めてくれたって!」
男「美人を褒めたうえで減点過多のマイナスだ」
女「わーい褒められたー♪」ニヘラァ
男(あー、なんか最近こんな話多いよなぁ)
女「閑話休題!」
男「十分に話それてたけど?」
女「ふ、それは誤用よ!本来はこっちの意味が正し……あれ?」
男「え、どっちの意味だって?」ニヤリ
女「う、うまく話題をそらしたわね……」
男「いや、罠はって自分で自爆しただけだろ」
男(目に見えてたけど)
男「で、俺に聞いておきながらナルシストなのは女の方じゃないの?」
男「美人自慢してみたり知識をひけらかそうとしてみたり」
男「そんな女は男体化した自分とできるの?」
女「できる!」
男「めっちゃアウトだね」
女「いやいや待ってよ!」
男「いや、これは疑いようがないでしょ」
女「ちがう!ちーがーうって!」
女「男だって女体化した自分が美人だったらセックスするでしょ!」
女「これって普通のことだって!」
女「だって考えてもみなよ理想の女の子像を理解してる女の子だよ?」
女「付き合ってみてボロ出してあれ?ってなんないんだよ!」
女「でも望むなら実はかわいい一面が出てきたりして!」
女「あーんなことやこーんなことまで……キャーっ///」
男「なるほどわからん」
俺の中の女くんは 片山陽加で映像化中wwktk
男「第一、それはもう一人の自分じゃなくてただの2次元少女じゃないか」
女「ぐぬぅ」
男「それに理想があるからって言ってももう一人の自分にも意思があるだろ」
男「俺の為にそこまで演じれるか?」
男「それこそ俺だったらNOだ」
女「いや、そこまで現実的に考えなくても……」
男「それにしても自分がある時点で二人になるか……」ブツブツ
女「え、ちょ」
男「スワンプマンの死なない版か……?」ブツブツ
女「おーい」
男「でも誰かきっとすでに考察してるよな……」ブツブツ
女「ス、トーーーーーップ!」
男「お、おう。すまん入り込んでたわ」
女「全く、私にわからない話は家でやってよ」
男「うん、それもそうだな。それじゃ!」ダッ
女「うん!」
女「……」
女「……」
女「って、ちがーーーーーう!」
ww????WWWwwwW??WWWW
〜夜〜
ピンポーン
男母<オトコー、チョットデテー
トットットット
男「はいはーい」ガチャ
女「やっほー」パジャマ
男「かーさーん、新聞の勧誘だったー」パタ
女「まって!ちょっと待って!超待って!!」ガシッ
男「結局部屋まであげてしまった……」
女「危なく締め出されるとこだったよ」
男「いや、それなら帰ればよかっただけだろ」
女「まぁまぁ、ちっさいころからの付き合いだしさ」
男「……なんか話あるならあとで聞く」
男「風呂入ってくるわ」
女「いやん///」
男「ないから」ガチャ
女「……」シュン
女「……」キョロ
女「っと、ぱそぱそ〜♪」
女「うわ、なんか検索履歴が難しい単語ばっか」
女「男の居ぬ間にホモサイトでもお気に入りに入れちゃれ」カチカチ
オォオオン(大音量)
女「ひぃ、うあ、おおっう!」ドッキー
女「はぁ、はぁっ……なんで音量最大なんだよぅ」ドキドキ
女「まさか……!ここまで見越して!?」
女「まぁいいか。いまさら隠すようなものでもないっちゃないし」
女「ん〜♪」カチカチ
————
——————
————————
ガチャ
男(普通にネットサーフィンしてるし……)
女「〜♪」カチ
男「そうそう、あの音声うちのかーさんにまで聞こえてたよ」
女「おぅふ……」orz
男「まぁ、今更ではあるけどね」
女「もっと悲しいよっ!!」
女「はぁ、もういいか……」
男「で、何の話だ?まさか帰り道での話、まだ続けるつもりじゃないだろう?」
女「わるい?」
男「いったい何がお前をそこまで駆り立てるんだ……」
女「で、結局どうなの?」
男「えー、自分とエロいこと出来るか、だっけ」
男「そんな状況考えたことないからなぁ……」
女「え?ドラ〇もんとかハリー〇ッターとか見たことないの?」
男「そんな『見たならだれでも思うのが当たり前』みたいな語り口はどうかと思うな」
女「そうなの?少なくとも私は思ったよ?」
男「お前は普通じゃないしな!」HAHAHA
女「そっかー」HAHAHA
女「また話が逸れてってる!」
男「とは言ってもなぁ。お前だって考え甘かったじゃないか。さっき」
女「うぐっ」
男「理想の相手じゃなくて自分自身で考え直してみろよ」
男「その間に俺も考えてみるから……」
女「わかった」
女(私の性格……かぁ)
女(客観的に見たらどう映るんだろ?)
