P「みんなぁ!FPS、しようぜぇ!」(183)

事の発端は小鳥さんだった

いつものようにPCに向かっていると思ったら

小鳥「こんの糞芋がぁぁぁぁぁぁぁっ!」
とモニターに正拳突きをかましたのだ

全員がぎょっとする
小鳥さんはコブシをかばって震えていた

モニターを見ると、遮蔽物の多い黄土色ので戦場で兵士が飛び跳ねながら銃を乱射していた

P「……なにしてんですか……」
俺は溜息をついて目頭を押さえた

小鳥さん曰く最近嵌っているFPSゲームがどうしてもやりたくなった、とのこと

無論正座で説教した
膝を突き合わせてコンコンと

もう職場では二度とやらないと誓わせた

その日の帰りのことだ

P「小鳥さん、ちなみにアレなんてゲームなんですか?」

俺は帰ろうとする小鳥さんを呼び止めると聞いてしまった
さりげなく、なにげなく、なんてことのない話題のように

一瞬驚いたような顔をして―――共犯者を見つけたようなゲスい顔で小鳥さんは近づいてきた
小鳥「あらら~?あんなに説教したのに、ま~さ~か~?」

危険だ

弱みを見せてはいけない

そう直観すると俺は正論を振りかざした

使いすぎると友達がいなくなるから要注意だ

液晶でモニターを突き破れないようではいけない。突き方を教えてやりたまえ

P「仕事中なんだから当然です。調子に乗ると社長にチクリますよ?」

小鳥「そ、それだけはご勘弁を……」
両手を拝むように合わせて小鳥さんが言う

もちろんこんな詰まらないことを言いふらすつもりはないし、そもそも社長は気にもしないだろう

P「それでタイトルは?」
早く教えてください


家に帰るとさっそくPCを立ち上げた

新しいおもちゃを買ってきたようでワクワクする

俺はメモを確認するとまずはスカイプというソフトを検索した

BFか?

エネミーテリトリーだと芋スナが輝く

小鳥『ン、エヘン!……もしもし?音無ですが聞こえますか?』

スピーカーを通して小鳥さんの声が聞こえた

これはいいものだ

俺は小鳥さんの声が実は大好きだ

本人に言うと調子に乗るので黙っている

P『はいきこえますよ』

マイクはまだ無いのでチャットで返した

正直面倒くさい

明日にでも買ってこよう

支援

俺は小鳥さんの的確なナビゲーションを受けて、登録→DL→インストールまでの流れをを完璧にこなした

合間に雑談をする

P『小鳥さんはこのゲームをどのくらいやっていますか?』

小鳥『そうですねぇ……、一時期別ゲーに行ってましたから正確にはわかりませんけど……、多分1年くらいじゃないでしょうか』

1年!

俺は驚いた

家にあるゲームはどれもこれも1ヶ月持たずに飽きたのだ

これはとんでもない掘り出し物なのかもしれない

その上無料だなんてすごい名作なんじゃないのか?

P『一年も続くなんてすごいですね そんなに面白いんですか?』

小鳥『うーん……面白いって言うか、対戦ゲームですからね。やっぱり勝てると嬉しいんですよっ♪』

ふむ 負ければ悔しいんだろうな

俺はポチポチとキーを叩く

P『小鳥さんはどのくらい強いんですか?』

小鳥『えーと、確かKDが1.8くらいだったかな?』

P『kdってなんですか?』

小鳥『あ、キルデスの略です。1で普通で大きいほど強いと思ってもらえれば』

あのダメ無さんが1.8なのだ

俺はKD3.0を目標にした

KD3とかむりげ

KD3.0ってことは三人殺すまで一度も死なないってことでおk?

で、タイトルは?

インストールを完了して早速クライアントを起動する

昂揚感のあるBGMが流れ出した

俺は興奮した

立ち上がった!

叫んだ!!

壁ドンされた

座りなおした


P『それでまずはどうすればいいですか?』

小鳥『じゃあ、まずはキャラクターを作成しましょうか』

【コールネームを入力してください】と出ていた

俺は戦場に立つ無敵の殺し屋をイメージした
彼は常に単独で行動し、群れることは無い
自慢の愛銃【シルバー・クレイジー・ドラグーン】は親友の形見だ
最強のハンターなのだ

これはひどい

ダークネスショッツ!

小鳥『名前決まりましたか?プロデューサーさん』

ロマンを邪魔されてしまった

P『今考えています 少し待っててください』

小鳥『は~い、じゃあ私も新キャラ作ったんでちょっと遊んできます。わからなくなったら教えてくださいね~』

俺は自分の分身、最強のハンターを命名する為に彼の姿を強くイメージした

3秒で天から神が降りてきた

俺はその素晴らしさに打ち震えながら入力をする


【†ゴッドハンター・神無月光牙†】

真美(うわぁ・・・)

厨2乙

完璧だった

ふはははは
雑兵ども覚悟はいいか? 
震えて待つがいい

俺は勢いよくエンターキーを叩いた

ターンッ!

エンターキーを叩くとメッセージが出てきた

【長すぎます。全角8文字以内にしてください】

俺は机を叩いた!

四つんばいになった!!

吼えた!!!!!!!!

罵声と共に壁ドンされた

正座して反省した

短すぎてもダメだって言われたりするんだよな

……気を取り直して考える

考えてみれば名前に凝るなんて3流のすることだ

普通の名前で伝説になったほうがカッコイイ
鈴木一郎がイチローになったように

【Pマン】

特に捻りの無い名前だが、この名前を覚えておけよ
伝説のプレイヤーの誕生だ

ターンッ!

