日向「汝は人狼なりや?」 (56)

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日向「暇だッ!!!」

澪田「ど、どーしたっすか創ちゃん。ホテルロビーのど真ん中で退屈を叫ぶけだものになったんすか?」

日向「リゾート地とはいえ軟禁同然の生活を強制されてもう1週間経つんだ。澪田、お前は退屈しないのか?」

澪田「あー……。あたしは一人遊び大好きっ子っすから!星を数えたり、魚を追ったり、冬彦ちゃんのコテージの呼び鈴でピンポンダッシュしてたり!浜辺のカニとカバディしたり!結構エンジョイしちゃってまう!」

罪木「み、澪田さん。ピンポンダッシュは南国じゃなくてもできるじゃない様な気がしますぅ……」

小泉「蜜柑ちゃん、つっこみどころはそこじゃないような……」

日向「今の所、コロシアイは起きてないからいいものの……」

左右田「確かによォ、今んとこ三食昼寝付きの生活は送れてるけどつまんねーよ。お互いがお互いをなんつーか監視してるってか、居心地の悪い感じがすんだよな」

澪田「あたしは全然気にならないっすけどねー!みんないい人っぽいし、コロシアイなんて起きないっすよ!多分だけど!」

左右田「おい、日向。そういう訳で、俺とソニアさんの仲がめっちゃ進展する様なイベントを考えてくれよ」

日向「えっ、なんで俺が!」

澪田「和一ちゃん夢見過ぎっすよォ!ソニアちゃんと和一ちゃんがくっつくとかアリが砂からロケット拵えてアポロ計画を成功させるよりありえないっす!」

左右田「夢見るのは勝手だろ位、ほっとけ!」

七海「……何を話してるの?」

罪木「あの……。左右田さんが、ソニアさんと仲良くなりたいって……」

花村「……仲良くヤりたい?性的な意味で?」

日向「いや、なりたいだからな」

狛村「左右田君の性的欲求は極めてどうでもいいけれど、折角の機会だからみんなで親交を深めたいところではあるね」

左右田「いや俺じゃねーし!仲良くはなりたいけどそこまで求めてねーから!」

田中「クク……暗黒の宴が貴様らを呼んでいるぞ……!さあ、栄えある第一の生贄は誰だッ!?」

小泉「あんたは普通にしゃべれっての……。パーティーをやりたいって素直に言えばいいのに」

西園寺「左右田と花村と田中きも~い。半径100キロ以内に入らないでほしいんだけど」

左右田「溺れ死んじゃうだろ!同じ島で生活してんだからせめて一キロとかにしてくれよ!」

十神「主に話が左右田のせいでそれているが俺は賛成だ。定期的に全員で同じ場所に集まれば殺人を起こすのは困難だからな」

ソニア「左右田さんのおかげで話が拗れていますけど、わたくしも賛成します!みんなで何かをやるのって、楽しいですよね」

左右田「エロネタ出したのは花村ですからね!?」

小泉「はいはい。バカ男子のバカ男子によるバカ男子の為のバカ話はそこまでにしてよ」

弐大「まあな。親睦が深まればコロシアイとやらも起きなくなるだろうしのォ。わしも賛成じゃ!」

赤音「で、一体なにをやんだよ?」

九頭竜「おう、お前らここにいたのか。パーティーならよ、やっぱ料理パーティーなんかがいいんじゃねぇか?」

日向(それ、お前が花村の料理を食べたいだけじゃあ……)

小泉「ふっ。この間のパーティー、あんたも遠慮しないで来ればよかったのに」

九頭竜「とっくに過ぎたことだろーが。あん時はまだお前らが信用できなかったんだよ!」

弐大「食いもんはあればありがたいがのォ、別の催しがあってもいいぞ」

澪田「あっ、ビンゴとかどうっすかー!?超それっぽくね?ぽくね?あたしがガラガラ回す役やるから、よろしく!一等は、創ちゃんの頭のアンテナに触る権利を得るとか!いやっはー!」

狛枝「あっ、澪田さん。ビンゴみたいなイベントだと僕がいるからかえって不公平になっちゃうと思うんだよね」

日向「超高校級の幸運だもんな、お前……」

小泉「……狛枝が独り勝ちして全部賞品さらってくビジョンが見えるわ……」

澪田「えーがらがらまわしたかったのにぃ!それじゃあ、カラオケやろ!唯吹の歌をきいてくださ~い!曲名は『腹が立って地団駄を踏んだら足の小指が折れた』です。どうぞ!……ってやりたかったんっすけど、あんまり最近の曲入ってないんすよねーこのリゾートのカラオケって。うぎぎぎぎぎ、じゃあ何がいいかなぁ」

七海「……そうだ、ゲームパーティーなんてどうかな?」

罪木「えっ、その……。七海さんがいつもやってるコンピューターゲームのパーティーですか?」

七海「……ううん、違うよ。私が提案しようと思って居るのはね……」



日向「汝は人狼なりや?」

七海「そう、そのゲームをみんなでやってみようと思うんだ。丁度このゲームに適当な人数もいるしね」

田中「フッ、フハハハハハ!俺がその昔命をかけて封印を施した魔獣の名前がここで出るとはな……!面白いぞ、続けろ七海よ!」

西園寺「めんどくさいから厨二病ブリーダーは黙ってろよ。で?七海おねぇ、その人狼ってどんなゲームなの?」

七海「プレイヤーはそれぞれが村人と村人に化けた人狼になって、自分自身の正体がばれないように他のプレイヤーと交渉して正体を探り合うんだよ」

澪田「推理ゲームって事すか!?くぅ~、賢くない唯吹にはちっとしんどそうなゲームっすね!」

七海「通常のパーティーゲームの場合、半日単位で進行することになっているの。昼には全プレイヤーの投票により決まった人狼容疑者の処刑を行って、夜には人狼による村人の捕食が行われるんだ」

十神「要するに、一日に二名ゲームから退場するのか」

日向「初日で退場した場合、一人墓場で悲しみを背負うんだな……」

ソニア「左右田さん、納涼大会よろしく墓場で一人涼むなんてのはいかがですか?」

左右田「それただの肝試しですよ!肝試しは一人プレイ向きじゃないです!鬼辛いです!」

日向「一人で廃屋みたいなところ歩いてたら幽霊よりも先ず警察のお世話になるよな」

澪田「色々な意味で難易度がエクストリームになるのがおひとり様肝試しっすね!」

七海「話が脱線してるけど続けるね。全ての狼を処刑することが出来れば村人陣営の勝利、人狼と同じ数まで村人を減らせれば出来れば人狼陣営の勝利となるんだ。ね、簡単でしょ?」

小泉「ふ~ん、なんだか面白そうね。千秋ちゃん、もっと詳しく教えてほしいな」

罪木「む、難しそうですけどぉ……。皆さんと仲良く一緒に遊べるなら……やってみたいですぅ」

日向「他の皆はどうだ?やってみたいか?」

九頭竜「まァ、暇つぶしにはいいだろ」

ペコ「私は構わん」

十神「俺も賛成だ。下らん庶民のお遊びに付き合うのも、お前らを理解するのに必要な事だからな」

ソニア「私も賛成です」

左右田「こういうのもたまには悪くねーと思うぜ」

澪田「いやっふー!唯吹も賛成賛成大賛成っすよ!折角なんだからみんなで遊びましょーぜぃ!」

狛枝「賛成多数で決まりだね。でも、ゲームマスターはどうするんだい?まさか一度もプレイしたことのない人には任せられないしね」

七海「……それなんだけど、モノミちゃんに頼んでみようか?」

モノミ「じゃじゃ~ん!呼びまちたか?」

七海「うん、今日これからみんなで人狼で遊ぶことになったんだけど、モノミちゃんには司会進行をやってほしいんだ」

モノミ「お安い御用でちゅ!モノクマには邪魔させまちぇんから、皆さんで楽しんでくだちゃい」

花村「どうせなら僕のアーバンでデリシャスなスペシャルフルコースを味わってもらった後でゲームを始めるのはどうだい?」

七海「じゃあ、18時頃に食事を済ませて19時頃に別館に集合ってことでいいかな?」

日向「そうだな、それで構わないと思うぞ」

七海「ありがとう。ちょっと準備もあるから、それまでみんなは自由に行動してて構わないから」

日向「そろそろ時間だな。もう七海が来てもいい頃だと思うんだけど」

罪木「さっき様子を見に行ったんですけど七海さん、準備とっても頑張ってましたよぉ。みんなに楽しんでもらうんだって張り切ってましたぁ」

日向「いつも眠そうな七海がそんなに張り切っているなんてな。俺も楽しみだよ」

罪木「……その、私もうれしいです。こうやって日向さんと一緒に過ごせるから……」

日向「ん、罪木?何か言ったか?」

十神「ふん、果たして俺を満足に楽しませられるかどうか……モグモグ……見ものだな……パクパク」

日向「……頼むから喋るか食うかどっちかにしてくれないか?」

罪木(ふゆぅ……雰囲気が台無しになっちゃいましたぁ。十神さんがいきなり後ろからバーベキューのお肉を咥えて出てきたせいで聞いてほしい言葉が……!)

七海「みんな、お待たせ。これからルールと進行について話すね。モノクマにも今のところ動きは見られないし、安心していいよ」

狛枝「実は、僕もちょっとだけど人狼について知ってるから七海さんのサポートをするよ。まあ超高校級の君達なら僕みたいなゴミクズのわかりにくい解説なんて願い下げだろうし自分で全部理解できちゃうだろうけど、もしかしたら君達にも得るものがあるかもしれないからね.」

七海「じゃあ、最初に進行について話していくね。折角皆に一つづつ個室が当てられているから、それを生かした進行にしようと思って、モノミちゃんと相談していたの」

狛村「ふーん、どんな形の進行にするんだい?」

七海「インターネットでやってる人狼短期のやり方だと、ちょっと色々わかりにくい所があると思ったから、どちらかというと時間に余裕を持った長期の形に合わせたゲームにしようと思って」

モノミ「図をもってきまちた!参考にしてくだちゃい」

日向「ありがとうモノミ。何々……」

今回の進行
プロローグ←イマココ。オリエンテーションを兼ねていまちゅ。オリエンテーションが終わり次第、質問を受け付けた後で、皆さんに役職カードを配りまちゅ。カードを配り終えたら、一旦コテージに戻る時間を取りまちゅ。このカードは、コテージに大事に保管してくだちゃい。お昼のフェイズ以外で自分の正体をばらしたり、もらったカードの交換譲渡及び他人に見せる事を厳禁しまちゅ。で、1時間の休憩の後、このホテルに集合してくだちゃい。

1日目 ここで自らの役職が明らかになり、本格的なゲームスタートになりまちゅ。吊り投票はまだ出来まちぇんのでご了承くだちゃい。みんなで議論できる時間は30分前後とちまちゅ。初日に能力を行使できるのは占い師さんと狼さんのみ。狼さんは必ずゲームマスターであるあちしを襲わなくてはなりまちぇん。なお日が終わるごとにコテージに戻ってもらい、相談や推理タイムを兼ねた休憩時間を10分ほど取りまちゅ。役職をもっている時は、この時に能力を行使してくだちゃい。

2日目~ ついに最初の犠牲者が出てしまいまちた。村人さん達は狼っぽい人を見つけて処刑し、村を守ってくだちゃい。狼さん達は人に化けて村人達を自分達と同じ数かそれ以下になるまで食べられれば勝利でちゅ。但し、村人さんも狼さんも自分の勝利条件を満たした時に妖狐さんがいると敗北になり、妖狐さんが勝利となりまちゅ。

狛枝「まとめるとこんな流れだね。会話フェイズ→能力処理(この間皆はコテージで考察したり休んだり出来る)→会話フェイズ……で、どれかの陣営が勝利条件を満たすまで続くよ」

七海「ありがとうモノミちゃん。でね、編成の話をするよ。先ず、これから始める村には村人が8名、人狼が3名、占い師が1名、霊能者が1名、狂人が1名、狩人が1名、すごい共有者が1名、妖狐が1名が居る事になってるの。所謂17人編成って奴だね」

モノミ「初日の犠牲者のあたちは、村人である事は確定していまちゅ。これは推理の前提になりまちゅから、よく覚えておいてくだちゃい」

小泉「待って、私が調べた時は初日犠牲者は村人だけじゃなくて村側役職と狂人を引っ張るって書いてあるんだけど、どういうこと?」

モノミ「それも考えたんでちゅけど、その……」

七海「私がやめようって言ったの。だって本当の能力者が最初からいない状態で、最後までもつれこんで、占い師が偽物で狼さんでしたとか、すごく徒労感に溢れるゲームになっちゃうから」

日向「まあ、確かに。今までの推理なんだったのって気分にはなるよな……」

モノミ「今回は結構長く時間を取るつもりでちゅから、役欠けには向かないかなと判断ちまちた」

狛枝「……待ってくれ、それじゃあ人外役を引いた人は勝つのが難しくなるよ。役欠けがあるからこそ、可能性に幅が出て人外は勝ちやすくなるものだからね」

モノミ「その辺を考慮ちて、共有じゃなくてすごい共有者を採用ちまちた。共有さんだと狼容疑者が少なすぎて速攻で詰んじゃうケースも多々ありまちゅんで」

狛枝「ああ……!偶数妖狐村とか狼はともかく狐の勝ち筋が絶望的じゃないか……!ハードルが高ければ高いほど、絶対的な価値を持つ超高校級のみんなの素晴らしさが更に強調されるというのに!」

日向「はいはい希望厨希望厨」

西園寺「ねー。よくわかんないけど狐ってなんなのー?これって人と狼の戦いなんだよね?どうして狐が出てくるのー?」

七海「そうだね、狐については、初めて話したし。次は役職について話していくね」

日向「役職?」

赤音「それってなんだ?うめーのか?」

左右田「ちげーよ、バカ!お役目の方だって」

赤音「食ってついてんだから普通はくいもんの方だと思うだろうが」

弐大「で、その役っていったいなんじゃあ?獣役をただぶっ吊るすだけのゲームだとおもっとったが……」

左右田「さっき話した編成にいる占い師霊能者狩人凄い共有者って奴だな」

罪木「す、すごい共有者って……。なんていうか凄い胡乱な響きですねぇ……」

七海「先ず、村側の役職について話していくね」

モノミ「占い師。休憩フェイズ中に占い能力を行使して、対象一名が村人か人狼か見極めることが出来る役職でちゅ」

七海「村人 占い師 霊能者 狩人 共有者 狂人 妖狐を占った場合、村人だとわかるんだ」

狛村「狼を占った場合、狼だと表示されるよ」

日向「……?狂人や妖狐って人外なんだろ?そいつを占っても占い師視点人外だってわからないのか」

モノミ「そうでちゅね。能力単体で判別することは出来ない様になってまちゅ」

七海「でも、占い師が妖狐を占うと、妖狐は翌朝死体になるんだよ。これを呪殺って言うの」

日向「要するに、次の日程になった時に発生する死体の数で判断できる可能性があるって事だよな?」

七海「そうだよ、日向君は理解が早いね」

モノミ「ちなみに初日で呪殺した場合、あたちと狐さんが墓場に放り込まれる事になりまちゅ」

ソニア「……」じっ

左右田「なんでこっち見るんですかソニアさん!?まるでお前が行って来いと言わんばかりに!?」

狛枝「次は霊能者だ。この役職は、休憩フェイズ―一般には夜っていうんだけどね?会話フェイズで吊った人間が村人であるか人狼であるか、知る事が出来るんだよ」

モノミ「占い師と比べて地味でちゅが、残っている狼の数を知る事が出来る重要な役職でちゅ」

狛枝「まあ、経験者からすると……。霊能者の事をモノミっていうのやめろよ!と言われている位にゴミのように扱われる役職ではあるんだけどね。これについてはおいおい話していこうか」

モノミ「あたちゴミ扱いなんだ!?」

七海「次は狩人についてだね。狩人は、対象とした人間を人狼の襲撃から守ることが出来るんだ」

狛枝「ただし、自分自身を護衛することは出来ないよ。それがありになってしまったら、狼は勝てなくなるからね」

七海「占い師と同じくらい、村の重要な戦力になってくれるよ。狩人が強い村は、大体村が勝つって感じだし」

モノミ「最後に、すごい共有者でちゅ。凄すぎて相方がいまちぇん。以上でちゅ」

左右田「( ゚д゚)ハァ?」

田中「まるでゲシュタルト崩壊が発生したかのような、圧倒的歯車のカオスぶりだな……。もっとだ!俺はもっとカオティックな儀式が好みだぞ。その身が惜しくば、俺にラストジャッジメントをさせてくれるな……!」

罪木「モノミさんも田中さんも、訳がわかりませぇぇぇええん!何か特殊な能力とか、ないんですかぁ?」

狛枝「そうだね。これはちょっとわかりにくいから、説明する必要があるかな」

日向「いままですごく真面目に解説をしてたが、モノミがいきなり投げっぱなしにしてきたな」

狛枝「共有者って役職があってね。お互いが人間である事がわかるっていう能力を持っているんだ」

日向「それがいい事なのか?」

七海「うん。二人セットで自分の潔白を証明できるから、人外さん達が非常に騙りにくいという強みがあるんだ」

狛枝「死人に口なしって言葉は、この人狼ってゲームにも通用するんだ。死者を相方として偽カミングアウトしてくる狡猾な奴もいるから、共有者のカミングアウトについては色々な取り決めをするのが普通だけどね」

七海「人である証明が他の役職と比べて簡単だから、村側の進行役を担うのが普通だよ」

日向「共有者についてはなんとなくわかった。で、すごい共有ってのは……?」

狛枝「相方のいない共有者だね」

日向「それってなんか名前とは裏腹に全く凄くない様に聞こえるんだけど俺の気のせいか?」

九頭竜「おいおい、何も共有してないじゃねーかよ」

罪木「……ぼ、ぼっちでごめんなさぁ~い!」

西園寺「は?ゲロブタの事じゃねーし」

七海「要するに、凄い共有者って名が異なるだけの村人なんだ。だけど、このゲームは役ごとの人数がそのまま情報になるの。 凄い共有者と名乗り出て、偽者が出てこないか観察するのがお仕事かな?確定したらまとめ役になる事が多いね」

