クリスタ「(嘘っジャンが……?)」
クリスタ「(相手は誰なんだろう!?)」
ジャン「ああ……こんなの誰にも言えねえよ……」
クリスタ「(声をかけるべき!?いや、だけど……)」
ジャン「どうすりゃいい……俺は一体……」ズーン
クリスタ「(……よし決めたわ!声をかけよう!)」ウンッ
クリスタ「ジャン、相談n……」タタ
ジャン「だって男は妊娠なんかしないだろ普通……!?」
クリスタ「(えっ)」ピタッ
クリスタ「」サササ
クリスタ「……………」
クリスタ「(ど、どういうこと?)」
クリスタ「(え?え!?分かんない、どうしよう……)」ソーッ
ジャン「マルコ、何でこんなときにお前はいないんだよ……」
クリスタ「(あっ、男は妊娠しないから)」
クリスタ「(妊娠する女の気持ちが分からないとかそういう意味かな?)」
クリスタ「(なら、尚更相談に乗ってあげなくちゃっ!)」ウンッ
クリスタ「ジャン、相d……」タタ
コニー「ん、ジャン廊下に座り込んでどうした?」スタスタ
クリスタ「(え、えっと)」ピタッ
クリスタ「(とりあえず戻って様子見よう)」サササ
ジャン「コニー、ビックリさせんなよ………」
コニー「え?俺ふつーに歩いてきただけだぞ?」
ジャン「何か今はお前が羨ましい……」
コニー「どうした?元気ないぞ?」
ジャン「まあ……色々あってな……」
コニー「腹減ったとか?……あ!」
コニー「さっきサシャに昼飯のパン食われたからか!?」
ジャン「そうだったか?覚えてねえな……はは」
コニー「じゃああれか!ミカサに無視されたとか!だろ?だろだろ??」
クリスタ「(妊娠させちゃったんだよ……!)」
ジャン「ミカサに無視されるなんてもう慣れっこだぜ……」
コニー「変なジャンだなー、元気出せよ!」ペンペン
コニー「やっぱサシャになんか食われたんだろ?な?」
クリスタ「(相手……妊娠した相手は誰なのかな?)」
クリスタ「(ジャンには悪いけど、ミカサはまずないと思うし……)」
クリスタ「(ユミル……もないと思うし……)」
クリスタ「(サシャ……もない……)」
クリスタ「(サシャ!?)」
ジャン「サシャは関係ねえよ……」
クリスタ「(だよね)」
クリスタ「(アニは憲兵団だし……でも)」
クリスタ「(104期生とは限らないよね……?)」
クリスタ「(……とにかく、本人から話を聞くのが一番!)」ウンッ
クリスタ「コニー、エレンがよんd……」タタタ
エレン「おい、ジャン大丈夫か?」スタスタ
クリスタ「(う)」ピタッ
クリスタ「(た……退却退却)」ササササ
ジャン「エレンか……」
クリスタ「(エレンが呼んでるってコニーに言って)」
クリスタ「(自然にジャンと二人きりになるつもりだったのに……)」
エレン「まじで、大丈夫か……?」
ジャン「何が?」
エレン「いや、何か……全体的に元気ないから」
コニー「なんかジャン元気ないんだよな」
ジャン「はは……そんなことねえよ」
エレン「あきらかに元気ないだろ、どうした?」
ジャン「疲れた……」
コニー「おいっ、死ぬなよ!?」アセアセ
クリスタ「(よし、大事になるまえにはやく私が何とかしないと!)」ウンッ
クリスタ「エレンとコニー、ライナーg……」タタタ
ライナー「何だクリスタ?」
クリスタ「ひいっ!!」ドテーン
ジャン「?」
エレン「なんか今聞こえたな」スタスタ
コニー「誰かいるのかー?」スタスタ
クリスタ「なっ、何でもないよ!」アセアセ
ライナー「俺がクリスタ驚かせちまったんだ、悪いな」
エレン「ライナーって気配感じさせずに近付いてくるもんな」
コニー「そうそう、たまにびびる」
ジャン「(どうしたらいい……誰かに相談するべきか?)」
ジャン「(でもどうせ誰も信じちゃくれねえよな)」
ジャン「(だって男は妊娠しないのが、世の中の常識)」
ジャン「(いや、原理、定理、条理、決定事項、暗黙の了解……?)」
ジャン「(まあそんな感じだろ)」
ジャン「(信じてくれたところで俺は変人だ)」
ジャン「(お前女だったのかとか言われる……!)」
ジャン「(俺はアレもしっかり生えてる、男なんだぞ!?)」
ジャン「(なのに、何で俺は……俺は……!)」
ジャン「(『妊娠2ヶ月ですね~』だと!?)」
ジャン「(ぶざけんじゃねえ!)」
ジャン「(相手も分からねえ、つか誰ともヤってねえ!)」
クリスタ「あ、三人とも、今日は馬小屋掃除当番だよ?」
コニー「ん?そうだったか?」
エレン「じゃあ行くか……」スタスタ
ライナー「(多分当番はクリスタだが何か理由があるに違いない)」
ライナー「ほら、コニーも行くぞ」スタスタ
コニー「ほーい」スタスタ
クリスタ「(よし……これでやっと話が聞ける)」フウ
クリスタ「ジャン?どうしたの?」スタスタ
ジャン「あぁ……クリスタか」
