恒一「携帯の電話帳が見崎とお父さんだけになってる・・・」(333)

誰かはよ

はよ


恒一「いったいどうなってるんだ!?」

赤沢「!!!?」

赤沢「(どういうこと?)」

赤沢「(昨日私が部屋に忍び込んで、父親と私のアドレス以外全部消去しておいたはずなのに)」

赤沢「(……まさか!?)」

鳴「」ニヤリ

>>3
はよ

>>3
父親→お義父様にすべき

wktk

全くこの作品知らないけど書いていーい?

駄目


恒一「おかしいなあ。余計なボタン押しちゃったかな?」ピッ

望月「どうかしたの?」

恒一「うん…。なんか登録していた番号がごっそり消えちゃっててさ、どうしてかなって」

勅使河原「落としたりとかしたんじゃねえの?」

ってもうはじまってた失礼しました

>>9
ここのを誤爆したのか

はよ

>>10
もうお前が続けていいからはよ!

1. 初恋ばれんたいん スペシャル
2. エーベルージュ
3. センチメンタルグラフティ2
4. Canvas 百合奈・瑠璃子先輩のSS
5. ファーランド サーガ1、2
6. MinDeaD BlooD
7. WAR OF GENESIS シヴァンシミター、クリムゾンクルセイド
SS誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって

>>10
気張れ!!


恒一「うーん、どうだったかな…。
    とにかくそういうわけだからさ、二人とも、もう一回番号教えてもらえる?」

勅使河原「はいはい。ええっと…」ピッピッ…

勅使河原「……よしっ。ほら、望月」

望月「うん」ピッピッ…

恒一「ごめんね、面倒かけて」

望月「ううん、気にしないで。――はいっ、掛けといたよ」

恒一「ありがとう」

鳴「…」

――――――

ふむ

オーライそのまま真っ直ぐだ


恒一「赤沢さん」

赤沢「ん、恒一くんか。どうしたの?」

恒一「あの…悪いんだけど、また電話番号おしえてくれないかな?」

赤沢「え? この前おしえたばかりだと思ったんだけど…」

恒一「そ、それが、いつの間にか消えちゃっててさ」

赤沢「ふうん、随分とピンポイントで消えたのね」


恒一「えっ? ああ、違うよ。別に赤沢さんのだけ消えたわけじゃなくて――」

赤沢「ふふっ、分かってる。さっきの会話、聞こえてたから」

恒一「あ……ははっ、それならよかった」

恒一「じゃあ、そういうわけだから教えてくれる?」

赤沢「もちろんっ」ニコッ

鳴「…」

――――――

5147

支援

carvipかと

アマガミと同じくらいの時代設定じゃなかったっけ?
むこうは高校生でもケータイ持ってないんだが…

確か1998年ごろ

恒一は親との連絡用に持たされてる気がする
鳴も親が持たせてる言ってたな
他は90年代後半はほとんど持ってないんじゃないか?

それはそれとして続きはよ

原作では少なくとも勅使河原と望月は持ってる

>>24
アマガミはもっと前
下手したら昭和レベル

自宅の電話の子機持ってきて携帯電話って言い張っちゃう鳴ちゃんはよ

やっぱりどうすりゃいいかわからない
ちょっと考える

考えて書いてる間に落ちちゃうからはよ

はよ

はよ


~二日後~


風見「他人の目がない時間があったんだろうね」

恒一「祭りの参加者なら、誰でもカレーに毒を入れるチャンスはあった、ってことなのかな」

望月「ぼくたちほどじゃないにしても大事件だね」

勅使河原「俺、当分カレーは食えそうにないなあ…」

鳴「榊原くん、料理が得意って言ってたよね」

望月「へえぇ、そうなんだ。じゃあカレー作ってもらおうか、勅使河原くん」

恒一「ついにぼくの料理スキルを生かす時が来たね」

勅使河原「やめろって言ってるだろ!?」

支援


風見「ふっ…。もう少し勅使河原で遊んでいたかったけど、次は体育だね」

勅使河原「なんだよそれ…。ほら行くぞ」

望月「はやく着替えないと」

恒一「食後の体育は大変だね」

鳴「榊原くんは今日の体育は見学なの?」

恒一「うん。一昨日やってみてわかったけど、まだ無理だったみたい」


鳴「そう…。ところで憶えてる?」

恒一「えっ、何を?」

鳴「いつか、ごちそうしてくれるって」

恒一「あ、ああ。うん、憶えてるよ」

鳴「――そっか」

鳴「楽しみにしてるから」

――――――


~翌木曜日~


ガサガサ

恒一「はあ…(美術室遠いなあ)」

ボフッ

恒一「ん? うわっ!」

綾野「――どうしたのー?」タッタッタッ

赤沢「えっ! 恒一くんっ?」タタッ

恒一「あ、赤沢さ――」

赤沢「いいから後ろ向いて!」バンバンバン!

恒一「い、いたっ、赤沢さんもうちょっと優しくはたいてよ」

赤沢「文句言わないっ」バシバシ

綾野「わあ、粉まみれ」パタパタ


恒一「ははは…誰かのイタズラかな」

綾野「それにしても――ペロッ…何だろう?」

恒一「なっ、なにやってるの!?」

赤沢「おなか壊しても知らないわよ」バシバシ

綾野「気にしない気にしない♪」パタパタ

ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org2683180.png

パンパン


赤沢「……はあ、これ以上は無理ね」

綾野「あーあ、私たちも手洗わないと」

赤沢「恒一くんジャージ持ってきてる?」

恒一「うん、一応持ってきてるけど」

赤沢「そう。どうする? 着替えてくるなら、私たちから美術の先生に言っておくけど」

恒一「うーん…じゃあお願いしようかな」

赤沢「うん、まかせて」

綾野「そのかわり、今度デートでもしてもらおうかなぁ」

恒一「えっ」

赤沢「いいから私たちも急ぐわよ。じゃあね恒一くん」

恒一「あ、うん。二人ともありがとう」

――――――

支援


望月「あはは、だからジャージなんだ。大変だったね」

恒一「まったくだよ。こうなったらぼくもやってやろうかな、望月に」

望月「なんでぼくなの?!」

鳴「…」

赤沢「見崎さん、どうしたの?」

鳴「ううん、なんでもない」

赤沢「そう? あ、先生――」

――――――

支援


~恒一の部屋~


榊原「はあ…」

榊原(まったく、誰があんなことを…。でも夏服で助かったよ)

榊原(…おばあちゃんに頼めば、どうにかしてくれるかなあ)

榊原「あっ、携帯出すの忘れてた」ゴソゴソ

榊原「大丈夫…だよな」ピッ

榊原「…」ピッピッ…

榊原「――えっ」

――――――

支援

どゆこと?ドアに黒板消し挟んで開けたら落ちてくる簡易トラップのことかな?

