ソーニャちゃんが、ずっと休んでる。
ソーニャちゃんがいないと、私、いじめられるんだ。
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どしたのワサワサ
キルミーベイベーは復活するんだ
私は勉強も出来ないし、不器用だし、人とうまく話すこともできないし、全然ダメな人間なんだ。
だから、ちょっとしたことでも、みんなに迷惑かけて、怒られるんだ。
今はもう、怒られるのを通り越して、呆れられてるんだけどね。
もう、何をしようとしても、どうせ上手くできないだろうって、バカにされるんだよ。
私は、もう、クラスの中にいられないんだ。
…ソーニャちゃんがいなかったら。
もういやだ。ああ、もう少しで、朝のチャイムがなる。
教室に人が増えてきた。
なんだか、寒い。
肌がヒリヒリする。
ソーニャちゃん、来てくれるかな。
来てくれないよね。
しばらくずっと、お仕事だから。
誰とも目を合わせられない。
私は、クラスの誰とも繋がりが無いんだもの。
もう秋なのに。
私は、このクラスになってから半年以上も経つのに、まだクラスの人と馴染めていない、異質な存在なんだ。
ずっと、ずっと、ソーニャちゃんが唯一の友達だった。
ソーニャちゃんだけが、このクラスの中で、私の居場所を作ってくれたんだ。
寒い、寒いよソーニャちゃん。
怖いよ。今日も一日が始まっちゃったよ。
ソーニャちゃん、私、怖いよ。
今日一日、耐えられるか、わからない。
いやだなあ。
頭がボーっとしてる。
寒い。
やめろ(迫真)
あぎりさんがいるし・・・・
朝のチャイムが鳴った。
先生が入ってきて、私の方をチラッと見て、ソーニャちゃんの机をチラッと見て、私の方をチラッと見た。
私がクラスのみんなに笑い者にされて、煙たい存在になってること、先生はきっと気づいてるよね。
先生の目に映る私は、いつも誰かとトラブルになってる私だもん。
あのね、ソーニャちゃん。ほら、この朝のテスト。
ソーニャちゃんがいないと、緊張して、手が震えて、うまくみんなのプリントが回収できないんだ。
プリントを手から手に受け取るだけだよ。簡単なことなのに。
緊張して失敗するんだ。どうしてなのか、私にもわからない。
でもうまく出来ないんだ。
どうしてだろう。
タイミングが合わなくてプリントを強く引っ張りすぎたり、プリントを受け取り損ねて落としたりするんだ。
プリントを受け取るだけなのに。指で掴むだけなのに。
簡単なことだよね。
「は?信じられない」「何で?」「あり得ない」「プリントも持てないのかよ」
「こんなことも出来ないとか、お前取り柄他にあるのかよ」「俺の姪っ子ですら、紙を普通に扱えるぞ」「お前の兄貴、もう子供いるのかよ」「おう、今19だしな。こいつよりぜったい器用だ」
みんな、言ってることは正しいよ。
私に意地悪して言ってるんじゃないんだ。だって本当のことだもん。
私が不器用なせいで、みんなに迷惑を掛けているから、みんな怒っても仕方ないよね。
私は、こんな簡単なことさえ、うまくできないんだよ。
どうしてなんだろう。私はどうして、こうなっちゃったんだろう。
朝のテストいやだ。怖い。
地震が怒ってテストがなくなっちゃえばばいいのに。
テストに間違いがあって、テストが今日は中止になればいいのに。
朝礼が入って、テストが先延ばしになればいいのに。
でも先生はテストを持ってる。
テストを配る先生は鬼だ。
テストのせいでまた苦しい思いをしなけれないけないんだ。
テストを配らないで。
テストが配られたりしないようになるには…テスト、配らないようになるということは…
そもそも、配ることにならなかったらいいんだから…えーと…
テストが無くなって…それでそれでえーと……考えがうまくまとまらない。
頭がずっとボーッとなって、きっちり考えを整理できない。
あっ、テスト配らないで。
ソーニャちゃん、テスト配らないで。
ソーニャちゃんがいるって思って、そうしたら、緊張しないかな。
ソーニャちゃんがいなくたって、堂々とすればいいんだ。
テストがあっても、大丈夫だよね。プリントを回収するときに、ちゃんとすればいいんだ。
ソーニャちゃん、大丈夫だよ。今日はたぶん、大丈夫。
たぶん一回は失敗するけど、もう気にしないよ。
もう私は諦められてるから、もうこれ以上失敗してもイメージはずっと最悪のままだからね。