クリスタ「私で良ければ相談にのるよ?」ニコッ
ジャン「……いや、ちょっと気分が悪いだけだ」
クリスタ「大丈夫??」
ジャン「ああ、悪いな心配させちまってよ」
クリスタ「ううん!あの……」
クリスタ「(こっちから切り出すしかないよね……!)」
クリスタ「妊……娠………」
ジャン「!」ビクッ
クリスタ「あっ……大丈夫?」
ジャン「あ……ああ、妊娠がどうかしたのか?」
クリスタ「さっき妊娠したって言ってたから……」
ジャン「聞いてたのか!?」
クリスタ「ごめんなさい!聞くつもりじゃなかつたの」
ジャン「頼むから誰にも言うなよ!?」
クリスタ「うん、分かってる!」アセアセ
クリスタ「だけど、一人で考えてると辛いでしょ?」
クリスタ「だから何か力になれないかなって思って……」
ジャン「クリスタ……!」パァ
ジャン「(女神)」キラキラ
クリスタ「まず……相手は誰なの?」
ジャン「分からねえ……」
クリスタ「えっ!?」
ジャン「まったく心当たりがない」
クリスタ「そっか、なら、行為をした人とかは……?」
ジャン「それもいないんだ」
クリスタ「……ええ!?」
ジャン「いや……もしかしたら俺の記憶にないだけで」
ジャン「誰かとしたのかもしれないが、全然覚えてないし」
ジャン「俺は今まで誰ともヤったことないはずだ……」
クリスタ「そうなの!?」
ジャン「……俺を最低な男だと思ってくれてもいいぜ」
クリスタ「そんなことない!」
クリスタ「(でも相手が分からないって、どういうこと?)」
クリスタ「とにかく、まず最初に相手を見つけないと……!」
クリスタ「きっと相手も困ってるよ?」
ジャン「そうか……?」
ジャン「でも心当たりがないなら探しようもないだろ」
クリスタ「そっか……」
ベルトルト「~♪」スタスタ
ベルトルト「ん?」ピタッ
クリスタ「……でもねジャン、どんな理由でも妊娠させたなら」
クリスタ「最後まで責任もって見守るのが義務だと思う」
クリスタ「だから、ジャンは逃げないでね?私も一緒にいるから!」
ジャン「ああ……悪いな、クリスタ」
ベルトルト「えっ」
ベルトルト「(嘘……クリスタが妊娠!?)」アセアセ
ベルトルト「(しかも、相手はジャン!?)」
ベルトルト「(ライナー、大変だよー!)」タタタタ
クリスタ「あっ、私ちょっと用事あったんだ!」
クリスタ「また何かあったら私に相談してね?」ニコッ
ジャン「ありがとな……」
クリスタ「ううん、世の中助け合いだよ!」タタタ
ジャン「クリスタは優しいな……」
ジャン「(さて、ここで冷静に考えてみよう)」
ジャン「(妊娠2ヶ月ということはだな……)」
ジャン「(子供がお腹にできたのが2ヵ月前ということになるな……)」
ジャン「(だから、俺がまだ訓練兵だった頃になるのか?)」
ジャン「(あの頃はマルコもいたな……)」シミジミ
ジャン「(じゃなくて、てことは訓練兵の時に何かが起きたってことか?)」
ジャン「(待て、そもそも男が子供を作れるのか自体謎だ)」
ジャン「(いや、無理だ)」
※ジャンは保健科目があまり得意ではありません
ベルトルト「いた、ライナー!」タタタ
ライナー「何だ?」サッサッ
ベルトルト「え?何で馬小屋の掃除してるの?」
ライナー「ボランティアだ」キラーン
エレン「クリスタに騙されたんだ……」
コニー「なんかショックだよな……」
ベルトルト「(っクリスタ!)」
ベルトルト「(きっと、妊娠したから掃除をするのも辛いんだ……)」
ライナー「きっと、クリスタなりに何か事情があるんだと俺は思う」
ベルトルト「そうだ……ね」アセアセ
ライナー「(そう、そして俺はクリスタに頼られたんだ!)」ルンルン
コニー「そういえば、ジャンが元気ないんだよ」
ベルトルト「え゙?」
コニー「なんかあったっぽいけど教えてくれないんだよなー」サッサッ
ベルトルト「(絶対クリスタの妊娠のことだ……!)」
ベルトルト「(やっぱりジャンがクリスタに妊娠させちゃったんだ!)」
ベルトルト「(……これライナーには言わない方がいいかな……)」
ライナー「ジャンのやつ、珍しいな」
エレン「……俺トイレ行ってくる」タタタタ
コニー「なあ、昨日までは元気だったよな?」
ライナー「そうだな、ミカサの髪の毛拾ったとか嬉しそうに報告してたな」
ベルトルト「(ならなんでジャンはクリスタと……)」ハア
ライナー「ジャンは本当にミカサが好きだよな」ハハハ
コニー「ミカサのどこがいいんだろうな?」
ライナー「まあ、好みは人によるだろう?」
ライナー「ところで、さっきコニーたちは何してたんだ?」
コニー「ん?ああ、ジャンと話してたんだ」
ライナー「(つまり、クリスタはそれを真剣に見つめてたのか……)」
ライナー「……クリスタって、好きな奴いるのか?」
ベルトルト「あ゙!?」