ぺろちゃんめいめい

綾野さんと聞いて

>>49
無事終わったようでなにより


~翌金曜日~


勅使河原「またかよ?」

恒一「ごめん…」

勅使河原「ああいや、別にいいんだけどさ」

風見「どうしたの?」

望月「榊原くんの携帯電話のデータが消えちゃったの」

勅使河原「これで二回目だ」

風見「二回目?」

恒一「2、3日前にも消えちゃってさ」

支援

犯人は榊原のリア充ぶりに狂った中尾と予想


風見「そうだったんだ。故障…とか?」

恒一「うーん、やっぱりそうなのかなあ」ピッピッ…

恒一(操作してても違和感がある気がしないでもないし、やっぱり…故障か?)

恒一(――でもどうして見崎とお父さんだけ?)

恒一「ああ、そういうわけだから度々悪いんだけど、また番号教えてくれるかな?」

勅使河原「おう――って、また消えたら面倒だから、ついでにメモ渡しとくよ」カキカキ

望月「あ、ぼくもそうしようっと」カキカキ

恒一「ごめん、助かるよ」

鳴「…」

――――――


恒一(すごく……訊きづらい)

恒一(赤沢さんってなんか怖いんだよなあ。でもこのままにしておくわけには…)

恒一「……よしっ」

ゴホンッ

恒一「あ、あの、赤沢さん」ニコッ

赤沢「ああ、恒一くん。どうしたの?」

恒一「ええっと、さ…。あのぉ…」

赤沢「歯切れが悪いわね。告白でもしに来たの?」ニヤリ

恒一「違うよ!」

赤沢「っそ、そう…」

赤沢さんきゃわわwww

赤沢さん…


恒一「ああごめん、大きい声出しちゃって。でも本当にそういうのじゃなくて…」

赤沢「ぅん…」

恒一「その…また、番号教えてくれないかなあって」

赤沢「番号って、電話番号?」

恒一「…」コクッ

赤沢「…またなの?」

恒一(お、怒られる!)ゴクリ

支援

赤沢さん可愛い

鳴ちゃんヤンデレ√


赤沢「もうっ、仕方ないわね」

恒一「――え?」

赤沢「どうしたのよ。まさか私が怒って教えないと思った?」ピッピッ…

恒一「あ、いや、あははは…」

赤沢「まったく。私を何だと思ってるのかしら……はいっ、掛けといた」

恒一「うん…、ごめんね何度も」

赤沢「べつにいいわよ、そんなことじゃ私は怒らないから」

恒一「そ、そっか…。ありがとう」

赤沢「ふふっ。それにしても、どうしてまた訊く羽目になったの?」

恒一「うっ、実は……」

鳴「…」

――――――

死者って恒一のおじいちゃんだろ?
今にも死にそうだし

>>63
レーちゃん、どうして?


望月「じゃあまたね、榊原くん」

恒一「うん、部活頑張って」

鳴「…」

恒一(――さて)ガタッ

鳴「榊原くん」

恒一「わっ、ど、どうしたの見崎? (いつの間に…)」

鳴「今日、一緒に帰らない?」

恒一「ぁ、ああ、そうだね。帰ろうか」

――――――

支援

デュエルしてくる。一時間以内に戻りたい
無理そうだったら向こうから書く
落ちたら書き溜めて自分で立てるかもしれない

全力で保守

インゼクター相手ならもうちょい早く終わらないの

行ってこい

おい











おい

まず俺とデュエルしろよ

ほし

保守

捕手

補習

デュエルならしかたない

デュエルか

もうじきトリシュもいないものに

何のデッキを使ってるんだろうか

遊戯王かね?

制限改訂仕様のデッキだろ 試したいこといろいろあるんだよ

まだかなまだかな

はよ



トコトコ…

鳴「明日明後日はどう過ごすの?」

恒一「暇だろうから、適当に本屋でものぞいてみようかなって」

鳴「そうなんだ」

恒一「見崎は?」

鳴「――秘密」

恒一「不公平だなぁ…」

鳴「…」

恒一「…」

鳴「――ねえ」

恒一「うん?」

鳴「私に、訊きたいことない?」

またAnotherスレの呪いか

と思ってたらきたー

きたか

最近あなざースレ立ちすぎだろ
嬉しいんですけどね


恒一「っ…」

鳴「…」

恒一「どうして、そんな質問を?」

鳴「榊原くんが、何か訊きたそうな顔してたから…かな」

恒一「ははっ、どういう顔なんだろ…」

鳴「…」

恒一「…」

恒一「――ないよ」

鳴「…そう」

恒一「うん…」

鳴「…」

恒一「…」

笑いが止まりませんね グヘヘ


恒一(――『見崎が消した』)

恒一(その可能性を考えなかったわけじゃない。
   どう考えても見崎とお父さんの番号だけ消えてないなんて不自然だ。けど……どうして?)

