【安価】異能バトルロイヤル【コンマ】 (203)
【安価】異能バトルロイヤル【コンマ】
安価とコンマでバトルロイヤルです。
特に指定がない場合、安価下2、コンマ下1、コンマ判定2桁とします。
連投は10分以上レスがなければ可。
オリジナルなので、パロディ・クロスは再安価となります。
安価内容は改変、ないし採用しないことがあります。ご了承ください。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1387377771
人物安価のテンプレ
【名前】
【性別】
【年齢】
【容姿】
【性格】
【異能】
異能は精神性と関わっているため、性格と異能がかけ離れているとよくない影響が出ます。
足りない部分は>>1が勝手に埋めるか、再安価で補完します。
「う……」
「ここは……?」
下2(場所安価)目が覚めた場所
※特に制限はありませんが、宇宙とかだと何も出来ずに死にます。
下4 主人公の名前
自室
学校の教室らしき場所
牢屋
近宮 一彰
>>5 教室
>>7 近宮 一彰
一彰「教室? なんで俺はこんなところに……」
一彰(机に突っ伏して寝ていたせいか体が痛い……。ついでに頭も痛い)
どうする?
1.持ち物の確認
2.室内を調べる
3.教室から出る
2
1
1
>>10 持ち物の確認
一彰「状況がさっぱりだ。何か手がかりは……」
左腕に腕時計のようなものが嵌っていることに気づいた。
デジタル式で表示は『71:53:58』。
カウントダウン式らしく、秒の部分が減っている。時計ではないな。
そして外れない。継ぎ目がない上にベルトの伸縮性もない。
一彰「カウントダウンってことは時計じゃないよな。……わからん、一旦おいておこう」
ポケットを探っていると、折りたたまれた紙と一枚のカードが出てきた。
一彰「タロットカード?」
下2 任意のアルカナ、もしくは0~21までの数字
愚者
↑
14
>>14 愚者
【0/The Fool(愚者)】
愚者。
意味はなんだったか。少なくとも正位置ではいい意味だったはずだ。
しかし腕時計(らしきもの)より意味が分からないのでこれも後回し。
一彰「なんか書いてあるな……」
気になるのはこっちの紙きれである。
・各プレイヤーにはアルカナが割り当てられる。
・同じルームに6時間以上留まってはならない。
・ウォッチに表示されているタイムが0になると死亡する。
・他プレイヤーの体の一部を強く掴むことでタイムを奪える。吸収速度は場所によって違う。
・同じルームに他プレイヤーが侵入した場合、及びルームに入った時他プレイヤーがいた場合、ウォッチのランプが点滅する。
・ウォッチ同士を5秒以上接触させることで、そのウォッチ同士でランプは反応しなくなる。
一彰「………………死亡?」
いろいろ突っ込みたいところはあるが、まずなによりこれだ。
死ぬってなんだ。
馬鹿馬鹿しいと言いたいところだが……。
どうする?
1.メモの内容を詳しく考える(どの点について考えるか自由安価)
2.保留して教室を調べる
3.取り乱して教室から飛び出す
4.自由安価
あげ、安価下2
1 つまり今のままじゃいつか絶対死ぬということじゃないか?
クリア条件とかないのか?
1
・同じルームに6時間以上留まってはならない
→おいそれと眠れない
・ウォッチに表示されているタイムが0になると死亡する。
&他プレイヤーの体の一部を強く掴むことでタイムを奪える。吸収速度は場所によって違う
→つまり今のままじゃいつか絶対死ぬということじゃないか?
クリア条件とかないのか?
>>21
一彰「まるでゲームだな……」
メモの内容が全て正しいと仮定しよう。
現在のタイムは72時間弱。このままでは約三日後にタイムアップだ。
プレイヤー、とは俺達のことだろう。
アルカナを割り当てるとあるから22人。
プレイヤーが無限でない限り、かつ平等にタイムがあるとすれば、場に存在するタイムは22x72で1584時間。
これ以上はどう頑張っても延命できないことになる。
つまりいずれ絶対に死ぬ。
ゲームならクリア条件があるはずだが、この状況をそう簡単に捉えていいものか?
>>21
『同じルームに6時間以上留まってはならない。』
一箇所に留まるのは危険ということだ。これではおちおち眠れやしない。
だが肝心のルームとやらが何を示しているのかは不明。
情報が足りないな。
1.メモについて(自由安価)
2.教室を調べる
3.移動する
4.自由安価
2
2
>>25 教室を調べる
気になる点はまだまだあるが、キリがない上に現状では答えが出ないようだ。
それより他を調べよう。
いつからここに居たか覚えていない以上、どれだけ留まっていられるか分からない。
最大であと5時間半だが、最悪10秒後に時間切れかもしれないからな。
一彰「ところで……」
この教室は……
1.いつも通っている教室に似ている
2.全く心当たりが無い
3.そもそも俺は学生じゃない
2
1
>>28 いつも通っている教室に似ている
確かに似ている。床の剥げ方や机のラクガキまでそっくりだ。
がしかし、同じではない。なにが違うのかと、少し考えて気づいた。
一彰「逆、なんだよな」
一番大きい違和感は、窓と黒板の位置関係だ。
俺達の教室は、黒板に向かって席につくと左に窓がある。
もし右に窓があると、太陽光で右利きのノートに影ができるからそういう作りなのだと思う。
本当のところは知らないが。
そして位置だけではなく、細かい所も逆になっている。
時計の文字、掲示板に張られたプリント……。
全部鏡写しになっていた。ちなみに時計は止まっている。
窓の外を見ると見慣れたようでそうでない街が見える。
時刻は分からないが、夜ではないようだ。
室内を探ると、ほとんど使われていないノートと鉛筆を見つけた。
勝手に持っていくのはどうかと思ったが、こちとら非常事態なので拝借することにした。
この教室はひと通り調べたが、他に気になるところは……。
自由安価 下2
この学校?から出られるのか
水、食糧は?
