魔王♀「次期勇者の子供拾ってきたわ」(787)
魔王♀「坊や、こんなとこでなにしてるんだ?」
勇者「うっ・・・・村・・・・・っ・・・みんな・・・・・・・殺されちゃった・・・・っうぐっ・・・・」
魔王♀「よしよし、ほれこれで涙を拭わんか・・・・・・・で、誰にやられたんだ?」
勇者「分かんない・・・うぐっ・・・・・・おかんが・・・・振り向かずに逃げろって・・・・っ・・・・」
魔王♀「・・・・そうか、大変だったな」なでなで
勇者「うぅ・・・・つっ・・・・」
魔王♀「・・・・・・・坊や、行くあてがないなら私と共に城に来るか?」
勇者「・・・・っ・・・・・え?」
魔王♀「どうだ?」
勇者「・・・・・っ・・・・うっ・・・・」
魔王♀「ここで泣いていても夜には魔物共に食われてしまうぞ?」
勇者「っ!?・・・・ううっ・・・・」
魔王♀「男なら泣かないッ!!!」
勇者「っ!?・・・・ひく・・・ひく・・・」
魔王♀「よし、それでこそ男だ」なでなで
勇者「・・・・行くよぉ」
魔王♀「いいだろう、じゃあ行くとしようか・・・・・最後にここでお前の立派なお母さんにでも手を合わせてやれ」
勇者「うん・・・・」
魔王♀「・・・・・・・・・・・・・・行くか」
勇者「・・・・・・うん・・・・・・・ばいばい・・・・・おかん、おとん、妹」
魔王♀「・・・・・・・・・」なでなで
……これでいいか?
後、以前の性別逆もおれのな
魔王♀「では、私に掴まるがいい」
勇者「・・・・え?歩いていかないの?」
魔王♀「それもいいが、ここからは遠過ぎるし今のボロボロのお前ではいつまでも着かないな」
勇者「じゃあ、どうやって?」
魔王♀「飛ぶんだよ」
勇者「……飛ぶ!?」
魔王♀「ぐずぐず抜かすな、早く私に掴まれ」
勇者「う、うん…」ぎゅっ
魔王♀「よし、掴まったな…では行くぞっ!!」
しゅばっ!!!!!
勇者「っ!?」
魔王♀「どうした?」
勇者「高い!高い!高い!」がたがたがた
魔王♀「高所恐怖症か?」
勇者「うわああああああああああああああああああああああ!!!!!!!」
魔王♀「耳元でやかましい奴だ…少し黙ってるがいい」ぎゅうううううう
勇者「もがっ!?(おっぱいで息が・・・・っ!!)」
魔王♀「では、とばすぞっ!!!」
ぶぉおおおおおおおおおおおおおおおおおん!!!!!!
しゅたっ!!
魔王♀「ふぅ…到着だ」
勇者「」
魔王♀「おい、どうした?…ははぁ、私の城のあまりの大きさに腰を抜かしたな?」
勇者「」
魔王♀「…おい、大丈夫か?」
勇者「」
魔王♀「…いかん、気絶している」
魔王の寝室
勇者「……ん?」
魔王♀「ん、起きたか」
勇者「…ここは?」
魔王♀「私の城で寝室だ」
勇者「…え?」
魔王♀「飛んでる最中、お前は気絶してしまったんだよ。どうだ?体調はどこも悪くないか?」
勇者「っ!?体の傷がない…っ!?」
魔王♀「一応念のため回復魔法を使った」
勇者「お、お姉ちゃんって一体?」
魔王♀「ん?魔王だが?」
勇者「えぇえええええええええええっ!!!!!!!!」
魔王♀「また気絶してくれるなよ?」
魔王♀「まぁ…人の子にとったら驚くのも無理もないな」
勇者「」
魔王♀「…別にとって食うつもりはないぞ?」
勇者「…ほんと?」
魔王♀「ホントだ、とりあえず食事にしよう……その前に風呂に入るぞ、そんな汚い格好では嫌だろう?」
勇者「う、うん…」
魔王♀「浴場はこっちだ、ついてこい」
大大大浴場
勇者「ひ、広い…」
魔王♀「どうだ?自慢の風呂だからな、凄いだろう?」
勇者「う、うん」
魔王♀「どれ、では入ろうか」ぬぎぬぎ
勇者「っ!?なんで脱いでんの!?」
魔王♀「この大きさなら一人も二人もかわらんだろう?」ぬぎぬぎ
勇者「で、でも…っ!!(黒いローブの下は下着だけって…っ)」
魔王♀「おい、いつまでつっ立っている?」
勇者「う、うん…」ぬぎぬぎ
魔王♀は(10万23)だろ
かぽーん
魔王♀「いい湯だ~風呂は命の洗濯とはよく言ったもんだ、そう思わんか?」
勇者「う、うん…(恥ずかしい…)」
魔王♀「全く…隅にいないでこっちにこんか」すい~
勇者「っ!?」びくっ
魔王♀「どれどれ私が背中を流してやろうではないか…ほれ洗面台に行くぞ?」ぎゅっ
勇者「い、行くから掴まないでっ」
魔王♀「よしよし、素直な奴は好きだぞ」
魔王♀の読み方は「まお」でいいのか
魔物からはまおみんと呼ばれるな
魔王♀「魔王に背中を流してもらうなんてそう滅多にないことだぞ?」ごしごし
勇者「…誰もないと思う」
魔王♀「…それにしても、よくあの瓦礫の山で助かったものだ」ごしごし
勇者「必死で逃げたから…」
魔王♀「運の良い奴だなお前は、ただ一人生き残るとは」ごしごし
勇者「…うん」
魔王♀「…辛い話しを持ち出してしてすまんな」ごしごし
勇者「ううん…ありがとうね」
魔王♀「気にするでない、人の子を養うくらい訳ないさ」
勇者「ほんと?」
魔王♀「あぁほんとだ、気付かないか?私とお前以外この城に誰の気配もないのを」
勇者「…そういえば」
魔王♀「…お前と同じだよ」
勇者「え?」
魔王♀「…さて、では次は私の背中を流すが良い!!」
勇者「う、うん(お姉ちゃん一瞬悲しい顔した…)」
前作は…終わったのさ
魔王♀「全然力が入ってないぞ!!」
勇者「はいっ!!」ごしごし
魔王♀「よぉ~し、その調子でやれ」
勇者「…(お姉ちゃんの背中真っ白…それに凄く綺麗な黒髪…)」ごしごし
魔王♀「はははっ人間が私の背中を流せるなんて勇者くらいしかおらんものと思っていたがただの人の子がするとはな!!」
勇者「勇者って?」
魔王♀「ん?勇者も知らんのかお前」
勇者「うん」
魔王♀「勇者とは強大な魔王に対抗できる力を持つ人間の救世主の事だ」
勇者「ふ~ん…どこにいるの?勇者って人?」
魔王♀「さぁ…以前の勇者が魔王に墜ちたと風の噂で聞いたが…今の勇者は知らん」
勇者「へぇ~勇者が魔王に?」
魔王♀「よくは知らんがな」
勇者「お姉ちゃんは魔王だから勇者は怖い?」
魔王♀「ははは、私ともあろうものが勇者など怖がるものか」
勇者「そうだよね(勇者って一体どんな人間なんだろう)」
魔王♀「さて、では風呂に浸かるか」
勇者「う、うん」
魔王♀「…」じ~
勇者「な、なに?」
魔王♀「生えてもおらんのか、お前」
勇者「なにを?」
魔王♀「気にするな、ほらゆっくり浸かって暖まるがいい」
勇者「?」
魔王♀「ふぃ~、どうだ?あがった後のキンキンに冷えた魔牛のミルクは旨いだろう?」
勇者「お、お姉ちゃん服着てよぉ!!」
魔王♀「お姉ちゃん?」
勇者「!?ご、ごめんなさい…つい」
魔王♀「ふむ、お姉ちゃんか…いいな」
勇者「ま、魔王様?」
魔王♀「これからはお姉ちゃんとでも呼ぶがいい」
勇者「は、はい(この人結構適当な人なんだな…)」
魔王♀「へっくし」
勇者「早く服着た方がいいよ?」
魔王♀「ふふ、人の子に心配されてしまったな」
魔王♀「では料理をつくるとするか、しばらく一人分しか作っていなかったから腕が鳴るな」
勇者「料理できるの?お姉ちゃん」
魔王♀「当たり前だ。300年間作ってきたからな、プロ級だぞ?」
勇者「へ、へぇ…」
魔王♀「嫌いなものはないか?いや、好き嫌いは良くないな。我慢して食べろ」
勇者「キノコ嫌い…」
魔王♀「なにぃ?」
勇者「なんでもない…」
魔王♀「いい子だ」
魔王♀「どうだ?魔王特製キノコたっぷりハヤシライスは」
勇者「(あえてキノコを…)」
魔王♀「食ってみろ、騙されたと思って」
勇者「…っ」ぱくっ
魔王♀「どうだ?」
勇者「…おいしい、すっごく美味しいよっ!」ぱくぱく
魔王♀「だろ?おかわりはいくらでもあるからたっぷり食え」
勇者「うんっ!…っ……うっ……っ……」ぽたぽた
魔王♀「どうしたっ!?」
勇者「…う、ううん…なんでもない」ひぐひぐ
魔王♀「…泣いてたら飯がまずくなるぞ?」なでなで
勇者「…っ……うん」ひぐひぐ
魔王♀「…しっかり泣いてしっかり食え、お前は私が守ってやるから」
勇者「…うん…」
魔王♀「食器を洗っているからお前は先に寝ろ」
勇者「うん」
魔王♀「♪~ふふ、私も人恋しかったのかな」がちゃがちゃ
魔城廊下
勇者「どこで寝ればいいんだろう…」
・
・
・
魔王♀「いかんいかん、どこで寝るか言うのを忘れていた」
魔王♀「お~い、坊やどこだ~?」
勇者「すやすや」
魔王♀「廊下で寝ているとは…風をひくぞ?」
勇者「すぅ…すぅ…」
魔王♀「どうやら相当疲れてたんだな。…よいしょっと」
魔王♀「まぁ…私のベッドの大きさなら問題あるまい」
勇者「…おかん…すぅ…すぅ…」
魔王♀「…今は眠れ」
ちゅんちゅん
勇者「…苦しい」
魔王♀「…すぅすぅ」ぎゅううぅううううう
勇者「お、起きて…」ぺしぺし
魔王♀「…ん、んん?」
勇者「は、はなして…」
魔王♀「………おぉ、すまん」むくり
勇者「っはぁ、はぁ、はぁ、」
魔王♀「な、なんかすまんな」
勇者「だ、大丈夫…」ぜぃぜぃぜぃ…
魔王♀「とてもそうは思えんが…回復魔法した方がいいか?」
勇者「だ、大丈夫だから…ホント」はぁ、はぁ、はぁ
魔王♀「朝ご飯はキラーチキンの目玉焼きと魔牛のミルクだ、あと魔麦のパン」
勇者「いただきまーす」ぱくぱく
魔王♀「今日は城の周りを探索しようか?」ぱくぱく
勇者「いいの?」
魔王♀「籠りっきりだと体に悪いだろうしな」ぱくぱく
勇者「やった」ぱくぱく
魔王♀「急いで食うと詰まらせるぞ」ぱくぱく
以前を見なくとも大丈夫
ありがとう
今回はほのぼの路線、ときたまエロ(本番は…どうだろ)で行きます
書きだめなしで悪い
魔王♀「外は冷えるだろう、このコートを羽織れ」
勇者「あ、ありがとう…あったかい」
魔王♀「そうだろ、超希少な金毛兎の毛皮のコートだからな」
勇者「…空がどんよりしてるね」
魔王♀「この地は常に曇り空なんだ、植物も育ちにくい痩せた土地なんだよ。ここは」
勇者「そっかぁ…」
魔王♀「この地は魔物自体も数が少ないんだよ、一匹一匹がすさまじい強さを秘めているがな」
勇者「っ!?」ぶるっ
魔王♀「なに、心配するな。私にとっては格下だから安心しろ」
今は勇者はまだ下の毛がはえてないくらいの年
魔王♀「だが気をつけろ。ここらの奴は私にも襲いかかってくるからな」
勇者「き、気をつけろといわれても…」
魔王♀「まぁ、100匹群れて来てもまず負けないがな?」
勇者「そ、そっかぁ(でもお姉ちゃんがいないと僕まずいんじゃ…)」
魔王♀「外に出たければ絶対私を呼ぶんだぞ?」
勇者「うんっ」
魔王♀「どれ、空でも飛んで空中散歩でもするか?」
勇者「っ嫌っ!!!!」
魔王♀「以前ので相当堪えたようだな…」
魔王♀「戻るか?」
勇者「うん、ん?」
魔王♀「どうした、木の棒なんか」
勇者「えいっ!、とぉ!」ぶんっぶんっ
魔王♀「チャンバラかぁ、懐かしいな」
勇者「お姉ちゃんも昔したことあるの?」
魔王♀「まぁ、大昔にな?」
勇者「へぇ、女の子なのに?」
魔王♀「ははは、確かにな。お前みたいにわんぱくだったんだよ」
勇者「そっか」
魔王♀「さて、帰るぞ?」
勇者「は~い」
魔城
魔王♀「そんなに木の棒振り回して、好きなのか?チャンバラごっこ」
勇者「うんっ」ぶんっぶんっ
魔王♀「でも一人で振り回してても寂しいだろ?」
勇者「………うん」
魔王♀「私が相手するのもどうかと思うしなぁ…………そうだ!おまえにこの人形をやろう」
勇者「…なに、このガイコツ」
魔王♀「コイツは簡単な命令なら忠実にこなす……そうだな、いわばメイドのような物だ。こいつがお前のチャンバラの相手をしてくれるぞ?」
勇者「ほんと!?」
魔王♀「あぁ、少し待っていろ…」
ガイコツ「・・・っ」がちゃがちゃ
勇者「動いたっ!?」
魔王♀「コイツならチャンバラ相手になるだろ?」
勇者「うんっ!!」
勇者「たぁああああ!!!!!!」びゅんっ!!