ライナー「な、なんだ?」
ベルトルト「いや別に!?いないと思うなあはは!」アセアセ
ライナー「(変なベルトルトだな)」
ジャン「(くそっ……相手は誰なんだ!)」
ジャン「(……ミカサの子どもだったらいいな……)」
ジャン「(ははは……はははは……)」
エレン「ジャン……」スタスタ
ジャン「なんだ、またエレンか」
エレン「なあ、もしかしてお前……」
ジャン「あ?」
エレン「妊娠……とか……」
ジャン「……あっ!?ああ!?あ??ああああ!?」アセアセ
ジャン「なななな何のことだ?」
エレン「だから……お前元気ないのって、妊娠したとかか?」
ジャン「っ!」アセアセ
ジャン「……なんでそう思うんだよ」
エレン「ん、まあ……なんとなく」
ジャン「おっ……男の俺が妊娠なんかするわけねえだろ!?」アセアセ
エレン「あ……ああ、そうだよな!ごめん」
エレン「でも、俺でいいなら話聞くからな」
ジャン「分かったよ……サンキュー」
エレン「(妊娠じゃないのか……)」
ジャン「(つか、何でエレン妊娠なんて分かったんだよ……!)」
ジャン「(まさか、こいつも聞いてて本当は知ってるのか!?)」
エレン「(そうだよな、男が妊娠なんて……有り得ないよな)」
エレン「(俺、やっぱ変だな……)」
ジャン「(でもまだこいつは信用ならねえからな……)」
ジャン「(……こういうときマルコがいたら……)」
エレン「じゃあ、俺掃除の途中だから行くぞ?」
ジャン「わざわざどーも……」
エレン「いいって、仲間……だろ?」ニコッ
ジャン「っ!//」
エレン「じゃあな!」タタタタ
ジャン「(何だよ……なんか今仲間とか言われるとちょっと嬉しいな)」テレテレ
クリスタ「(妊娠かあ……ちょっと羨ましいなあ)」
クリスタ「(やっぱ女性なら一度はしてみたいよね……)」
「この間、妊娠しちゃった兵士がいてさ、内地行きだって!」
「うわー、まあ兵士なのに性行為するのが悪いと思うけどね」
「だよねー!」
クリスタ「………………」
クリスタ「(ジャン、どうしよう!?)」
ユミル「妊娠?バカだなー、なあクリスタ?」アハハ
クリスタ「そ、そんなことないよ!」
ユミル「えっ?ごめん……」
家の事情により更新遅くてちまちまで申し訳ない
おやすみなさい
コメントありがとうございます
内地じゃなくて、開拓地だ……
すんません
>>38
「この間、妊娠しちゃった兵士がいてさ、開拓地行きだって!」
でお願いしま
ジャン「(どうする……俺……)」ハア
ミカサ「ジャン、ちょっと聞きたいことがある……」スタスタ
ジャン「っミカサ!な……何だ?」
ミカサ「妊娠……したの?」
ジャン「はっはいい!?」アセアセ
ミカサ「したんでしょう?」
ジャン「(なんで!?なんでミカサが!?)」オロオロ
ミカサ「……した?」ゴゴゴ
ジャン「し……してねえよ!?」
ジャン「俺は男なんだから、するはずがねえだろ!ははは!」アセアセ
ミカサ「……嘘はよくない」
ジャン「(!?)」
ジャン「してないって!何でとんなこと言うんだよ!!」アセアセ
ミカサ「……まあいい、してなのなら問題ない」
ミカサ「ただもし妊娠したのなら、すぐに医者に薬もらって」
ミカサ「お腹の子を…………するべき」
ジャン「えっ………」
ミカサ「兵士である以上、そうするべき」
ミカサ「(さっきの話からして、ジャンはきっと妊娠している……)」
ミカサ「(そしてそれは、エレンの子……!!)」
ミカサ「(これがばれたらエレンも調査兵団にいられなくなってしまう!)」
ミカサ「(ジャンはやはり隠している……)」
ミカサ「(エレンを説得するしかない)」スタスタ
ジャン「…………………」
ジャン「(な……なあ、どっからか情報漏れてないか?)」
ジャン「(……クリスタか……あいつ!)」
ジャン「(いい人ぶって、本当は俺のこと陥れるつもりだったんだ!)」
ジャン「(畜生!どうする!広まるのも時間の問題だ!!)」バンバン
アルミン「ん、何してるんだろう?」
クリスタ「ごめんなさい!みんな!」タタタ
ライナー「いいんだ、困ったときはいつでも俺を頼ってくれ!」キラン
クリスタ「う……うん!」ニコッ
ライナー「(もっと頼られたい)」
コニー「なんで嘘ついたんだよ、今日はクリスタが掃除当番だろ?」
クリスタ「ごめんなさい……!」
ベルトルト「ま、まあ、みんなクリスタにも色々あるだろうし」
ベルトルト「責めないであげようよ?」
コニー「掃除当番くらい出来るだろ!」
クリスタ「本当にごめんなさい……」
ライナー「気にするな、またいつでも変わってやる!」キラキラーン
クリスタ「ライナーは、優しいね」フフッ
ライナー「(結婚したら……最低でも子供は3人欲しいな……うん)」
ベルトルト「(ライナーにばれたらジャンは……!)」ガクガク