今度は受け付けてもらえた

すると画面が切り替わって武器を購入できるようになった

銃に詳しくない俺にはどれを買えばいいのかわからない

『小鳥さん助けてください』

文章で書くと全面的に頼っているようでいやだったので書き直す

『俺の銃はどこだ?』

ダメだ 
意味がわからない 

それにちょっとワイルド過ぎた

おまけに小鳥さんなら俺の股間を指差しそうだ

ありえないと言い切れないから怖い

P『どの銃を買えばいいんですか?』

小鳥『えと、ちょっと待っててくださいね?』

P『はい』

実際どの銃も違った魅力を持っている
ウチのアイドルのようだ

どの銃になっても名前をつけて大事にしてやろう

小鳥『お待たせしました。ちょっとwiki見てきましたので』

P『大丈夫ですよ』

銃の説明を読んでいるだけで楽しかった

小鳥『それじゃあですね、M4A1ってありますよね?それを買ってください』

M4A1……M4A1……あった

銃器に詳しくない俺でも見たことのある形だった
黒く無骨なその姿は職業軍人を思わせた

P『どんなじうなんですか?』

タイプミスしてしまった

P『銃』

小鳥『あ、はい。バランスがよく素直で扱いやすい銃ですね。ウチのアイドルで言うと春香ちゃんかしら?』

なるほど よろしくな、ジェノサイド春香
その後も指示に従いハンドガンと投擲物を購入した

これで戦場に立てるのだ
伝説の幕開けだ

小鳥『じゃあやってみましょうか?』

P『はい』

小鳥『新兵サーバーの1ch24番部屋に来てください』

P『はい』

言われた通りに部屋まで行くと、いきなりメッセージウィンドウが開いた

【ピヨちゃん可愛い 様から友達登録の申請が送られました 受理されますか?】

面白い!
支援

何のゲームやってんの?

なんだこいつ
初対面で友達とか頭沸いてるんじゃないのか?
俺は容赦なく【NO】をクリックした

小鳥『ちょっと!なに断ってるんですか!』

なんでもなにもないでしょうに

P『友達じゃないから断りました』

小鳥『………………え?』

P『よく知りもしないのに勝手に友達だと思われたら迷惑ですから。馴れ馴れしくないですか?』

小鳥『……………………………………………………………………ゴメンナサイ……………………』

フシュ~~~ン
スピーカーから変な音が聞こえた

P『今何か言いましたか小鳥さん?』

小鳥さんの声が聞こえなくなった
スカイプのコンタクトリストを見ると小鳥さんはログアウトしていた

P「寝るならそう言ってくれればいいのに」
操作方法がまるでわからないのではどうしようもない

P「じゃあ俺も寝るかな」
時刻は1時になろうとしていた

貴音かわいいよ貴音

デザキャンか

引くこと覚えろカス

ひどい

事務所に行くと小鳥さんが変だった

変といえばいつも変なのだがそういう変ではなかった

……俺を避けるのだ

まず目を合わせてくれない
近くに行くと床や壁を見つめてしまう

話をしてくれない
無駄話はもちろん、必要なことでも伝言やメモを使ってくる

いつもの軽いスキンシップでも、と思ったらもう帰っていた
無論挨拶は無かった

FPSしようぜwww

おかしい

互いにバカをやりあう同僚なのだ

喧嘩する事はあっても、無視はありえない

実際にあったのだけども俺は信じられなかった

伊織「なにボーっとしてんのよ?間抜けな顔がさらにヒドいことになってるわよ?」
この悪態は伊織だ

P「間抜けな顔は余計だ。……なぁ、小鳥さん、今日は変じゃなかったか?」

小鳥さんの机を見ながら聞いた

やたらゴチャゴチャと飾ってある

賑やかなあの人らしいと思う

伊織「変?小鳥とアンタが変なのはいつものことじゃない、なに言ってるの?」

俺と小鳥さんの扱いが一緒なのは納得が行かないが、今は置いておこう

P「そういう変じゃなくてさ、えと……なんていうか」


なんて言えばいいんだよ

同僚の女性にシカトされてます?


俺ならこう答えるだろう

『嫌われてるんじゃない?』

一気に気分が落ち込んだ

伊織「……なんていうか、なによ」

P「いやすまん、やっぱいいわ」

伊織「ちょっと!そこで止めるんじゃないわよ!気になるじゃない!」

そう言われましても

P「あー……じゃあさ、聞くけど」

伊織「ええ」

P「伊織って俺のことどう思ってる?」

同じ女性からなら有益な情報が得られるかもしれない

伊織「……へ?」

なんだこいつ 
ちゃんと聞いておけよ

P「俺は、伊織にとってどんな存在なんだ?」

伊織「なななななななななあ!」

P「ちゃんと答えてくれよ、知りたいんだ。すぐに」

早く解決してゲームやりたい

ジリジリと後退する伊織を追いかけると、壁際に追い詰めたようになった

P「そんなに答えにくいのか?」

真っ赤な顔してウサギを抱きしめている

伊織「あ、当たり前でしょ!そんな軽々しく言えるもんですか!」

軽い気持ちで答えてもらって構わないのだが

P「……そんなに言いにくい答えなのか?」

まさか伊織にまで……
人気者だなんて思っちゃいなかったけど、嫌われ者だったなんて考えもしてなかった

お調子者の俺は気分が落ち込むのも早い

悲しくなって帰りたくなってきた

P「ん……じゃあ、帰るわ……」

戸締りは社長にお願いしよう
俺は荷物を取りに机に向かった

伊織「ちょ、ちょっと!なに勝手に終わらせてるのよ!」

面白い

P「いや、もう大体わかったから、もういいです……」

傷口を抉らないで欲しい

伊織「よくないわよ!私はなにもわかってないのよ!?」
P「……でも、もうこれ以上嫌われたくないし……」

伊織「はぁ?」
P「俺しんどい……帰って寝たい……」

チカラがヒュルヒュルと抜けていく
打たれ弱いのだ

伊織「なに言ってんのよ……!別にあんたを嫌ってるわけじゃないわよ!」
P「……ホントに?」
少し回復しそうだ

伊織「ウチにあんたを嫌ってるヤツなんていないわよ!そんなこともわからないなんて本当にダメね!」
P「いやでも……実際小鳥さんに嫌われちゃったし……」
伊織「なによそれ……」
P「ん……」