ガイコツ「・・・・・・・っ!!」がきんっ!!
魔王♀「ふふ、どうやら勇者も元気をとりもどした出したようだな」
魔王♀「…あの村を襲ったのは間違いなく人の仕業だろうな」
勇者「とぉっ!!」
ガイコツ「っ!!」
魔王♀「人の世も相当荒れていると見える…」
魔王♀「前の勇者が魔王に墜ちたことが相当な波紋をよんでいるのかもな…」
勇者「お姉ちゃんっ!!」
魔王♀「ん?どうした」
勇者「こいつに勝ったよ!!ほらっ!!」
ガイコツ「」
魔王♀「ほぉ、子供ながらこいつを負かすとはな。まぁ遊ぶ命令をだした事もあるんだが」
勇者「もっかい、動かして!!」
魔王♀「ふふ、いいだろう次は少し強くするぞ?」
勇者「うんっ!!」
ガイコツ「・・・・っ!!」がちゃがちゃ
勇者「やったぁ!!!勝った!!!!」
ガイコツ「」
魔王♀「…やるなぁ、[本気で勝ちに行け]と命令したんだが」
勇者「…っ」
魔王♀「怪我をしてるじゃないか…見せてみろ、魔法を使うから」
勇者「……ありがと」
魔王♀「気にするな。ほら、もう他にないか?」
勇者「もう大丈夫っ!!」
魔王♀「逞しい奴だ、そろそろご飯にしようか?」
勇者「え~、もう?」
魔王♀「お昼にまたすればいい、行くぞ」
勇者「ん、分かった」
・
・
・
魔王♀「…一週間飽きずによくもチャンバラをするものだ」
勇者「また勝ったよぉ!!他に強いのない?」
魔王♀「ん~このガイコツ人形のほかには…」
勇者「なにかある?」
魔王♀「そうだ、弱い魔物を召喚して相手をさせてやろう。どうだ?」
勇者「それっていいの?」
魔王♀「別に私が困ることはないがな、そうだな…こいつなんかでどうだ?」あぶらかたぶら…ぼんっ!!
プチドラゴン レベル15
魔王♀「…少し強過ぎるかな」
勇者「たぁ!!!!!!」
魔王♀「いきなり殴りこんだ!?」
前の知らなくても大丈夫だよ
プチドラゴン「」
勇者「はぁ・・・・はぁ・・・・どう?」
魔王♀「凄いな…木の棒だけでコテンパンに叩きのめすとは…」
勇者「はぁ・・・はぁ・・・他には?」
魔王♀「まずその傷だらけの体を回復する方が先だ、見せてみろ」
勇者「…優しいね、お姉ちゃん」
魔王♀「こっちは落ち着いて見てられないよ、よしっこれで大丈夫だな?」
勇者「ありがと、じゃあ次はどんなの呼んでくれるっ?」
魔王♀「…まだやるのか?」
勇者「とーぜんっ!!」
あぶらかたぶら・・・ぼんっ!!!
ベビーレックス レベル32
魔王♀「コイツで今日はもうおしまいだぞ?」
勇者「はぁっ!!!!!」
ベビーレックスに15のダメージ!!
魔王♀「まぁ、木の棒で敵う相手じゃないだろうな」
ベビーレックスの噛みつき攻撃 勇者に78のダメージ!!
勇者「っ!?」どさっ
魔王♀「お、おい大丈夫か?」
勇者「…………だぁ!!!」
ベビーレックスに112のダメージ!!
ベビーレックス「」
勇者「ぜぇ、ぜぇ、ぜぇ」
魔王♀「なんだ…今の」
魔王♀「き、今日はもうやめだ。その体では続きは今度にな?」
勇者「ぜぇ・・・・ぜぇ・・・・うん」どさっ
魔王♀「…無理し過ぎて様だな…よいしょっと」
勇者「スぅ…スぅ…スぅ…」
魔王♀「さっきの気迫からはとんでもない寝顔だな…」なでなで
勇者「…お姉ちゃん…スぅ…スぅ…スぅ…」
魔王♀「…可愛い奴だ」なでなで
魔王の寝室
魔王♀「よいしょっと…」
勇者「スぅ…スぅ…スぅ…」
魔王♀「一応、回復魔法もかけたし大丈夫か」
魔王♀「にしても、さっきの気迫はまるで勇者の風格そのものだったが…この坊や、一体?」
勇者「…スぅ…スぅ…スぅ…スぅ…」
魔王♀「…まぁいい、か。もはや今の私に勇者がどうだのなんて関係のない話しだ」なでなで
勇者「…すぅ…すぅ…すぅ…」
勇者「おはよう!!」
魔王♀「…おはよう」
勇者「ほら、起きて起きて!!
魔王♀「元気な奴だ…」
勇者「今日は僕がご飯作ったんだよ!!」
魔王♀「…ふぁ……お前料理なんてできたのか?」
勇者「お姉ちゃんの料理を見よう見まねだけどね?」
魔王♀「…ほぉ」
勇者「早くパジャマから着替えてよっ!!先に待ってるからね!」がちゃんっ!!
魔王♀「…すっかりこちらの生活に馴染めたようだ」ごそごそ
魔王♀「へぇ…期待してなかったけど、旨いものだな」ぱくぱく
勇者「ほんと?」
魔王♀「あぁ、焦げかすを食わされると思ってた」
勇者「ひどいなぁ、それとこれ食べ終わったらまたあれしてね?」
魔王♀「お前ココ最近チャンバラごっこにのめり過ぎてやいないか?」ぱくぱく
勇者「チャンバラじゃないよ、戦いだよ!!」
魔王♀「戦い、ねぇ…」ぱくぱく
勇者「今日は昨日見たいに弱い奴だしたりしないでよ?」
魔王♀「流石に1カ月召喚し続けてる私の身になってほしいが」ぱくぱく
夜のチャンバラはまだですか
勇者「いつでもいいよぉ~」
魔王♀「まてまて」
勇者「なに~?」
魔王♀「流石にその…なんだっけか?それ」
勇者「超究極雷神ブレード!!!」
魔王♀「そうそう…その10代目の木の棒では敵わないと思うんだが?」
勇者「超究極雷神ブレードだってば!!」
魔王♀「うん…えぇと超究極雷神ブレード?…それでは今日相手する奴に敵わないぞ?」
勇者「今日の奴そんなに強いの!?」わくわく
魔王♀「なぜ期待してる…」
魔王♀「そこで…今日はこれをお前に代わりになる剣をやろうと思ってな」ごそごそ
勇者「え~剣!?いいの?」
魔王♀「これまでのお前の剣さばき…まぁ木の棒だが、見ていたが剣を持たせても大丈夫だと思ってな」
勇者「やったぁ!!!!」
魔王♀「剣一本にすごい喜びようだ」
勇者「もうこんなのいらないっ」ぽいっ
魔王♀「あぁ…超究極雷神ブレードが…」
勇者「こ、これが…かっこいい…」
魔王♀「魔神刀【皆殺し】………どうだ?すごいだろう」
勇者「すごく軽い…羽みたい」
魔王♀「…私の一族に伝わる宝刀だよ、お前にやる」
勇者「いいの!?」
魔王♀「お前に使われる方が剣も喜ぶだろうよ」
魔王「さて、では召喚するぞ?(木の棒から最強の剣、魔神刀【皆殺し】にチャンジか…)
勇者「いけるよぉ~」
あぶらかたぶら…ぼんっ!!
暗黒魔竜 78レベル 「ぎゅるうううううううううう」
勇者「いくぞっ!!」
魔王♀「…(一応最強剣を持たせたが心配だ…)」
暗黒魔竜の黒炎ブレス!!
勇者に0のダメージ!!
魔王「ほっ…(魔神の加護があるからあれを持っている限りダメージは受けないとはいえ…不安でいっぱい…)」
勇者「とぉっ!!」
暗黒魔竜に1299のダメージ!!
暗黒魔竜「・・・・っ!?」どたぁあああああああああああん!!
暗黒魔竜は力尽きた
勇者「あれ?」
魔王♀「」
勇者「お姉ちゃんうそつきーっ!!弱いじゃん!!」
魔王♀「…まじですか」
超究極雷神ブレード「次の戦いに勝ったら風神ブレードと結婚するんだ」
魔王♀「まてまてまてまてまてまてまてまてまてまてまてまてまてまてまてまて、確かに最強の剣を渡したけどあの剣は絶対防御が売りであって…」
勇者「次はー?」
魔王♀「ちょっとその剣見せてくれる?」
勇者「?どうぞ」
魔王♀「どれどれ…コイツの説明書きには…と」
魔神刀【皆殺し】…全てを屠る剣。使い手を鉄壁の加護で守り、使い手の成長に比例して無限に攻撃力が増す
魔王♀「…」
勇者「どうしたの?」 レベル???
魔王♀「ごくり…」
勇者「もういいの?」
魔王♀「ど、どうぞ」
勇者「ありがと♪じゃあ次はもっともっと強い奴ねぇ~」
魔王♀「むむむ、チートな物をあげてしまって気がする…まさにチー刀、なんちって…あほか私」あぶらかたぶら…ボンっ!!
魔神暗黒菩薩 レベル89 「貴様が相手か…小僧」
勇者「いくよぉ!!」
暗黒魔神菩薩の機神黒掌!!
勇者に0のダメージ!!
魔王♀「」
暗黒魔神菩薩に759のダメージ!!
暗黒魔神菩薩「馬鹿な…」
暗黒魔神菩薩は力尽きた
勇者「ふぅ…さすがに強かったな」
魔王♀「…き、今日はこのくらいにしてご飯を食べにいかないか?」
勇者「ん~、わかった!!…あ、ちょっとまって」
魔王♀「お、おい!!外は危ないって・・・っ!?」
勇者「とぉ!!」
キングデビル【レベル73】に2210のダメージ!!
ナインヘッドドラゴン【レベル79】に1899のダメージ!!
極楽地獄鳥【レベル71】に2650のダメージ!!
どさっ
どさっ
どさっ
勇者「うん♪」
魔王♀「お、お~い?」
勇者「これで僕お姉ちゃん守れるよっ!!」にかっ!!