狛枝「そういう事だね。モノミ、あまり適当な説明はしてはいけないよ。初心者さんも多いんだからね」

七海「次は人狼サイドの役について説明するね。先ず、人狼役から行くよ」

狛枝「人狼。夜のうちに村人を一人だけ食い殺すことのできる、このゲームの裏の主役さ。如何に村人に自分が村人だと思ってもらうか、それが重要な役だね」

七海「占い師を騙ったり、霊能者を騙ったり、狩人であると嘘をつくことで処刑を回避したり。ありたとあらゆる手を使って村人を騙し抜くんだよ」

日向「ふーん、難しそうな役だな……」

狛枝「これがなかなかどうして楽しい役なのさ。自分の一挙一動で村を動かせる快感というかな?この快楽にはまって抜け出せない狼大好きなプレイヤーもいるくらいだしね!」

モノミ「そうそう今回は、人狼をやる人にスペシャルな特典をご用意ちまちた。なんと!狼役の人は昼の間でもテレパシーを使って脳内で会話が出来る様に、極小のテレパスマシンがついてきまちゅ!これで狼さん達で作戦会議が出来るわけでちゅね!」

七海「ネットでやる長期人狼の形に近いモノにしたよ。本来の形であればお昼の間にも囁けるって能力はないんだけれどね。でも、相談できない狼さんは圧倒的不利だろうと思って特別に認める事にしたよ」

モノミ「襲撃でちゅが、今回の規則では放棄することもできまちゅよ!最終日の形を、狼の手で選ぶ事ができまちゅ!」

モノミ「で、お次は狂人でちゅ。占いや霊能者の判定では人間とでまちゅが、心は既にご主人様である人狼のモノでちゅ。自分の生死に関係なく、人狼サイドの勝利がそのまま狂人の勝利条件となりまちゅ」

狛枝「但し、狂人は自分が狂人である事以外に情報がない役でもあるんだ。当然、人狼が誰であるかもわからない。その中で如何にして狼をサポートするか、それがものすごく難しい役職だね。どれだけトリックスターらしく村をかき回せるかが重要なんだ。まあ、大体占い師か霊能者を騙って偽の判定を出すのが確実に狼の為になる動き方だけれど」

七海「簡単に言うと狂人=本編の狛枝君って認識でいいと思うよ。」

狛枝「ははっ。手厳しいなあ七海さんは。僕はただ、皆から生まれ出る絶対的な希望が燦然と輝くその瞬間を、この目に焼き付けたいだけなのに……」

七海「とりあえず狛枝君にハリセンをお願いね。最後は妖狐について説明するよ。この役職は、何れかの陣営が勝利条件を満たした時、生き残っていれば勝利となるよ。処刑は勿論、占いにかかっても死んでしまう役なんだ。但し、狼の襲撃では死なないよ」

狛枝「第3陣営と呼ばれたりするね。人と狼の争いの中で生き延びて両方の陣営を出し抜く動き方が求められるよ」

罪木「え……?生き残るだけで勝てるんですか……?」

狛枝「その通りだよ罪木さん!でもね、このゲームで一番難しいのはただ生き伸びる事だったりするんだ。実際にプレイすればよくわかると思うけどね!」

七海「占われても、吊られても、噛まれてもダメな役だよ。ま、これについては進行中においおい説明していくね」

狛枝「ここまでで何か質問はあるかな?本番が始まってからでないと遅いって事もあるから、わからないところがあったら今のうちに聞いておくことをお勧めするよ」

赤音「…………」

九頭竜「おい、終里の奴が顔真っ赤にしてぶつぶつつぶやいてんぞ」

西園寺「知的なゲームだからねー。バカには理解できなかったんじゃないの、クスクス」

弐大「知恵熱でも起こしたんじゃろ。どれ、わしが後でルールについて説明しておこうか」

ペコ「質問がある。処刑は投票で行う事になっているが、票は同数だった場合どの様な処理がされるのだ?」

七海「ランダムで同票の中から吊り候補が選ばれる形になるよ。ちゃんと狙い通りに吊りたかったら、時間までに村の中で意思統一が必要になってくるかな」

ソニア「私からも一つ。誰が誰に投票するかは、私達にはわかるのでしょうか?」

モノミ「迷ったんでちゅけど、記名投票って形にちまちた。誰が誰に投票しているかで、狼を探せるかもしれまちぇんし」

日向「俺からは質問はないよ」

七海「一応コテージのポストにルールブックや参考になる村の記録簿を置いておいたから、それを見て参考にしてね」

モノクマ「質問は以上かな?それじゃあ、カードを配るのでオマエラは一列にお並びください」

七海・モノミ「!?」

モノクマ「なんだよ、僕を省こうったってそうは問屋が卸さないんだからね!?こんな南国の島まで来てパーティーゲームに呼ばれないって疎外感を味わえるなんて思わなかったよ、この孤独感は癖になりそうだ」

狛枝「モノクマか。僕は久しぶりに楽しみたいんだ、こんな楽しいゲームの前にしてコロシアイを煽るなんて野暮な真似はやめてくれるかな?」

罪木「す、凄いですぅ。狛枝さんがまともなこと言ってますよぅ……」

九頭竜「本編ではコロシアイを煽るガチのリアル狂人だったが、余程人狼をやりたいようだな」

日向「そうだ、俺達はコロシアイなんて絶対にしない!」

モノクマ「僕はオマエラの邪魔をする気はさらさらないよ?しかし、七海さんもまあ人狼なんて物騒なゲームを選んだよね!」

左右田「どういう事だよ?」

モノクマ「これはね、お互いを疑いあうゲームなんだよ。別名、友情崩壊ゲームって言われてるくらいなんだ!このゲームがコロシアイの動機になる可能性があるからね。だからユー、やっちゃいなよ!遠慮なく人狼しちゃいなよ!」

七海「それは違うよ!」

モノクマ「ん?」

七海「この世にはもっとひどい友情崩壊ゲームがあるんだよ!」ドヤァ

日向「おい、そこではりあってどうするんだよ?」

罪木「超高校級のゲーマーですから、どうしても突っ込みを入れたかったんでしょうねぇ……」

七海「桃太郎電○の陰○師カードだよ。あまりにも強すぎてこれを使ったらリアルファイトが確定する位だからね!あのマザーテレサも100M先から助走してきて金属製の杖で殴りつけるレベル」

モノクマ「うっ、確かに……!ゲームでコロシアイを煽りたいなら人狼なんかより○陽師カードありルールで○鉄をやらせた方がいいかもしれない……!」

九頭竜「そういえば、昔俺の妹に陰陽○カード使って妹のカードリニア以外全部捨てさせて、CPUについてたキングボンビーを無理やり引き受けさせて、とどめにワープ駅に入ろうとしたら、いきなり肘鉄で寝かされて思い切り頭を蹴られた挙句、俺が悪いって事になって土下座させられたんだが……」

ペコ「ぼっちゃん、それは自業自得というのでは……」

モノクマ「まあでも、普通のまったりとした人狼なんてつまらないからさ!そんな訳で、処刑された人には軽い罰ゲームを与えようと思ってね」

日向「どんな罰ゲームをやろうと思ってるんだ」

モノクマ「それは処刑されてからのお楽しみって事で!うぷぷ」

モノミ「あちしが邪魔はさせまちぇんよ!」

モノクマ「うぷぷ、そうくると思ってたよ。力の差がわからない愚かな妹にはコイツをくれてやるよ!」

モノクマ「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ、オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラーッ!オラアアアアアアアアァァァァァ、オラオラオラオラオラオラオ、オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラーッ!!」

モノミ「ぺぷしゃ!」

モノクマ「(散々説明台詞で進行を遅らせた)ツケの、領収書だぜ」

澪田「も、モノミちゃ~ん!そのやられ声は経絡秘孔を突かれた時のアレっすよ!」

モノクマ「という訳で、別館に学級裁判のセット用意しといたからさ。そこで疑い合い吊りあいコロシアイのゲームを始めようかな!ささ、オマエラさっさとカードを引きなさいよ。あ、お星さまになったモノミの代わりに僕がGMやるからさ、そこんとこよろしく」

七海「モノクマ、少しでもみんなを危険な目に合わせたら、すぐにこのゲームをやめるからね」

モノクマ「心配しないでよ。今回は僕もそこまでしないから。というか、する必要がないよね!勝手に疑い合って仲が悪くなるなら僕にとって喜ばしい事はないから!」

九頭竜「バーカ、たががゲームでそこまで険悪になんねーよクソボケが」

辺古山(……妹に蹴り倒された件についてはスルーなのですね、坊ちゃん)

澪田「そうっすよ!うちらの友情を舐めないでほしいっす!冬彦ちゃんは唯吹がピンポンダッシュかましてもキレたりしないっすから!」

九頭竜「なっ!?あれはお前の仕業か!こんのアマァ……どさくさに紛れて許してもらおうとしてんじゃねぇぞコラァ!」

澪田「あーん、冬彦ちゃんあれは若気が迸ったからなんすよ。許してメカドック!」

九頭竜「若気のいたりだろが!後、それで済むならヤクザなんていらねーんだよ!それと、メカドックってなんだよ!?」

モノクマ「まあ、普通はそう思うでしょ~!?でもね、疑われるストレスってたとえゲームであってもものすごいモノなんだよ!人狼プレイヤーの中には胃を悪くする人とか体調が悪くなったりする人が後を絶たないからね」

日向「もういい、始めようぜ。俺はお前の思い通りになんてならないからな、モノクマ」

モノクマ「じゃあ、カードを配り終えたことだしね。お前らは一旦コテージにお戻りください。初日開始のアナウンスが聞こえたら、別館の大広間まで来るように!」


~日向コテージ内にて~
日向「……これ七海が用意してくれたガイドブックか。細かい用語集なんかも乗ってて、敷居が高そうに感じてしまうな。やはりかなり難しいゲームかもしれない……」

日向「でも、このカードに示された俺の役職は……。果たして俺なんかに務まるのだろうか?でも、もうやるしかないよな。その為にもガイドブックも付属の議事録集もちゃんと読んでおかないと」

~罪木コテージ内にて~
罪木「はわわぁ……。大体のルールは理解しましたけど、実際どうなるかはわからないですねぇ……」

罪木「でも、日向さんも居るんだし。あんまりずっこけてばっかりでもいられないですぅ……。頑張らないとぉ……」

~狛枝コテージ内にて~
狛枝「ふむ、どうやら僕に相応しいゴミクズな役を引いたみたいだね。まあ、みんなの試練になる為にも簡単には死ねないから、適度に頑張ろうかな?」

~七海コテージ内にて~
七海「う~ん……。私がこの役ってのはちょっとなあ。パワーバランスが崩れないといいけど……」

七海「人狼側にゲームを理解している人がいないと、あっという間に村側勝利に終わってしまうんだよね。そういう意味では、私があの役をやればよかったのかなあ」



http://wolfbbs.jp/%CD%D1%B8%EC%BD%B8.html

……おひさしぶりでございます。最後にお会いしたのはいつの事でしょうか?いや、それは今はどうでもよい事ですね。
 このSSでは、ダンガンロンパのモチーフにもなった人狼ゲームをダンガンロンパ2の登場人物がプレイし、進行していくことになります。皆様、改めてよろしくお願いいたします。
 この村は、実在した長期村の議事録にダンガンロンパテイストをサイコトロピカルに付け足して面白カッコよくなるようにと、綺麗な言葉でいうと改定、汚い言葉でいう所の改竄を本当に沢山行っております……。かの自演神である某ゴッド★ハンド教授も裸足でビーチへと駆け出す始末の捏造ぶりでございますが、どうかご了承くださいませ。裏話を致しますと、日向達は休憩時間中にガイドブックを読んで、ある程度は人狼について理解しているという設定を入れたのはこの為でございます。
 それでは、この村のレギュレーションを改めてまとめてご紹介したいと思います。

役職配分:自由設定
(村人: 8人 人狼: 3人 占い師: 1人 霊能者: 1人 狂人: 1人 狩人: 1人 聖痕者: 1人 妖狐: 1人 )

襲撃放棄:あり

投票方法:記名投票 自殺票:なし

護衛の手ごたえ:あり 

ダミー込み17人の狐入り村でございます。
狐噛み、襲撃放棄、護衛成功がない場合の進行は
17>16>14>12>10>8>6>4>EPとなっております。人外数は5名。勝利条件を満たす為に絶対に排除しなくてはならない人外は4名。吊り手は7手。
偶数進行なので一度の死体無しで吊り手が1手増える仕様となっております。

 個人的な意見で恐縮でございますが……。共有が居ない事を差し引いても村が有利である編成だと言えるでしょう。
 長期の妖狐入りでは、狐が狼の勝率を食う形で全体の勝率が推移しています。
 役欠けが発生する「わかめて」や「るる」の様なサーバーで行う人狼での妖狐役はバランス調整役としての機能を一定程度果たしていますが、長期で行う妖狐村での狐は……。その、正直ボーナスキャラの様なモノでございます……。
 短期では時間の都合上、村全体で相談し考察する機会が十分に与えられないですし、2日目スタートですから能力者占いなども多いのですが、長期は1日目スタートなので初日の占いを無駄にしにくく、占い師生存進行での詰みが非常に起こりやすくなっているのです。
 わからない事がおありであれば、レスしてくださいませ。用語集については、下にリンクを張っておきますのでそちらをご覧ください。それでは、1日目からスタートでございます。

http://wolfbbs.jp/%CD%D1%B8%EC%BD%B8.html

面白そう期待
すごい共有=聖痕者で
村人サイドであることをCOで証明できる役職ってことでおk?

>>15
その通りでございます。聖痕者についてもう少し正確に説明いたしますと、聖痕者の場合は複数登場した場合
「赤の聖痕者」「青の聖痕者」の様に痕に名前が振られます。

凄い共有の場合は、そのままシステムメッセージが面白い事になるだけです。
そのメッセージの特異性から、ネタ村で良く使われます。

1日目までは今日中に投下しようと思っています。
3日目~5日目まではちょっと時間がかかってまして……

皆さんの推理を見てエンディングを変えようと考えた結果がこれでございます。

~1日目~
モノクマ「オマエラ集まったよね?来てない奴は早めに来ること!じゃあ、これより一日目を開始します。では、好きに話し合ってください」

モノクマ「あ、後、オマエラの会話は逐一録音されてるから、手帳からデータの項目にアクセスさえすれば好きな時にいつでも確認できるよ?やったねモノミ!推理がはかどるよ!あ、もういないんだったね。ごめんね居ない人に話しかけたりして……」

小泉「みんな、これから改めてよろしくね。初日の議題を用意しておいたから、みんなに答えてほしいかな。今日決めるべき事柄は1・能力者COについてどの様なやり方が望ましいか 2・まとめ役は誰がやるか 3・占い方法について 4・今日の占い先 の4つよ」

日向「小泉、議題提供感謝だ。先ず1についてだが、これは初日に占い師と霊能を先に出して陣形を確定させた後で、凄い共有者に名乗り出てもらうというのがいいと思っている。所謂フルオープンって奴だな。2は村側能力者が出てきたらその人にやってもらうつもりだ。今回は妖狐入りだし初日から潜伏案は非現実的だと思うから先に俺だけでもCOさせてもらう。【俺は占い師でも霊能者でもない】」

小泉「わかったわ。占い方法については日向はどう考えてる?」

日向「狐入りだし、呪殺で占い師の真確定が狙えるから自由個別占いを希望するよ。占い師候補達が同じ対象を占う統一には、メリットを感じなかった」

終里「能力者COなんだけど、これ別にいっぺんに出してしまっても問題ないと思うぜ。後は日向と同じ考えだ。あ、料理まだ残ってるじゃねーか!じゃあいただくぜ」

西園寺「ん、あたしもやっぱFOでいいとおもうよー!で、まとめはやっぱりすご共か霊能にやってもらうのが一番いいよねー!」

田中「ふむ……では俺も宣言させてもらおう。【俺は占い師でも霊能者でも凄い共有者でもないぞ!フハハハ!】占い方法については、初日は占い先名言の個別占い一択だ。こうしないと呪殺が村側目線で確定しないからな。2日目以降は占い師候補達に複数人占い候補を振り分けて、その中から占ってもらうゾーン占い方法を希望しよう!」

狛枝「やあ、清々しい希望に満ち溢れた朝だね!既にCOが回っている様だから、僕も回答しよう。【僕は占い師でも霊能者でも凄い共有者でもないよ】」

左右田「俺もFO希望だしCO回すぜ。【俺は占いでも霊能でもすご共有でもない】」

花村「やあ!というわけで華麗に議題回答とCOをするよ。やはりフルオープンの個別占いがいいと思う。で、【僕は占い師でも霊能者でも凄い共有者でもない】」

花村「で、日寄子ちゃんはCOないのかな?あんまり遅いと人外に見えちゃうけどなァ~?」

西園寺「言いそびれただけだもん!【あたしは占い師でも霊能者でもすご共有でもないよぅ!】」

ペコ「ふむ……。では、【私が占い師だ】 COについては、皆と同じくフルオープンを希望しよう。妖狐を占いで排除する機会は最低で2回しかないからな、潜伏能力者など占ってしまっては能力の無駄遣いな上に詰みが遠のく。能力者候補に占い回避を認めるとしても、それをさせる位なら最初から表に出てくれた方が人外を絞りやすいだろう?」

日向「今のところ能力者COは辺古山だけだな」

ペコ「占い方法については初日は明言個別占い、2日目からはゾーン占いを希望しよう。まあ、初日に呪殺が出れば手数的にも狼絶望村のイージーゲームになるんだがな。勿論狐を倒すつもりで努力するが、あまり楽観的には見れん。灰の皆はなるべくお互いを探り合って欲しい所だ。そこから人外の正体につながるヒントが得られるかもしれないからな」

