梓「最近、唯先輩の帰りが遅い」 (104)

梓「おかえりなさい」

唯「ふぃー、今日もお仕事ハードだったよう」

梓「いつもご苦労様です」

唯「あずにゃんとの甘い甘い新婚生活の為ですから」

梓「ちょっ!何言ってるんですか///」

唯「うふふー」

梓「ご、ご飯出来てるから食べちゃって下さい!///」

唯「ごめん、お腹空いてないからアイスだけでいいやー」

梓「ダメですよ、ちゃんとご飯食べないと」

唯「大丈夫大丈夫、お風呂入ってくるからアイスよろしく~」

梓「あっ、もう…」

      `'ー '´
        ○

          O 
          __,.....--‐――――--..、  
       ,/    l      ヽ      \ 
      /      /            ヽ  
     l       l              ! 
     ヽ     /   ●       ● |   
     ! ヽ     l           ヽノ   と思うわんわんであった
      ,!   \ │           _ヽ
      ,!     `´           (:::::::)l
    |         `---、       ̄ l
    !               `ー 、.._./⌒iノ 
    !              ヽ 

ふむ

ご飯は男に奢ってもらってるからな

梓「最近、唯先輩のお仕事が忙しいみたいだから」

梓「何かスタミナの付くものを作ってあげよう」

梓「えへへ」

唯「ただいまー」

梓「おかえりなさい!」

梓「今日のご飯は旨辛モツ鍋です!いっぱい食べてスタミナ付けてくださいね」

唯「お、スタミナ付けて何をしようと言うのだね~」

梓「そっ、そういうのじゃないです///」

梓「で、でも久し振りにそういうことになってもいいというか///」ゴニョゴニョ

唯「ごちそうさまー」

唯「明日も早いからお風呂に入って寝るねー」

梓「あ…」

現時点で80点

梓「昨日はちょっと期待しちゃったな」

梓「でも唯先輩は仕事忙しいんだからすぐ寝ちゃうのもしょうがないよね」

梓「反省反省」

梓「今日はあっさり系のご飯で寝る前にマッサージしてあげよう」

梓「きっと喜ぶです」ニコニコ

95点に昇格

唯『お、あずにゃん気持ちいい』

唯『癒されるねぇ』

梓『ここはどうですか?』グイッ

唯『うー効くぅ』

唯『でも何かムラムラしてきたよ』

梓『きゃー』




梓「///」

梓「なっなんて妄想してるんだ私は!!」

ダイスキーッテイウナラー

梓「唯先輩からメールです」

唯『遅くなるから先に寝てて~』

梓「…」シュン

はよ

純「で、私に電話してきたの」

梓「そう!ヒドイと思わない?」

純「まあ、確かにヒドイね。梓の気持ちを踏みにじってるよ」

梓「だよね!」

梓「ヒドい会社だよね!」

純「へ?」

梓「私と唯先輩の甘い生活を邪魔するなんて最悪のブラック企業だよ」プンスカ

純「あ、そっち?」

純「いや、でもさ澪さんは普通に19時には帰宅してるよ」

梓「は?」

純「最近ずっと」

純「電話変わるよ、ちょっとまってて」

澪「もしもし梓、久しぶりだな」

梓「お久しぶりです、澪先輩」

澪「純ちゃんに聞いたが唯の帰りが遅いんだって?」

梓「・・・はい」

澪「それはおかしいな」

梓「え?」

澪「今日もだけど、全員定時であがったぞ。ムギも憂ちゃんも、もちろん唯も」

澪「駅まで一緒に行っただから間違いない」

梓「・・・あ・・・ありがとうございます」
ガチャ

はよ

澪「だから、さ・・・あ」

純「ん?」