鳴「…」

恒一(いや、そんなことあるわけがない。
   そうだよ。――これ以上消えなければ、もしくはこの休日中に消えれば)

鳴「榊原くん」

恒一「えっ」

鳴「私、こっちだから」

恒一「あっ、そうだったね。またね見崎」

鳴「うん。またね…」

――――――


~翌週月曜日~



恒一「…」

風見「自分の血痕を隠すために、遺体の首を切断して誤魔化したんだよ」

勅使河原「なるほど、木を隠すなら――ってことか」

望月「うぅ、それなら何も首じゃなくったって」

鳴「首じゃないと、見立てが成立しないけど?」

恒一「…」ペラッ

支援

ぺろちゃんめいめい

どうしたんだ⁉


勅使河原「ははっ、そりゃそうだ。――あ、そういえば…」

勅使河原「おい、そこのホラー少年」

恒一「うっ…。どうしたの?」

勅使河原「携帯の中身、また飛んだりしてないか?」

恒一「ああうん、大丈夫だよ。今のところはね。それに、ちゃんともらったメモもある」

勅使河原「そうか、そりゃあよかっ――」

赤沢「恒一くん、何読んでるの?」ヒョコッ

恒一「うわっ、赤沢さんっ」ビクッ

鳴「…」

これは何という作品だ

支援

>>94
綾辻の某作か


赤沢「ねえ、何読んでるの?」ピタッ

恒一「え、あ、あのっ…」

赤沢「んー?」ズイ

恒一「だ、『ダーク・ハーフ』っていう…(ああ、背中に当たるこれは)」

赤沢「スティーヴン・キング?」ムギュッ

恒一「し、知ってるんだ…(間違いない、おっぱ――)」

鳴「赤沢さん」

風見「!」

勅使河原「!」

望月「…」

支援


鳴「榊原くんが迷惑そうにしてるから、離れたほうがいいよ」

赤沢「ん? そうなの恒一くん?」

恒一「えっ、いや別に――」

鳴「どう見ても迷惑そうだよ?」

赤沢「ふうん? そうは見えないけど」ギュウゥ

恒一(なんて柔らかいんだ――。これはすごいぞっ)

支援

いいですね


鳴「ううん、目で私に助けを求めてきてる」

恒一「いや見崎、ぼくは大丈夫だよ」キリッ

鳴「ほら、迷惑だ、って」

恒一「え? いや、だからぼくは大丈――」

鳴「いいから」

恒一「何がっ?!」

男子「……」

――――――

支援

これ作品名なんだ?

>>109
another

嘘教えんなよAkatherだろ


~放課後~


鳴「榊原くん」

恒一「っな、なに…?」

鳴「一緒に帰って」

恒一「う、うん。わかった」

鳴「…」

――――――

支援

落とすわけにはいかない


トコトコ

恒一「…」

鳴「…」

恒一(――見崎が怒っている)

恒一(何となくだけどそう思う…)

恒一(原因は、はっきりとは分からないけど赤沢さんのおっぱいにあるだろう。
    そしてぼくが悪いんだろうということも分かる。けど…)

鳴「…」

恒一(どうすればいいのか分からないっ)

はよはよ

めいちゃんうざいな

いないもの設定なしならアナザーでなくてもいいのにね
キャラがかわいいだけでこんなにSS多くなるのか

中尾も怒ってそうだな


鳴「…」チラッ

恒一「はぁ…」

鳴「…」ススス…

恒一「…ん? 見崎?」

鳴「…」スルリ

恒一「え、あっ…」

鳴「…」

恒一「ど、どうして――ぼくと腕組んでるの?」

鳴「…ん」グイッ

恒一「み、見崎?」

鳴「…んっ」ギュウゥ

恒一「…」

恒一(やっぱりどうすればいいのか分からないっ)ドキドキ

――――――


恒一(結局、別れ道まで腕を組んだままだった。一言も口はきいてもらえなかったけど…)

恒一(いい…体験だった…)グッ

恒一「まあでも、あれは赤沢さんの勝ちだな」フッ

ヴーヴー

恒一「ん?」ゴソゴソ


[着信 オヤジ]


恒一「お父さん?」スタスタ

ピッ
恒一「もしもし」

必死な鳴ちゃんかわいい

この恒一はいつか地獄を見る


陽介「おう恒一か、暑いぞインドはー」

恒一「それはもうわかったよ」

陽介「昨日電話したんだけどな、電源切ってたみたいだな」

恒一「えっ…あー、きっと電波状況がよくなかったんだね。昨日は電源切ってなかったよ」

陽介「そうだったのか」

恒一「たぶんそうだよ。家の中だって縁側まで移動しないと聞こえにくくなっちゃうんだから」

陽介「そうか。――ああそうそう、それでな……」


…………。



恒一「うん、じゃあね」ピッ

恒一(お土産なんて何でもいいのに…)

恒一「…あ、そうだ」ピッピッ…

恒一「……」

――――――

支援

はよ

鳴ちゃんマジめいめい

ヤンデレ風な鳴ちゃんもかわいい


~翌火曜日~


望月「また消えたんだ…」

恒一「うん…。あっ、望月のはもう登録したから大丈夫だよ」

望月「ふふっ、ぼくの番号なら何度だって教えるよ」ニコニコ

恒一「そうかい、ありがとう少年」

望月「ううん、気にしないで。ところで、消えたのは電話帳だけなの?」

恒一「いや、履歴なんかも全部」

望月「じゃあ本当に全部なんだ」

恒一「う、うん。どしてかなあ…」

支援


望月「さあ…? でもこれはもう故障だね」

恒一「あぁ、たぶん」

望月「たぶん――って、だってもう三回目なんだよ?」

恒一「それはそうなんだけどさ」チラッ

鳴「…」ジー

恒一「っ!」
バッ

望月「えっ、どうしたの?」

恒一「い、いや、なんでもっ」

恒一(――やっぱり…そうなのか?)

望月「それで、買い換えるならさ、ぼくと同じのにしない?」

恒一「望月のそれはPHSだろ?」

望月「でも安いよ?」

鳴「…」

――――――

支援

>>28
これマジ?