他の皆はどこにいる?
ルームとはどの範囲を指す?
>>32
皆とはプレイヤーですか?それとも一般人?
プレイヤーです。
>>32
一彰「黒板があるんだから、ノートはもったいないよな」
チョークを手にとって、思いついたことを黒板に書き込む。
[水や食料をどう確保するか]
再び窓から外を見る。
全然人の気配がしない。
表を歩く人はおろか、電気を付けている家も見えない。
まさかプレイヤー以外いないのだろうか?
それなら適当なところから手に入るが、気は進まないな。
まあ書いておこう。ブレインストーミングで大事なのは、思いついたことは全部書くことだ。
-[最悪窃盗]
しかしこれだけ誰もいないとなると、
[他のプレイヤーはどこにいるのか]
-[22人?]
-[一般人はどこに]
合流にしろなんにしろ、ここを出て探索する必要があるな。保留。
[この学校から出れるか]
窓は普通に開く。
この高さから飛び降りる気はしないが。
もし行動可能範囲が学内と制限されているなら、『ルーム』は教室かもしれない。
いや、では廊下やグラウンドはどうなる?
これも検証しないことには始まらないな。
最悪なのは『不思議な力で学校から出られず』『敷地全体が一つのルーム』という可能性だが、さすがにないだろう。
メモについての疑問点も忘れないうちに記録しよう。
[6時間制限]
-[睡眠の危険]
-[寝過ごしたら即死]
[タイム資源]
-[最大限界は決まっている]
-[何もしなくても減っていく]
[ルームの範囲]
-[教室?]-[廊下やグラウンドは?]
-[学校の敷地]
[クリア条件は?]
※KJマップを作成しました。
主人公は気になったことをマップに書き込みます。
推理を発展させるには、マップを拡大していく必要があります。
書き込みたい疑問や推理など随時募集。
レスにある役立ちそうなものはマップに書き加えられます。
マップにないことは『疑問に思っていない』と扱われます。
ある程度は自動的に保管されますが、ヒントが提示されていてもレスによる指摘がなければ原則マップは拡大しません。
ご注意ください。
アルカナということは22枚(大アルカナだけという前提で)
参加者は22名?
他プレイヤーを強くつかむことで時間を吸いとれる……場所によるというが、どういう基準だ?
胴体や頭とかの方が多いのか?
つかみ合っていた場合はどうなる?
握手とか、抱き締めている場合とか。
安価なら下。
>>39 マップ拡大
[アルカナ]-[大アルカナは22枚]
-[プレイヤーは22名?]-[小アルカナは含む?]
-[他のプレイヤーはどこにいるのか]
[他プレイヤーを掴むとタイムを奪う]
-[場所の基準は?]-[手首より胴の方が多い?]
-[握手した場合は?]
今日はここまでにします。
お疲れ様でした。
ルール、確定情報(1pt):8
疑問点(2pt):9
仮定(2pt):3
高確度な推論(3pt):4
結論(3pt):1
8+18+6+12+3=47pt
http://viploder.mydns.jp/img/542.jpg
[戦闘について]
キャラクターごとにコンマを判定し、上回ったキャラクターが行動します。
敵の耐久力を0にすると勝利、自分の耐久力がなくなると死亡です。
KJマップで得たポイントを、戦闘の都度ステータスに割り振ります。
敵のステータスは戦闘前にトリップで決まっており、ある程度の情報は開示されます。
・耐久力……これが0になると死亡。
・行動力……この値分コンマにプラス。最大50まで。
・攻撃力……一回にどれだけダメージを与えられるか。
・防御力……受けるダメージを軽減する。
戦闘はまだ先になりそうですが、ひとまずこのようにしておきます。
マップの大きさがそのまま強さになるシステムです。
疑問点→仮定結論→新たな疑問……という一連のプロセスを皆さんに
していただこうと思っているのですが、難易度高いですかね?
難しそうではあるけど、とりあえず進めてみればいいじゃないでしょうか?
あとあと改善していってもいいと思いますし。
やるだけやってみましょ
一彰「とりあえずこんなところか……」
なにか大事なことを書き忘れている気がするが、よく分からない。
……思い出したらでいいか。
そろそろ移動しようか。
下2 何かやり残したことはある?
下4 どこに向かう? あるいは何かを探す?
愚者の意味
正位置
自由、純粋、可能性、天使万欄
逆位置
軽率、わがまま、落ちこぼれ
天真爛漫でした。すみません。安価下。
教室の窓から外部の確認、教室の戸から廊下の確認(どちらもこっそりと)
窓は開くか
以上二点を確認。
加えて教室内に武器になりそうなものはないか、役立ちそうな道具はないか。
○情報
最初の時計の表示は『71:53:58』。
制限時間が72時間なら、最初に時計を確認したときは、開始からおよそ6分経過していると予測できる。
・ウォッチ同士を5秒以上接触させることで、そのウォッチ同士でランプは反応しなくなる。
→プレイヤー同士の協力を示唆している? ただし裏切りには注意。
飲める水がありそうな場所
>>49
と、その前に。
今のうちに何か武器を探しておこう。いつどこで必要になるか分からないからな。
刃物はカッターやハサミしかないな。
使えそうなのは掃除ロッカーに入っていた自在箒くらいだ。
杖代わりにも出来るし、一応持って行こうか。
ついでにカッターとハサミもポケットに突っ込んだ。
>>49 仮定[72時間?] 仮定[約6分] 仮定[協力?] 結論[裏切り]
窓の開閉はすでに確認しています。(>>36)
ないと話が進まないリーフ(マップの項目)は、ある程度待って埋まらなければこちらで埋めるようにします。
この場合、獲得できるポイントは少なくなります。
……ああ、思い出した。さっき整理し忘れたことだ。
この状況を作り出した何者か――便宜上『主催者』と呼ぼう。
[主催者は俺達に何をさせたいのか?]