ちょっと話し辛い
でも誰かに相談したいという気持ちもある
葛藤するまでもなかった

伊織「いいからさっさと話しなさい!伊織ちゃんが相談に乗ってあげようって言ってるんだからね!」
こういう時伊織の強引さがありがたかった

いおりんまじいおりん

いおりんかわゆい

P「なんか……無視されてるんだ」

伊織「は?小鳥が?アンタを?」

P「うん……」

伊織「そんなわけないでしょ、アンタの勘違いじゃないの?」

P「でも、今日は一度も話せてないし……避けられてるとしか……」

伊織「そう言えば、今日はあんたたち律子に怒られてないわよね。セットでは」

P「せ、先週の火曜日も怒られてないぞ」

伊織「その時は律子が休みだっただけでしょうが。それで?」

P「うん?」

伊織「小鳥になにしたの?」

思い出す

P「ゲームを一緒にやった」

伊織「それで?」

P「それだけ。黙って寝ちゃって、そう言えばあの時から変だったなぁ」

伊織「なによそれ?そんなんじゃわかる訳ないじゃない。もうちょっと詳しく話しなさい」

俺はもう少し詳細に思い出した

ゲームをやっている小鳥さんを注意したこと

タイトルを教えてもらったこと

スカイプで会話しながらキャラを作成したこと

呼ばれてゲームの部屋に行ったこと

P「あ」
伊織「心当たりがあるの?」

P「変なやつから友達登録が来た」
伊織「変なやつ?」

P「うん。ピヨちゃん可愛い、だっけかな?知らない人」
伊織「…………………………それで?」

P「拒否った。知らない人だったし」
伊織「……………………………………………………それで?小鳥は何か言ってなかった?」

P「えーと……」

たしか

P「『なんで拒否るんですか!?』とかなんとか。あれ?そういやなんで小鳥さんは申請が来たの知ってたんだろ」

伊織はデコを抑えていた

やまとんのステマ

ゲームのタイトルはクロスファイアだ

P「頭でも痛くなったのか?大丈夫か」

伊織「頭は痛くなったわよ……おかげさまでね……。あと大丈夫は私の台詞だから」

P「ん?どういうこと?」

伊織「アンタ本気で頭悪いわね!!誰がどう見てもその申請送ってきたのが小鳥でしょうが!!!」

P「え?マジで?」

伊織「どうして……こう……ここにはマトモな大人がいないのかしら……」

俺は割とマトモだと思うのだが

伊織「いいから!もう!世話が焼けるわね!」
伊織「さっさと小鳥に連絡して謝ってきなさい!」

P「は、はい!」

伊織の剣幕に俺は事務所を飛び出す

伊織「本当にもう……世話が焼けるんだから……」

伊織の呟きが閉じかけたドアの隙間を抜けて、聞こえた

サンキュー伊織
今度メシでも奢ってやろう

アイマス知らないけど面白いからもっと早くして

俺は小鳥さんにメールを送った

『昨日はスイマセンでした』

タイトルはすぐに決まった
本文も考えながら打ち込む

『友達じゃないなんて言ってゴメンナサイ。小鳥さんはとても大事な人です。早く声が聞きたいです』

……勢いだけで書いたから少し意味深になってしまった
修正しよう

ピッ

P「あ」
間違えて送信してしまった

飛んでいった電波を捕まえるのはちょっと難しいので諦めて、俺は電気屋でヘッドセットを買った

家に帰ってケイタイを見ると着信履歴があった  小鳥さんだ

この時間は電気屋で店員にヘッドセットの歴史を聞いてたころだ

俺は折り返し電話を入れる

pr

小鳥「はい音無です!」

早っ

やよいと一緒に戦車に乗って広大なBFのマップを駆け巡りたい

P「あ、こんばんは。俺です」

小鳥「あの、はい、音無です」

P「?ええ、知ってます。あのメールなんですけど……」

小鳥「は、はい!見ました!あれって……」

P「ええ、まぁそういうことで。本当にスイマセンでした」

小鳥「いえ!大丈夫です!」

元気そうで何よりだ

P「そうですか、じゃあスイマセン昨日の続きいいですか?」

ヘッドセットを開封しながら話す

小鳥「オッケーですよ!うふふふ……」

電話を切り、ヘッドセットを繋いで、スカイプを立ち上げた

P『もしもし?聞こえますか?』

小鳥『おー。プロデューサーさんスカイプだと声違いますね』

P『そうなんですか?マイクのせいかな』

小鳥『ふふ、そっちの声もいいと思いますよ?』

ダメ無のクセに褒め殺しとはやるじゃないか

P『小鳥さんの声も可愛いですよ、いつもね』

軽く反撃

小鳥『………………アリガトウゴザイマス』

声が小さくなった

P『あれ?もしもーし』

小鳥『は、はい。じゃあやりますか!』

P『サー、イエッサー』

今度は俺からフレンド申請をした

左下のウィンドウに小鳥さんのキャラ名が白く表示された

一通り操作方法を教えてもらい、満を持して出陣だ

Pマンの初陣だ


P『それじゃあ、俺はAに行きます』

小鳥『私はサポートしますから頑張ってくださいね』

P『はい、俺ひとりで全部倒しちゃうかもしれませんけどね』

小鳥『うふふふふふ……』

小鳥さんの明るい笑い声が耳にくすぐったかった


俺の伝説はこれからだ




疲れたのでおしまい

蛇足ですが脳内設定を公開


P    FPS廃人 作戦考案 クランマスター 765プロにFPSゲームを広める  kd=0.3   AR

春香  ポカミスが多い 度胸の強さで1on1には勝負強い 武器はPと同じ   kd=1.0    AR
伊織  課金厨 春香の次にミスが多い フラッシュの投げ方がうまい       kd=0.9    AR
あずさ マップ名称を覚えてくれない 団体行動が苦手 AIMはある        kd=1.1    AR

千早  そもそもゲームが苦手だった 集中力はある 予測がうまい      kd=0.5    AR
やよい 家事に追われてあまりプレイできていない 新兵サバで楽しんでいる  kd=0.5    SMG
真   イノシシ 度胸はある 良く突っ込んでやられている             kd=0.8 SMG
雪歩  芋 AIMと状況判断はまだまだ ポジショニングがうまい        kd=1.0 SR
律子  作戦考案補助 メンバーへの連絡 クラン戦の折衝など 内政型 唯一プレイをしていない

