上条「魔術結社？」

禁書「うん。私はそこの禁書目録で云々」

上条「……辛いことがあったんだな」

禁書「信じてくれるんだ」

上条「嘘吐いてたのか？」

禁書「そういうわけじゃないけど」

上条「なら問題ないだろ？」

禁書「……あなたっていい人かも」

禁書「全裸だけど」

上条「……？」

禁書「だから不思議そうな顔しないでほしいんだよ」

禁書「ねえあなた、って名前なんていうの？」

上条「上条当麻だ」

禁書「じゃあトウマ、ねえ、服って知ってる？」

上条「当たり前だろ」

禁書「服の用途は？」

上条「人の体に悪影響な気象条件から肉体を守る」

禁書「うん、まあ間違ってはいないかも」

上条「あとは、現代社会におけるエチケットを守るためかな」

禁書「あ、ちゃんと全部分かってるんだね。じゃあ服着ようよ」

上条「それは無理かな」

禁書「無理なんだ…」

禁書「無理なら仕方ないや、じゃあ話を戻すね」

禁書「とにかく、何やかんやあって追われてるんだよ」

上条「そんなヤバい奴らから逃げ続けるなんて、結構強いんだな」

禁書「えへへー。何と言っても、この服のおかげかも」

上条「この服の？」

禁書「うん。この法衣は『歩く教会』って言ってね、あらゆるダメージを無効化しちゃう凄い服なんだよ」

上条「へぇ～。魔術ってすごいんだな」

禁書「その通り！」ｴｯﾍﾝ

禁書「で、この服と同じのあげるから、服着ない？」

上条「それは無理かな」

禁書「無理なんだ…」

上条「でも凄い服だな。ちょっと触っていいか？」

禁書「あ、うん。いいよ」

上条「お、滑らかな手触りだ…」ｿｹﾞﾌﾞ

ﾊﾞｻｯ

禁書（全裸）「」

上条「」

上条「ばばば馬鹿野郎！　女の子がそんなはしたない格好するんじゃありません///」

禁書「え、あ、ああ、うん」

禁書（何だコイツ…）

禁書「とりあえず安全ピン貸してくれないかな？」

上条「あ、あっちの戸棚にあるから///」ﾒｶｸｼ

禁書（ホント何なんだよコイツ…）