ルールではタイム=生存時間を奪い合うようになっている。
タイムがなくなれば死ぬ、ということは殺し合い――[バトルロイヤル]と取れるが、それが主催者にとってどう利益になるのか?
それと6時間ルール。
なぜ[わざわざルールとして明記されているのか]。
普通に考えれば、[一箇所に留まってほしくないから]だろう。
さて、移動する前にもう一度外を確認しておこう。念のためにな。
一彰「……なんかおかしいな?」
窓の外には相変わらず誰もいない。
しかしさっきと比べて何か変だ。
だが、なまじ知っている街並みが反転しているせいでよく分からない。
下2 違和感の原因は?
1.家屋の位置
2.道
3.空
5.遠近感
kskst
1
>>56 不正解
…………わからん。
まるで正解と比較できない間違い探しだ。
ダメだな。こういうのは直感で分からなければいくら考えても答えは出ないものだ。
『71:21:22』
時間は有限。時には諦めも肝心である。
それでも警戒は続けながら教室を出る。
まずは飲み水でも確保しよう。
ここでうちの学校の構造をおさらいしたい。
校舎が2つあり、それぞれ北校舎、南校舎と呼ばれている。
各クラスは北校舎にあり、南校舎は特別教室が集まっている。
渡り廊下は東側、なぜか二階にしか無い。
北校舎の北西に体育館、その二階が講堂だ。
講堂は北校舎二階と渡り廊下で行き来できる。
グラウンドは離れた位置にあるので割愛。
北校舎は左右にそれぞれ階段があり、そして各階の真ん中に手洗い場がある。
さっそく蛇口を捻って……動かない。
あぁ、鏡だったな。
改めて逆方向に捻ったが、水は出なかった。
校舎端のトイレや、別の階の手洗い場でも試したが同様。
困った、どうしようか?
……そういえば、食堂にウォーターサーバがあったな。
食堂は体育館の西、現在地は北校舎三階の手洗い場。
土足の学校なので下駄箱を経由する必要はない。
なので食堂に行くには――
下2
1.手洗い場に向かって左の階段へ
2.手洗い場に向かって右の階段へ
3.水は諦めて別の目的地へ(自由安価)
1
1
右……じゃないな。
今は反転しているから左が正しい。
…………奇襲を警戒してスネークみたいな挙動になってるが、敵がいなかったらそうとうイタいんじゃなかろうか。
まあいい、それならどうせ誰も見ていないってことだ。
結局何事も無く食堂に到着した。
ウォーターサーバに水は入っていたが、ボタンを押しても出てこない。
自販機も消灯しているし、水道と同じく電気も通っていないんだろう。
サーバの蓋を開けてコップで直接汲む。
一彰「……毒とか入ってないよな?」
脱水症状と毒物中毒はどっちがマシか。
特に変な臭いはしない。覚悟を決めるしかない。
………………。
少々温いが普通に美味しい水だった。
自販機横のゴミ箱からペットボトルを回収し、飲み残した水で洗う。
綺麗になったペットボトルにサーバの水を入れてミッションコンプリートだ。
それにしてもちょっと拍子抜けだな。
殺し合いを煽る状況下でありながら、ここまでは何もなかった。
校内に22人もいてその痕跡すらなかったのは不自然だ。
範囲か人数か、どちらかの仮定が間違っていると思っていいだろう。
怪しいのは――
下2
1.範囲
2.人数
3.その他(自由安価)
1
1
当然範囲だ。
人数はアルカナという根拠があるが、範囲は何も情報が無いからな。
さっさと街を探索するか? それともまだ学校を調べるか?
下2 自由安価
陦励∈
食料と地図、水を携帯できる容器を探す
ただ、あまり見つからないようなら時間をかけず打ち切る。
>>69
食堂に併設されている調理場に入り、ガスコンロをいじってみた。
やはりというか、火はつかない。これでライフラインは全滅だ。
火も水も使えないので、ここにある食材は調理できない。
なのでこのまま持って行って、食べる時は生ということになる。
……飢えるよりはいいと考えておこう。
しかし持ちきれないので、なにか鞄のようなものが必要だ。
思い出すが、教室には使えそうなものはなかった。
鞄がありそうなところといえば……あそこだ。
職員室に来た。
ここには忘れ物や持ち主不明品が保管されているので、それをあてにしたのだ。
しばらく探ってみると、小さめのスポーツバッグが見つかった。
運動部の誰かのものか、着替えを入れるのに丁度良さそうな大きさ。
もちろんジャガイモも入る。
ついでに地図も探すか。
直下コンマ
奇数 地図発見
偶数 見つからない
てい
一彰「お、ラッキー!」
整理されていない机の上に、町内地図が出しっぱなしになっていた。
何先生かは知らないが、今はそのズボラさに感謝しよう。
ついでにボールペンも拝借。すでに鉛筆はあるが、あって困るものでもない。
食堂に戻り、食材と水入りのペットボトルをバッグに放り込む。
『70:53:43』
起きてからだいたい一時間が経過した。
街に出よう。
折って柄だけにした箒を杖代わりに、左右反転した街を歩き出す。
校門を出るときも障害はなかった。
まずは自宅でも目指すか。
……ところで、学校と我が家の間にはスーパーがある。
下2
1.店からいろいろ持っていく
2.万引きはよくない
kskst
1
誰も居ないようだし、別に気にしなくていいか。
そのまま食べられる菓子パン、スポーツドリンク、何かに使えそうな百円ライター……。
他には――
下2 自由安価
持っていくもの、スーパーにありそうなもの限定
左右反転した街……地図はどうなのか?