亜美  投げ物がうまい 升を検索して怒られた事が SG担当         kd=1.1 SG
真美  設置ポジションや移動解除などの小技に習熟 SG担当         kd=1.1 SG
美希  初めてのプレイで6連続キルを決める天才 ただしムラあり MR    kd=1.6 MR
響   真とは違う意味でイノシシ 単独行動を好む AIMあり          kd=0.9  SMG
貴音  ナイファー ナイフ部屋ばかり 連絡がつかないこと多し        kd=2.1

小鳥  伝説のプレイヤー とんでもなく痛い名前と数々の迷言を残し去っていった kd=1.8 オールラウンダー


参考にしたゲームは指摘のあった通りクロスファイアです

読んでいただきありがとうございました

  ζ*'ヮ')ζ(ニ0=ニ(()____.
  (  、つヮっ―'''''''''' ̄ ̄ ̄
 ⊂_)/ 〉 :: :::\
''''''''''''''/:: 〈    /



||||||||||||||||||||||||||||   ....┳  ::||||||||||||||||||||||||||||||
|||||||||||||||||       ..┠ +20   ::||||||||||||||||||||

||||||||||||| .        .┃           :|||||||||||||||
|||||||||           ┠ +10       ||||||||||||
|||||||           ,。、_,。、           |||||||
||||||:         く/!j´⌒ヾゝ          :||||
||||||: ┣┿┿┿┿ ん'ィハハハj'〉 ┿┿┿┿┫ :||||

||||||:         ゝノ´ヮ`ノノ          :||||

||||||||:         /    \          :||||||
||||||||||||,     ⊂  ) ┠ -10つ       :|||||||||
||||||||||||||,        (_.┃⌒ヽ      |||||||||||||||
||||||||||||||||||:        ..┠ -20}   ||||||||||||||||||||||
|||||||||||||||||||||||||||||   ..ノ┻   :||||||||||||||||||||||||||||


おいおわりかよ
おい

つづき!つづき!

最初はワイワイとFPSやるだけの話にしようと思ったのですが
FPSの説明を入れながらやるとどうしても冗長になってしまうので小鳥さんメインになりました

一応今後の展開としては、ハマったPがアイドルの間に流行らせて、クラン戦や内戦をドタバタと……なんてものを考えてます
一度区切った理由は書いていて「これ面白いのかな?」と不安になったので、投下してみました

幸いにも割りと暖かい声が多かったので、ノンビリ続きを書こうと思います

やった!プレイしてからが本番よ!