橘「………」


恒一「赤沢さーん」

赤沢「ん? どうしたの恒一くん」

恒一「実はまた――」

赤沢「番号が消えちゃった?」

恒一「そうなんだよ。困ったもんだね」

赤沢「へえぇ? 私と話す口実が欲しいためにわざと消してたりして」

恒一「あははっ、どうだろうね?」

赤沢「ふふっ、私はそれでも全然構わないけど」

恒一(ふぅ、『そんなことじゃ怒らない』っていうのは本当みたいだ)


赤沢「――はい、完了」

恒一「ん、ありがとう。本当に何度もごめんね」

赤沢「だから、いいって言ってるでしょ」ニコッ

恒一(あぁ、赤沢さん優しいなあ…)

榊原(うん。なんだか少し…赤沢さんと仲良くなれた気がする)

鳴「…」ジー…

――――――

支援

>>134
すくなくともキミキスよりは前
携帯は普及してない

私怨


~昼休み~


恒一「やっぱり入れ替わってたんだ」

風見「うん、これはもう王道になってるね」

望月「でも車いす生活は苦労したんだろうなあ」

風見「ははっ、そうだね。そういうことを想像するのも面白いかも」

勅使河原「そうまでして結婚したのにな…。なんてビッチだ!」

風見「お前は少し落ち着け」

鳴「私なら、絶対裏切らないけど…」チラッ

恒一「…」モグモグ

…………。


恒一「ふう、ごちそうさま。――見崎、ちょっといい?」

鳴「なに?」

恒一「ちょっと、一緒に来てもらえるかなあって」

鳴「うん、いいよ」

勅使河原「なんだ告白かあ?」ニヤニヤ

鳴「えっ」

恒一「ちがうよ」スタスタ

勅使河原「はあ、もうこのネタには慣れたか…」

鳴「…」

――――――

鳴ちゃん頑張って

支援

私怨

http://beebee2see.appspot.com/i/azuYudrlBQw.jpg
http://beebee2see.appspot.com/i/azuYutrlBQw.jpg
http://beebee2see.appspot.com/i/azuYu9rlBQw.jpg
http://beebee2see.appspot.com/i/azuY_unlBQw.jpg
大支援

ssスレでドヤ顔で自分で書いた訳でもない画像貼ってく男の人って…

>>147
お前は赤沢さんのもってこいよ


~屋上~


恒一「来てくれないかと思ったよ」

鳴「どうして?」

恒一「なんか昨日、怒ってたみたいだからさ」

鳴「怒ってないよ?」

恒一「え…だって――」

鳴「怒ってない」

恒一「…」

鳴「怒ってない」

恒一「…わかった。ぼくの勘違いだったよ」

鳴「うん」コクッ


恒一「じゃあ本題に入るけど――」

恒一「何日か前に見崎はぼくに訊きたいことがないか、って言ってたね? それなんだけど…」

鳴「そっか…。やっとか」

恒一「え?」

鳴「やっと、訊いてくれるんだ?」

恒一「『やっと』って…」

鳴「でも、わざわざ場所を移さなくったって…」

恒一(ぼくの質問を待っていたのか。じゃあ、やっぱりそうなのか…)

恒一「それじゃあ、見崎…」

鳴「…」ウズウズ

恒一「――やっぱり、きみがぼくの携帯のデータを消してたんだね?」

鳴「…………」

かわいい


恒一「なんでこんな…」

鳴「……どうして、私がやったって思ったの?」

恒一「えっ、そりゃあ、お父さんと君の番号だけが消えていなかったからだよ。
    どういう意味があるかはよく分からないけど、もしかしたらきみなのかなって」

鳴「…」

恒一「こういう故障もあるんじゃないかと思ったんだけどね。
    それでいよいよ故障かどうか確かめてもらう前に、見崎に確認しておきたかったんだ。
    きみを疑うようなことは、したくなかったんだけど。まさか本当に見崎が消していただなんて」

鳴「――そっか。そういうことか」

恒一「はあ…。どうしてこんなことを?」

鳴「私じゃない」

恒一「えっ、いや、どうしたのいきなり。だってさっき――」

鳴「本当に私じゃないの」

なるほど

そもそも始まりはアカザーさんだよな

恒一「ちょっと待ってよ、どういうこと? 
    だってさっきは『やっと訊いた』とか…。このことじゃなかったの?」

鳴「それは…」

恒一「それは?」

鳴「電話番号を…訊かれるかと思ったの」

恒一「どうして、電話番号?」

鳴「榊原くんの携帯のデータが消えてるんだってことは、教室にいて聞こえてた。
  だから私の番号も消えたんだって思ったの。
  それでね、望月くんたちには訊いて回ってたのに、私だけ――って」

恒一(……)

鳴「どうして私には訊いてこないのか、ずっと……」

そうか、そうか、つまり君はそんな人だったんだ

なん……だと……

赤沢さん策士


鳴「でも――それがどうしてかは、さっき分かった」

恒一「…」

鳴「…」

恒一「……じゃあ、改めて訊くけど」

恒一「ぼくの携帯のデータを消したのは見崎、きみなの?」

鳴「ううん――。私じゃない」

恒一「…」

鳴「…」

つまり・・・どういうことだってばよ 最初から読みなおそうかな

そうか>>3は関係無いのか


恒一「…そうか。わかった、信じるよ」

鳴「……随分、あっさり信じてくれるんだね」

恒一「まあね。これでもぼく、見崎のことはかなり信頼してるんだよ?」

鳴「けど、真っ先に疑うんだね」クスッ

恒一「うっ、そうだね…。全然説得力なかったね…」

鳴「ふふっ」

恒一「――見崎、ごめんね疑っちゃって」

鳴「ううん、私も知りたかったことが知れてよかった。あと、ありがとう」

きっと鳴ちゃんは自分だけ番号聞かれない事に落ち込んだり布団の中でうるうるしたりやっと聞かれると思いしっぽが有れば千切れるほど振るほど喜んだんだろう


恒一「ど、どうして?」

鳴「信じてくれて。それと、私の番号が消えてなかったこと、みんなに言ってなかったよね」

恒一「あ、あはは…」

鳴「くすっ…」

恒一(そっか、見崎じゃなかったか。――よかった…)

…………。

>>139
そうなのか
風車とか近未来ぽいのに


恒一「あーあ、じゃあこれは故障だったのかなぁ」

鳴「…」

恒一「一応、お父さんに連絡しておかないと…」

鳴「榊原くん」

恒一「ん?」

鳴「確かめてみようか」

恒一「――えっ」

――――――

支援

左目で携帯が死んでるか調べるのか…

ねたのか?

呪いか…

絶対に落とさん

鳴ちゃんの頭脳プレーはまだか
ほれほれはよ

寝たか…

赤沢さんやるの・・・・いやモッチーか

ほす

まさに外道

寝る前のほ

ダメだ眠い…
あとは任せたぞ、おまいら…zzz

ッ!