安価下
缶詰めや乾パンといった長期保存できる食べ物
、あとは護身用にナイフとか?
>>79
日持ちする乾パン、缶詰。
缶詰はプルトップ式のものを選んだ。というか、缶切りが必要なものは少ない。
あとは武器になるようなものが欲しいところだが、サバイバルナイフのような本格的なものはなかった。
ホームセンターならあるだろうな。代わりに三徳包丁ならあった。
……けっこうな大荷物になってきた。
どれか置いていくべきか?
下2 自由安価、置いていくもの
現在の荷物
箒の柄、カッター、ハサミ
水入りペットボトル、スポーツバッグ、地図、ボールペン、生の食材
菓子パン、スポーツドリンク、百円ライター
乾パン、缶詰、三徳包丁
生の食材
生の食材はもういらないな
あとはカッターかハサミのどちらか置いていくか?
>>82
パンや缶詰があるんだし、生の食材はいらないな。
食料を減らすリスクよりも、荷物を軽くするメリットを取りたい。
刃物も三種類あるが、これは嵩張るものでもないしこのままにしておこう。
登山家みたいに、地図の余白を切るほど切り詰めたいわけじゃないし。
再出発だ。
学校から家までは三キロ強ある。
……あるのだが。
一彰「なんだこれ……!?」
一キロも進まないうちに壁にぶつかった。
文字通りの壁だ。
見た目上はなにもないのに、まるで見えない[バリアのような壁]がある。
杖で殴っても包丁で切りつけても突破できない。
完全に意味が分からないが――
下1~3 壁をどうする?
(正解でKJマップ拡大)
タロットかウオッチを壁に当ててみる。
もしくは、ここがフィールドの端と考える。
こないので今日はここまでです。
回答がない場合勝手に進みます。
ちなみにこの壁は既定路線で、思いつき展開ではありません。
まさか、この壁も能力で作られたもの…??
ボールペンあてる
>>87 [ERROR] 現時点では異能について前提情報がありません。
再開します。
色々試してみたが、どうにもならなかった。
……これはもうこういうものだと考えるしかないな。
地図を取り出して、大体の位置を書き込んでおいた。
他にも通れない場所はあるだろう。
その場所を記録しておけば、何らかの法則性が見つかるかもしれないからだ。
さて、別の道から迂回しよう。
>>85-88 正解者なし
正解は「地図に壁の位置を記録して迂回する」でした。
少し意地悪でしたか?
民家を避けて細い裏道を使って回りこむが、ここにも壁があった。
地図に書き込んで別の道へ。
それを五、六回ほど繰り返すと、パターンが見えてきた。
[壁は南北にほぼ一直線]になっている。
地図上ではガタつきがあるが、精確にプロットしているわけではないのでこんなものだ。
記録した壁と壁の間、その上方に向かって小石を投げてみる。
思った通り、石は空中で跳ね返された。
おそらく道ごとに塞がれているのではなく、一枚の大きな壁が南北に走っているのだろう。
どこまで続いているのか気になる。
しばらく北上すると、別の壁にぶち当たった。
先程の壁を仮に一番壁、新しい壁を二番壁と呼ぼう。
二番壁は一番壁に直角に交わっていた。
これも分度器で測ったわけではないが、今は少々ズレがあっても構わない。
精確に測量する術もないし。
今度は二番壁に沿って東進していると、途中で奇妙なものを見つけた。
一言で言えば……どこでもドアだ。
屋外にぽつんと、そして唐突に[扉]が直立している。
ただし見た目はかなり違う。
ノブはなく、潜水艦の中にあるハッチのように大きなハンドルがついている。
二番壁に接しているのだが、見えない壁にいかつい扉なのでかなりシュールだ。
………………。
下2
1.勢い良く開ける
2.慎重に開ける
3.さりげなく開ける
3
3
>>95 さりげなく開ける
気負っても仕方ないよな。
少しでも情報がほしい現状、無視するという選択肢は始めから無い。
ごく自然に、しかし警戒は怠らないようにハンドルを回して――
扉を開けると吹雪であった。
扉を閉めた。
ゆっくりと深呼吸し、覚悟を決めてもう一度開ける。
吹雪だ。見間違いじゃなかった。
一彰「いやいやいや!」
これまでずっと我慢していたが、言わせてもらう。
一彰「こんなことありえるわけ無いだろ!!」
現実的に考えて!
…………取り乱してしまった。
手を抓ってみたが痛みはちゃんと感じる。
仮にこれが夢の中であっても、すぐ目が覚めるわけでないなら同じことだ。
落ち着いて整理しよう。
ありのままに受け止めると、扉の向こうは吹雪の雪山になっている。
自分でも何を言っているのか分からないが、とにかくそうなっている。
なぜそうなっているのかは考えても意味がなさそうだ。
ではこれからどうするべきかというと、壁の調査を再開するべきだろう。
他にも同じような扉が見つかるかもしれないし、そうでなくても壁の構造は把握したい。
扉のことを考えるのはその後だ。
『67:40:56』
それなりの時間が経ち、調査は一段落ついた。
改めて地図を見て確認する。
壁は東西南北に一枚づつあって、[一辺約一キロ]。
[ほぼ正方形]になっていて、その中心近くに学校が位置している。
件の扉は壁の中央にあり、地図右の三番壁、下の四番壁にもあった。
そして三番扉の向こうは砂漠、四番はジャングルだった。
もういちいち突っ込んだりしない。
ここでは[扉を開けると環境が変わる]。そういうものだ。
今は壁を一周し、最初に記録した壁の位置にいるのだが、一番の扉は見つかっていない。
地図をよく見ると、壁の中央には民家がある。この中に埋まっているのだろう。
さっそく探してみてもいいが、その前にいろいろ分かったことがある。
それは――
※現時点で分かったこと、推測できることは?