クロスファイアか、やってみようかね

伊織がフラッシュバン上手という悪意

sf2結構いいぞ
ハンゲだけど

みんな FPS しようぜ

ピヨちゃん可愛い

はよ

\上空に敵のAC-130!/

書き溜めて見直してから投下しますのでもう少しかかります すいません

はい

支援

俺はスタート地点から颯爽と飛び出した

今の俺は伝説のハンターなのだ
共に戦う戦友に声をかける

P「いくぞジェノサイド春香」

誰よりも早くポイントを目指す
C4爆弾は俺が所持していた


曲がり角をシャープに突っ切ると目の前が真っ白になった

P『!!!!????』

なんだこれ バグか?
キーーーーンと耳が痛くなるような音が響く

画面が落ち着くと俺は死んでいた

P『え?』

なにがなんだかわからない
呆然と俺の死体を眺めていると、目の前で敵が二人倒れた

小鳥『す、すいません……フラッシュのこと言い忘れてました……』
申し訳なさそうに小鳥さんが謝ってきた

フラッシュグレネード
強烈な光と爆音で敵を一時的に感覚を麻痺させるボムだ

P「汚いマネを……」

俺は憤った

小鳥さんは熟練した操作で次々に敵を倒していく
正確に頭を打ち抜く姿はすごくカッコよかった

小鳥『えへへ……どうでした?』

悔しかったのでけなしてみた

P『あぁ、はぁ、まぁいいんじゃないすか?俺でも出来そうですけど』

気合で負けてはいけない

小鳥『は、はい。プロデューサーさんならすぐに上手になりますよっ』

小鳥さんの言葉に気をよくした俺は仕切りなおす

今回のモードはチーム戦だ

攻守にチームを分けて、時間内にC4と呼ばれる爆弾を設置する

爆破、敵の殲滅、解除、時間切れ、で終わる
前二つがオフェンスの、後ろ三つがディフェンスの勝利条件になる


P『今度は油断しませんよ』

プロは同じミスをしないのだ

今度は慎重に進んだ
先ほどと同じタイミングでフラッシュの音が聞こえる

バカめ 柳の下のなんとやらだ

俺はタイミングを見計らって飛び出した









3人に一斉射撃を食らって即死した

P「なん……だと……」

3対1とは卑怯な

俺はまたしても憤った

小鳥さんの無双が始まった

はっきりとわかるほど動きが違う
小鳥さんが敵を視界に捉えると、敵が撃つ前に倒れていった

同じ銃なのに、ここまで強いなんて……

小鳥さんはポイントを一人で制圧すると、解除をしに頭を出した敵を一瞬で撃ち抜いた

小鳥さん強えwww

P『……強いですね』

さすがに認めざるを得なかった

小鳥『ふっふっふ……これでも昔はちょっと知られていたんですよ?』

そんな人が初心者を狩っているのだ

俺はイラッとして、強制退場を提案した

【対象:ピヨちゃん可愛い   理由:バグの悪用】

思ったよりも早く票が集まった

「え?そうなの?」「なんだ升かよ早く賛成票入れろ」「どこが升なんだよ NOOB乙」チャットが動き出す

小鳥さんは交戦中なので気がついていなかった



賛成11 反対5  退場が可決された

小鳥さんのキャラが消滅する

小鳥『え?あれ?私蹴られたの?なんで?』

P『よくわかんないですね……』

すっとぼけておいた

この小鳥さんは戦場が俯瞰で見えてるんだろうな
そう、まさしく鳥のように…

このP一番FPSやっちゃダメな性格だろww

どうやら一度キックされると元の部屋には戻れないシステムらしい

他の部屋でワーワー言っている小鳥さんを放置して俺はゲームに集中する

この試合は小鳥さんの活躍が大きく俺たちは勝利した

俺のスコアは0キル4デス 

……ありえなかった


P『小鳥さん、ちょっといいですか?』

小鳥『はいはい?なんですか?』

小鳥さんはまだ戦闘中のようだ

P『ちゃんと照準を合わせて撃っているのに当たらないんですが、バグなんですか?』

そう、俺はちゃんと狙っているのに弾がそれるのだ

デバッグはキチンとして欲しい

小鳥『あ~……そっかそっか。プロデューサーさんはFPSをやったことがないんでしたっけ……』

ない ゲームといえばエロゲーだった

P『はい。パソコンのゲームはいくつかやってましたが』

ジャンルが違いすぎて役には立たないだろう

小鳥『うん。そうですねローカルチャンネルに行きましょうか』

ローカルチャンネルは一般の部屋と違って自由に遊ぶことが出来る

作戦を考えたり、特殊ルールを楽しんだり
そして俺たちのように新兵のチュートリアル的な使い方もたまにされる

小鳥『壁を撃ってみてください』

指示通りにやや遠目の壁を狙う
スプレーで描いた的が目印だ

一発目、二発目と狙い通りに飛ぶ

だが弾が五発目になったあたりから着弾位置がおかしくなった

ドンドン上にずれていくのだ

さらに打ち続けると左右にまでブレる

小鳥『わかりました?』

なるほど

P『連射するとダメなんですね』

小鳥『そうなんです。なのでタップやバーストと呼ばれるテクニックで敵を撃ちます』

小鳥さんのお手本

パン! パパパパン!

正確にスプレーで描かれた軍曹に当たっていく
全部鼻の穴に当たったのはギャグなのだろうか

小鳥『ま、こんな感じですかね』

得意げな声がイラつく

しかし俺は堪える

小鳥さんは俺に背を向けている

その背中に弾を撃ち込みたくなる子供っぽい感情が湧いたが、制御する

俺は大人なのだ


小鳥『これくらいならすぐに出来ますよね?プロデューサーさんなら』

声に小馬鹿にしたような色が混じっていた

俺は全弾打ち尽くした

男はいつまでも少年なのだ 稚気を忘れてはいけない

小鳥さんはちょっと拗ねていた
俺は師匠に破門されてはいけないので謝った

その後もレクチャーは続く

有利な場所、不利な場所
武器の特性
死ぬことを恐れない勇気

俺は熱心な生徒だったと思う


レクチャーが終わった後

小鳥『すいません、それじゃあお先に失礼しますね』

P『はい、ありがとうございました』

小鳥『おやすみなさいプロデューサーさん』

P『おやすみなさい小鳥さん』


小鳥さんはログアウトして行った

今日はちゃんと挨拶ができたので安心した

このPアカンで

この知の文すき

ピヨちゃん可愛い

俺は野良の部屋に参加した

小鳥さんのレクチャー通りに動くと、倒すまでは行かないが確かに敵に当たる
楽しくなってきた
銃声が飛び交い、いつ敵が来るかわからない緊張感に俺は笑ってしまう

そんな風に楽しんでいたころ

初めてキルを取った

俺のM4A1が敵の胴体を貫き、転がるように敵が倒れる
頭が燃えるように興奮した
続けて飛び出した敵を撃ちまくる
連射で暴れ始めた銃口が偶然、敵の頭を捉えた

3人目でやられた


リスポーンを待つ間、俺の手は震えていた

これは……小鳥さんが夢中になるのもわかる……

その日、俺は徹夜した

暗い部屋にモニターの蛍光だけが明滅していた




※リスポーン=復活 復活する場所を含む 通称リスポ


はい、また書き溜めなくなりました    続き考えながらお昼してきます

乙。エロゲにFPSはさすがにないのか

俺のモーリー軍曹いじめんな

Pの精神がガキ過ぎるだろw

俺も友人に「リコイルコントロールだよ。わかる?」って得意げに言われた時は即座に乱射したわ


今まさに始めたけど難しい

M4って聞いてSFだとおもいました

今始めるならSF2を始めなさいよ

誰かSF2でクラン立てろよ
そもそもクランスレあんの

それも面白そうだな

SFしかやってなかったけどなんかかわったの?

曲ちげえwwwwwwww

誤爆

>>103
前作とは別モンと考えたほうがいい
CoDみたいな

解析度一気にあげたらちょっと酔った

おい

うん ごめん ザザっと書いたんだけど、戦闘描写がラノベっぽくてなんか気持ち悪い
ほのぼの路線のほうがいいよね?