眠いじゃねーか、このやろー

寝るお

させません

ほしゅしてあげようか

carvipよ大志を抱け

そろそろ起きなよ

まだー?





おはよう

        / 〃::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: .:::

       /  〃:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:::::. .:  .:::
___. /   / /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:::.  .:::::
ー-,_ \‐-、 У::::::::::::::::::::::;イ/!::::;イィ::::::.::::: ..::::::  .:  .:
 ̄´、_≧.ーヘ. \_::::::::::::::::::/‐リ‐::/-、|::;イ::::::: .::/::::  .:: .:::      l
.    _____`ー'‐ァ::::::::i::l.,ィf云ミx. |/ |:::::::.::A:::;: ..::: .:::::      !
  .ど...____//.::: ̄:´::::::::::|Ⅵ.ん:::ri}ヽl' |::/!::/ }イ::./::::.::::::      .'
___.............__).::::::::::::::::::::: 圦 弋z夕.   l/,'|/ .ノ'|:/}:::;:::::::. / :   .′ おはよう!
  ∥    |.' {:::::::::::::::::::::::ヽi\ __,...-‐‐=、|_.ゝ ノ'/イ:::::: /  .:   /
  ∥    l|__!::::::::::::::::::::::::八¨ ̄    ′`ヽミ._ ノイ:ノ./ .: /::. /
  ヾ. .。イヽ ヾ::::::i|:::::::::::イ!イ::.   rァ - 、   __,.イ'..::/ .:: /:::./

.ー‐"\__, / |:::::||::::、:::.弋.l/ \  ヽ ノ  、_,.イ::::/.:::.ノ:::::l_ノ
        /  V :|ヽハ:::..i! |   .\ `__ .. :≦:::::::/..:::::/乂ノ`ー'´
 \、 .  /   〉、!i:i:i:i:i>、::..ヤ  _ゝ,..-‐´ //..::::::;、| ̄ ̄ヽ

     /   /i:,.斗‐‐|  `‐| //¨>}__,ィ彡イ.:i:i彡'i!   !   }
     /   ./{r:、   弋   ´:.:ンУ |/  |/i:i:i:i:i:i:i!   /   i
   .:   /i:i:⌒\   \ ≠/  ::.   |i:i:i:i:i:i:i:i!. /     ノ、
  ..:   /i:i:i:i:i:i:i:く  ,.斗'´ / へ__斗r1:i:i:i:i:i:i:i! /      \

     .: .:::::::::::::.: .::::::::::  .::::::::::. ::::::::::::::.....
.     .:: .::::::::::::::::.::::::::::::: ::::::::::::::. ::::::::::::::::::::::::::::::. ヽ
    .::::.:::::::::::::::::::l、:::::::::.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ト。

    .::::::::::::::::::::::::::l_',:l__::::|__V::l!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ
   .:::::::::::::::::::::ト、::|´',| \|ヽV:|寸::::::::::j:::::::::::::::::::::::::/  i!
  . :::::::::::::::::::::::l .,.ィf芸芯斥. V! マ::::;:::ハ::;::::;::::::::::::::/   }
  :: ::::::::::::::::::::::::::ヾlio:::::爿 ヽ ` |:::l}::l¨リl:/!:::::::::::::|     !  (起きたらキスしてあげるよ…///)
  ::.::::::::::::::::::::::::::ト.弋辷夕     |/}/  ノ'/::::::::::::::|    |  
  :::::::::::::::::::::::: 圦ヽ `ー   _,..=、/:   /イ::::::::::::|    |  
:. ::::::::::::::::::::::::::|ヽ'、__,. =='¨ ̄  >!_ゝ_:/イ::::::::::::|    | 
::. :::::::::::::::::::::::::|彳\       ´  `メ:::::::::::::::::::::!    i
:::::. ::::::::::::::::::::::::|!        tァ   ..:::::::::::::::::::::::l!    l!
::::::::.::::::::::::::i:::::::::l! \      /´! .イ::::::::::::::::::::::::::′    !
、::::::::::::::::::::::ハ:::::::l!  >    l ∨::::::::::::::::::::::::::::;′   !
ムイ:::::トi:::::::弋\::::l!_   / ≧´∧ ∨::::::::::::::::::::::::;′   ノ
ーイヽ| |::ノ个.  \!` ‐yミ、:::::::::ト∧ ∨:::::::::::::::ノ/    /
  _,..ィ\       /i:i:|ヽ::ヘ:| ム \-、::ノ〃、__ ノ'
¨´\ニニニニ\ 、  /:ヽ_}(¨¨ヽ | ̄{  `. ヽ、   ̄

ヽ  \ニニニニ\ヽ./i:i:i:i:|i:i:iヽ \ !-}     ヽ

はよー

ほし

ほしゅ

ほっほ

寝てしまったこと

本当にすまないと思う

        / 〃::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: .:::

       /  〃:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:::::. .:  .:::
___. /   / /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:::.  .:::::
ー-,_ \‐-、 У::::::::::::::::::::::;イ/!::::;イィ::::::.::::: ..::::::  .:  .:
 ̄´、_≧.ーヘ. \_::::::::::::::::::/‐リ‐::/-、|::;イ::::::: .::/::::  .:: .:::      l
.    _____`ー'‐ァ::::::::i::l.,ィf云ミx. |/ |:::::::.::A:::;: ..::: .:::::      !
  .ど...____//.::: ̄:´::::::::::|Ⅵ.ん:::ri}ヽl' |::/!::/ }イ::./::::.::::::      .'
___.............__).::::::::::::::::::::: 圦 弋z夕.   l/,'|/ .ノ'|:/}:::;:::::::. / :   .′ 戻って来てくれたんだ♪
  ∥    |.' {:::::::::::::::::::::::ヽi\ __,...-‐‐=、|_.ゝ ノ'/イ:::::: /  .:   /
  ∥    l|__!::::::::::::::::::::::::八¨ ̄    ′`ヽミ._ ノイ:ノ./ .: /::. /
  ヾ. .。イヽ ヾ::::::i|:::::::::::イ!イ::.   rァ - 、   __,.イ'..::/ .:: /:::./