コニー「なあ……そういやこの間の妊娠した兵士が開拓地送りって話」
コニー「あれマジ?」
ベルトルトクリスタ「(ドキッ!!!)」
ライナー「そうだろうな、その相手の男も一緒に送られたらしい」
クリスタ「(な……なんでこのタイミングで妊娠の話!?)」オロオロ
ベルトルト「(あっ!クリスタが動揺してる!)」チラチラ
クリスタ「(!)」パッ
ベルトルト「(っ!)」ドキッ
クリスタ「(今ベルトルトと目があった……!)」アセアセ
ベルトルト「(クリスタと目があってしまった……!)」アセアセ
クリスタ「(この話聞いて私を見たってことは……)」
ベルトルト「(あの目のそらし方……!)」
クリスタ「(ベルトルト、何か知ってる!?)」アセアセ
ベルトルト「(クリスタ、絶対妊娠してる!!)」カクシン
アルミン「あれ?ジャン、顔赤いよ?」スタスタ
ジャン「え?そうか?」
ジャン「そういや最近、妙に体が熱っぽいんだよな……」
ジャン「なんかだるいし……」
アルミン「そっか、熱はかった方がいいんじゃない?」
ジャン「いや、平気だ……」
ジャン「(アルミン……になら、話しても……)」チラッ
アルミン「?」
ジャン「(……いや、誰も信用ならねえ)」
ジャン「(……ミカサに言われた通り……お腹の子を……するしか……)」
アルミン「(様子が変だ……まるで)」
アルミン「(誰にも知られたくない秘密を隠してるような、そんな雰囲気だ)」
アルミン「……僕でいいなら、話聞くよ?」
ジャン「えっ!?」
ジャン「……別に話すことはないぜ?」
アルミン「(んっ?もしかして……!)」
アルミン「ジャン、この世界にあり得ないことなんてないんだよ」
アルミン「例えば……信頼していた仲間が巨人だったとか」
アルミン「この壁は実は巨人でできていたとか……」
アルミン「女型は実はあのアニだった、とか……」
アルミン「……男が妊娠するとか」
ジャン「!?」ビクッ
ジャン「(なんでその流れで!?)」
ジャン「(駄目だ……これで焦ったらアルミンの思うツボだ!)」
ジャン「(冷静に対応しよう……冷静にな)」
ジャン「………マルコは実は生きてた、とか?」
アルミン「え、あ……うん、あり得ないことじゃない」
アルミン「(うーん、僕の勘違いかな……)」
アルミン「(まあ、時間が経てば分かるだろう)」
ジャン「(お腹の子供はミカサと俺の子でした……とかな)」
ジャン「あったらいいな、そんなこと」
アルミン「うん、じゃあまた後でね」スタスタ
ジャン「…………………」
ジャン「(医者に薬、もらってくるか……)」トボトボ
エレン「(もしジャンが妊娠してたら……)」
エレン「(嬉しい……なんていっちゃだめだよな)」
エレン「(何考えてんだ……めでたいことなんかじゃない……)」
エレン「(こんなこと願っちまうなんて……俺最低だ)」
ミカサ「エレン、ジャンのことだけど……」スタスタ
エレン「ああ……あいつ、妊娠はしてないぞ」
ミカサ「確認したの?(医者に)」
エレン「ああ、有り得ないだろ!って笑われちまった……」
ミカサ「そう……」
エレン「やっぱおかしいんだって、男は妊娠しないだろ?」
ミカサ「……分かった」
エレン「(そうだ、ジャンは具合が悪いだけだ……)」
エレン「(俺が、何もかも妊娠だと思い込んでるだけだな……)」
~ 夕食 ~
ジャン「(あー……食欲湧かねえ)」ズーン
エレン「(心配だ……)」チラチラ
ミカサ「(……つわり?)」ジーッ
クリスタ「(ジャン、やっぱ気にしてるんだ……妊娠させたこと)」ジッ
ベルトルト「(ジャンを心配そうに見てる……僕はクリスタが心配だよ)」ヨコメ
ライナー「(クリスタがジャンを見つめて……まさか、好きなのか!?)」ハッ
コニー「うんめええええ!ジャンも食えよ!ほら!」グイグイ
ジャン「あぼぼぼ……」
エレン「あっやめろよ!!」パシッ
コニー「いてっ!な、何だ……!?」ヒリヒリ
エレン「……そっとしておいてやれよ」
ジャン「(エレン……!?)」
コニー「分かったよ……」
エレン「大丈夫か?」
ジャン「お、おう……」
ミカサ「(エレン……やはりジャンは妊娠しているのね……)」
ミカサ「(しかも、エレンの子供!)」ゴゴゴ
アルミン「(なんか、変な空気だな……みんな変な気遣いしてて)」
エレン「(お前やっぱ妊娠してるんだろ……ジャン)」
エレン「(俺がお前のこと守るからな……お腹の子も!)」
ジャン「(何だろうな、妙に視線を感じる……)」
ジャン「(もうばれてんのかな……)」
それから一ヶ月後……
ジャン「……………」ズーン
アルミン「大丈夫?最近顔色悪いよ?」
ライナー「また気持ち悪くなったらすぐ言えよ?」
ジャン「大丈夫だ………うっ」
オロロロロロ