女(顔はいいはず。頭も男ほどじゃないけど努力で何とか)
女(こっち系の趣味に全力だけど、そういう属性的なものだけが性格ってわけじゃないよね……)
女(あれ、そういえばさっきの理想の男像も属性的なものとったら何が残るんだろ?)
女(そんな人を私は好きになれるのか……?)
男(んー、さっきああ言ったもののエロいことするだろうなぁ)
男(向こうの自分も女の体になったってんなら興味津々で)
男(終わったら元に戻ってその時の記憶とかフィードバックされないかな)
男(そうなったらテレビで流行ってる男脳や女脳ってのの正体わからないかな)
男(そういえば遺伝子情報的にはどうなるんだろ?染色体ひとつまるっと変わるのかな)
男(そうなると遺伝子情報そのものに違いが……)
女「……ねぇ、私から属性を取ったらなにが残るのかな?」
男「属性?」
男「なるほどな。属性ってのは特徴の記号化の事ね」
男「なんか国語の教科書にそんな話なかったっけ?ラベルがどうとか」
女「いやいや普通そんなの覚えてなってば」
男「まぁいいや。俺は確かそれ読んで納得したからその話をするよ」
女「いや、こんなとこまで来て授業はいらないよ……」
男「まぁまぁ。授業と思わずにどっかの偉い人が言ってましたって感じに聞いてくれよ」
男「まず、単刀直入に言う。属性を取ってしまったらお前には何も残らない」
女「え……」
男「そんな悲しそうな顔するなよ」
男「事実なんだから」ニヤリ
女「そ、そんな……」
男(こう……絶望する表情っていいよなぁ)
男(っと、これ以上引張ると泣いちまうな)
男「でもな、それは俺も同じなんだ」
男「お前は俺をどう見てる?」
男「優しい?頭いい?痩せてる?幼馴染?」
女「青髭……将来ハゲそう……」
男「ぐ……そこら辺避けたのに」
男「でもまぁこうやっていくとあらかた言葉にしてしまえるんだよ」
男「そして何かもやっとしたものが残るんだけど、それは言葉にできない」
男「出来たとしても、それはまた新たな属性になってしまう」
女「?」
男(あ、だめだこれ伝わってない)
男「あー、つまりだな」
男「属性を全部とっていったら属性じゃない"何か"が残ってるんだ」
男「でもその"何か"はよく見えないんだ」
男「目を凝らしてみてみるとわかるようになるんだけど、見えてしまったらそういう属性になっちゃうんだ」
男「だから、女から属性を取っていくと何も見えなくなるんだ」
男「見えなくなるまでずっと属性を取り除き続けてしまうんだ」
男「それは俺も同じ。親も、先生も、大統領も」
女「——つまり、言葉にできないけど属性を取ったら何か残るってこと?」
男(……うん。肝心なとこが伝わってないから真逆の回答に至ってしまった)ポリポリ
男「あー、まぁ、その解釈もまちがってない、かな」
女「毎回男の話は難しくてわかんないよ」
男「すみませんね、話下手で」
女「でもなんか落ち着いたや」
男「そりゃよかったや」
男「で、眠そうだけどさっきの続き話す?」
女「あー、私も答えが出てないから今度でいいや。頭がパンクしそう」
男「そっか。まぁ最後まで話を聞いてくれてありがとな」
女「私が話を始めたのに?」
男「こんな小難しい話、学校でしたら引かれるだろ?聞いてくれる人が居るだけでもうれしいさ」
女「友達いないんだね……」(・ω・`)
男「いるわっ!!」
男「ったく、いい話で〆ようとするとこれだ……」
男「ほら、もうすぐ日付替わるじゃねぇか。すぐそこだけど送っていくぞ」
女「え?今日は泊まってくつもりだよ?」
男「」( д) ゚ ゚
つづく
次は今日中か、出来なければ今週中のどこかで投稿します
まだ続けてる最中の出現失礼しました。
乙
別にここで続ければいいじゃん
すみません、書き方がまずかったですね。今週中には投稿する、の方が誤解が少ないですね。
何にせよ今日中に戻ってこれたので投稿始めます。今日もゆっくり進みます。
翌日 登校風景
友「っはよー」
男「うぃー」
女「おっはよ、友!」