澪「梓?・・・切れた」

純「どうしたんですか?」

澪「さあ・・・」

梓「唯先輩は大学を卒業してすぐムギ先輩と澪先輩と一緒に起業した」

梓「私達の代3人も後を追いかける事になるんだけど」

梓「律先輩だけ一般企業に就職した」

梓「みなさんは一生懸命誘ったみたいだが律先輩は頑なに拒んだそうだ」

梓「その理由は知っている」

梓「純と澪先輩が付き合ったからだ」

梓「今、二人は同棲していて律先輩はみんなとの連絡を絶っている」

梓「私は大学を卒業して2年後に唯先輩と結婚をして退職した」

梓「まだ半年前の事」

梓「それなのに唯先輩」

梓「どうして帰ってきてくれないの・・・」ボロボロ

良くない内容のに限って続くんだよな

梓「それから一週間」

梓「唯先輩の帰りは遅いままだ」

梓「今、唯先輩の会社の前にいる」

純「ねぇ、ホントに尾行なんてするの?」

梓「もちろんだよ、唯先輩が私に隠し事をするなんて何かあったんだよ」

純「うーん、直接聞けばいいと思うんだけどな」

梓「話せる内容ならきっと話してくれてる」

梓「ほら変装用にメガネも買ってきたし」

純「先に髪型何とかしようよ」

はい

梓「あっ出てきた」

純「澪さんも紬さんも憂も一緒だね」

梓「ムギ先輩は自家用車出勤だから駅までは三人か、行くよ」

純「えー」



梓「澪先輩と憂は地下鉄、唯先輩はJRに乗るはずだよね」

純「そうだね」モグモグ

梓「普通に駅前で別れた」

純「そうだと思うよ」モグモグ

梓「ちょっと何食べてるの!?」

純「ファミチキ」

梓「は?」

梓「あ…」

純「どったの?」モグモグ

梓「唯先輩が駅とは逆方向に歩いて行った…」

純「本当だね…あっちは繁華街だよ」



梓「…」

純「あ、あずさ?」

梓「純、ここまでありがとう」

梓「あとは私一人で行くよ」

純「へ?」

梓「…」タッタッタッ

純「ちょ、ちょっと!!」

梓「キャバクラとか飲み屋がとか多くなってきたな」キョロキョロ

梓「唯先輩はまっすぐどこかへ向かってる」

梓「きゃっ」ドン

男「いてっ」

梓「ごめんなさい」ペコッ

男「気を付けろチビ!」

梓「あれ・・・唯先輩?」

ふむ

梓「確かあそこのコンビニの所にいた気が・・・」

梓「うう・・・見失っちゃった」

「どうもありがとねー」

梓「ん?どっかで聞いたことある声・・・」

梓「あああああああ!!!律先輩!!!」

律「げぇっ梓!」ダッ

関羽!

げえっ関羽!

梓「何で逃げるんですかーーー!」

律「お前が追っかけてくるからだーーーー」ピューン

梓「は、はやい・・・」

はよ

はやく

梓「はぁ・・・はぁ・・・」

梓「完全に見失っちゃった・・・はぁ・・・」

梓「どこまで行ったんだろ・・・」

フワッフワターイムッ

梓「電話・・・もしもし?」

澪「梓っ!どこにいるんだ?」

梓「澪先輩っ!?」

澪「純ちゃんに聞いたぞ!とりあえず駅まで戻ってこい」

梓「澪先輩!り、律先輩がっ」

澪「り・・・律が!?」

し、死んでる…

梓「ご心配をおかけしまして・・・」

澪「いいんだ、何もなくてよかった」

純「ごめん、梓」

梓「ううん、純もごめんね、迷惑かけて」

澪「それより律を見たってホントか?」

梓「はい、何かスナックの店員さんみたいな化粧をしてましたけど」

澪「スナックの・・・」

純「澪さん・・・私、やですよ・・・澪が・・・」

澪「純ちゃん、心配をかけてすまない。けど律は私にとって大切な親友なんだ、分かってくれるな」

澪「私が愛してるのは純、お前だけだ///」

純「澪・・・さん・・・///」

梓「すいません、ほかでやってください///」

OL「クスクス」
リーマン「クスクス」

澪純「///」

澪JUN…だと…?

