底辺 「ネットのクーポン印刷してきたんですけど使えますか?」 (84)

俺 「貧乏くさすぎwwwwwwww全部俺がおごってやるよ底辺wwwwwwww」

店員 「10万9750円になりまーす」

俺 「は?」

店員 「ネットクーポンの利用で3700円になりまーす」

俺 「え・・・え・・・え??!?!?」

店員 「クーポンご利用ですかー?」

底辺 「あの・・これ印刷したやつだけど・・・使う??」

俺 「え・・・え・・・・」

底辺ちゃん可愛い

絶対普段おとなしい子で貧乏な家で健気に育ったんだろうな~
幼馴染の俺と行動はいつも一緒で、気が弱いながらもしっかりしてるところもあるんだろうな~

底辺 「これ使えば安くなるよ・・・」

俺 「え・・・え・・・差額おかしいだろ・・・え?冗談ですよね?」

店員 「冗談じゃないでーす」

俺 「えーっと・・・えっと・・・クーポン使わない場合はいk・・」

店員 「10万9750円になりまーす」

俺 「え・・・使ったらいくらですか」

店員 「3700円になりまーす」

俺 「え・・・そんなクーポン聞いたことないし見たこともないんだけど・・・」

底辺 「これがそのクーポンですよ・・・」

俺 「え・・・え・・・!?」

俺「よくクーポン持ってたな…さっきは貧乏だなんて言ってごめんな、助かったよ」
底辺「
こうですかわかりません。

俺 「で・・・でも・・・おかしくないですか・・・」

店員 「おかしいとは何がでしょうか?」

俺 「クーポンを使えば10万くらい安くなってますけど、使わなかったら10万5000え・・・」

店員 「10万6050円の値引きになりまーす」

俺 「そう、それだけの金額差はおかしいと思うんだけど、他のお客さんからクレームでるでしょこれ」

店員 「クーポン使わないお客さんは私も初めてでーす」

俺 「ちょちょちょっ・・・使わないなんてまだいってないから・・・」

底辺 「こ・・・これつかう?」

俺 「ちょ・・ちょっと今そういうのいいから黙ってて」

店員 「10万9750円になりまーす」

俺 「だっだからちょちょっとまってくれ」

底辺 「無理しないでいいんだよ、このお店選んだの私だし・・・ごめんね貧乏臭いよね・・・」

俺 「そっ・・そうだな!!貧乏臭いなクーポンとか!!」

俺 「払うよ、払えばいいんだろ!!」

店員 「そのとおりでございまーす!!」

底辺 「ちょ・・ちょっとダメだよ・・・10万だよ??」

俺 「黙れ!元はといえばおまえがこんな店選ぶから悪いんだろうが!!」

底辺 「ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・そうだよね・・・ごめんね・・・」

底辺 「ここは私が払うから・・・」

俺 「あ・・当たり前だろ!最初からさっさとそうしとけよ貧乏人!!クーポン使えよほら!!」

店員 「ダメでーす」

俺・底辺 「え!?」

店員 「おまえが払うと言ったのだからおまえが払いましょー」

俺 「え・・・は!?!?」

俺 「ふ・・・ふざけてんのか・・・あ!?」

店員 「私は大真面目です。さっさと払ってくださーい。」

俺 「は・・・?こいつが払うって言ってんのになんで・・・おっ・・俺が払うんだよ!」

店員 「あなたの人を見下した態度が気に入らないからでーす」

俺 「見下してねーよ!!ふざけんな!こいつが払うって言ってるから払えばいいんだろうが!!」

店員 「ダメでーすオマエが払うんでーす」

俺 「おまえいい加減に・・・」

底辺 「いい加減にしてっ!!!!!!!!!」

底辺 「俺くんはかっこいいんだもん!見下しててもいいんだもん!俺くんは本当はこんなお金すぐ払えるんだもん!」

底辺 「もうやだ!俺くん早くお金払って外にいこ!こんなのやだ!!」

俺 「え・・・俺・・・払う・・・え・・・?」

底辺 「ねっ?早くいこ?」

俺 「え・・・10万・・・」

店員 「10万9750円になりまーす」

俺 「・・・まじか」

俺 「おまえは外でまってろ・・・」

底辺 「うん。待ってるから」

俺 「か・・・カードは使えるのか??」

店員 「使えまーす。」