友「あれ、なんか朝のテンションが男と女逆じゃね?」
女「今日は早く起きたからね〜」
友「あら珍しい」
友「逆に男が眠そうなのは?」
男「こいつがきてたから」
友「おあついこって」
友「で、実際は?ゲーム?ならオレも呼べよ」
男「討論」
女「って言ってるけど一方的な国語の授業でした」
男「次は呼ぼうか?」
友「遠慮しときまっす!」
男(結局昨日はうちに泊まって、朝早くに帰っていった)
男(やましいことがあって寝不足なわけじゃない)
男(朝早くから女を起こさないといけなかったから眠いんだ)
昼休み
友「ってかさ、お前らほんと他に友達いねぇの!?」
男「い、いるし……」メソラシ
女「みんな優しくしてくれる……よ?」メソラシ
友「俺は心配だよ。まったく幼馴染がそろってコミュ障だとか」
男「……ノってる俺も悪いけどさ、いい加減このやり取りやめねぇ?女がかわいそうだ」
女「いつの間にか私だけコミュ障の流れに!?嘘だよ!嘘だから!!」
女「でさ、昨日男にも聞いたんだけどさ」
友「おうよ」
女「目の前に自分が居ました。ただし性別が反転してます。エッチなことしたくなる?」
男「昨日よりハードル低いな。俺はそこ女版とかじゃなくてホモセっぐぶるおぁ!」
女「なんでもないからねー」
男「ぐぶ、ぐぐぶぶ……」
友「お、おう」
女「で、どう?」
友「あー、確かにそれ面白そうだよなぁ。NARUT〇見て考えたことあるよ」
女「おー、やっぱ漫画から入った口ですか」
女「みなよー。男ー」
男「」ピクピク
友「いやー、ちょーっと男は答えられそうにないかなーって」
友「それでどっちの意味で答えりゃいいんだ?」
女「ん?どっちって?」
友「『そいつを好きになれるか』ってことか『そういう体験をしてみたいか』さ」
友「前者はオレとしては絶対ノーだがそういう体験だけならしてみたいとも思う」
男「ど、どっちって聞いておきながら既に両方答えてんじゃねぇかよ」ゼーゼー
友「お、生き返った」
男「それはそうとやっぱりそう思うよな。後者」
友「一生のうちにちんまんの片方しか味わえないなんて悲しいもんな」
女「そ、そうなんだ」ヒキッ
男「なぜお前が引くかわからない」
友「で、どっちの意味で聞いたの?」
男「ナルシストかどうかを調べるって言ってたから前者だよな?」
女「う、うん。そうなる……かな?」
女(正直なところそんなに深く考えてなかったよ……)
友「『人は相手に自分にないものを求める』っていうだろ?」
友「だからオレは自分がもう一人いても好きにならないな」
男「逆に『似たもの同士が惹かれあう』ともいうぞ」
友「まぁまぁ、オレの場合ってだけだから気にするなよ」
友「で、反対意見を出したけど男はどうなんだ?」
男「どうしても経験としてやってみたいって考えが邪魔して純粋に想像できないんだな」
女「わ、私のからだ……好きにしていい……よ?」
男「……」シラー
女「ちょ、ちょっと、その目はやめてよ!」
友「オレとしちゃぁ男も女もオレと似すぎててパスだわ」
男「あ、その流れで俺も引き合いに出てくるんだ。まさかだったわ」
男「別に女の子とエッチをしたいって意味じゃないんだ」
友「お?お前もいよいよこっちの道にくるか?」
男「ねぇよ。てか、そもそも不特定多数と付き合うってのはポリシーに反する」
友「ばっか、ちゃんと付き合って別れてだって!数と種類が多いだけで!」
女(……友はバイです)
男「てか、お前もさっき言ってたじゃないか」
友「まぁね。快楽の探求は人間の常でしょ」
男「ねぇよ……とも言い難いよな」
友「はぁ、ふたなりとかなってみてぇなぁ」
男「女にも増してキモいこと言うな」
男「そういえばさっきからだんまりだな?女」
女「え?あ、いやうん!」カオマッカ
男「お前が振ってきた話のくせに恥ずかしがるなよー(棒)」ニヤリ
友(あぁ、いつもの悪い顔してるな)
女「いや、快楽とかなんとかっていざ聞いてみるとなんていうか生々しくてさ」