下1~次回更新まで
『壁』に囲まれた空間が『1つのルーム』という可能性
今夜再開します。
第一に『ルーム』のこと。
見えない壁で区切られ、扉で繋がれた一キロ×一キロの正方空間。
おそらくはこれが『ルーム』だ。
決定的な証拠はないが、ここまで明確な境界だ。そう考えるのは至極当然だろう。
それに確かめる方法もある。今は出来ないが、いずれ検証が必要だ。
※ルームの範囲を確かめる方法とは?
制限時間は他プレイヤーと出会うまで。
第二にプレイヤーのこと。
四時間以上歩きまわって誰にも会っていないどころか、その[痕跡すらない]。
というかここには、人間自体が俺以外いないらしい。
このルームに他のプレイヤーはいないのだろう。
そして最後、ここで常識は通用しないということ。
なにせ[現実かどうか]からして疑わしい。
ルームの範囲を確かめる方法
扉を出入りして、ウォッチのランプの点滅を確認する。
>>106 惜しい。
最後の扉を塞いでいると思わしき民家。
窓ガラスを割って侵入した。もはや遠慮はない。
予想通り、室内にハッチがあった。
さて向こうはどうなっているやら。
下2 場所、もしくは環境
のどかな田園地帯
高速道路
>>109 高速道路
思ったより普通の場所だったが、これはこれで困ったことになりそうだ。
両脇に高いフェンス。その上端は、ジャンプしたくらいでは手の先すら届かないだろう。
道は一直線。つまりこのルームは、正面に見える扉以外選べないということだ。
他の三つのルームに比べれば安全ではあるが、あの扉の向こうもそうであるとは限らない。
『67:25:29』
ここに居られるのは多くともあと一時間半もない。
そろそろ移動しておきたい時間だ。
どこを選ぶ?
1.高速道路
2.雪山
3.砂漠
4.密林
5.まだ調べ残したことがある(内容安価)
4
3
再開します。
>>113 砂漠
少なくとも雪山だけはない。
となると後は三択だが……よし、砂漠にしよう。
砂漠なら遮蔽物が無いために、各扉を最短ルートで回れる。
三番扉はここから真向かいだから、学校を突っ切ることになるな。
校門を抜けてそのまま通り抜けるつもりだったのだが、ふと思い出したことがある。
進路を変え南校舎に入り、階段を登ってお目当ての部屋、図書室に入る。
下2 図書室への用事とは?
正解の場合ポイント加算
あげ
いや、わからない。
……世界地図や歴史など、本来の世界と違いを確認。
もしくは砂漠での生存術の調査?
少し探すと、それっぽい本を見つけた。
http://viploder.mydns.jp/img/548.png
「完全図解・タロットの世界」
ウォッチやメモの重要性に対して、タロットカードだけ意味が分からなかった。
だから何かの役に立てばと思い、資料を探しに来たのだ。
放っておいても良かったのだが、この先調べる機会があるとは限らない。
てか読みにくっ!
そういえば鏡文字だったな……。
悠長に読んでる暇はないので今は鞄に突っ込む。
そこそこぶ厚いが、広辞苑ほどじゃないから大した荷物じゃない。
ついでに近場のトイレの鏡を叩き割り、破片を適当な布で包んでバッグの外ポケットに入れておく。
そうこうしているうちに時間がなくなってきたな。まだ余裕はあるが、急ぐとしよう。
※「タロット事典」を手に入れた
※「鏡の破片」を手に入れた
扉に到着した。
開けた先と左手のウォッチに注意を払いながらハッチをくぐる。
――境界を越えた瞬間、汗が吹き出した。
というのは言い過ぎかもしれないが、それくらい暑い。
降り注ぐ太陽熱に加え、砂の照り返しで死角なく熱に包囲されている気分だ。
わずか一キロ先の扉さえ心なしか歪んで見える。
長居するつもりはない。さっさと扉を巡回しよう。
下2,3 扉向こうの場所、環境
平坦な土の道と、それに沿う桜並木
西洋のお城
何だか魔王でも出てきそうな感じの
>>122 西洋のお城
>>123 何だか魔王でも出てきそうな感じの
スポーツドリンクが美味い。
三つの扉をだいたい三十分ほどで回り、今は考えがてら小休止している。
最初の扉は石造りの通路。左右しか見渡せない上、薄暗いので詳しいことは分からない。
役立つものがあるかもしれないし、無いかもしれない。
二つ目、開けた草原。何箇所かペグが打ち込まれ、それを繋ぐように糸が張ってあった。
目の届く位置に赤と白の看板があった。ドクロマークに「Danger!! Mines!!」。
……地雷原だってさ。通り抜けるには迂回すれば問題ないだろう。
最後は悪趣味な広間だ。どぎつい色の絨毯にやけに凝った壁や柱。
あの部屋をデザインした奴とは仲良くなれそうもない。
下2 どこにいこう?
1.石の通路(西洋のお城)
2.地雷原
3.悪趣味な広間
1
1
少し手が放せないので、今日はここまでにします。
安価で猶予がほしい時とかありますか?