エレン「ジャン……」サスサス
ベルトルト「(今月に入ってからジャンがやたらと戻すようになった……)」
クリスタ「ジャン……何もそこまで責任感じなくても……」
ベルトルト「(クリスタへの罪悪感か……?)」
ベルトルト「(きっと、クリスタのお腹の子はどんどん成長してるんだ)」
ベルトルト「(でも、クリスタは具合が悪いとかまったくないな)」
ライナー「なんか、まるでつわりみたいだな(冗談)」
ジャン「っう!」オロロロロロ
エレン「ライナー!!」ギロッ
ライナー「男がつわりなんて、気持ち悪いこといってすまん……」
ジャン「っ…………………」
エレン「(ラ゙イ゙ナ゙ー゙)」ピキッ
エレン「ジャン、一旦トイレに行こうぜ」グイ
クリスタ「(このままじゃ、ジャンが崩壊しちゃう……!)」
クリスタ「(もしかして……私の……せい?)」
クリスタ「(逃げちゃダメとかプレッシャーかけちゃったから……!?)」
ベルトルト「(なんでライナーはすぐ妊娠の話を出すかな……)」
ライナー「(なんか、すまん……)」
アルミン「………………」
エレン「落ち着いたか?」
ジャン「ああ……出すもの出したら少しスッキリしたぜ」
ジャン「迷惑かけて悪いな……」
エレン「気にするなよ!俺はジャンの力になりたいんだ」
ジャン「何でそこまで?」
エレン「それは、まあいろいろ……」
エレン「……なあ、俺には隠さないで話してくれないか?」
ジャン「…………………」
エレン「やっぱお前、妊娠したんだろ?」
エレン「俺には分かるよ」
ジャン「……………………」
ジャン「……………そうだよ」
エレン「やっぱり……!」パァ
エレン「(……はっ!何喜んでんだ俺……!)」ウルウル
エレン「(なんで感動して泣いてんだ俺……!)」ウルウル
エレン「(ジャンも辛いのに……!)」ポロポロ
ジャン「ど……どうした?」
エレン「……ごめん、なんか……俺……」ポロポロ
ジャン「?」
アルミン「(なるほど………エレンの子か)」
リヴァイ「おいガキ、そこで何してる」スタスタ
アルミン「いっ!!」ビクリ
アルミン「いや!あの、何でも!」アセアセ
リヴァイ「ん……エレンと、あいつは……ジャンか」
リヴァイ「ガキはどっか行け」
アルミン「はい……」タタタタ
リヴァイ「(ん……エレンが泣いてやがる)」ソーッ
エレン「俺さ……実は、妊娠したんだ」グスッ
ジャン「………は!?」
リヴァイ「(!?)」
もう何が何だか…
>>72ごめんね………!
リヴァイ「(おい……これはどういう状況だ……)」
エレン「俺が訓練兵になってすぐくらいに発覚したんだ」
エレン「妊娠2ヵ月だった……」
エレン「相手が分からないし、俺男なのに妊娠とか意味わかんねえし」
エレン「最初は誰にも言えなかった……」
ジャン「(全然知らなかった……)」
エレン「でも、ミカサがいちはやく俺の異変に気づいて心配してくれたから」
エレン「とりあえずミカサとアルミンにだけは話したんだ」
エレン「二人は結構冷静に聞いてくれたし、助けてくれた」
エレン「……だから今度は俺がジャンを助ける!」
ジャン「ちょ、ちょっと待ってくれよ」アセアセ
ジャン「お前、そのあとどうなったんだ!?」
エレン「ああ……妊娠なんてしてたら調査兵団になれないと思って」
エレン「……医者から薬もらって……」
ジャン「え………嘘……だろ……」
エレン「でも、安心したのと同時に罪悪感が溢れてきて……辛かった」
エレン「正直、あれでよかったのか分からないんだ」
エレン「だから、ジャンにはこんな思いはしてほしくない」
エレン「……産めとは言わないけど、産むなら俺は応援する」
ジャン「そうだったのか……」アセアセ
エレン「でもさ、こんなこと言うのもあれだが俺嬉しかったんだ」
ジャン「は?」
エレン「俺だけが男なのに妊娠なんかしたのかってずっと悩んでた」
エレン「俺、女なのかなって思った」
エレン「でも、アレついてるし……」
エレン「原因はわからねえ、相手も分からねえ」
エレン「不安だった」
エレン「だから……同じ悩みを持つ奴がいたんだって」
エレン「すごく励まされた……」
ジャン「(仲間って……そういうことかよ)」
エレン「ジャンは、相手が誰か分かるのか?」
ジャン「わからん……そういう経験もない」
エレン「だよなー」
ジャン「あ?」
エレン「……すまん」
ジャン「誰なんだろうな……」
ジャン「待て、俺が産んだら俺は父さんでいいのか?」
エレン「いや、母さんだろ」
エレン「まあ、相手が女だと訳わからないことになるけどな」
ジャン「………ん、相手は女だろ?」
エレン「…………………」
ジャン「…………お、おい…………」
ジャン「相手が男とか言うんじゃねえだろうな!?」
エレン「そもそも、相手が女なわけないだろ……!」