気にしない、気にしないんだ。
ソーニャちゃん、大丈夫だよ。
一度、手紙をくれたよね。
大丈夫かって。
ありがとう。
キルミーは死んだ
大丈夫だよ。まだ、大丈夫。ソーニャちゃんがいないけど、
プリントちゃんとみんなから回収できると思う。
今怒られた。いつの間にかプリントが回って来てたけどボーッとしてた。気付いてなかった。
また笑われてる。
「バカか」って言われた。「死ね」って言われた。
「またこいつ、クラスの雰囲気を悪くした」って思われてる。
折角の一日、前の人は気分悪いままこの出来事を引っ張ってしまうんだ。
私のせいで、前の人は気分悪くしたんだ。
みんなも変に気を使ったりして、ストレス溜めてるだろうな。
私はみんなのストレスを溜めてるんだ。
ストレスメーカーだ。
私がいなかったら、みんな和やかなムードなのに。
私のせいで。
私なんかいない方がいいんだ。
ソーニャちゃん、助けて。
私を助けて。
助けて。寒いし手がヒリヒリする。
頭がボーッとする。
身体が痺れて、手も足も動かない。
朝が始まって5分でこんな状態になっちゃった。チャイムがなってまだ5分なのに。
うわあ…これストレスなんだな。苦しいんだ。手がヒリヒリする。
頭が回らない。まぶたの上が刺すように痛い。足の先の感覚が無い。
もう「死ね」って言われないようにしなきゃ。頑張らないと。
頑張らないとこのままずっと嫌われてしまう。ソーニャちゃんがいないクラスで、もう私が、居場所なくなってしまう。
やめて。もう助けて。ひいっ。
もうこんなの嫌だ。ああ。つらい。
「バカだ」「死ね」だって。すごく機嫌悪くしてた。「バカだ」「死ね」!
バカだから私は、私はみんなに迷惑ばっかりかけてる。
バカだけど頑張って、みんなに嫌われないようにしてるけど、どうしてだろう。うまくできない。
どうしてなの?神様助けて。
やめろ...
やすな「キルミー…」
もう嫌だ。耐えられない。頑張って頑張っても、こうやって、頭がボーッとなって、前の人に気づかなくて。
またこうやって私はヘマして、クラスのみんなに嫌われるんだ。
ポイント下がったよ。また私、ポイント下がったからね。
そうだ、私ちょっとソーニャちゃんがいる時のテンションつかんだかもしれない。
ポイント下がったよ、ソーニャちゃん。ほらっ、私、ポイントが下がったんだからねーっ!
ふふふ。うふふふ。
大丈夫、大丈夫だよソーニャちゃん。
見ててソーニャちゃん。
…
いつの間にかテスト終わってた。
横の人、みんなプリント回収終わりかけなのにずっとボーッとしてた。
ああ、またやっちゃった。
またやっちゃったよ、ソーニャちゃん。
またみんなに目茶苦茶に言われる。
仕方ないよ。
耐えれるかな。
ちょっと我慢すればいいよね。
みんなごめんなさい。
みんなごめんなさい。
泣いたらだめだよ。
まずはごめんなさいって言おう。
あっ、プリント?
プリント…?
プリント、まだ私、やってない…
えっ、プリント?
何のこと?何をみんな怒ってるんだろ?
つらい
あっ、私、一番後ろの席だから、みんなのプリントを回収しないといけないんだ!
プリント回収します!
プリント回収するから、あっ、怒らないで。あっ、ごめんなさい。
プリントくしゃくしゃになった。
うわあ…プリント回収してるの、クラスで私だけだよ…
待って。
ごめんなさい。みんな怒らないで。
嫌われ者だ。私は嫌われ者だ。
ごめんなさい。もうすぐ消えるから許して。
死ねって言わないで。クズって言わないで。
寒いよソーニャちゃん。助けて。
先生が私のプリントを見て、「どうして真っ白なんだ」って聞いた。
「やる気ないのか」だって。「お前、やる気ないのか」って言われた。
「お前、やる気無いのか、朝のテスト、どういう意味でやってるのかお前、理解しているのか」だって。
先生は怒ってる。
クラスのみんなだけじゃない。
先生まで怒らせちゃった。
別に、別にやる気無いわけじゃないんだけど、たまたま今日はボーッとしてて、いつの間にかテストの時間が終わってて、
だって私いつもちゃんとテスト受けてて、ちゃんと丸つけして出してるから、
今日もちゃんとテスト受けようと思ったんだけど…頭がボーッとしててね…
もう嫌だ。どうしてこうなっちゃったんだろう。
もう嫌だ。助けて。誰か助けて。
「は?あり得ない」「ふざけんな」とか言ってる。「こいつ最悪」だって。