魔王♀「わ、わ~いうれしいな~(この子絶対ただの人間じゃない!!)」
魔王♀「ちょっと額を出してくれるか?」
勇者「こう?」くいっ
魔王♀「少し手を当てるぞ?」ぴとっ
勇者「冷たっ」
魔王♀「少しレベルを見せてもらうぞ?(計測中…長いな、いつまならこんなの一瞬なのに)」
勇者「レベルって?」
魔王♀「ん…その者の強さを示す値…まぁ力を測る目安だな・・・・・・・お、でた、はぁあああああああああ!!!!!!!?」
勇者 【計測不能】
魔王♀「馬鹿な…レベルは100までと定められてるはずだが」
勇者「そうだった?」
魔王♀「う、う~ン…どうかなぁ…」
魔王♀「なるほど…坊やの異常な攻撃力が分かった、レベル制限がないんだ。お前は」
勇者「制限?」
魔王♀「そう、生きとし生ける者必ず強さ…力には限界がある。もちろん勇者にもあるし私にもあるぞ?それがどうしてかないお前にはない」
勇者「それって良いこと?」
魔王♀「…まぁ、良いこと…なのかぁ…(噂で聞いた魔王に墜ちた勇者も無限の魔力を秘めていると聞くが…じゃあ、この子はもしや…)」
勇者「まぁいいや、ご飯食べに行こう?そしたら散歩しようよ♪」
魔王♀「あ、あぁ」
そういう補完もありだね
魔王♀「ご飯食べたらどこに行く?」ぱくぱく
勇者「ん~、お姉ちゃんとならどこでもいいよ」ぱくぱく
魔王♀「そうかぁ(こんな無垢の顔してとんでもないイレギュラー能力をもっているとは…)」
勇者「そうだ!!町に行きたい!」
魔王♀「町?」
勇者「うんっ」
ランスがゼノギアスに乗ってると思っていいよ
魔王♀「さてと…食器洗いするから準備しなさい」
勇者「僕がするよ!!」
魔王♀「いいから準備してきなさい、いままであげてたおこづかい使うんだろ?」
勇者「…わかった、じゃあすぐ準備してくるから!!」
魔王♀「…ふふ、可愛い子だ………多分もう私より強いんだろうけど…」OTL
魔王♀「どうやって行こうか?」
勇者「飛ぶのは嫌だよ?」
魔王♀「ん~、歩いて行くには人間界は遠過ぎるしな…召喚術を使うか」アブラカタブラ…ぼんっ!!
神竜【レベル75】 「………ついに俺の番か」
魔王♀「まてまて、何を言っている?」
神竜「いえ、魔王♀様に呼ばれて帰ってこない輩が急増していると噂が立っているので…」
魔王♀「そ、そうか…なんか、そのすまんな…」
勇者「やってもいいの?」しゃきん!!
魔王♀「駄目駄目駄目駄目!!!!!!!!!」
ばっさ、ばっさ、ばっさ
神竜「本当に飛ぶだけで呼んだんですね?」
魔王♀「あぁ…」
勇者「」がたがたがたがたがた
魔王♀「大丈夫か?(結局飛行しながらになってかわってないが…)」
神竜「…それでは私はここで失礼します」
魔王♀「あぁ、わざわざすまなかったな。あとで褒美をとらせる。なにがいい?」
神竜「いえ…何も要りません…」ばっさ、ばっさ、ばっさ
魔王♀「…(終始青ざめた顔をしていたな、あいつ)」
勇者「つ、着いた?」
魔王♀「あぁ、もう少しここから歩けば都市に着くぞ」
勇者「楽しみ」わくわく
魔王♀「何を買うつもりだ?」
勇者「内緒~♪」
魔王♀「?」
パンツ、悪女「まだ入滅第三波動凶(滅第四波動)をするような時間じゃない。」
仮面「滅びの母がもっと我に輝けと囁いている・・・」
コクサ「そんな脳筋で大丈夫か?」
レッドラム「ところでコイツ(腕)を見てくれ。どう思う?」
門番「都市住人、もしくは商業者の証明書はお持ちですか?」
魔王♀「あぁ、これで…あと、この子の分も」
勇者「え?そんなのn!?」がしっ!!
魔王♀「ははは」ぎゅっ
門番「?…はい、では確かに。ではお通りを」
勇者「お姉ちゃんなんて僕の持ってるの?僕そんなパスポートないよ?」
魔王♀「そんなの偽物にきまってるだろう?私のは本物だが」
勇者「お姉ちゃん魔族なのに持ってるの?」
魔王♀「しっ!?声が大きい!!」
魔王♀「これでも300年生きてるんでな、色々と持っているんだよ」
勇者「へぇ~」
魔王♀「にしてもあんな検問をするとは…相当このあたりも治安が悪くなっているのかもしれんな」
勇者「やっぱり、勇者の件で?」
魔王♀「どこで、それを・・・?」
勇者「ほら、この号外新聞」
魔王♀「…」
勇者「なんでも、勇者が魔王側に寝返って新たな魔王になっていたんだってさ」
魔王♀「どれどれ…」
勇者「はい」
魔王♀「ふむ…」
魔王♀「あのバカ…」
勇者「どうしたの?」
魔王♀「古い友人の騒ぎでこの地にまで迷惑がかかっていると感じてな」
勇者「誰?その人って」
魔王♀「勇者を引きこんだ魔王…ほら、ここに書いてある【最強の魔王】…コイツの事だよ」
勇者「へぇ~」
魔王♀「さてと…気分直しに食事をしようか?」
勇者「うん」
勇者「で、その魔王様って?」もぐもぐ
魔王♀「やけに食いつくな、この話題に」もぐもぐ
勇者「だってお姉ちゃんあんまり自分の周りの話ししてくれないもん」もぐもぐ
魔王♀「そうか?…まぁ、この「最強の魔王」って奴は昔の馴染みでな?今でこそ遠くの地を治めてはいる様だが昔はこの地でよく喧嘩をした仲なんだよ」
勇者「ここらで?」
魔王♀「そうだ、以前言っただろう?この地は常に分厚い雲に覆われて痩せこけた土地だと」
勇者「うん」
魔王♀「あれは昔喧嘩しておこった傷跡なんだよ」
魔王♀「まぁ…あの馬鹿がそうやって勇者とやらを仲間に付けたか気になりはするがな」もぐもぐ
勇者「ほんとだね~敵同士なのに」もぐもぐ
魔王♀「まったく、酔狂な所は今も昔も変わらんらしいな。あのバカは」もぐもぐ
勇者「なんだか嬉しそうだねお姉ちゃん♪」もぐもぐ
魔王♀「…少し懐かしく思っていた」もぐもぐ
魔王♀「さてと次は、どうするか?何か欲しいものはあるか?」
勇者「…あそこに行きたい」くいっ
魔王♀「あそこって…女服の店だぞ?」
勇者「うん…このおこずかいでお姉ちゃんの服が買いたいの」
魔王♀「私のを?」
勇者「だっていつもその黒いローブじゃん」
魔王♀「まぁそうだが…変かなぁ…」
勇者「お洒落したほうがいいよ!!綺麗なんだしっ!!」
魔王♀「え?」
勇者「アぅ…/////////」かぁああああああああああああああああ
魔王♀「ふふ、ませ餓鬼め…よし、ではせっかくだしなにか買ってもらおうかな」
勇者「…うんっ!!」
勇者「これなんてどう?」
魔王♀「白いワンピースか…少し派手じゃないか?」
勇者「これで派手?」
魔王♀「この黒いワンピースの方が良い」
勇者「すぐ黒を選びたがるなぁ」
魔王♀「かっこいいだろう?…ん?」
勇者「もっとお洒落しようよ…どうしたの?」
魔王♀「いや、このペンダントが綺麗だなぁって」
勇者「……よし、すいませーん!!コレくださーい!」
魔王♀「お、おい…」
魔王♀「ほんとによかったのか?せっかくのお小遣い使い切って」
勇者「うんっ、いつもお世話になってるからいいの」
魔王♀「そっか…ありがとな」
勇者「///////」
魔王♀「大切にするよ、コレ。初めてのプレゼントだもんな」
勇者「うんっ!!」
ぴゅぅううううううううううううううううううううううん
ぎゅぅううううううううううううううううううううううん
魔王♀「っ!?………空襲・・・・っ!?魔物かあれはっ!!!」
勇者「でっかい・・・・っ!!」
帝龍【レベル95】「こるるるるるるるうぅううううううう」
帝龍の破動砲!!
ぼがぁああああああああああああああああああああああん!!!!!!
魔王♀「強い…どこかの地を治めている魔王の位の奴がどうしてここに?」
勇者「どうする!?お姉ちゃん・・・っ!?このままじゃ町が・・・っ」
魔王♀「むむむ…」
勇者「お姉ちゃん・・・っ!!」
魔王♀「多分、今のお前ならあいつを仕留めるなんて造作もないだろうが仮に魔王を倒してはパワーバランスが崩れかねん…」
勇者「で、でも…このままじゃ…皆が…」
魔王♀「…すまないが私は手は出せん。坊やあいつを退ける事は出来るか?」
勇者「…っ!?うんっ!!」
たたたたた!!!
帝龍「ぐるるる?」
勇者「ち、近くで見るとこんなに大きいの…」
帝龍 尻尾で薙ぎ払う攻撃!!
勇者に0のダメージ!!
勇者の攻撃
帝龍に590のダメージ!!
勇者「なんとかきいている…」
魔王♀「頼むから無事でいてくれ…」
帝龍に620のダメージ!!
帝龍「…っ…小僧…そうか、お前が…新たなる……………ここは退く、か…」
勇者「な、なんと・・・か・・・いったかな?」ぜぇ、ぜぇ、ぜぇ
「お、おい、あの坊主があの化け物を負かしたぞ・・・っ!!」
「・・・・・・・・・あんな子供が・・・!?」
「ゆ、勇者だ・・・・っ!!!!」
「新たなる勇者がここにいるぞっ!!!!」
勇者「…………え?」
魔王♀「勇者!!!!こっちだ・・・っ!!!」がしっ!!
勇者「っ!?お、お姉ちゃん!!!」
「にげたぞっ!!!!」
「大スクープだぞ!!!新たなる勇者だ!!!!」
「逃がすな!!!!!」
魔王♀「………っ!?(こんな所で飛んだら魔族との繋がりが露見してしまうっ!!!!)」
勇者「お、お姉ちゃん・・・っ!?ど、どうしよう・・・」おろおろ
魔王♀「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「いたぞ!!!!!」
「よし!!!撮れたぞ!!!!!」
「すげぇ!!!!ホンモノか!!?」
魔王♀「・・・・・・・・・」
勇者「・・・・・お姉ちゃん・・・っ!!!」
魔王♀「・・・・・・・ここでお別れだ、勇者」
勇者「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・え?」
魔王♀「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」だっだっだっだっだっだっ!!!
勇者「 」
「王宮に連絡しろ!!!」
「とりあえず身柄を確保するんだ!!!丁重に扱えよっ!!」
「騎士団が来たぞ!!!!」
勇者「うそつき…」
「さっきの女は!?」
「追いかけろ!!!!!」
「奴も関係者のはずだ!!!捕まえろ!!!」
・
・
・
王宮
国王「まずは魔物から都市を救ってくれたことを感謝する、ありがとう勇者殿」
勇者「」
国王「さしあたっては、貴殿にはこの王国を守る重要な仕事を任したいんだがよろしいかな?」
勇者「」
国王「勇者どの?」
側近「さ、先の戦いで疲れているのではないでしょうか!?」
国王「そうか、すまなかったな…ではこの城の部屋で休まれるがよい」
勇者「」
城内部屋
「では、こちらでお休みを…明日国王殿下が直々に依頼をお願いしたいと…」
勇者「」
「で、では」がちゃん
勇者「」
勇者「……」
勇者「…っ…っうぐ…なんで…」
勇者「っ…お姉ちゃ…ん…どうして…」
・
・
・
魔城
魔王♀「…」
魔王♀「…いつかこうなるなんて分かりきっていたじゃないか…」
魔王♀「…なに感傷に浸ってるんだか…馬鹿か私は…」
魔王♀「………」
魔王♀「……勇者…」
魔王♀「………すまない」
「では、あの少年はあの村からの出所と?」
「はい、生存者かと…」
「勇者は王家の血筋…それがあの戦火に生き残るとは…」
「どうします?」
「…殺すに惜しいな」
「…では」
「…こんな形で最強の戦力を手にするとはな…運命とは分からぬものよ」
ちゅん、ちゅん、ちゅん
勇者「おはようっ!!おねぇty・・・・・・・」
こんこん
勇者「………はい」
「朝食のお時間です、このお洋服にお着替えださい」
勇者「………っ!?僕の剣は……剣は!?」
「え?」
どたどたどたっ!!!!!!!!