ジャン「なんで!?」
エレン「だっておかしいだろ!女が男を妊娠させるなんて」
ジャン「いや!男が男を妊娠させるのもおかしいだろ!」
エレン「でもアレは男にしかついてないだろ!?」
ジャン「そ……そうだが……そうか……」アセアセ
※エレンも保険科目が苦手です
リヴァイ「(何だあいつら……訳が分からねぇ)」
リヴァイ「(とりあえず、エレンは訓練兵の時妊娠したことがあり)」
リヴァイ「(ジャンは今妊娠してるってことでいいのか……?)」
正しい。
エレン「先月で妊娠2ヵ月だったなら、訓練兵団の時だな……」
ジャン「くそっ……誰なんだ俺の……旦那……?いや奥さんは!!」
エレン「だから、お前は産むんだから奥さんだろ!」
ジャン「うるせえ!俺は信じてるぜ!相手が女だってな!」
ジャン「とっとと名乗り出ろ、この野郎ー!!」
コニー「(……………)」
コニー「(あいつらの会話がまったく理解できないのは)」
コニー「(俺が馬鹿だからじゃないよな?)」
リヴァイ「(とりあえず、俺は報告するべきなのか?)」
リヴァイ「(どうせ報告しても証拠がないなら聞き入れられるはずがない)」
リヴァイ「(少し考えよう……)」スタスタ
ライナー「それにしても、ジャンのやつどうしたんだか」
ベルトルト「ライナー、君は何も知らなくていい……」
ライナー「?」
クリスタ「と、とにかく、妊娠の話は出さないようにしない??」
ライナー「あ、ああ、クリスタが言うなら」
ベルトルト「(そうだ、一番辛いのはクリスタのはずなんだ)」
ベルトルト「本当、気をつけてよ?」アセアセ
~ 夕食 ~
ジャン「うめえな!このスープ!」ジュルルル
エレン「ああ!おかわりはないのか?」キョロキョロ
アルミン「(何を二人で話したらこんな元気になったんだ……!)」
コニー「(こいつら……何なんだ!?)」チラチラ
クリスタ「(ジャンが元気そうでよかった……)」フフフ
ベルトルト「(ジャンに見とれてるクリスタ……)」アセアセ
ライナー「(妊娠の話はしない、妊娠の話はしない……)」ウンウン
ミカサ「(妙に元気……やはりお腹の子はすくすく育っているのね)」ゴゴゴ
ジャン「(とにかく食べるぜ!)」モグモグモグ
エレン「(その調子だ!ジャン!)」キラキラ
ジャン「!!うっ……う……」
オロロロロロロ
エレン「食い過ぎだ!ジャン!」サスサス
それからまた約一ヶ月後
ジャン「(はあ……本当にこのままでいいのか?)」
ジャン「(お腹が出てきたら隠せないだろ……)」
ジャン「(開拓地送りか……せっかく覚悟決めて調査兵団になったのにな)」
ジャン「(……まだ、間に合うよな)」
一方、一ヶ月考えてようやくジャンが妊娠したという結論に
辿りついたコニーは少し悩んでいた……
コニー「(ジャンってことは、相手はやっぱ……あいつか!?)」
コニー「(あいつしかいねえ!でも……どうすんだよ……)」
コニー「(マルコ……俺はどうすればいいんだ!?)」
コメントありがとうございました
ついていけないっていう人、大変申し訳ない
おやすみです
そういえば最近中国で2歳児が出産したらしい。
ただ実際には、その2歳児が胎児の時に双子を自分の体に取り込んでしまっていたのが、最近腹が膨らんできて発覚しただけらしいから、正確には出産ではなく摘出というべきたろうが。
なおその摘出された赤ん坊(胎児?)は生きていたのかも、原型をとどめていたのかは記事に記述がないから不明。
コメントありがとう
面白いって思ってくれてる人がいて安心した……
>>89
まじですかい!なるほど、そういう手があったのか……
ジャン「(間に合う……間に合う……)」
クリスタ「ジャン?」スタスタ
ジャン「お、おう……クリスタ」
ジャン「(どうやら、みんなの様子だとクリスタはばらしてないみたいだ)」
クリスタ「相手、見つかった?」
ジャン「いや……まったく」
クリスタ「あのね、少し気になったんだけど……」
クリスタ「そもそも相手がわからないのになんで妊娠したって分かったの?」
ジャン「医者に言われたんだよ、妊娠してますって」
クリスタ「(え?どういうこと??)」
クリスタ「妊娠させた相手が、名前を伏せたの?」
ジャン「いやだから、まず相手が分からねえんだよ」
クリスタ「(んー……?)」
エレン「ジャーン、馬小屋掃除行くぞ!」
ジャン「ああ、今行く!」
ジャン「悪いなクリスタ、また今度な!」タタタ
クリスタ「あ、うん!またね!」アセアセ
クリスタ「(何だか、ジャンのいってることがよく分からない)」ウーン
ベルトルト「(またあの二人、妊娠の話してた……)」
ベルトルト「(もう、こうなったら直接本人に確かめよう!)」
ベルトルト「(どうか僕の勘違いであってくれ……!)」
ベルトルト「クリスタ、聞きたいことがあるんだ」スタスタ
クリスタ「あっベルトルト、何?」
ベルトルト「クリスタって妊娠したの?」
クリスタ「え?してないよ?」
ベルトルト「でも、ジャンが妊娠させたとかなんとか……」
クリスタ「あ、それは他の……え?」
クリスタ「ジャンが私を妊娠させた?」
ベルトルト「うん、そうなんだよね?」
クリスタ「(嘘!ジャンが妊娠させた相手は私なの!?)」
クリスタ「(だから相手が分からないって誤魔化してたの!?)」
クリスタ「(それなのに私が相談乗るとか言って……)」
クリスタ「(今さら言えなくて、ずっと悩んでたのかな……?)」
クリスタ「そう………かも」
ベルトルト「やっぱり……!あぁ……ライナー……」クラッ
ベルトルト「」バタリ
クリスタ「ベルトルト!?大丈夫?ベルトルト!」ユサユサ
エレン「ジャン、最近調子どうだ?」サッサッ
ジャン「まあまあだな……」シャシャ
ジャン「(間に合う………)」
ライナー「お前、朝は相変わらず起きないよな」ゴシゴシ
ジャン「悪いな、寝るとなかなか起きられないんだよ」シャシャ
エレン「爆睡ってやつか、うらやましいな~」サッサッ
ライナー「夜、コニーに顔蹴られても起きないよな」ゴシゴシ
ジャン「そうなのか?やべえな」シャシャ
エレン「寝られないよりはいいんじゃないか?」サッサッ
ライナー「そうだな、お前は今のままでいいと思うぞ」ジャアアア
ジャン「そうか…………?」トントン
ジャン「(いよいよ来週壁外調査があるな……)」
ジャン「(相変わらず吐き気はするしだるいし)」
ジャン「(だが、行かないわけには行かないよな)」
ジャン「(兵士には、引けない時がある……!)」
ジャン「(それは今だろ!)」
ジャン「(俺は行くぜ、壁外調査!)」
ジャン「(薬を飲むかどうかは、そのあとだ!)」ヨシッ
エルヴィン「新兵も、全員参加ということでいいな?」
リヴァイ「…………ああ」
リヴァイ「(心配だが、こればかりは俺にどうできる問題じゃねえ)」
リヴァイ「(……とりあえず、一応話を聞いてみるか)」
ジャン「……それで、話とは?」
リヴァイ「単刀直入に言う、お前妊娠してるらしいな」
ジャン「は………」
ジャン「(くそ!もう開拓地行きかよ!)」
リヴァイ「俺は、その答えを聞いたところでお前をどうするつもりもねえ」
リヴァイ「あくまで俺は、お前の考えを尊重するだけだ」
ジャン「(もう……どうにでもなれ!)」
ジャン「はい、妊娠しました……」
リヴァイ「(本当かよ!男が妊娠なんてあり得ねえ!聞いたことがねえ!)」
リヴァイ「(まさかこいつ女じゃねえだろうな!?)」アセアセ
リヴァイ「……アレはついてるよな?」
ジャン「は……はい……」
リヴァイ「分かった……それで来週の壁外調査のことだが」
リヴァイ「お前が兵士である以上、参加してもらう」
ジャン「はい、俺もそのつもりです……!」
リヴァイ「お前は、産むのか?」
ジャン「……多分」
リヴァイ「このことを俺がエルヴィンに報告すれば、お前は今すぐ開拓地行きだ」
リヴァイ「報告しなければ、しばらくは兵士として戦わなきゃならねえ」
ジャン「それってどちらにしろ、開拓地行きなんですよね……」
リヴァイ「……そうなるな」
ジャン「なら、報告しないでください」
ジャン「もう少し、兵士としていさせてください……!」
リヴァイ「……いいだろう」
リヴァイ「なら俺は、今からお前の事情など知らないことにする」
リヴァイ「それでいいな?」
ジャン「はい!ありがとうございます!」
ジャン「失礼します!」ガチャッバタン
エレン「よお、聞いてたぞ」
エレン「いいのか?これからどんどんきつくなるぞ……?」
ジャン「いいんだよ」
エレン「死に急ぎ野郎……」
ジャン「へっ、うるせえ!」
ジャン「俺はただ、誰の子ともしれねえお腹の子に笑われたくないだけだ」
エレン「分かった、頑張れよ!」
ジャン「ああ!」
ジャン「(産んでやろうじゃねえか……!)」
ジャン「(相手が誰だろうと構わねえ!)」
ジャン「(まあ、いつか必ず見つけ出してやるがな!)」
コニー「(俺が見たのは、夢なんかじゃなかったんだ……)」
コニー「(あの夜、ライナーが……!)」
コニー「(ライナーがジャンに!)」
クリスタ「(ジャンの子が……お腹に?)」
クリスタ「(どうしよう……!?)」
ライナー「(コニーの奴がなんかジロジロ見てくるな……何だ?)」
ライナー「(何か、とんでもない罪を被せられる予感がするな……)」ソワソワ
目が……目があああああ゙
おやすみ!
>>1俺はただ、誰の子とも知れねぇお腹の子に…っての言いたかっただけだろwww
すげぇ面白い
忙しくてなかなかこれなかったんだ
コメントありがとう、頑張るよ
>>107ん?そ、そそそんなことはないよ!