九頭竜「ペコ、お前が占い師候補か!俺は【占い師でも霊能者でもねぇ】。でよォ、凄い共有者COって今回す意味あんのかァ?」

澪田「おはよーよーま!【唯吹は占い師でも霊能者でもねーっすよ!】んで、冬彦ちゃん。逆に聞きたいんすけど、すご共有COを回さない戦術的メリットでもあるんすか?」

九頭竜「凄い共有の考えはわからねーしそもそも確定するかどうかはしらねーけどよォ、もしかしたら能力者を騙って人外を攪乱したいかもしれねーだろ?そう考えている時に村人達が非COしちまうと役職内訳が狼側に先に透けちまうんだよ、トラップにならねェんだ」

罪木「お、おはようございますぅ。【私は占い師でも霊能者でも凄い共有さんでもありませぇん】
凄い共有さんの能力者騙りなんですけど、占いに出る場合は早期解除してくれないと村から内訳が見えにくいし、普通の共有さんと違って身の証を立てられる人がいませんので、あまり意味がないかなって思ってますぅ……。占い方法は初日は明言個別、2日目からの占いはケースによって最適解が変わると思うのでまだ考えさせてくださぁい」

ソニア「ごきげんよう。私ソニアネヴァーマインドがCOをお知らせします。【私は占い師でも霊能者でも凄い共有者でもありません】アンケなんですが、ほぼ皆さんと同じ意見です。占い方法はゾーンで良いかと思います」

九頭竜「……もう大分COまわっちまってるなァ。これじゃもう伏せる意味がねェ。【俺はすご共有じゃねェよ】」

澪田「【唯吹も凄い共有者じゃないっすよ!】冬彦ちゃんの言ってること理解したっす!」

日向「俺も凄い共有ではないCOをしておく。もう色々と無理だろうしな」

左右田「九頭竜、別にCO止めるなら止めるでいいじゃねーか。有利だと思うなら反対すべきじゃね?なんか怪しいぜ……」

九頭竜「もう半数近く回ってるだろ、灰の半数が非共有透けてるんだ。これじゃあ伏せたって効果は薄くねーか?」

終里「辺古山がCOか。【あたしが本物の占い師だ】」

弐大「……」

日向「……」

花村「……ルールは大丈夫、だよね?」

弐大「電子手帳は確認したか?本当にそれでいいんじゃな?」

終里「弐大のおっさんまで!ああ、間違いなく俺が本物なんだよ!文句あっか!?」

日向「すまないが、真占い師なら物凄く不安だ」

終里「おう、後よ。ゾーン占いってなんだよ?よくわかんねーから教えろ」

七海「占い師候補の重複がない様に、複数の占い候補先を提示してその中から占ってもらう方法だよ。占い師襲撃が起きた時に占い先が絞れないという欠点はあるけれど、占い先襲撃による呪殺隠しには一定の効果を発揮する方法だね」

十神「遅れてすまんな。改めてよろしく頼む。議事録を確認しているから少し待て」

罪木「あ、あのぉ……。早速なんですけどぉ、辺古山さんに質問があります。自分の意思を100パーセント反映出来る完全自由占いではなく、ゾーン占いを希望したのは何故でしょうか?占い先襲撃による呪殺偽装が心配ならある程度思考を隠して動けば対策できる様に思いますしぃ。多分辺古山さんのゾーン占いって村と占い師の合議制の事だと思うんですけど、辺古山さんがゾーン占いにどの様なメリットを感じているのか、説明が欲しいですぅ」

澪田「あっ、質問っす!呪殺偽装って……いったいなんすか?」

日向「人狼が自身の占い先を襲撃したり真占い師の占い先を襲撃する事で呪殺を誤魔化す事だ。初日での呪殺は明言させる事でモノクマが確実に死ぬから2つの死体=呪殺発生という動かしがたい状況が出来るが、2日目からそうはいかないんだよ」

澪田「成程、とにかくどっちかの占い先食って誤魔化す行為なんすね!まるで粗相した後、砂をぶっかけてトイレの掃除をしてる猫ちゃんっすね!」

日向「その例えは卑近すぎるが……。ま、そういう事だ。この編成とルールだとさっさと初日に狐を呪殺して占い師確定路線を取る方が戦いやすい。それを誤魔化されない為にも、占い方法については議論が必要だと小泉は判断したんだろ」

澪田「長いっす。ひとことでおなしゃす」

狛枝「ゴマされたくないし村で対策しようよ、って事だね」

澪田「よくわかんないけど、とりあえずわがった!」

日向(コイツも大丈夫か……?)

ペコ「……確かに、普通の占い師なら完全自由を好むかもしれないが。ただ、私も人外を見分ける力には正直自信がないのだ……。となれば、自身の考察だけでなく村人達の力を借りて占い先を決めるのが良いと考えている。占いは指定でもいいかもしれんな……。それと、意外と思われるかもしれないが、思考をすべて伏せて動くのは苦手なんだ。ハッタリにも良くひっかかるし、勘違いしてミスをしてしまったりするし、正直人外からも私の思考は汲み取りやすいと思う。それならば、ある程度範囲を村に指定してもらった方が呪殺対策になりえるだろう」

罪木「回答感謝ですぅ。えっと、終里さんにも質問がありますぅ。終里さんは議題回答で初日FOで構わないとしてましたけど、第一声で占い師COせずに辺古山さんが出てきてから遅れてCOする形になったのは何故ですかぁ?」

終里「短期の黒引きスタートじゃああるまいし、占い師COについて意見が回ってからでも別に遅くねーだろ?ホントは待ちたかったんだけどよ、パチモンにCOされたら出るしかねぇと思ってな」

罪木「ありがとうございますぅ。あの~……。私の意見としては、その……。1日目スタートの妖狐ありの編成ですから、占い師は1日目で出てくるのが普通ですぅ。だから辺古山さんの様に第一声COでもなんら問題ないと思うんですねぇ。凄い共有者のCOをどの順番で入れてくるか?って違いはあるので、CO順に幅を持たせたいという意図があって言っているのならある程度納得が行くんですけどぉ……」

日向「それで、罪木の結論は?」

罪木「今の発言もそうなんですけどぉ、直近の発言でも終里さんは凄い共有のCO順には拘っていなかったので、終里さん真ならCOを躊躇う理由が良くわからないというのが私の考えですぅ」

澪田「キャー!いつになく蜜柑ちゃん面白カッコかわいいっす!抱きついてフガフガしていいっすか?」

罪木「え、えへへ……」

終里「そこだけで偽だと思われるとかたまったもんじゃねーな!意見見たいってのはスルーかよ!?おいふざけんなよ罪木!」

罪木「ご、ごめんなさいぃいいい!おわびに豚の鳴きまねしますからぁ、許してくださいぃ……」

十神「……COだが、ぼっち共有者は今日中に名乗り出ろ。霊能は迷うところだが、CO回っている所をみると回した方がいいだろうな。ゾーン占いを採用するなら絶対に出てこい。占い方法は明言自由が良いと思って居る。ゾーンや指定でも反対しないがな。で、【俺が占い師だ】。俺の前に偽物が2人出ている様だが、所詮は偽だ。俺がお前ら凡夫共を勝利へと導いてやろう」

左右田「おう、これで占い師は3人か?十神よ、それはゾーン占い以外なら霊能潜伏でいいって事か?」

十神「まあ、これだけCOが回っていたら潜伏など愚の骨頂だがな。非霊が多すぎる。全く、役職のあぶり出しでもしたいのかこの村は。で、無駄占いは勿論したくないが、まあ霊能が優秀で占われず噛まれず吊られずの位置につけるのならば潜伏策は有効だろう?」

左右田「は?霊能候補のCOによる占い回避を認める気はないのか?まあ気合で避けられるならそれに越したことはねーけどよ」

日向「十神、FO希望なのに非霊を嫌がる理屈が俺にはよくわからないんだが。お前目線FOしてもらった方が呪殺の可能性は上がるし、回避枠があって喜ぶのは狼ぐらいのモノだと思うぞ……」

弐大「おう!遅れてすまんかったの。【わしは占い霊能共有ではない】。コテージで腹が痛くなっての、クソをしておったわい!」

日向(安定のクソネタだな……流石弐大だ、ぶれない男だよな)

小泉「ちょっと男子!そういう直接的な表現は控えてくれない?」

弐大「今回は中々きつかったわい。まさか純度95パーセントの水モノが出るとはの。自分の腹の具合もわからんようじゃあ、マネージャー失格じゃのう……」

西園寺「誰もあんたのアレの様子なんて聞いてないし知りたくもないし想像すらしたくないんだよ!あーもー、なんでこんなバカばっかなの!?小学生かよホントに!」

弐大「す、すまんかった……!クソの事になるとつい……」

小泉「……ッ」

狛枝「弐大クン、トイレに駆け込むのは全く構わないけれど、その言葉を連呼するのはやめた方がいいかもね。小泉さんがストレスで顔をひきつらせたまま絶句する姿を何度も見るのは僕としてもつらいものがあるよ」

花村「確かに、僕は女性陣との聖水プレイには興味あるけれど、さすがに男物のアレはね。そこまで極めたら大事なものを失ってしまいそうで、まだためらいがあるよ……」

小泉「……ッ!!!」

唯吹「うごぐぎぎぎ!あまりの気持ち悪さに鳥肌がやべーっすよ!ちょっと、誰かこの頭がパーンしちゃったテルテルちゃんに猿轡でもかませて黙らせてもらえないっすかね!?」

花村「女の子が本気で嫌がってる顔って、なんだかそそるよね。加虐心を刺激されるっていうかさぁ。グヘへへ」

左右田「お前ら、いきなり会話のレベル下がり過ぎだろ!罰ゲームでナニされるかわかったもんじゃねえんだし、人外探ししろよ!」

日向「……本題に戻ろう」

小泉「日向の言うとおりよ。【私が凄い共有者】。カードだけじゃなくて生徒手帳にも【凄すぎて相方がいません】なんて書かれるとは……!私自体がひとりぼっちみたいじゃないのよ!」

西園寺「小泉おねぇにはちゃんと私がいるからだいじょーぶだよー」

七海「【私が霊能者だよ】。とりあえず、まとめ役は小泉さんにお任せして、私はみんなのサポートに回るね。言っておくけれど、狼初心者さん達相手でも手は抜かないからね?」

小泉「千秋ちゃんが霊能者かな?バカ弐大のCOで一応全部回った事になるわね。後で出てきたりスライドとか一切信じないからそのつもりでいてよね」

日向「確定能力者は七海と小泉だな?改めて、よろしく頼む」

七海「私の霊能判定方法、楽しみにしててね。どこかの誰かさんみたいにパンツで決めたりとかはしないから」

日向(……耳が痛いな)

終里「あー、まとめはよぉ。早く占い方法と結果発表のやり方どうすっか決めてくれよな。あたしはみんなの意見聞いて村の視界が晴れる様な所占いてぇんだけどよ」

狛枝「まあ、役欠けなしだし高確率でこの形になるとは読んでいたけどね。さて、先ずは西園寺さんに質問があるんだ。君は確かまとめは凄い共有者さんか霊能者にやってもらうって言い切ってたよね?何故そう言えたのか答えてほしいな」

西園寺「は?確定能力者にまとめやってもらうのは当たり前でしょー?何バカ言ってんの?」

狛枝「そうじゃなくてね?この村の人外は全部で4匹と1人。可能性だけで言えば占い師霊能者凄い共有にそれぞれ対抗が出る展開まで想定されるんだよね。なんであの段階で確定能力者が出るとわかってる様なセリフが出てきたのかな?」

西園寺「いや、察しろよ!確定能力者が出たらって言い忘れただけだし!だからそんなにいじめないでよぉ……。えぐっ、うっ、うわああああん!」

唯吹「はい、ハンカチっすよひよこちゃん」

小泉「ちょっと狛枝、あんた日寄子ちゃん泣かせないでよ!会話にならなくなるじゃない!」

狛枝「はいはい。まあ、なんとなくわかったよ。あの発言に関しては人外が霊能や共有に騙りを出すつもりがなかったという視点漏れの疑いがあるね。次に、十神君」

十神「なんだ?質問なら受け付けるぞ」

狛枝「単刀直入に言うと、今の僕には君が偽物に見えてるんだ。多分真は辺古山さんで、それより落ちるのが終里さんだね。ただこの見立てが間違ってたら不味いから質問するよ」

十神「俺が偽物だと……?ふん、ついに狂ったか」

日向「そいつはもともとキチガイだと思うが……」

狛枝「ははっ、手厳しいな日向君は!それじゃあちょっといいところ見せないとね。十神クン、終里さんのCOの近くで君は来たけど終里さんのCOは聞こえていたかな?もう一つ。非霊が多い事に文句を言っているけど、ならば君はどのようなCO方法が良かったのかな?」

十神「聞いていたぞ。だが状況の把握を優先した、それだけの事だ。COについてだが、FOが本筋だったのだが、霊確定も多々ありえる編成内容だったしな。霊に護衛が入って俺が豚小屋の餌になるのが嫌だった。灰は広くなるし霊伏せなら回避方法も考えなければならないが、まあそれでも霊潜伏を議論する価値はあるだろうとは思っていたぞ。人外の回避が気になるか?占い師3人霊能1人が占い3霊能2、あるいは占い3霊能3になるならあまり困ることもないと思うがな」

澪田「あっはは!白夜ちゃん流石の物言いっすね!でも唯吹、白夜ちゃんは豚小屋で餌になるよりは餌を食ってる方がずっとあってるとおもうっす!」

左右田「ひでぇな」

狛枝「成程。占い師の心理としてはいささか不具合があるね。これは偽物だよ、ほぼ間違いなくね……。目の前の対抗に文句を言わずに非霊に意識が向いたり、極端な例を挙げる事で自身の正当性を確保する言動には説得力が微塵もない。自身の能力を無駄打ちしないという意識も欠けているかな?ま、これから君がどう動くのか期待しているよ。偽だったんならもっとがんばってよ?そのままじゃ皆の勝利という希望の踏み台にすらもなれないからね。ハードルは高ければ高いほどいいのに……」

十神「ふん、お前ごときに言われるまでもない」

辺古山「ちょっといいか?狛枝、お前はどの時点から狛枝偽を考えていたんだ?それを補強する為の質問だったのか?」

狛枝「直前の発言を聞いてないか確認していないなら、霊能についての発言もある程度は十神君真の思考として想定出来たから、確認の意味もあるね」

辺古山「私の発言―ゾーン占いから指定についてなんだが、私の姿勢に矛盾を感じていないのか?」

狛枝「ん?辺古山さんの場合は元からみんなの推理も参考にするって発想だったよね。だから、別段そのあたりの思考の流れに矛盾を感じないよ?」

辺古山「……ふむ、変な色眼鏡をかけて私を見ているわけではないようだな……」

花村「ちょっと、終里さんの発言みて思ったんだけど。村の占い最多のところを占いたいって意見はわかったけど、対抗3人もいるんだし最終的にはまとめ役にどの様に振るのか判断してもらった方がいいと思うんだよね。完全自由で偶然かぶるならともかく、占い師候補の意見衝突で村全体が揉めるのは僕嫌だから」

澪田「あーそうそう。自分の意志が後に来てるのは気になるっすね、赤音ちゃんの占い先希望って」

終里「まあ私一人じゃあわかんね―ことも多いしな。占い先は花村案でいいよ。んー、なんか狛枝がくせえな。あたしがいうのもなんだけどよ、狛枝がやった十神に対する信頼落としで辺古山の真を説得してあたし真の信頼を下げてるみたいでなんかなあ」

日向「その主張はおかしいぞ。内訳が【真狂狼】【真狐狼】ならば、狼にもどちらが真かわからない。狛枝狼だって狙って真占い師の信頼を落とせるわけがないよな?」

終里「そ、そうかよ……。辺古山と狛枝の手の込んだ工作なのかと思ってよ……」

狛枝「まあ、偽だと思う所に誘導して何が悪いのかという話だね。そもそも僕をなんだと思って警戒しているのかさっぱりだよ、終里さん?真ならもう少し真面目に推理してくれないかな?」

日向「ちょっと考えてみたんだが、妖狐入りでの確定霊能って護衛がぶれる理由になるのか?だって、呪殺で生存占い師の真が確定した場合、狼は残り吊り縄と人外容疑者がイコールになる前に灰に潜ってる狩人を噛むなんて曲芸をやらなきゃいけない位に追いつめられるんだろ?極論、確霊であっても占い師が確定してしまえば必要ないしな」

七海「日向君、そこまでいうことはないとおもうなぁ……。私が居なくなったら残狼カウントが大変になるよ?まあでも、私よりは真占い師を守ってほしいのは事実なんだけどね」

日向「狛枝はインセインでクレイジーでマジキチな希望厨だってのは確かに事実だけど、アイツは頭だけは恐ろしく回るし、今回の主張もある程度納得できるよ。特に占い師にいきなり喧嘩を売る所は、真占い師のヘイトを買いたくない狐には見えづらいな。十神―狛枝が両方とも狼なら占い師襲撃前に率先して信頼を落とす動きをするのがわからないし。ひとまずここは占わなくていいんじゃないか?」

罪木「えと、その。私も狛枝君は狐だとは考えていません……。物凄く強い狼の可能性は完全に否定できないですけど、占い師の信頼を落とすならもう一人の狼にやらせればすみますし、最後まで生き残れそうな狼候補は序盤は綺麗に動きたがるのでは……?。狐なら日向さんの言うとおり動き過ぎて占い避けには逆効果だと思いますし、今は村人に見えます。他に、村人だと思えるのは九頭竜君でしょうか?凄い共有者COについての意見なんですけど、その思考の過程が面白くて村人っぽく感じましたぁ。そもそも狼って仲間を占い騙りに出せばそんな難しい事は考えなくて済みますし、狼から見て占い師に人属性が3人出てきた時点で狼側は内訳を容易に推測する事が可能ですからぁ」

日向「花村、お前は何故終里にはCOを求めずに、西園寺にはCOを求めたんだ?」

花村「単に把握漏れだよ。嫌だなあ日向君は」

日向「了解した。それで、澪田にも聞きたいことがあるんだ。最初は俺も凄い共有者COを伏せて動いたんだが、お前が気になったのは九頭竜が凄い共有COを渋っているところだったよな?あれはどういう意図があったんだ?」

