勇者「魔王! いまこそ決ちゃ」 魔王「嫌よっ!!」 (8)

勇者「今なんて?」

魔王「だから、嫌って言ったのよ」

勇者「あの、一ついいかな」

魔王「何?」

勇者「俺、勇者、君、魔王、OK?」

魔王「だから何なのよ」

勇者「いや、勇者と魔王って戦うもんだろ?」

魔王「そうね」

勇者「だったら俺と戦

魔王「だから嫌だって言ってるでしょ!」

妄想炸裂弾

魔王(♂)

ELC職人の朝は早い。「まぁ好きではじめた仕事ですから」そう語る職人の一日の仕事は、敵のLuchs狩りから始まる。
「毎日毎日Luchsとの駆け引きがある。アヒルでは出来ない」真剣な表情でステレオスコープを覗く。
「やっぱり一番うれしいのは、高隠蔽の待ち伏せから先制の一発、驚いて必死に逃げるLuchsに素早く追い付いて止めの一発、
この2発で迅速にLuchsを始末できたときですね。
Luchsを遥かに凌駕する砲と足を持つELCに乗ってて本当に良かったなと」職人は笑顔で語った。

殺すつもりの相手にOKとか使わないだろ

始末が妹に見えた俺はもう死ぬのかな・・・

勇者「何でだよ! 普通魔王って勇者が来たら死力を尽くして戦うもんじゃないのか!?」

魔王「それはテンプレ対応する魔王のことでしょ、私は貴方と戦う気なんてさらさら無いんだから」

勇者「それは負けるのが怖いからとか?」

魔王「そうじゃないわよ、私が貴方と戦う理由が無いだけよ」

勇者「お前に無くても俺にはあるんだが」

魔王「何よ、言ってみなさいよ」

勇者「いや、世界の各地で魔族に人間が襲われてるだろ、その元凶をどうにかしないといけないわけで」

魔王「それなら私を倒す必要は無いじゃない」

勇者「いやいやいや、今の話で何故その結論に至るんだよ」

魔王「だって、その魔族って私と関係無いもの」

勇者「はぁ!?」

おまえなにしてんの?

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