なるほどCoDのデモリか

なんでもいいです
書いたならそれでいいです

P「あの……小鳥さん……ちょっといいですか……」

小鳥「はい?……あぁもしかしてまたですか?」

P「えぇ……すいません……」

仕事中なのにコソコソと会話する

猥談をしてるわけではない

話題はモチロンFPSだ
律子の目をかいくぐり、スケジュールの隙間をぬって、武器や戦術論を語り合う

小鳥さんに説教したのは過去の話だ


俺は家に帰ると狂ったようにゲームをした

デバイスも一新した
プロゲーマー御用達のマウスにパッド、回線も光に変えた
ボーナスが入ったらPCを新調するつもりだ

俺は自分でもはっきりわかるくらい上達した
仕事の間も脳内では戦闘行為をシミュレートしていた

中毒だった

人は、自分の好きなものを理解して欲しくなる習性がある
俺もその例に漏れず、アイドルたちに事あるごとにFPSの魅力を吹聴した

チームで連携を取りながらプレイをしたくもあった


布教の結果、全員がこのゲームをするようになった

ちなみにやよいには伊織がPCをプレゼントしていた


P「A通路クリア、センターからBはどうだ?」

ヘッドセット越しに話しかける

春香の返答がすぐに
春香「見えません、引いてるみたいですね……」

伊織「センターダブルドア付近に一人見えたわ、どうするの?」
伊織の報告がその後に続いた


引くこと覚えろカス

今日はクラン戦だ

クランとは気の会う仲間で作るチームだと思ってくれればいい

大会に出る単位でもある
クラン戦はその中から同じ人数を出してする試合だ


新しく考えた作戦を試そうと思った

P「スモークをBトンネル前に焚いてくれ、カウントする。その後に合図するからセンターを割れ」

亜美「ラジャ→☆」
投げ物の得意な亜美が答える

カウント5からスタート 吉と出るか凶と出るか 

亜美「入れたYO!」
亜美の報告を受けて動き出す

P「よし、こっちもアクションを起こすぞ」

この作戦は陽動をかけて敵の配置を乱すことを狙ったものだ

正面から撃ち合うだけで勝てるなら苦労はしない

頭を使い、心を揺さぶり、敵を撃ち破る
まさに戦争だ

雪歩「み、見えましたぁ!ポイントに二人いますぅ!」

スナイパーライフル担当の雪歩からの報告だ

P「わかった、突っ込むから援護頼む。春香は先に渡り廊下から来てくれ」

雪歩「はい!」

俺は心中で雄たけびをあげながら走った



クラン戦は設置チームと解除チームに分かれて行う
5ラウンド行うと交代で、多くのラウンドを取ったほうの勝ちだ


今日の試合は2-8
完敗だった
チャットで「乙」「またお願いします」「ありがとうございました」などのログが流れるのをボンヤリと見ていた

なぜ負けたのか

個々の技量差
作戦と連携の不備
マップへの理解度

要因は色々あったように思う

だが俺はそれだけが原因だとは思えなかった

春香「残念でしたね……、でも次は勝ちましょう!」

沈黙した皆を春香が励ます
ポカも多いがいつも明るい春香は、クランのムードメーカーとしてなくてはならない存在になっていた

伊織「そ、そうよ!あんなやつらすぐに強くなってケチョンケチョンにしてやるんだから!」

伊織もいつもの調子になった


皆負けず嫌いだった

向上心があった

だから俺は一つ提案することにした


P「今日はみんなに殺し合いをしてもらいます」

事務所がざわつく
仕事中に言うことじゃなかったな

P「すまんすまん、言い方が悪かった。つまりだな」

つまり内戦だ

クランメンバーだけで戦う
それぞれの癖を知り尽くしたメンバーで戦うということは、相手の裏をかく為に一人一人が頭を使わなければならないのだ

ほう

ルールはデスマッチ
ランダムに復活しながらより多く敵を倒したほうの勝ちだ

多数で行うと運の要素が大き過ぎるので個人戦にした
VCは戦闘中のみ切ってもらう


初戦は真と雪歩に決まった

真はサブマシンガン使いだ
軽量のサブマシンガンは移動速度と連射力に優れ接近戦に強い
反面威力は低く、射程も短い

雪歩はスナイパーライフル担当だ
射程距離と破壊力は群を抜いている
遠距離から、敵に悟られずに数を減らす、ウチの作戦の要だ
弱点は真と正反対で、機動力に劣り連射も出来ない

律子「正反対の組み合わせですね。これはどういう?」

律子が質問する。彼女にはクランのサブマスターを任せている

P「この組み合わせはいかに自分の得意な距離で戦うかにかかっている。ポジション取りを考えてもらおうかな、と」

突っ込みまくる真と下手をしたら自陣から出ないままの雪歩

対照的な二人だ

この試合で何か掴めればいいのだが

試合が始まった

俺たちは観戦モードで部屋に入る
ショートカットキーを押して二人の位置を確認した

響が声をあげる

響「真が走りまわってる……、けど全然クリアリングしてないぞ!」

クリアリング

敵の隠れていそうな位置を確認することだ
地味に見えてかなり重要である

一度のミスで即デスに繋がりかねないからだ
緊張感を常に纏うのは言うほど簡単ではない

とは言え

伊織「ちょっ、ちょっと!早すぎない!?もう反対側のエリアに言っちゃったわよ!?」

これは異常だった


SMGの移動速度を持ってしてもありえないほどだ
視点を真に変えてチェック

武装は……ナイフだった

真美「ナ、ナイフ!?デスマッチなのに!?」
真美が驚くのも無理はない

通常この手のゲームには近接武器としてナイフが最初からある

だがナイフは当たり前に射程が短い
極めて接近しなければ効果はなく、通常はその前に蜂の巣になる
通常のチーム戦ならば、敵と遭遇するポイントはある程度決まっているので、安全な場所はナイフで移動することもある
しかしこれはデスマッチ、開始位置はお互いランダムだ
下手をしたら、開始2秒で鉢合わせてしまう

小鳥「あ……そういうことなのね……真ちゃん考えてるわ……」

真美「なになに?どういうことなのピヨちゃん?」

真美が食いついた
俺も気になって小鳥さんの声に集中する

小鳥「いい?真ちゃんにとって一番怖いのは雪歩ちゃんに先にポジショニングされることなの」

小鳥「一度そこに根を張られたら、もう近づけないでしょうね。5分なんてあっという間ですもの。差がついたらひっくり返せないわ」

小鳥「だから、雪歩ちゃんにポジショニングされる前に絶好の位置を確保しに行ったのよ。あっさりやられるリスクをしょってね」

なるほど

それでナイフなのか

スナイパーライフルは操作性の難しさが段違いだ

未熟なうちは止まっている相手を狙うのにも時間がかかる
ましてや高速で動きまくるターゲットを遠距離で狙うのは至難のワザだ

真は狙撃される可能性を少しでも減らすために、ナイフで移動しているのだろ

P「考えているじゃないか……真」

賞賛する

だがこの作戦の肝は雪歩より早くポイントに近づけるかにかかっている
真がステージの半分を移動している間にあいつはどこへ行ったのだろうか?