澪田「いや、創ちゃんが最初のCOだったんすけど、意見が何も出てないあの時点でならすご共有COだけ伏せるのはわからなくはないっすけどね?冬彦ちゃんの能力者COの時点では創ちゃん以外でCOまわした人達ってCO全部言っちゃってたと思うんすよ。そこであえて冬彦ちゃんだけ伏せたんで、どういう動きがしたかったが単純に気になっただけっす」

日向「そうか。それなら澪田の思考の流れが理解できるよ。特に不審な点はなさそうだな」

澪田「まあぶっちゃけ唯吹は戦略を見てるわけじゃないっすからねー」

弐大「おい日向よ、わしは狛枝の十神偽説得が特別村人らしいとは思わんのじゃが。大げさすぎてポーズに見えるんじゃあ」

日向「人アピールのためにそのポーズが必要かどうか怪しいよな?」

弐大「その割には特別十神吊りに向けて動いているわけでもなさそうじゃしのぅ」

日向「早期占い師吊りに動く方が間違ってると思うぞ……。そんなのは占い機能の破壊を行いたい人外に見える。で、十神真ケースで溶けが起きたり、あるいは真確定したりした場合、不利になるのは狛枝なんだよな。少なくとも心象は悪くなる。周りの人間から失点を論われている状況ならまた話は別かもしれないが、自分から動いて失点をあげるメリットというのが、よくわからないんだ」

弐大「まあ、狛枝の動きは見ておくとするかのぅ。どれだけ十神偽説得をしてくれるのか、楽しみじゃわい」

田中「ふん、状況は確認したぞ。七海霊能、小泉共有、占い師候補が辺古山終里十神だな。無難に3-1の形になったか。辺古山には無秩序の象徴であるユグルの可能性が薄く残っているが、無難に【真狂狼】という事でいいだろうな」

澪田「ん?なんでそんな事が言えるんすか?後、ユグルってなんすか?茹でるならパスタで
お願いするっすよ!」

七海「んっとね。先ず、ユグルは狐の事だ……と思うよ。でね、澪田さん。CO募って占い師が4人出てきたら、澪田さんはどう思うかな?」

澪田「そりゃあ、真狂狐狼か真狂狼狼に見えるっすよ。流石に真狼狼狼は捨てゲーだと思うっす!ロラで狼ジエンドっす!いつか見てみたいけど!」

モノクマ「それだと呪殺確定したら100パーセントジエンドでつまらないよ!!」

七海「そう。狐入りの可能性が村側にも露呈してしまうから、狐が占い師に出る時は占い師が2、3人になる様な形で行きたいんだよ。相互占いされたら、呪殺されちゃうしね」

澪田「COの順は確かペコちゃん、赤音ちゃん、白夜ちゃんの順番だったと思うっすよ。……赤音ちゃん、白夜ちゃんのCO追加は偽で狐ならリスキーって事っすか?」

七海「私達、CO遅らせたしね。そういうところから、田中君は占い師に狐が居る可能性を薄く見てるんじゃないかな?」

罪木「えっと……。辺古山さんは最初にCOしてきましたからぁ、調整が出来る位置に居なかったので、狐によるCOも薄くではあるが考えられるって感じですねぇ。私もとりあえず状況が変わるまで、真狂狼だとみていいと思いますよぉ……」

狛枝「とりあえず僕は、罪木さんあたりは村人だと思うね。九頭竜君の意見に対して面白いという感想を理由付きで述べているけど、二人が狼だとして仲間の狼の表ガチ発言を面白いとコメントする必要も余裕もないと思うし、村人を探す姿勢が伝わってきたからね。狼だったら相当狡猾だと思うから、油断はしないけれど」

罪木「占い師についてですけどぉ……。十神さんは能力者CO云々のあたりでひっかかっている所があって偽目で見てますぅ。狐の回避が怖いなら枠を極力与えない戦い方がいいと思ってるのでぇ……。終里さんも前述した理由で偽目に見てますぅ」

左右田「うーん、狐に霊CO回避されるのが嫌だって話だけどよ。狐視点からしたらそもそも自分を占う占い師が偽物である事を祈って占いを受けた方がマシじゃねぇか?」

罪木「あのぉ……囲いを疑われて補完されたら結局溶けちゃうんですけど……」

左右田「霊CO回避か狩CO回避したところで、吊り対象になるだけだと思うんだがなぁ」

狛枝「その辺は狐の性格にもよるね。で、罪木さんは辺古山さん真だと思ってるの?」

罪木「はい……。質疑応答で今のところ一番違和感がないのが辺古山さんですぅ。ゾーン占いについて聞くと見せかけて、姿勢について聞きたかったんですけど、それなりに辺古山さん真として納得のいく答えが帰ってきたのでぇ……」

日向「俺も辺古山真ではないかと思ってる。罪木、もう少し辺古山真についてお前の考えを聞かせてくれないか?

罪木「あっ、後。狛枝君が辺古山さん真を間接的にではありますが補強してくれている場面でわざわざ狛枝君に対して探る様な質問を行う、というのは偽思考として不自然だと思いましたぁ。辺古山さん偽なら自分の利益に沿って動いている狛枝君はノータッチでいい所なのに、返答次第では辺古山さんは狛枝さんに疑いをかけるつもりだったみたいですからぁ……」

澪田「その辺どーなんすか、ペコちゃん?唯吹はあの質問にどういう意図があったのか気になったっすよ」

辺古山「ぬ、そこまで見抜かれていたか。狛枝がどこを見ているか知りたかったのと、人外のすり寄りかもしれんと思ってな、そこそこ警戒していたのだ……」

罪木「辺古山さん偽なら動きが安定しすぎていると思いますぅ……。特に、立ち位置が難しい狂人には見えないですねぇ」

田中「それはどうかな?狂占でも信用を稼げるだけ稼いだ方がいいに決まっている。真狂噛み切りまで手段としてあり得るのだし、安定した姿勢も別段おかしくないというものだ。俺は、罪木占いはありだと考えている」

罪木「そ、そうでしょうかぁ……?判定で狼側にアピールしない事には、狂人占い師さんって信用だけ稼いでも仕方がありませんよぅ。真と間違われて噛まれて、呪殺発生なんて事になったら目も当てられないですぅ……。辺古山さんがそういう欲張りなタイプには見えませんしぃ……、噛み切りって真狂を吊れないって事ですから村側の吊り縄に余裕が出来ちゃいますよぅ……?」

狛枝「ま、判定云々は明日以降の話になってしまうよね」

西園寺「あーもうさっきからゲロブタの人アピキモいんだけど!わたしは推理してますぅ~村側ですぅ~って演技がひどくて見てらんない。九頭竜村っぽくないのにきづけないとかね?まあ狼には見えないから狐だよね、今日はゲロブタ占いでいいかな」

罪木「私はゲロブタじゃないですよぉ!西園寺さんもちゃんと推理してくださぁい!」

西園寺「後さぁ、田中のイチイチ確認する内容がスカスカの発言とか気になる。発言の水増しがしたい狼臭いよねー。九頭竜とかちょっと非凄い共有COあたりがなんとなく人外っぽい、後から遅れての非凄い共有に目立ちたくない感触を受けたかな?狼だとこの辺の動きはなさそうだから狐だよね、占いはゲロブタじゃなくて九頭竜でいいかも!」

九頭竜「はぁ?CO遅らせる意味がなさそうだったから非共有しただけだぞ、お前はちゃんと流れ追えてんのかよ?そもそも狐が凄い共有を騙るメリットがどこにあんだ?」

西園寺「まだ私が話してんだから黙っててよぅ。村だと思ってるのは澪田おねぇと弐大おにぃかな?澪田おねぇは発言で凄い共有の能力者騙りケースに意識が全くいってないから非狼臭い。弐大おにぃは狛枝への警戒が村に見えるよ。ねー、狛枝は信用できないからメタ吊りしてもOKだよねー?ここ吊って人なら負けても許されるって、普段の行いが悪かったからって事でさ!」

狛枝「西園寺さん、敗北の責任を僕みたいなクズにすべておっかぶせて突き放すなんて行為は、流石に希望とは呼べないんじゃないかな?少なくとも君みたいに才能にあふれた選ばれし人が取るべき動きではないよね」

花村「結局西園寺さんはどっちを占いたいんだい?罪木さん?それとも九頭竜君?ふたりの違いはどこから来てるのかな?なんか西園寺さんは怪しいよねぇ……」

西園寺「また時間あんでしょ?そん時決めるわよ!」

狛枝「花村君、西園寺さんは人外なら狼みたいだから処理にかけるなら吊りでいいと思うよ?今日の占いは狐目を狙っていこうよ。引き分け処理がないから狐保護なんて考える必要ないしね」

花村「ま、まあそうだよね」

辺古山「西園寺よ、罪木が溶けなかったら人だと思えるか?後、直観で考えるのは構わないがもう少しその閃きを言葉にしてほしい。澪田の人らしさについてはそれなりに納得が行ったからな」

西園寺「溶けなかったら改めて考えるよ?ゲロブタだし、腹黒だから何を考えてるかわかんないしさー。あ!後ね、ステルスしてるのはソニアかなとか思った!」

澪田「じゃあじゃあ、唯吹も思ったこと言ってくっすよ!ペコちゃんは自分について気になる所があるのかな?って思ったけど言動がこう、3人の中で真っぽいので真≧狂≧狼で見てるっす!赤音ちゃんは狂≧真≧狼かなって感じっす!3人の中だと一段落ちる感じっすね!白夜ちゃんは第一発言がそれっぽくなくて余裕のある真か狼に見えるっすけど、ぶっちゃけまだよくわかんないっすね!あはー!」

七海「澪田さんは灰についてはどう思う?誰を占いたい?勿論、これは他の人にも答えてもらうつもりだけどね」

澪田「そうっすねー。先ず創ちゃんと蜜柑ちゃんっすけど、議論を広げてくれる人達だと思うんすよ。村に必要な人材だし人だと思うんすよね。凪斗ちゃんはメタ的に超不気味っすけどめちゃくちゃ喋ってる分中身もわかりやすい筈だからここも後回しっすね。個人的には蜜柑ちゃんと意見がぶつかり合ってる眼蛇夢ちゃんとイマイチスタンスが見えてこない猫丸ちゃんが気にかかる感じっすかね?眼蛇夢ちゃんは蜜柑ちゃんと仲たがいする前に何かしら処理かけた方がいいと思うっす。輝彦ちゃんは汚い事ばっかり言うんで勝負に関係のない所で吊りたいっすけど、そんなに疑ってないっすね」

花村「辺古山さんが一番人外を探している感じがするね。自信がないのは性格的な問題もあるから、偽要素だとは思わないかな。十神君は考えていた戦術論の狙いがちょっと中途半端で印象が良くないね。終里さんは……ちょっと真に見えないね。意識が噛みつきやすい所に行ってる気がする」

ソニア「花村さんがまともに見えます!」

花村「うーん、やはり灰からだと西園寺さんが気になるね。罪木さんへの妖狐疑いの理由が意味不明過ぎてさ……」

七海「多分だけど、西園寺さんは『私が気付いた九頭竜の妖狐要素を取れなかった、だから狐なんだ』という論理でモノを言っていると思うんだ。勿論、私は西園寺さんの取った九頭竜君の妖狐要素は非常に強引だし、そこからくる罪木さん妖狐濃厚って結論も説得力に欠けると思う……けどね。真実を当てていても、説得力がないとだめなのがこのゲームだよ」

花村「そもそもだよ、同じ基準で人外を探さなきゃいけないルールや決まりはないよね。主観のぶつかり合いはある程度仕方がないけど、説得力がなさ過ぎてね……」

九頭竜「俺も雑感だけど落としとくぜ。左右田は今の所特に不審な点はねぇと思う。狛枝はあまりにも占い師を気にし過ぎててなんかの役持ちに見えるな。田中は言ってることも素直に入ってくるし卒がねぇ。罪木だが、俺の村認定タイミングが早すぎるのと理解の仕方が素直で狼っぽくないから人で見てるぞ。日向も罪木よりは落ちるが、人らしい所を拾えている」

日向「九頭竜、占い師についてはどうだ?」

九頭竜「ペコ真寄りだな。別に幼馴染だからじゃねーぞ?客観的に見て、一番まともな発言をしている様に思えるからな」

日向「別にお前らが相思相愛なのはみんな知ってるから好意なんて隠さなくていいぞ、九頭竜」

澪田「よく恋愛モノの漫画なんかで見る、お付き合いする前の微妙な空気を保っている男女の仲って感じっすよね!」

ソニア「おふたりとも、青春一直線のアツアツカップル候補なのですね!まるで20時放送枠のあまずっぱいトレンディ―ドラマの様!」

左右田「まぁなんつーかよ。好き放題ズコバコやった挙句赤ちゃん出来ちゃって、育てられなくって中絶してアテクシ可哀想だとかよぉ、たまたま好きになった女が頭から足の先まで全部チ○ポ詰まってる様な超弩級の最低クズ野郎と付き合ってて、勇気を出してアプローチしてみるも約束すっぽかされた挙句見たくもない首筋のキスマークを見せられたりとか、そういうケッタクソわりぃ話よりはずっと気持ちがいいよな」

澪田「和一ちゃん容赦ないブッ込み具合っすねー!まあ唯吹も同意見っす!」

七海「……恋愛で一番楽しい時間なんだよってお父さんも言ってたし、二人とも今を大事にしてね?」

辺古山「……そ、そうなのか!?」

九頭竜「今は関係ねーだろが!ほらペコ、なんか言ってやれよ!」

辺古山(そこは是非とも肯定してほしかったが……)「……時間は限られている。皆で坊っちゃんを煽るよりは意見を出し合った方がいいだろう」

狛枝「とりあえず罪木さんと、その罪木さんの考察から九頭竜君は人に見えるね。罪木さんはとりあえずこの村で一番まともそうだし、彼女の手を借りて推理を進めてもいいかもしれないな。九頭竜君はまだ真意を測り兼ねる所があるし、罪木さんに監視してもらうとしよう」

終里「なんだよそれ。発言がどうあれ、お前からしたら罪木は容疑者の一人じゃねーか。なんでそんな奴に他人の監視を任せるんだよ」

狛枝「とりあえず信用できそうな人に一時的に判断を預けるのは悪くないと思うけどね。それが嫌なら僕がサイコロを振って人外達をただ当て続けるゲームにしてもいいけど、それだとつまらないでしょ?僕はみんなが楽しめる様に、力を極力セーブしているつもりなんだけどなぁ」

終里「はっ、訳のわかんねー野郎だぜ……。んー、いまんとこ質問できるのはこれくらいか?」

田中「終里よ、対抗の正体はなんだと思って居る?」

終里「占い候補の数次第では相互占いで詰んじまうんだし、仮にうまくいったとしてもどう勝つかわかんねーから狐が騙ってくるわけねーと思ってるよ、まあ正直対抗の正体には興味ねェな。俺が溶かせば終りなんだからよ」

九頭竜「おい、終里。お前の人外探しの基準について聞かせてくれねェか?正直不安でよ、お前の考えをできるだけ見たい」

終里「その場で怪しいと思った奴に向かってく感じが一番あたしらしいと思ってるぜ。あたしが考えてる狐は、真占を見つけて信用失墜工作に動くか、可能な限り真占に占われない様に村人っぽく動くかって感じだな。その点では、ろくに要素も上げねぇし動きが変な花村あたりが狐なんじゃないかって睨んでるぞ」

田中「さて、真打の登場だ。人外どもよ、この魔王の恐怖に打ち震えるがいい!人にも狼にもなれぬ、哀れなる呪われし獣どもよ!この田中眼蛇夢が貴様等の息の根、とめてくれようぞ……!」

日向「はいはい、じゃあ頼むわ」

ソニア「日向さん、あまり田中さんに邪険にしないでください!ハムちゃんだってこんなにかわいいのに!」

弐大「前置きはいいからはやくせんかぁ!全くめんどくさい奴じゃな……」

田中「フッ……。先ず、辺古山についてだ。COの順序としては最初で、囁きで自身のCOを知らせていた可能性もあるが、単独らしい動き方ではあるな。しかし、そこからの辺古山の姿勢に一貫している全体的な自信のなさが俺には偽りの占い師の仮面を被った狂人に見えるのだ」

狛枝「へぇ、続けて?」

田中「次に終里だが、COの仕方が彼女らしくない、真なら何も考えず第一声で出てきそうなのだが、罪木の指摘通り待っているからな。真占い師はお前ひとりなのだから、独断で出てきてもなんら問題はなかろう。このあたりに謎の配慮が見えるあたり、真には見えん。相談していた狼が濃厚だと考える」

狛枝「それはいい線行ってると思うよ。辺古山さんについては残念だけれどね……」

田中「十神の話だが、俺には違和感なく入ってきたので現時点では真に見えている」

日向「灰について思うことはないのか?」

田中「弐大の狛枝にたいしてのコメントは理解できる。罪木は狐もありうる位置なので早めに占ってもらいたい。狛枝についてだが、CO方針からの偽打ちは賛同しかねる。十神人の場合は狼が十分にありうるな。効果的に信頼落としを行っている。狐は薄めだが、十神真の場合の狼第一候補だ」

罪木「う、疑り深いんですねぇ……」

田中「他に気になったところと言えば……。九頭竜は、すごい共有COをやめさせたいのあればいの一番にコメントすべきだったな。本気でそう思って居たか疑わしいものがある。日向については、狛枝をどう見るかで意見が合わないな。残りの潜伏狼が強ければ、狛枝があれだけ暴れても逃げ切れるとは思わんか?澪田と弐大はあまり人外の匂いを感じぬ。ソニアについては……これからわかるだろうな。以上から、俺は罪木と日向を占いにかけるべきだと主張しよう!」

日向(すごく反論したいが、今は堪えよう……)

ソニア「私もいくつかコメントさせていただきたいと思います」

左右田「おう、お前らソニアさんが畏れ多くも考察を披露してくれるそうだぞ。しっかり聞いとけよ」

日向(なんでお前が仕切るんだよ、左右田……)