勇者「僕の剣はっ!?」
「お、落ち着いてください…勇者様…」
勇者「剣はどこにやったっ!?」
「ぶ、武器庫に保存されているかと…」
勇者「っ…!!!」だだだだだだだ!!!!!!!
「ゆ、勇者様!!!!」
「落ち着いてくださいっ…勇者様!!!」
「だれか取り押されろ!!!!」
「っ…なんつう力してやがるっ・・・!?」
「お、落ち着いてくださいっ!!!!」
「早く人を呼べっ!!!!!!!!!」
「糞ガキっ・・・・・・!!!!」
「噛みつきやがった・・・・・っ!!!!!指がっ・・・・っ指がぁ・・・・・っ!!!」
「こ、こいつ・・・っ!!!!」
・
・
・
勇者「……ここは?」
「寝室でございます」
勇者「………そう」
国王「聞きましたぞ、武器庫で大暴れしたとか」
勇者「…っ!?」
国王「お探しの剣はコレでしょうか?」
勇者「っ!?」がしっ!!!!!!!
国王「…相当思い入れがあると見えますな、その邪念の剣に」
勇者「っ!?」
国王「知っておりますかな?、呪われた剣の伝説を」
勇者「…」
国王「この地に一振りの剣の伝説がありましてな、その剣は持ち主に絶大な力をもたらす代わりに闇に魅入られてしまうものでして」
勇者「…」
国王「闇はいつか人の心を飲み込み目に付くもの全てを斬り殺してしまう恐ろしい呪いがかかっているんですよ」
勇者「…」ぎゅっ
国王「まぁ伝説のお話なんですがね、あの時の勇者様のお姿を見たらまさにこの話そっくりに感じまして」
勇者「…」
国王「その剣はお返ししますよ、ではゆっくり休まれよ勇者どの」
勇者「…っ……ふざけるなッ…闇なんか…じゃないっ…たった一つの…繋がり……だ…もん…」ぎゅっ
・
・
・
「もう一人の女らしき人物は見つけたか?」
「はい…検問で、それらしき人物が証明書を見せていたと…」
「よし、ただちに詳細を調べてくるのだ」
「はっ…」
「魔族の可能性も否定できんからな…」
・
・
・
「勇者どのはここでしばらく騎士団と一緒に鍛錬を積んでもらうとしよう」
「いついかなるときに勇者どの力が必要になるか分かりませんからなぁ」
「それと、近隣の国家がなにやら軍事活動を密かに進めているようでして、勇者殿にはそれを阻止する任務を頼みたく思っていまして」
「骨の折れる仕事かもしれませんがよろしくおねがいできますか?勇者どの」
3年後
国王「おおぅっ、また魔王を狩ってこられたようですな勇者どの」
勇者「…」
国王「今回の仕留めたのは以前この王国を襲った龍の王だとか…」
勇者「…」
国王「いやはや、流石は勇者どの。どんな無茶な依頼も達成してくれてこの王国も勇者様が来られた時以来からずいぶん発展しましたぞ?」
勇者「…」
国王「感謝してもしきれませんぞ勇者どの」
勇者「…」
国王「そこで折り入ってお願いがあるのですが…よいかな?」
国王「勇者どのがここに来てからこの国はこの大陸を完全に支配下に収める事ができました」
勇者「…」
国王「本当に感謝してもしきれませんな」
勇者「…」
国王「…最後の依頼です」
国王「この地の最果ての魔城…あそこを落してもらいたい」
勇者「…」
国王「この大陸最後にして最悪の魔王と呼ばれる者です」
勇者「…」
国王「できますかな?」
勇者「…」
国王「それでは御武運を…勇者どの」
「本当に便利なものだな」
「本当に大丈夫なのでしょうか?もし手を組むような真似をされたら」
「しかし、あの魔王を倒せるのはアレしかおるまい」
「…しかし、驚きでしたな。まさかもう一人の人物が魔王とは」
「あぁ…なんのつもりかは知らんが、勇者とつるむとは…」
「2度も続くとは偶然でしょうか」
「さぁな…どちらにせよ、これで終わる。さすればアレも不要よ」
キングデビルA【レベル80】に19450のダメージ!!
キングデビルB【レベル80】に19452のダメージ!!
キングデビルC【レベル80】に19463のダメージ!!
ナインヘッドドラゴンA【レベル91】に11899のダメージ!!
ナインヘッドドラゴンB【レベル91】に11849のダメージ!!
ナインヘッドドラゴンC【レベル91】に11890のダメージ!!
極楽地獄鳥A【レベル89】に12650のダメージ!!
極楽地獄鳥B【レベル89】に12654のダメージ!!
極楽地獄鳥C【レベル89】に12655のダメージ!!
どたっどたどたどたどたどたどたどたどたっ!!!
勇者はレベルアップした!! レベル????
・
・
・
魔城前
勇者「…」
「久しぶりだな」
魔王♀「3年ぶりか、少し精悍な顔つきになったな?いい男になった」
勇者「…お姉ちゃん」
魔王♀「…懐かしいな、お姉ちゃんか」
勇者「…どうして」
魔王♀「………ごめんな」
魔王♀「…殺しに来たんだろ」
魔王♀【レベル100】「行くぞっ!!」
魔王♀【レベル100】スーパァノヴァ!!を唱えた!!
ぼぎょぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおん!!!!!!!!!!!
勇者に0のダメージ!!
魔王♀【レベル100】オーバーキルを唱えた!!
どごごおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおん!!!!!
勇者に0のダメージ!!
魔王♀【レベル100】「はぁ・・・はぁ・・・・はぁ・・・・」
勇者「…魔王♀っ!!!!!」しゃきん・・・・・っ!!!
魔王♀【レベル100】「っ…!?」
魔王♀「…………」
魔王♀「……」
魔王♀「…ん?」
勇者「出てこいよッ!!!!騎士団っ!!!!」
騎士団長「ほぉ…気付いてたのか」
勇者「…」
騎士団長「反逆行為ととっていいのか?」
勇者「初めから組んだつもりはない」
魔王♀「あ、あの~…」
舞王かわいい
騎士団長「この城が取り囲まれてることも理解できて?」
勇者「雑魚が群れても無駄ない」
勇者の斬る攻撃!!
騎士団長に99999のダメージ!!
騎士団長は消し飛んだ!!
勇者「ほらな?」
魔王♀「お前…また強くなったな…」
勇者「行くぞ・・・っ!!雑魚共っ・・・この3年間で編み出した武技っ!!!!」
勇者の渾身の力をこめて斬る攻撃!!
ぼごおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおん!!!!!!!!!!!!
騎士団員A【レベル65】に99999のダメージ!!
~騎士団員Q【レベル65】に99999のダメージ!!
魔王♀「私の城が・・・っ!?粉々に・・・っ」
ぷしゅう・・・・・・・・・・・・・・・・・
勇者「…もういないのか?」
魔王♀「うぅッ・・・・・っ…・城が・・・・・っ・・・・・なにもかも・・・・・・っ・・・・」
勇者「お姉ちゃん…?」
魔王♀「こんのアホぉおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!」
勇者「ご、ごめんよぉ・・・・・」
魔王♀「ん・・・・・・・・・どうやらまだみたいだな」
勇者「おぉ…どうやら王国の軍勢ひっぱりだしてきたか」
魔王♀「何万人いる?」
勇者「10万だ」
魔王♀「多いな…」
勇者「げほぉっ・…」げふげふっ
魔王♀「お、おい!?」
勇者「どうせ、盛られてるくらい分かっていたが・・・」げふげふっ
魔王♀「今回復呪文をかけるっ!!!」
勇者「まず、こっちを先にやんないといけないだろう?」がちゃっ・・・!!
魔王♀「・・・っ!!」キッ!!
魔王♀の怒りの眼力ビーム!!
王国軍の7万が消し飛んだ!!
軍勢「嘘だろ・・・っ!!敵うわけないじゃないか・・・・っ!!」
残党は逃げ出した!!
勇者「やばい・・・っ・・・・気が遠のく・・・・っ・・・」
魔王♀「今魔法をかけるからな!!」
勇者「もう・・・・意識がきれるから・・・・いうな?」がふっ
魔王♀「・・・・っ・・・なんだ!?」
勇者「俺・・・なんも恨んでも憎んでもないから・・・」げほっげほっ
魔王♀「だろうなっ!!!」しゅいいいいいいいいいいいいん!!!!
勇者「好きだ・・・・・・・・・・・・魔王♀」
魔王♀「お、おい!!」
勇者「」
・
・
・
勇者「はっ!?」ばっ!!
魔王♀「起きたか、勇者」
勇者「姉ちゃん・・・」
魔王♀「おはよう」
勇者「ここは?」
魔王♀「わ・た・し・の・も・と・し・ろ」
勇者「ごめんって・・・」
勇者「俺死んだんじゃ」
魔王♀「私の前で死ねるとでも?」
勇者「…」
魔王♀「どうやら軍は一時退いたようだ」
勇者「死んでからどれだけ経ったの?」
魔王♀「10分くらいかな」
勇者「あ、そんだけしか…」
魔王♀「…さて、どうする?」
勇者「この瓦k・・・じゃなくてお城にいてもどうしようもないな…」
魔王♀「…ふん、じゃあどうする?」
勇者「このまま、王国潰しに行くのもいいが国民にまで手をかけたくない」
魔王♀「じゃあ、どうするんだっ」
勇者「いくつか主を失った魔城がある、そこに住もう」
魔王♀「す、住むって・・・っ」
勇者「風の噂で向こうの大陸で時間操作を扱うことができる強力な魔王がいるんだってさ」
魔王♀「ほぅ」
勇者「その魔王に城を直してもらうnその間までの仮住まい…いい?」
魔王♀「わ、分かった」
魔王♀「では、どうやっていくんだ?もう高所恐怖症治っているのか?」
勇者「いや、・・・それは・・・まだ・・・」
魔王♀「じゃあ・・・歩いていくのか?」
勇者「うん、・・・・・・・駄目?」
魔王♀「歩いて魔城に向かう家無し魔王と追放された勇者の冒険か・・・」
勇者「おもしろいでしょ?」
魔王♀「・・・・・疲れたらおんぶしてくれよ?」
勇者「任せろっ」
・
・
・
魔王♀「疲れた~」
勇者「・・・・」ざっ!!
魔王♀「乗れって?」
勇者「ん、疲れたんでしょ、いいよ?」
魔王♀「・・・・・・・・・じゃあ、遠慮なく」よいしょっと
勇者「・・・・・軽いんだな、姉ちゃん」
魔王♀「だろ?」
勇者「・・・今度は俺が守るから」
魔王♀「・・・キザな事も言えるようになったみたいだな」
勇者「うるさいなぁ・・・」
勇者「今日はこの宿屋で泊まろうか」
魔王♀「…なんとまぁ、小さな宿屋だなシャワーあるのか?」
勇者「…どうだろ?」
魔王♀「っていうかお金あるのか?私はないぞ?誰かが消し飛ばしたおかげで」
勇者「だからごめんって…お金なら俺持ってるから…」じゃらららっ
魔王♀「ほぉ、結構持っているな?」
勇者「…まぁ3年間王国の汚れ仕事してからね…」
魔王♀「ふふ…がんばったな」なでなで
さて、エロパートだ・・・その前に寝る
脱いだ
こんな夜更けに、闇と風の中に馬を走らせるのは誰だろう。
それは父と子だ。
父はおびえる子をひしと抱きかかえている。
父「息子よ、なぜ顔を隠すのだ」
子「お父さんには魔王が見えないの。かんむりをかぶって、長い衣を着ている・・・」
父「あれはたなびく霧だ・・・」
魔王「かわいい坊や、一緒においで。Yo、party time!」
魔王の娘「パティーターイ!」
子「ボンバヘッ!(ボンバッヘッ!)ボンバヘッ!(オトーサーン!)燃っえっだっすよーなー!あっつい魔王!」
父「Oh、Year!」
魔王「ボッ、ボッ、ボンバヘ!ボッボッボンバヘッ!」
子「ボンバヘッ!(ボンバッヘッ!)ボンバヘッ!(オトーサーン!)無っ茶っしって知ったー!ホントの魔王ー!」
父「get down!」
魔王「Everytime wont you!何時でもFound you!逢いたいおーもいが~ぁ~!」
子「ボンバヘッ!(オトーサーン!)ボンバヘッ!(オトーサーン!)魔王がぼくを見つけてKiss you!今夜も熱くなる!!」
父親はぎょっとして、体を全力で踊らせ歌った。子供を両腕に抱え、 やっとの思いで歌い終えた・・・
腕に抱えられた子はすでにボンバヘッ!!