男「この場合は生々しいというか艶めかしいんじゃ?ふたなりとか架空すぎるだろ」
友「いやいや案外そうでもないらしいぜ」
友「半陰陽ってのがあるんだよ」
友「憧れねぇ?だっってリアルふたなりだぜ!?」
友「まぁ、大概はどちらも機能してないってもんらしいけどな」
友「男でも女でもある存在じゃなくて、男でも女でもない存在」
男「……なんか、障害関連の話を軽いノリではしたくないな」
友「すまんすまん、そういうやつだったな」
男「すまん……」
友「で、本格的に女が取り残されてるな。ちょっと話を戻そうか」
女「すまん……(声マネ)」
友「ブッフっ!そっくりじゃねぇか!」
男「いやー、俺、そんな渋い声だったか—(棒)」
友「どうせだ。この際そのイメージでどう?」
友「女とエッチはできるの?」
女「ちょっ!」
男「……いや、話が変わってくるだろ」
友「ちっ」
友「それはそうと」
友「女は結局どう思ってるの」
女「え!?いや、あの、その……」
友「あ、これ本題の方の質問ね」
女「そ!///」
男(女は誰にとってもいじられキャラだな)
女「いやー、昨日はできるって言ったけど色々聞くうちにちがうかなぁー、って。」
男「好きになれるかって意味?身体的好奇心の意味?」
女「うー、どっちもかな」
友「好奇心の方も微妙なのか。オレらと違うね」
女「んー……聞くけど、友はもう一人の自分が同性だとしない?」
友「おや、それさっき男が殴られた話じゃない?いいの?」
女「いや、友に振ると具体的なのが返ってきそうで怖かったからさ」
女「どのみち生々しいの来るなら開き直ろうかと」
男「あれ俺、殴られ損?」
友「あー、さっきまでの話だとそうなるけど……やっぱするね」
女「なんですとっ?」
友「だってさ、自分がもう一人いるってだけで十分面白いじゃん」
男「ちなみに俺はそこまではちょっと思わないぞ」
男「自分の体液舐めたりするのは嫌だ!」
友「えー、フェ……オーラルした後キスしたりしたら同じでしょー」
女「友、気を使って言い換えないでいいよ……余計恥ずかしい……///」
男「俺の知らない世界だから反論に窮するけど……何にしても気持ち的に嫌だ」
友「おー珍しいね、男が常識的な感情論で語るの」
男「いや、俺割と常識的なこと言ってるぞ?小難しいだけで」
女「そうなの?」
男「昔の頭いい人の話をリスペクトしてるからな」
女「その人たちの常識が死んでたのかもしれないじゃん!」
男「いやー、自分が正しいという全肯定!いいねぇ!」
男「それに自己否定が加わると常識死んでた人の仲間入りさ」
女「友、どうにかして……」
友「いやはやどうしたものか」
友「と言ってもオレは男の話は大体わかる方だからさ」
男「じゃあ今晩あたりスワンプマンと分身の術について討論しない?」
友「ご遠慮します」
男「いいじゃん好きなんだろこういう話」
友「こういう話が好きなのは認めるけど時間の無駄だってのも理解してるんでね」
男「ちぇっ」
友「それにお前ってば討論する時よか女にいろいろ聞いてもらってるときの方が嬉しそうじゃねぇか」
男「それは」
女「……」
男「……」
男「あれだ、反論されてプライドが傷つくよりも一方的に知識をひけらかせるからだ」
女「……」
友「あーそうですかー」
友「まぁ何でもいいからスワンプマンと分身の術の話も女にしてやれよ」
女「御遠慮します」
友「そろそろ教室戻ろうぜ」
女「帰りはどうする?」
友「また二人で帰ってくれよ、オレは彼女がね♪」
男「あ、いま女の子と付き合ってるのか」
友「いやいや、もうすぐで落ちそうだからさ、踏ん張りどこなのさ」
女「なんていうか、さすがだね」
女(見境ないなぁ)
友「いやいや、誰でもいいってわけじゃないからね?」
女「あ、声でてた?」
友「顔に出てた」
男(だからこいつは扱いやすいんだよなぁ)
つづく
次はまた今週中に書くと思います
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