俺はもう一度全体を確認する

雪歩はスナイパーライフルを抱えたままヨタヨタと移動していた

長い正面通路を狙える、狙撃手御用達の半安全地帯

俺は真と雪歩のどちらが先に到達するのか、心を躍らせながら見ていた

二人が接触する

先に気がついたのは真だった
横道から飛び出すと先を行く雪歩に向かって直角に曲がる
走りながらサブマシンガンに持ち替えた

雪歩が足音に気がついて振り返る
姿は見えないがきっと驚いているのだろう

とっさに覗いたスコープには、常に晴天の乾いた空が映っていた

交戦は一瞬で終わった

真はヘッドショットを決めてキルを稼ぐと、忍者のように横道の一つに入った
雪歩にはどこに入ったのかわからない

この長い直線にいくつもある横道を調べなければ、真は見つからない

しかし近接先頭に弱いSRがノコノコ行けば、ほぼ間違いなくやられてしまうだろう


P「これは詰んだかな」

予想通りだった

結局あの後ハンドガンで索敵を開始した雪歩はさらに2回デスを重ねて終わった

雪歩「はぁ~っ、やっぱり真ちゃんはすごいですぅ。それに比べて1キルも出来ない私なんて……」

真「いや、運だと思うよ。先にテラスを取られてたら負けてたと思うし」

P「真の言うとおりだな。だが今回は真の判断能力が素晴らしかったと思うぞ」

真「へへっ、ありがとうございますプロデューサー!」

頬をかく姿が自然と目に浮かんだ




その日はコレで終わった



俺はその日、クラン765プロが全国大会で優勝する夢を見た

なぜか一人、メンバーが足りないような、そんな気がした

なんでこんなに恥ずかしいのコレ

やっぱ最初に書いた部分だけで〆とけばよかった ごめんなさい

ダークホースは社長

いやいや面白いよ

普通に面白いぞ

いや普通に面白いんだけど
3D酔いでできないから話聞いてるのが唯一楽しむ方法っていう

なんとなくBWのイメージだったけどそのとおりだった

さっき始めた俺に役立ちそうだから頼む

面白いよ

>>129
はやく続きを

ナイフ移動は基本

えと、まだ全然展開決めてないんだけど

適当にマップをピックアップして戦闘させればいいの?

それとも日常描写のほうに移行したほうがいい?

FPSから深まるピヨちゃんとの愛で

>>139
二つを織り交ぜる感じで

テレビ局の通路をクリアリングしながら歩くアイドルは嫌だ

つまんね

じゃあシャワーでリフレッシュしながら練ってきます

貴音の2.1って強いの?

きっしょ

エネミーペイブロウインカミン

面白おかしく対戦してくれたら嬉しい

バンバンバンバンバンバンバンバンバンバン
バン       バンバンバン゙ン バンバン
バン(∩`・ω・)  バンバンバンバン゙ン
 _/_ミつ/ ̄ ̄ ̄/
    \/___/ ̄
  バン    はよ
バン(∩`・д・) バン  はよ
  / ミつ/ ̄ ̄ ̄/   
 ̄ ̄\/___/
    ドゴォォォォン!!
        ; '     ;
     \,,(' ⌒`;;)
   !!,' (;; (´・:;⌒)/
  ∧_∧(;. (´⌒` ,;) ) ’
Σ(* ・ω・)((´:,(’ ,; ;'),`
 ⊂ヽ ⊂ ) / ̄ ̄ ̄/
   ̄ ̄ ̄\/___/ ̄ ̄ ̄

          /\
     . ∵ ./  ./|
     _, ,_゚ ∴\//
   (ノ゚Д゚)ノ   |/
  /  /

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチ
ポチ     ポチポチポチポチポチポチ
ポチ(∩`・ω・) ポチポチポチポチポチ
 _/_ミつ/ ̄/_
      /_/

>>146
lv3www

NG余裕

>>150
お前ら自分のこと童貞だと思ってんだろ?
で も さ

童貞ってSEXしたことない人のことじゃん?

SEXって相手のまんこにチンポいれることじゃん?

お前ら赤ん坊の時かーちゃんのまんこの中にいたじゃん?

ということは、チンポかーちゃんのまんこに入ってるってことじゃん?

お前らかーちゃんとSEXしたことになるんじゃね?

ほっしゅ

>>145
調子いいと一回の戦闘で3.0とか出たりするけど
1000戦やって6000キル3000デスっていうのはすごいと思わんかね

ナイフ戦はちょっと特殊な気がするがまあ2.1はすごい

ho


音無小鳥さんは少し変だ

別に髪型やそれ以外の容姿についてというわけじゃない

むしろ彼女は美人だ

口元のほくろがセクシーなのに、どこかあどけない少女のようなお姉さんだ
太ももまである黒のソックスは、俺が中高生なら釘付けになっただろう

…………話がそれた

彼女は変である

どこが?と聞かれると割とたくさんある

昼間から深い妄想で遊んでいる

酒癖が悪い

仕事中によくゲームをする

妙に傷つきやすい

不思議と優しいときがある

不思議と言えば男性との交際経験がないのも不思議だ (酔っ払って勝手にゲロした)

キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!

そんな彼女の変なとこリストに最近一つ項目が増えた


彼女はクラン戦に参加しない


そもそもクラン立ち上げを薦めてきたのは小鳥さんだった

アイドル達にもやらせたいといったときの話だ

クランの名前やエンブレムのデザインにも積極的に楽しそうに口を出してきた

なのに、彼女はクランとしての活動に消極的だった


野良ならばいくらでもやる

聞けばたいていのことは正確に教えてくれる

腕前もそこらの高階級なら軽く蹴散らすほどの腕前だ

ゲームが楽しくないわけでもなさそうだ


だけどやっぱり 

クラン戦には参加しない

小鳥さんは少し変わった人なのだ

今日も今日とてクラン戦だ

砂漠をイメージしたマップを今回は使用する

狭い通路が多くいかにラッシュを成功させるかがポイントだ

大半は小鳥さんからの受け売りなのだが


俺はクランマスターとして今日のメンバーに声をかける

P「今日のルールは公式大会と同じだ。武器、装飾品、その他レギュレーション違反がないか各自確認するように」

「はい!」と、元気な声がした

メンバーは俺・あずささん・亜美・真美・響だ

スナイパーはいない


このマップでは開けた場所が少なくポジショニングショットが難しいのだ

AIMのあるあずささん、近距離に強いショットガン使いの亜美真美、単独でキルの取れる響をチョイスした



小鳥さんはもうログアウトしている

俺は、試合前なのにいまひとつ集中しきれていない自分を戒めた

試合が始まった

防衛側である

俺は大まかな指示を飛ばす

P「亜美真美は広場に隠れていてくれ、あずささんは俺と一緒に水路前を、響は横道を軽く詰める」


この3点を抑えていれば設置されることは絶対にない
逆に言えば、どこか一箇所が破られれば設置をされてしまうということだが

やられてもすぐにカバー出来るよう意識しながら、俺はあずささんと共に水路の入り口を守っていた


45秒が経過した

敵からのアクションはまだない

1ラウンドは2分30秒なのでまだ時間はある
油断は出来ない

時間をかけて集中力を削ぐ気なのだろうか?

