勇者「今なんて?」
魔王「だから、嫌って言ったのよ」
勇者「あの、一ついいかな」
魔王「何?」
勇者「俺、勇者、君、魔王、OK?」
魔王「だから何なのよ」
勇者「いや、勇者と魔王って戦うもんだろ?」
魔王「そうね」
勇者「だったら俺と戦
魔王「だから嫌だって言ってるでしょ!」
妄想炸裂弾
魔王(♂)
ELC職人の朝は早い。「まぁ好きではじめた仕事ですから」そう語る職人の一日の仕事は、敵のLuchs狩りから始まる。
「毎日毎日Luchsとの駆け引きがある。アヒルでは出来ない」真剣な表情でステレオスコープを覗く。
「やっぱり一番うれしいのは、高隠蔽の待ち伏せから先制の一発、驚いて必死に逃げるLuchsに素早く追い付いて止めの一発、
この2発で迅速にLuchsを始末できたときですね。
Luchsを遥かに凌駕する砲と足を持つELCに乗ってて本当に良かったなと」職人は笑顔で語った。
殺すつもりの相手にOKとか使わないだろ
始末が妹に見えた俺はもう死ぬのかな・・・
勇者「何でだよ! 普通魔王って勇者が来たら死力を尽くして戦うもんじゃないのか!?」
魔王「それはテンプレ対応する魔王のことでしょ、私は貴方と戦う気なんてさらさら無いんだから」
勇者「それは負けるのが怖いからとか?」
魔王「そうじゃないわよ、私が貴方と戦う理由が無いだけよ」
勇者「お前に無くても俺にはあるんだが」
魔王「何よ、言ってみなさいよ」
勇者「いや、世界の各地で魔族に人間が襲われてるだろ、その元凶をどうにかしないといけないわけで」
魔王「それなら私を倒す必要は無いじゃない」
勇者「いやいやいや、今の話で何故その結論に至るんだよ」
魔王「だって、その魔族って私と関係無いもの」
勇者「はぁ!?」
おまえなにしてんの?
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