まったり再開。
>>126 石の通路(西洋のお城)
砂漠とは打って変わって、ひやりとした空気が体を包む。
さっきまで明るい場所だったからか、薄暗く感じる。
目が慣れてくると、アンティークな調度が視界に入る。
西洋の古城といった雰囲気だな。
ここならゆっくりしても良さそうだ。
明るい場所に移動し、タロット事典と鏡の破片を取り出す。
とりあえず愚者の項目を見てみよう。
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%84%9A%E8%80%85
構図は崖に立った旅人と白い犬。ボロの服と小さな花を手に持っている。
正位置で自由、無邪気、可能性、天才などを意味し、逆位置では軽率、わがまま、落ちこぼれとなる。
ふむ、なるほど。このカードの意味はなんとなく分かった。
次はどうするか……。
と考えていたところで、ウォッチが点滅した。
このルームにプレイヤーが来たということだ。
そして同時に、こいつも俺の存在に気付いたはず。
お互いに避けようとしない限り、ここにきて初めて他人と接触することになりそうだ。
どう対応するべきか……。
下2 一彰の基本姿勢は?
1.とりあえず会ってから考える
2.問答無用で倒してタイムを奪う
3.自由安価
1
1
ちなみに愚者をチャレンジャーと呼ぶタロットもある
臨機応変にいこう。
まずは会わなくては始まらない。
新キャラ安価
下2 名前、性別、アルカナ
下3~5 年齢、性格、特徴など。>>1が選んでミックス。
【名前】秋山 佐奈(あきやま さな)
【性別】女
【アルカナ】星
【名前】皇坂勇人
【性別】男
【アルカナ】皇帝
【年齢】38歳
【容姿】大柄な筋肉質。自衛官であり、自衛官の制服を着ている。
【性格】皮肉屋だが、自衛官らしく規律正しく、内面は思いやりのある善人。たまの休みには旅行に出かけ、キノコや動植物などを現地調達して食べるのが趣味。
こないのでここまで。
そろそろ戦闘したいのでテコ入れを考えています。
採用しなかった設定は別の機会に使うかもしれません。
安価は下にずれます。
もう一人増やします。悪役です。
下1 名前、性別、アルカナ
【名前】宮坂 標(みやさか しるべ)
【性別】男
【アルカナ】塔
お待たせしました。再開します。
最初に俺が入ってきた扉を確認に走る。
見通しの良いルームならともかく、ここでどの扉から入ってきたかを監視することは出来ない。
ならばまず近くの扉から確認し、後の三つはおいおい詰めるしか無い。
真っ当なプレイヤーなら、思惑はどうであれ別のプレイヤーと接触したいはず。
隠れたり逃げたりといった可能性は低いだろう。
砂漠との扉まで戻ったが、異常はなかった。
このプレイヤーはまだ扉からそう離れてはいないはず。
移動されると見つけにくくなる、急がなくては。
下2
1.高い場所に登って観察
2.準備を整え向こうから来るのを待つ
3.やっぱり砂漠に引き返して逃げる
4.自由安価
1
来ないので再度1
>>144 高い場所に登って観察
さっき塔のようなものを見かけた。あそこからならよく見渡せる。
螺旋階段を駆け上がって五階分、もう十分だ。
城の外には林が広がっていた。湾曲した林道もあり、この城につながっている。
向かって右の扉は木に遮られてよく見えない。正面と左側はかなり小さいがなんとか確認できる。
下2 どこを注視する?
1.正面
2.左側
3.右側
※酉に選択肢ごとの確率を仕込みました。
レスのコンマが選んだものに対応する数値以下であれば、何かを発見します。
1
2
>>147 左側
左側……、特に何もない。
そういえば、こっち側はもしかすると……いや、今は関係ないな。
人少ないようなので下1
1.正面
2.右側
1
あ
>>149 正面
#左50,前100,右20
今何か動いたな。
それに扉が若干、赤い?気がする。
ここにきて野生動物のせいということは考えづらい。
ウォッチを光らせたプレイヤーは正面から来たとみていい。
鏡を取り出し、大まかな当たりをつけてちらつかせる。
すぐに短い破裂音が聞こえた。
さらに十秒ほど間を開けてもう一度。
届いたようだ。これで互いに位置を把握した。
下2
1.ここで相手が来るのを待つ
2.こちらから迎えに行く
ksk
2
2
>>154 こちらから迎えに行く
こっちから行くか。
右側の一部を除けば、林はそれほど密度が高いわけではない。
意図的に隠れでもしない限り、すれ違うということはなさそうだ。
用心だけは怠らないようにしよう。
「そこで止まれ」
さっき目星をつけた場所に近づくと、制止する声が聞こえた。
小銃がこちらに向けられる。
そこには、木に寄りかかる形で血まみれの男が立っていた。
お久しぶりです。
片手間ですが再開します。
「一応確認しとく。さっきの光はお前だな?」
筋肉質でがっしりとした体つき、深緑色のスーツのような服を着た男が問いかけてくる。
歳は40前後といったところか。
一彰「ええ、……近宮一彰です」
勇人「皇坂だ」
応信があったことから話の通じる相手だと考えていたが、当たりだ。
撃つ気はないようだが、変わらずこちらを牽制する銃口に押されないよう先に名乗った。
皇坂と名乗った男は促すように黙している。
先手を譲ってくれるらしい。
下2 なんの話をする?
1.これまでのこと
2.皇坂の怪我のこと
3.皇坂個人のこと
4.この世界のこと
5.自由安価
2
2
>>161 皇坂の怪我のこと
一彰「その怪我は一体?」
何を置いてもまずはこれを聞かなくてはならない。
原因が危険要素であることは間違いなく、差し迫っているなら情報交換している余裕はない。
皇坂「襲われたんだよ。プレイヤーとやらにな」
見て分かるほどに鍛えられた体に、銃まで持っている大男に怪我を負わせるプレイヤー。
二つの意味において危険だ。
一彰「その相手はどうしたんですか?」
皇坂「知らねえよ。逃げるので精一杯だったからな」
一彰「では――」
皇坂「そろそろこっちの質問にも答えてもらうぞ。
お前のアルカナの能力はなんだ」
アルカナの能力?