魔王♀「埃臭い部屋だ、しかも私の城のどの部屋よりも狭い」
勇者「そう言わないでよ、それと今後の事を少し話したいけどいい?」
魔王♀「ん」
勇者「多分俺達はこの大陸に居る間、お尋ね者扱いされる」
魔王♀「だろうな、魔王と勇者が王国に昨日の昨日喧嘩売ったばっかりだし」
勇者「うん、しかもこれは過去に前例があるから王国側としてもさっさと処理したいと思ってるはず」
魔王♀「しかし昨日私が7万人をふっ飛ばしはずだ。しばらくは満足に軍を動かすことはできまい」
勇者「うん、多分数では敵わないと知ったはずだから報酬金をつけてその手のプロに始末させようと考えてると思う」
魔王♀「面倒になるな、雑魚とはいえ気が緩む瞬間に暗闇に乗じて仕掛けてくるから油断できん」
勇者「うん、これからは追手から逃れながらこの大陸を抜けなければならないんだ」
魔王♀「ふふ」
勇者「どうしたの?」
魔王♀「そんなに気張るな、勇者。お前がいれば千人力だ、私はお前を信頼してるし期待してる。なにも不安はない」
勇者「楽観的だなぁ」
魔王♀「昨日のあの大地を割った一振り、あの力があるならばどんな相手だろうと恐れる事はないさ」
勇者「そうかなぁ?」
魔王♀「お前はもう少し自分に自信をもて」
勇者「う、うん」
魔王♀「お前は唯一魔王に対抗できる存在だ、誰もお前には敵うまいよ」
勇者「…ありがと」
魔王♀「…では先にシャワーでも浴びてくるかな(きっと勇者が私を仕留めてあとで残った者を処理するのが王国側の狙いだろうな)」
シャワールーム
魔王♀(……まぁあいつにならそれも悪くないか…)
魔王♀(この3年間ずっとあいつの事しか考えてなかったんだ、今どれだけ心中で共にいられることを歓喜してるかあいつは気付いてるんだろうか)
魔王♀(いつのまでも一緒にいたい、いつまでもあいつの成長を見ていたい。いつかあいつの剣が私の命を奪う瞬間まで)
魔王♀「…」
魔王♀「……あがるか」
魔王♀「あがったぞー」
勇者「ぶっ!?」
魔王♀「どうした?いきなり」
勇者「下着姿だけで歩かないでよ!!」
魔王♀「以前嫌というほど見てきただろう?何を今更…」
勇者「もう子供じゃないよっ僕」
魔王♀「ははは、おまえなんて私とったらいつまでもガキンチョみたいなもんだ」
勇者「ん?」
魔王♀「どうした?」
勇者「ペンダントしてくれてたんだ…」
魔王♀「あぁこれか?当り前だろう、初めてもらったお前からのプレゼントだからな」
勇者「そ、そっか…/////////」かぁああああぁああ
魔王♀「女性に宝石を送るなんてあの頃はずいぶんませた餓鬼だったものだ」
勇者「い、いいじゃん別に…」
魔王♀「本当にお前はからがいのある奴だなぁ」なでなで
勇者「/////////し、シャワー入ってくる…」
魔王♀「行ってしまった…あいつも思春期なのかな、いや反抗期か?」
シャワールーム
勇者(まずい、お姉ちゃんエロく見えてしかたない…あの頃はなんにも感じなかったのに今はエッチく見えてヤバい…)
勇者(……いままであんな綺麗な人と一緒にいたんだな…)
勇者(俺の事お姉ちゃんどう思ってるんだろ?)
勇者「やっぱり子供にしか見えてないのかなぁ…」
勇者「あ、あがったよ?」
魔王♀「おぉ、あがったか?」
勇者「うん…」
魔王♀「……こうやってお前を新ためて見ると成長したように見える」
勇者「そ、そうかな?」
魔王♀「身長も少しのびたんじゃないか?まぁまだ私より若干低いようだが」
勇者「今に追い越すさ」
魔王♀「だろうな…一回り筋肉もついて精悍になったな、昔はナヨナヨのもやしだったのに」
勇者「うるさいなぁ」
魔王♀「顔も少し男らしくなったではないか?あの頃じゃ男か女かもわからん顔だったが」
勇者「そうでしょ?今に超かっこよくなるから(そっか…俺は人間なんだ、おねえちゃんにとってみればすぐ死んじゃう生き物だよな…)
魔王♀「期待してるぞ」
勇者「…うん(そしたら俺のことなんていつかは忘れるんだろうか)
魔王♀「なぁ?」
勇者「なに?」
魔王♀「少し散歩しようか」
勇者「わかった」
魔王♀「月明かりが綺麗だな」
勇者「ここまでくると暗雲はないんだね」
魔王♀「あぁ、今日は満月か」
勇者「あの山の向こうがお姉ちゃんのお城だっけ?」
魔王♀「あぁ、かなり歩いたな。まぁ半分お前におんぶしてもらっていたが」
勇者「ははは」
魔王♀「…本当にこれでよかったのか?」
勇者「え?」
魔王♀「いや、何でも…」
魔王♀「ん?」
勇者「なに?」
魔王♀「ほれ、木の棒だ」ぽいっ
勇者「なつかしいな…」
魔王♀「名前…なんだっけっか?」
勇者「……超究極雷神ブレード」ぼそっ
魔王♀「……ぷっ」
勇者「い、いいじゃないか!!別に」
魔王♀「いや、必死にそれで魔物と戦うお前がなつかしくてな?」
勇者「そう、デビルスパイダー強かったなぁよくこれで勝ったもんだよ」びゅん、ぶん
魔王♀「ほんとわんぱく小僧だったな」
魔王♀「どれ…また試した見るか?ちゃんばらごっこ」
勇者「…え?」
魔王♀「行くぞ…」あぶらかたぶら…ぼんっ!!
デビルスパイダー【レベル48】「きゅるきゅるきゅる」
勇者「……行くぞっ!!」
勇者の木の棒で殴りつける攻撃!!
デビルスパイダーに2058のダメージ!!
デビルスパイダー「」
魔王♀「強くなったな、一撃か」
勇者「でしょ?」
魔王♀「まぁ、さっきの一撃で木の棒もへし折れてるがな」
勇者「あら」
魔王♀「もう勇者の力に耐えきれんか」
勇者「やっぱりあの剣じゃないと」
魔王♀「お前にとっては最凶の組み合わせだからな」
勇者「あの剣は俺の宝物だからね」
魔王♀「気にいってくれてうれしいよ、剣も喜ぶ」
勇者「…だってお姉ちゃんからもらった初めてのプレゼントだからね?」
魔王♀「…ふん、してやったような顔でいうな」
勇者「顔真っ赤だよ~?」
魔王♀「戻るか?風邪をひいてしまう」
勇者「そうだね」ぽいっ
魔王♀「あぁ…雷神…」
勇者「どうかした?」
魔王♀「いや…別に…」
勇者「ほら、行くよ?」ぎゅっ
魔王♀「あ、ああ」
勇者「?昔はこうしたじゃん?」
魔王♀「ま、まぁな(いつのまにか大きくなったな、こいつの手も)」
魔王♀「じゃあ寝るか」
勇者「シングルベッド一つしかないけど?」
魔王♀「なんとか寝れるだろ?ほれこい」どさっ
勇者「ゆ、床で寝る」
魔王♀「昔は一緒に寝てただろ?今さら何を気にする?」
勇者「き、気にするよ…」ぼそっ
魔王♀「…ははぁ、もしや私の色香にやられたなぁ?」にやにや
勇者「そ、そんなことないし!!いいよ寝るよ!!」
魔王♀「そうそう、素直な奴は好きだぞ。ほれこい」
勇者「じ、じゃあ失礼します…」もぞもぞ
魔王♀「…なぜ端で寝る?」
勇者「いやだって…」
魔王♀「こっち来い、じゃないと布団に入れないだろう?風邪をひかれると私も困るんだ」
勇者「わ、わかった」もぞもぞ
魔王♀「よしよし」
勇者「……(やばい!!なんか知らないけどめちゃ恥ずかしい!!)」
魔王♀「いつまで、背中を向けてるんだ?こっちを見ろ」
勇者「う、うん」もぞもぞ
魔王♀「顔が真っ赤だぞ?」
勇者「//////////(お姉ちゃんと超近い!!!)」
勇者「………」かぁああぁああああ
魔王♀「ん?、なんか膝に堅いものが…」もぞもぞ
勇者「わわわわわw!!!!!」
魔王♀「これは…おまえ」
勇者「ご、ごめんなさいっ!!!!!」
魔王♀「……まぁ気にするな、確か男の生理現象なんだろ?すこし驚いたが」
勇者「す、すぐおさまるから!!……(お姉ちゃんに変な所見られたッ…死にたい…)」
魔王♀「…私で反応したのか?」
勇者「…っ」
魔王♀「違うのか?」
魔王♀「どうなんだ?」
勇者「…反応しました…」ぼそっ
魔王♀「…え、何?」
勇者「…お姉ちゃんに反応しちゃいました」
魔王♀「そ、そうか…じゃあ仕方ないな…(な、なんかこっちも調子狂うな…)」
勇者「…(死にたいっ!!圧倒的に死にたい!!)」
魔王♀「…(気まずいっ…なんか気まずいっ…)」
魔王♀「ま、まぁなんだ。そんな気にする事ないんじゃないか?(しょげる勇者も可愛いなぁ)」
勇者「…う、うん」
魔王♀「ほら、落ち着いてきたみたいだぞ!?」
勇者「そ、そんなにガン見しないでよ…!」
魔王♀「す、すまん…(ズボン越しから見ると分からんがあれってどうなってるんだ?)」じーっ
勇者「…っ(めっちゃ見られてるしっ!!)」
魔王♀「なぁ…なぁ?勇者」
勇者「な、なに?」
魔王♀「…私に反応したんだよな?」
勇者「まだこの話題するの…(死にたいっ…)」
魔王♀「あ、あぁ…それで、どこで反応したんだ?」
勇者「っ!!?」
魔王♀「だっ、だってさっきの湯上りでだって私の下着姿を見てたわけだし…その…」ごにょごにょ
勇者「…っ(寝巻から覗かせる凶悪な胸の谷間なんですけど…)」
魔王♀「どこなんだ…?」
勇者…下の毛がはえてないガキ(小学生くらいかな…)から3年後、いい男の風格が少し出てきてるけどまだまだ青い餓鬼
魔王♀…300才、でも見た目はどう見ても20才、可愛い系というより切れ目の綺麗な美人タイプ
んなもんかな
勇者「…おっぱい」ぼそっ
魔王♀「ん?」
勇者「おっぱいです…」
魔王♀「そ、そうか~(そ、そりゃ眼の前に見ろと言わんばかりに密着してたら反応するか…)」
勇者「…っ(いってしまった…おかん…俺死にたいです…)」
魔王♀「…」
勇者「…」
魔王♀「…見るか?(何言ってんるんだ私はっ…!?)」
勇者「…っ!?」
勇者「えぇ!?」
魔王♀「そんなに物欲しそうに見られてはな…(やばいっ…言ってる方がめちゃくちゃ恥ずかしいっ…)」
勇者「い、いいの?」
魔王♀「あ、あぁ…(一緒に昔風呂入った仲じゃないかっ…いまさら恥ずかしがってどうするんだ私は…)」
勇者「じ、じゃあ…見たいです」
魔王♀「わ、分かった…(何を緊張してるんだ私は…)」ごそごそ
魔王♀「ど、どうだ?」