.ー‐"\__, / |:::::||::::、:::.弋.l/ \  ヽ ノ  、_,.イ::::/.:::.ノ:::::l_ノ
        /  V :|ヽハ:::..i! |   .\ `__ .. :≦:::::::/..:::::/乂ノ`ー'´
 \、 .  /   〉、!i:i:i:i:i>、::..ヤ  _ゝ,..-‐´ //..::::::;、| ̄ ̄ヽ

     /   /i:,.斗‐‐|  `‐| //¨>}__,ィ彡イ.:i:i彡'i!   !   }
     /   ./{r:、   弋   ´:.:ンУ |/  |/i:i:i:i:i:i:i!   /   i
   .:   /i:i:⌒\   \ ≠/  ::.   |i:i:i:i:i:i:i:i!. /     ノ、
  ..:   /i:i:i:i:i:i:i:く  ,.斗'´ / へ__斗r1:i:i:i:i:i:i:i! /      \

はよ

クル━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !?

今頃だが参考
http://i.imgur.com/6NtDd.jpg


~翌水曜日~


恒一「!(きたっ)」

恒一「先生すみません、ちょっとトイレ行ってきます」
スタスタ…

…………。

タッタッタッ…

恒一「見崎っ」ガラッ

鳴「榊原くん。見つかったよ、犯人」

「……」

恒一「あっ…」

恒一「――赤沢さん」

しえ

また寝たんか…


赤沢「……」

恒一「それ…ぼくの携帯? ど、どうして赤沢さんが…」

鳴「赤沢さん、答えて」

赤沢「……はあ、現行犯じゃしょうがないか」

恒一「赤沢さん…」

赤沢「いいよ、何でも話す。――でもその前に一つだけいい?」

恒一「…なに?」

赤沢「この状況を、教えてほしい」

恒一「――わかった」

ってきてたーーー


~前日~


鳴「確かめてみようか」

恒一「――えっ」

恒一「確かめる? 見崎って機械に強かったんだ?」

鳴「ううん、私が言っているのは、故障かどうかじゃなくて、犯人がいるかどうか」

恒一「犯人って…データを消した犯人? どうやって」

鳴「明日、体育があるよね。榊原くんはこの時ジャージに着替えて見学しててほしいの」

恒一「ジャージで見学?」

鳴「そのとき、携帯電話は制服と一緒に置いていくのを忘れないで」

恒一「ああ――、囮か」

支援


鳴「そう。私が隠れて見張っているから、榊原くんは、誰かに携帯を借りて」

鳴「もし犯人が現れたら、私からそれに合図する」

恒一「なるほど、ぼくが見張り役だったら意味ないもんね」

鳴「うん。犯人に榊原くんのジャージ姿を見せなきゃいけない」

恒一「ま、そんなのがいたとしたら、だけどね」

鳴「そうだね。――どうかな?」

ヤンデレアカザー的な?


恒一「うぅん…。でも、それだと見崎が危険じゃないかな?」

鳴「私は大丈夫。ここは学校だから、いざとなったら大声を出せば…」

恒一「あははっ、見崎が大声をねえ」

鳴「…」

恒一「あっ、ううん、なんでもないっ。――じゃあその作戦、頼めるかな?」

鳴「うん、いいよ」

恒一「ありがとう。でも見崎、本当に気をつけてね」

鳴ちゃんかわいい

かわいい鳴ちゃん

――――――
――――
――

恒一「そんなわけで、これが望月のPHS」スッ

赤沢「なるほど、私はまんまと罠にはまったってわけか」

鳴「こんなに簡単に引っかかるなんて思わなかったけど」

恒一「そうだね。じゃあ今度はこっちの質問に答えてもらえるかな」

赤沢「どうぞ」

恒一「――どうしてこんなことをしたの?」

赤沢「んっ…そこからか」

恒一「それだけでいいよ。そこが一番知りたかったからね」

赤沢「一番言い辛いところだったんだけど、仕方ないか」


鳴「――待って」

赤沢「?」

恒一「見崎?」

鳴「まず、どうやってやったのかを教えて」

恒一「え…な、なんでそこからなの?」

鳴「単純に、知りたいから。別にそれを知ったからといって、私が何かしようというわけじゃないの」

恒一「…」

赤沢「…」

鳴「…なに?」

赤沢「…まあ、いいけど」

恒一「えぇ…」

鳴ちゃんめいめい

ペロちゃんめいめい

鳴ちゃんかわいい
なでなでしたい


鳴「それじゃあ一回目のときのことを」

赤沢「それなら、この現場が答えよ。
    恒一くんが体育をやっている間に適当な理由で抜け出して、ね」

恒一「まあ、それは何となくわかってたよ」

鳴「じゃあ、二回目は?」

赤沢「あのときは…そうね。恒一くんを着換えさせたところから」

鳴「着換えさせたっ?」ピクッ

赤沢「ふっ、見崎さんが心配するようなことはないわよ」

鳴ちゃんペロペロ

そろそろ鳴ちゃんも着替えようか

鳴ちゃんの体操服姿見たいな

鳴ちゃんかわいい


赤沢「恒一くん、あの日の――美術室に移動した時のことは覚えてる?」

恒一「あ、うん。ぼくが粉まみれになった時だよね」

赤沢「そう。実はあれをやったの私なの」

恒一「え?」

赤沢「野球のピッチャーなんかが使うあの、滑り止め…でいいのかな?」

恒一「あぁ、えっと…ロジンバッグ、だっけ?」

赤沢「ん、たぶんそれだと思う。粉を出しやすくするために、さらに自分で穴をあけたやつなんだけどね」

赤沢「それを廊下の角に隠れて、恒一くん目がけて、こう――ね」ヒョイ

恒一「赤沢さんだったのか…」

ふむ

支援

続けたまえ

恒一「…あれっ、ちょっと待って」

恒一「たしか、あの後すぐに赤沢さんはぼくに声をかけてくれたよね。
    そんなものを投げた直後だったら、赤沢さんの手だって……」

――いいから後ろ向いて!