「あり得ない」って言ってる人、クラスでも授業中にずっと喋ってて全然ちゃんと授業を真面目に受けてないのに。
ずっと携帯をいじってて、先生の話を邪魔して喋ってるのに。
ものすごく不機嫌な顔してる。
たぶんあの人に休み時間、嫌がらせされるかもしれない。
これは……ソーニャちゃん任務で失敗して死んじゃったのか……
あぎりさん出ぴてよ
「こいつ最悪」って言ったのはクラスでも結構テストの点数が良くて、しかも明るいからいつもクラスの中心になってる人。
頭が良くて、どうしてこういうこと覚えてるのかな、って思うくらい、みんなの前にあった出来事とかちゃんと覚えてるんだ。
私なんかまだクラス全員の名前が覚えられない。頭が悪いんだ。私はどうしてこんなにバカなのかなあ。
「こいつ最悪」って言った人、私のことをいつもすごい軽蔑の目で見てる。
あの人と絶対に目を合わせたくないんだ。
「こいつがいるだけで俺らが気を使わないといけない」って思ってるんだろうな。
この人、自分が物事を上手に出来るから、私みたいな、何をやっても上手くやれないダメな人間のことをすごく嫌いなんだろうな。
私はヘマばっかりしてみんなから嫌われてるけど、あの人は、やっぱり、全然ちゃんとしてるから、やっぱり好かれるんだろうな。
きちんとしないといけないことを、きちんとできる人が、みんなから好かれるんだろうな。
当たり前のことをちゃんとするのって、簡単なのに。
私は最低限やらないといけないこともロクにできないんだよ。
ソーニャちゃんはえらいな。
ソーニャちゃんはどんなこともちゃんとできる。
やらないといけないこともちゃんとできるし、色々、覚えてたりする。
そういうのって、当たり前なんだろうな。
でも、私は、当たり前のことがことごとくできないんだ。
クズ。ダメな人間。
ああ。頭がボーッとする。
動悸が止まらない。
私、今日の朝だけでどれだけみんなを怒らせたんだろう。
頑張ろう、今日はヘマしないぞって、頑張るよっておもってたら、
思えば思うほど、どんどんダメになっていく。
嫌だ。もう嫌だ。何もしたくない。
その声はあぎりさん!?(幻聴)
泣きたいよ。ソーニャちゃんがいないだけで私はどうしてこんなにぐちゃぐちゃになってしまうんだろう。
情けないよ。私はこの16年間、どうして生きてきたんだろう。
私はみんなよりずっとずっと成長が遅かったんだろうなあ。
知能指数だってみんなよりずっと低いだろうな。
精神年齢も幼いだろうな。
どうしてこんなになっちゃったんだろう。
どうして?どうしてだろう。
どうして私はみんなと同じように、これだけ生きてきて、当たり前のように身につけてきた能力が無いんだろう。
当たり前のことができない。
みんな、当たり前に出来るだろうと思ってることが、私にはすごく難しいんだ。
だから、みんな怒るんだ。
そりゃあ、みんな怒るよね。
出来て当たり前のことが出来ないんだもん。そりゃ、イライラするよね。
ごめんなさい。
出来損ないの折部やすなでごめんなさい。
みんなのストレスの折部やすなでごめんなさい。
苦しいよ。泣き出したい。
つらい。もう限界だよ。
ソーニャちゃん、お願いだから助けて下さい。
心臓がバクバクしてる。
身体がもう、ガタガタになってるよ。
プリーズキルミー……
クラスのみんなが怖い。
クラスのみんなよりずっと劣ってる私を、誰も受け入れてくれない。
ソーニャちゃんがいないクラスは、私が邪魔な存在なんだ。
私がいないだけで、クラスはもっといいクラスになって、みんな楽しいスクールライフを送れるんだ。
私は疫病神だ。
こんな疫病神なんてクラスにいなくていいのに。
嫌だ。逃げたい。
消えたい。
私はここからいなくなりたい。
折部やすなという人間が最初からいなかったことにしたい。
クラスのみんなはもっと楽しく過ごせるよね?
私がいないクラスなんてみんな笑顔で楽しくやってるんだよね?
もう嫌だ。
死にたいな。
ソーニャちゃんが学校からいなくなって、3週間、必死で耐えてきたけど、
もう限界だよ。
もうこれ以上、耐えられない。
私、ずっとずっと必死で、頑張ろう、頑張ろう、明日はみんなのような、まともな人間になろうって、
必死で、頑張ってきたけど、
もう無理だよ。私はもうこのまま、ずっとこうなんだ。
ソーニャちゃーん!早くきてくれーッ!