勇者「…下着とってくれる…?(まじまじ見ると黒ブラジャーエロい…っ)」
魔王♀「そ、そうだよな!!見るんだったもんなっ…じ、じゃあとるぞ?」
ごそごそ
ぷちっ
…ふるんっ
勇者「っ!?」
魔王♀「…っ////////////」かぁあああああああああ
今日は…いい日だな
勇者「わ、わぁ…(真っ白……でも先っぽは綺麗な桜色なんだ…っつかデカイ!!)」
魔王♀「へ、変じゃないか?(ガン見がこんなにこそばゆいとは…)」
むにっ
魔王♀「ふぁっ!?・・・・ゆ、勇者!?」
勇者「ご、ごめん…」
魔王♀「…っ優しくなら…いいぞ」ぼそっ
勇者「…いいの?」
魔王♀「…ん」こくり
勇者「じ、じゃあ…」ぴとっ
魔王♀「ッ…」
勇者「…お餅見たい…」むにむに
魔王♀「…っ…オッパイ好きなのか…?」
勇者「うん…」ふにふに
勇者「柔らか…」ぐにぐに
魔王♀「っつ…!…もう少し優しくっ…」
勇者「ご、ごめんっ!!(つねった所が赤く充血しちゃった…)」こりこり
魔王♀「ち、乳首は…恥ずかしい・・・ぞ」
勇者「…」くりくり
魔王♀「…っアぅ…っ…!!」
勇者「…豆みたいだね…(カチカチになってる…)」くりくり
魔王♀「…っhぁ…そ、そうか…なっ…(乳首転がされるとすっごく気持ちいい…っ…)」
勇者「…ちゅっ…」
魔王♀「!?…す、吸うなぁ…」
勇者「…ちゅ…ちゅ…チュッ…(こんなに大きいとミルク出そう…)」
魔王♀「ッ…っ・…ふ…あっ・…!!」
魔王♀「…な、…っ…なんかっ…赤ちゃん…見たい…だな…っ…」
勇者「ちゅぱっ…ちゅぱっ」
魔王♀「…っ…………勇者ぁ…」なでなで
勇者「ぷはっ」
魔王♀「…っ…っふぅっ……おいしかったか…?」なでなで
盗賊「いたぞ!勇者だ!」
勇者「!!」
勇者「うん…」もみゅもみゅ
魔王♀「そっか…っ…もう…いいか?」
勇者「…触りながら寝てもいい?」むにむに
魔王♀「…甘えん坊なやつだ………………良いよ?」
勇者「…ありがとう」ふにふに
魔王♀「お休み…勇者…」なでなで
ちゅん、ちゅん、ちゅん
魔王♀「………朝か…」
勇者「ちゅちゅ…」
魔王♀「乳首吸いながら寝てる…まるで赤ちゃんだな…」
勇者「・ちゅッ…ちゅ…」
魔王♀「……」なでなで
勇者「…………………っ?」
魔王♀「起きたか…?」
勇者「…おはよう」
魔王♀「胸をはなしてくれるか?よだれでべとべとなんだが…」
勇者「っ!?ご、ごめん!!」
魔王♀「…ずっと触ってたのか?」
勇者「…多分」
魔王♀「乳房が触られ続けて真っ赤なってるし…つかヒリヒリする」
勇者「ご、ごめん…」
魔王♀「まぁ気にするな、ちょっとシャワー浴びてくる」
勇者「う、うん…」
魔王♀「…(胸が唾でねちゃねちゃだ…)」
こんなイメージ
>>370 小西真奈美【Lv.100】みたいな美人だな
魔王♀「ふぅ…ん?着替えたのか」
勇者「うん…あ、荷物にパン入れてきたんだ。これ朝食にしよう?」
魔王♀「…ふふ」
勇者「どうしたの?」
魔王♀「こういう家で生活もいいかなぁってさ」
勇者「そう?」
魔王♀「あぁ、お前とどこかの山奥でひっそり暮らすんだ。少しの生計を立てて静かに暮す、そんなのも悪くない」
勇者「…俺でいいの?」
魔王♀「あぁ」
勇者「…そっかぁ」
魔王♀「お前はホント分かりやすい奴だなっ」
勇者「うるさいなっ」
勇者「よしっ…じゃあ行こうか?」
魔王♀「ん…今日はどこまでいく?」
勇者「夕暮れまでにあの山脈の入口までいきたいな」
魔王♀「そうだな、じゃあそろそろ腰を上げようか」
勇者「ん、お金支払ってくるからちょっとまってて」
魔王♀「わかった」
魔王♀「っ…勇者」
勇者「…お姉ちゃんも気付いた?」
魔王♀「取り囲まれてるな…この建物の周りに…10、いや11か」
勇者「…どうする?」
魔王♀「いくらでも手はあるが…相手するのも朝から億劫だな」
勇者「余裕だね、お姉ちゃん」
魔王♀「まぁね」あぶらかたぶらっ・・・ぼん!!
暗黒魔竜【レベル80】 「ぐるるるるるるr」
魔王♀「まずい…龍の大きさに屋根をブチ抜いてしまった」
「ばれたぞ!!」
「かかれ!!」
魔王♀「食っていいぞ?褒美のかわりだ」
暗黒魔竜「ぐぉおおおおおおおおおおおおおおおおおん!!!!!!!!!!!」
「ぐあぁああああああああああああああああああああああああ」
「ぎゃぁあああああああああぁあああああああああああああああ」
魔王♀「一匹のがしたな」
勇者「やる?」しゃきんっ
魔王♀「ん~、おい龍」
暗黒魔竜「ぐるううううううううううう」
魔王♀「あれを追跡しろ、どこかに着いたら食え。あとそこは破壊しつくせ、いいな?」
暗黒魔竜「ごろるうううううううううううううううう」ばっさ、ばっさ、ばっさ
魔王♀「…これで、しばらくは向こうに気がそれるだろう」
勇者「お姉ちゃんって時々鬼だね」
魔王♀「だてに魔王してないからな、じゃあのんびり行こう」
魔王♀「ここの宿屋の主には悪いことをしてしまった、この暗黒魔竜の天麟を置いておこう。大金に換えられるだろう」
勇者「今の騒ぎで逃げちゃったよ?」
魔王♀「気持ちの問題だ、こうしておけば気が晴れるだろ?」
勇者「まぁ、まぁ・・・」
魔王♀「しめた、ここの引き出しに干し肉があるぞ。頂戴していこう」
勇者「泥棒だよ…おねえちゃん」
魔王♀「馬鹿な事を言うな、本来これはお前の仕事だぞ?…お、葡萄酒見つけた」
勇者「」
魔王♀「さて…食糧には困らないな、これで」
勇者「かなりこの荷物重たいんですけど…」
魔王♀「鍛錬だ、がんばれ」
勇者「ひんひん」
魔王♀「結構歩いてきたな…魔物も少ないが闊歩している、一応気をつけろよ雑魚でも用心するのが大切だ」
勇者「大丈夫だよ」
魔王♀「…ふふ、早く剣を抜きたくて仕方ないって感じだな?」
勇者「分かる?」
魔王♀「お前の剣においてかなう相手はいないからな」
魔王♀「…そろそろ、お前は魔法を学ぶべきだと思うんだが」
勇者「ふう…すっきりした、え?」
魔王♀「いや、むしろ学ぶに遅すぎたくらいかも」
勇者「魔法かぁ…」
魔王♀「勇者であるお前は超強力な魔法を扱うことができるんだぞ?興味ないのか?」
勇者「剣に握ってる方が面白いや」
魔王♀「ふむ…では旅の最中に回復呪文くらいは教えてやろう、便利だしな」
魔王♀「…そうそう、そして魔力を放出するんだ」
勇者「…こう?」
魔王♀「うまいじゃないか?まぁ、一番しょぼい回復魔法だが」
勇者「おぉ、意外とこ魔法面白いね」
魔王♀「だろ?」
勇者「でも剣がいい」
魔王♀「…そうか」
魔王♀「結構歩いたな…足がぱんぱんだぞ?」
勇者「おんぶするって言ったのに」
魔王♀「お前に頼ってばかりだと魔王の名がすたるんだ」
勇者「そうなの?」
魔王♀「まぁ、そんな気がする…」
勇者「でもここの丘からだと周りの景色が一望できるね」
魔王♀「あぁ、眺めだな」
勇者「ここで昼食にしようよ」
魔王♀「うむ、このハム旨いな」もぐもぐ
勇者「ほんと?あ、ほんとだ」もぐもぐ
魔王♀「あの宿屋見た目に反して良い食材をおいてたな」
勇者「うん、パンおいしい」もぐもぐ
魔王♀「ん…?おぉ龍が帰ってきた」
暗黒魔竜「ごるるるるっるるるr・・・」
魔王♀「どうした!?…傷だらけではないか!」
魔王♀「今、治してやるからな」
暗黒魔竜「ごるるるる・・・・」
勇者「お、俺もするよ!!」
魔王♀「ん?…よし、じゃあこの傷を治してやってくれ」
勇者「う、うんっ!!」
魔王♀「にしてもこいつを撃退するとは相当の実力者がいるのか、それとも」
魔王♀「よし…まぁあとは問題あるまい」
暗黒魔竜「ごあおおおおおおおおおおおおん」
魔王♀「すまなかったな、ほれ豚の燻製肉だ。食うか?」
勇者「食べるの?」
魔王♀「この種の龍は人肉以外も食べるタイプだから大丈夫だ、ほれ」
暗黒魔竜「がつがつがつ」
魔王♀「とりあえずすまないが、今日はそれで勘弁してくれ。今度になったら農村で呼んでやるから」
勇者「」
保守
・
・
・
勇者「結構歩いたね」
魔王♀「ふぅ…ふぅ…しばらく体を動かしてなかったから辛いよ…」
勇者「…ほら、おんぶしたげるよ」ざっ
魔王♀「すまない、よいしょっと」
勇者「よし、じゃあ夕暮近いしあの村で今日は休もうか?」
魔王♀「…重くないか?」
勇者「なにが?」
魔王♀「…いや、別に」
勇者「?じゃあ行くよ」
魔王♀「どしゃ降り雨とはついてないものだ・・・」
勇者「廃村みたいだけど・・・とりあえずあそこで雨をしのごう!!」
魔王♀「ああっ」
勇者「一番綺麗な・・・あそこの家でいい?」
魔王♀「そうだな」
勇者「はぁ…びしょびしょだぁ」
魔王♀「とりあえず服を脱ごう、このままだと体調を崩す」ごそごそ
勇者「ちょっ!?姉ちゃん!!」
魔王♀「昨日だって下着姿を見たろ?私は気にしない」ぬぎぬぎ
勇者「…うぅ、まぁそうだけどさ」ぬぎぬぎ
魔王♀「っ!?馬鹿!!パンツくらいは履いておけ!!」
勇者「ご、ごめん!!!」
魔王♀「下着だけだと心もとないな…そうじゃないか?」
勇者
装備 パンツ
武器 魔神刀【皆殺し】
魔王
装備 きわどい下着【黒色】
装備 なし
アクセサリー 勇者のくれた首飾り
勇者「そ、そうだね…」
魔王♀「と、とりあえず服を暖炉で乾かさないとな…っ」
勇者「う、うん…食べ物探してくるよ…(やばい、あの濡れ髪といい匂いは反則だっ…)」
魔王♀「気をつけろよっ…?」
勇者「う、うん…っ」
魔王♀「…っ(お互い何意識してるんだ!!)」
勇者「な、なにかないかな~っ!!」
ごめん
装備→武器
魔王はすてごろなんだ…
魔王♀「ど、どうだ!?なにかあったか?」
勇者「一応干し肉なら見つけたよ」
魔王♀「そ、そうか(いかんいかん!!目が勇者のパンツにばっかいってしまう…っ)」
勇者「とりあえず、暖炉で暖まろうか…(意識するな精神統一だっ…)」
魔王♀「そ、そうだな…っ」
勇者「…隣りいい?」
魔王♀「構わんさ?」
勇者「よいしょっと…」
きたか…!!