俺は全体マップを開いて、全員の位置の調整をしようとした

P「おい、響!詰めすぎじゃないか!」

驚いた
響は横道を抜けて敵陣前まで進んでいたのだ

響「これくらいならなんくるないさー」

P「なんくるあるよ!」

もし響がやられれば当然横道には誰かが行かなければならない

その分他の場所が手薄になるのだ

相当な実力差か運がない限り、一人でラッシュ止めるのは不可能だ


亜美「兄ちゃん兄ちゃん!」

亜美から報告が飛んでくる

亜美「裏通りを足音!3人はいる!」

P「どっちにいった?」

亜美「うーんと……水路だYO!」

こうなったら仕方ない
柔軟に対応するしかあるまい

俺は脳内ですばやく全体の動きを予想する

P「亜美はそのまま待機!真美はこっちのカバーだ!」

響「自分は?自分は?」

P「交戦が始まったら裏を取ってくれ、見つかるなよ?」

響「へへ、了解だぞ!」

響は単独のほうがいい動きをする

本人曰く
響「動いてると味方でも撃っちゃうからさー」
だそうな

だがその反応速度は凄まじく、裏をかかれない限りまず後れを取ることはない

俺は響のポテンシャルに期待して任せた

P「あずささん、水路はどうですか?動きありませんか?」

俺は全体地図を閉じるとあずささんに声をかけた

いなかった

P「え?」

あずさ「す、すいません~、よく分からないところにいます~」

もう一度全体地図を開くとあずささんは


マップの外にいた


P「どうやったらそんなところに行けるんですか!?」

俺はあずささんのことを甘く見ていたのだろうか

ゲームでまで迷子になるだなんて……

ともあれ、マップの外に出る方法がわからない以上、助けには行けない
それに水路前をあけるわけにも行かなかった

P「ん」

真美が走ってくるのが見えた

水路入り口を挟んだ反対側に姿が見える

そのちょうど真ん中に

水路からボムが飛んできた

P「来たぞぉ!」

俺は全力で後ろを向きながら叫んだ
回避するためだ

フラッシュのグレネード効果が一瞬で切れる

俺は振り返るとジェノサイド春香をぶちまけた

同時に真美が接近しながらショットガンを連射する

碌に狙いもしなかったが、5人固まっていたのは僥倖だった
俺と真美のサンドイッチで敵が二人倒れる

一人が真美に、二人が俺に向き直る

俺の銃は照準が開きっぱなしで、狙いが定まらなくなっていた

石の陰に隠れる

真美「た、弾が!」

その言葉を最後に真美がやられた

響はやくきて~

ハンドガンに持ち替え、構えた

同時に叫ぶ

P「響!亜美!まだか!」

ハンドガンは所詮サブウェポンだ

覗き込んで敵の胴体に一発ヒットさせたが倒れない

回避運動を取る間もなく、真美を倒した敵も俺に銃口を向けてきた


俺はやけくそ気味に連射をした

助けてくださいよ小鳥さん
情けない泣き言が洩れた

目の前が真っ白になった

耳鳴りがひどい

これは

響「やったぞー!」
響のフラッシュだった

視野が回復すると残った敵が折り重なるように倒れていた
響がサブマシンガンで敵を後ろから一掃したのだろう

亜美がショットガンを抱えて走ってきたのは、そのすぐ後だった

本日のクラン戦結果

1-9  ボロ負けだった

結局あずささんはバグで戻ってこれず、4:5のまま試合は進行した
当然と言えば当然の結果だった

あずさ「す、すいません……」
あずささんは責任を感じて落ち込んでいた

亜美「まーまーまーまー」
真美「まーまーまーまー」

綺麗にハモりながら亜美と真美


亜美「これは仕方がないっしょ→」
真美「そ→そ→」

敵チームが教えてくれたのだが、このマップには抜け穴がのような穴があるそうだ
テクスチャーで覆われて見えない穴は、ジャストで飛び乗ったときだけ開く
落ちたものは、復帰することも出来ずに異次元に漂う

これではあずささんを責めることなどできない

P「そうですよ、知らなかったんだからしょうがないです。下手したら俺が消えていたかもしれませんし」

あずさ「はい……でも……」

ふむ
マイペースなのに気を遣いすぎるのだ あずささんは

P「それより、すいませんでした。負けちゃって」

あずさ「いえ、だからそれは私の……」

P「響のせいです」

響「え”」
唐突にふられて響が母音に濁音を乗せた

P「お前が全ラウンド単独で突っ込んでやられるから、毎回3:5になったんだろうが!」

意識改革が必要だな
俺は自分鬼軍曹になって響をしごく場面を想像した

結構楽しかった

あずさ「あらあら……」

あずささんは困ったような楽しそうないつもの調子に戻ってくれていた

反省会が終わるともうだいぶ遅かった
クラン戦に参加してないメンバーはとっくに寝ているだろう
内戦はひとまず中止にして解散する

就寝準備をしてPCの電源を落とそうとした

コンタクトリストの小鳥さんのところになんとなく目が行く

また一人で飲んでいるのだろうか? それとも、もう寝てしまったのだろうか?

起きているのなら何をしているのだろうか?

何を考えているのだろうか?



自然と小鳥さんの事を考えている自分に、何の疑問も持たないまま俺は眠った

明日は何を教えてもらおうかなんて考えながら

あのすいません もう書き溜めないです

>>173
72してんだ早く書いてこい

さっさとしろよこのカス










応援してんぞ

かまわんつづけたまえ


>>173
面白いから自分のペースで続けろくれさい
ネトゲ離れて2年経つけどまた何かやりたくなってきたは

左右にジャンプしながら近寄ってくる真マジまっこまこりーん

前にもアイマスのFPSスレあったねー
支援

しばらく3D酔いもしてないな

はよ

キングスフィールドで3D酔いする俺にはプレーは無理そう

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom