比企谷「 ツーリングしたいな 」 (11)

由比ヶ浜「えー!ヒッキーバイク持ってたの!?」

八幡「この前急に欲しくなってな
この前免許と一緒に取ったんだよ」

雪乃「あなたには似合わない趣味ね」

八幡(まぁ漫画の影響なんだけどね)

由比ヶ浜「へー そうなんだ
ツーリングって楽しいの?」

八幡「当たり前だろ
自分が風となって自然を感じるなんて最高じゃないか」

八幡「別に一人で走るのも良いんだ
自分の好きな様に気楽に走れるしなボッチ向けの趣味と言っても過言じゃない
一人で走ってても様になるしな」

雪乃「あなたにピッタリじゃない」

八幡「おい さっきと言ってること違うじゃねぇか」

由比ヶ浜「じゃあ何でツーリングしたくなったの?」

八幡「やっぱバイクの醍醐味はツーリングだと思うんだよ
心の通じあった人と同じ道をバイクで走る。
インカムでお喋りしながらなんて
最高じゃないか」

雪乃「あなたからそんな言葉が聞ける日が来るとはね」

雪乃・由比ヶ浜(…ツーリングかぁ)

平塚「話は聞かせてもらったぞ」ドアバターン

八幡「先生…いたんですか」

平塚「比企谷!ツーリングに行こうじゃないか!」

雪乃「急に入ってきて唐突ね」ハァ

八幡「先生バイク持ってたんですか」

平塚「あぁ これでも昔は峠の女王と
呼ばれていたんだぞ」

八幡(一緒に走りたくねぇ…)

平塚「と言っても今バイク修理中なんだ
来月にどうだ?」

八幡「じゃ…じゃあ1ヶ月後に」

平塚「うむ!じゃあまたな」ブオーン

やはり俺の童貞チンポは右まがっている

由比ヶ浜「ヒッキー!私もツーリング行きたい!」

雪乃「そ…そうね私も昔からバイクは
嫌いじゃなかったしこの機会にバイク買おうかしら」

八幡「おいおい お前らにはキツいだろ
特に雪ノ下には」

雪乃「だ…大丈夫よバイクなんて
座ってるだけでしょう」

八幡「もうその認識で無理だわ」

由比ヶ浜「とにかく!私も免許取るから」

八幡「わ…分かったよ」

由比ヶ浜「そしたら一緒にツーリング行こうね!」

雪乃「私も行くわ待ってなさい」

八幡「分かった分かった せいぜい気を付けろよ」

―――そして数日後―――
教官「由比ヶ浜さん一段階の見極めを
7回も落ちる人なんて僕は初めてみたよ」

由比ヶ浜「うー…もう1回お願いします」
―――さらに1ヶ月後―――

八幡「いやー良い天気だなツーリング日和だ」

八幡(結局誰が来るんだ…平塚先生に
場所と時間言われただけだし)
ドッドッドドドドドドド

八幡「うわハレ珍かよ頼むから通り過ぎてくれ…」

平塚「待たせたな比企谷」ブルンブルン

八幡(って先生かよ…)

八幡「平塚先生ハーレーだったんですか峠の女王って言うからレプリカだと思ってましたよ」

平塚「昔はNSR250に乗ってたんだけどなそろそろ落ち着こうと思ってな」

八幡「それでもスポスタって所が先生らしいですね」
ドコドコドコ

平塚「おっ来たみたいだな」

続けたまえ

一色「せんぱーい 来ちゃいました」

八幡「一色お前もバイク乗ってたのか」

一色「はい まぁなんやかんやで」

八幡「てかSRとか良い趣味してんな」

一色「でしょ!めっちゃ可愛いじゃないですか!」

八幡「可愛いかどうかは知らんが俺は渋くて好きだな単気筒とか男心をくすぐりまくりだろ」

一色「単気筒?何ですかそれ」

八幡(そんな事も知らないで買ったのかよ…)

バイクを買える高校生って…

フォーンフォンフォン
材木座「ファハッハッハ待たせたな!赤き夜に黒き月今宵ほど我が力を解放するのにふさわしい日はないだろう」

八幡「うるせーよ確かにツーリング日和だけど真っ昼間だわ
しかもなんでzx-14rなんだよ
お前まだ18なってねーだろ」

材木座「フッフッフ細かい事は気にするなピザはSSに乗る運命なのだよ」

八幡「お前言ってて悲しくないのかよ」

一色「このバイク可愛いくないです先輩」

平塚「何を言うんだこのイカついフェイス私は好きだぞ」

材木座「フッフフこのバイクの良さが分からないとはまだまだよのう八幡」

八幡「何で俺に言うんだよ俺は好きだぞ」

材木座「だ…だって知らない人だし…」

八幡「急に素に戻んなよ…」

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