( ゚д゚) ガタッ
/ ヾ
__L| / ̄ ̄ ̄/_
ぴとっ
魔王♀「す、すまん…っ」
勇者「肩が触れてくらいで謝んなくても」
魔王♀「そ、そうだな…っ(どうも今日は調子がおかしいな)」
魔王♀「剣は手放さないんだな?」
勇者「うん?あぁ、こんな格好だし急な対応ができないと不安だしね」
魔王♀「…確かにな(パンツに刀を携えてるのも珍妙な格好だが用心深いものだ)」
魔王♀「なぁ…勇者よ」
勇者「ん?」
魔王♀「私の事……思っている?」
勇者「…というと?」
魔王♀「本来私達は敵同士…殺しあう仲でないといけないはず」
勇者「…誰もそんな事決めてないよ」
魔王♀「まぁな…しかし人にとって魔族は悪でしかないだろ」
勇者「そうだとしても俺は違うよ」
魔王♀「…そっか」
勇者「俺は姉ちゃんと一緒にいたいと思ってるんだけど?」
魔王♀「そりゃ私もだが」
魔王♀「いつかお前は私を置いて先立つだろう…」
勇者「…うん」
魔王♀「私はそれが怖い」
勇者「…………………そしたら俺が魔族になればいいんじゃないかな」
魔王♀「なるったって…」
勇者「以前の勇者は魔王になったんでしょ?方法はあるんだ」
魔王♀「お前はそれでいいのか?人間に未練は?」
勇者「…姉ちゃんといたいってっだけじゃ駄目かな?」
魔王♀「…ありがとう」
魔王♀「…そうか、もしやアイツもこうだったのかもな」
勇者「え?」
魔王♀「……いや、なんでもないさ」
勇者「そっか」
魔王♀「…勇者」
勇者「え?」
魔王♀「好きだぞ」
魔王♀「お前と共にいたい、一緒に生きたいんだ」
勇者「…ねえちゃん」
魔王♀「初めはただの人の子と思ったお前を気まぐれに拾ったんだな…」
勇者「そうだったっけ?」
魔王♀「境遇が似てたからな、おまえと私は」
勇者「え?」
魔王♀「生き残った者として、お前に自分を重ねてたのかもしれない」
勇者「…」
魔王♀「懐かしいなぁ」
ごめん夜に再開
もう無理ごめん
>>1gj
保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 40分以内
02:00-04:00 90分以内
04:00-09:00 180分以内
09:00-16:00 80分以内
16:00-19:00 60分以内
19:00-00:00 30分以内
保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 60分以内
02:00-04:00 120分以内
04:00-09:00 210分以内
09:00-16:00 120分以内
16:00-19:00 60分以内
19:00-00:00 30分以内
ほらよ
新・保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内
02:00-04:00 20分以内
04:00-09:00 40分以内
09:00-16:00 15分以内
16:00-19:00 10分以内
19:00-00:00 5分以内
新・保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内
04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内
19:00-00:00 5分以内
こっちだろ
少し時間あいた
勇者「・・・・・・・・・姉ちゃん、俺も姉ちゃん事が・・・・」どくん、どくん
魔王♀「・・・・・・・・・・・勇者・・・・・・・・・・・・」
ぞくりっ
勇者・魔王♀「っっっっ!!!!!!!!!!!!!!!?」
勇者「っ!?ね、姉ちゃんっ・・・・・!?」
魔王♀「とんでもない魔力の気配がこっちに向かっているぞっ・・・・・・・!!!!!」
勇者「っ・・・・・・・」しゃきん・・・・・・・っ!!!!
魔王♀「ゆ、勇者・・・・・っ!?」
勇者「俺がなんとかするっ・・・・・姉ちゃんは逃げてっ・・・・・!!!!!」
魔王♀「っ!?」
魔王♀「・・・・っ・・・・・(桁が違い過ぎる・・・・・っ・・・!?いくら勇者でもこれは・・・・っ・・・)」
勇者「お願い…・・ッ・・・・・逃げて・・・・・!!!!!!!」
ざっざっざっざっざっざっ・・・・・・・・
魔王♀「来るっ・・・・・・!?」
勇者「・・・・・・・・・・・・・」ぎっ・・・・・!!!!!!
・・・・・・・がちゃ
「・・・・・・・・・・・あれ?・・・・・お父さん下着姿の人達がいるよ?人違いじゃないの?」
「ほっほっほっほ、いやあの懐かしい魔力の持ち主はここにちがいないなぁ・・・・・あれ?」
魔王♀「お前・・・・魔王?」
「ほほほ、顔覚えててくれた?うれしいねぇ~」
「お父さん知り合い?」
「まぁね~古い友人だよ」
勇者「」
元魔王「え~と、久しぶり初めましてかな?俺は向こうの大陸を治めてる魔王だよ~今はこの子に王位を譲ったから「元」魔王だけどね?」
勇者「は、はぁ・・・ではそちらの女の子は?」
元勇者♀「私?私は「元」勇者だよ!!いまは王位を継承して魔王してるけどね♪・・・へぇ君が次世代の「新しい」勇者か~」
魔王♀「・・・・・・・・・・今世界で話題の有名人2人がどうしてここへ?」
元魔王「今世界旅行中なんだよ~親子水入らずで、いいだろ?」
魔王♀「・・・親子?」
勇者「・・・魔王と勇者が親子?」
大丈夫この前作の二人のパートすぐ終わらすつもりだから
魔王♀「…つまりお前は勇者となる子と知らずに拾って育てたと?」
元魔王「うん」
魔王♀「アホな…」
元魔王「でも良い子に育ってくれたよ?自分から魔族になりあげく新たな魔王になるとは思わなかったけど」
魔王♀「お前は王位を譲ったんだな?」
元魔王「そう、だから「元」魔王なんだよ」
魔王♀「…そうか」
元魔王「向こうもなにか話がすすんでるみたいだね」
勇者「・・・あの・・・・なんで魔族になり「魔王」にまでなったんですか?」
元勇者♀「ん~次期勇者と知らないとはいえ大切に育ててくれたお父さんが好きだったからかな?」
勇者「はぁ・・・・」
元勇者♀「君も私達と同じ感じがするんだけど?」
勇者「・・・・俺、魔族になりたいんです」
元勇者♀「そっかぁ~」
勇者「どうやって魔族になったんですか?」
元勇者♀「・・・教えてもいいけど、楽な事ではないよ?しかもなったら戻れないよ?それでも魔族になるの?」
勇者「はいっ・・・」
元勇者♀「・・・・・・・・・・・・・・・分かった。君に教えてあげるよ、人から魔族になる方法を」
・
・
・
元魔王「じゃあそろそろ、僕らはおいとましようかな?」
元勇者♀「じゃあね!!勇者君っ♪」
しゅばっ!!!!!!!!!!
勇者「…」
魔王♀「何を話しこんでいたんだ?」
勇者「魔族になる方法を教えてもらったんだ」
魔王♀「…そっか」
魔王♀「そっくりだな、いやまんま同じか…私達に」
勇者「勇者と知らずに育て心を通じ合わせる関係になるってこと?」
魔王♀「…少しくさいが、まぁそうだな」
勇者「………………俺、魔族になるよ」
魔王♀「いいのか?」
勇者「もちろん。今は状況的に無理でもいつか必ずなるからさ、その間待っててくれる?」
魔王♀「…当たり前だ。・・・・・・・・・・・・・すごく嬉しいよ、勇者」
勇者「姉ちゃん…」ぎゅっ
魔王♀「…ゆ、勇者?」
勇者「…好きだ」ぎゅぅ
魔王♀「そ、それは嬉しいがっ……抱きつかれると恥ずかしい…ぞ」
勇者「…」ぎゅっ
魔王♀「ベ、ベッドで……な?」
廃村のベッド
魔王♀「…(いきおいで言ってしまったが、どうすればいいんだろうか…)」
勇者「…ね、姉ちゃん?」
魔王♀「な、なんだっ?」
勇者「…いいの?」
魔王♀「…む、むぅ(いいのか?このままな体を交えていいのかっ…?300年生きていながら情けないっ…)」
勇者「…」
魔王♀「…(勇者の眼が肉食動物の眼だ…っ)」
ごめん、もう時間ない
あとは夜に回します
本番どうしよ…?
側近は…買い出し中で現場に不在と…いうことで…
保守組、頑張るぞ
新・保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内
02:00-04:00 20分以内
04:00-09:00 40分以内
09:00-16:00 15分以内
16:00-19:00 10分以内
19:00-00:00 5分以内
新・保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内
04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内
19:00-00:00 5分以内
しゅっ
>>1が来るまでほしゅ!
まだか…(´;ω;`)
保守
新・保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内
02:00-04:00 20分以内
04:00-09:00 40分以内
09:00-16:00 15分以内
16:00-19:00 10分以内
19:00-00:00 5分以内
新・保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内
04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内
19:00-00:00 5分以内
遅れてすまない
魔王♀「……こ、こいっ…」
勇者「…い、いくよ」ぎゅっ
魔王♀「…(押し倒されてしまったっ…)」
勇者「えと…服脱ごっか…?」
魔王♀「そ、そうだよなっ…!!」ぬぎぬぎ
ぬぎぬぎ
魔王♀「…こ、これで…いいか?」
勇者「…綺麗だ…真っ白い肌」ぴとっ
魔王♀「つぁ…っ」
勇者「生えてる…ここ」
魔王♀「っ…まじまじと見るなぁ…(誰にも見せてないところをついに見せてしまったっ…)」
勇者「…俺より生えてる…」さわさわ
魔王♀「…うるさいっ今にお前も生えてくるっ・・・!!」
勇者「…こ、ここに入れるのかな」
魔王♀「ん…っ…」
キタ━━━(゚∀゚)━━━!!
保守した甲斐があった
勇者「…………」ぐいっ!!
魔王♀「…っ!?ちょっ…痛いっ!?痛いっ痛いっ痛いいぃいいいいいい!!!!!!!!!」
勇者「ご、ごめんっ!!…」
魔王♀「…っいったぁ…………」
勇者「ど、どしよぉ…」
魔王♀「ま、まず…どうするんだろ…」
魔王♀「と、とりあえず…キスして?」
勇者「ご、ごめん!!(やばい…っ気が動転してなにすれないいか分かんない…っ)」
魔王♀「………」
勇者「…(姉ちゃん、目閉じてて待ってるのなんか可愛い)」
……ちゅっ
魔王♀「っぷはぁ…………してしまったな…」
勇者「もっとしていい…?」
魔王♀「甘えん坊め…」
勇者「いい?」
魔王♀「…いちいち聞くなっ……………………いいょ?」
・
・
・
勇者「……こうやって仰向けに寝ててもオッパイ大きいの良く分かるね…」むにむに
魔王♀「…っ…ほん・・・とに好きだなっ…おまえ…?」
勇者「……すごく柔らかいよ…?」ぐにぐに
魔王♀「気にいったか…?私の胸…っ…」
勇者「うん・・・っ」むにゅむにゅ
魔王♀「…そ、そっかぁ…っ…ふふ、嫌だと言われたらどうし…ようかと…思ったぞ?…っ…」
勇者「好きだよ、大好き…」ちゅっちゅぱ
魔王♀「が、がっつきすぎだ…ってぇ…っ」
勇者「ちゅ…ちゅ…乳首かちかちだぁ…」
魔王♀「っいちいち言うなッ…っ…」
魔王♀「も、もう…胸は良いだろ…?」はぁ、はぁ、はぁ
勇者「………ちゅぷ…ぷはっ………えっ?あぁ、うん」
魔王♀「…なんだか下がキュンキュンするんだ…むず痒いっていうか…」
勇者「…なんか最初とここ、様子が違うね」じーっ
魔王♀「っ……そんなに見るな…多分、もう大丈夫かもしれん…いいぞ?」
勇者「……いくよ?」
魔王♀「…ゆっくり、ゆっくり頼む…(あぁ……ついに私は、人の子に…)」
勇者「……きつい…」ぐりぐり
魔王♀「ッ!?…つぅ…くっ…っ…!!」
勇者「半分まで…入ったょ…ね、姉ちゃん!?泣いてるのっ!!?」
魔王♀「み、見るなぁ…涙が…止まらんのだ…」
勇者「………」なでなで
魔王♀「………撫でてくれるのか?」
勇者「ありがとね、お姉ちゃん」
魔王♀「………ふふ、…私もだぞ」
魔王♀「全部入ったか…?」
勇者「………うん、先に何が当たってる」ぐにっ
魔王♀「……子宮がおりてるのかも…」
勇者「動いていい?」
魔王♀「え?あ…あぁ…ゆっくりな…?」
勇者「う、うん…」ずん、ずん、ずん
魔王♀「ッ…ッ…ッ…ッ…ッ…!!」
勇者「……はぁっ、はぁっ、はぁっ(動くたんびにおっぱいが揺れてなんかエロいっ!!)」
魔王♀「ッ…ッ…ちょっ…ちょっと…ストップッ…!!」
魔王♀「ちょっと…体が…追いつかないっ…」はぁ、はぁ、はぁ
勇者「…………ご、ごめん…」
魔王♀「はぁ…はぁ、はぁ、はぁ……よしっ……もう、いいぞ?」
勇者「行くよ?」
魔王♀「こい…」
勇者「………っ」ずび、ずび、ずぶ、ずぶ
魔王♀「…ッ…ッ…ッ…勇者ァ…キス…してぇ……?」
勇者「好きだっ…っ…っ…姉ちゃん…っ…ちゅっぱ」
魔王♀「…っ…ちゅ…ちゅ…れろ…ちゅぷ…」
勇者「…ちゅ…ちゅ…っれろ…れろ…」ずぶ、ずぶ、ずぶ、ずぶ!!