――い、いたっ、赤沢さんもうちょっと優しくはたいてよ。

恒一「……そうか」

――あーあ、私たちも手洗わないと。

恒一「ぼくは、服をはたいてもらう前の赤沢さんの手を見ていなかった」

赤沢「そう。上手く誤魔化せてたみたいね。ま、今となってはどうでもいいけど」

鳴「でも、それで榊原くんが着替えなかったらどうしてたの?
  そもそも榊原くんが携帯電話をジャージのポケットに移したら…」

赤沢「別の手を考える予定だった。
    見つかりさえしなければ、何度失敗したって構わなかったから」

鳴「…そう」


恒一「じゃあ綾野さんは? あのときは彼女も一緒だったはずだけど」

赤沢「そこは完全に計算外。私の注意が足りなかったのね。
    後ろから走ってこられた時には驚いたわ」

赤沢「そのせいで私は、恒一くんに声をかけざるを得なくなったの」

恒一「――そうか、だからわざわざ……。
    とりあえず、綾野さんが共犯じゃなくてよかったよ」

綾野「それはどうかな」ニヤリ

はよ

>>6
3665

>>108
8780

はよ

支援

私怨

carvipでしょそれ


赤沢「あとは簡単ね。ここでも美術の授業を抜け出して…」

鳴「データを消しに行った」

恒一(この学校、授業抜け出すの簡単だなあ)

赤沢「そう。まあ、ちょっと違うんだけど」

鳴「違うって?」

赤沢「こういうこと」スッ

鳴「えっ」

恒一「あっ!」

恒一「――ぼくの携帯が、二つ…?」

赤沢さんまじ赤沢さん


赤沢「うん、正確に言えば、こっちが恒一くんの携帯。――はい、返すね」

恒一「う、うん」

赤沢「そしてこっちが――私が用意した携帯」フリフリ

鳴「……つまり消しに行ったんじゃなくて、入れ替えに行った?」

赤沢「そ。恒一くんのお父さんと見崎さんの番号は一回目のときに覚えたから。
    それを登録したこの携帯と恒一くんの携帯とを入れ替えたの」

恒一(そうか、だから違和感が…)

鳴「何で気付かないの?」

恒一「だ、だって、携帯なんて電話するときくらいしか使わないじゃないかっ」

鳴「それはそうだけど…」

赤沢さん可愛い

時代はやっぱり鳴ちゃん


恒一「でも、そのためにぼくと同じ携帯を用意するなんて…」

赤沢「そうね、そこはかなり苦労した」

恒一「……もしぼくが、その携帯から誰かの携帯に電話してたら?」

赤沢「そうなったらもう終わり。全部素直に白状するつもりだった」

恒一「そんな…無茶苦茶だよ…」

赤沢「そうまでして、私は恒一くんを…恒一くんの携帯を持ってみたかった。っていうのもあった」

恒一「…」

赤沢「――ま、そんなわけで、この日は家に戻ってから、恒一くんの携帯をイロイロ使わせてもらったわ」

恒一「イロイロ?」

赤沢「うん、イロイロ…」クスッ

恒一「…」ゴクリ

赤沢さんハァハァ

支援

赤沢さんかあああわいいいい


鳴「……三回目は?」

恒一「はっ! そ、そうだっ。実はぼくもそこは気になっていたんだ」

恒一「だってぼくは、美術があったその日から今日まで、学校では一度も着替えなんてしていなかったし、
    携帯もポケットに入れっぱなしだった。それなのにいつそんなことが?」

赤沢「――三回目は、一昨日だった」

恒一「一昨日…」

鳴「榊原くんが赤沢さんに身体を押し付けられて、恥も外聞も無くマヌケ面を晒していた日だね」

恒一「」

赤沢「そう。恒一くんが私の身体で悦んでいた日」

恒一「」

1097

支援

赤沢さんの身体で悦ばせられたい

はよ

はよ


赤沢「まあ、やったのはその日というか、そのときね」

赤沢「私が携帯電話を入れ替えたことはもう分かったよね。入れ替えるだけなら時間はかからない。
    あのとき、どさくさに紛れて恒一くんのポケットに手を入れて、携帯を入れ替えたの。
    一回目と二回目のときに、どのポケットに携帯を入れているかは把握していたから簡単だった」

鳴「愚かにも赤沢さんの胸に誑かされた榊原くんは、それに気付かなかったのね。愚かにも」

恒一「」

赤沢「他にはある?」

鳴「榊原くんの携帯に、私とお義父さんの番号を残しておいたのはどうして?」

赤沢「…」

鳴「…」

お義父さんて!

話し言葉じゃ分からないけど義父意識して言ってみちゃう鳴ちゃんかわいい

支援


赤沢「…それは恒一くんに見崎さんを疑ってもらうため。他は消えてるのに見崎さんのは残ってるって
    やっぱり変だと思うしょ? ――これは謝っとく。ごめんなさい、見崎さん」

