雪ノ下「比企谷君の……馬鹿」 (5)

いつもと同じ授業。

いつもと同じ放課後。

いつもと同じ部室。

いつもと同じ奉仕部。

今、部室には俺と雪ノ下の二人だけだ。

部室に男女が二人、どこかのライトノベルだとなにか異世界への扉が開いてもおかしくはないのだが……。

雪ノ下「比企谷君、もうちょっと離れてくれる? あなたの呼気を吸っていると思うと耐えられないのだけれど」

八幡「お、おう」

そんなのはライトノベルの世界だけで十分だ。

それはともかく

雪ノ下「……」(パラ

夕陽がさす本を読むこの少女は

美しい。

雪ノ下「比企谷君、私の顔になにかついてるのかしら? そうでないならジロジロ見るのはやめてもらいたいのだけれど」

八幡「べ、別に見てねーよ」

雪ノ下「そう。ところで今日、由比ヶ浜さんはどうしたのかしら?」

八幡「知らねーよ」

雪ノ下「比企谷君と由比ヶ浜さんは同じクラスだったと思うけれど」

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