下1 何と答えよう
1.なんの事ですか?
2.自由安価
2 アルカナは愚者ですが……能力とは?
>>163
一彰「アルカナは愚者ですが……能力とは?」
皇坂「……………………」
沈黙。
嘘は許さないとばかりに見据えられる。
やましいところはないのだから臆することはない。
皇坂「分からないならそれでいい」
沈黙を破ると同時に、銃口が下げられた。
ひとまず信用は得たというところか。
聞きたいことはたくさんある。
一番気になるのは戦闘のこと。能力についての詳細はその後の方がいいだろう。
彼の怪我の具合も気になるし、この世界やルールについて意見交換もしたい。
下1 何から話そう
1.戦闘の詳細
2.能力について
3.怪我の具合
4.ルールやこの世界のこと
5.自由安価
1
>>166 戦闘の詳細
今日はここまでです。
お疲れ様でした。
これからだってのに更新マダー?
すみません、再開します。
皇坂勇人は朽ちたコンクリートに寄りかかり、月を見上げていた。
見事な満月は廃墟群を照らし、その姿は実際以上に大きく見える。
「おまたせー ……ってなんだおっさんかよ」
そこにもう一人男が現れ、軽い調子で声をかけた。
緊張感のない声色に、皇坂は違和感を覚えた。
「いきなりご挨拶だなクソガキ。それ以上近づくな」
「わ、銃とか勘弁してくださいよー、怖いなー」
小銃を向けて威圧すると、男は立ち止まりゆるく手を上げる。
キタ!
ファッション誌に載っていそうな服装に茶色く染めた髪。
軽薄な口調と相まっていかにも軟派な若者といった印象だが、それはこの場においてこの上なく不気味だ。
殺し合いという異常な状況に置かれているのに、なぜそう振る舞えるのか。
「……幾つか質問する、答えろ。名前は?」
「宮坂標。能力は【塔】でっす」
「能力? 何の話だ?」
「実はっスねー。俺らアルカナに応じて超能力使えるみたいなんスよー。
――こんな風に」
言って、男は指を弾いた。
その音を合図にしたように、背後で不吉な物音が鳴る。
「なッ!?」
思わず振り返る皇坂。
背後の壁がひび割れ、瓦礫となって崩れてきた。
咄嗟に飛び退いたが、
(チッ、見失った――!)
不意打ちに気を取られた一瞬で、宮坂と名乗った男は姿を消していた。
元は柱や壁だったのだろう、ここはコンクリート塊の乱立するビルの一室。
隠れる場所はいくらでもある。
皇坂は即座に銃を構え、安全装置を外す。
「訳が分からんが、害意があるのは確かなようだなッ!」
セミオートで数発、適当な場所に牽制を撃ちこむ。
同時に走りだし、近くの遮蔽物に身を隠す。
しかし。
ザ・タワー
「【塔】ッ!」
柱の名残が崩壊する。
幸運にも皇坂が隠れていた場所ではなかったが、このままでは時間の問題だ。
(場所が悪すぎる……。【塔】の能力とやらが相手だと壁が目隠し以上の意味をなさねぇ)
状況を整理した皇坂は撤退を決定。
声が聞こえた場所にフルオートで威嚇しつつ、最寄りの扉に向かって移動した。
ルームは正方形で、各辺中央に扉がある。
彼が通ってきたルームは全てそうなっていた。
だから大体の場所に見当をつけ、そこを目指したのは自然の行動だった。
「扉が、無い!?」
辿り着いた地点には何もなかった。
ビルの壁とは違う、目に見えない障壁があるだけだ。
(距離を測り違えたか? チッ、隣の部屋も調べるか)
だが、結果は同じだった。
そうしているうちに、足音が聞こえ始めた。
近くに身を隠せるものはない。
ザ・タワー
「はぁ、はぁ、【塔】……」
「ッ!!」
現れるやいなや、宮坂は攻撃を開始。
ビシリ、と亀裂の走る音。
銃口を向けるが、その引き金を引く前に足元が崩れ落ちた。
「ぐ、ァ……」
皇坂は運が良かったと言えるだろう。
受け身を取ったとはいえ骨折もなく、内臓に致命的なダメージもない。
打撲と切り傷は多くあるが、十分動ける範囲だ。
さらに、すぐそばに扉を発見した。
痛む体に鞭を打ち、ハンドルを回して滑りこむ。
(ひとまず、難は逃れたか……)
宮坂が自分で開けた穴を飛び降りればすぐに追いつかれるが、瓦礫のために着地は難しいだろう。
階段でも探してくるか、あるいは追跡を諦めるか。
(追ってくるならここも危険だな……。移動するか)
そしてそこから二つルームを越えた時、ウォッチが点滅した。
目の前には森、遠くには城のようなものが見える。
皇坂「……と、そんな感じだ」
なるほど。
汗を見て嘘を見抜く特技を持っているわけではないが、彼は嘘を吐いていないと思う。
超能力など非科学的ではあるが、大怪我を負うほど追い詰められたのは事実である以上、それはあるものとして考えよう。
大体、今さら非常識に突っ込んでも仕方ない。
敵の能力であるが、聞いているだけでも色々分かったことがある。
※安価(範囲制限なし)
宮坂の能力について分かったことは?
物を壊す能力で人間は対象にできないっぽい?