そろそろ動きがほしいな
やすn…
(休み時間だ)
「おおーい、お前何でテスト白紙で出したんだ?」
「……え、あ」
「聞いてるんかよ!バカだろお前。俺が頑張って朝の登校の間に予習してテストちゃんと受けてんのに、お前テストさぼんのかよ!」
「サボってない、サボってないよ、だって私勉強してるもん…」
「黙れやボケ!調子のんな。お前嘘ばっかりついて平気なの?」
「えっ……」
「お前嘘つきだよな」
「お前いっつも口から適当なこと言ってごまかしてるだろ」
「ちが、ちがうよ」
「先生に対してもよぉ」
「違うって」
「バカにしてんの?バカにしてんだろ?俺らのこと」
「…!……!」
「調子乗ってると俺らもキレるぞ」
助けて!ソーニャちゃん!
助けて!
ソーニャちゃん助けて!
怖いよ!
助けて!怖い!
ソーニャちゃんどこにいるの?助けて!
やすながんば
「お前、お前以外のクラスの奴がお前のことどう思ってるか言って欲しい?」
「お前、絶対わからないだろ?人の気持ちとか考えない性格だからな」
「お前、クラスの全員がお前のこと、どう思ってるか分かってるのか?」
「何か言えや!!!」
ソーニャちゃん!助けて!
地獄だよ…ソーニャちゃん…
助けて!
気が狂いそう!
ソーニャちゃん!今すぐ助けて!
ソーニャちゃん…!
「こいつ本当にムカつく。もうこいつだけは、本当にムカつく。殺してやろうかってくらいだわ」
「腹立つよな。気分悪い。人をバカにしてヘラヘラ笑ってばっかり」
ソーニャちゃんたすけて
たすけて
たすけてください
おねがい
ヤバげな雰囲気に…
そーにゃちゃん、あぎりさんたすけて
ア・・・ア・・・
「こいつ泣きそうじゃん」
「どうせ全く反省してないだろ。どうして自分がうるさく言われるんだろうとか逆ギレしてるはず」
「なんでこいつはこんな奴なんだ」
「ソーニャが相手してやってるから調子乗ってるんだろうな。あいつがいなかったらこいつすぐに潰されてる」
ソーニャちゃんごめんね
ソーニャちゃん、ごめんね
もう嫌だよ
こんな苦しみ、もう耐えきれない
やすなっていうバカのせいで、みんなごめんなさい
やすなはバカです
みんな間違ってないよ
私がバカで当たり前のことができなくて
みんなに迷惑かけて
ソーニャちゃんはやすなが言ってた「いつかひどい目に遭っちゃう」の酷い目にあったのか
そうでないと信じたい
今日は何とか一日頑張れると思ったけど、もうダメだよ。
3週間頑張ったけど、もう限界。
ずっと地獄だった。
この世界は地獄だ。
苦しくて苦しくてもう心がもたない。
ソーニャちゃん、また会いたいな。
もう私、ダメだよ。
ソーニャちゃん、今、私ね、クラスの人、何人かにね、囲まれて、
それでね、
…頭を叩かれたりね、机を蹴られたり、してるんだ。
怖いよ。
ソーニャちゃんがいた時、私が、あの人たちに、ボロボロに言われて、小突かれてたとき、
助けてくれたよね。
ソーニャちゃんがいてくれたから、私はずっと地獄から解放されてた。
ソーニャちゃんやさしいねやさしかったんだね
泣けてきた
私はソーニャちゃんを利用していたんだ
ソーニャちゃんがいればこんな目にはあわないって
私は本当はずっとこんな目にあうべき人間なんだよ
バカだからバカなことして、こうやって制裁をうけて
これは当たり前のことなんだ
でもソーニャちゃんのお陰でこの制裁から逃れられたから
私はソーニャちゃんから離れられなくなったんだ
ソーニャちゃんがいなくなったら、私はずっとずっとこうなんだ
ソーニャちゃん、私のせいで、クラスのみんなから煙たがられて
ソーニャちゃんはもっと友達いっぱいできてたはずなのに
私は人を不幸にしてばっかりだ
疫病神やすななんて消えてしまえ
みんな、私をもういっそのこと殺してください
殺して
キルミー…
ソーニャちゃん助けに来ないの?
復活
ソーニャちゃん、おはよう
今日はソーニャちゃんに会えるといいな
ソーニャちゃんに会って話して笑いたいな
そしてまた一緒に学校行きたいな
私ずっと家から出られないんだ
私はもうこれからずっと人生こんな感じだろうな
苦しいよソーニャちゃん
待ってた
続くのか
辛い、けど見てしまう
救いは…無いんですか?
ソーニャちゃん早く来て!
後の「鬱病になったやすなbot」である
このSSまとめへのコメント
これ小学生のときの私とだいたい一緒だ。
これから…だろ?
こんな救いのねぇBADENDは許せねぇ…
だって…
こんなのただの現実じゃあないか…
. . . 悲しい
1と2の無様さ…
やすな「っていう初夢を見たよ!」
ソーニャ「ふーん」