俺 「ほらよ」

店員 「ご一括でよろしいですかー」

俺 「にっ・・・24回払いだ!!」

店員 「ブホッwwwwwwwwwww失礼しましたーwwwww」

底辺 「あっ・・・俺くん!大丈夫だった?」

俺 「てってめぇ!ふざけんなよ!なんだこの店!二度とこねぇよ!!」

底辺 「ごめんね・・・私が選んだんだもんね・・・あとで私がお金かえすからねごめんね」

俺 「あ・・・当たり前だろ!!早く金おろしてこいよ!」

底辺 「うん・・・ごめんね・・・」



底辺 「ごめんね・・・これ10万円」

俺 「は・・・?10万???」

底辺 「え・・・?」

俺 「おまえわかってんの?10万9750円だったんだぞ?わかる?10万9750円。四捨五入したらいくら?11万だよな?
   そうだよ11万なの。おまえ手にもってるのなに?万札10万だよな?え?足りなくね?1万足りなくね?足りないよねー!!
   こんなの小学生でもわかるっしょ。11万出したのに10万しかださない。っておかしくね?おかしいだろ
   ちょっと常識的に考えてみよっか、俺10万以上はらったの、で、返すっていったおまえが9750円・・・いやカードの利息分考えたらそれ以上だわな。
   わかってんのおまえ。てかおまえ金の重みってわかる?いやいやその紙1枚の重さじゃねーよ。1万あったら何買える?そうだよ缶ジュース100本くらい買えるわけよ
   缶ジュース100本って何日で飲めるかわかるか?1日に3本のんでも約一ヶ月もつわけ。それをおまえピンはねして俺に渡すてどういうことよ」

底辺 「ごめん・・・ほんとごめん・・・すぐおろしてくるからまってて?ね?ごめんねほんとごめんね」

俺 「さっさとしろや!」

底辺 「ごめんなさい・・・これ2万円・・・ちょっと多くおろしたから・・・」

俺 「チッ・・・最初からこうしてりゃいいんだよ使えねーやつだな・・・」

俺 「まぁ許してやるよ。気分いいから今晩もアレ打ってやるよ」

底辺 「ほっ・・・ほんと?!またアレ打ってくれる!?嬉しいの!早くおうちかえろ??アレほし!アレほしいの!」

俺 「落ち着けよ、こんな街中で興奮してんじゃねーよ」

底辺 「だって・・だって・・・アレ今すぐほしいの・・・ね、おうちかえろ??なんでもするからおうちかえろ??」

俺 「ちょっとそこで休憩してから帰るぞ」

底辺 「やだやだ!早くかえろ!」

底辺 「やだやだああ、待てないの!もう帰るの!ね?もう腕ペシペシするから早く!早く打ってほしいの!」

俺 「お・・・おい・・・外でそういうのやめとかないと打ってやんねーぞ」

底辺 「え・・・黙る・・・ンッ・・・黙るねごめんね・・・」

俺 「そういえば、さっき帰ったらなんでもするっていったな」

底辺 「うん、俺くんが喜ぶならなんでもするの!だから・・・ね??」

底辺 「ただいま!!ね・・・俺くん早く!!早くしよ?しよしよ!」

俺 「わかったよ、じゃぁまず服脱げほら」

底辺 「うん!!」

俺 「そこの引き出しあけろ、白いのあるだろ」

底辺 「ほんとだあああああ、あったあああああ!!あったのおおお!!」

底辺 「早く打って!ね!!早くぅう!!!」

俺 「じゃぁそれこっちに渡せ」

底辺 「うん!いくよおおお!!!」

ビュオン!!

カキーン!!!


俺が打った白球は高い青空を越えて 飛んでいく、どこまでもどこまでも・・・ぼく達の夢を乗せてとんでいった。
甲子園の夏はまだ始まったばかりだ。

作者 あとがき

この作品を書き始めた時はどんな展開になるか僕にも想像がつきませんでした笑
こんな彼女、いたこともないですから手探りで進めていくしかない中、不甲斐ない自分を支えてくれた編集の中野くんにはほんとうにありがとうと言いたいです。

この作品をまず1番に読んでくれた中野くん
ダメな部分をダメと言ってくれて喧嘩とかも色々ありましたけど笑

まぁ、それはまたの機会があれば書かせてもらいます。

最後まで読んでくれた読者のみんな、そして中野くんほんとうにありがとう。

ちなみにこの作品はフィクションです笑

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