—インターハイ準決勝後 姫松高校控室—
洋榎「はぁ…インハイ終わってもうたなぁ」
末原「……ぐすっ、すみません。私が宮永にまくられなければ…」ジワッ
由子「きょ、恭子のせいじゃないのよー!清澄の宮永さんが最後の局に役満をツモらなければ
2位通過で決勝進出してたのよー!相手が化物だけだったのよー!」
漫「そ、そうです!ウチが5万点も臨海の辻垣内に取られたんがいけないんです!末原先輩、元気出してください!」
絹恵「末原先輩は戦犯なんかじゃありません、だから泣かんでください!」
末原「うぅ、みんな…!」
姫松高校のインターハイは末原が宮永咲にまくられ準決勝敗退で終わったのだった
そして数日後
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—姫松高校3年教室—
洋榎「なぁ恭子、由子」
末原「何ですか主将?」
由子「恭子、洋榎はもう主将じゃないのよー」
末原「いやー、今までずっと主将って呼んでたからなかなか癖がなおらなくて…」
洋榎「まぁうちは洋榎でも主将でもどっちでもええけどな」
末原「で、主将。さっき何か言いかけましたけど」
洋榎「あ、そやそや。二人とももう進路決めたんか?」
末原「進路…もうそんな時期ですね。私は高卒程度の公務員試験を受けようと思ってます」
洋榎「あれ?恭子、進学希望じゃなかったっけ?」
末原「はい、最初はそうだったんですが家庭の事情で就職することにしました」
洋榎「そうか…」
末原「主将は確か推薦で大学行くんですよね?」
洋榎「おう!オカンが大阪大学の学長さんと仲良くてな!ちょっとしたコネで——ってのは嘘で、
インハイの成績があっちの学長さんの目に留まってな。ウチの学校に来ないかって誘われとるんや。学校から推薦ももろとる」
末原「さすが主将ですね、私も友達として誇らしいです」
由子「すごいのよー!」
洋榎「で、由子はどうするん?進学か、就職か?」
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