澪「とっ・・・とにかく///」

澪「律がこの界隈にいるってなったら私は探したい」

梓「もちろんです!」

澪「私が探すよ、危ないから二人は家に帰っててくれ」

梓「澪先輩一人の方が危ないですよ!」

純「一緒に探します」

澪「すまない・・・」

梓「・・・」

澪「唯も一緒に探そうな」トントン

梓「はいですっ!」

澪「スナックの店員だっていうなら一軒一軒訪ね歩くわけにもいかないし」

梓「さっきみたいにお客さんのお見送りで出て来たところを捕まえるしかないですね」

純「でも、それって滅多にないんじゃ・・・」

澪「うーん・・・とりあえず歩こうか」

梓「さっき発見したのはあっちの方です」

しえん

フムン

これは面白い

テクテク

テクテク

澪「いないな」

梓「あれから二時間はうろちょろしてますよね」

純「警戒して帰っちゃったんじゃ・・・」

澪「かもしれないな」

純「あー・・・疲れて来た~」フゥ

澪「うん、歩き詰めだからな」

梓「夜は長いです。少し休憩しますか」

澪「焦っているのにすまないな」

梓「いえ、それは私だけじゃないですから」

純「あそこにファミレスがあるよ!」ピョンピョン

梓「元気じゃん・・・」

チャラリラー

「いらっしゃいませデニーズへようこそー」

梓「あ、禁煙三人です・・・って」

唯「げえっ!あずにゃん!!」ジャーンジャーン

ジャーンジャーンワロタww

ゆいたそ~

りっちゃんペロペロ

唯「あわわわ」

梓「唯先輩・・・」

澪「唯、どうしてこんなとこに・・・」

唯「あ、あの」

店長さん「あ、平沢さん何知り合い?今日ヒマだから上がっていいよ」

澪「唯、あっちの席で待ってるから来てくれよ」

唯「う、うん」

梓「・・・」

期待

純「デビルズブラウニーサンデーとドリンク四つ、ホットティーで」

店員「かしこまりましたー」

梓「・・・」グスッ

唯「あ、私もデビ・・・」

澪「唯!」

唯「は、はい・・・」シュン

wktk

スゴい名前のサンデーだなww

澪「唯、どういうことか説明してくれないか」

梓「・・・」

澪「梓が悲しい思いをしてる間、お前はここでバイトしてたのか?」

唯「は・・・はい」

澪「なんでだ、ムギのくれる給料は私らの年齢にしたら十分なくらいだし」

澪「梓を養ってるとはいえ給料がたりないことはないだろう」

梓「お金は私が管理してますし・・・家計がお金に困ってる事はないです」

唯「う・・・うん・・・」

しえ

期待

純「」モグモグ

唯「お金が欲しかったの・・・」シュン

澪「どうしてなんだ?唯」

梓「お金・・・」

澪「買い食いしすぎて小遣いが足りないのか?それとも借金で食べ歩きしたのか?」

唯「だって・・・だって・・・」

唯「うわーん」ビエーン

なんだおちんぽのトリコになってたんじゃないのか

期待

おちんぽじゃないのか解散

4円

梓「唯先輩!」

唯「あずにゃんにクリスマスプレゼントを買ってあげたかったの」

唯「でも、お小遣いじゃ全然足りなくて」グスッ

唯「それでここでバイトさせてもらってたの」グスッ

梓「唯先輩・・・」

澪「何を買おうとしてたんだ?」

唯「フェンダーのストラトキャスター」

梓「あ・・・」

唯「前に一緒にいった楽器屋さんであずにゃんが羨ましそうにじっと見てたの・・・だから・・・」

( ;∀;)イイハナシダナー

ほう

(おちんぽネタだと思ってすみませんでした)

おちんぽがよかったなー

梓「確かに欲しがりましたけど・・・そんな無理して・・・」

唯「うん・・・ごめん」

梓「ご飯だって全然食べてないのに」

唯「賄いで好きなメニュー食べれるから」

梓「睡眠時間を削ってまで」

澪「仕事中よく昼寝して憂ちゃんに怒られてるよ」

唯「てへっ」

梓「・・・・・・・・・・・・」

唯「あ、あずにゃんさん・・・?」

梓「・・・この・・・」

梓「ばかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」

ブワッ(´;ω;`)

梓「ほんとに心配したんですからね!」

梓「ほんとに悲しかったんですからね!」

梓「嫌われたんじゃないかって!愛想尽かされたんじゃないかって!」

梓「ギターなんかより!唯先輩と一緒にいる方がいいもん!!」

梓「いっつも一緒にいたいもん!!」ウワーーーーン

唯「あ、あずにゃん」オロオロ

ええこや

唯「ごめんね、あずにゃん」ギュー

梓「うう・・・」グスッ

唯「もうバイト辞めるよ、すぐにお家帰ってずっと抱きしめてあげる」

梓「ゆ、ゆいせんぱぁぁい・・・」

唯「と、いう訳で店長さん、私今日でやめます」

店長「うん、いいよ」グスッ

澪「さて、こっちは落ち着いたな・・・」

純「わたし、完全に空気でしたよ」モグモグ

澪「あとは・・・律・・・か」


チャラリラ~

店員「いらっしゃいませデニーズへようこそー」

「喫煙二名で~」

澪「ん?」

律「げえっ!澪!!」

既視感

おちんぽであってくれ…!

律たそ~

律っちゃんは「げぇっ!!」ってセリフが似合うなぁ…

律「やべっ」ダッ

澪「逃がすなっ!純ちゃん!」

純「こなくそー」ダッ

ダキッ

律「うわあああああ」

ドンガラガッシャーン

店長「あああ・・・」

律「いてててて」

純「確保しましたっ」ピシッ

澪「よくやった!」

「な、なんなのよ一体・・・」

唯「あー和ちゃんだ~」

和「あら唯」

律「ううう」シュン

澪「律・・・心配したんだぞ・・・何してたんだ」

唯「和ちゃ~ん、久しぶり~」ギュー

和「唯は空気を読みなさい」

梓「」ジトー

律「いやー・・・」

律「大学卒業して普通に就職したはよかったんだけど何か合わなくてさー」

律「辞めてフラフラ、飲み屋とか居酒屋でバイトしてたんだ」

律「そしたらさ!何とお客さんで和が来てさ!」

律「それからなんとなく会ってるんだ」

和「偶然、接待で律の店に行ったのよ」

律「今日は梓に見つかるし、早上がりして帰ろうとしたんだけど和に捕まっちゃってちょっとお茶しようと思って」

澪「律・・・」

唯「あれ?じゃあ和ちゃんはりっちゃんの事ずっと前から知ってたの?」

和「三カ月前くらいね、って唯、あなたにメールで報告したわよ」

梓「唯先輩?」

唯「・・・えへへ」

梓「えへへじゃないですっ!」

さすがの唯たそ

疑ってすまんかった

澪「そんな事どうでもいい!」

澪「なんで私たちの前からいなくなったんだよ」

律「・・・」

澪「心配したんだぞ」

律「しょーがねーじゃん」チラッ

純「・・・」

律「なんかあの時はさ、居づらかったんだよ」

律「いっつも澪の隣にはあたしがいて、それが小さい時からずっとで」

律「でも今は純ちゃんがいる」

律「違和感があったんだ」

純「・・・」

澪「でも、律・・・」

律「勘違いすんなよ、別に澪に恋愛感情を持ってるとかじゃないからな」

律「ただ、なんとなく・・・離れてみようかなって」

これはしえん

律「ほんとはさ、違うとこに就職して時間空けたらすぐに連絡するつもりだったんだ」

律「けど、なんとなくバタバタしちゃって気付いたら時間たっててさ」

律「なんか澪からも連絡ないし、こっちから連絡しづらくなっちゃって」

唯「あはは~りっちゃんらしいね~」

律「だろ?」

梓「二人とも空気読んでください」

澪「・・・それは・・・律が離れちゃったから寂しくて」

澪「嫌われてんだって思ったら連絡なんかできなかったんだよ」

純「私のせいです!ごめんなさい!」ガタッ

澪「純・・・」

律「ちげーよ」

律「ちげーよ・・・あたしに勇気がなかったからだ」

律「なんとなく時間が過ぎちゃって・・・でもさ」

律「和に会ったから何とか間とってもらえないかって思ってたんだけど」チラッ

和「・・・そういう事よ」チラッ

澪「・・・唯」

唯「・・・あ、そういうメールでした?」

梓「あなたって人は・・・」ハァ

ふむ

泥沼展開はよ

澪「じゃあ、また私たちの所に戻ってくれるのか?」

律「澪やみんなが許してくれるなら」

唯「当たり前だよ~!」フンスッ

梓「唯先輩のセリフじゃないです!おかえりなさい、律先輩」

純「私は許すもなにもありませんよ!」

和「案ずるより産むがやすし、決まりね」

澪「律・・・」

律「ん」

澪「おかえり」ニコ

見てるぞ

梓「律先輩はスナックを辞めてみなさんの会社、株式会社放課後ティータイムに入りました」

梓「社長はムギ先輩だけど律先輩は営業部長になったそうです」

梓「純と澪先輩の仲も順調みたいです」

梓「唯先輩からクリスマスプレゼントにストラトキャスターはもらえなかったけど」

梓「もっと大切なものが手に入ったし戻ってきたので嬉しいです」

梓「でも、一つ残念な事があります・・・」



律「唯隊員~、もう一軒いこうじぇ~」フヘヘヘ
唯「りっちゃん隊長お供するよ~」フヘヘヘ

梓「二人は仕事上がりによく飲んだくれてます・・・」



唯「あじゅな~ん、たらいまぁぁ」

梓「唯先輩!今日も帰りが遅いですよっ!!!」


おしまい

来たら終わってもうた
乙りんこ

乙です

おつ
久しぶりにけいおんも良いな

支援下さった皆さま!見てくれた方!
ありがとうございました!
書いてる途中余裕がなくて返事できなくてごめんなさい。

初SSで緊張しました
仕事中だし・・・

ムギと憂を出せなかった・・・

続けてくれてもええんやで?

>>92
次も楽しみにしてる

よかった

みんな暖かい言葉をありがとう

今日はさすがに仕事せんとヤバいので戻ります

次は思いついて上司がいない日に書くよ
書き溜めないと大変だね

それでは~

仕事中にSS書くのはダメだら


いいSSでした

おちんぽじゃなかったのが心残り

くぅ疲乙

完結してよかった

>>98
おい方言が出てるぞ

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