ソニア「終里さんは狼さがしにやや意識が行っていると印象を受けたので真狂の印象です。十神さんですが、狐入りになれていないのか?という発言も見受けられましたがバランスの良い立ち回りと発言に一貫性があると思ったのでやや真より、辺古山さんが発言姿勢的に呪殺の意欲が少し低そうなので狼よりで見ています」

ソニア「先ず、罪木さんですが、全体的に狐編成についての言及が多い気がしました。狐本人であるならばこのおかしな意識の配分に説明ができると思います。ところどころ情報を得ようとする姿勢は伝わるので、狼探しはしてくれそうだと思いますよ。狐は狼を探すものだと思ってますし。日向さんについては、正直まだ動きを測り兼ねているというのが本当のところです」

七海「続けてほしいな」

ソニア「狛枝さんですが、言っている事に筋が通っている様に感じたので人外だとは思って居ません。田中さんも、ところどころ感想が似ているのであまり疑えないですね。気になる所はこんなものでしょうか」

狛枝「ふむ、ソニアさんも罪木さん占い希望の十神君真派なのか……」

田中「さて、真打の登場だ。人外どもよ、この魔王の恐怖に打ち震えるがいい!人にも狼にもなれぬ、哀れなる呪われし獣どもよ!この田中眼蛇夢が貴様等の息の根、とめてくれようぞ……!」

日向「はいはい、じゃあ頼むわ」

ソニア「日向さん、あまり田中さんに邪険にしないでください!ハムちゃんだってこんなにかわいいのに!」

弐大「前置きはいいからはやくせんかぁ!全くめんどくさい奴じゃな……」

田中「フッ……。先ず、辺古山についてだ。COの順序としては最初で、囁きで自身のCOを知らせていた可能性もあるが、単独らしい動き方ではあるな。しかし、そこからの辺古山の姿勢に一貫している全体的な自信のなさが俺には偽りの占い師の仮面を被った狂人に見えるのだ」

狛枝「へぇ、続けて?」

田中「次に終里だが、COの仕方が彼女らしくない、真なら何も考えず第一声で出てきそうなのだが、罪木の指摘通り待っているからな。真占い師はお前ひとりなのだから、独断で出てきてもなんら問題はなかろう。このあたりに謎の配慮が見えるあたり、真には見えん。相談していた狼が濃厚だと考える」

狛枝「それはいい線行ってると思うよ。辺古山さんについては残念だけれどね……」

田中「十神の話だが、俺には違和感なく入ってきたので現時点では真に見えている」

日向「灰について思うことはないのか?」

田中「弐大の狛枝にたいしてのコメントは理解できる。罪木は狐もありうる位置なので早めに占ってもらいたい。狛枝についてだが、CO方針からの偽打ちは賛同しかねる。十神人の場合は狼が十分にありうるな。効果的に信頼落としを行っている。狐は薄めだが、十神真の場合の狼第一候補だ」

罪木「う、疑り深いんですねぇ……」

田中「他に気になったところと言えば……。九頭竜は、すごい共有COをやめさせたいのあればいの一番にコメントすべきだったな。本気でそう思って居たか疑わしいものがある。日向については、狛枝をどう見るかで意見が合わないな。残りの潜伏狼が強ければ、狛枝があれだけ暴れても逃げ切れるとは思わんか?澪田と弐大はあまり人外の匂いを感じぬ。ソニアについては……これからわかるだろうな。以上から、俺は罪木と日向を占いにかけるべきだと主張しよう!」

日向(すごく反論したいが、今は堪えよう……)

ソニア「私もいくつかコメントさせていただきたいと思います」

左右田「おう、お前らソニアさんが畏れ多くも考察を披露してくれるそうだぞ。しっかり聞いとけよ」

日向(なんでお前が仕切るんだよ、左右田……)

ソニア「終里さんは狼さがしにやや意識が行っていると印象を受けたので真狂の印象です。十神さんですが、狐入りになれていないのか?という発言も見受けられましたがバランスの良い立ち回りと発言に一貫性があると思ったのでやや真より、辺古山さんが発言姿勢的に呪殺の意欲が少し低そうなので狼よりで見ています」

ソニア「先ず、罪木さんですが、全体的に狐編成についての言及が多い気がしました。狐本人であるならばこのおかしな意識の配分に説明ができると思います。ところどころ情報を得ようとする姿勢は伝わるので、狼探しはしてくれそうだと思いますよ。狐は狼を探すものだと思ってますし。日向さんについては、正直まだ動きを測り兼ねているというのが本当のところです」

七海「続けてほしいな」

ソニア「狛枝さんですが、言っている事に筋が通っている様に感じたので人外だとは思って居ません。田中さんも、ところどころ感想が似ているのであまり疑えないですね。気になる所はこんなものでしょうか」

狛枝「ふむ、ソニアさんも罪木さん占い希望の十神君真派なのか……」

左右田「じゃあ、次は俺だな!」

ソニア「七海さんの意見も聞いてみたいですね」

左右田「俺を無視しないで下さいよ!今推理してるんですから!」

日向「かわいそうな奴だ……」

左右田「先ず、占い希望だがな?俺はやっぱ狛枝で出そうと思ってるよ。十神偽説得は良くやってると思うが、辺古山や終里の新要素を上げる方向での説得を行っていない事に違和感を感じた。
残り二人の信用を得る事で、占い候補にかからない様に動いているんじゃねェかと推定したぜ。かなり鋭く偽説得してるんで狼にしちゃ大胆すぎるとは思うがな」

弐大「おお、お前さんにしちゃまともな理由じゃのう!」

左右田「ほっとけ!でな、こういう動き方になる理由って、真占い師に信用が集まりすぎるのを防ぐ為にあえて中途半端な動き方をしてるんじゃねーかって思うのよ。つまり、自分で占い師をどうにかできない人外、狐なんじゃねーかって考えた訳」

澪田「冬彦ちゃんについてなんか質問っていうか聞いてた気がするんすけど、手ごたえはどうだったんすか?」

左右田「んー、正直よくわかんなかったってのが素直な答えだな。場を動かしたそうな九頭竜にしては下がり気味の姿勢だったからよ、気になったんだけどな。占い師だけど、十神はよくわかんねー。終里は偽より、罪木の指摘にもあったけど狛枝へのリアクションで辺古山の印象が割といいな。つってもそんなに差はないけど」

小泉「日向、どう?今までの会話を見てきて、意見あるかしら?」

日向「そうだな……。先ず弐大だが、やはり狛枝疑いの論拠が良くわからない様に感じる」

弐大「偽説得がどこまで本気か見たかったんじゃ。皆に偽を説得して決め打ちさせるつもりなら、まだちと弱いと思っておるのう」

日向「んー。そこが良くわからない。そもそも狛枝は全員に十神偽を説得したい訳じゃなさそうだしな。こうでなければならない、という押しつけが弐大の考察には強すぎると思う。かといって、積極的に思考を開示して会話しに行ってるわけでもない……」

狛枝「まあ、偽説得ばっかりで人外探しが出来なくなったら元も子もないしね?十神君は彼視点からは間違いである僕の十神偽考察という誤解を解く動きが見られないから、今後も偽だと誘導していくつもりだけれど」

日向「狛枝(あんなの)はほっとけばいいと思うんだよな。十神真で襲撃されて一番困るのは狛枝自身なんだ。その時に処理したり、あるいはその前に十神に狛枝を占ってもらえば済む話だし。本人からその話が出てこないのは、気になる所だ。占い師の真贋をはっきりさせたくない狐の動きと見れば、ある程度納得が行くよ」

弐大「ぬぅ、難しいゲームじゃのう。ワシは狐じゃなかぞ!」

七海「他には何かないかな?」

日向「田中についてだが、灰については人外要素を出して疑っている訳ではなく、単に意見が違ったり戦略の部分についてすれ違っている所で疑いをかけている気がする。確かに、客観視点狛枝を捨てる狼は可能性としてありうるが、理由について肉付けが出来ていないのにもか関わらず俺を占いたいと発言するのは印象が良くないな。なんと疑っているのかはっきりしないのはマイナスだよ。狐だと浮きすぎている気がするから、狼に見えるぞ」

田中「捕捉しておこう。日向については、狛枝の発言の正当性を留保する動きをすることで間接的に狛枝の発言の内容を利用しようとしている狼にも、積極的に考察を飛ばして占いを回避する狐の動きにも見えたのだ。この積極的な姿勢は罪木にも共通しているな」

日向「ちょっと待ってくれ。積極的に発言しているから占い回避をしている様に見えるのか?それならば黙っていた方が得だってことになるだろう。会話のない村で人外探しなんて、それこそ耳栓と目隠しをしてスイカを割る様なものじゃないか!村人なら今こうしている間にも疑問や考察が自然に出てくるだろう。そこから生み出された発言を受けて占い師達が俺や罪木を村人だと判断してもらった結果、占い候補から外れるってだけの話であって、初日に多弁であるから占い回避したい狐であるなんて論理は成り立たないのは明らかだ」

田中「ぬぅ……!流石は特異点、やるではないか。だが、村人なら占われてもいい筈なのになぜ抵抗する?」

日向「謂れのない理由で人外扱いされたら、誰だっていい気はしないだろう」

七海「うむうむ。なかなか日向君は優秀みたいだね……」

日向「そういう底の浅い思考が、田中が村人に見えない理由なんだよ。その罪木についてだが、質疑応答考察ともにバランスが良く、現状では一歩抜きんでて村人らしいと思っているよ」

罪木「日向さぁん……。べ、勉強してきた甲斐がありましたぁ、えぐっ」

日向「泣くなよ、ほめてるんだから」

罪木「あの、その……。本当に私が良くできていると日向さんが思ってたら、ですけどぉ。昨日の夜みたいに、ベッドで優しくしてほしいですぅ……」

日向「なッ!」

七海「……妬けちゃうなぁ、日向君」

左右田「ぶっ」

ソニア「左右田さん、コーラをいきなり吹くなんて悪役のプロレスラーさんみたいでかっこいいかもしれないですけど左右田さんだからやっぱり汚いです!」

辺古山「それは毒霧の間違いではないか?」

小泉「……はァ?」

九頭竜「日向ァ!お前いくらなんでも手が早すぎんだろう!初めて会ってまだ2週間経ってない位だろうが!男女の付き合いってのはなァ、もっと奥ゆかしくやるもんなんだ!いきなりベッドインなんて体目当てだってエブリシング丸見えなんだよ!」

澪田「確かに……。蜜柑ちゃんって唯吹がぎゅーってしたくなるくらい、おめめくりくりでかわゆいしおっぱい大きいっすもんね。創ちゃん、唯吹達に隠れて蜜柑ちゃんとめくるめく愛のフガフガをしてたっすか?」

西園寺「やっぱりクソビッチじゃねーか!このゲロブタが!股開くの早すぎだろ!」

日向「ち、違う!俺はただ、罪木が凄く寂しそうにしてたから、安心して寝付くまで頭を撫でてやってただけなんだ!」

罪木「私、とってもうれしかったです……。あんな風に優しくされたの、初めてでしたからぁ……」

花村「ハァハァ……うっ!……それで、罪木さん。はじめてはどんな感じだったの?」

澪田「うげっ、テルテルちゃんいきなり息が荒くなって気持ち悪くなったっす!へるぷみー!へるぷゆー!」

罪木「大きくて暖かい日向さん(の手のひら)は、素敵な夢の世界まで私を連れて行ってくれました……」

小泉「ちょっと日向!どういう事よ!明らかにその……あの……。そ、そう!超えちゃいけない一線を超えてるじゃないのよ!」

終里「超えちゃいけない一線っていったいなんなんだよ、あたしにゃわかんねーからもっと具体的に言えよ」

小泉「……ッ!」

七海「……言わぬが、華だよ」

弐大「ああ、セックスじゃろ?ゴムなしとは感心せんのう」

七海・小泉「」

澪田「ちょ、空気読んでくださいっす!猫丸ちゃんの口からそんな生々しい単語聞きたくないっす!しかもなぜか避妊してない前提で語ってるし!」

日向「頼む罪木!今は誤解を招く様な発言は控えてくれ!このままだと私怨で俺が吊られかねない!」

罪木「え、あ、あれ?撫でてほしいって言っただけなんですけど、なんでこんな騒ぎになっちゃってるんですか?うゆぅ……」 

左右田「……おい、俺よぉ、明日になったらおもっきり日向吊りてーんだけど。異存はねーよなお前ら!?」

十神「涙を流しての嫉妬か、実に醜いぞソウDよ」

ソウD「せめて苗字位ちゃんと表記してくれよ!」

九頭竜「おいモノクマ、修学旅行のしおりには不純異性交遊を禁止する規則はねーのか!?不潔だぞ!」

モノクマ「いやいや、修学旅行とはいえだよ?男女がこんな綺麗なリゾート地でばったり出会ったらヤル事は一つじゃなーい!ひと夏のアバンチュールを認めないほど僕は野暮なクマじゃないからね。ヤレばいいじゃない!ヤルならもうズコズコパンパンハメればいいじゃない!ベッドトイレお風呂にベランダお外、ロケットパンチマーケットから映画館病院マジックミラー号までなんでもござれ!どこでもズコバコ出来る様にしてあげるから、やっちゃいなよ!若いうちに思う存分楽しんじゃいなよ、ユー!特に女の子は閉経もはや……」

モノミ「いくらなんでも下品すぎでちゅよ!この悪党め!」

モノクマ「至る所に設置してあるカメラで一部始終をバッチリ録画できるから、今セックスしたカップル達には無料でお二人の情事事情を記録したDVDをプレゼントしちゃいますよl!」

小泉「……このゲームが終わったら後でちゃんと日向に説明してもらうからね。恋愛沙汰に首を突っ込みたくはないけど、女の子を弄ぶ様な真似なんかしたら絶対に許さないから!そのつもりでいてね!わかったかこのスケコマシ!」

花村「日向君が罪木さんに突っ込んでるのは首じゃなくてあっちの方だけどね」

日向「なんで俺がシタ扱いになってるんだよ!?」

罪木「ひ、日向さん……!そ、その……。私とそういう関係になるのは……嫌ですか……?えぐっ、うっ」

日向「いや、そういう意味じゃなくて!俺は罪木の事が好きだけど、それとこれとは……!」

七海「日向君、大丈夫だよ。私、怒ったりしないから。罪木さんと……しちゃったんだよね?」

日向「」

澪田「あ、今日はもうテルテルちゃん吊りでいいっすよ。もうこんな下ネタは耐えられないっす!」

小泉「野獣(花村)死すべしは完全に同意だけれど、唯吹ちゃんもノリノリでフガフガ言ってた様な……」

七海「……今日は、吊りはないよ?」

日向(俺の心象が悪くなっちまった……。でも、頑張るしかねぇ……)

狛枝「茶番はそこまでにして、日向君の推理の続きを聞きたいね」

日向「つ、続けるぞ。花村はガチの変態だが推理に関してはそこまで変な事を言ってるわけではないな。左右田はグレーの印象だ、強い村印象も狼印象もない。澪田は適度な力の抜き加減と丁寧で比較的納得の行く質問姿勢が村に見えている、説明にも違和感がないからな。田中と意見が似ているソニアに関しては、狼を疑っているよ。占い師の考察にあまり具体性がないのと、罪木を疑っている所に違和感を覚えた」

罪木「な、なんだかお騒がせしてごめんなさぁい……!わ、私も軽く灰について触れたいと思いますぅ……。左右田さんは質問から答えを探るタイプでしょうか?ただあまり印象はよくありません……。田中さんとはちょっと会話をしてお互いの考えをもっと知りたいと思いました。村なら優秀だと思うので、軌道修正が出来るうちにしておきたいですぅ……。弐大さんは主張についてあまり印象に残りませんでしたぁ。特定の占い師の偽説得について強く噛みつく行動を見ていくと、皆さんの言うとおり狼も狐も可能性があるところだと思いますぅ。花村さんも他の占い師候補さんにたいしてはそれ程でないのに、結構終里さんに強く当たっている様に見えましたが、理由がしっかりしているのでそこまで疑って居ません……」

罪木「日向さんは狐の可能性は捨てきれませんけど、今のところ違和感ありませんし推理もしっかりしてるので処理は必要ないと思ってますぅ。ソニアさんなんですけど、占って色を見てみたいところですねぇ。主張がイマイチ弱い割には十神さん真主張なので、田中さんの様に狛枝さんの主張になんらかの危機感を抱くのが普通の反応だと思うのですが、それがありませんでしたし。うゆぅ、結構迷いますねぇ……」

七海「まあ、一人に絞る必要はないよ。占い師候補は複数いるし、個別名言占いだしね」

罪木「ソニアさん、左右田さん、弐大さん、そして私的に判断が難しく、ちょっと私が考える狐的な動きをしてる澪田さんを含めたこの4人から占っていけば、いい結果が見えると考えていますぅ……誰に誰を選ばせるかは、占い師さんの意見を反映させてもいいかもしれないですねぇ」

西園寺「おい、はっきりさせろよゲロブタ!お前村なら溶かす気ある訳?」

辺古山「ふむ、その澪田の狐的とやらを動きを教えてくれ」

罪木「私と田中さんの対立を見て、田中さんを人外だと見て占いを当てようとするなら納得なんですけどぉ……。ごめんなさぁい。私と田中さんを理解させようとしての占い希望に、すり寄り疑惑を覚えたんですぅ……。うゆぅ、私にすり寄ったところでどうにもならないと思うんですけどぉ……」

辺古山「では、私も意見を出していいか?大体の人間が喋ったと思うのでな」

七海「……うん、お願いするよ」

辺古山「対抗の正体についてだが、随分悠長な事を言ってる終里が狼に見えている。十神は相対的に狂人よりだな。まあ狐交じりではなさそうだし対抗にあまり興味はないのは認めるよ」