魔王♀「…っぷふぁ………っ…っ…ッ…」
勇者「っ…っ…も、もう…や、やばいっ…」ずびゅ、ずびゅ、ずびゅ!!
魔王♀「……っ……っ…い、いいぞ?…この……まましてぇ…」
勇者「い、いくよ………?」
魔王♀「…うんっ」
びゅっるっ!!
勇者「……っ……っぁはぁ!!………はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……」
魔王♀「…はぁ、はぁ、はぁ……赤ちゃん、できちゃうかも……」
勇者「あかちゃん…?」
魔王♀「…そうだ…はぁ…はぁ…お前と、私の子だ…」
勇者「……受け入れてくれて、ありがと…」
魔王♀「………おまえだから許したんだぞ?」
勇者「姉ちゃん…」
魔王♀「ふふ、そんな顔するな……………おいで、抱きしめてあげる…」
ぎゅっ
勇者「…お姉ちゃんの体温かい」
魔王♀「お休み…勇者」
勇者「…抜かなくてもいいの?」
魔王♀「うん…このままで…いいよ」
勇者「………おやすみ、姉ちゃん…」
魔王♀「…お休み」
ちゅ、ちゅん、ちゅん
勇者「………ん?」
魔王♀「起きたか?」
勇者「…おはよ」
魔王♀「……おはよう」なでなで
勇者「……へへ」
魔王♀「どうした?」なでなで
勇者「今、すっごく幸せだよ俺」
魔王♀「…………そうか、私もだぞ?」
勇者「ほんと?」
魔王♀「あぁ、今すごく心が落ち着いてる…お前がいるからだな」
勇者「俺もだよ?」ぎゅっ
魔王♀「すっかり甘えん坊になったな?」
勇者「だめ?」
魔王♀「駄目なもんか」なでなで
魔王♀「………勇者」
勇者「ん?」ぎゅっ
魔王♀「いつまでも裸で抱き合うのも嬉しいが、そろそろ出発の準備をしようか?」
勇者「あ、あぁ…そうだね!!」ぱっ
魔王♀「名残惜しそうだな?」
勇者「…うん」
魔王♀「そんな顔するな…また今夜、な?」
勇者「…ッうん」
魔王♀「よしよし、では服着ようか?もう乾いただろう」
魔王♀「さて、今日はどこにいこうか?」
勇者「今日は…できるだけあの山脈を越えたいな」
魔王♀「そうだな…そろそろ追手がきてもおかしくない、急いだ方がいいのかも」
勇者「うん」
魔王♀「晴れてるな、外は」
勇者「うん、旅に最高の天候だ」
魔王♀「……っなにか来てるな」
勇者「追手…?」
魔王♀「おそらくは」
勇者「…どうしよ?」
魔王♀「とっ捕まえて誰からの差し金が割り出す」
勇者「よし、了解っ」
「……どこにもいないぞ?」
「……気をつけろ最悪の魔王と、皆殺しの勇者だ。どこかに潜んでいる」
「………しっ」
魔王♀「…ざっと30匹か」ぼそぼそ
勇者「俺はいく…」
魔王♀「…きをつけて」
勇者「ん…」
勇者「おい…」
「いたぞっ!!」
「糞っ…やれ!!」
勇者のみねうち攻撃!!
追手Aの頭が吹っ飛んだ!!
勇者「あれ?やっちった」
「っ!?・・・ばけものがぁあああああああああああ」
「生かすな!!!!!!!!!!!やれっ!!!!!」
勇者かわいいなおいwww
勇者「こんなもんか…」
魔王♀「見事なものだな…ぎりぎり一匹セーブして捕まえれたって感じだが」
勇者「おい、おきろ」がすっ
追手「…っ」
勇者「どこの差し金だ?」
追手「…」
勇者「おい」ごすっ
魔王♀「あんまりやるな。死んでしまうぞコイツ?」
追手「…化け物が…」
勇者「その声、お前女か?」
追手「…どうせ殺すんだろ?」
勇者「生かすとでも?」
魔王♀「…」
追手「裏切り者が…ッ」
勇者「知るか」ごすっ
魔王♀「お、おい…」
勇者「どっからきた?おい」
追手「…今に軍がお前たちを追ってくるぞ」
勇者「…はぁ」しゃきっ
追手「っぐぁ!?み、耳がぁ!!!!耳がぁ・・・・っ!!!?」ぶしゅっ
勇者「あとで治してやる、さっさと言えよ?」
魔王♀「お、おいっ仮に女だぞ!?」
勇者「姉ちゃんは黙ってて…さっさと言えよ?もう片方も削がれたいの?」
追手「死ぬ覚悟はできてるっ…」
勇者「……………はぁ、もういいよ」しゃきっ
魔王♀「・・・っ」がしっ
勇者「姉ちゃん…?」
魔王♀「…よせ、どうせここで始末しても目覚めが悪くなる、だろ?」
勇者「姉ちゃんがそういうなら」
追手「………」ぶるぶる
魔王♀「おい、女」
追手「…?」
魔王♀「もういいぞ、行け」
追手「…」
魔王♀「向こうについたら無駄だ、と伝えとけ」
追手「…」
魔王♀「もういけ」
追手「っ…」だっ!!
魔王♀「ふん…」
勇者「いいの?姉ちゃん」
魔王♀「…」じーっ
勇者「なに?」きょとん
魔王♀「…いや、なんでもない…そろそろ行くか」
勇者「うんっ」
魔王♀「……」
勇者「ほら、いくよ?」
魔王♀「あ、あぁ」
勇者「とりあえず、あの向こうの町についたら朝食をとろ?まだ食べてないもんね」
魔王♀「そうだな」
勇者「さっきから顔色悪いよ?」
魔王♀「……なぁ勇者」
勇者「ん?」
魔王♀「あの女…殺すつもりだったのか?」
勇者「どうだろ?返事に答えてくれたなら、しなかったかも」
魔王♀「人だぞ?」
勇者「ん~、どうでもいいかなぁ」
魔王♀「…そっか」
古びた町
魔王♀「ここも人が少ないな」
勇者「ん、まだちらほらいるし食事がとれる所はあるんじゃないかな」
魔王♀「とりあえず食事か、その前に用心しろよ?私達は」
勇者「お尋ね者、だろ?」
魔王♀「そうだ、無駄な殺生はしたくない」
勇者「分かった」
魔王♀「勇者、約束してくれ」
勇者「いきなりどうしたの?」
魔王♀「無用な殺しはしない、あとできるだけ殺しはしない。約束しろ」
勇者「?まぁいいけど」
魔王♀「頼むぞ」
勇者「姉ちゃんとの約束は絶対守る、絶対」
魔王♀「そうか、じゃあ私も信じるぞ…その言葉」
魔王♀「おい、主人ここ食糧はおいていないのか?」
店の主人「・・・王国が他国の侵略の際にいろんなもん持ってっちまったよ」
魔王♀「ふむ・・・そうか」
勇者「・・・なにもないの?」
店の主人「なぁ・・・殺さないでくれ・・・」
魔王♀「そこまで鬼ではない」
勇者「どうする?この町なんにもないよ」
魔王♀「あの王国は大陸侵略でかなり国民に負担をかけているようだ」
勇者「そうみたい」
魔王♀「・・・勇者」
勇者「なに~?・・・ほんとに何もないなココ」
魔王♀「城を直す前に少しやることができた」
勇者「なに~?」
魔王♀「世直しさ」
勇者「世直し?」
魔王♀「ん、逃げてばかりは性に合わんなぁと思っただけだ」
勇者「・・・というと?」
魔王♀「引き返してあの国を叩く」
勇者「本気?」
魔王♀「ん、できだけ穏便にしたかったがな」
勇者「殺しはしないんじゃないの?」
魔王♀「そうだ、でも悪人だけは別だろ」
勇者「…」
魔王♀「…あの国王の首とってみないか?」
勇者「それいいね」にやっ
魔王♀「そうと決まれば引き返すぞっ・・!!」
・
・
・
魔王♀「おう、うじゃうじゃいるなぁ」
勇者「2と・・・対するは5万くらいの軍勢、不足はないね」
魔王♀「…気を抜くなよ?おそらく向こうもなにか策はねってるはずだ」
勇者「任せてよ?」しゃきっ・・・!!
魔王♀「…信頼してるぞ」
勇者「どこまでも一緒だよ、姉ちゃん」
おしまい
打ち切りだとおおおおおおお
あとがき
10日後
魔王♀「結構来たんじゃないんのか?」
勇者「一旦王国に戻ったからね、早く巻き返さないと」
魔王♀「もう少しでこの大陸との果てにつくだろう、向こうが楽しみだ」
勇者「ん、早く城を戻さないとね」
魔王♀「…そうだった、目的を忘れていた」
>>1
次作も待ってるよ
楽しい時間をありがと。
魔王♀「正直、忘れていたよ城の事」
勇者「しっかりしてよ姉ちゃん」
魔王♀「しかし、今になってみればあの王国を落してよかったのかな…」
勇者「また乱世に戻ったって感じだけど」
魔王♀「いいんだよ、これで」
勇者「また魔物と人間との争いも衝突も起きるのかな」
魔王♀「それは今まであるべき形だったんだ、戻っただけ」
勇者「あの頃俺、狩りつくしたからね魔王」
魔王♀「全くだ、魔物と人とのバランスを崩しやがって」
魔王♀「…」
勇者「どうしたの?」
魔王♀「…お前が魔族になったらさ…」
勇者「うん」
魔王♀「…その…子供がほしいな…?」
勇者「っうん!」
魔王♀「//////////さっさと城を直すぞ!!家なき家族なんて嫌だからな!?」
勇者「そうだね」にやにや
魔王♀「にやにやすんな!!」
魔王♀「全く…こんな子供のガキンチョにおどおどしてる自分が恨めしいよ…」
勇者「いつか、頼れる男になってみせるよ?」
魔王♀「あぁ、期待してる」
勇者「今度はもっと大きいお城を建てようね?家族ができるんだから」
魔王♀「…何人欲しい?」
勇者「ん~男の子と女の子の2人は欲しいかな、寂しくないように」
魔王♀「そっか、そうだな」
勇者「さぁ…もう少しだ、行こ?」
おしまい
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