メンタル弱すぎwwww
いちいちレスをしようと思わないだけでwww
>>1が思っているよりこのスレを見ている人って居るもんだよwwww
>>1がsageてないんだから>>1がレスすれば自然に人の目につくしwwwwwww
見える部分じゃないと攻撃できないのかな
あと、発動条件に指パッチン?は違うか…
ありがとうございます。
本日18:00より再開。
※タスク※
今後、範囲制限なしの安価をタスクと呼称します。
タスクはいつでも回答できますが、本編で答えが明示されると消滅します。
通常安価の範囲に入った場合、自動的に下にズレます。
(ただしレスと関連しないコンマならそのまま採用です。)
まず何が出来る能力かだが、[指定したものを崩壊させる]というものだろう。
図鑑に載っている塔の暗示とも合致するし、ほぼ間違いないと見ていい。
ただし、外部からのエネルギーによる"破壊"ではなく、物質そのものの"自壊"らしい。
破壊が出来るなら、皇坂が隠れた二回目の発動の際、遮蔽物を石礫のように使って攻撃できる。
つまりサイコキネシスではなくテレキネシス……その辺はどうでもいいか。
次に、ほぼ確実に[射程が存在する]。
射程無限なら追ってくる必要などないからだ。
詳細な距離は不明だ。
少なくとも[視界の届く範囲]でしか意味が無い。
柱の後ろに皇坂がいるのかは柱をどかすまで分からない。シュレディンガーの皇坂。
一番厄介なのは無差別攻撃だが、おそらく出来ない。
最初から姿を見せずに不意打ちしなかったのはそのためだろう。
>>183 5pt(67)
範囲については[大雑把にしか指定できない]ようだ。
最後に床を崩壊させているが、初手にそうすれば抵抗など許さなかったはず。
それをしなかったということは、自分も巻き込まれる可能性があったのだろう。
だからある程度の距離がある状況でしかしなかった。
それ以外の理由だと、単に能力を見せびらかしたかったくらいしか思いつかない。
それはないだろ、さすがに。
壊す[対象そのものにも制限がある]らしい。
直接人間を攻撃できるなら恐ろしすぎる能力だが、そんな攻撃はしていない。
というか出来てたまるか。視界に入っただけで詰みとか。
……対象に出来ないのは人間だけではない。
皇坂は銃を持っている。可能であれば真っ先に潰すはずだ。
だが実際には今も問題なく使用できる。さっき応信に使っていたからな。
壊したものと壊せなかったものの共通点……。
一彰「……その廃墟は、鉄筋でしたか?」
皇坂「ああそうだ。なんでそんなこと聞くんだ」
コンクリートのみという線は消えたか。
>>180 3pt(70)
※タスク※
【塔】が対象に出来る制限とは?(5pt)
気になるのが発動条件だ。
フィンガースナップ……は多分ただの演出だろう。
宮坂標が能力を行使した三回に共通すること。
それは[アルカナ名の宣言]。
普通に考えれば能力のタイミングを敵に教える行為で、無言で使えるならそうする。俺もそうする。
その上走って息が切れている時でもわざわざ宣言している以上、[宣言しなければ使えない]ということだ。
最初の一回はタイムラグがあるように見えるが、崩壊速度を調節したか、あるいはタイミングをずらしたか。
もしずらしたのなら、長時間は保留できないはずだ。
これらを踏まえた上で……、
※タスク※
【塔】の攻略法は?
目の届かない範囲からの攻撃ッ!
もしくは平原みたいに周りに壊すものがあまりないところで戦えば安全に倒せそう?
作戦その一、『遠距離、もしくは死角からの狙撃』。
皇坂「そいつは俺の役目だな。お前さん飛び道具持ってないだろ」
持ってない。
仮に彼の小銃を渡されても使いこなせないし、当てられない。
この作戦を取るなら皇坂氏を狙撃ポイントに待機させ、敵を調度良い位置に誘き出す必要がある。
必然的に俺が囮になるわけだ。
………………。
作戦その二。『周囲に壊せるものがない場所で戦う』。
一人で引っ張る必要がないので、多少は安全に誘導できる。
>>193 5+5pt(80)
そもそも戦わないという選択肢もある。
好戦的な相手のようなので、出会わないように立ち回るということになる。
だがルール上逃げ回ってばかりはいられないし、もっと切実な問題がある。
皇坂氏の話で一番気になったのは、【塔】の能力そのものではない。
『なぜ宮坂標は能力を使いこなせているのか』ということだ。
俺は今の今まで能力のことを存在すら知らなかった。
『66:03:47』
わずか6時間でここまでの差が生まれるのか? 皇坂の移動時間を考えればもっと短い。
能力を使えるというだけならまだしも、こいつは使用条件から効果範囲まで把握している。
こうなると[前提条件が同じであるとは思えない]。
能力自体に関する情報。それを宮坂がどうやって知ったのか。
リスクを冒してでも知りたいことだ。
だが戦うとしても、皇坂氏が協力してくれると決まっているわけではない。
さしあたって、今は情報交換を続けよう。
安価下1
1.情報のズレについて
2.宮坂標について
3.皇坂の状態のこと
4.その他(自由安価)
1
>>198 情報のズレについて
宮坂だけが特別なのか、プレイヤーそれぞれに差があるのか。
確認するために、あれを見せよう。
安価下2
あれとは?
ここまで。
おやすみなさい。
タロットと説明書
説明書の情報量に差があるとか
両方ってありかな?
生存報告、放置すみません。
>201 タロットと説明書
※説明書はルールメモと解釈します
一彰「これなんですけど――」
タロットカードを見せた。
皇坂「タロットだな。で、それがどうした?」
一彰「……いえ、まだあなたのアルカナを聞いてないなと思いまして」
彼のアルカナは【皇帝】だった。
……間違えたとは口にしない。
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