辺古山「次は灰について話そう。狛枝と罪木なんだが。ここは放置でよいだろうと思っている。お互いに警戒する気はあるようだし、推理や発言も的確で村人らしいからな。日向は田中への反論が人外の反論に見えなかったので白く見えているぞ。西園寺なんだが、何故か占ったら負けな気がするので占いたくない。直感というやつなので説明は難しいが」

辺古山「澪田と左右田についてはまだ測り兼ねているな。ただ、左右田と澪田で比べるなら澪田の方が狼らしくないとは考えている。田中は日向も言っていたが能力がありそうな割には触りが浅いので、狼候補として睨んでいる……現状の希望だと●ソニアだな。主張内容が無難で、印象に残らない。罪木占いが適切だとは思わないし、自分について気にしている様だしな。狐狼両方あるとみての希望だ」

ソニア「私が占いですか……。残念ですね、罪木さんを占って欲しかったです……」

十神「……なぜ残念なのだ?希望が通らなさそうな事についてか?それとも占われることについてか?」

ソニア「き、希望が通らなかったことに対してです。罪木さんは狐だと思うのですが……」

十神「ふん、まあいい。では俺の番だな。対抗の内訳についてだが、【真狂狼】で見て進めていいだろう。【真狂狐】はCO状況もそうだが、狐占い師の勝ち筋は真決め打ちされるか狂人と思われて放置されるかなのに、二人にその意気込みを感じないのでないとみる。【真狼狐】は狂人が凄い共有か霊能を騙るか狂人アピを早期にすべきなので、花村や日向の様なリア狂アピールは散見されるが本物の狂アピみたいなものは見られない。現状では状況と一致しないな」

日向「俺がリア狂扱いかよ……」

七海「本編でパンツコレクションなんてしてるからだ……と思うよ」

澪田「ちゃんとした発言っすね!、ゆらぐなー唯吹、これ白夜ちゃん真あるんじゃねとか思っちゃったっすよ」

十神「……そういえば、西園寺の視点漏れ疑惑について考えていたが。あれはかなり早い段階での回答だったな。そして、その時点でのCOはゼロだ。如何にテレパスとやらを使えようと、対抗のCOの流れから見て狼側もこの時点で騙り役をかっちり決めていたのは少し考えにくい。そもそも狼側では狂人と狐の騙りは制御できんぞ」

七海「灰についてはどうかな?」

十神「罪木は占う気が起きんな。思考がクリアに見えるし、作った感じもない。狛枝は俺を偽物扱いしているのは許せんが、人外かと言われると首を傾げたくなる所がある。狐の動きにも見えんし、当分は放置でいいだろう。九頭竜、ソニア、田中、澪田は印象に残らなかったな。人外があるかもしれん。狐候補として気になってくるのは日向だ。霊回避についての意見があったが、狐が霊回避するパターンが抜けていたのが気にかかる。単に言い忘れただけかもしれんが」

日向「確かに、抜けているな。俺は狐が勝ちに行くなら天に運を任せて、占いの霊能CO回避なんてしない方がいいと思って居るから、そういう思考が出てきたのかもしれない」

十神「そうだな。だからこそ視点漏れを疑っている訳だ。お前狐視点でなら納得のいく答えになるし、人外の行動に自分の視点からだけでリスクリターンを勝手に決めつけるのは村側の思考とは思えん」

九頭竜「霊潜伏ありだと言ってた十神も人の事言えねェんじゃねぇの?霊埋めるって事は妖魔の回避もあり得るって話だろうが」

七海「……そろそろ時間も迫ってきてるし、希望をまとめていくね。みんなにメモ帳を壱枚つづ配るから、そこに占って欲しい人の名前を書いてほしいな。持ってきてくれた順に、希望をホワイトボードに書いておくね。占い師候補は希望を参考にしてもしなくてもいいけど、占い先だけはしっかり明言してね。占い先が被ったら村の意見を考慮して私が調整するよ」

小泉「●が第一希望。○が第二希望って事にしよう。占い師が複数いるから占い対象も複数出していいよ」

田中「うむ、俺は●罪木だ。○日向も通してほしい。日向は村ならあれだけ嫌そうにする理由が見えてこない。十神にどちらかを占ってもらえると助かるが……」

西園寺「私はやっぱ●ゲロブタ推しかな!とけちまえよ愚図が!」

辺古山「●ソニアだ。私の発言を受けてのリアクションが、あきらめた人外に見えたしな……ぬぅ」

九頭竜「俺は●狛枝で出す。初日から偏った見方をする奴を村人だと見たくないんでな」

澪田「唯吹は…… ●眼蛇夢ちゃんと○猫丸ちゃんっすね」

花村「うーん、僕はね……。●眼蛇夢君でお願いするよ」

ソニア「やはり●罪木さんです。真目で見ている十神さんに占ってもらえると助かります」

狛枝「……僕が人外だと思ってるところが揃って罪木さん占いを推しているのか。この希望出し行動は後から大きなヒントになりそうだね。ソニアさん、十神君真考察もだけど、罪木さん占いから変える気はない?真っ白な罪木さんに思い切り偽黒飛びそうで嫌なんだよね」

ソニア「そうですね、初日ですし私も占い師考察や罪木さん狐に自信があるわけではないのですが……。狛枝さんはどうしても十神さんが真占いである可能性は考慮出来ませんか?」

狛枝「僕も鬼畜生じゃあないからね、真っぽい行動をしてくれればちゃんと真の可能性を検討するよ。でも、これだけ大きく偽主張をしている僕に対してのリアクションが薄いという点もちょっと真には見えづらいね」

ソニア「何故です?単に狛枝さんを疑っていないだけでは?」

狛枝「いいかいソニアさん?真占い師の心理を想像してほしいんだよ。こういう長期タイプの妖魔村ではね、初日犠牲者が村人であるというディスアドバンテージもあって狼側は呪殺対応とグレーコントロールが難しいから占い師を早期に噛みたがる傾向があるんだよ。だから真占い師は今日明日で信頼を得ることが出来ないと何もできないまま早期退場なんて展開が容易に想定されるのさ」

ソニア「そこなんですけど。狐を排除する為に、占い師を残しておく展開もありうるのでは?」

狛枝「信用勝負路線主張かい?流石にそれはないよソニアさん。まだ初日で、人外が誰かも戦略すらも全くわからないんだ。不確定要素が極めて強い段階で自分を残してもらえる想定で戦う様な、のんびり占い師なんて滅多にいないよね!まあ、そんな訳で偽扱いされても焦りを感じない、危機感が足りない占い師を真だと思えるか?という話なんだよ。理解できた?」

十神「お前ひとりで俺をどうこうできると考えているとは、随分な思い上がりじゃないか」

狛枝「それは違うよ……。僕みたいなクズごときにここまで言われちゃう程、十神君は真占い師の心理や思考がトレースできていないという事だよ。今からでも遅くないからさ、万が一真なら呪殺頑張ってね?」

ソニア「な、成程……。結構納得しました!ただ、罪木さん占いについては変える気はないです。やはり編成での言及で狐への意識が行っている様に思うので。狐は、狼を探すものだと思って居る事もあるのですけど」

狛枝「それは当然じゃないかな?狐入りの戦い方、というものはちゃんとあるからね。罪木さんは真占い師と村人らしい所を見つけてなるべく人外っぽい灰を炙り出そうと努力しているだけじゃないかな?」

小泉「●が第一希望。○が第二希望って事にしよう。占い師が複数いるから占い対象も複数出していいよ」

田中「うむ、俺は●罪木だ。○日向も通してほしい。日向は村ならあれだけ嫌そうにする理由が見えてこない。十神にどちらかを占ってもらえると助かるが……」

西園寺「私はやっぱ●ゲロブタ推しかな!とけちまえよ愚図が!」

辺古山「●ソニアだ。私の発言を受けてのリアクションが、あきらめた人外に見えたしな……ぬぅ」

九頭竜「俺は●狛枝で出す。初日から偏った見方をする奴を村人だと見たくないんでな」

澪田「唯吹は…… ●眼蛇夢ちゃんと○猫丸ちゃんっすね」

花村「うーん、僕はね……。●眼蛇夢君でお願いするよ」

ソニア「やはり●罪木さんです。真目で見ている十神さんに占ってもらえると助かります」

狛枝「……僕が人外だと思ってるところが揃って罪木さん占いを推しているのか。この希望出し行動は後から大きなヒントになりそうだね。ソニアさん、十神君真考察もだけど、罪木さん占いから変える気はない?真っ白な罪木さんに思い切り偽黒飛びそうで嫌なんだよね」

ソニア「そうですね、初日ですし私も占い師考察や罪木さん狐に自信があるわけではないのですが……。狛枝さんはどうしても十神さんが真占いである可能性は考慮出来ませんか?」

狛枝「僕も鬼畜生じゃあないからね、真っぽい行動をしてくれればちゃんと真の可能性を検討するよ。でも、これだけ大きく偽主張をしている僕に対してのリアクションが薄いという点もちょっと真には見えづらいね」

ソニア「何故です?単に狛枝さんを疑っていないだけでは?」

狛枝「いいかいソニアさん?真占い師の心理を想像してほしいんだよ。こういう長期タイプの妖魔村ではね、初日犠牲者が村人であるというディスアドバンテージもあって狼側は呪殺対応とグレーコントロールが難しいから占い師を早期に噛みたがる傾向があるんだよ。だから真占い師は今日明日で信頼を得ることが出来ないと何もできないまま早期退場なんて展開が容易に想定されるのさ」

ソニア「そこなんですけど。狐を排除する為に、占い師を残しておく展開もありうるのでは?」

狛枝「信用勝負路線主張かい?流石にそれはないよソニアさん。まだ初日で、人外が誰かも戦略すらも全くわからないんだ。不確定要素が極めて強い段階で自分を残してもらえる想定で戦う様な、のんびり占い師なんて滅多にいないよね!まあ、そんな訳で偽扱いされても焦りを感じない、危機感が足りない占い師を真だと思えるか?という話なんだよ。理解できた?」

十神「お前ひとりで俺をどうこうできると考えているとは、随分な思い上がりじゃないか」

狛枝「それは違うよ……。僕みたいなクズごときにここまで言われちゃう程、十神君は真占い師の心理や思考がトレースできていないという事だよ。今からでも遅くないからさ、万が一真なら呪殺頑張ってね?」

ソニア「な、成程……。結構納得しました!ただ、罪木さん占いについては変える気はないです。やはり編成での言及で狐への意識が行っている様に思うので。狐は、狼を探すものだと思って居る事もあるのですけど」

狛枝「それは当然じゃないかな?狐入りの戦い方、というものはちゃんとあるからね。罪木さんは真占い師と村人らしい所を見つけてなるべく人外っぽい灰を炙り出そうと努力しているだけじゃないかな?」

小泉「……嫌に蜜柑ちゃんの肩を持つわね、狛枝?」

狛枝「ふふっ、その理由はそのうちわかるよ」

七海「狛枝君は誰を占ってもらうつもりなのかな?」

狛枝「今出てる中だと田中君かな?彼は考察が自己完結しすぎてて、対話をする価値を感じないよ。まあ頭の固い村人かもしれないけど、人の話をちゃんと聞かずに黒見を続ける態度は人外だと必須の対応だからね」

十神「●日向だ。ここなら期待できる」

日向「まあ辺古山の占いじゃあないしな。狐狙いなら●猫丸○澪田 狼狙いなら●眼蛇夢○ソニアだな。狼狙いには自信があるが、狐となるとこの時点ではさっぱり見当がつかないのが本音だよ」

狛枝「変わらず、●田中君で出すよ。占うのはなるべく辺古山さんにお願いしたいところだね」

弐大「狛枝は違うと思ったんで●ソニアにしとくかのう。狐だから狐に重点的に意識が行くとか言っておったが、ピンとこない。むしろ罪木に狐を押し付けたいが故の発言に見えたわ。十神真に見えるので十神にソニアを占って欲しいのお」

左右田「お前ら、俺の話全く聞いてねーだろ……!●狛枝が村視点最善だろ!あんなわけのわからねー奴灰に置いといていいと思うのか?思わねーよなあ?罪木やソニアさんなんかよりずっと占うべきところだと思うぜ!」

終里「花村だな。狐だろコイツ、俺の信頼落としが臭いぜ!狼もありそうだしな」

七海「……私個人の希望としてはね、弐大君か狛枝君、日向君あたりを占いにかけたいんだよね。私はまとめだから思考は全部出せないよ、好みを人外に読み取られるのは嫌だから」

罪木「うゆぅ、占い希望決まりました。わ、私は●ソニアさん、それが受け入れられないなら澪田さんを辺古山さんに占って欲しいですねぇ……。辺古山さんの発言を受けてのリアクションが気になりましたぁ」

日向「それが重要なところなのか?」

弐大「成程、ソニアの思考の前提として、十神真思考がある筈。呪殺を狙いたいのなら、偽目で見ている辺古山の占いの候補に挙がっても別に大した事なんてないじゃろ。占い師候補が3人もいればいつかは誰かに占われる事になる訳じゃからな」

花村「それは僕も思った。リアクションとしては不自然だよね。別に偽に占われても残念じゃない。これはソニアさん狼の視点漏れの可能性があるよ」

狛枝「成程。真だと思われている占い師に占われるのは不本意だけれど、偽に囲われるならソニアさん村視点で別にどこかで呪殺が起きる可能性がある訳だからね。狐狙いで出している以上、第一声で出るリアクションにしては不思議な点があるって事かな?」

ソニア「いいがかりはよしこちゃんですよ、罪木さんに弐大さん!私は狛枝さんや花村さんの様に辺古山さんの真を切っているわけではありませんから」

罪木「ひいぃ、ごめんなさぁい……。でも、気になってぇ……」

小泉「うーん、千秋ちゃん。決定どうしよっか?」

七海「村の皆の意見も交えて占い希望を設定できるといいよね。私達まとめ役だけのゲームじゃないんだし、灰の意見の活性化の為にもみんながなるべく求めている情報を、提供してあげたいところだよ」

小泉「初日は占い師の意見の尊重しようと思うのだけれど」

七海「うん、それでも構わないよ。十神君と辺古山さんの占い希望は中々いいところついてると思ったしね」

小泉「……じゃあ、決定だすよ!
【ペコちゃん→ソニアさん 十神→日向 赤音ちゃん→花村】【明日の第一声でお願い、占い先変更は許さないからね!】これで行こうと思う。みんな、どうかな?」

罪木「き、希望通りなので賛成ですぅ……。十神さんが日向さんを占うのはもったいない気がしますけどぉ……」

弐大「よし、呪殺こいやああああああ!」

日向「怒鳴って出るものじゃないだろ、お前のクソじゃないんだから」

七海「……下品な言葉を連呼するのは、やめましょう」

終里「おう、文句ねェぜ!発表だけどよ、来た奴から発表していく感じでいいか?」

十神「バカが……。騙りにアドバイスなど不本意だが、終里よ。普通は一斉で発表するものだろう。騙りが真の結果を見て判定を操作するかもしれんのだからな」

辺古山「す、すまん。ちょっと、その……次の時間なんだが、来るのが少し遅れるかもしれん。同時発表がいいに決まっているのだが、ぐぅ……!」

九頭竜「どしたペコ?何か用事でもあんのか?ってお前顔色悪いな。大丈夫か?肩なら貸してやるぞ」

辺古山「だ、大丈夫です坊っちゃん……。も、もう今日話すことはすべて話しただろう?モノクマ
、次の日に行こうじゃないか」

小泉「ぺ、ペコちゃん大丈夫?具合悪そうだけど」

辺古山「た、大したことじゃない。ゲームは続行可能だ。ただ、15分ほど時間が欲しいだけなんだ」

罪木「あ、あの……。本当に大丈夫ですかぁ?私なんかでよかったら診てあげられますけどぉ」

辺古山「ほ、本当に大丈夫なんだ。じゃあ、これで」

日向「あっ、辺古山!……逃げる様に行っちまったな」

西園寺「もー、辺古山おねぇどうしちゃったんだろうねー?あれだけ顔色悪いとゲームの続行とかできないんじゃないのー?」

モノクマ「それじゃあそろそろ時間だし、初日はこれでお開きにしまーす!オマエラ、占いの結果を楽しみに待ちながら休憩してくださいね!」

現在17名

信頼と実績のダミー役 モノクマ
占い師 辺古山 十神 終里
霊能者 七海
凄い共有者 小泉

グレー 日向 狛枝 罪木 九頭竜 花村 西園寺 澪田 田中 弐大 ソニア 左右田

To be continued……

次は火曜日夜に投稿します。

期待

今帰ってこれました。2日目途中まで投下します。
襲撃が始まる2日目はどの村でも前半の山場になる事が実際の村でも多いですね。

~2日目~
モノクマアナウンス「ついに、ついにモノクマ学園長が死体となって発見されました!オマエラの中に人外が潜んでいる事は確定的に明らかです!さあ、オマエラ、狼狩りの時間だ!狡猾に人のふりをする狼と、漁夫の利を狙う狐をやっつけろ!ついでに緑色のエレアは殺せ!かけらも残すなああああ!」

日向「いつものモノクマの席で、モノクマ人形が真っ赤な液体をかけられてバラバラにされてる。変に凝ってるな……」

澪田「切断された断面からお菓子が出てきたり、お花が生えてたり、血は真っ赤なブドウジュースでふんわり甘い香りがするのが女の子好みっすよ。唯吹はもっとスプラッタなヤツでもいいっすけど」

花村「それはそれで物凄く嘘くさくない?かえって残虐な妄想をしてしまわないかな」

日向「どうでもいいけど、花村。なんでお前の左の頬が赤いんだ?」

花村「まあ、すぐにわかるよ……」

十神「俺には水晶玉よりも確実な手段があるのだ。この十神家に伝わるメガネでもって体を透視し体脂肪や内臓を観察する事によって、そいつが人外であるか判別できるのだ。昨日日向を調査した結果、奴の体組織は人のそれとは全く異なるものだった……!【日向は狼だ!】」

日向「十神偽かよ!」

十神「まあ、悪くない結果だな」

ソニア「……じっ」

日向「ソニアからの視線が冷たい……今なら少しだけ左右田の気持ちが理解できそうだ」

終里「狼なんざ所詮は化けてるだけなんだから、とにかく殴れば一発でわかんだよ!っつー訳でちょっと花村をぶん殴ってみたけど、ただ5m位ブッ飛んだだけだった。【花村は村人だったぞ】」

左右田「特に理由のない暴力が花村を襲ったわけだな。しかも白かよ。なんか思い切り殴られ損じゃねーか……」

九頭竜「ぶっ飛び方で人外がわかるのかよおめーは!そんな占い聞いたことねーぞ!」

花村「まあ、世の中には女性のおっぱいをイヤらしく揉む占いまであるみたいだしこれくらいなら個性の範疇だよねって……ぎゃおん!」

小泉「花村、死にたい?」

花村「すいませんでした。でも女の子にはたかれるのもなんか気持ちいげふぅ」

西園寺「小泉おねぇに近づくなド変態!水張った洗面器に顔つけたまま窒息死しろやこのゲロカス!

