美希「プレゼントは寝て待てなの♪」 (18)

伊織「美希、誕生日プレゼントよ …ってあら?」

美希「……」スヤスヤ

伊織「…ったく、この伊織ちゃんがプレゼントを用意したんだから起きてなさいよ」

美希「……」スヤスヤ


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伊織「? 机に手紙があるわ…」

『ドッキリ気分を味わいたいから、ミキへの誕生日プレゼントはミキを起こさずに机の上に置いてくれると嬉しいな 美希』

伊織「…何考えてるのよアンタは」
 


美希「……」スヤスヤ

伊織「…! そうだ!」


伊織「……」ガサゴソ

伊織「……」カキカキ

伊織「…うん、これでいいわね」

美希「……」スヤスヤ

伊織「じゃ、伊織ちゃんはレッスンに行こうかしら」

美希「……」スヤスヤ

伊織「…にひひ」



雪歩「これ、大丈夫かな?」


真「うーん、まあいっか…」


真美「いおりんも悪よのう」


亜美「これはミキミキの驚く顔が浮かぶのう、んっふっふ~」



あずさ「美希ちゃん、お誕生日おめでとう。良い夢見てね」


やよい「美希さん、気に入ってくれるかな?」


春香「よいしょ、あー重かった」


千早「……」



響「美希、自分のプレゼント喜んでくれるかな」


貴音「はて、どっきりとは…?」


律子「まったく… この事務所は本当にくだらないことばかり考えるんだから」




美希「あふぅ… よく寝た」

美希「そうだ! プレゼント!」

美希「あれ? プレゼントがない…」

美希「……」

美希「…帰るの」スタスタ


小鳥「じゃーん! こっちの机にありました」

美希「!?」

小鳥「ごめんね、美希ちゃん。詳しくは伊織ちゃんからお手紙を見て」スッ

美希「でこちゃんから? えーっと…」ガサゴソ

  美希へ
 ドッキリ気分が味わいたいって言うから本当にドッキリにしてやったわ。
 驚いたかしら? 
 まだまだドッキリ用意しておくから、この後のパーティー楽しみにしてなさいよ。


美希「……」

美希「でこちゃんひどいの…」

小鳥「伊織ちゃんらしいといえばそうかもね。こっちの机の上に『ドッキリにするからプレゼントはこっちに置くように』って書き置きをしてたのよ」

美希「これ、みんながくれたんだ…」



小鳥「みんな楽しそうに来て、美希ちゃんを起こせないって知ってちょっと残念そうにまた営業やレッスンに行ったわ」

美希「そっか… でも開けるのは後のお楽しみにしておくの!」

小鳥「そう、楽しみね」

美希「うん! あ、小鳥のはどれなの?」

小鳥「私のはその中にはないわよ」


美希「え?」

小鳥「だって…」


小鳥「ここにあるから」スッ

美希「え?」

小鳥「私なりのドッキリ、になるのかな?」


小鳥「お誕生日おめでとう、美希ちゃん」
 


美希「小鳥、ひどいの…」ウル

小鳥「み、美希ちゃん!? ごめんね!」アタフタ

美希「ひどいの。…ひどいの」ポロポロ

小鳥「ご、ごめんね! 今度駅前のケーキ屋でババロア買ってあげるから泣きやんで? ね?」


美希「…なーんて、ドッキリなの!」

小鳥「え? えええ!?」

美希「美希ばっかりドッキリ受けるのは不公平なの。だからお返しなの!」

小鳥「そ、そう… 驚いたわ」


美希「ミキにとってはこれくらい余裕なの。後ででこちゃんにもお返しでやろっと」

小鳥「これじゃあ逆ドッキリね…」

美希「あ、でもババロアは買ってもらうの」

小鳥「え? ええ、今日はこの後パーティーだから今度ね」

美希「うん! 約束なの!」

 終わり

ちょっと待てや

こんな短いものが11月中に投稿しきれませんでした。
本来は美希誕用に進めたものです。
所用で書き始めたのが2日遅れの25日からなのですが、最初に考えたネタは他の人とほぼ被っていました。
そこから急遽路線変更をしたり、旅行に行ってたりして結局間に合いませんでした。
中途半端な作品で申し訳ないです。

ここまで見ていただいて、ありがとうございました。

小鳥はタンポンでも渡したの?

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