翌日
コニー「なあ……ジャン」
ジャン「あ?何だ」
コニー「お前ってさ……男だよな?」
ジャン「ああ、当たり前だろ?」
コニー「うん……便所でいつ見てもアレ生えてるもんな……」
ジャン「でもお前何で今さらそんなこと聞くんだ?」
コニー「だって……ジャン、妊娠してるんだろ?」
ジャン「………何でそう思った?」
コニー「前にエレンとジャンが話してるの聞いちまった」
ジャン「そうか…………」
コニー「なあ、お前その妊娠させた相手とか……分かってるのか?」
ジャン「いや……さっぱり」
コニー「実はさ…………俺知ってんだ」
ジャン「えっ!本当か!?」
コニー「いや、確信ってやつじゃないけど、心当たりっていうか」
コニー「疑惑っていうか……」
ジャン「知ってるなら教えてくれ、誰なんだ?」
コニー「……………ライナー」ヒソッ
ジャン「え、ライナー?」
ジャン「(正直、コニーの言うことだからあまり期待はしてないが)」
ジャン「(ライナーって……あのな……)」
ジャン「ライナーは男だろ?ねえって」
コニー「は?何でだ!?男しかいねーだろ!」
ジャン「お前もエレンと同じこと言うのかよ!」
ジャン「だいたい、証拠あんのか?ライナーが俺を妊娠させた証拠!」
コニー「いや、ねえけど!?」
ジャン「ねえのかよ!!」ガクッ
コニー「でも俺、見たんだ!」
コニー「ライナーが真夜中に、ジャンのベッドで何かしてたのをな!」
ジャン「な、何かって……何だよ」
コニー「わかんねえけど、ジャンの掛け布団いじりながら」
コニー「クスクス笑ってたし……」
コニー「しかも突然股間押さえてなんか唸ってたし……」
コニー「そのあとベルトカチャカチャしてる音がしたし……」
ジャン「な……何だそれ……」
コニー「ライナーがジャンに、そうまさに穴にぶちこむってやつだ!!」
コニー「なんかそんなことライナー言ってたじゃん?」
ジャン「まあ確かに、けつにぶちこむとか言ってたけどよ……」
ジャン「そんな曖昧な目撃情報だけでライナーを疑うってのもな……」
ジャン「つか、ライナーはクリスタが好きなんじゃなかったか?」
ジャン「そんな奴がわざわざ俺なんかに……」
コニー「……いや!だからこそ怪しいぞ!?」
ジャン「いや……何でだよ?」
コニー「ライナーとクリスタを見てる限りライナーは片想いだろ?」
コニー「ライナーはクリスタを好きだけど、クリスタは振り向かない」
コニー「それでも好きだ……俺のものにしてえ……!!」
コニー「そこで何が生まれる!?」
ジャン「んー………」
コニー「ジャンならわかるだろ!?その気持ち!」
ジャン「俺に?」
ジャン「(好きなのに、振り向いてくれない……)」
ジャン「(好きなのに……ミカサは振り向いてくれない……)」
ジャン「(好きなのに……こんなに好きなのに………)」
ジャン「(俺のものにしたい!ミカサー!)」モウソウ
ジャン「なるほどな……つまり、欲望とか願望?」
コニー「そうだ!きっとライナーは特に性欲で満ちてたんだ!」
ジャン「だからって俺か?おかしいだろ……」
何だこれwww
面白い
>>122ありがとう
コニー「それに、ライナーがクリスタ好きになったのって」
コニー「調査兵団に入ってからだと思うんだよなー、俺は」
ジャン「ん?確かに……訓練兵の時は」
ジャン「そこまでクリスタのこと気にしてなかったな……ライナー」
コニー「ああ……やっぱりライナーだ!ジャン!どーすんだ!?」
ジャン「いや、俺は信じない!」
コニー「何でだよ!ライナーしかいないって!」
コニー「あいつ、夜中しょっちゅう起きてたし」
コニー「近づいてくるときも気配感じさせないし!」
ジャン「お……俺の奥さんは女だ!!」
コニー「ジャン!現実を見ろ!!」
ジャン「こんなの現実じゃねーえ!!
!」
ライナー「あいつら何騒いでるんだ……愉快だな」ハハハ
~ 夕食 ~
ジャン「絶対無い!女だ!絶対女!」
コニー「いーや、俺は天才だからライナーしかいないと思うぞ!」ムシャムシャ
ジャン「だから、ライナーは無い!ないない!」モグモグ
ライナー「(なんか知らんが否定されてる……)」ショボーン
クリスタ「(ジャンの子供……//)」ナデナデ
ベルトルト「(うわぁ……完全にジャンの子供……//」)
ベルトルト「(とか思ってお腹なでてるよクリスタ……!)」
クリスタ「(ふふふふ………私の赤ちゃん)」ナデナデ
ベルトルト「(これでいいのか!?ライナー!僕はどうすればいいんだ!)」
ミカサ「無理矢理でも薬を投与するしか……」ガツガツ
アルミン「ミ……ミカサ??」アセアセ
ミカサ「何?アルミン………」プルプル
アルミン「なっなんでもないよ!」
アルミン「(怖っ……そっとしておこう)」
ミカサ「エレン、私は必ずあなたを守るから」
エレン「あ?別にいいよ……どうせなら俺より他のやつを守ってくれ」
ミカサ「ジャンとか?」
エレン「そうそう、ジャンは今とくに大変……あっ」
エレン「と、とにかく俺は心配いらねえよ!」アセアセ
ミカサ「そう……なんと言われても私がエレンだけは守る」ガブッ
ミカサ「(大丈夫、ジャンとエレンの子は)」
ミカサ「(私が抹殺してあげるから………!!)」ニヤッ
アルミン「(ミカサ、何を考えてるんだろう……なんか怖いんだけど)」
わー続き来てた!!
待ってた…!
日にちが開いた割には大したネタは浮かんでないな(笑)
つまんねえっす
>>126待っててくれてありがとう
さらに翌日……
コニー「おい、ライナー」
ライナー「ん?何だコニー?」
コニー「お前さ………ジャンのことどう思ってる?」
ライナー「…………好きだ(仲間として)」
エレン「っ!」ブフゥゥ
コニー「う、うわああああああ!!うっわあああああああ!!」
コニー「好きって!好きって、お前!」ゲホゲホ
エレン「(ジャンが好き!?こいつ……まさか………!)」ジロッ
ライナー「(……エレンに睨まれてるな、何故だ?)」
ライナー「(俺が仲間を好きって言うだけでそんなに不快なのか……?)」
コニー「(こいつ……マジでそういう趣味だったのかよ!)」
コニー「(間違いねえ……ジャンを妊娠させたのはライナーだ!)」
こんなに保健の先生の登場が望まれるSSも珍しいな
このSSまとめへのコメント
え?誰の子?
やばいわこれ、わけわからんのにおもろいわwwwwwwww
つづきないの?まってます!!!
わけわからなさが癖になるってやつですね
続きがみたいです……
つづいてほしい!!
めっちゃみたい!!!