鳴「…」
  
赤沢「恒一くんのお父さんの番号は、やっぱり恒一くんが困ると思って…。海外にいるって聞いてたし」

鳴「でも、榊原くんはずっと困ってた」

赤沢「…そう、ね。……うん」

支援


鳴「…」

鳴「……私からの質問は、これで全部」

赤沢「そう。――恒一くんは他に訊きたいことある?」

恒一「…」

赤沢「……恒一くん?」

恒一「え、あっ、なに?」

赤沢「ほかに質問は?」

恒一「あ、ああ。って、ぼくの質問は最初から一つだけだったはずだけど」

赤沢「…そうだったね」

恒一「じゃあ、教えてもらえるかな。――どうしてこんなことをしたの?」


赤沢「……話すと言った以上は、正直に話す」

恒一「うん…」

赤沢「……」

赤沢「……私に、話しかけてほしかった」

恒一「――え?」

鳴「…」

にやにやにやにやにや

かわいい


恒一「話しかけて…って、そんな理由? ぼく、赤沢さんとは結構会話してると思うんだけど…」

赤沢「会話自体は、たしかにそうかも」

赤沢「――けど、恒一くんから話しかけてくれたことは、ほとんどなかった」

恒一「そうだっけ?」

赤沢「そうなのっ! だから、その…もっと私の事を気にかけてほしくて…」

恒一「…」

赤沢「番号が消えれば、恒一くんは私に訊きに来てくれるから」

恒一「それで……」

支援


恒一「ごめん、もう一ついいかな? それならどうして赤沢さんの番号だけを消さなかったの?」

赤沢「私だけが恒一くんから消えるみたいで、嫌だった。あと、さっきも言った通り見崎さんに…」

恒一「そっか…。でも、こんなやりかた」

赤沢「うん……そうだよね」

恒一「…」

支援


赤沢「私からも一つ訊かせて。どうして、見崎さんの番号が残っていたことをみんなに言わなかったの?」

恒一「ん? んー。どうしてっていうか、ただ単に…」

赤沢「…」

恒一「誰にも見崎を疑ってほしくなかったから、だよ?」

鳴「…」

赤沢「…そっか。うん、わかった。…ありがとう」

恒一「うん――」

うん

うん

うん


赤沢「それにしても、こうやって振り返ってみるとよくわかるね。私、なにしてたんだろ」

赤沢「せっかく、ちょっと仲良くなれたと思ったんだけど…」

赤沢「ずっと、迷惑掛けてただけだったんだよね」

恒一「…」

鳴「…」

赤沢「恒一くん。ごめんなさい」

恒一「赤沢さん…」

赤沢「たくさん迷惑かけて、ごめんなさい」

恒一「…」


赤沢「もうあんなことしないから…」

赤沢「もう、気安く恒一くんに話しかけたり、しないから」

恒一「ぇっ…」

赤沢「私のこと、無視してもいいから。嫌いになってもいいから」

鳴「…」

赤沢「だからせめて…私の番号は、っ…」

恒一「…」

赤沢「…」

支援


恒一「――そういえば…」

恒一「赤沢さん、スティーヴン・キング、知ってたよね?」

赤沢「っえ…う、うん。恒一くんが、好きだって聞いて…」

恒一「あ、そうなんだ。じゃあさ、お勧めしたいというか、読んでみてほしい作品があるんだ」

赤沢「…」

恒一「なかなか同じ趣味の人が見つからなくてね、もし読んでそれを気に入ってもらえたら――」

恒一「そのことについても、たくさん話したいな」

赤沢「…ぇ」

恒一「どう、かな?」

赤沢「っ…」

支援


赤沢「……っう…うん、そうね……。じゃあ、貸して…っ、もらえる?」

恒一「もちろんっ」ニコッ

赤沢「あ…ありがと……。えへへ…」グスッ

鳴「…はぁ」

可愛い

ペロペロ

イケメンすぎわろた

くそっ…!俺は…俺は鳴ちゃん派なのに…!!
何と言うことだっ…!!!


~数日後~


赤沢「はい、返す」

恒一「もう? 随分早かったね」

赤沢「面白かったからね。一気に読んじゃった」

恒一「あはは、それはよかった」

赤沢「うんっ。でもひとつ、よく分からないところがあって……」



勅使河原「サカキ、仲間ができて嬉しそうだな」

望月「最近あの二人仲いいよね…」

風見「まあ、仲がいいのはいいことだと思うんだけどね」チラッ

鳴「…」ジー…




恒一「――と、ぼくは考えているんだけど」

赤沢「なるほど、そいう可能性もあったか…」

恒一「ところでこれ、映画になってるんだよ。ぼくはもう観たんだけど、なかなか良くできてたよ」

赤沢「あ、そうなんだ。もうビデオのレンタルとかしてるの?」

恒一「とっくにしてるはずだよ。でもぼく、この辺りのお店はまだ入ったことがないから
   置いてあるかどうかは分からないなあ」

赤沢「そっか。――あ、じゃあ、一緒に探してくれない?」

恒一「うん、いいよ」

赤沢「それで…そのまま一緒に恒一くんの家で観ていい…かな?」

恒一「えっ、ぼくの?」


赤沢「だって、これってホラーじゃない? 実は私、本はまだ大丈夫なんだけど、映画となると……うん」

恒一「ん?」

赤沢「だから…あれよ…」

恒一「?」

赤沢「~~~っ、一人で観るのが怖いのっ!」

恒一「えぇっ?」

赤沢「だ、だから…ね?」ギュッ

恒一(うわっ、手…)

赤沢「――お願い」

sssp://img.2ch.net/ico/u_naoruyo.gif
可愛いじゃないか

怖がりな赤沢さんかわいい


恒一「う、うんっ」ギュッ

赤沢「ぁ…」

恒一「あっ…(思わず握り返してしまった…)」

赤沢「…」テレッ

恒一「ははっ…、反対の手同士だと、繋ぎにくいね」

赤沢「…ぅん」ギュウ

恒一(おかしい、握手は何度かしたことあるのに…)ドキドキ

かわいい


ヴーヴー

恒一「うわっ!」

赤沢「っ!」ビクッ

恒一「あ、で、電話が…ちょっとごめん」ゴソゴソ

赤沢「うん…」

恒一「えぇっと――っ!?」


[着信 恋人]

恋人?

なんだと!?

また多々良さんか

鳴ちゃんか


恒一(なんだこれ…。誰だ…?)

赤沢「どうしたの?」

恒一「えっ、ううん何でもないっ」ピッ

『……』

恒一「もっ……もしもし?」

『もしもし、榊原くん』

恒一「? …………はっ」バッ

『ちょっと…』

恒一「…」

鳴「『――来てもらえる?」』

小椋さんか!そうか!

ニヤニヤニヤ

綾野さんじゃねぇのかよ!

いいね

即興且つ俺ではこの程度が限界だった

最後変えていいので誰か続きはよ

えっ

あと1~2レスで終わってもいいから綺麗にまとめるんだ!
ここまできてそれはもったいない

尻切れ蜻蛉はちょっと
あとちょっとで綺麗に収まるだろうに

いいからはやく

がんばるんだ

支援

本当にすまないと思う






おわり

いやもうこの際いつもの綾野スキーみたいなエンドでもいいから

おい悪口やめろ


赤沢さんの言動にギャップ萌えを感じた


たまには鳴ちゃんと普通にいちゃつくだけのSSが見たい

???「もしもし、わたしメイーさん」

最後まで書けよゴミ

>>331
是非、私の後ろまでお越しください

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