七海「……終里さん、もう少し穏便に占って欲しいかな。花村君や左右田君ならともかく、女の子にやったら洒落にならなさそうだし」

左右田「えっ!?俺達ならいいの!?」

花村「SMプレイならいつでも受けて立つよ」

九頭竜「バカは無視してだな。十神が日向に黒か……。うーん、今日は考える事が多くなりそうだぜ」

田中「辺古山の結果がまだだが、日向黒は割と印象がいいな。これは十神が狼である可能性が更に小さくなったと言えるだろう。流石に日向狛枝辺古山の3狼だとあまりにも露骨すぎるのでないとは思うが……」

辺古山「すまん、遅れた。私はもう大丈夫だ。この竹刀は人外に向けて翳すと特殊な光を放つ様になっているのだ。ソニアに向けてみたところ、血のように赤い光が差した。【ソニアは人狼だった】」

ソニア「えっ、辺古山さんが!やはり、初日の勘は正しかったのですね……。この場面だと狂人の黒出し支援か、十神さん真辺古山さん狼で片黒ランにしたいのか、可能性としてはこの様な感じでしょうか」

辺古山「最初に感じた一歩引いた姿勢は、狐ではなく狼のモノだったのか。出来る事なら呪殺が良かったのだが……。一歩前進しているのであまり文句は言えんな。対抗の判定も電子手帳からのログで確認したぞ。十神狂に終里狼に見えるな」

狛枝「あっはっは!2つ黒が出ているなんて幸先がいいね!僕には黒出し占い師の内訳が真狼で、仲間が捕まるのを想定して出した黒の様に見えるけど、辺古山さんはそのあたりどう考えるんだい?」

弐大「こりゃあ、霊が生きている内にどっちか吊りたいのう。狐の死亡は霊では把握できんし」

七海「……私も聞いてみたいかな?」

辺古山「それも一瞬考えた。だが、例え私に仲間が捕捉されていようとも初手で割るだろうかという点と、昨日の終里のマイペースぶりを見ていて狼占い師のイメージが抜けなかったのでな。
……今改めて考えると、ソニアは十神を推していたな。両狼で見るとあまりにも露骨すぎないか?3-1で占いに行く狼など大概は捨て駒だろうし、芋蔓式に捕まったら元も子もないからある程度切っておく場面だと思うのだが……?」

弐大「というか辺古山よぉ。発表の件じゃが、なんで遅れて来たんじゃあ?騙りが対抗の判定を知りたかった動きと考えるとしっくり来るんじゃか」

辺古山「そ、それは……」

弐大「なんじゃあ?図星だから言えんのか?」

辺古山「と、とにかく。初日の終りにも説明しただろう。少し遅れるからとな」

九頭竜「顔色も大分よくなってるな。ペコ、体を大事にしろよ。俺を心配してくれるのはありがてー話だけど、お前が具合悪くなっちまったら意味ねーだろうが」

辺古山「すいません、坊ちゃん……。心配してくれてありがとうございます」

九頭竜「当然だろ、これくらい。辛くなったら俺に頼れ。これは命令だ」

辺古山「坊ちゃん……」

罪木「いい話ですねぇ……。私にも、いつかああいう人が出来ればいいなあ……」

終里「……ん?なんだこの匂い……」

日向「なんだ終里。何かあったのか?」

終里「いや、さっきは食いながら話してたし気付かなかったんだけどよ。なーんか酸っぱそうっていうか、血の匂いっていうか。そんな香りがすんだよな」

辺古山「……!」

小泉「えっ、ど、どういう事よ?まさか本当に殺人が起きたっての?」

澪田「それはおかしいっすよ。だってほら、ここにみんないるじゃないっすか」

十神「一応聞いておこう。終里、その香りはどこから匂ってくるんだ?」

終里「んー……。辺古山からだな。間違いねェ」

罪木「えっ!で、でもぉ……辺古山さんが怪我をしている様には見えませんけど……あっ」

辺古山「そ、そんな事はどうでもいいだろう!さ、人外探しに入るぞ」

終里「……わかった!辺古山さぁ、お前股から血が出てるやつになってるんだろ?俺も一か月に一回なるからよぉ、正直困ってんだよな。だるくてしょうがねぇんだよなーあれ」

辺古山「ちょ」

小泉「なっ!」

七海「Zzz」

九頭竜「……は?」

日向「えっ?えっ」

左右田「それって……つまり」

罪木「そんな事言っちゃ、だめですぅ!」

澪田「赤音ちゃんそれは不味いっすよォ!男の子の前でそんな衝撃的な!」

弐大「……その発言から導き出される結論は一つ。所謂一つの生理痛だったってヤツじゃな」ボスッ

西園寺「このバカ、蹴っ飛ばして懲らしめてやろうと思ったのに体が硬すぎるよぉ!」

小泉「弐大ィィィイイ!あんたって奴はァアアア!デリカシーがないのかァアア!」

弐大「す、すまん」

花村「今、小泉さんが冥府を跳梁跋扈してる悪鬼羅刹の類に見えたよ」

狛村「つまり、こういう事かな?初日の終り頃に生理痛が強くなってしまった辺古山さんはそのままコテージまで戻り、鎮痛剤を飲んでトイレで蹲って耐えていたから遅れてきてしまったと」

左右田「成程、今日の辺古山は女の子の出血大サービスデーだったんだな……。すまん、俺達の配慮が足りなかったよ」

西園寺「左右田の言い方に配慮を全く感じないんだけど!茶化してんのかよ!?」

終里「へへっ、左右田!お前上手い事言うじゃねーか!」

罪木「終里さぁん、そこで笑っちゃだめですよぅ!左右田さんも取り消してくださぁい!」

花村「じゃあ、今日は黒のティーバックじゃなくて黒のサニタリーショーツあたりを穿いてるって事かな?僕の勘によるとだね、辺古山さんはタンポン派じゃなさそうなんだよね……」

辺古山「なっ、なんだと!」

九頭竜「(コイツ……下着の件といい絶対に許さねぇ……!)……花村、後で俺のコテージに来いよ」

罪木「それ以上はやめてくださぁい!女の子には知られたくない事がたくさんあるんですからぁ……!辺古山さん、痛みが落ち着くようにマッサージしましょうか?」

九頭竜「終里もなんて事言いだしやがるんだ!ペコが顔真っ赤にして俯いてるじゃねーか!TPOを考えてモノを言え、阿呆!」

終里「いや、女だったらみんな黒めの血がどひゃどひゃ出てるみたいだし、別に言っても問題ないと思ってよ……。別に減るもんじゃねーし」

西園寺「お前は減らないかもしれないけど、辺古山おねぇはお前と違ってまともなんだから傷ついたり正気度が減ったりすんだよ!ここはバカの博覧会か!?

澪田「いやー!そういう黒い血とかややリアルな描写いらないっすよぉ!」

九頭竜「そりゃ俺だってペコの匂いとか様子を見りゃあ今日が2日目だってすぐわかる!けどよ、知ってても言わないでやるのが世間一般の常識なんじゃねーのか?……あ!」

辺古山「!!!そ、そんな……」

日向「待ってくれ!今さりげなく変態的なセンテンスが九頭竜の口から飛び出したわけだが、みんなどう思う?」

花村「お付き合いしてる彼女の生理周期までちゃんと調べて、優しくしようとしている九頭竜君に真実の愛を感じたよ」

九頭竜「ま、まだ付き合ってもいないし調べてもねーよクソ[ピザ]!俺は妹が居たし、ガキの頃からずっとペコと一緒だったから嫌でもわかっちまうんだよ!」

左右田「そういや、生理痛ってキツイ人はかなりキツイらしいからな。俺ら男だからわかんねーけどよ。血がドバドバ出るらしいし」

十神「あれはただの血ではないぞ。これだから童貞は……。面倒だ、説明しろ罪木」

罪木「は、はい。赤ちゃんをお迎えするために作られた子宮内膜が古くなってしまったので、子宮内膜に含まれる血液と一緒に排出されるんです。これが経血の正体なんですぅ……。子宮は収縮して古くなった内膜を排出しようとするんですが、この時分泌されるのがプロスタグランジンというホルモンなんですぅ。このプロスタグランジンの量が多いとですね、必要以上に子宮が収縮して痛みを……」

狛枝「まあ、こういう問題ってわかる人にはわかってしまうよね。鼻が利く人もいるからさ!」

小泉「あっ、あっ、あんたたち!もしかして普段から『この匂いはアレだから、この女は生理っぽい』とか妄想したり『今日イライラしているからきっと生理なんじゃね?』みたいに影でクスクス笑いながら私達と話している訳!?頭おかしいんじゃないの!?スケベ!最低!ド変態!もう口もききたくない!」

日向「それは誤解だ……!どこかの声優ファンじゃあるまいし、俺達は妄想で基礎体温表や生理日記を某ネット掲示板に書きつけたりなんかしていない!」

弐大「何もそこまで言っとらんと思うが……」

花村「そもそも生理だとわかったら、なるべく距離を置きたいよね。高確率で機嫌が悪いって事だし……」

小泉「花村ァァアア![ピーーー]!」

西園寺「何よそれ、ふざけんなこのビチグソ野郎!」

澪田「テルテルちゃん最低っす!それは思ってても口にしたら戦争だろうがってやつっす!男なら黙って放っておくのが正しい対応っすよ!」

花村「ああっ、これだけ女性に嫌がられるとそれはそれで快感だよね!げふっ」

七海「暴力は良くないよ。可愛い女の子がグーパンチなんてしちゃダメだ……と思うよ。殴りたくなる気持ちは痛いほどわかるから言葉だけで止めに入ったりはしないけど」

辺古山「ぼ、坊ちゃんも知っていたのですね!い、いやあ!も、もうコテージに戻りたい。戻ってシャワーを浴びなおした後、香水を体にありったけぶちまけたい……!こんな臭い女だなんて、坊ちゃんにだけは思われたくなかったのに!」

狛枝「普段はとっても冷静で取り乱す所なんて想像も出来ない辺古山さんが、真っ赤な瞳に涙を溜めていやいやしているね。本当に、九頭竜君だけには知られたくなかったんだろうね……終里さんの罪は重いよ」

九頭竜「いや、ペコ、なんていうかその……すまん……。でも、ペコが臭いなんておもってねーよ……仕方のねーことだしよ……」

日向「もう何も喋らない方がいいぞ九頭竜。墓穴を掘ってるだけだ」

辺古山「議論は一時中断だ!モノクマ、シャワーを浴びさせろ!でないと私は何をするかわからんぞ……!」

モノクマ「わ、わかったよ。君の気持ちはわかるし、10分あげるからさっと浴びてくるといいよ。なんか狼探しと違う所で勝手に仲が悪くなってるような……」

~裁判中断~

弐大「それで、何の話をしとったんかのぅ?」

狛枝「判定の話だよ。順番は十神君の日向君黒判定、終里さんの花村君白判定、そして辺古山さんのソニアさん黒判定だったね」

弐大「そうじゃったな。辺古山に何故遅れた来たかとワシが尋ねて……」

辺古山「頼む、本当にやめてくれ。それ以上囃し立てられたら恥ずかしさと怒りのあまり私は誰かを殴り殺してしまうかもしれん」

九頭竜「ペコをこれ以上辱めたらただじゃおかねーからな!」

日向「とどめを刺したのは九頭竜だけどな」

七海「私が寝ている間に何があったのかわからないけど、判定は確認したよ。さあ、議論の時間だね」

辺古山「進行についてだが、ソニアを吊らない進行はありなのだろうか?私視点だと折角見つけた狼だから、残しておくのもありだと思ったのだが……」

田中「片黒残し進行はありえん。今日はどちらかの片黒吊りの日だ。どちらかが狼であるとガイアが俺に囁いているからな」

ソニア「辺古山さん真視点では私狼を飼う必要性は微塵もない筈ですが……?辺古山さんは占い師の内訳を真狂狼と予想しているので、今日は私吊り一択でしょう!」

小泉「じゃあ聞かせてもらいましょうか、田中の進行についての考えをね」

田中「片黒吊りの狩回避許可ならば、片黒の真狩を噛んだ場合には黒出し占い候補破綻+吊り節約になるし、片黒が非狼でも狐狩という可能性が見える。純灰からの狩CO回避だと、そいつが非狼なら狼は気軽に噛みにいけるが、片黒からの狩COはそれだけ狼側のリスクも大きくなるしな。また狼狩だとしても、噛み筋から狼達の動きが見えてくるだろう。今日は不要だと思うが、護衛指示を上手く絡めれば、狼の噛みを圧迫できる可能性もある」

罪木「え、えっとお……内訳が【真狂狐】と断定できるなら片黒を吊らない選択肢もありえるのかもしれませんけどぉ……そうじゃなさそうですし私も片黒吊りに賛成しますぅ。灰吊りは、終里さん真を見るという吊り方針になりますけど、現状だと終里さん真を見ている人は殆どいませんしぃ……。吊りミスも許容できる序盤の霊確定状況下において黒を吊るメリットが非常に大きいのでぇ……。狼をキープしたいなら占い師にいるであろう狼で大丈夫だと思いますよぅ……」

田中「灰吊りが認められるのは日向とソニアが両方とも吊り回避した場合のみだ。その場合は狩人回避を認めてもいいな。もしかしたら、狩人3COで詰みも見えるかもしれんし。という訳で俺は▼日向吊りを希望しよう!ここは人外だと思うからな!」

十神「その通りだ。今日はどちらかの片黒吊り以外ありえんだろう」

日向「お前、昨日の俺の話聞いてなかったのかよ……。そもそもお前、俺を狐としても見てたじゃないか。十神が俺を狐だと思って黒出ししたとか考えないのか?お前の要素上げには全然納得できないし、普通に人外探している様に見えないぞ。あまりにも露骨な狼に見える……」

七海「じゃあ、本格的な議論のスタートだね。今日の焦点は黒を出された二人と、占い師の真贋についてかな?勿論灰吊りも説得力があるなら考慮するつもりだよ」

辺古山「灰についてなのだが、今日のソニア狼を受けた結果、昨日決定周りの議事録を見てきて非狼だと推定できそうなグレーが3名ほどいる。狛枝、罪木、そして西園寺だ」

小泉「どうしてかしら?ペコちゃん真視点から見て容疑者から排除出来る位に要素があったかしら……?」

辺古山「先ず、狛枝についてだ。狛枝は誰を占うか意見を出し合って居た時に、態々ソニアに対して説得行動を行っているんだよ。これを両方狼でやっているとしたらかなりの茶番だ。狛枝ソニア両方狼で罪木を占いたくないと狛枝が説得するなら、別にテレパスとやらでやっても構わないだろう?」

狛枝「誰かひとり罪木さん希望から動かさないと、無駄占い濃厚の様に思えたからね。西園寺さんは私怨っぽくて視点漏れ疑惑もあったし、田中君も僕の話を聞きそうになかったし人外だと考えてたから、あの中で一番まともそうなソニアさんに働きかけていたんだよ」

辺古山「次に罪木だ。ソニアは罪木に占い希望票を投じているのだが、3票目という事で明らかに危険水域に入る形になるな」

九頭竜「待てペコ。それは狼が狼を切ってるのかもしれねーぞ。狼は最後に立っていりゃあいいんだ、それまで仲間が死のうが勝てさえすればいいんだし、切り捨てなんて日常的にありうるんじゃねーか?」

辺古山「坊ちゃん、この日の占い希望は占い師候補の希望にほぼ沿う形で決定されました。だから、この投票の結果は実はあまり反映されていないのです。もし反映させるなら、罪木は誰かに占われていなければなりませんでした」

九頭竜「ほら、だから明確に切れているとは言えないだろうが」

辺古山「逆です、坊ちゃん。決定方法が人外からわからなかった以上、投票行動で切れを見てもらえない可能性がありえたのですよ。仲間を切るという行為は残された人外の白印象獲得の為にやるものなのに、あの日はどの様にして占い候補が選定されるか曖昧な状況だったのです。更に、仮にそうだったとしてもですよ、ソニアと罪木両狼でどちらかを生かすなら確実に罪木でしょう。違いますか?」

九頭竜「た、確かに。俺から見ても罪木の発言はまっ白いぜ……。俺と結論は違うかもしれんが、思考の仕方が村側なんだよな。可能性を考察で詰めていきながらも、本当に手探りで動いている様に見える。狐候補としてはちらほら疑われていても、狼として疑ってるやつは殆どいねーし」

辺古山「彼女は一見して自信がない様に見えますが、実は推理力も発言力もかなりあります。その状況ならソニアは罪木狼を逃がす為に意見を変更して狛枝か田中あたりに投票するのが安全な選択肢だった筈なんですよ。実際、狛枝がソニアに説得を持ちかけた時にそのチャンスはあったのです。しかし彼女はそのチャンスを棒に振りました。これは、罪木とソニアに繋がりがない事を示しているのではないですか?」

七海「うんうん、それで西園寺さんに関してはどうかな?」

辺古山「少し好意的な見方になってしまうがな……。確か最初にソニア疑いを表明したのは彼女だったからな。ただ、切れ具合としては二人より劣るとは思うが」

九頭竜「ふーん、とりあえず狼候補は大分絞れているわけだな。次は呪殺を狙ってくれよ、真ならだが」

十神「判定を確認したぞ。終里の狂印象と辺古山の狼印象が上がったな。終里は占い先も判定も慎重に見える。一方で辺古山は大胆だな、通常妖狐入りと違い誤爆もトラップも無いなら大胆にもなるだろうな。日向を吊らなくてもいいという謎の主張も、仲間を吊られたくないって思いの裏返しだろう」

日向「十神視点ではほぼ俺吊り一択なのにそこで客観視点を使ってしまう所がな……」

十神「ソニアが真狩でない限り、俺視点でもソニア吊りは全く問題ないんだが。霊判定白なら辺古山は破綻、黒なら高確率で辺古山狂狐が見え、内訳【真狐狼】【真狂狼】ケースの俺視点での全ての狼が露出する。むしろ、放置されて吊りミスが許されんところで吊ってしまい、結果村人で村敗北確定というパターンが一番苦労する」

日向「それは違うぞ!何故霊判定が出る前提で展開を語れるんだ?大体、辺古山狂人でソニア誤爆とかどれだけレアケなんだよ。お前真視点ならソニアが高確率で白だって推測されるだろ?」

十神「お前は狼だからわからんだろうが、俺がソニアを占うか霊が生きているうちに吊って判定を見なければわからんぞ。ソニアは俺視点ではグレーだからな。理解しろ、低能が……」

終里「……うーん、花村狐には自信があったんだがなあ。まあ、視界が晴れただけよしとするか!対抗の判定だけどよ、ちっと考えてみた。狂人の特攻黒出しと狼の仲間切りが被ったのかねぇ?ちっとまだ判断するには難しいぜ……」

狛枝「役欠けもなければ2日目スタートでもない、なおかつこのCO状況と残狼数で仲間に黒を撃つ狼なんているかな?可能性としてはかなり低めなんじゃない?今、3-1なんだけどねぇ……終里さん?」

田中「そういうのんきさ加減が真に見えんのだ……!お前は今、自分がどの様な立場に置かれているのか理解しているのか!?」

終里「な、なんだよ……!どういう意味だ!?」

田中「貴様は狐を探すスタンスで灰を見ていたな。それなのに花村が狼であっても構わんと昨日の時点では濁している。で、内訳予想は真狂狼。ならば今日の判定で狼側にお前が真である事は既に露見している可能性が高いのだ。更に、昨日の時点でお前の真を主張する人間は誰もいなかったと気付いているか?」

終里「それがどうしたってんだよ?」

田中「わからんのか?今までの貴様の発言には自身が襲撃される事への懸念が微塵も感じられんのだ!真ならば、最悪遺言呪殺でも良いから必死に狐探しをしろ!いいな?対抗の狂狼要素主張でもいいぞ、お前にできるとは思わんがな」

終里「い、言われるまでもねぇよ!見てろ、2つ死体が出て今に恥をかくのはお前の方だかんな!」

罪木「お、終里さん視点では状況的に考えて、狼の村人への黒出しに狂人の黒出し誤爆だったりとか、あるいは黒を出された対象が両方村人である可能性の方が信憑性が高い様に思うのですけど……。終里さんは昨日の時点では日向さんもソニアさんも特別黒く見ている訳ではなかったのでぇ。内訳の考察に連続性を感じられませぇん……」

九頭竜「おい、終里よ。俺からも聞きたいことがある。今の対抗の内訳について、どう見ている?」

終里「興味ねェな。俺が溶かしたり勝手に破綻してくれればそれで終わりだ、狼狂人関係なく吊るだけだろ?霊判定からわかる事をイチイチ考えるつもりはねぇ」

日向「お前には焦りってもんがないのか?2黒ってお前真視点だとかなり驚きの判定だろ?十神や辺古山はともかく、お前には内訳を見直す必要性があるんじゃないのか?どうしてそんなに落ち着いていられるんだ!」

罪木「い、いくらなんでもマイペース過ぎる様な……」

花村「真要素がカケラも見られないね……」

澪田「うーん……。パッと見、ペコちゃんが狂人に見えるっすね!昨日は結構真評価貰えてたし、黒出すタイミングとしては結構いい様に思うんすよね。まあ、ソニアちゃんを図りかねてるところもあるからにんともかんともって所っすけど。赤音ちゃんなんすけど、ちょっと占い先にハテナを覚えたっすよ。そこ黒はでねーっしょって思ってたんすよね。リアクションとしてはまあ普通だよねーって感想っす。昨日よりは真見えたかな?白夜ちゃんはなんかどっしり構えてるっすよね。自分の評価とか気にならない感じ。でも、創ちゃん黒は予想外だったっすよ」

辺古山「……澪田、それはどういう了見だ?状況だけ見て、私を狂人扱いするつもりなのか?私の言動や推理についてはどの様に検討しているのか、聞かせてもらおう!それら全てを考慮して立論を行えないならば、それは推理などとは到底呼べないぞ」

澪田「えっ、ちょっ、どうしてそんなに唯吹の偽視が気になるっすか?だって、そういう雰囲気作ったのはペコちゃんだし、村の信頼を頑張って集める動きしているけど、それって偽でもできるから直ぐに真要素になったりはしないでしょ……?」

辺古山「いいか?今日私が占いで狼を引いている以上、十神が狂人で誤爆でもやらかしてない限りもう判定で真占い師が私だと狼目線で濃厚なんだよ。終里狂が狼を囲ったケースもありえない訳ではないしな。早期退場は怖くない。が、村に一日分でも多く判定という重要な情報を残したいんだ。それを状況だけで括られて偽呼ばわりされた日には、いくらゲームとはいえたまったものではない」

唯吹「ご、ごめんなさい。でも真ならもっと堂々としてればいいんじゃないっすかね?」

辺古山「私がミスをして偽だと思われるのは私の責任だ。それを咎めようとはしないよ。だが、何をどう判断したのか思考過程を晒す事で人外が発見できるかもしれん、だから議論の価値があるのだ。それを忘れないでくれ」

九頭竜「ペコ……。お前は狂人なのか?俺はお前を信じたい。信じたいんだが、その反応がどうしても疑わしく見えちまう……」

辺古山「坊ちゃんまで!うう、私はどうしたら……」

罪木「ま、待ってくださぁい!」

西園寺「なんだよゲロブタァ?言いたいことがあるんならさっさと言いなよ?」

罪木「あの、えっと、その」

西園寺「スっトロいんだよお前は!ほら、みんな無視して議論を続けよう?私も辺古山おねぇが偽に見えるし」

罪木「本当に、辺古山さんが偽ならば狂人濃厚なのでしょうか?」

澪田「は?逆に聞きたいんすけど、なんで狂人が薄いって言えるんすか?」

罪木「澪田さん、考えてみてください……。『辺古山さんが偽なら十神さんと終里さんの判定を見てから、自分がソニアさんに出す判定を考える事が出来た』んですよぅ」

澪田「……?唯吹にもわかりやすく言って欲しいっす!なんかピンとこないっすよ!」

罪木「少し視点を変えて辺古山さん狂人と仮定します。この場合、対抗の判定を見て内訳をどう推理するでしょうか?」

澪田「今回は霊確定しているし、最初に割って破綻なんかしたらゲームメイク難しくなるんじゃないっすか?真占い師の黒だと考えて動きそうっすね」

罪木「その考えに基づいて辺古山さんが動いているとするなら、今日の黒出しは必要のないリスクを引き受けかねない判断なんですよぅ……」

狛枝「ほう……!流石は超高校級の保健委員さんだね!ロジックもなかなか優秀と見えるよ!」

罪木「今回の十神さんの日向さん黒が真の黒だった場合、狼視点で真濃厚に見える占い師は十神さんですぅ。その様な状況下で、狂人による偽黒によるアピールは果たして必要なのでしょうか?」

澪田「あっ!」

罪木「辺古山さんの偽黒が誤爆であった場合、狼視点では十神さんと辺古山さんに平等に真の可能性が残ってしまうんですぅ。ソニアさん狼の可能性を考えるならば、白出しでも良いのですね。誤爆は起こりえないし、わざわざ黒を出さなくてもあちらに真占い師の居場所を伝える事が出来ますぅ。まだ黒を発見していないという事で、自身の占い師としての護衛価値も残せますぅ」

罪木「辺古山さん狂人が十神さん真をアピールしたいのであれば、白出しが安定するんですよぉ……。全ての人外がそうだとは限りませんけれど」

七海「十神君真で終里さん狼、辺古山さん狂人での判定の違和感ってまだあるんだよね。なんで終里さん狼は辺古山さんの日向君黒での片黒ランになる事に賭けたのかなって」

日向「終里は花村に黒を出せない理由でもあったんじゃないのか?例えば、花村終里が両方狼である場合なんかはどうだ」

七海「それはおかしいよ。だって、昨日の議事録を見れば明らかだけど終里さんは十神君や辺古山さんの後に占い候補を選んでいるんだよね。だから仲間が真狂に占われるというのは終里さん狼視点で明らかだったんだよ。この状況で片黒ランの手筋を残そうと思うなら、ここで仲間をわざわざ囲う希望を出す意味が全くない様に思えるんだよね……」

日向「となると、終里狼の場合花村狼は薄いって事か?」

七海「発言内容的にも状況的にも薄いかなあ。普通ならね」

狛枝「あれだけ序盤から本気で切り合って両狼ならアカデミー賞にノミネート出来る程の演技派狼さんだね!もしそうだとしたら手ごたえがありそうでうれしいんだけどね……」

反論!】 I・U・F!

罪木「え、ええっ!?」

―反論ショーダウン―

田中「おい、罪木よ!いい加減に辺古山真への誘導はやめたらどうだ?」

田中「それに、その説明では辺古山が十神真を考えているという……」

田中「間違っているかもしれない前提で辺古山狂人を否定しているにすぎん!」

―発展!―

罪木「う、うゆぅう……!田中さぁん……。では、どの様な前提で見ればいいんですかぁ……?」

田中「【十神の黒が狼の偽黒であると推定した】可能性はどうなのだ?」

田中「【辺古山狂人が狼への支援の為と狂アピールの為に日向に黒を撃った】可能性だって否定できるものではない!」

田中「さあ、どうだ!?【判定の内容と順番だけで辺古山に真を塗ろうと必死な人外】である事を認めるのだ!」

⇒【辺古山狂人が狼への支援+アピ   ールを兼ねての為日向に黒を撃った】

罪木「す、すいませぇん!その推理、断ち斬らせていただいてもいいですかぁ……?」

BREAK!

日向「あの気弱で可愛くて本編では反論ショーダウンに出てこれなかった罪木が……!探偵役をやる日が来るなんて……!」

七海「彼女は元々頭は悪くなかったからね」

罪木「あの……。それはそれでもっとおかしいですよぅ……」

田中「何がだ!狼の黒と考えればアピールは必要だろう!貴様も判定で狂アピは必要だと言っていたではないかッ!」

罪木「田中さん、その場合は【十神さん狼が何故黒を出したのか】が問題になってくるんですよぉ……。霊確定で村人に黒を出して吊るって事になり、翌日までに霊能者が襲えないと、自分が偽物として確定してしまう大きなリスクがあるんですねぇ……。狐入りですから霊襲撃=その日は呪殺ケアが出来ないし、普段以上に危険があるんですぅ……。だから何かしら割った理由があった筈なんですよぅ……。たとえば、狛枝さんが言っていた様な仲間が真狂の占い範囲にかかってしまったケースがそれにあたります。片黒ラン展開になるでしょうし、信頼勝負において有利に戦えるだろうと狼側が考える事は十分に考えられますぅ」

田中「な、なんだと!」

七海「私が狂人なら、の話になるけれどね。狼推定ならば怖くて偽黒なんて撃てないよ。初日でなんて日向君村人なんか決め打てないし、必要のないリスクが多すぎるんだよ。人外側が勝つにはどういう形にせよリスクを背負うのは絶対に必要な事だけど、ここで割り切った行動はいらないと思うかな?」

罪木「き、狂人さんは自分が狂人である事以外情報がない役ですぅ。状況を鋭敏に察知し、適切に動かなくてはなりませぇん。十神さん狼推定の場合、終里さん真の白が見えている段階で、辺古山さん狂人は【私の占い先が狼であるかもしれない】と考える可能性が高いんですぅ。こんな状況で黒出しして誤爆なんかすれば、狼側から見て辺古山さんが限りなく真濃厚に見えてしまいますよぅ……。狂人さんとしてはそれを避けたいと考えるのが普通なのではないですか?狼さんを囲った後で改めて灰狼に見当をつけて黒を撃ってもいい訳ですしぃ……」

田中「ま、まだだ!そもそも狂人が真を乗っ取る動きをしたいのなら意味は全く変わってくるだろう!」

狛枝「あはっ!成程、田中君は辺古山さんに対して狼を切り飛ばしてでも真乗っ取りを狙う狂人であるという説を主張するのかな?でも、ここは狐村なんだよね。狂人占い師に呪殺ケアをしたり、噛みでサポートをするのがどれだけ大変な事かわかってて言ってるの?しかもまだ2日目で霊能者も襲われていないから信用勝負の兆候も見えないし、辺古山さん狂人仮定なら狼を囲えるかどうかも不確実だよ。そんな狂人任せの運に頼る所が大きい戦略を、狂人も狼も『進んで』取るのだと主張するんだね!?全くお笑いだよ、これこそ反論の為の反論って奴だねぇ。そんなのは超高校級の希望だとは到底言えないんじゃないかな?」

田中「ぐっ……!しかし、辺古山がそこまで考えられるかはまた別の問題だろうが。辺古山が判定から十神真だと思って居たのなら、終里の判定から日向村人濃厚である事を見切って黒出しした可能性だってある……!辺古山狂人でも同じだ。奴視点で狼濃厚な終里が花村に白を出しているのだから、黒を出しても良いと考えるかもしれんし……」

「それはおかしいぞ!」

BREAK!

ソニア「た、田中さんがフルもっふにされてます……。ハムちゃんも可哀想」

日向「そもそもお前、俺を狼だと見てるんじゃなかったのかよ?お前の灰推理を内訳推理とリンクさせていくなら辺古山狂人が俺に誤爆、もしくは辺古山狼で俺に偽黒撃ったみたいな路線でないと辻褄があわないだろ。辺古山を偽にしたいあまり、灰考察が歪んでるじゃないか。確かにお前は可能性を広く見ている様だけど、それを絞る考察や思考は一切排除している。それは一体どうしてなんだ?お前こそ辺古山真を見られたくない狼なんじゃないか!?」

田中「俺は辺古山を偽だと断定しているわけではない。お前らの誘導が不気味だったから人外として疑っているだけだ。序盤なのだから誰が真でも困らない様に考察をしていくべきだろう!あてずっぽうで占い師の真贋を発言のみで決めるなど、愚の骨頂だ!」

花村「……まあ、田中君はもう少し考えてきてよ。正直言うと、僕もおいてけぼりだったし今必死に推理している最中だけどね」

澪田「成程!すげぇ納得したっすよ!蜜柑ちゃんも千秋ちゃんも凪斗ちゃんもあったまいいっすね!」

日向「しかし、判定順からここまでロジックを組めるのか……!勉強になったぜ」

七海「絶対じゃないよ。こっちの思惑を超えてくる人外もいるから。私には、辺古山さんが偽でそういう人外には見えていないけれどね」

狛枝「僕みたいな最低で劣悪で愚かなクズが辺古山さん狂人の立場であっても、ここは手堅く白を出す場面だよ?真の黒ならそれで良し、狼の黒ならご主人様を囲える可能性が高い。噛みでその後の状況を見ていけば2日目の判定の正体がおのずと明らかになる訳だし。だからね、僕は辺古山さんは真狼で見るべきだと考えるよ。辺古山さん偽を主張したいなら、今のところは狼占い師であると説得した方がいいとアドバイスしておこうかな。ふふ……」

七海「狛枝君、その口ぶりだと君は辺古山さん狼だとあまり思って居ない様に聞こえるね」

狛枝「さあ、どうだろうね……?ふふっ、とりあえずはみんなの意見も聞いてみたいところかな。人外の誘導も見つけられるかもしれないし、ね?」

田中「そ、そうだ!辺古山狼でないという説得はまだなされていないはずだぞ!」

日向「辺古山狼の可能性……確かにその可能性はありえない訳ではないと思う。でも、そう考えてくると何かが引っ掛かるな……。その引っかかりはどこから来るだろうか?考えてみる必要がありそうだな」

~裁判中断~

2日目 16人
初日犠牲者 モノクマ
占い師候補 辺古山【ソニア●】 十神【日向●】 終里【花村○】
霊能者 七海
凄い共有 小泉

完全グレー 日向 狛枝 罪木 澪田 弐大 左右田 西園寺 九頭龍

To be continued……

狐入り17人村のセオリーがわかってないけど楽しめるぜー

ただ初人狼だとまず手数計算やセオリー把握すら出来てないのが大半じゃねーかとか気になってしまった。昼30分の割りに密度濃すぎィ!
まあ大半が数発言しかできずにSSとしてどうなのってなっちゃうから仕方ないとは思うけどその時期こそ発言からいろいろ滲んで面白いと思うんだけどねえ

こんにちは。只今推敲中です。投下まではしばらくお待ちください。

>>55
実際のログですと、罪木狛枝田中七海十神あたりは狐村にそこそこ慣れていましたので
ある程度は勘弁してやってください(白目)

17人狐入り長期村のセオリーとしては……。そうですね。
護衛か妖魔噛みが一発でも出れば村側ガン有利となってそのまま終わる感じでございます。
呪殺が出なくても村有利です。なので、奇を衒わずに普通に戦うのがよろしいかと存じます。

それと、長期の狐村だと信用勝負(真占い師を吊らせる展開)がほぼない+あっても呪殺一発で
1週間かけて練った狼側の戦略が全部しっちゃかめっちゃかになりますので狼が自信家であるか
余程の事がない(例えば狩人が護衛行動によって真占い師特定に成功した場合等)限り見られないケースとなっております

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年01月06日 (火) 08:11:36   ID: uFylHW5F

面白かった
続き読みたいな……

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